JP2003171210A - 桂皮酸及び桂皮酸誘導体の高濃度水溶液及びその製造方法 - Google Patents
桂皮酸及び桂皮酸誘導体の高濃度水溶液及びその製造方法Info
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Abstract
率が向上し、安全で、種々の農業・園芸用生理活性剤と
して有用な桂皮酸及び/又はその誘導体の高濃度水溶液
を提供すること。 【解決手段】 桂皮酸及び/又は桂皮酸誘導体が、溶解
してアルカリ性を呈する溶解助剤の水溶液に高濃度に溶
解してなることを特徴とする桂皮酸及び桂皮酸誘導体の
高濃度水溶液及び桂皮酸又は桂皮酸誘導体を、溶解して
アルカリ性を呈する溶解助剤の水溶液に溶解することを
特徴とする桂皮酸及び桂皮酸誘導体の高濃度水溶液の製
造方法。
Description
皮酸誘導体の高濃度水溶液に関し、さらに詳しくは、開
花促進剤、害虫忌避剤、抗菌剤、防黴剤等に使用して有
効な桂皮酸及び/又は桂皮酸誘導体の高濃度水溶液に関
する。
成経路中間物質が、セントポーリアなどの開花促進効果
を有することが明らかにされ、本物質を開花促進剤とし
て使用することが提案されている(特開平8−2594
08号公報、特開平10−273404号公報)。
ニン生合成経路中間物質は、種々な生理活性作用を有し
ており、例えば、害虫忌避剤、抗菌剤、防黴剤などとし
て種々な用途に利用されている。桂皮酸やコーヒー酸な
どを実際に使用する場合、それらの使用形態は作業効率
の点から液状タイプが圧倒的に有利である。従来からよ
く用いられている液状タイプの栄養剤や肥料液などの植
物賦活剤は、通常、濃縮された原液を使用に際して、適
宜希釈して鉢植えなどの植物に散布して使用されてい
る。従って、できるだけ濃縮度の高い原液を使うこと
が、保管スペースを少なくし、輸送効率を高めるだけで
なく、使用者の使い勝手を向上させるなど、多くのメリ
ットがある。又、溶剤としては水の使用が望まれる。
生理活性物質は、水への溶解性は極めて低く(例えば、
桂皮酸の水への溶解度は0.546g/リットル(25
℃)である。)、これらの物質を使用した液状タイプの
各種生理活性剤を製造する際には、希薄な溶液を大量に
作ることを強いられると同時に、これらの製品を保管す
るための広大なスペースが必要であった。又、実用的に
有効な生理活性を発揮させためには、桂皮酸、コーヒー
酸などの生理活性物質の飽和水溶液以上の濃度が必要な
場合があり、そのような場合に安全で有効な手段が無か
った。
鑑みてなされたものであり、本発明の目的は保管スペー
スが削減され、輸送効率や作業効率が向上し、安全で、
種々の農業・園芸用生理活性剤として有用な桂皮酸及び
/又はその誘導体の高濃度水溶液を提供することであ
る。本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意研
究を重ねた結果、水酸化カリウム、炭酸カリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどの水に溶解
してアルカリ性を呈する物質が桂皮酸などを水に高濃度
で溶解させるための溶解助剤として作用し、これらの溶
解助剤を用いて調製した桂皮酸などの高濃度水溶液(溶
解助剤との混合水溶液)が生理活性を有し、希釈も可能
であり、 農業・園芸用生理活性剤として有効であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
桂皮酸及び/又は桂皮酸誘導体が、溶解してアルカリ性
を呈する溶解助剤の水溶液に高濃度に溶解してなること
を特徴とする桂皮酸及び桂皮酸誘導体の高濃度水溶液及
びその製造方法が提供される。
代謝中間物質の高濃度水溶液(正確には溶解助剤との混
合水溶液であるが、以下では単に水溶液という。)は、
希釈用原液とし、これを適当な濃度に希釈した場合に
も、溶解助剤が存在するにも拘らず、桂皮酸などの有す
る生理活性は保持されるので、セントポーリアなどの花
卉に対する開花促進剤やその他の植物用の生理活性剤と
して、桂皮酸などと水のみからなる極めて低濃度の水溶
液に代わって使用することにより、使用効率を大幅に改
善することができる。
る。本発明で使用するリグニン生合成経路中間物質自体
はいずれも公知の化合物であり、桂皮酸及びその誘導体
であるp−クマル酸及びコーヒー酸から選択される。こ
れらは単独でも混合しても使用することができる。特に
好ましいのは、桂皮酸及びコーヒー酸である。尚、これ
らの物質の中には、根の成育を阻害する恐れのある物質
もあるが、そのような物質は根が充分に発育した後に使
用することが好ましい。
解助剤を用いて調製されることが特徴であり、一般的な
溶解法により製造することができる。本発明で使用する
溶解助剤は、その水溶液がアルカリ性を呈する弱酸と強
塩基の塩又は塩基であればいずれも使用可能であるが、
pH緩衝作用を示し、環境汚染の恐れが少なく、人体に
安全であるものが好ましい。弱酸と強塩基の塩として
は、例えば、トリポリリン酸ナトリウム、トリポリリン
酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム、ポリリン酸カリウ
ム、リン酸3ナトリウム、リン酸3カリウム、リン酸水
素2カリウム、リン酸水素2ナトリウムなどのリン酸
塩、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、
酢酸カリウム等が、塩基としては、例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムなどが好ましいものとして挙げ
られる。特に好ましい溶解助剤としては、食品添加物に
指定されているトリポリリン酸ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウムなどが用いられ
る。
しては、溶解助剤の水溶液を予め調製し、これに桂皮酸
などを加え充分に撹拌して溶解させることにより容易に
桂皮酸などの高濃度水溶液を得ることができる。溶解助
剤の使用量は、特に限定されないが、桂皮酸などに対し
て35〜300重量%の範囲が好ましい。このようにし
て桂皮酸などの含有量が、室温での水に対する溶解度を
超え、25重量%以下の高濃度水溶液が得られる。高濃
度水溶液の安定性、保管スペース、輸送効率などの点か
ら、好ましい濃度は0.5〜25重量%である。
酸と強塩基の塩である場合、例えば、1Nの酢酸ナトリ
ウム水溶液(pH8.9)100mlに0.5gの桂皮
酸を溶解させると、0.5重量%の桂皮酸水溶液(pH
6.1)を得ることができる。又、溶解助剤が塩基であ
る場合、例えば、0.5Nの水酸化ナトリウム水溶液1
00mlに7.3gの桂皮酸を溶解させることで7.3
重量%の桂皮酸水溶液(pH7.2)を得ることができ
る。使用に際しては、これを例えば10倍に希釈して約
0.7重量%の桂皮酸水溶液(pH6.6)としたり、
100倍に希釈し約0.07重量%の桂皮酸水溶液(p
H6.3)として使用する。
ポリリン酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどの弱酸と強
塩基の塩である場合、これらの塩の水溶液中では、これ
らの塩は陽イオンと陰イオンに電離している。ここに、
例えば、桂皮酸が加えられると桂皮酸由来のプロトンが
溶解助剤由来の陰イオンに消費され、水溶液中の桂皮酸
の電離が促進される方向に動き、桂皮酸イオンが生じ
て、これが水溶液中に溶け出し、桂皮酸全体の溶解量が
増加する。
酸ナトリウム(CH3COONa)は水溶液中で下記の
式(1)のように電離し、平衡は右に偏っている。 又、水溶液中で桂皮酸(C6H5−CH=CH−COO
H)は下記の式(2)のように電離するが、平衡は左に
偏っている。 桂皮酸由来のH+は、酢酸イオンCH3COO-と反応し
て酢酸CH3COOHを生じる。その結果、桂皮酸由来
のH+は、酢酸イオンにより消費され、その濃度が減少
するので、式(2)式の平衡は右に動き、桂皮酸は桂皮
酸イオンC6H5−CH=CH−COO-となって水中に
溶け出す。
に際しては、一応の目安として、例えば純分10重量%
程度に調製した高濃度水溶液を、10〜20,000倍
程度に希釈して使用する。本発明の桂皮酸及び/又は桂
皮酸誘導体の高濃度水溶液の使用形態は、特に制限され
ず、例えば、希釈高濃度水溶液のままで使用したり、必
要により、肥料や他の植物活性剤やその他の添加剤等と
混合して用いることができる。本発明の桂皮酸及び/又
は桂皮酸誘導体高濃度水溶液の使用量は、特に限定され
ず、例えば、セントポーリア用開花促進剤として使用す
る場合には、特に効果的な使用量は、培地(土壌も含め
て)の合計量100重量部あたり桂皮酸などとして0.
00001〜0.02重量部となる量である。使用量が
多すぎる場合はセントポーリアなどの植物の成育に悪い
影響を与えることがあり、少なすぎる場合には十分な開
花促進効果が得られないことがある。
桂皮酸などの含有量が0.01〜0.5重量%の水溶液
として使用することが効果的である。桂皮酸などの含有
量が少なすぎると十分な効果が発揮されない場合があ
り、多すぎると植物体に悪影響を与えることがある。
又、花の種類にもよるが、切花用の花瓶内容液では0.
01〜0.05重量%程度の水溶液が好ましく、散布用
では0.1〜0.5重量%程度の水溶液が好ましい。
明する。尚、文中の部又は%は重量基準であり、開花促
進剤、害虫忌避剤などの生理活性剤の使用量は培地(土
壌も含めて)の合計量100重量部に対する量である。
解し、これに桂皮酸50gを加えて攪拌、溶解した。蒸
留水にて全量を500mlとし、桂皮酸純分10%の桂
皮酸/炭酸カリウム混合水溶液を得た。次に、この混合
水溶液を蒸留水にて20,000倍に希釈し、桂皮酸純
分0.0005%の混合水溶液の希釈液を得た。この希
釈液のpHを測定したところ8.9であった。
イナ)の苗を小鉢(直径11cm、深さ8cm)に植え替
え、液体肥料を加えて、25℃、2,000ルックス、
16時間照射/日の条件の人工気象器内に2週間放置し
た。その後、鉢の受皿(3ポット)に上記の桂皮酸純分
0.0005%の希釈混合水溶液を流し込み、受皿に常
にこの溶液が満ちている状態に保つように時々液を補充
しながら栽培した。希釈混合水溶液の代わりに水を用い
た場合を対照として同時に栽培した。栽培26日目に希
釈混合水溶液希釈液を添加した3ポットのいずれの苗に
も花芽が確認された。しかしながら、対照苗の3ポット
のセントポーリアにはいずれも花芽は確認されなかっ
た。更に栽培を継続したところ、希釈混合水溶液を添加
した苗の花芽は3ポット共成長を続け、55日目には開
花株が得られたが、3ポットのコントロール苗のいずれ
にもそのような兆候は認められなかった。この結果から
明らかなように、希釈桂皮酸/炭酸カリウム混合水溶液
によりセントポーリアの開花が促進されることが確認さ
れた。結果を表1にまとめて示す。
してp−クマル酸の濃度が10%であるp−クマル酸/
炭酸カリウム混合水溶液を製造した。これを蒸留水で2
0,000倍に希釈し、p−クマル酸の濃度が0.00
05%である希釈p−クマル酸/炭酸カリウム混合水溶
液を得た。 (2)コーヒー酸高濃度水溶液の製造 桂皮酸をコーヒー酸に代える以外は実施例1と同様にし
てコーヒー酸の濃度が10%であるコーヒー酸/炭酸カ
リウム混合水溶液を製造した。これを蒸留水で20,0
00倍に希釈しコーヒー酸の濃度が0.0005%であ
る希釈コーヒー酸/炭酸カリウム混合水溶液を得た。
m、深さ7cm)に植え付け、セントポーリア用温室内
(約20℃、自然光)で2週間栽培した。その後受皿に
小鉢を取り付け、実施例1の希釈桂皮酸/炭酸カリウム
混合水溶液及び上記の2種の希釈混合水溶液を試験液
(表2に記載)として、それぞれを各受皿(3ポット)
に流し込み、試験液が常に満ちているように適宜供給し
た。試験開始から28日後に各株の花芽の形成を観察し
た。結果を表2に示す。表2の結果から、桂皮酸などの
リグニン生合成経路中間物質の希釈高濃度混合水溶液が
添加されたセントポーリア株にのみ花芽が確認され、こ
れらの希釈高濃度混合水溶液が明らかにセントポーリア
の花芽形成促進に効果を有することが確認された。
500mm)内にアブラムシを着生させたフェリーチェ
マル(鉢花)の鉢(直径12cm)を置き、7日間放置
後、この鉢の周辺に、実施例2の希釈桂皮酸混合水溶液
の入った花瓶(高さ21cm、直径6cm、500ml
容)に挿した大輪菊(丈:約50cm、径:約7cm)
を配置した。そのまま温室内に14日間放置後、この大
輪菊の表面へのアブラムシの着生を観察したところ表3
に示す結果を得た。この結果から、桂皮酸純分0.05
%の希釈混合水溶液の大輪菊上のアブラムシ忌避効果が
明らかになった。
ム50gを溶解し、これに桂皮酸17.5gを加えて攪
拌、溶解した。蒸留水にて全量を500mlとし、桂皮
酸純分3.5%の桂皮酸/トリポリリン酸ナトリウム混
合水溶液を得た。次に、この混合水溶液を蒸留水にて7
00倍に希釈し、桂皮酸純分0.005%の希釈桂皮酸
/トリポリリン酸ナトリウム混合水溶液を得た。この希
釈混合水溶液のpHは8.3であった。
セントポーリア用温室内の開花用ベンチに置き、1週間
後に桂皮酸純分0.005%の上記希釈混合水溶液を1
鉢当り50ml散布し、栽培を続けた。対照区として通
常の水やりのみの苗を150鉢用意し、桂皮酸純分0.
005%の希釈混合水溶液添加区と同様にして栽培を続
けた。2つの区のセントポーリア鉢について、出荷に適
当となる開花状態(3部咲き)になるまでの栽培日数を
比較した。この結果を表4に示す。表3の結果より桂皮
酸純分0.005%の希釈混合水溶液はセントポーリア
(タカコ)の開花促進に有効であることが明らかになっ
た。
での栽培日数
避効果確認試験 20℃の温室内で栽培中のアブラムシの着生したクリサ
ンセマムムルチコーレの植物体全体に、上記の桂皮酸純
分0.5%及び0.05%の高濃度桂皮酸溶液希釈液及
び桂皮酸の飽和水溶液を霧吹きにて散布(0.003m
l/葉cm2)し、1時間放置後、このクリサンセマム
ムルチコーレ表面のアブラムシの着生を観察したところ
表5に示す結果を得た。この結果から、桂皮酸飽和溶液
より濃厚な桂皮酸濃度0.5%の希釈混合水溶液を散布
した時のクリサンセマムムルチコーレ上のアブラムシ忌
避効果が明らかになった。
カリウム混合水溶液を作製し、これを蒸留水にて200
倍及び2,000倍に希釈して、桂皮酸純分濃度0.0
5%及び0.005%の希釈混合水溶液を作製した。 (2)小菊の害虫忌避効果確認試験 農家より入手の出荷前の小菊を40cmの丈に揃え、上
記の希釈液170mlを入れた花瓶(高さ21cm、直
径6cm、200ml容)に挿した。21℃の室内に1
4日間放置後、この小菊の表面へのアブラムシの着生を
観察したところ表6に示す結果を得た。この結果によ
り、桂皮酸濃度0.05%の希釈混合水溶液の小菊上の
アブラムシ忌避効果が明らかになった。
gを溶解し、これに桂皮酸50gを加えて撹拌し、蒸留
水にて全量を500mlとし、桂皮酸純分10%の桂皮
酸/水酸化カリウム混合水溶液(pH8.8)を得た。
次に、この混合水溶液を蒸留水にて20倍及び200倍
に希釈して、桂皮酸純分濃度0.5%及び0.05%の
希釈混合水溶液を作製した。 (2)ブーゲンビレアの害虫忌避効果確認試験 20℃の温室内で栽培中のアブラムシの着生したブーゲ
ンビレアの植物体全体に、上記0.5%及び0.05%
の希釈桂皮酸混合水溶液並びに桂皮酸飽和水溶液(約
0.05%)を霧吹きにて散布(0.003ml/葉c
m2)し、1時間放置後、このブーゲンビレアの表面の
アブラムシの着生を観察したところ表7に示す結果を得
た。この結果により、桂皮酸飽和溶液より濃厚な、桂皮
酸純分0.5%の希釈液を散布した時のブーゲンビレア
上のアブラムシ忌避効果が明らかになった。
ーの植物体全体に、上記の桂皮酸純分0.5%及び0.
05%の希釈桂皮酸/水酸化カリウム混合水溶液及び桂
皮酸飽和水溶液を霧吹きにて散布(0.003ml/葉
cm2)し、1時間放置後、このデージーの表面のアブ
ラムシの着生を観察したところ表8に示す結果を得た。
この結果から、桂皮酸飽和溶液より濃厚な桂皮酸濃度
0.5%の希釈液を散布した時のデージー上のアブラム
シ忌避効果が明らかになった。
の開花促進、花卉などの植物体の害虫忌避、抗菌などの
生理活性を有する桂皮酸及び/又は桂皮酸誘導体を高濃
度で含む使用液が提供される。この高濃度水溶液を原液
として、使用に際して適宜希釈して植物体に接触する生
理活性剤希釈液となすことにより、桂皮酸などのリグニ
ン生合成経路代謝中間物質の生理活性効果はそのまま保
持されるので利用効率を改善することができる。又、桂
皮酸などが、通常の条件下での飽和溶液の濃度以上で実
用的な生理活性を示す場合、溶解助剤を用いて調製した
桂皮酸などの高濃度溶液は、その桂皮酸などの生理活性
を実際に具現化できる有効な手段となる。
Claims (5)
- 【請求項1】 桂皮酸及び/又は桂皮酸誘導体が、溶解
してアルカリ性を呈する溶解助剤の水溶液に高濃度に溶
解してなることを特徴とする桂皮酸及び桂皮酸誘導体の
高濃度水溶液。 - 【請求項2】 桂皮酸誘導体がp−クマル酸又はコーヒ
ー酸である請求項1に記載の桂皮酸及び桂皮酸誘導体の
高濃度水溶液。 - 【請求項3】 溶解助剤がトリポリリン酸ナトリウム、
水酸化カリウム及び炭酸カリウムから選ばれる少なくと
も1種である請求項1に記載の桂皮酸及び桂皮酸誘導体
の高濃度水溶液。 - 【請求項4】 桂皮酸又は桂皮酸誘導体の濃度が、これ
らの水に対する室温の溶解度を超えて25重量%以下で
ある請求項1に記載の桂皮酸及び桂皮酸誘導体の高濃度
水溶液。 - 【請求項5】 桂皮酸及び/又は桂皮酸誘導体を、溶解
してアルカリ性を呈する溶解助剤の水溶液に溶解するこ
とを特徴とする桂皮酸及び桂皮酸誘導体の高濃度水溶液
の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2001376240A JP4223717B2 (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 高濃度アブラムシ忌避剤 |
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JP4223717B2 JP4223717B2 (ja) | 2009-02-12 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1459627A3 (en) * | 2003-03-17 | 2004-12-01 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. | Plant growth regulator and a method of producing the regulator |
JP2012092029A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 植物成長調節剤、肥料組成物およびその製造方法 |
WO2022102789A1 (ja) * | 2020-11-16 | 2022-05-19 | トヨタ自動車株式会社 | 根粒菌の共生促進剤及び共生促進方法 |
CN116602295A (zh) * | 2023-06-07 | 2023-08-18 | 青岛农业大学 | 反式肉桂酸、对香豆酸、异甘草素或芒柄花黄素在牧草生长调节剂中的应用 |
-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001376240A patent/JP4223717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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