JP2003088329A - 鎮痛用健康補助食品 - Google Patents

鎮痛用健康補助食品

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JP2003088329A
JP2003088329A JP2001285178A JP2001285178A JP2003088329A JP 2003088329 A JP2003088329 A JP 2003088329A JP 2001285178 A JP2001285178 A JP 2001285178A JP 2001285178 A JP2001285178 A JP 2001285178A JP 2003088329 A JP2003088329 A JP 2003088329A
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Hiroshige Itakura
弘重 板倉
Suehito Yamagami
末人 山上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生薬によるβエンドルフィンの産生の活性化
と抗酸化剤、ビタミンの相乗効果で痛みを消すと共に、
身体の機能亢進による免疫機能の改善と活性酸素の除去
作用を有し、痛みを伴う疾患の予防効果を有する鎮痛用
健康補助食品を得る。 【解決手段】 植物系生薬による鎮痛薬と抗酸化剤およ
び複合ビタミンとからなり、生薬による鎮痛薬は、ハト
ムギ、鶏血藤、松葉、桂皮、甘草、降香、紅花、五加
皮、山椒、真珠貝末、陳皮末、生姜およびデビルズクロ
ーからなる組成物、抗酸化剤は、少なくともビタミン
E、アスタキサンチン、エンゾジノール、また、複合ビ
タミンはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、
ビタミンB12、ビタミンD3の中の少なくとも1種を
含む。そのほか、、コンドロイチン、コラーゲン、グル
コサミン、イソフラボン、エキナセアの中の1種あるい
はそれらの組合せを含むことが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鎮痛用組成物、特に植
物系生薬に抗酸化剤と複合ビタミンを配合した鎮痛用健
康補助食品に関する。
【0002】
【従来の技術】痛みを伴う症状には、生体に対して外
部から組織を傷つけるか、傷つける可能性を持つ侵害刺
激を加えた場合、発痛作用を持つ内因物質を外部から
適用した場合、神経を含む組織に炎症などの病変や異
常がある場合 等のように明らかな原因がある場合だけ
でなく、既にない身体の一部に痛みを覚える幻肢痛、ス
トレスに伴う心因性の痛みなど、十分には解明されてい
ない原因とその結果によるものが極めて多い。特に、近
年の急速な高齢化に伴い、骨粗鬆症、自律神経異常、筋
肉疲労、体液異常などの慢性成人病的な要素を持つもの
も加齢と共に増加しており、単に痛みの改善除去だけで
なく、その予防に対する社会的需要も高まっている。
【0003】従来、末期ガン患者に対するモルヒネの投
与に典型例が見られるように、薬物投与による痛みの軽
減が試みられているが、肝臓・腎臓に対する副作用の
他、習慣性の問題もあり、特に慢性関節リウマチ(R
A)など、免疫異常を背景に持つ慢性炎症性疾患につい
ては使用することは困難である。副作用の少ない鎮痛医
薬として、生薬系の漢方薬が注目されており、特開平6
−107553号、特開平6−107556号などにそ
の例が見られる。
【0004】特開平6−107553号は、哺乳動物に
おける免疫系の中枢臓器である胸腺を主成分とするもの
である。人体においては痛みを抑制または除去するため
にモルヒネ様の作用を有するβエンドルフィン等のオピ
オイドペプチドが分泌される機能が備わっているが、そ
の活性化は免疫系が十分に機能しているかどうかによっ
て大きな違いがある。胸腺の摂取は、これによって直接
にオピオイドペプチドの分泌を産生するものではない
が、免疫機能の改善によってオピオイドペプチドの分泌
を促進しようとするものである。この組成物は、従っ
て、免疫異常を背景に持つ慢性炎症性疾患については免
疫機能の改善の結果としての効果が見られるとしても、
心因性の痛み等を除去することは難しい。また、近年の
狂牛病の発生に伴い欧州においては胸腺の取引を禁止す
る措置が取られている等の問題もあり、動物臓器の使用
が需要者に支持され難くなっている。これに対して特開
平6−107556号は、植物系漢方生薬のみからなる
鎮痛剤を開示しており、鎮痛、沈静、抗炎症作用を有す
る成分と消化吸収促進、滋養強壮、血行改善などの作用
を有する成分とを配合したとしている。これにより根本
原因の改善作用として支持組織・筋肉を滋養し、2次原
因である体内の余分な水分の排泄、血行不良による手足
の冷えなどを改善することによる鎮痛作用が生じるとし
ている。
【0005】一方、特開平5−112448号は、活性
酸素に着目し、抗酸化剤としてβカロチンを配合した鎮
痛薬を開示している。近年、活性酸素が人体に及ぼす影
響が明らかになりつつあり、その関与が疑われている疾
患は、ガン、動脈硬化、老人性痴呆、脳梗塞、神経痛、
関節炎、リウマチ性疾患、心筋梗塞、痛風、糖尿病、ア
レルギー性疾患と、200以上にのぼるとされている。
このような観点から、アスピリン、アセトアミノフェン
などの鎮痛薬と抗酸化剤としてのβカロチンとを配合す
ることが提案されている。しかし、ここで使用されてい
る西洋薬剤仕様の鎮痛薬は、身体機能全般にわたる改善
作用はなく、上記の漢方生薬による鎮痛薬に比べて、心
因性の痛みまでを含めた幅広い痛みに対応することは困
難である。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、植物系生
薬によるβエンドルフィン等のオピオイドペプチドの産
生の活性化と抗酸化剤及び複合ビタミンの相乗効果で痛
みを消すと共に、身体の機能亢進による免疫機能の改
善、活性酸素の除去により、鎮痛作用と共に加齢性疾
患、その他の痛みを伴う疾患の予防効果をも得ることが
できる鎮痛用健康補助食品を得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の鎮痛用健康補助食品は、植物系生薬による鎮
痛薬と抗酸化剤及び複合ビタミンとからなることを特徴
とする。上記植物系生薬による鎮痛薬は、漢方生薬であ
るハトムギ、鶏血藤、松葉、桂皮、甘草、降香、紅花、
五加皮、山椒、真珠貝末、陳皮末、生姜を含み、さらに
これに南アフリカ原産の植物生薬であるデビルズクロー
を配合した組成物であり、上記抗酸化剤は、ビタミン
E、アスタキサンチン、エンゾジノールの中の少なくと
も1種あるいはそれらの組合せを含む。また、上記複合
ビタミンは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB
6、ビタミンB12、ビタミンD3、の中の1種あるい
はそれらの組合せを含む。さらに、身体の機能亢進、免
疫機能の改善、加齢性疾患の予防のためには、コンドロ
イチン、コラーゲン、グルコサミン、イソフラボン、エ
キナセアの中の1種あるいはそれらの組合せを含むこと
が望ましい。
【0008】ここで配合される各成分中、植物系鎮痛薬
成分は漢方生薬としてハトムギ 東洋医学においては、
利水、抗ウイルス作用のほか、鎮痛、除麻痺作用がある
とされ、特に神経痛によい。鶏血藤 血流改善により、
循環状態を改善して鎮痛するほか、手足の萎縮、しび
れ、麻痺などに強い効き目が得られる。松葉 東洋医学
において、不眠の改善、関節痛などの鎮痛・沈静作用に
強い効き目が得られるとされる。桂皮 解熱、健胃、抗
菌、抗ウイルス、抗真菌作用のほか、特に頭部血管攣縮
による頭痛に対する強い鎮痛効果が得られる。甘草 補
脾益気、清熱解毒作用のほか、強い鎮痛、沈静作用が得
られる。降香 理気止痛、活血などの作用がある。紅花
血流改善作用があり、月経痛、狭心痛、挫傷、捻挫、
打撲による疼痛、内出血、腫脹に強い効き目が得られ
る。五加皮 肝腎を補い、筋骨の強化、抗炎症作用、浮
腫を除く作用のほか、鎮痛作用があり、慢性関節リウマ
チや関節痛などに利用されている。山椒 健胃整腸、解
毒作用のほか、鎮痛効果があり、特に神経痛に強い効き
目が得られる。真珠貝末 神経系の安定による沈静効
果、ひいては痛み感覚の軽減に強い効き目が得られる。
陳皮末 フラボノイド、リモネンを含み、消化促進、健
胃整腸作用を持ち、胃のもたれ、不快感の予防に強い効
き目が得られる。生姜 血行不良の改善作用を持ち、頭
痛、腹痛、腰痛に強い効き目が得られる。また、漢方以
外の生薬としてデビルズクロー 根の部分に強い消炎、
鎮痛作用があり、ヨーロッパでは関節炎、リウマチの治
療薬として販売の実績を積んでいる。
【0009】抗酸化剤成分は、活性酸素除去の作用を持
ち、活性酸素が関与する疾患の鎮痛とその予防効果を期
待することができる。ビタミンE 血行の促進による鎮
痛作用と、炎症の発生に大きな役割を果たす過酸化脂質
などのフリーラジカルの発生を抑えることによる痛みの
予防に強い効き目が得られるとともに、カルシウムの産
生に役立つ。アスタキサンチン ビタミンEと比較し
て、濃度によっては100〜1000倍にも及ぶ高い活
性酸素除去作用を持ち(特許第261991号明細書
図4およびその説明)、動脈硬化を防止し、血流を改善
する。また、抗ストレス作用により、人体の機能を支え
る気、血、水の滞りを防止する。エンゾジノール ニュ
ージーランドにおいて開発された抗酸化剤で、バイナス
ラジアタ科の松の樹皮から抽出されたオリゴフェノリッ
ク化合物で、強い抗酸化作用を持つ。
【0010】ビタミン剤は、神経痛、関節痛、神経炎な
どの予防と回復、抗炎症作用を有することが知られてお
り、本組成物に配合されるものは、ビタミンB1 神経
痛や関節痛、末梢神経炎による手足のしびれを抑える。
ビタミンB2 免疫賦活作用、皮膚・粘膜の保護作用の
ほか、痛みの主要な原因の一つである炎症に対する抗炎
作用がある。ビタミンB6 皮膚・粘膜・神経機能の正
常化作用があり、痛覚神経の過剰反応を抑える強い効き
目が得られる。ビタミンB12 末梢神経の痛みを鎮め
る強い効き目が得られる。ビタミンD3 カルシウムの
産生に役立ち、骨粗鬆症を予防する。
【0011】痛みの間接原因として、ストレス、自律神
経異常、ホルモン異常、血行不良、関節異常等があり、
上記の配合成分にもこれらの改善効果を有するものが見
られるが、さらに、この間接原因の除去に役立ち、痛み
の予防効果を高めることを目的として、以下の成分を配
合する。コンドロイチン(鮫軟骨) 軟骨中に存在し、
骨と骨の間のクッションの役目をする。コラーゲン 多
細胞動物の結合組織中に見られ、ステロイド皮膚炎の改
善作用がある。グルコサミン 決定的な治療法や有効な
医薬が見当らない変形性関節炎に、安全で優れた機能性
を持つとされる。イソフラボン 女性ホルモン様作用を
有し、エストロゲン分泌低下に原因する不定愁訴による
障害を鎮める。また、骨からのカルシウムの流失を防止
し、骨粗鬆症を予防する。エキナセア 北米インディア
ンの万能薬として知られ、ヨーロッパを中心として広く
利用されているが、頭痛、喉の痛み、鼻炎、気管支炎、
慢性的炎症など、広く効果があり、免疫機能の回復作用
を持つ。これらの成分中、コラーゲンによる皮膚の性状
改善、コンドロイチンによる関節機能の改善などの作用
は、配合された抗酸化剤による老化の進行の抑制、ビタ
ミンなどによる身体機能の亢進作用との相乗効果によっ
て、若さを保ち、美容にも良い効果を生じる。
【0012】
【発明の実施の態様】上記漢方生薬はすべて薬種店で粉
末あるいはエキスの状態で販売されており、その他の薬
剤も一般に市販されており、容易に入手可能である。こ
れらは他の成分と共に、長く薬剤あるいは健康食品とし
て販売利用されてきたものであり、副作用も毒性もない
ことが周知されている。粉末状の各成分を賦形剤と共
に、1錠350mgとなるように打錠する。これによ
り、保存中の変質を避け、携帯に便利でどこでも摂取出
来る等の利点を生じる。各成分の望ましい配合比は以下
のようである。 ハトムギ 15〜5% 鶏血藤 10〜3% 松葉 10〜3% 桂皮 7〜1% 甘草 7〜1% 降香 7〜1% 紅花 7〜1% 五加皮 10〜3% 山椒 3〜0.5% 真珠貝末 20〜5% 陳皮末 5〜1% 生姜 3〜0.5% アスタキサンチン 10〜3% エンゾジノール 6〜1% ビタミンB1 7〜1% ビタミンB2 2〜0.1% ビタミンB6 2〜0.1% ビタミンB12 0.1〜0.005% ビタミンD3 0.1〜0.003% ビタミンE 1〜0.1% コンドロイチン 20〜5% コラーゲン 20〜5% グルコサミン 20〜5% イソフラボン 7〜1% エキナセア 5〜0.5%
【0013】
【実施例】以下、錠剤形態の本発明の鎮痛用医薬組成物
の1例を示す。配合比の1例は、錠剤1粒を350mg
としたとき、以下のようである。 ハトムギ 23.00(mg) 鶏血藤 17.00 松葉 14.00 桂皮 8.50 甘草 8.50 降香 8.50 紅花 8.50 五加皮 18.00 山椒 4.00 真珠貝末 30.00 陳皮末 6.00 生姜 3.00 ビタミンE 1.00 アスタキサンチン 20.00 エンゾジノール 5.00 ビタミンB1 8.00 ビタミンB2 1.50 ビタミンB6 1.50 ビタミンB12 0.02 ビタミンD3 0.02 コンドロイチン 30.00 コラーゲン 30.00 グルコサミン 30.00 イソフラボン 10.00 エキナセア 5.00 賦形剤 残部
【0014】以下、中国長春中医学院において行った臨
床試験の結果を、配合別、病名別、1日投与量、投与期
間別に表1、表2に示す。表3に示す対照とした鎮痛薬
は植物系漢方生薬とビタミンを配合したもので、その各
成分とその配合量は、1錠を300mgとして以下のよ
うである。 ハトムギ 39.00(mg) 鶏血藤 29.00 松葉 24.00 桂皮 14.50 甘草 14.50 降香 14.50 紅花 14.50 五加皮 30.00 山椒 7.00 真珠貝末 50.00 陳皮末 10.00 生姜 5.00 ビタミンB6 2.50 ビタミンB12 0.04 賦形剤 残部
【0015】上記実施例の錠剤を1日3錠、6錠、9
錠、12錠ずつ、1週間投与した場合の成績を表1に示
す。100症例中、著効例14、有効例39、合計53
例であり、有効率は53%であった。さらに続けて、1
か月投与した場合の成績を表2に示す。100症例中、
著効例39、有効例44、合計83例であり、有効率は
83%と顕著に高まった。これは、身体機能の亢進、お
よび抗酸化剤による活性酸素の除去による体調の向上効
果は、即効性を持つのではなく、徐々に効果を現してく
るためと考えられ、継続投与が有効であることを示して
いる。上記対照組成物を投与した結果を表3に示すが、
100症例中、著効例12、有効例29、合計41例で
あり、有効率は41%であった。この組成物においては
本発明組成物のような継続投与による効果の高まりはほ
とんど見られず、1週間投与における成績の差違(表1
と表3)はそれほど見られないが、1か月間の投与の成
績(表2)と比較すれば大きな差違が見られる。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】以下、体験例により服用の結果を示す。 1.T.S. 51歳 女性 主 訴:指の全関節痛と浮腫 平成10年9月中旬から左手の指のすべての関節の疼痛
と関節の腫脹が認められるようになった。血清検査の結
果、全身性エリテマトーデス(SLE)と診断され、平
成10年11月から疼痛対策として上記実施例の錠剤を
1日12錠投与された。併用薬はなかった。投与後2日
目で疼痛の消失を認め、関節の腫脹も消褪したので、上
記実施例の錠剤の投与を6日目から1日6錠に減じた。
平成12年10月まで、投与を続けているが、病状の再
発は見られず、副作用も一切生じていない。
【0020】2.H.T. 46歳 男性 主 訴:両側膝関節炎 平成10年11月頃から両膝関節通が持続したため、慢
性関節リウマチ(RA)を疑い、諸検査を行った。その
結果、抗核抗体が35倍と陽性のため、全身性エリテマ
トーデス(SLE)との診断のもとに、上記実施例の錠
剤を平成11年2月21日から1日6錠の投与を開始し
た。その後、症状は漸次軽快し、同年4月2日の受診時
には症状は全く消失しており、錠剤の投与を中止した
が、以後、今日まで疼痛を認めていない。
【0021】3.N.K. 58歳 男性 主 訴:腰痛、両膝関節痛 平成10年8月、腰痛のため整形外科を受診し、腰椎椎
間板ヘルニアと診断され、消炎剤、外用薬の処方を受け
たが改善せず、平成11年9月、両膝関節痛および全身
倦怠感が加わったため、同年10月、内科を受診し、諸
検査の結果、多発性関節リウマチと診断され、同年12
月15日から上記実施例の錠剤のみを1日9錠投与され
た。2週間後の受診時には関節痛は全く消失していた
が、念の為、1日3錠の投与を継続した。平成12年1
0月まで、関節痛の再発は見られず、副作用もまったく
見られない。
【0022】4.K.A. 25歳 女性 主 訴:両膝関節痛、前胸部痛 現病歴:平成10年6月頃から両膝関節痛があり、疼痛
は運動時及び正座時に強かった。同年8月から整骨院に
おいて電気療法を受けたが改善せず、平成11年1月整
形外科を受診し、外用薬の投与を受けて一時軽快した。
平成11年10月ごろから、再び両膝関節痛と前胸部痛
があり、内科を受診した。胸骨前縁に圧痛を認め、諸検
査の結果SLEと診断され、鎮痛剤及びビタミンB6と
ビタミンB12からなる上記対照組成物の投与を受けた
が疼痛は改善せず、同年12月6日から上記実施例の錠
剤を1日12錠投与され、平成12年10月現在、関節
痛はほとんど消失している。
【0023】5.M.T. 68歳 女性 主 訴:慢性腰痛 50歳の頃から腰痛がひどく、時々寝込むことがあっ
た。薬局で鎮痛剤や漢方薬を求めていたが、寒いときや
疲労が溜ると痛みがひどくなり、つらい生活を送ってい
た。骨粗鬆症の心配があるとの指摘を受け、平成11年
1月に整形外科を受診した。レントゲン検査の結果は骨
粗鬆症の心配はないとされ、上記実施例の錠剤を1日9
錠ずつ投与された。投与後7日目に急に痛みが消失し驚
いた。痛みの再発を恐れるのと、成分中のビタミンD3
やイソフラボンが骨粗鬆症によいと言われたので、現在
も1日3錠ずつを服用している。
【0024】6.Y.K. 50歳 女性 主 訴:肩関節周囲炎 肩がコチコチに凝り、動かすと激しい痛みを感じたの
で、受診したところ、いわゆる五十肩と診断された。痛
みが激しかったので上記実施例の錠剤を平成11年3月
から1日12錠ずつ服用した。服用後3日目には痛みが
激減したが、再発防止と完全治癒を目指して服用を続け
た。半年経った頃、友人の一人に最近きれいになったと
言われ、別の友人には若くなったと言われて驚いた。医
師によれば、錠剤成分中、コラーゲン、ビタミン、ハト
ムギ、コンドロイチンが肌の張りを良くし、関節の動き
が滑らかになったので、動作を含め全体が若くなったと
の印象を作ったのではないかとのことであった。
【0025】
【発明の効果】本発明の鎮痛用健康補助食品は、上記の
ように、植物系生薬を中心とし、これに抗酸化剤と複合
ビタミンを配合し、その鎮痛効果と身体の機能亢進効果
との相乗作用を有するものであるので、毒性、副作用の
恐れもなく、各体験症例で見るように、単に高い鎮痛作
用を持つだけでなく、身体の機能亢進による免疫機能の
改善による体調の向上と痛みを伴う疾患の予防にも高い
効果を奏するものである。その上、肌の状態の改善など
の美容上の効果、運動機能の回復等をも有するという従
来に例をみない健康補助食品を得ることが出来たもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/355 A61K 31/355 31/4415 31/4415 31/51 31/51 31/519 31/519 31/593 31/593 31/726 31/726 31/737 31/737 35/78 35/78 W 38/17 45/06 45/06 A61P 25/04 A61P 25/04 29/00 29/00 A61K 37/12 Fターム(参考) 4B018 MD07 MD20 MD23 MD27 MD37 MD48 MD61 ME06 ME14 4C084 AA24 DC50 MA02 MA52 ZA08 4C086 AA01 AA02 BA08 BA09 BC18 BC83 CB04 CB09 DA14 EA20 EA22 EA26 MA03 MA04 MA52 ZA08 4C088 AB03 AB11 AB12 AB26 AB33 AB60 AB62 AB74 AB81 MA03 MA52 ZA08 4C206 AA01 AA02 CB25 KA01 MA03 MA04 MA17 MA28 MA72 ZA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物系生薬による鎮痛薬と抗酸化剤及び
    複合ビタミンとからなることを特徴とする鎮痛用健康補
    助食品
  2. 【請求項2】 上記植物系生薬による鎮痛薬は、ハトム
    ギ、鶏血藤、松葉、桂皮、甘草、降香、紅花、五加皮、
    山椒、真珠貝末、陳皮末、生姜、デビルズクローからな
    る組成物であることを特徴とする請求項1の鎮痛用健康
    補助食品
  3. 【請求項3】 上記抗酸化剤は、少なくともビタミン
    E、アスタキサンチン、エンゾジノールの中の1種を含
    むことを特徴とする請求項1あるいは請求項2の鎮痛用
    健康補助食品
  4. 【請求項4】 上記複合ビタミンは、ビタミンB1、ビ
    タミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミン
    D3、の中の1種あるいはそれらの組合せを含むことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかの鎮痛用健
    康補助食品
  5. 【請求項5】 コンドロイチン、コラーゲン、グルコサ
    ミン、イソフラボン、エキナセアの中の1種あるいはそ
    れらの組合せを含むことを特徴とする請求項1ないし請
    求項4の何れかの鎮痛用健康補助食品
  6. 【請求項6】 各成分の配合比は、 ハトムギ 15〜5% 鶏血藤 10〜3% 松葉 10〜3% 桂皮 7〜1% 甘草 7〜1% 降香 7〜1% 紅花 7〜1% 五加皮 10〜3% 山椒 3〜0.5% 真珠貝末 20〜5% 陳皮末 5〜1% 生姜 3〜0.5% アスタキサンチン 10〜3% エンゾジノール 6〜1% ビタミンB1 7〜1% ビタミンB2 2〜0.1% ビタミンB6 2〜0.1% ビタミンB12 0.1〜0.005% ビタミンD3 0.1〜0.003% ビタミンE 1〜0.1% コンドロイチン 20〜5% コラーゲン 20〜5% グルコサミン 20〜5% イソフラボン 7〜1% エキナセア 5〜0.5% であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れ
    かの鎮痛用健康補助食品
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