JP2003172435A - ピニオン軸支持用軸受装置 - Google Patents

ピニオン軸支持用軸受装置

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JP2003172435A
JP2003172435A JP2001373946A JP2001373946A JP2003172435A JP 2003172435 A JP2003172435 A JP 2003172435A JP 2001373946 A JP2001373946 A JP 2001373946A JP 2001373946 A JP2001373946 A JP 2001373946A JP 2003172435 A JP2003172435 A JP 2003172435A
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bearing
pinion gear
pinion
pinion shaft
shaft
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Kanichi Kouda
寛一 耕田
Kenichi Ono
賢一 尾野
Hirobumi Momoji
博文 百々路
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/546Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/38Constructional details
    • F16H48/42Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
    • F16H2048/423Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement
    • F16H2048/426Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement characterised by spigot bearing arrangement, e.g. bearing for supporting the free end of the drive shaft pinion

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のディファレンシャル装置を構成する
ピニオン軸4を、ディファレンシャルケース1の内側に
回転自在に支持するためのピニオン軸支持用軸受装置に
関し、回転トルクが小さくなり、ディファレンシャル装
置の効率が向上する。 【解決手段】 ピニオン軸4をディファレンシャルケー
ス1に対して回転自在に支持する軸受装置であって、ピ
ニオンギヤ側の転がり軸受6がアンギュラ玉軸受61か
らなり、コンパニオンフランジ7をナット15にてピニ
オンギヤ方向に締結することにより一対の転がり軸受
5,6をディファレンシャルケース1に固定し、ピニオ
ンギヤ3の一対の転がり軸受5,6と反対側面に凹部3
1を形成し、ディファレンシャルケース1に固定され凹
部31に挿入した軸体81の外周面と、凹部31の内周
面との間に、針状ころ軸受71を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のディファ
レンシャル装置を構成するピニオン軸を、ディファレン
シャルケースの内側に回転自在に支持するためのピニオ
ン軸支持用軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディファレンシャル装置の構造を
図4に示す。
【0003】図4において、1はディファレンシャルケ
ースであり、このディファレンシャルケース1内に、左
右の車輪を差動連動する差動変速機構2、ピニオンギヤ
3、ピニオン軸4、ピニオン軸4を回転自在に支持する
円すいころ軸受からなる転がり軸受5,6等が収納され
ている。
【0004】ピニオンギヤ3は、差動変速機構2のリン
グギヤ2aに噛合されており、ピニオン軸4の内端部に
一体形成されている。
【0005】また、ピニオン軸4は、背面合わせに配置
した単列の円すいころ軸受5,6にて、ディファレンシ
ャルケース1の内側に回転自在に支持されており、外端
部にはプロペラシャフト(図示せず)が連結されるコン
パニオンフランジ7が設けられている。
【0006】また、円すいころ軸受5,6は、各々ディ
ファレンシャルケース1の鍛造製の軸受ケース部1aに
形成した軸受装着用の環状壁13,14の内周面に装着
されている。なお、コンパニオンフランジ側の円すいこ
ろ軸受5は軸受ケース部1aの小径側開口部から組み込
まれ、ピニオンギヤ側の円すいころ軸受6は軸受ケース
部1aの大径側開口部から組み込まれ、両円すいころ軸
受5,6間には位置決め用のスペーサ8が介装されてい
る。円すいころ軸受5,6は、ピニオン軸4の外端部に
ナット15を螺合し、コンパニオンフランジ7に締結す
ることで、ピニオンギヤ3とコンパニオンフランジ7の
間で十分な予圧を付与して固定される。
【0007】さらに、ディファレンシャルケース1内に
は、潤滑用のオイルが運転停止状態においてレベルLに
て貯留されている。オイルは、運転時にリングギヤ2a
の回転に伴って跳ね上げられ、軸受ケース部1a内の環
状壁13,14間に形成したオイル導入路11を通って
円すいころ軸受5,6に導かれ、さらにオイル還流路
(図示せず)を通って戻される。なお、ピニオン軸4の
外端部側の外周面と軸受ケース部1aの内周面との間に
は、オイルの漏洩防止のためのオイルシール9が装着さ
れており、かつ、オイルシール9を隠蔽するシール保護
カップ10が取付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のディファレンシ
ャル装置の場合、ピニオン軸4を回転自在に支持する軸
受が円すいころ軸受5,6からなり、特に、スラスト荷
重の大きなピニオンギヤ側の円すいころ軸受6には大き
な摩擦抵抗が作用するので、軽負荷で高速回転時に回転
トルクが大きくなり、ディファレンシャル装置の効率が
低下するという問題があった。
【0009】この発明は、回転トルクが小さくなり、デ
ィファレンシャル装置の効率が向上するピニオン軸支持
用軸受装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ピ
ニオン軸の一端に設けたピニオンギヤと、他端に設けた
コンパニオンフランジとの間に、前記ピニオン軸をケー
スに対して回転自在に支持する軸心方向に並設した一対
の転がり軸受を装着してなるピニオン軸支持用軸受装置
であって、ピニオンギヤ側の転がり軸受が玉軸受または
円筒ころ軸受からなり、前記コンパニオンフランジを締
結手段にて前記ピニオンギヤ方向に締結することにより
前記一対の転がり軸受を前記ケースに固定し、ピニオン
ギヤの前記一対の転がり軸受と反対側面に凹部を形成
し、前記ケースに固定され前記凹部に挿入した軸体の外
周面と、前記凹部の内周面との間に、円筒ころ軸受また
は針状ころ軸受を装着したことを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明の請求項1のピニオン軸支持用軸受
装置によると、大きなスラスト荷重が作用するピニオン
ギヤ側の転がり軸受を、円すいころ軸受に比べて摩擦抵
抗の小さい玉軸受または円筒ころ軸受にて構成したの
で、円すいころ軸受に比べて回転トルクが小さくなり、
ディファレンシャル装置の効率が向上する。
【0012】しかも、ピニオンギヤの一対の転がり軸受
と反対側面に凹部を形成し、ケースに固定され凹部に挿
入した軸体の外周面と、凹部の内周面との間に、円筒こ
ろ軸受または針状ころ軸受を装着したことにより、ピニ
オンギヤの両側において、それぞれ軸受にてピニオン軸
が支持される。この結果、モーメントに弱い玉軸受また
は円筒ころ軸受からなるピニオンギヤ側の転がり軸受
に、モーメント荷重が集中して作用するのを防止でき、
回転トルクの低減が確実に行える。
【0013】本発明の請求項2は、ピニオン軸の一端に
設けたピニオンギヤと、他端に設けたコンパニオンフラ
ンジとの間に、前記ピニオン軸をケースに対して回転自
在に支持する軸心方向に並設した一対の転がり軸受を装
着してなるピニオン軸支持用軸受装置であって、ピニオ
ンギヤ側の転がり軸受が玉軸受または円筒ころ軸受から
なり、前記コンパニオンフランジを締結手段にて前記ピ
ニオンギヤ方向に締結することにより前記一対の転がり
軸受を前記ケースに固定し、ピニオンギヤの前記一対の
転がり軸受と反対側面に軸体を突設し、前記軸体の外周
面と、前記ケースに設けた軸受装着壁の内周面との間
に、円筒ころ軸受または針状ころ軸受を装着したことを
特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項2のピニオン軸支持用軸受
装置によると、大きなスラスト荷重が作用するピニオン
ギヤ側の転がり軸受を、円すいころ軸受に比べて摩擦抵
抗の小さい玉軸受または円筒ころ軸受にて構成したの
で、円すいころ軸受に比べて回転トルクが小さくなり、
ディファレンシャル装置の効率が向上する。
【0015】しかも、ピニオンギヤの一対の転がり軸受
と反対側面に軸体を突設し、軸体の外周面と、ケースに
設けた軸受装着壁の内周面との間に、円筒ころ軸受また
は針状ころ軸受を装着したことにより、ピニオンギヤの
両側において、それぞれ軸受にてピニオン軸が支持され
る。この結果、モーメントに弱い玉軸受または円筒ころ
軸受からなるピニオンギヤ側の転がり軸受に、モーメン
ト荷重が集中して作用するのを防止でき、回転トルクの
低減が確実に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1について、図1を用いて説明する。
【0017】図1は、実施の形態1におけるディファレ
ンシャル装置のピニオン軸支持用軸受装置の部分断面図
を示している。
【0018】実施の形態1のピニオン軸支持用軸受装置
は、コンパニオンフランジ側の転がり軸受5ならびにピ
ニオンギヤ側の転がり軸受6が、複列外向きのアンギュ
ラ玉軸受を構成するアンギュラ玉軸受51,61にて構
成されており、かつ、ピニオンギヤ3の一対の転がり軸
受5,6と反対側において、針状ころ軸受71を装着し
たことを特徴とするものである。
【0019】なお、その他の構成は図4の例と同一であ
り、同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0020】すなわち、コンパニオンフランジ側の転が
り軸受5となるアンギュラ玉軸受51は、内輪52、外
輪53、保持器55にて保持された玉群54からなる。
また、ピニオンギヤ側の転がり軸受6のアンギュラ玉軸
受61は、内輪62、外輪63、保持器65にて保持さ
れた玉群64からなる。
【0021】また、針状ころ軸受71はシェル形針状こ
ろ軸受であり、外輪72、保持器74にて保持された針
状ころ群73からなり、針状ころ73の端面と保持器7
4の間には隙間が形成されており、アキシアル荷重を受
けない構造となっている。
【0022】針状ころ軸受71は、ピニオンギヤ3の差
動変速機構2側である正面に形成した凹部31内に装着
されている。すなわち、ディファレンシャルケース1に
固定した軸体81を凹部31に挿入し、軸体81の外周
面と凹部31の内周面との間において、外輪72を凹部
31の内周面に圧入すると共に、針状ころ群73を軸体
81の外周面に転接させて、針状ころ軸受71を装着す
る。
【0023】なお、針状ころ軸受71は、ピニオンギヤ
3のリングギヤ2aとの噛み合い位置Aより差動変速機
構2側に設置される。
【0024】アンギュラ玉軸受61は、ピニオン軸4に
圧入された状態で、軸受ケース部1aの大径側開口部か
ら組み込まれて環状壁14に装着される。また、アンギ
ュラ玉軸受51は、アンギュラ玉軸受61との間にスペ
ーサ8を介してピニオン軸4に圧入し、環状壁13に装
着される。
【0025】また、ピニオンギヤ3の凹部31に、針状
ころ軸受71を外嵌した軸体81を挿入し、ディファレ
ンシャルケース1と軸受ケース部1aを固定する。
【0026】さらに、コンパニオンフランジ7をピニオ
ン軸4のドライブシャフト側の小径部44にスプライン
嵌合し、締結手段となるナット15をコンパニオンフラ
ンジ7に締結する。これにより、スペーサ8を介して並
設された転がり軸受5,6が、ピニオンギヤ3とコンパ
ニオンフランジ7にて挟み込まれ、予圧を付与されて軸
受ケース部1aに固定される。
【0027】このようにして、アンギュラ玉軸受51,
61にてアキシアル荷重ならびにラジアル荷重を受ける
と共に、針状ころ軸受71にてラジアル荷重を受け、ピ
ニオン軸4をディファレンシャルケース1に対して回転
自在に支持する。
【0028】このように構成されたピニオン軸支持用軸
受装置によると、大きなスラスト荷重が作用するピニオ
ンギヤ側の転がり軸受6を、円すいころ軸受に比べて摩
擦抵抗の小さいアンギュラ玉軸受61にて構成したの
で、円すいころ軸受に比べて回転トルクが小さくなり、
ディファレンシャル装置の効率が向上する。
【0029】また、ピニオンギヤ3の一対の転がり軸受
5,6と反対側面に凹部31を形成し、ディファレンシ
ャルケース1に固定され凹部31に挿入した軸体81の
外周面と、凹部31の内周面との間に、針状ころ軸受7
1を装着したことにより、ピニオンギヤ3の両側におい
て、それぞれアンギュラ玉軸受61ならびに針状ころ軸
受71にてピニオン軸4を支持することができる。この
結果、モーメントに弱いアンギュラ玉軸受61からなる
ピニオンギヤ側の転がり軸受6に、モーメント荷重が集
中して作用するのを防止でき、回転トルクの低減が確実
に行える。
【0030】また、複列のアンギュラ玉軸受51,61
を、コンパニオンフランジ側の転がり軸受5とピニオン
ギヤ側の転がり軸受6に分けて配置したので、アンギュ
ラ玉軸受51,61の配置間隔が広がり、アンギュラ玉
軸受51,61に作用する回転トルクが小さくなり、そ
の結果、アンギュラ玉軸受51,61の小型化が図れ、
小型の軸受装置を提供できる。
【0031】さらに、針状ころ軸受71の保持器74と
針状ころ73の端面との間に隙間が形成されており、ア
キシアル荷重を受けない構造となっているため、保持器
74と針状ころ73との間における摩擦によって、ディ
ファレンシャル装置の効率が低下するのを防止できる。
【0032】なお、針状ころ軸受71の形状は、前記実
施の形態のもに限らない。また、軸体81の外周面と凹
部31の内周面との間に、針状ころ軸受71が装着され
るものであったが、円筒ころ軸受が装着されるものであ
ってもよい。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2について、図2
および図3を用いて説明する。
【0033】図2は、実施の形態2におけるピニオン軸
支持用軸受装置を適用したディファレンシャル装置の断
面図、図3は、そのピニオン軸支持用軸受装置の部分断
面図を示している。
【0034】この実施の形態2は、ピニオンギヤ3の一
対の転がり軸受5,6と反対側において、円筒ころ軸受
75を装着したことを特徴とするものである。なお、そ
の他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0035】すなわち、円筒ころ軸受75は、外輪76
と円筒ころ群77からなる。なお、外輪76の両フラン
ジは、単に円筒ころ群77が軸心方向に抜けるのを防止
するものであって、両フランジと円筒ころ77の端面と
の間には隙間が形成されており、アキシアル荷重を受け
ない構造となっている。
【0036】また、ピニオンギヤ3の一対の転がり軸受
5,6と反対側面には、軸体82が突設されている。円
筒ころ軸受75は、軸体82の外周面と、ディファレン
シャルケース1に設けた軸受装着壁19の内周面との間
に装着される。すなわち、外輪76を軸受装着壁19の
内周面に圧入すると共に、円筒ころ群77を軸体82の
外周面に転接させて、円筒ころ軸受75を装着する。
【0037】なお、円筒ころ軸受75は、ピニオンギヤ
3のリングギヤ2aとの噛み合い位置Aより差動変速機
構2側に設置される。
【0038】アンギュラ玉軸受61は、ピニオン軸4に
圧入された状態で、軸受ケース部1aの大径側開口部か
ら組み込まれて環状壁14に装着される。また、アンギ
ュラ玉軸受51は、アンギュラ玉軸受61との間にスペ
ーサ8を介してピニオン軸4に圧入し、環状壁13に装
着される。
【0039】また、軸受装着壁19の内周面に円筒ころ
軸受75を圧入したディファレンシャルケース1を軸受
ケース部1aに固定し、円筒ころ軸受75の円筒ころ群
77を軸体82の外周面に転接させる。
【0040】さらに、コンパニオンフランジ7をピニオ
ン軸4のドライブシャフト側の小径部44にスプライン
嵌合し、締結手段となるナット15をコンパニオンフラ
ンジ7に締結する。これにより、スペーサ8を介して並
設された転がり軸受5,6が、ピニオンギヤ3とコンパ
ニオンフランジ7にて挟み込まれ、予圧を付与されて軸
受ケース部1aに固定される。
【0041】このようにして、アンギュラ玉軸受51,
61にてアキシアル荷重ならびにラジアル荷重を受ける
と共に、円筒ころ軸受75にてラジアル荷重を受け、ピ
ニオン軸4をディファレンシャルケース1に対して回転
自在に支持する。
【0042】このように構成されたピニオン軸支持用軸
受装置においても、実施の形態1と同様の効果が得られ
る。
【0043】なお、円筒ころ軸受75の形状は、前記実
施の形態のもに限らない。また、軸体82の外周面と軸
受装着壁19の内周面との間に、円筒ころ軸受75が装
着されるものであったが、針状ころ軸受が装着されるも
のであってもよい。
【0044】また、前記各実施の形態において、ピニオ
ンギヤ側の転がり軸受6はアンギュラ玉軸受61であっ
たが、これに限るものではなく、円すいころ軸受に比べ
て摩擦抵抗の小さい深溝玉軸受や円筒ころ軸受、あるい
はそれらの組合せやタンデム型のアンギュラ玉軸受等か
らなるものであってもよい。
【0045】また、コンパニオンフランジ側の転がり軸
受5もアンギュラ玉軸受51に限るものではなく、深溝
玉軸受,円筒ころ軸受,円すいころ軸受、あるいはそれ
らの組合せやタンデム型のアンギュラ玉軸受等、いずれ
の軸受であってもよい。
【0046】また、締結手段は、ピニオン軸4の端部を
外向きにかしめてなるものであってもよい。
【0047】さらに、コンパニオンフランジ側の転がり
軸受5とピニオンギヤ側の転がり軸受6の外輪を単一の
外輪にて形成してユニット化してグリース潤滑とし、当
該軸受ユニットにて、ピニオン軸4をディファレンシャ
ルケース1に対して回転自在に支持してもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明のピニオン軸支持用軸受装置によ
れば、回転トルクが小さくなり、ディファレンシャル装
置の効率が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディファレンシ
ャル装置のピニオン軸支持用軸受装置の部分断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態2におけるピニオン軸支持
用軸受装置を適用したディファレンシャル装置の断面図
である。
【図3】本発明の実施の形態2におけるピニオン軸支持
用軸受装置の部分断面図である。
【図4】従来例におけるディファレンシャル装置の断面
図である。
【符号の説明】
1 ディファレンシャルケース 2 差動変速機構 2a リングギヤ 3 ピニオンギヤ 4 ピニオン軸 5 コンパニオンフランジ側の転がり軸受 6 ピニオンギヤ側の転がり軸受 7 コンパニオンフランジ 15 ナット(締結手段) 19 軸受装着壁 31 凹部 51,61 アンギュラ玉軸受 71 針状ころ軸受 75 円筒ころ軸受 81,82 軸体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百々路 博文 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3J009 DA16 EA06 EA18 EA23 EA32 EB23 EC02 EC06 FA07 3J063 AA02 AB04 AC01 BA04 CA05 CD02 CD09 CD43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピニオン軸の一端に設けたピニオンギヤ
    と、他端に設けたコンパニオンフランジとの間に、前記
    ピニオン軸をケースに対して回転自在に支持する軸心方
    向に並設した一対の転がり軸受を装着してなるピニオン
    軸支持用軸受装置であって、 ピニオンギヤ側の転がり軸受が玉軸受または円筒ころ軸
    受からなり、前記コンパニオンフランジを締結手段にて
    前記ピニオンギヤ方向に締結することにより前記一対の
    転がり軸受を前記ケースに固定し、 ピニオンギヤの前記一対の転がり軸受と反対側面に凹部
    を形成し、前記ケースに固定され前記凹部に挿入した軸
    体の外周面と、前記凹部の内周面との間に、円筒ころ軸
    受または針状ころ軸受を装着したことを特徴とするピニ
    オン軸支持用軸受装置。
  2. 【請求項2】 ピニオン軸の一端に設けたピニオンギヤ
    と、他端に設けたコンパニオンフランジとの間に、前記
    ピニオン軸をケースに対して回転自在に支持する軸心方
    向に並設した一対の転がり軸受を装着してなるピニオン
    軸支持用軸受装置であって、 ピニオンギヤ側の転がり軸受が玉軸受または円筒ころ軸
    受からなり、前記コンパニオンフランジを締結手段にて
    前記ピニオンギヤ方向に締結することにより前記一対の
    転がり軸受を前記ケースに固定し、 ピニオンギヤの前記一対の転がり軸受と反対側面に軸体
    を突設し、前記軸体の外周面と、前記ケースに設けた軸
    受装着壁の内周面との間に、円筒ころ軸受または針状こ
    ろ軸受を装着したことを特徴とするピニオン軸支持用軸
    受装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012092855A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Nsk Ltd ピニオン軸の回転支持装置
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