JP2003173264A - 情報端末およびダウンロード処理プログラム - Google Patents

情報端末およびダウンロード処理プログラム

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JP2003173264A
JP2003173264A JP2001371804A JP2001371804A JP2003173264A JP 2003173264 A JP2003173264 A JP 2003173264A JP 2001371804 A JP2001371804 A JP 2001371804A JP 2001371804 A JP2001371804 A JP 2001371804A JP 2003173264 A JP2003173264 A JP 2003173264A
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JP2001371804A
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Hiroo Tanaka
宏生 田中
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーが記憶装置の空き容量を考慮するこ
となくデータをダウンロードすることができ、記憶装置
にデータをダウンロードする容量がない場合にはデータ
のダウンロードを開始せず、無駄な通信経費などの発生
を防止することができる情報端末およびダウンロード処
理プログラムを提供する。 【解決手段】 ダウンロードの対象となるダウンロード
データの容量と内部記憶装置14aおよび外部記憶装置
14bの空き容量とを比較し、比較結果に基づいて、ダ
ウンロードデータの容量よりも大きい空き容量を持つ記
憶装置を選択してダウンロードを開始する。記憶装置の
選択は、内部記憶装置14aが有している記憶装置の空
き容量および優先順位に関する情報に基づいて行われ
る。ダウンロードデータの容量が、いずれの記憶装置の
空き容量よりも大きい場合にはダウンロード処理を終了
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】内部記憶装置、SD(Secure
Digital)カードやCF(Compact Flash)カードのよ
うに追加可能な外部記憶装置、データを表示する表示手
段および通信手段を有し、通信手段を介してデータをダ
ウンロードする情報端末およびダウンロード処理プログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信手段を介してデータをダウンロード
する場合、記憶装置の空き容量を超える大容量のデータ
をダウンロードすることは不可能であり、ダウンロード
するためには記憶装置を追加することによって空き容量
を増やす必要がある。従来から、記憶装置を追加するこ
とによって空き容量を増やす方法として、RAM(Rand
om Access Memory)やハードディスクを増設する方法、
フラッシュメモリーを追加する方法などさまざまな方法
が存在する。
【0003】特開平11−15706号公報には、1つ
の補助記憶装置の空き容量を超えるデータの書き込み要
求に対して、データを複数の補助記憶装置にまたがって
分割保存するとともに、データの分割サイズ及び保存先
に関する分割情報を保持するデータ分割保存方法が開示
されている。
【0004】また特開2000−159990号公報に
は、揮発性記憶手段の作業用記憶容量が不足している場
合でも、これを超える量のデータを受信して記憶するこ
とができるようにデータをいったんRAMにダウンロー
ドし、RAMの空き容量が足りなくなってくると、フラ
ッシュROM(Read Only Memory)内に空き領域が有る
か否かを判断した後、それまでに記憶したデータをフラ
ッシュROM(ReadOnly Memory)に転送するという受
信データ処理方法が開示されている。なお、関連技術と
して、特開2000−76077号公報には光ディスク
ドライブ制御システムが、特開2000−132292
号公報にはネットワークシステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法によると、
記憶装置の空き容量を増やすことはできるが、データを
ダウンロードする際にユーザーが追加した個々の記憶装
置の容量を確認し、データをすべてダウンロードできる
だけの空き容量があるか否かを判断してダウンロードす
る必要があり、ユーザーにとって負担が増大するととも
に余分な作業のため全体の作業効率が低下するという問
題がある。
【0006】また、特開平11−15706号公報に記
載のデータ分割保存方法では、データを分割保存するこ
とで、個々の記憶装置の容量を上回る大きさのデータを
保存することができるが、分割したデータごとに分割情
報が付加されるので、保存するデータのサイズが増加す
るという問題が生じる。また分割されたデータの読み出
し時において、分割保存されたデータを結合させて読み
取るが、何らかの原因によって分割情報が破損した場合
には、本来のデータには問題がないにもかかわらず、付
加された分割情報の破損によってデータの復元ができな
いという問題も生じる。
【0007】また特開2000−159990号公報に
記載の受信データ処理方法では、揮発性記憶手段の作業
用記憶容量を超える量のデータを受信して記憶すること
ができるが、データのダウンロード中においてRAMの
空き容量が足りなくなった後にフラッシュROM内の空
き領域を用意するので、フラッシュROMの空き領域の
容量によってはデータの残りすべてをダウンロードでき
ない可能性が生じるという問題がある。特に、インター
ネットからデータをダウンロードする場合であれば、デ
ータのダウンロードにかなりの通信時間と通信費を費や
すことから、空き容量不足のためにすべてのデータをダ
ウンロードすることができないとなれば、通信時間およ
び通信経費が無駄になるという問題も生じる。
【0008】本発明の目的は、ユーザーが記憶装置の空
き容量を考慮することなくデータをダウンロードするこ
とができ、記憶装置にデータをダウンロードする空き容
量がない場合にはデータのダウンロードを開始せず、無
駄な通信経費などの発生を防止する情報端末およびダウ
ンロード処理プログラムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部記憶装
置、1つ以上の外部記憶装置、データを表示する表示手
段および通信手段を有し、通信手段を介してデータをダ
ウンロードする情報端末において、ダウンロードの対象
となるダウンロードデータの容量と前記内部記憶装置お
よび前記外部記憶装置の空き容量とを比較し、比較結果
に基づいて、前記ダウンロードデータの容量よりも大き
い空き容量を持つ記憶装置を選択してダウンロードする
ダウンロード先選択手段を有することを特徴とする情報
端末である。
【0010】本発明に従えば、ダウンロードデータの容
量と記憶装置の空き容量とを比較し、比較結果に基づい
て、ダウンロードデータの容量よりも大きい空き容量を
持つ記憶装置を選択してダウンロードするので、ユーザ
ーが記憶装置の空き容量を考慮することなくデータをダ
ウンロードすることができる。またダウンロードデータ
を分割することなく最適な記憶装置に保存することがで
きるため、データの復元時に生じる問題を低減すること
ができる。
【0011】また本発明は、選択された前記記憶装置に
関する情報を前記内部記憶装置に保存する保存手段を有
することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、選択された記憶装置に関
する情報を内部記憶装置に保存することができる。
【0013】また本発明は、前記表示手段は、前記内部
記憶装置に保存された選択された前記記憶装置に関する
情報を表示することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、表示手段は、内部記憶装
置に保存された選択された記憶装置に関する情報を表示
するので、情報端末のユーザーに対してダウンロードデ
ータのダウンロード先を知らせることができる。
【0015】また本発明は、前記ダウンロード先選択手
段がダウンロード先の記憶装置を選択する際に選択の基
準とする記憶装置の空き容量、および優先順位に関する
情報を内部記憶装置に記憶することを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、選択の基準とする記憶装
置の空き容量、および優先順位に関する情報を内部記憶
装置に記憶するので、これらの情報に基づいてダウンロ
ード先を選択することができ、データを最適な記憶装置
にダウンロードすることができる。
【0017】また本発明は、前記優先順位を変更する変
更手段を有することを特徴とする。本発明に従えば、変
更手段によって、ユーザーが任意にダウンロード先を設
定することができる。
【0018】また本発明は、前記ダウンロードデータの
容量が、いずれの記憶装置の空き容量よりも大きい場合
にはダウンロード処理を終了することを特徴とする。本
発明に従えば、無駄な通信経費などの発生を防止するこ
とができる。
【0019】また本発明は、前記表示手段は、前記記憶
装置の容量が足りないためダウンロード処理が終了した
場合には、その旨のメッセージを表示することを特徴と
する。
【0020】本発明に従えば、情報端末のユーザーに対
してデータのダウンロード処理が記憶装置の容量不足の
ために終了した旨を知らせることができる。
【0021】また本発明は、コンピュータに前記機能を
実現させるためのダウンロード処理プログラムである。
【0022】本発明に従えば、コンピュータにダウンロ
ード処理プログラムを実行させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の情報端末は、パーソナル
コンピュータ、PDA(Personal DigitalAssistant
s)、PHS(Personal Handyphone System)あるいは
携帯電話などであって、データをダウンロードする際、
インターネットやイントラネット、あるいはパーソナル
コンピュータと通信手段を介して通信する。ダウンロー
ドの対象となるダウンロードデータがインターネットや
イントラネットにある場合には、情報端末であるパーソ
ナルコンピュータあるいはPDAに、PHSや携帯電話
などをケーブルなどで接続して無線でインターネットや
イントラネットに接続したり、モデムカードなどを装着
して、有線でインターネットやイントラネットに接続す
ることができる。また情報端末がPHSあるいは携帯電
話である場合、専用の無線通信網などを介して無線でイ
ンターネットやイントラネットに接続することができ
る。なお、その際には、情報端末にインターネットやイ
ントラネットに接続するためのID(Identification)
やパスワードを設定して接続する必要があるが、そのよ
うな方法はすでに多数実施されており、それらを参照さ
れたく、ここでの詳細な説明は割愛する。ダウンロード
データがパーソナルコンピュータにある場合には、Ir
DA(InfraRed Data Association)規格による光通信
を利用した無線によって情報端末であるPDAと、ダウ
ンロードデータが存在するパーソナルコンピュータとを
接続したり、シリアルケーブルやUSB(Universal Se
rial Bus)ケーブルを利用した有線によって情報端末で
あるPDA、PHSあるいは携帯電話と、ダウンロード
データが存在するパーソナルコンピュータとを接続する
ことができる。
【0024】以下、本発明の実施形態を図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1は、本発明の情報端末1の構
成を示すブロック図である。情報端末1は、表示制御部
11、表示部11a、入力制御部12、入力部12a、
通信制御部13、通信部13a、記憶装置制御部14、
内部記憶装置14a、外部記憶装置14bおよび中央処
理装置15を有する。
【0025】表示部11aは、液晶あるいはCRT(Ca
thode Ray Tube)などのディスプレイ画面を備え、ダウ
ンロードの完了や空き容量不足によるダウンロードの終
了などのメッセージを表示し、表示制御部11は、表示
部11aの制御、および中央情報処理装置15との情報
の受け渡しをする。入力部12aはキーボードなどを備
え、文字などを入力し、入力制御部12は入力された文
字や表示位置の検出などの制御、および中央情報処理装
置15との情報の受け渡しをする。情報端末がパーソナ
ルコンピュータあるいはPDAである場合、通信部13
aはPHSや携帯電話を介してインターネットへの通信
を行ったり、シリアルケーブル、USBケーブル、ある
いはIrDA規格による光通信などを介してイントラネ
ットなどとの通信を行う。情報端末がPHSあるいは携
帯電話である場合、通信部13aは専用の無線通信網な
どを介してインターネットへの通信を行ったり、シリア
ルケーブルやUSBケーブルなどを介してイントラネッ
トなどとの通信を行う。通信制御部13は通信部13a
の制御、および中央情報処理装置15との情報の受け渡
しをする。内部記憶装置14aおよび外部記憶装置14
bは通信制御部13を通じてダウンロードされるデー
タ、ダウンロード先の情報などを保存し、記憶装置制御
部14はこれらの記憶装置の制御、管理および中央情報
処理装置15との情報の受け渡しをする。内部記憶装置
14aとしては、本体に内蔵されたFLASHメモリー
が該当する。外部記憶装置14bとしては、CFメモリ
ーカードおよびSDメモリーカードが該当し、これらの
メモリーカードはメモリーカード読取装置に挿入される
ことで、外部記憶装置14bとして機能する。中央処理
装置15は、情報端末1全体および入力制御部12、表
示制御部11、通信制御部13および記憶装置制御部1
4を総括して管理する。
【0026】ここで、表示手段は表示部11a、表示制
御部11および表示プログラムからなり、通信手段は通
信制御部13および中央処理装置15からなる。またダ
ウンロード先選択手段は、通信部13a、通信制御部1
3、中央処理装置15、記憶装置制御部14、内部記憶
装置14a、外部記憶装置14bおよびダウンロード先
選択プログラムからなる。また保存手段は、内部記憶装
置14a、記憶装置制御部14、中央処理装置15およ
び保存プログラムからなる。また変更手段は、入力部1
1a、入力制御部11、中央処理装置15および変更処
理プログラムからなる。
【0027】図2は、情報端末1とインターネット、イ
ントラネットあるいはパーソナルコンピュータ上のデー
タの所在場所30との関係を示す図である。情報端末1
とインターネット、イントラネットあるいはパーソナル
コンピュータとの間で接続が確立され、ダウンロードの
対象となるダウンロードデータが選択された時点で、ダ
ウンロードデータの容量に関する情報が情報端末1側の
通信部13aに送信される。ダウンロードデータの容量
に関する情報が送信されると、ダウンロード先選択手段
によってデフォルトの記憶装置の空き容量が調査され、
ダウンロードデータの容量とデフォルトの記憶装置の空
き容量とが通信制御部13および記憶装置制御部14を
介して中央処理装置15において比較される。そして、
比較の結果ダウンロードデータの容量がデフォルトの記
憶装置の空き容量よりも小さければ、デフォルトの記憶
装置がダウンロード先として選択されダウンロードが開
始される。ダウンロードデータの容量がデフォルトの記
憶装置の空き容量よりも大きければ、ダウンロードデー
タの容量よりも大きい空き容量を持つデフォルト以外の
記憶装置を選択する。
【0028】図3は、ダウンロードデータの容量よりも
大きい空き容量を持つ記憶装置を選択するながれを示す
図である。ここでは、内部記憶装置14aをデフォルト
の記憶装置とする。ダウンロードデータの容量がデフォ
ルトの内部記憶装置14aの空き容量よりも大きいと、
図のように記憶装置制御部14を介して、まず外部記憶
装置14b1と中央処理装置15との間で情報の受け渡
しを行う。容量を比較して、ダウンロードデータの容量
が外部記憶装置14b1の空き容量よりも大きければ、
次に外部記憶装置14b2と中央処理装置15との間で
情報の受け渡しを行う。このように、ダウンロードデー
タの容量よりも大きい空き容量を有する記憶装置が見つ
かるまで、ダウンロードデータの容量と外部記憶装置1
4bnの空き容量とを順に比較していく。そして、ダウ
ンロードデータの容量よりも大きい空き容量を有する外
部記憶装置14bが見つかると、当該記憶装置をダウン
ロード先として選択する。ダウンロード先となる外部記
憶装置14bが選択されると、ダウンロード先の記憶装
置に関する情報が内部記憶装置14aに送信され、デー
タのダウンロードが開始される。ダウンロードデータ
は、情報端末1の通信部13aへ送信されると、通信制
御部13を介して中央処理装置15を通じ、記憶装置制
御部14を介して外部記憶装置14bへ送信される。
【0029】なお、本発明は、デフォルトの記憶装置を
設定することができる情報端末1に対して適応できるの
はもちろんのこと、デフォルトの記憶装置を設定するこ
とができない情報端末1、あるいは、デフォルトの記憶
装置が設定されていない情報端末1に対しても適応する
ことができる。デフォルトの記憶装置が設定されていな
い場合、デフォルトの記憶装置が設定されている場合と
同様、ダウンロードデータの容量がいずれかの記憶装置
の空き容量よりも大きい場合には、記憶装置制御部14
を介して、外部記憶装置14bと中央処理装置15との
間で、情報の受け渡しを順に行いながら、ダウンロード
データの容量と記憶装置の空き容量とを比較していく。
【0030】以上によって、ユーザーが記憶装置の空き
容量を考慮することなくデータをダウンロードすること
ができる。またダウンロードデータを分割することなく
最適な記憶装置に保存することができるため、データの
復元時に生じる問題を低減することができる。
【0031】図4は、選択された記憶装置に関する情報
を内部記憶装置14aに保存するながれを示す図であ
る。図のように、ダウンロード先となる記憶装置として
外部記憶装置14bkが選択されると、選択された外部
記憶装置14bkから当該記憶装置に関する情報が記憶
装置制御部14を介して内部記憶装置14aに送信さ
れ、内部記憶装置14aにおいてその情報が保存され
る。保存された情報は、データのダウンロード処理が完
了した時点で、情報端末1のユーザーに対して、ダウン
ロードされたデータがいずれの記憶装置に保存されてい
るかを知らせるために使用される。
【0032】図5は、内部記憶装置14aに保存された
情報が表示部11aに表示されている図である。インタ
ーネット、イントラネットあるいはパーソナルコンピュ
ータなどから情報端末1へのデータのダウンロードが完
了すると、図6に示すように、内部記憶装置14aに保
存された情報が読み出され、記憶装置制御部14から中
央処理装置15、表示制御部11を介して表示部11a
に送信される。例えば、選択された外部記憶装置14b
が、CFメモリーカードの場合、表示部11aでは、図
5のように「ダウンロードしたデータをCFメモリーカ
ードに保存しました」とのメッセージが表示される。こ
れによって、情報端末1のユーザーに対してデータのダ
ウンロードが完了した旨とともに、ダウンロードデータ
のダウンロード先を知らせることができる。
【0033】図7は、情報端末1が現在利用できる記憶
装置のダウンロードの優先順位と空き容量とを示す図で
ある。図のように、情報端末1では、内部記憶装置14
aである本体FLASHメモリーの他に外部記憶装置1
4bであるCFカードおよびSDカードが現在利用可能
であり、優先順位は、CFカード、SDカード、本体F
LASHメモリーの順に設定されている。データを分割
することなく完全に保存することができる空き容量を持
つ記憶装置を選択するためには、この優先順位に従って
記憶装置の空き容量を調査していく。優先順位に関する
情報は情報端末1の内部記憶装置14aに記憶されてお
り、情報端末1に新たな外部記憶装置14bが追加され
ると、プラグアンドプレイなどの機能によって自動的に
記憶装置が認識され、順次追加される。新たな外部記憶
装置14bが追加された場合、当該外部記憶装置14b
の優先順位は一番低くなるが、変更手段を用いて、この
順位をユーザーの任意によって変更することは可能であ
る。なお、優先順位は、現在利用することができる記憶
装置のみに設定されるものであり、たとえば、CFメモ
リーカード読取装置にCFメモリーカードが挿入されて
いない場合など外部記憶装置14bとして機能しないも
のに対しては設定されない。
【0034】具体的にデータをダウンロードする場合に
ついて説明する。たとえば、ダウンロードデータが15
MB(メガバイト)であり、図7のように、情報端末1
では、本体FLASHメモリーの他にCFカードおよび
SDカードが現在利用可能であるとする。この場合にお
いて、まず、優先順位が「1」のCFカードの空き容量
とダウンロードデータの容量とが比較される。CFカー
ドの空き容量は10MBであり、ダウンロードデータの
容量より小さいため、ダウンロードは行わない。次に、
先の優先順位に1を足し、優先順位が「2」のSDカー
ドの空き容量とダウンロードデータの容量とを比較す
る。SDカードの空き容量は12MBであり、ダウンロ
ードデータの容量より小さいため、前記と同様ダウンロ
ードは行わず、先の優先順位に1を足し、優先順位が
「3」の本体FLASHメモリーの空き容量とダウンロ
ードデータの容量とを比較する。本体FLASHメモリ
ーの空き容量は30MBであって、ダウンロードデータ
の容量よりも大きいので、本体FLASHメモリーをダ
ウンロード先として選択し、ダウンロード先の情報が内
部記憶装置14aに保存されて、ダウンロードが開始さ
れる。なお、ダウンロードデータの容量が7MBである
場合は、ダウンロード先として選択される記憶装置は、
優先順位が「1」で空き容量が10MBの「CFカー
ド」となる。またダウンロードデータの容量が40MB
である場合は、いずれの記憶装置の空き容量よりも大き
いこととなるのでダウンロードを開始せずに、ダウンロ
ード処理を終了する。以上によって、情報端末1のユー
ザーが記憶装置の空き容量を考慮することなくデータを
最適な記憶装置にダウンロードすることができる。
【0035】さらに、本発明の情報端末1は、内部記憶
装置14a、外部記憶装置14bの空き容量およびダウ
ンロードデータの容量とを比較した結果、ダウンロード
データの容量がいずれの記憶装置の空き容量よりも大き
い場合には、ダウンロード処理を終了する。これによっ
て、無駄な通信経費などの発生を防止することができ
る。
【0036】図8は、変更手段によって優先順位を変更
する画面を示す図である。優先順位の変更は、ユーザー
が記憶装置を選択して優先順位を入力し、登録すること
によって行うことができる。図7では、本体FLASH
メモリーの他にCFカードおよびSDカードが利用可能
であって、優先順位はCFカードが「1」、SDカード
が「2」、本体FLASHメモリーが「3」となってい
るが、たとえば、本体FLASHメモリーの順位を変更
したい場合には、本体FLASHメモリーを選択し、優
先順位を入力することで順位をあげることができる。こ
れによって、ユーザーがダウンロード先として希望する
記憶装置の優先順位を最上位に設定することができる。
【0037】図9は、ダウンロード処理が終了した旨の
メッセージが表示部11aに表示されている図である。
ダウンロード処理が終了した場合、ダウンロードデータ
の容量がいずれの記憶装置の空き容量よりも大きい旨の
メッセージは中央処理装置15から表示制御部11を介
して、表示手段である表示部11aによって図のように
「空き容量が足りないため、ダウンロードを中止しま
す。」と表示される。これによって、情報端末1のユー
ザーに対してデータのダウンロード処理が記憶装置の容
量不足のために終了した旨を知らせることができる。
【0038】図10は、情報端末1におけるダウンロー
ド処理を示すフローチャートである。ステップS1で
は、インターネット、イントラネットあるいはパーソナ
ルコンピュータなどと情報端末1とを接続し、データの
ダウンロード処理を開始する。なお、ここではデフォル
トの記憶装置が設定されており、ダウンロードは有線あ
るいは無線のいずれの接続においても行われるものとす
る。ステップS2では、情報端末1において、ダウンロ
ードが可能な記憶装置の優先順位を示す優先順位変数i
を「i=1」と設定する。ステップS3では、ダウンロ
ードデータが選択されると、優先順位が「i」の記憶装
置が存在するか否かを判断する。優先順位が「i」の記
憶装置が存在すればステップS4に移り、存在しなけれ
ばステップS11に移る。ステップS4では、選択され
た記憶装置にダウンロードデータの容量より大きい空き
容量があるか否かを判断する。空き容量があればステッ
プS5に移り、なければステップS10に移る。ステッ
プS5では、選択された記憶装置に関する情報を内部記
憶装置14aに保存する。ステップS6ではダウンロー
ドを開始する。ステップS7では、ダウンロードが完了
すると、その旨のメッセージおよびダウンロード先の記
憶装置に関する情報が表示手段によって表示部11aに
表示される。ステップS8ではダウンロードを終了し、
ステップS9ではダウンロード処理が終了する。
【0039】ステップS4で空き容量がないと判断され
ると、ステップS10では、優先順位変数iに1を加
え、「i=i+1」と設定し、ステップS3に移る。そ
して、ステップS3およびステップS4の手順を繰り返
すことによって、ダウンロードデータの容量と情報端末
1において現在利用可能な記憶装置の空き容量とを順に
比較することができ、ダウンロードデータの容量よりも
大きい空き容量を有する記憶装置が選択されると、ダウ
ンロードが開始される。
【0040】ステップS3で優先順位が「i」の記憶装
置が存在しないと判断されると、ステップS11では、
いずれの記憶装置も空き容量が足りない旨のメッセージ
が表示手段によって表示部11aに表示される。ステッ
プS12ではダウンロードを終了し、ステップS13で
はダウンロード処理が終了する。
【0041】本発明は、前記機能を実行させるためのダ
ウンロード処理プログラムによって実現される。ダウン
ロード処理プログラムは、ダウンロード先選択プログラ
ム、保存プログラム、表示プログラムおよび変更処理プ
ログラムからなる。このプログラムは、情報端末1の内
部記憶装置14aに直接格納されてもよいし、外部装置
14bに挿入することによって読み取り可能となる記録
媒体に格納されてもよい。
【0042】直接格納されたプログラムとしては、パー
ソナルコンピュータ、ワークステーションなどの汎用の
コンピュータによって実行される処理そのものであって
もよいし、インターネットなど通信ネットワークを利用
することによって取り込まれたプログラムであってもよ
い。さらに、この取り込まれたプログラムに基づいて、
処理装置によりデータ圧縮されているものを解凍するな
どの処理をした後に生成されたプログラムであってもよ
い。これによって、コンピュータにダウンロード処理プ
ログラムを実行させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユーザー
が記憶装置の空き容量を考慮することなくデータをダウ
ンロードすることができる。またダウンロードデータを
分割することなく最適な記憶装置に保存することができ
るため、データの復元時に生じる問題を低減することが
できる。
【0044】また本発明によれば、選択された記憶装置
に関する情報を内部記憶装置に保存することができる。
【0045】また本発明によれば、情報端末のユーザー
に対してダウンロードデータのダウンロード先を知らせ
ることができる。
【0046】また本発明によれば、記憶装置の空き容量
および優先順位に関する情報に基づいてダウンロード先
を選択することができ、データを最適な記憶装置にダウ
ンロードすることができる。
【0047】また本発明によれば、ユーザーが任意にダ
ウンロード先を設定することができる。
【0048】また本発明によれば、無駄な通信経費など
の発生を防止することができる。また本発明によれば、
情報端末のユーザーに対してデータのダウンロード処理
が記憶装置の容量不足のために終了した旨を知らせるこ
とができる。
【0049】また本発明によれば、コンピュータにダウ
ンロード処理プログラムを実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報端末1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】情報端末1とインターネット、イントラネット
あるいはパーソナルコンピュータ上のデータの所在場所
30との関係を示す図である。
【図3】ダウンロードデータの容量よりも大きい空き容
量を持つ記憶装置を選択するながれを示す図である。
【図4】選択された記憶装置に関する情報を内部記憶装
置14aに保存するながれを示す図である。
【図5】内部記憶装置14aに保存された情報が表示部
11aに表示されている図である。
【図6】選択された記憶装置に関する情報が表示部11
aに表示されるまでのながれを示す図である。
【図7】情報端末1が現在利用できる記憶装置のダウン
ロードの優先順位と空き容量とを示す図である。
【図8】変更手段によって優先順位を変更する画面を示
す図である。
【図9】ダウンロード処理が終了した旨のメッセージが
表示部11aに表示されている図である。
【図10】情報端末1におけるダウンロード処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 情報端末 11 表示制御部 11a 表示部 12 入力制御部 12a 入力部 13 通信制御部 13a 通信部 14 記憶装置制御部 14a 内部記憶装置 14b 外部記憶装置 15 中央処理装置 30 データの所在場所

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部記憶装置、1つ以上の外部記憶装
    置、データを表示する表示手段および通信手段を有し、
    通信手段を介してデータをダウンロードする情報端末に
    おいて、 ダウンロードの対象となるダウンロードデータの容量と
    前記内部記憶装置および前記外部記憶装置の空き容量と
    を比較し、比較結果に基づいて、前記ダウンロードデー
    タの容量よりも大きい空き容量を持つ記憶装置を選択し
    てダウンロードするダウンロード先選択手段を有するこ
    とを特徴とする情報端末。
  2. 【請求項2】 選択された前記記憶装置に関する情報を
    前記内部記憶装置に保存する保存手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の情報端末。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記内部記憶装置に保
    存された選択された前記記憶装置に関する情報を表示す
    ることを特徴とする請求項2記載の情報端末。
  4. 【請求項4】 前記ダウンロード先選択手段がダウンロ
    ード先の記憶装置を選択する際に選択の基準とする記憶
    装置の空き容量、および優先順位に関する情報を内部記
    憶装置に記憶することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1つに記載の情報端末。
  5. 【請求項5】 前記優先順位を変更する変更手段を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の情報端末。
  6. 【請求項6】 前記ダウンロードデータの容量が、いず
    れの記憶装置の空き容量よりも大きい場合にはダウンロ
    ード処理を終了することを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1つに記載の情報端末。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記記憶装置の容量が
    足りないためダウンロード処理が終了した場合には、そ
    の旨のメッセージを表示することを特徴とする請求項6
    記載の情報端末。
  8. 【請求項8】 コンピュータに請求項1〜7のいずれか
    1つに記載の機能を実現させるためのダウンロード処理
    プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011060318A (ja) * 2010-11-17 2011-03-24 Toshiba Corp 情報処理装置および記憶装置制御方法
JP2012160153A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Gaia Holdings Corp メール端末装置、メッセージ取得方法、メッセージ送信方法およびメールクライアントプログラム
JP2018018307A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 日立建機株式会社 建設機械のソフトウェア遠隔更新システム

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