JP2003171289A - 鎮痛用医薬組成物 - Google Patents
鎮痛用医薬組成物Info
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- JP2003171289A JP2003171289A JP2001372097A JP2001372097A JP2003171289A JP 2003171289 A JP2003171289 A JP 2003171289A JP 2001372097 A JP2001372097 A JP 2001372097A JP 2001372097 A JP2001372097 A JP 2001372097A JP 2003171289 A JP2003171289 A JP 2003171289A
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 副作用が少なく、しかも従来の鎮痛剤に比べ
優れた鎮痛機能が得られる鎮痛用医薬組成物を提供す
る。 【解決手段】 烏梢蛇（遊蛇化の動物肉）、露蜂房（胡
蜂科昆虫大黄蜂の巣）、蟻（蟻科の昆虫体）及びキャッ
ツクロー（カギカズラ属の樹木）を主成分とし、更に下
記成分、亀板、ハトムギエキス、五加皮エキス、降香エ
キス、鶏血藤エキス、桂枝エキス、ベニバナエキス、松
葉エキス、山椒エキス、甘草エキス、地黄葉、カルシウ
ム、ビタミンＢ群、ビタミンＥの内ひとつ以上を含有す
ることを特徴とする。
優れた鎮痛機能が得られる鎮痛用医薬組成物を提供す
る。 【解決手段】 烏梢蛇（遊蛇化の動物肉）、露蜂房（胡
蜂科昆虫大黄蜂の巣）、蟻（蟻科の昆虫体）及びキャッ
ツクロー（カギカズラ属の樹木）を主成分とし、更に下
記成分、亀板、ハトムギエキス、五加皮エキス、降香エ
キス、鶏血藤エキス、桂枝エキス、ベニバナエキス、松
葉エキス、山椒エキス、甘草エキス、地黄葉、カルシウ
ム、ビタミンＢ群、ビタミンＥの内ひとつ以上を含有す
ることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は痛みを伴う各種の
疾患において鎮痛機能を有する鎮痛用医薬組成物に関す
る。
疾患において鎮痛機能を有する鎮痛用医薬組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】一過性の軽度の痛みから慢性的で堪え難
い程度の激痛に至るまで、程度の差はあれ痛みを伴う疾
患はきわめて多いが、痛み除去に関しては進歩した現代
医学・医療でもなお十分な成果を上げるに至っていな
い。特に慢性的疼痛は、急性疼痛とは全く異なるもので
あると認識されるようになってきているが、その治療に
関しては何ら有効なものが開発されていない。鎮痛剤等
や治療法は数多くあるが、いずれもその効果は必ずしも
十分ではない上、その副作用が問題となることが多い。
例えばガンの痛みについて世界保健機構（ＷＨＯ）が痛
み除去法の基準を定めているが、副作用として極めて重
篤な便秘がある等、多くの鎮痛剤や治療法は、腎臓障害
や肝臓障害その他の副作用をもたらす問題がある。
い程度の激痛に至るまで、程度の差はあれ痛みを伴う疾
患はきわめて多いが、痛み除去に関しては進歩した現代
医学・医療でもなお十分な成果を上げるに至っていな
い。特に慢性的疼痛は、急性疼痛とは全く異なるもので
あると認識されるようになってきているが、その治療に
関しては何ら有効なものが開発されていない。鎮痛剤等
や治療法は数多くあるが、いずれもその効果は必ずしも
十分ではない上、その副作用が問題となることが多い。
例えばガンの痛みについて世界保健機構（ＷＨＯ）が痛
み除去法の基準を定めているが、副作用として極めて重
篤な便秘がある等、多くの鎮痛剤や治療法は、腎臓障害
や肝臓障害その他の副作用をもたらす問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑みてなされたもので、副作用が少なくしかも従来の鎮
痛剤に比べ優れた鎮痛機能が得られる組成物を提供する
ことを目的とする。
鑑みてなされたもので、副作用が少なくしかも従来の鎮
痛剤に比べ優れた鎮痛機能が得られる組成物を提供する
ことを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の鎮痛機能を有する組成物は、烏梢蛇、露蜂
房、蟻及びキャッツクローを主成分とすることを特徴と
する。
に本発明の鎮痛機能を有する組成物は、烏梢蛇、露蜂
房、蟻及びキャッツクローを主成分とすることを特徴と
する。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の組成物は、烏梢蛇、露蜂
房、蟻及びキャッツクローを主成分とする。これに亀板
を加えても良い。更にカルシウム、小麦胚芽を加えるこ
とも可能である。また必要に応じて賦形剤等を加えても
良い。
房、蟻及びキャッツクローを主成分とする。これに亀板
を加えても良い。更にカルシウム、小麦胚芽を加えるこ
とも可能である。また必要に応じて賦形剤等を加えても
良い。
【０００６】これら烏梢蛇、露蜂房、蟻及びキャッツク
ロー及び亀板は、次のような特性を備えている。 ＜烏梢蛇＞遊蛇科の動物で、烏梢蛇Zaosys dhumnades
の肉である。主に中国の長江以南の各省に分布してい
る。成分は下掲の通りである。 表 烏梢蛇の栄養成分（毎１００ｇ 食部） 成 分 含 量 水分(g) 80.3 蛋白質(g) 20.1 脂肪(g) 0.1 灰分(g) 0.9 ビタミンＢ１(mg) 0.02 ビタミンＢ２(mg) 0.08 ニコチン酸(mg) 3.9 ビタミンE(mg) 0.57 カリウム(mg) 210 ナトリウム(mg) 104.4 カルシウム(mg) 41 マグネシウム(mg) 20 鉄(mg) 2.2 マンガン(mg) 0.02 亜鉛(mg) 4.70 銅(mg) 0.12 リン(mg) 94 セレン(μg) 3.14 ＜露蜂房＞別名は蜂房で、胡蜂科昆虫大黄峰 Polistes
mandarinus Saussurue の巣で、中国の各地に有り、南
方地区に特に多い。蜂蝋及び樹脂、その他に一種の有毒
の揮発油“露蜂房油”及びクロム、鉄歓、蛋白質等を含
む。 ＜蟻＞蟻科の昆虫で、擬黒多刺蟻 Plolyrhachis vicina
Roger 、黒山蟻 Formica fusca Lats、赤蟻 F.rufa
L、棕褐沙林蟻 Emery formicusina などの昆虫体であ
る。アミノ酸、微量元素、毒素などを含有する。 ＜キャッツクロー＞南米のペルー原産のカギカズラ属の
樹木。イソテロポデイン、テロポデイン、イソミトラフ
ィリン、ミトラフィリン、イソリンコフィリン、リンコ
フィリンを含有する。 ＜亀板＞イシガメ科(Testudinidae)のクサガメ Chinemy
s (Geoclemys) reevesii Grayの腹甲。
ロー及び亀板は、次のような特性を備えている。 ＜烏梢蛇＞遊蛇科の動物で、烏梢蛇Zaosys dhumnades
の肉である。主に中国の長江以南の各省に分布してい
る。成分は下掲の通りである。 表 烏梢蛇の栄養成分（毎１００ｇ 食部） 成 分 含 量 水分(g) 80.3 蛋白質(g) 20.1 脂肪(g) 0.1 灰分(g) 0.9 ビタミンＢ１(mg) 0.02 ビタミンＢ２(mg) 0.08 ニコチン酸(mg) 3.9 ビタミンE(mg) 0.57 カリウム(mg) 210 ナトリウム(mg) 104.4 カルシウム(mg) 41 マグネシウム(mg) 20 鉄(mg) 2.2 マンガン(mg) 0.02 亜鉛(mg) 4.70 銅(mg) 0.12 リン(mg) 94 セレン(μg) 3.14 ＜露蜂房＞別名は蜂房で、胡蜂科昆虫大黄峰 Polistes
mandarinus Saussurue の巣で、中国の各地に有り、南
方地区に特に多い。蜂蝋及び樹脂、その他に一種の有毒
の揮発油“露蜂房油”及びクロム、鉄歓、蛋白質等を含
む。 ＜蟻＞蟻科の昆虫で、擬黒多刺蟻 Plolyrhachis vicina
Roger 、黒山蟻 Formica fusca Lats、赤蟻 F.rufa
L、棕褐沙林蟻 Emery formicusina などの昆虫体であ
る。アミノ酸、微量元素、毒素などを含有する。 ＜キャッツクロー＞南米のペルー原産のカギカズラ属の
樹木。イソテロポデイン、テロポデイン、イソミトラフ
ィリン、ミトラフィリン、イソリンコフィリン、リンコ
フィリンを含有する。 ＜亀板＞イシガメ科(Testudinidae)のクサガメ Chinemy
s (Geoclemys) reevesii Grayの腹甲。
【０００７】これら各成分の含有率は下記の範囲とする
のが望ましい。 烏梢蛇：５ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 露蜂房：９ｗｔ％以上 １３ｗｔ％以下 蟻：８ｗｔ％以上 １０ｗｔ％以下 キャッツクロー：５ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 亀板：３ｗｔ％以上 １０ｗｔ％以下
のが望ましい。 烏梢蛇：５ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 露蜂房：９ｗｔ％以上 １３ｗｔ％以下 蟻：８ｗｔ％以上 １０ｗｔ％以下 キャッツクロー：５ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 亀板：３ｗｔ％以上 １０ｗｔ％以下
【０００８】これら烏梢蛇、露蜂房、蟻、キャッツクロ
ー、亀板は、原料を熱水処理し、エキス分を乾燥して粉
末として用いるのが好ましい。
ー、亀板は、原料を熱水処理し、エキス分を乾燥して粉
末として用いるのが好ましい。
【０００９】上記した成分に更に鎮痛効果を有するハト
ムギエキス、五加皮エキス、降香エキス、鶏血藤エキ
ス、桂枝エキス、ベニバナエキス、地黄葉、松葉エキ
ス、山椒エキス、甘草エキス、カルシウム、ビタミンＢ
群、ビタミンＥ、コンドロイチン、コラーゲンの中の１
以上の成分を加えることが可能である。
ムギエキス、五加皮エキス、降香エキス、鶏血藤エキ
ス、桂枝エキス、ベニバナエキス、地黄葉、松葉エキ
ス、山椒エキス、甘草エキス、カルシウム、ビタミンＢ
群、ビタミンＥ、コンドロイチン、コラーゲンの中の１
以上の成分を加えることが可能である。
【００１０】ハトムギ、山椒、五加皮、松葉、甘草、降
香、鶏血藤、桂枝、ベニバナはそれぞれの乾燥原料を細
切断したものを、３０％エタノール液で同時抽出し、こ
の抽出液を遠心分離器で夾雑物を除去した後スプレード
ライ（噴霧乾燥）により乾燥し、できた固形物を粉砕、
篩いにかけて乾燥エキス粉末としたものである。地黄葉
は、採取した「地黄」の塊茎を水洗・選別し、天日乾燥
し２００メッシュないし１００メッシュの大きさに製粉
し、１００℃で１０分乃至１５分間乾燥・滅菌して粉末
茶としたものである。カルシウム、チアミン硝酸塩（ビ
タミンＢ1）、リポフラビン（ビタミンＢ2）、ピリドキ
シン塩酸塩（ビタミンＢ6）、シアノコバラミン（ビタ
ミンＢ12）、トコフェロール（ビタミンＥ）は、所定の
品質規格基準に合致した製品を原料供給業者から購入し
配合材料とする。
香、鶏血藤、桂枝、ベニバナはそれぞれの乾燥原料を細
切断したものを、３０％エタノール液で同時抽出し、こ
の抽出液を遠心分離器で夾雑物を除去した後スプレード
ライ（噴霧乾燥）により乾燥し、できた固形物を粉砕、
篩いにかけて乾燥エキス粉末としたものである。地黄葉
は、採取した「地黄」の塊茎を水洗・選別し、天日乾燥
し２００メッシュないし１００メッシュの大きさに製粉
し、１００℃で１０分乃至１５分間乾燥・滅菌して粉末
茶としたものである。カルシウム、チアミン硝酸塩（ビ
タミンＢ1）、リポフラビン（ビタミンＢ2）、ピリドキ
シン塩酸塩（ビタミンＢ6）、シアノコバラミン（ビタ
ミンＢ12）、トコフェロール（ビタミンＥ）は、所定の
品質規格基準に合致した製品を原料供給業者から購入し
配合材料とする。
【００１１】上記各配合材料の構成及び効力を示せば、
次の通りである。 ハトムギエキス：脂肪油・coioxol Ｃ８Ｈ７Ｏ３Ｎ、st
erol、Aminoacid、ビタミンＢ1などを含み、漢方、中国
医学などの東洋医学においては利水、抗ウイルス作用な
どの他、鎮痛、鎮痙、除痺作用があるとされ、特に神経
痛に効果がある。 五加皮エキス：精油、ビタミンＡ、Ｂなどを含み、肝腎
を補い、筋骨の強化、抗炎症作用、浮腫を除くなどの作
用の他鎮痛作用があり、慢性関節リウマチや関節痛など
の処方配合に用いられる。 降香エキス：精油を多く含み、理気止痛、活血などの作
用がある。 鶏血藤エキス：milletol Ｃ２９Ｈ５０Ｏ２、鉄分を含
み、血流改善により循環状態を改善して鎮痛する他、手
足の萎縮、しびれ、麻痺などに効果がある。 桂枝エキス：cinnamic aldehide Ｃ９Ｈ８０、cinnamyl
ethyl acetateなどを含み、解熱、通絡、健胃、抗菌、
抗ウイルス、抗真菌作用の他、特に頭部血管攣縮による
頭痛に対する効果などの鎮痛効果がある。 ベニバナエキス：carthamin Ｃ２１Ｈ２２Ｏ１１、safl
or yellow Ｃ２４Ｈ３５Ｏ５を含み、血流改善、通経な
どの作用があり、月経痛、狭心痛、挫傷、捻挫、打撲な
どによる疼痛、内出血、腫脹に効果がある。 地黄葉：β-sitostero1、D-mannito1、iridoi配糖体のc
atalpolなどを含み補腎、補血、涼血、強心、利尿、滋
養強壮作用を有し、リウマチ、変形性関節炎、骨粗鬆症
など骨に関係する病気に効果がある。 山椒エキス：精油２〜４％、α-sanshol Ｃ１６Ｈ２７
ＯＮ、sanshoamide Ｃ１６Ｈ２５Ｏ ２Ｎ、タンニンなど
を含み、健胃整腸、解毒などのほか鎮痛効果、特に神経
痛に効果がある。 松葉エキス：精油を多く含み東洋医学では不眠の改善、
関節痛などの鎮痛効果や鎮静の効果があるとされる。 甘草エキス：グリチルリチンを多く含み、補脾益気、清
熱解毒作用などの他鎮痛、鎮静の効果があり、更に配合
材料全体を調和する働きがあるとされる。
次の通りである。 ハトムギエキス：脂肪油・coioxol Ｃ８Ｈ７Ｏ３Ｎ、st
erol、Aminoacid、ビタミンＢ1などを含み、漢方、中国
医学などの東洋医学においては利水、抗ウイルス作用な
どの他、鎮痛、鎮痙、除痺作用があるとされ、特に神経
痛に効果がある。 五加皮エキス：精油、ビタミンＡ、Ｂなどを含み、肝腎
を補い、筋骨の強化、抗炎症作用、浮腫を除くなどの作
用の他鎮痛作用があり、慢性関節リウマチや関節痛など
の処方配合に用いられる。 降香エキス：精油を多く含み、理気止痛、活血などの作
用がある。 鶏血藤エキス：milletol Ｃ２９Ｈ５０Ｏ２、鉄分を含
み、血流改善により循環状態を改善して鎮痛する他、手
足の萎縮、しびれ、麻痺などに効果がある。 桂枝エキス：cinnamic aldehide Ｃ９Ｈ８０、cinnamyl
ethyl acetateなどを含み、解熱、通絡、健胃、抗菌、
抗ウイルス、抗真菌作用の他、特に頭部血管攣縮による
頭痛に対する効果などの鎮痛効果がある。 ベニバナエキス：carthamin Ｃ２１Ｈ２２Ｏ１１、safl
or yellow Ｃ２４Ｈ３５Ｏ５を含み、血流改善、通経な
どの作用があり、月経痛、狭心痛、挫傷、捻挫、打撲な
どによる疼痛、内出血、腫脹に効果がある。 地黄葉：β-sitostero1、D-mannito1、iridoi配糖体のc
atalpolなどを含み補腎、補血、涼血、強心、利尿、滋
養強壮作用を有し、リウマチ、変形性関節炎、骨粗鬆症
など骨に関係する病気に効果がある。 山椒エキス：精油２〜４％、α-sanshol Ｃ１６Ｈ２７
ＯＮ、sanshoamide Ｃ１６Ｈ２５Ｏ ２Ｎ、タンニンなど
を含み、健胃整腸、解毒などのほか鎮痛効果、特に神経
痛に効果がある。 松葉エキス：精油を多く含み東洋医学では不眠の改善、
関節痛などの鎮痛効果や鎮静の効果があるとされる。 甘草エキス：グリチルリチンを多く含み、補脾益気、清
熱解毒作用などの他鎮痛、鎮静の効果があり、更に配合
材料全体を調和する働きがあるとされる。
【００１２】カルシウム：一部の腰痛などの例に見られ
るように、痛みのなかには骨に鬆が入ってもろくなるい
わゆる骨粗鬆症に起因するものがある。この場合の痛み
の根本的な治療法として、カルシウム摂取と、吸収促進
による骨の強化が必要となる。また、心因性の痛みと言
う医学用語があるように、心・神経と痛み感覚には強い
相互関連がある。カルシウムには、神経系の安定による
鎮静効果、ひいては痛み感覚の軽減効果があることとな
る。 チアミン硝酸塩（ビタミンＢ1）：神経痛や手足のしび
れを抑える効果がある。 リポフラビン（ビタミンＢ2）：免疫賦活作用、皮膚・
粘膜の保護作用の他、抗炎症作用がある。関節炎の例を
はじめ、炎症は痛みの主要な原因の一つでもあり、炎症
を抑えることによる鎮痛作用が期待される。 ピリドキシン塩酸塩（ビタミンＢ6）：皮膚・粘膜なら
びに神経機能を正常化する作用があり、痛覚神経の過剰
な反応を抑える効果が期待される。 シアノコバラミン（ビタミンＢ12）：末梢神経の痛みを
鎮める作用がある。 トコフェロール（ビタミンＥ）：血行の促進と、過酸化
脂質の発生を抑える作用がある。痛みの原因の一つに血
行不良があり、その場合は血行改善によって痛みが鎮ま
るとされる。また過酸化脂質などのフリーラジカルが炎
症の発生進展に大きな役割を果たしていると言われるこ
とから、過酸化脂質の発生・炎症を抑制することにより
痛みの予防や鎮痛効果が期待される。 コンドロイチン（ムコ多糖の一成分）：免疫強化や鎮痛
作用を有し、神経痛、関節炎、腰痛、頭痛などの痛みを
抑える効果が期待される。 コラーゲン(結合識タンパク)：炎症や創傷の際、傷害さ
れた組織を修復する線維素をつくり、早く治癒させる効
果が期待される。
るように、痛みのなかには骨に鬆が入ってもろくなるい
わゆる骨粗鬆症に起因するものがある。この場合の痛み
の根本的な治療法として、カルシウム摂取と、吸収促進
による骨の強化が必要となる。また、心因性の痛みと言
う医学用語があるように、心・神経と痛み感覚には強い
相互関連がある。カルシウムには、神経系の安定による
鎮静効果、ひいては痛み感覚の軽減効果があることとな
る。 チアミン硝酸塩（ビタミンＢ1）：神経痛や手足のしび
れを抑える効果がある。 リポフラビン（ビタミンＢ2）：免疫賦活作用、皮膚・
粘膜の保護作用の他、抗炎症作用がある。関節炎の例を
はじめ、炎症は痛みの主要な原因の一つでもあり、炎症
を抑えることによる鎮痛作用が期待される。 ピリドキシン塩酸塩（ビタミンＢ6）：皮膚・粘膜なら
びに神経機能を正常化する作用があり、痛覚神経の過剰
な反応を抑える効果が期待される。 シアノコバラミン（ビタミンＢ12）：末梢神経の痛みを
鎮める作用がある。 トコフェロール（ビタミンＥ）：血行の促進と、過酸化
脂質の発生を抑える作用がある。痛みの原因の一つに血
行不良があり、その場合は血行改善によって痛みが鎮ま
るとされる。また過酸化脂質などのフリーラジカルが炎
症の発生進展に大きな役割を果たしていると言われるこ
とから、過酸化脂質の発生・炎症を抑制することにより
痛みの予防や鎮痛効果が期待される。 コンドロイチン（ムコ多糖の一成分）：免疫強化や鎮痛
作用を有し、神経痛、関節炎、腰痛、頭痛などの痛みを
抑える効果が期待される。 コラーゲン(結合識タンパク)：炎症や創傷の際、傷害さ
れた組織を修復する線維素をつくり、早く治癒させる効
果が期待される。
【００１３】これら各成分の含有率は下記の範囲とする
のが望ましい。 ハトムギエキス ：２．４ｗｔ％以上 １９．２ｗｔ％以下 五加皮エキス ： ２ｗｔ％以上 １６ｗｔ％以下 降香エキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 鶏血藤エキス ： ２ｗｔ％以上 ４ｗｔ％以下 桂枝エキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 ベニバナエキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 地黄葉 ： １．９ｗｔ％以上 １５．２ｗｔ％以下 松葉エキス ： １．６ｗｔ％以上 １２．８ｗｔ％以下 山椒エキス ： １ｗｔ％以上 ６．４ｗｔ％以下 甘草エキス ： ０．９ｗｔ％以上 ７．４ｗｔ％以下 カルシウム ： ０．２ｗｔ％以上 ２．２ｗｔ％以下 チアミン硝酸塩（ビタミンＢ1） ： ０．７ｗｔ％以上 ５．４ｗｔ％以下 リポフラビン（ビタミンＢ2） ： １．４ｗｔ％以上 １０．９ｗｔ％以下 ピリドキシン塩酸塩（ビタミンＢ6）： １．４ｗｔ％以上 １０．９ｗｔ％以 下 シアノコバラミン（ビタミンＢ12） ： ０．００００３ｗｔ％以上 ０．００ ０１ｗｔ％以下 トコフェロール（ビタミンＥ） ： ０．６ｗｔ％以上 ４．５ｗｔ％以下 コンドロイチン ： ２ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 コラーゲン ： ３ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下
のが望ましい。 ハトムギエキス ：２．４ｗｔ％以上 １９．２ｗｔ％以下 五加皮エキス ： ２ｗｔ％以上 １６ｗｔ％以下 降香エキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 鶏血藤エキス ： ２ｗｔ％以上 ４ｗｔ％以下 桂枝エキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 ベニバナエキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 地黄葉 ： １．９ｗｔ％以上 １５．２ｗｔ％以下 松葉エキス ： １．６ｗｔ％以上 １２．８ｗｔ％以下 山椒エキス ： １ｗｔ％以上 ６．４ｗｔ％以下 甘草エキス ： ０．９ｗｔ％以上 ７．４ｗｔ％以下 カルシウム ： ０．２ｗｔ％以上 ２．２ｗｔ％以下 チアミン硝酸塩（ビタミンＢ1） ： ０．７ｗｔ％以上 ５．４ｗｔ％以下 リポフラビン（ビタミンＢ2） ： １．４ｗｔ％以上 １０．９ｗｔ％以下 ピリドキシン塩酸塩（ビタミンＢ6）： １．４ｗｔ％以上 １０．９ｗｔ％以 下 シアノコバラミン（ビタミンＢ12） ： ０．００００３ｗｔ％以上 ０．００ ０１ｗｔ％以下 トコフェロール（ビタミンＥ） ： ０．６ｗｔ％以上 ４．５ｗｔ％以下 コンドロイチン ： ２ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 コラーゲン ： ３ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下
【００１４】
【実施例】次に実施例を示す。下記組成の１粒３５０ｍ
ｇの錠剤を作成し、何らかの痛みを訴える患者に、１日
１５錠投与し、内服２週間後の効果を確認した。その結
果を表１に示す。 烏梢蛇：１９．５００ｇ 露蜂房：３４．２００ｇ 蟻：３０．３００ｇ キャッツクロー：１８．０００ｇ 亀板：１９．３００ｇ ハトムギエキス ：１１．７５１ｇ 五加皮エキス ：１２．６７０ｇ 降香エキス ：６．６３３ｇ 鶏血藤エキス ：１６．３０３ｇ 桂枝エキス ：８．１５１ｇ ベニバナエキス ：８．１５１ｇ 地黄葉 ：２８．０００ｇ 松葉エキス ：８．５８９ｇ 山椒エキス ：４．０８１ｇ 甘草エキス ：８．１５１ｇ カルシウム ：３．５００ｇ チアミン硝酸塩（ビタミンＢ1） ：２．５００ｇ リポフラビン（ビタミンＢ2） ：１．５００ｇ ピリドキシン塩酸塩（ビタミンＢ6）：１．５００ｇ シアノコバラミン（ビタミンＢ12） ：０．０１５ｇ トコフェロール（ビタミンＥ） ：０．９００ｇ コンドロイチン ：２４．０００ｇ コラーゲン（豚皮） ：１２．０００ｇ その他賦形剤として乳糖：６０．０００ｇ ショ糖脂肪酸エステル：１０．２８５ｇ 精製セラック：０．０１８ｇ
ｇの錠剤を作成し、何らかの痛みを訴える患者に、１日
１５錠投与し、内服２週間後の効果を確認した。その結
果を表１に示す。 烏梢蛇：１９．５００ｇ 露蜂房：３４．２００ｇ 蟻：３０．３００ｇ キャッツクロー：１８．０００ｇ 亀板：１９．３００ｇ ハトムギエキス ：１１．７５１ｇ 五加皮エキス ：１２．６７０ｇ 降香エキス ：６．６３３ｇ 鶏血藤エキス ：１６．３０３ｇ 桂枝エキス ：８．１５１ｇ ベニバナエキス ：８．１５１ｇ 地黄葉 ：２８．０００ｇ 松葉エキス ：８．５８９ｇ 山椒エキス ：４．０８１ｇ 甘草エキス ：８．１５１ｇ カルシウム ：３．５００ｇ チアミン硝酸塩（ビタミンＢ1） ：２．５００ｇ リポフラビン（ビタミンＢ2） ：１．５００ｇ ピリドキシン塩酸塩（ビタミンＢ6）：１．５００ｇ シアノコバラミン（ビタミンＢ12） ：０．０１５ｇ トコフェロール（ビタミンＥ） ：０．９００ｇ コンドロイチン ：２４．０００ｇ コラーゲン（豚皮） ：１２．０００ｇ その他賦形剤として乳糖：６０．０００ｇ ショ糖脂肪酸エステル：１０．２８５ｇ 精製セラック：０．０１８ｇ
【表１】
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明の組成物は、
痛みを伴う各種の疾患において鎮痛効果があり、しかも
副作用がない。そのため健康食品や医薬品などに用いる
ことが可能である。
痛みを伴う各種の疾患において鎮痛効果があり、しかも
副作用がない。そのため健康食品や医薬品などに用いる
ことが可能である。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ａ６１Ｋ 35/64 Ａ６１Ｋ 35/64
35/78 35/78 Ｃ
Ｗ
38/00 Ａ６１Ｐ 29/00
Ａ６１Ｐ 29/00 Ａ６１Ｋ 37/02
(72)発明者 袁 世 華
神奈川県相模原市古淵２丁目16番９−705
号
(72)発明者 石 田 舜 規
東京都中野区上高田４丁目19番６−205号
(72)発明者 青 木 晋 也
神奈川県川崎市川崎区中瀬２丁目７番８
Ｆターム(参考） 4C084 AA02 BA44 DC50 MA02 NA14
ZA081
4C086 AA01 AA02 BA09 EA26 HA04
MA03 MA04 NA14 ZA08
4C087 AA01 AA02 AA04 BB21 BB29
BB32 CA04 MA02 NA14 ZA08
4C088 AB03 AB12 AB16 AB26 AB33
AB37 AB60 AB62 AB77 AC01
AC04 AC05 AC06 BA09 CA05
MA07 MA08 MA09 NA14 ZA08
Claims (5)
- 【請求項１】 烏梢蛇、露蜂房、蟻及びキャッツクロー
を主成分とする鎮痛用医薬組成物。 - 【請求項２】 烏梢蛇、露蜂房、蟻、キャッツクロー及
び亀板を主成分とする鎮痛用医薬組成物。 - 【請求項３】 烏梢蛇、露蜂房、蟻及びキャッツクロー
を主成分とし、更に下記成分の中１以上を含有すること
を特徴とする鎮痛用医薬組成物。ハトムギエキス、五加
皮エキス、降香エキス、鶏血藤エキス、桂枝エキス、ベ
ニバナエキス、松葉エキス、山椒エキス、甘草エキス、
地黄葉、カルシウム、ビタミンＢ群、ビタミンＥ - 【請求項４】 烏梢蛇、露蜂房、蟻、キャッツクロー及
び亀板を主成分とし、更に下記成分の中１以上を含有す
ることを特徴とする鎮痛用医薬組成物。ハトムギエキ
ス、五加皮エキス、降香エキス、鶏血藤エキス、桂枝エ
キス、ベニバナエキス、松葉エキス、山椒エキス、甘草
エキス、地黄葉、カルシウム、ビタミンＢ群、ビタミン
Ｅ - 【請求項５】 下記成分を下記範囲で含有することを特
徴とする鎮痛用医薬組成物。 烏梢蛇：５ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 露蜂房：９ｗｔ％以上 １３ｗｔ％以下 蟻：８ｗｔ％以上 １０ｗｔ％以下 キャッツクロー：５ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 亀板：３ｗｔ％以上 １０ｗｔ％以下 ハトムギエキス ：２．４ｗｔ％以上 １９．２ｗｔ％以下 五加皮エキス ： ２ｗｔ％以上 １６ｗｔ％以下 降香エキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 鶏血藤エキス ： ２ｗｔ％以上 ４ｗｔ％以下 桂枝エキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 ベニバナエキス ： １ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 地黄葉 ： １．９ｗｔ％以上 １５．２ｗｔ％以下 松葉エキス ： １．６ｗｔ％以上 １２．８ｗｔ％以下 山椒エキス ： １ｗｔ％以上 ６．４ｗｔ％以下 甘草エキス ： ０．９ｗｔ％以上 ７．４ｗｔ％以下 カルシウム ： ０．２ｗｔ％以上 ２．２ｗｔ％以下 チアミン硝酸塩（ビタミンＢ1） ： ０．７ｗｔ％以上 ５．４ｗｔ％以下 リポフラビン（ビタミンＢ2） ： １．４ｗｔ％以上 １０．９ｗｔ％以下 ピリドキシン塩酸塩（ビタミンＢ6）： １．４ｗｔ％以上 １０．９ｗｔ％以 下 シアノコバラミン（ビタミンＢ12） ： ０．００００３ｗｔ％以上 ０．００ ０１ｗｔ％以下 トコフェロール（ビタミンＥ） ： ０．６ｗｔ％以上 ４．５ｗｔ％以下 コンドロイチン ： ２ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下 コラーゲン ： ３ｗｔ％以上 ８ｗｔ％以下
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001372097A JP2003171289A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 鎮痛用医薬組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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|---|---|
| JP2003171289A true JP2003171289A (ja) | 2003-06-17 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001372097A Pending JP2003171289A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 鎮痛用医薬組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003171289A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006298791A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Kotobuki Seiyaku Kk | グリコサミノグリカン又はその塩を含む経口投与用医薬品、健康食品又は栄養薬品組成物。 |
| JP2008531552A (ja) * | 2005-02-23 | 2008-08-14 | オスコテック インク． | 熟地黄と五加皮の混合生薬材抽出物及びそれを有効成分とする骨粗鬆症予防及び治療用組成物 |
| CN102579675A (zh) * | 2012-03-21 | 2012-07-18 | 文丽萍 | 芪七扶正丸 |
| CN108094331A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-06-01 | 广西壮族自治区农业科学院植物保护研究所 | 一种窄缘施夜蛾的室内饲养方法 |
-
2001
- 2001-12-06 JP JP2001372097A patent/JP2003171289A/ja active Pending
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| JP2006298791A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Kotobuki Seiyaku Kk | グリコサミノグリカン又はその塩を含む経口投与用医薬品、健康食品又は栄養薬品組成物。 |
| CN102579675A (zh) * | 2012-03-21 | 2012-07-18 | 文丽萍 | 芪七扶正丸 |
| CN108094331A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-06-01 | 广西壮族自治区农业科学院植物保护研究所 | 一种窄缘施夜蛾的室内饲养方法 |
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