JPH0567079A - 文字処理装置 - Google Patents

文字処理装置

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JPH0567079A
JPH0567079A JP3228008A JP22800891A JPH0567079A JP H0567079 A JPH0567079 A JP H0567079A JP 3228008 A JP3228008 A JP 3228008A JP 22800891 A JP22800891 A JP 22800891A JP H0567079 A JPH0567079 A JP H0567079A
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character string
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dictionary
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JP3228008A
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Hironori Suzuki
大記 鈴木
Eiichiro Toshima
英一朗 戸島
Yuji Kobayashi
雄二 小林
Kazuyo Ikeda
和世 池田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 辞書にない単語へ変換された時に、ユーザに
特に単語の登録を意識させずに、この単語を登録する。 【構成】 文字処理装置に、文字を入力する入力手段
と、単語の読みがなに対応して、表記文字列を含む当該
単語の情報を格納した単語辞書手段と、単語の読みがな
と、表記文字列を含む当該単語の情報とを入力し、前記
単語辞書手段に格納させる単語登録手段と、前記入力手
段より入力されたかな文字列を、前記単語辞書手段を参
照して表記文字列に変換する変換手段と、前記入力手段
より入力されたかな文字列に対して、前記変換手段によ
る変換結果とは異なる表記文字列が選択された場合に、
当該かな文字列を読みがなとし、選択された表記文字列
を含む情報を前記単語登録手段によって登録するように
制御する制御手段とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は日本語の処理に関し、特
に辞書を参照して入力された読みがなを漢字などの表記
に変換する機能を有する装置において、辞書の情報を更
新して簡単かつ高速に適切な表記へ変換可能な文字処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来日本語の入力においては、単語の読
み、表記、品詞、接続情報を格納した単語辞書を用いて
かな漢字変換を実行している。そして単語辞書にない単
語をユーザが新たに登録するための登録単語辞書を用意
した装置があった。
【0003】また、従来日本語の入力において、変換結
果を学習してかな漢字変換を行うものがあった。その場
合、変換結果からそれに対応した学習データを作成し、
以後の同じ読みに対する変換において、学習した変換結
果の優先度を上げるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】単語辞書に存在し
ない単語の入力は、的確に漢字かな交じり文に変換する
ことができないため、辞書にないユーザの必要とする単
語は、ユーザが辞書に登録する必要があった。しかしな
がら、ユーザが必要とする単語の全てを入力に先立って
確定し、それぞれが辞書に存在するかを判定することは
不可能である。よってユーザは、入力時に登録の必要が
ある単語を知ることになる。ここで単語登録を行なうた
めには、入力を中断しなければならない。一方、そこで
単語登録を行わず入力を続ければ、再度同じ単語を入力
しようとするとき、的確に変換できないことになる。
【0005】また、変換結果から作成される学習データ
は、変換結果を構成する単語の辞書データをもとに学習
することによって行われる。しかし実際の入力において
の変更結果は多種多様であり、辞書に存在しない単語に
変換されることがある。この場合、変換結果の学習が行
えず、変換結果の学習には制限が生じていた。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記課題を解
決するために、文字処理装置に、文字を入力する入力手
段と、単語の読みがなに対応して、表記文字列を含む当
該単語の情報を格納した単語辞書手段と、単語の読みが
なと、表記文字列を含む当該単語の情報とを入力し、前
記単語辞書手段に格納させる単語登録手段と、前記入力
手段より入力されたかな文字列を、前記単語辞書手段を
参照して表記文字列に変換する変換手段と、前記入力手
段より入力されたかな文字列に対して、前記変換手段に
よる変換結果とは異なる表記文字列が選択された場合
に、当該かな文字列を読みがなとし、選択された表記文
字列を含む情報を前記単語登録手段によって登録するよ
うに制御する制御手段とを具える。
【0007】また、好ましくは、前記変換手段に、入力
されたかな文字列に対して該当する表記文字列が複数存
在する場合に、当該複数の表記文字列を変換候補として
選択可能に、順位づけて表示する候補表示手段を具え、
前記制御手段の制御により登録された表記文字列の前記
順位を、登録時に高く設定する学習手段を具える。
【0008】
【作用】入力手段より入力されたかな文字列に対して、
変換手段による変換結果とは異なる表記文字列が選択さ
れた場合に、当該かな文字列を読みがなとし、選択され
た表記文字列を含む情報を単語登録手段によって登録す
るように制御手段が制御する。これによりユーザが特に
単語の登録を意識することなく、辞書にない単語が登録
される。
【0009】また、候補表示手段が、入力されたかな文
字列に対して該当する表記文字列が複数存在する場合
に、当該複数の表記文字列を変換候補として選択可能
に、順位づけて表示し、前記制御手段の制御により登録
された表記文字列の前記順位を、学習手段によって、登
録時に高く設定する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0011】図1は本発明の全体構成の一例である。
【0012】図示の構成において、CPUは、マイクロ
プロセッサであり、文字処理のための演算、論理判断等
を行ない、アドレスバスAB、コントロールバスCB、
データバスDBを介して、それらのバスに接続された各
構成要素を制御する。
【0013】アドレスバスABはマイクロプロセッサC
PUの制御の対象とする構成要素を指示するアドレス信
号を転送する。コントロールバスCBはマイクロプロセ
ッサCPUの制御の対象とする各構成要素のコントロー
ル信号を転送して印加する。データバスDBは各構成機
器相互間のデータの転送を行なう。
【0014】次にROMは、読出し専用の固定メモリで
ある。PAは、図6〜図12につき後述するマイクロプ
ロセッサCPUによる制御手順等を記憶させたプログラ
ムエリアである。
【0015】また、RAMは、1ワード16ビットの構
成の書込み可能のランダムアクセスメモリであって、各
構成要素からの各種データの一時記憶に用いる。
【0016】TBUFは文書バッファであり、キーボー
ドKBより入力された文書情報を蓄えるためのメモリで
ある。
【0017】YBUFはキーボードKBより入力された
読みを格納する入力読みバッファ・メモリである。
【0018】DICはカナ漢字変換を行なうための単語
辞書である。
【0019】TDICはカナ漢字変換を行なうために単
語を登録することができる登録単語辞書である。
【0020】GDICはカナ漢字変換の学習データを格
納する学習データ辞書である。
【0021】DBPOOLはYBUFの読みを文節に解
析・変換した情報を格納する同音語候補格納メモリであ
る。
【0022】YJPOOLはDBPOOLと連動して、
同音語の候補に適用されている用例の情報を格納するメ
モリである。
【0023】LRNDATは個々の単語および用例の学
習状態を格納した学習データ格納メモリである。
【0024】FZTBLは付属語をDICに格納されて
いる結合情報に対応させるための付属語列変換テーブル
である。
【0025】KBはキーボードであって、アルファベッ
トキー、ひらがなキー、カタカナキー等の文字記号入力
キー、及び、変換を指示する変換キーなどの各種のファ
ンクションキーを備えている。
【0026】図1において、YOMIは読みを入力する
ためのキー、CONは入力した読みを変換するための変
換指示キー、NXTは変換候補を変更して次候補に変換
するための次候補変換指示キー、SELは現在の同音語
表示候補に確定し同時にその候補表記を学習することを
指示するための選択キー、HIRAは入力した読みをひ
らがな表記で確定するひらがな変換キー、KATAは入
力した読みをカタカナ表記で確定するカタカナ変換キ
ー、TANは入力した読みを単漢字レベルで変換するた
めの単漢字変換指示キーである。
【0027】DISKは定型文書を記憶するためのメモ
リで、作成された文書の保管を行ない、保管された文書
は、キーボードの指示により必要な時呼び出される。
【0028】CRはカーソルレジスタである。CPUに
より、カーソルレジスタの内容を読み書きできる。後述
するCRTコントローラCRTCは、ここに蓄えられた
アドレスに対する表示装置CRT上の位置にカーソルを
表示する。
【0029】DBUFは表示用バッファメモリで、TB
UFに蓄えられた文書情報等のパターンを蓄える。
【0030】CRTCはカーソルレジスタCR及びバッ
ファDBUFに蓄えられた内容を表示器CRTに表示す
る役割を担う。
【0031】また、CRTは陰極線管等を用いた表示装
置であり、その表示装置CRTにおけるドット構成のパ
ターンおよびカーソルの表示をCRTコントローラで制
御する。
【0032】さらに、CGはキャラクタジェネレータで
あって、表示装置CRTに表示する文字、記号のパター
ンを記憶するものである。
【0033】かかる各構成要素からなる本発明文字処理
装置においては、キーボードKBからの各種の入力に応
じて作動するものであって、キーボードKBからの入力
が供給されると、まず、インタラプト信号がマイクロプ
ロセッサCPUに送られ、そのマイクロプロセッサCP
UがROM内に記憶してある各種の制御信号を読出し、
それらの制御信号に従って、各種の制御が行なわれる。
【0034】以下、上記の構成よりなる本実施例装置に
おいて、辞書にない単語に変換された場合に、その単語
が辞書に登録される処理(以下、自動登録という)が実
行される例を図2を参照して説明する。
【0035】(a)は文字が入力される前のCRTの状
態である。図中において21はカーソルを示す。
【0036】この状態で、「き」,「か」,「い」とい
う文字が入力されると、CRTの状態は(b)のように
なる。22の示すアンダーラインはかな漢字変換結果が
決定されていない状態を示す。
【0037】(b)の状態から、変換キーが入力される
と、入力文字列に対してかな漢字変換が実行され、その
結果CRTの状態は(c)のようになる。第一変換結果
「機械」を次候補変換により「奇怪」に変換してから、
選択キーが入力されると変換結果を決定して、単語学習
が実行され、その結果CRTの状態は(g)のようにな
る。この状態で、また同じように「き」,「か」,
「い」という文字が入力され、さらに変換キーが入力さ
れると、単語学習により第一変換結果は「奇怪」とな
り、その結果CRTの状態は(i)のようになる。
【0038】一方、(b)の状態から、ひらがな変換キ
ーが入力されると、入力文字列に対してひらがな変換が
実行され、その結果CRTの状態は(d)のようにな
る。この状態で選択キーが入力されると、読み「きか
い」、表記「きかい」の単語が自動登録される。さら
に、同じように「き」,「か」,「い」という文字が入
力され、さらに変換キーが入力されると、自動登録され
た単語「きかい」に変換され、その結果CRTの状態は
(j)のようになる。
【0039】また、(b)の状態からカタカナ変換もひ
らがな変換と同様に実行され、その結果CRTの状態は
(e)のようになり、読み「きかい」、表記「キカイ」
の単語が自動登録される。さらに、同じように「き」,
「か」,「い」という文字が入力され、さらに変換キー
が入力されると、自動登録された単語「キカイ」に変換
され、その結果CRTの状態は(k)のようになる。
【0040】また、(b)の状態から、単漢字変換キー
が入力されると、入力文字列に対して単漢字変換が実行
され、その結果CRTの状態は(f)のようになる。
(f)では入力された文字のうち、「き」が「気」に単
漢字変換されている。単漢字変換を繰り返すことによ
り、「き」を「期」に「かい」を「会」に変換し、「き
かい」が表記「期会」に変換される。ここで選択キーが
入力されると、変換結果が決定され、その結果CRTの
状態は(h)のようになる。このとき、読み「きか
い」、表記「期会」の単語が自動登録される。この状態
から、同じように「き」,「か」,「い」という文字が
入力され、さらに変換キーが入力されると、自動登録さ
れた単語「期会」に変換され、その結果CRTの状態は
(l)のようになる。
【0041】図3は、登録単語辞書TDICの構成を示
した図である。
【0042】登録単語辞書は、辞書の管理番号等を含む
ヘッダと、登録単語の集合である本体と、自動登録単語
を管理するための管理テーブルから成る。各登録単語に
対しては、読み、表記、品詞、そしてユーザによる登録
単語か、自動登録単語であるかを判別するフラグが格納
されている。図中の例は、読み「きかい」、表記「キカ
イ」、品詞「未確定」である自動登録単語である。本実
施例では、このように、自動登録単語の品詞は全て「未
確定」とするが、品詞が簡単に推論できる場合は、その
品詞を登録するようにしてもよい。
【0043】図4は、管理テーブルの構成を示した図で
ある。登録単語辞書の中の自動登録単語のアドレスを格
納している。テーブルの中の位置によって新旧管理を行
っている。
【0044】上述の実施例の動作をフローチャートに従
って説明する。
【0045】図5は、登録単語辞書一覧表示が実行され
た時のCRTの状態である。
【0046】図3につき説明したように、登録単語辞書
TDICの内部では、自動登録単語と、ユーザ登録単語
はフラグによって区別されている。この一覧表示でも、
この情報に基づき、自動登録単語には、記号「*」を付
して、ユーザによって単語登録されたユーザ登録単語と
は区別して表示されている。
【0047】図6は本発明文字処理装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【0048】ステップS6−1においてキーボードより
キーが押下され、割り込みが発生するのを待つ。キーが
入力されるとステップS6−2においてキー判別し、キ
ーの種類に応じてステップS6−3、ステップS6−
4、ステップS6−5、ステップS6−6、ステップS
6−7、ステップS6−8、ステップS6−9、ステッ
プS6−10、ステップS6−11、ステップS6−1
2のいずれかのステップに分岐する。
【0049】ステップS6−3は読み入力キーYOMI
が押下されたときの処理であり、押下された読みのコー
ドを入力読みバッファ・メモリYBUFに蓄える。
【0050】ステップS6−4は変換キーCONが押下
されたときの処理であり、ステップS6−3で入力され
てYBUFに蓄えられている、カナ漢字変換の対象とな
る文字列を漢字に変換し、出力バッファに出力する。漢
字に変換する際に、学習データ辞書を参照して、同音語
の第1候補を決定する。
【0051】ステップS6−5は単漢字変換キーTAN
が押下されたときの処理であり、ステップS6−3で入
力されてYBUFに蓄えられている、かな漢字変換の対
象となる文字列を単漢字レベルで変換し、出力バッファ
に出力する。
【0052】ステップS6−6はひらがな変換キーHI
RAが押下されたときの処理であり、ステップS6−3
で入力されてYBUFに蓄えられている、かな漢字変換
の対象となる文字列をひらがな表記に変換し、出力バッ
ファに出力する。
【0053】ステップS6−7はカタカナ変換キーKA
TAが押下されたときの処理であり、ステップS6−3
で入力されてYBUFに蓄えられている、かな漢字変換
の対象となる文字列をカタカナ表記に変換し、出力バッ
ファに出力する。
【0054】ステップS6−8は次候補変換キーNXT
が押下されたときの処理であり、ステップS6−4によ
って出力された出力バッファ中の同音語の別の候補を表
示する。
【0055】ステップS6−9は選択キーSELが押下
されたときの処理であり、画面に表示されている出力バ
ッファ中の同音語を確定し、確定された文字列を文書中
に出力する。さらに、選択された単語を学習する処理を
行なう。また、ステップS6−5の単漢字変換処理、ス
テップS6ー6のひらがな変換処理、ステップS6−7
のカタカナ変換処理などにより、変換された単語が辞書
にない場合には、この単語を自動登録する。
【0056】ステップS6−10は登録キーTORが押
下されたときの処理であり、ユーザに指定された単語を
登録単語辞書TDICに登録する。
【0057】ステップS6−11は一覧キーLSTが押
下されたときの処理であり、登録単語辞書TDIC内の
登録単語の一覧表を表示する。
【0058】ステップS6−12は、YOMI、CO
N、NXT、SEL以外のキー(例えば、カーソル移動
キーなどの文書編集で用いるキーなど)が押下された場
合の処理であり、同種の文字処理装置において一般に行
なわれている処理であり、公知であるので特に記述しな
い。
【0059】ステップS6−13は上記の処理の結果、
変更された部分を更新表示する表示処理である。文書中
のデータ1文字を読んではパターンに展開し、表示バッ
ファに出力するという通常広く行なわれている処理であ
る。
【0060】図7は、ステップS6−4の処理を詳細化
したフローチャートである。
【0061】ステップS7−1は、文節単位に分ち書き
されて入力されたカナ漢字変換の対象となる文字列を解
析し、カナ漢字変換の出力の候補を同音語プールに出力
する処理である。分ち書きされた単位に文字列を順々に
取り出し、単語辞書を検索して解析を行ない、文節とし
て認定される候補のみを同音語プールに出力する処理で
あって、同種の文字処理装置において一般に行なわれて
いる処理であり、公知であるので特に記述しない。
【0062】ステップS7−2はステップS7−1にお
いて同音語プールに出力された解析結果に対して、単語
辞書中に格納されている用例のパターンに該当するもの
が存在するかどうかをチェックし、用例のパターンが存
在すれば、その用例の対象となる同音語の候補を優先候
補としてピックアップする。
【0063】ステップS7−3はステップS7−2でピ
ックアップされた優先候補や、単語学習されている候補
の中から、カナ漢字変換の第1候補を決定する。
【0064】ステップS7ー4は、出力バッファに格納
されたカナ漢字変換の候補を表示する処理であり、同種
の文字処理装置において一般に行なわれている処理であ
り、公知であるので特に記述しない。
【0065】図8はステップS6−9の処理を詳細化し
たフローチャートである。
【0066】ステップS8−1では、入力かな文字に対
して選択された表記が、単語辞書DICまたは登録単語
辞書TDICに存在するかを調べ、辞書に存在する場合
は、そのままステップS8−3の学習処理を実行する。
辞書に存在しない場合はステップS8−2の自動登録処
理を実行後、学習処理を実行する。ステップS8−3の
学習処理は選択された単語を学習し、これ以後のその単
語の変換時の優先度を上げるものである。学習処理終了
後、同音語を確定する確定処理を行う。学習処理は辞書
に存在する単語、あるいは登録された単語に対応した学
習データを更新するものであり、同種の文字処理装置に
おいて一般に行われている処理であり、公知であるので
特に記述しない。
【0067】図9はステップS8−2の処理を詳細化し
たフローチャートである。
【0068】ステップS9−1では登録単語辞書に空き
領域が存在するかを調べ、存在すればステップS9ー2
へ、ない場合はステップS9−3の最も古い自動登録単
語を削除する処理へ分岐し、この処理の後、ステップS
1に戻る。ステップS9−2では自動登録単語を管理し
ている管理テーブルに空き領域が存在するかを調べ、存
在すればそのまま、ない場合はステップS9−4の最も
古い自動登録単語を削除する処理を施してから、ステッ
プS9ー5へ進む。空き領域の存在が確認されたステッ
プS9−5において単語登録が実行される。登録が終了
したステップS9−6で管理テーブルを更新する。ステ
ップS9−4の単語登録処理は登録単語辞書に新しく単
語を登録する処理である。入力されたかな文字列を単語
の読みとし、選択され確定された変換結果を単語の表記
とする。
【0069】図10はステップS9−3、9−4の最も
古い自動登録単語を削除する処理を詳細化したフローチ
ャートである。
【0070】ステップS10−1は管理テーブルにより
最も古い自動登録単語を検索する処理である。ステップ
S10−2は検索された自動登録単語を登録単語辞書か
ら削除する処理である。ステップS10−3は削除終了
した時点で管理テーブルを更新する処理である。
【0071】図11はステップS9−5、あるいはステ
ップS10−3の処理を詳細化したフローチャートであ
る。
【0072】ステップS11−1でカウンター変数iに
1をセットする。ステップS11−2で管理テーブル内
でi番目の自動登録単語のアドレスが存在するか調べ
る。存在した場合ステップS11−3に分岐し、その自
動登録単語の登録単語辞書内のアドレスを管理テーブル
からゲットする。ステップS11−4で現時点の登録単
語辞書に合わせて更新する。ステップS11−5で管理
テーブルへプットする。ステップS11−6でiを更新
させ管理テーブル内の次の自動登録単語へ処理を移す。
【0073】図12はステップS6−10の処理を詳細
化したフローチャートである。
【0074】ステップS12−1で登録単語辞書に空き
領域が存在するかを調べる。存在しない場合ステップS
12−2に分岐し、自動登録単語が削除可能であるか調
べ、可能である場合はステップS12−3で削除するこ
とによって登録単語辞書に空き領域を作成し、再びステ
ップS12−1に戻る。削除不可能である場合はステッ
プS12−5に分岐し単語登録が不可能であることを表
示する。ステップS12−1で空き領域の存在が確認さ
れた場合はステップS12−4で単語登録を実行する。
そしてステップS12−6で管理テーブルを更新する。
【0075】(他の実施例)以上の説明において、自動
登録単語の管理を登録単語辞書内のアドレスを格納した
管理テーブルによって新旧管理を行っているが、登録単
語辞書内に格納する実際の位置によって新旧管理を行う
こともできる。また格納する単語そのものに新旧管理情
報を持たせて管理することも可能である。また一度自動
登録された単語が変換で使用される度に管理情報を更新
することによって使用状況による管理を行うことも可能
である。
【0076】なお、上記実施例は、単独の装置ついて説
明したが、本発明は、複数の装置からなるシステムに対
しても適用可能であり、装置にプログラムを供給するこ
とにより実現することも可能であることは言うまでもな
い。
【0077】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、かな
漢字変換において、辞書にない単語が選択されると、こ
の単語が登録されるので、特に新たな単語の登録を意識
せずに入力・変換するだけで、より入力を的確に変換で
きる、ユーザの目的にあったかな漢字変換装置を築くこ
とが可能である。
【0078】更に、入力時に自動的に単語を登録すると
同時に学習することによって、辞書に存在しない単語の
学習も可能となる。これにより、よりユーザの目的にあ
った、的確な変換を実行するかな漢字変換を築くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の文字処理装置の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】かな漢字変換において自動登録が実行される例
を示した図である。
【図3】登録単語辞書の構成の例を示した図である。
【図4】自動登録単語の管理テーブルの構成の例を示し
た図である。
【図5】登録単語一覧を実行した状態の例を示した図で
ある。
【図6】本実施例の動作全体の処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】本実施例のかな漢字変換全体の処理手順の一例
を示すフローチャートである。
【図8】本実施例の選択処理の処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図9】本実施例の自動登録処理の処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図10】本実施例の最古単語削除処理の処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図11】本実施例の管理テーブル更新処理の処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図12】本実施例のユーザによる単語登録処理の処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
CPU マイクロプロセッサ AB アドレスバス CB コントロールバス DB データバス ROM 固定メモリ RAM ランダムアクセスメモリ DISK 文書メモリ KB キーボード CR カーソルレジスタ DBUF 表示用バッファメモリ CRTC CRTコントローラ CRT 表示器 CG キャラクタジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 和世 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字を入力する入力手段と、 単語の読みがなに対応して、表記文字列を含む当該単語
    の情報を格納した単語辞書手段と、 単語の読みがなと、表記文字列を含む当該単語の情報と
    を入力し、前記単語辞書手段に格納させる単語登録手段
    と、 前記入力手段より入力されたかな文字列を、前記単語辞
    書手段を参照して表記文字列に変換する変換手段と、 前記入力手段より入力されたかな文字列に対して、前記
    変換手段による変換結果とは異なる表記文字列が選択さ
    れた場合に、当該かな文字列を読みがなとし、選択され
    た表記文字列を含む情報を前記単語登録手段によって登
    録するように制御する制御手段とを有することを特徴と
    する文字処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段に、入力されたかな文字列
    に対して該当する表記文字列が複数存在する場合に、当
    該複数の表記文字列を変換候補として選択可能に、順位
    づけて表示する候補表示手段を具え、 前記制御手段の制御により登録された表記文字列の前記
    順位を、登録時に高く設定する学習手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の文字処理装置。
JP3228008A 1991-09-09 1991-09-09 文字処理装置 Pending JPH0567079A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3228008A JPH0567079A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 文字処理装置

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JP3228008A JPH0567079A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 文字処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7007233B1 (en) 1999-03-03 2006-02-28 Fujitsu Limited Device and method for entering a character string
JP2009288888A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 文字入力装置、文字入力学習方法、及びプログラム
JP2012146268A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Kyocera Corp 携帯電子機器、制御方法及び制御プログラム

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