JP2003173078A - 現像装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ

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JP2003173078A
JP2003173078A JP2001374204A JP2001374204A JP2003173078A JP 2003173078 A JP2003173078 A JP 2003173078A JP 2001374204 A JP2001374204 A JP 2001374204A JP 2001374204 A JP2001374204 A JP 2001374204A JP 2003173078 A JP2003173078 A JP 2003173078A
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toner
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Koji Hashimoto
浩二 橋本
Tachio Kawai
太刀夫 河井
Tadashi Horikawa
直史 堀川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー塗布ローラーのトナーパッキングを防
止すること。 【解決手段】 トナー塗布ローラー表面に設けた凸凹形
状の高さを、トナー塗布ローラーの現像ローラーに対す
る侵入量よりも高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンター等の画像形成装置、前記画像
形成装置に着脱自在な少なくとも現像装置を含むプロセ
スカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置により
トナー像として可視化することを行っている。
【0003】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案されたまま実用化されている。
しかし、いずれの現像装置でも現像剤担持体上に一成分
現像剤であるトナーの薄層を形成するのは困難である。
【0004】しかるに、画像の解像力、鮮明度等の向上
が求められている現在、トナーの薄層形成方法及びその
装置に関する開発は必須となっており、またこれに対し
ていくつかの方策が提案されている。
【0005】例えば、特開昭54−43038号公報に
て開示されているように、現像剤担持体である現像ロー
ラーに金属、ゴム等の材料からなる規制部材としての弾
性ブレード等を当接させ、この弾性ブレードと現像ロー
ラーとの当接部の間にトナーを通過させて規制すること
により、現像ローラー上にトナーの薄層を形成し、かつ
当接部での摩擦でトナーに十分なトリボを付与させるも
のである。
【0006】この場合、上記弾性ブレードにより非磁性
トナーを規制するときには、現像ローラー上にトナーを
供給するトナー供給部材が別途必要になる。これは、磁
性トナーの場合には現像ローラー内の磁石の力により現
像スリーブ上にトナーを供給できるが、非磁性トナーの
場合にはトナーの供給が行えないためである。
【0007】そこで、現像ローラーへのトナーの供給を
行うために、従来からソリッドゴム材、ブラシ材、発泡
ゴム材等を用いたローラー部材を現像ローラーに当接さ
せる提案が数多くなされている。
【0008】ここで図4を用いて従来の現像装置を使用
したプロセスカートリッジの構成について説明する。図
4においてプロセスカートリッジには像担持体1、現像
ローラー25、トナー塗布ローラー26等が設けられて
いる。
【0009】トナー収納容器28内に収容されたトナー
30はトナー攪拌部材29a、29bの回転に伴い現像
容器31のトナー保持部31aに送られる。トナー塗布
ローラーはA方向に回転しておりトナー保持部31aに
あるトナーを、B方向に回転している現像ローラー25
に塗布する。トナー塗布ローラーによって塗布されたト
ナーは弾性ブレード27によって規制され、現像ローラ
ー25上に薄層形成される。そしてC方向に回転してい
る像担持体1上の潜像を現像し可視化する。
【0010】ここで、トナー塗布ローラー部材の機能と
して、前述した現像ローラーへのトナーの供給は無論必
要であるが、それとともに、感光ドラムへ現像されなか
った現像ローラー上の未現像トナーの剥ぎ取り機能が要
求される。これが不十分になると、現像容器内におい
て、未現像トナーと新たに供給されたトナーとが現像ロ
ーラー上で混在することになり、次に弾性ブレード規制
部を通過し感光ドラム対向部に送られた際に、これらの
トナーで現像性の違いが生じるといった、所謂「ゴース
ト画像」の発生を招くこととなり、好ましくない。
【0011】従って、塗布ローラー部材としては、トナ
ー供給機能とトナー剥ぎ取り機能の両者が要求される。
【0012】先ず、1つ目のトナー供給機能に着目する
と、前述した各種ローラーのうちソリッドゴム材は、表
面が平滑であるために十分なトナー搬送性が得られ難
く、現像ローラーへの供給の点で不十分である。ブラシ
材は、トナー供給能は優れているが、ブラシ繊維の抜け
や切断及び倒れ等の問題があり、好ましくない。これに
対し、発泡ゴム材は、表面に形成された発泡孔により、
トナー搬送性がソリッドゴム材に比べ大幅に向上し、現
像ローラーへのトナー供給ローラーとしては好適であ
り、広範に用いられている。
【0013】次に、2つ目のトナー剥ぎ取り機能に着目
すると、発泡弾性体ローラーを被当接部材に当接させて
トナーを力学的に掻き取る方法や、特開平2−1919
74号公報に開示されているように、発泡弾性体ローラ
ーにバイアスを印加し、被当接部材から静電気的な力で
トナーを掻き取る方法が知られている。
【0014】近年では更なる高画質化が望まれ、そのた
めに現像装置に用いるトナーとしては、その粒径を更に
小さくしていく必要があるが、このトナーは通常粒径の
トナーに比べて掻き取られにくい傾向がある。
【0015】従って、前述したゴースト画像の発生を防
止するために、更に掻き取り性能を向上させる必要があ
る。そこで、トナー供給に十分な性能を有する発泡弾性
ローラーを用い、現像ローラーへの侵入量を増やす、当
接幅(以下、「ニップ幅」という。)を増やす、回転数
を増やす等の手法により、機械的な力を更に加える方法
が考えられる。
【0016】しかし、これらの手法では、トナー及び現
像ローラーへのストレスが増加してしまい、トナー劣化
による帯電不良や現像ローラーへのトナー融着、固化、
又、現像ローラー表面の損傷、更には発泡弾性体自体の
損傷といった問題を招いてしまう。
【0017】又、上述したような静電気的な力を利用す
る場合は、発泡弾性ローラーを導電化しなければなら
ず、導電物の添加により発泡弾性体としての必要な物性
が疎外されやすい。また、バイアス電源などが必要とな
り、構成が複雑で且つ高コストとなってしまう。
【0018】そこで図5の5−Aに示すように、塗布ロ
ーラー26の表面に高さがaの凸凹形状を設けて、現像
ローラー25に対して侵入量bで当接させ、塗布ローラ
ー表面の柔軟性を向上させ現像ローラーへの接触頻度を
上げて、掻き取り性能を向上させる方法が行われてい
る。ここで凸凹形状の高さaと現像ローラー25に対す
る塗布ローラー26の侵入量bにはa<bという関係が
成り立っている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成を用いると、凸凹形状の高さaはトナー塗布ロー
ラーの現像ローラーへの侵入量bよりも低いため5−B
に示すように、実際のニップ長nの間では凸凹形状は完
全に潰れてしまい周方向長さnの分だけ面接触になって
いる。よってトナー塗布ローラー26の現像ローラー2
5への接触位置端部26tで掻き取られたトナーは、ト
ナー塗布ローラー26と現像ローラー25のニップnを
通過する間に逃げ場が無くなりトナー塗布ローラー25
の発泡セルの中に押し込められる状態になる。その状態
が長く続くとトナー塗布ローラーの内部に大量のトナー
が押し込められパッキングを起こし、トナー塗布ローラ
ーの硬度が異常に上昇し、トナー塗布ローラー26と現
像ローラー25の当接圧が増大し、トルクがアップして
しまうという問題が有った。またトナー塗布ローラーが
パッキングしてしまい硬度が上がることで、トナー塗布
ローラーの柔軟性が低下し、現像ローラー上のトナー剥
ぎ取り能力が悪化して画像不良が発生する等の問題も有
った。
【0020】したがって本発明の目的は現像装置の寿命
の間中、トナー塗布ローラーのパッキングを発生させず
に、現像ローラー上のトナーの掻き取り性能を安定さ
せ、トルクアップや画像劣化等の問題の発生を無くすこ
とである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る現像装置の代表的な構成は、一成分現像
剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在す
る回動する現像剤担持体と、該現像剤担持体上への現像
剤の供給及び剥ぎ取りを行うトナー供給剥ぎ取りローラ
ーであって、該トナー供給剥ぎ取りローラーは回転軸と
該回転軸周囲に設けられた発泡弾性体とを有し、前記発
泡弾性体の外周面が周方向に凹凸形状をなすトナー剥ぎ
取り供給ローラーを有する現像装置において、前記トナ
ー供給ローラーの周方向にある凹凸形状の高さをa、前
記トナー供給ローラーの前記現像剤担持体に対する侵入
量をbとした時に、a>bの関係を満たすことを特徴と
する現像装置である。
【0022】上記目的を達成するための本発明に係るプ
ロセスカートリッジの代表的な構成は、像担持体と、前
記像担持体に作用するプロセス手段と、一成分現像剤を
収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在する回
動する現像剤担持体と、該現像剤担持体上への現像剤の
供給及び剥ぎ取りを行うトナー供給剥ぎ取りローラーで
あって、該トナー供給剥ぎ取りローラーは回転軸と該回
転軸周囲に設けられた発泡弾性体とを有し、前記発泡弾
性体の外周面が周方向に凹凸形状をなすトナー剥ぎ取り
供給ローラーを有するプロセスカートリッジにおいて、
前記トナー供給ローラーの周方向にある凹凸形状の高さ
をa、前記トナー供給ローラーの前記現像剤担持体に対
する侵入量をbとした時に、a>bの関係を満たすこと
を特徴とするプロセスカートリッジである。
【0023】上記目的を達成するための本発明に係る電
子写真画像形成装置本体の代表的な構成は、プロセスカ
ートリッジを着脱可能であって、前記プロセスカートリ
ッジには少なくとも一成分現像剤を収容する現像容器
と、該現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持
体と、該現像剤担持体上への現像剤の供給及び剥ぎ取り
を行うトナー供給剥ぎ取りローラーであって、該トナー
供給剥ぎ取りローラーは回転軸と該回転軸周囲に設けら
れた発泡弾性体とを有し、前記発泡弾性体の外周面が周
方向に凹凸形状をなすトナー剥ぎ取り供給ローラーを有
する電子写真画像形成装置において、前記トナー供給ロ
ーラーの周方向にある凹凸形状の高さをa、前記トナー
供給ローラーの前記現像剤担持体に対する侵入量をbと
した時に、a>bの関係を満たすことを特徴とする電子
写真画像形成装置。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る感光ドラムユ
ニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0025】[多色画像形成装置の全体構成]まず多色
画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概要
説明する。なお、図1は多色画像形成装置の一態様であ
るフルカラーレーザービームプリンタ100の全体構成
を示す縦断面図である。
【0026】同図に示す多色画像形成装置100は、垂
直方向に並設された4個の感光ドラム1a,1b,1
c,1dを備えている。感光体ドラム1は、駆動手段
(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動さ
れる。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従っ
て順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置
2(2a、2b、2c、2d)、画像情報に基づいてレ
ーザービームを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形
成するスキャナユニット3(3a、3b、3c、3
d)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現
像する現像装置4(4a、4b、4c、4d)、感光体
ドラム1上のトナー像を転写材Sに転写させる静電転写
装置5、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残ト
ナーを除去するクリーニング装置6(6a、6b、6
c、6d)等が配設されている。
【0027】ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現
像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ
化されプロセスカートリッジ7を形成している。
【0028】以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
【0029】感光体ドラム1は、例えば直径30mmの
アルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光
体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1
は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持され
ており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動
力が伝達されることにより、反時計周りに回転駆動され
る。
【0030】帯電装置2としては、接触帯電方式のもの
を使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成
された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム
1表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイア
ス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一
様に帯電させるものである。
【0031】スキャナユニット3は、感光ドラム1の略
水平方向に配置され、レーザーダイオード(不図示)に
よって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター
(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9
(9a、9b、9c、9d)に照射される。ポリゴンミ
ラー9に反射した画像光は、結像レンズ10(10a、
10b、10c、10d)を介して帯電済みの感光体ド
ラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するよう
に構成している。
【0032】現像装置4a,4b,4c,4dはそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナ
ーを夫々収納した現像器から構成される。
【0033】すべての感光体ドラム1a,1b,1c,
1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベル
ト11が配設される。静電転写ベルト11は1011
10 14Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約15
0μmのフィルム状部材で構成される。この静電転写ベ
ルト11は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図中
左側の外周面に転写材Sを静電吸着して上記感光体ドラ
ム1に転写材Sを接触させるべく循環移動する。これに
より、転写材Sは静電転写ベルト11により転写位置ま
で搬送され、感光体ドラム1上のトナー像を転写され
る。
【0034】この静電転写ベルト11の内側に当接し、
4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向した
位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12
d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の
電荷が静電転写ベルト11を介して転写材Sに印可さ
れ、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触
中の用紙に、感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転
写される。
【0035】静電転写ベルト11は周長約700mm、
厚み150μmのベルトであり、駆動ローラ13、従動
ローラ14a、14b、テンションローラ15の4本の
ローラにより掛け渡され、図の矢印方向に回転する。こ
れにより、上述した静電転写ベルト11が循環移動して
転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ
搬送される間にトナー像を転写される。
【0036】給紙部16は、画像形成部に転写材Sを給
紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給紙カセッ
ト17に収納されている。画像形成時には給紙ローラ1
8(半月ローラ)、レジストローラ対19が画像形成動
作に応じて駆動回転し、給紙カセット17内の転写材S
を1枚毎分離給送するとともに、転写材S先端はレジス
トローラ対19に突き当たり一旦停止し、ループを形成
した後静電転写ベルト11の回転と画像書出し位置の同
期をとって、レジストローラ対19によって静電転写ベ
ルト11へと給紙されていく。
【0037】定着部20は、転写材Sに転写された複数
色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱
ローラ21aと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力
を与える加圧ローラ21bとからなる。
【0038】すなわち、感光体ドラム1上のトナー像を
転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ロー
ラ対21で搬送されるとともに、定着ローラ対21によ
って熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のト
ナー像が転写材S表面に定着される。
【0039】画像形成の動作としては、プロセスカート
リッジ7a、7b、7c、7dが、印字タイミングに合
わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1
a、1b、1c、1dが、反時計回り方向に回転駆動さ
れる。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応す
るスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動によ
り、帯電ローラ2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷
を付与し、スキャナユニット3は、その感光体ドラム1
周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ドラム1周
面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像ローラ
は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体ド
ラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0040】最上流の感光体ドラム1周面上のトナー像
の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬送さ
れてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印字開
始位置が一致するように、レジローラ対19が回転を開
始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
【0041】転写材Sは静電吸着ローラ22と静電転写
ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベル
ト11の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電
吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより、誘
電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に
電荷を誘起し、転写材を静電転写ベルト11の外周に静
電吸着するように構成している。これにより、転写材S
は静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転
写部まで搬送される。
【0042】このように搬送されながら転写材Sは、各
感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電
界によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写さ
れる。
【0043】4色のトナー像を転写された転写材Sは、
ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11
から曲率分離され、定着部20に搬入される。転写材S
は、定着部20で上記トナー像を熱定着された後、排紙
ローラ対23によって、排紙部24から画像面を下にし
た状態で本体外に排出される。
【0044】[第一の実施形態]次に本発明の特徴であ
るトナー塗布ローラーについて図2を用いて説明する。
2−Aにおいてトナー塗布ローラー26の円周上には断
面が台形型の凸凹形状26dが形成されている。ここで
凸凹形状26dの高さaは、現像ローラー25に対する
トナー塗布ローラー26の侵入量bよりも大きくなって
いる。現像ローラーとトナー塗布ローラーのニップ部の
拡大した図を2−Bに示す。トナー塗布ローラー表面の
凸形状の高さは、現像ローラーに対するトナー塗布ロー
ラーの侵入量よりも高いため、トナー塗布ローラーの凸
形状は現像ローラーに接触した際に完全に潰れきらな
い。よって現像ローラー25とトナー塗布ローラー26
のニップ長さnの領域には、トナー塗布ローラー表面の
凹形状26c、26eが存在する。現像ローラー25と
トナー塗布ローラー26のニップ端26tで掻き取られ
たトナーは、前記凹形状26c及び26eに堆積する。
そして、トナー塗布ローラー26の回転に伴い前記ニッ
プ端26tの下方側に排出される。
【0045】[第二の実施形態]次に他の実施形態につ
いて図3を用いて説明する。
【0046】3−Aにおいてトナー塗布ローラー26の
円周上には断面が半円型の凸凹形状26dが形成されて
いる。ここで凸凹形状26dの高さaは、現像ローラー
25に対するトナー塗布ローラー26の侵入量bよりも
大きくなっている。現像ローラーとトナー塗布ローラー
のニップ部の拡大した図を3−Bに示す。トナー塗布ロ
ーラー表面の凸形状の高さは、現像ローラーに対するト
ナー塗布ローラーの侵入量よりも高いため、トナー塗布
ローラーの凸形状は現像ローラーに接触した際に完全に
潰れきらない。よって現像ローラー25とトナー塗布ロ
ーラー26のニップ長さnの領域には、トナー塗布ロー
ラー表面の凹形状26cが存在する。現像ローラー25
とトナー塗布ローラー26のニップ端26tで掻き取ら
れたトナーは、前記凹形状26cに堆積する。そして、
トナー塗布ローラー26の回転に伴い前記ニップ端26
tの下方側に排出される。
【0047】
【発明の効果】以上の説明により、トナー塗布ローラー
表面の凸凹形状の高さを、現像ローラーへの侵入量より
も高くすることで、トナー塗布ローラーと現像ローラー
のニップ位置でもトナー塗布ローラー表面の凹形状が維
持されるため、現像ローラー表面から掻き取ったトナー
が凹部に溜まり、前記掻き取りトナーが溜まった凹部が
ニップより抜け出した際に、前記掻き取ったトナーが、
トナー塗布ローラー表面からスムーズに排出される。よ
ってトナー塗布ローラーにトナーがパッキングすること
が無いためトルクアップ等の問題が無い。また、トナー
塗布ローラーの掻き取り性能を安定して維持できるた
め、画像も安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジを使用する
画像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図2】本発明に係るトナー塗布ローラーと現像ローラ
ーの当接状態を示す断面説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係るトナー塗布ローラ
ーと現像ローラーの当接状態を示す断面説明図である。
【図4】従来のプロセスカートリッジの断面説明図であ
る。
【図5】従来のトナー塗布ローラーと現像ローラーの当
接状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電装置 3 スキャナユニット 4 現像装置 5 静電転写装置 6 クリーニング装置 7 プロセスカートリッジ 9 ポリゴンミラー 10 結像レンズ 11 静電転写ベルト 12 転写ローラー 13 駆動ローラー 14 従動ローラー 15 テンションローラー 16 給紙部 17 給紙カセット 18 給紙ローラー 19 レジストローラー 20 定着部 21 定着ローラー 22 吸着ローラー 23 排紙ローラー 24 排紙部 25 現像ローラー 26 トナー塗布ローラー 27 弾性ブレード 28 トナー収納容器 29 トナー攪拌部材 30 トナー 31 現像容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀川 直史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AB03 AB13 AB18 AC04 AD06 AD13 EA11 FA22 GA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分現像剤を収容する現像容器と、該
    現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体上への現像剤の供給及び剥ぎ取りを行う
    トナー供給剥ぎ取りローラーであって、該トナー供給剥
    ぎ取りローラーは回転軸と該回転軸周囲に設けられた発
    泡弾性体とを有し、前記発泡弾性体の外周面が周方向に
    凹凸形状をなすトナー剥ぎ取り供給ローラーを有する現
    像装置において、前記トナー供給ローラーの周方向にあ
    る凹凸形状の高さをa、前記トナー供給ローラーの前記
    現像剤担持体に対する侵入量をbとした時に、a>bの
    関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、前記像担持体に作用するプ
    ロセス手段と、一成分現像剤を収容する現像容器と、該
    現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体上への現像剤の供給及び剥ぎ取りを行う
    トナー供給剥ぎ取りローラーであって、該トナー供給剥
    ぎ取りローラーは回転軸と該回転軸周囲に設けられた発
    泡弾性体とを有し、前記発泡弾性体の外周面が周方向に
    凹凸形状をなすトナー剥ぎ取り供給ローラーを有するプ
    ロセスカートリッジにおいて、前記トナー供給ローラー
    の周方向にある凹凸形状の高さをa、前記トナー供給ロ
    ーラーの前記現像剤担持体に対する侵入量をbとした時
    に、a>bの関係を満たすことを特徴とするプロセスカ
    ートリッジ。
  3. 【請求項3】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、前記プロセスカートリッジには少なくとも一成分現
    像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在
    する回動する現像剤担持体と、該現像剤担持体上への現
    像剤の供給及び剥ぎ取りを行うトナー供給剥ぎ取りロー
    ラーであって、該トナー供給剥ぎ取りローラーは回転軸
    と該回転軸周囲に設けられた発泡弾性体とを有し、前記
    発泡弾性体の外周面が周方向に凹凸形状をなすトナー剥
    ぎ取り供給ローラーを有する電子写真画像形成装置にお
    いて、前記トナー供給ローラーの周方向にある凹凸形状
    の高さをa、前記トナー供給ローラーの前記現像剤担持
    体に対する侵入量をbとした時に、a>bの関係を満た
    すことを特徴とする電子写真画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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