JP2003170533A - 設備台用ガラス天板 - Google Patents
設備台用ガラス天板Info
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Abstract
い。 【解決手段】 天板をガラス板とした流し台や洗面台等
の設備台において、設備台のガラス天板20を、上層の
ガラス板21と、ガラス板21の下面に接合一体化さ
れ、ガラス板をバックアップする下層の補強板材22と
からなる複合構造体とした。
Description
の設備台に用いられるガラス天板に関する。
性、耐薬品性、耐久性、耐傷付き性等の機能性にも優れ
る等の利点を有する。そこで、このガラス板を流し台や
洗面台等の設備台の天板として用いる技術として、従
来、特開平05−130917号が開示されている。
板として合せガラス板や一枚の強化ガラス板を用い、こ
れの周縁部を下方に折り曲げたり、上方に起立させたり
し、且つ水槽(洗面ボール等)設置用の開口部(くり抜
き部)をガラス天板に穿設しているものである。又上記
公報開示の技術では、天板の美観を得るため、合せガラ
ス板では、表面層を強化ガラスとし、裏面層を模様付き
のガラス層としたり、更に上記、公報開示の技術では、
水槽を設備台に設置する場合には、設備台本体側に水槽
支持構造体を設置し、ガラス天板に開口する水槽を支持
させている。
ガラス天板が一枚の強化ガラス、一枚の合せガラスのみ
で構成されており、ガラス天板の周辺部のみをキャビネ
ット等の設備台本体で支持しているので、ガラス天板が
破損した場合、ガラス天板が設備台本体から脱落した
り、破片が飛散したりする虞があり、安全対策上好まし
くない。又模様付きの天板では、合せガラスの裏面側ガ
ラス面に加工したり、一枚板のガラス板のガラス面に加
工して模様を形成しているので、単純なデザインしか表
現できず、美観の向上、商品性の向上を図ることは難し
い。
板部分に水槽(洗面ボール)が必要となるが、従来技術
では、ガラス天板は一枚板構造なので、天板自身に水槽
を支持させることはできず、水槽支持は、設備台の本体
に平面視囲枠状等の支持構造体を付設して支持せざるを
得ず、水槽の支持、取付構造が複雑化し、施工性も決し
て良くない。更に、合せガラス、強化ガラスを問わず、
要すれば一枚のガラス板で天板を構成するので、ガラス
板の板厚が極端に厚くなったり、強化ガラスも強度を大
幅に高くする等の手法を講じる必要があり、ガラス天板
のコストが高くなる。
上の課題を解決すべくなされたものである。本発明の目
的とする処は、設備台にガラス天板を用いた際の安全性
の大幅な向上を図ることができること、又ガラス天板の
意匠的なバリエーションを大幅に増やし、ガラス天板を
用いた設備台の美観の向上、商品性の向上を図ることが
できること、更に水槽付設の際の支持構造の簡素化、施
工性の向上を図ることができること、更に又ガラス天板
のコストダウン、延いてはガラス天板を用いた設備台の
コストダウンを図ることを可能とした設備台用ガラス天
板を提供することにある。又本発明の副次的な目的は、
ガラス天板を上層のガラス板と、これと接合一体化され
るバックアップ用の下層の補強板材とで構成し、ガラス
天板の製作の容易化、コストダウンの実現と、ガラス天
板の耐衝撃性の向上を図ることができる設備台用ガラス
天板を提供することにある。
に請求項1は、天板をガラス板とした流し台や洗面台等
の設備台において、設備台のガラス天板を、上層のガラ
ス板と、該ガラス板の下面に接合一体化され、該ガラス
板をバックアップする下層の補強板材とからなる複合構
造体としたことを特徴とする。
層のガラス板と下層の補強板材とを接合一体化した複合
構造体としたので、万一上層のガラス板が破損したりし
ても、下層の補強板材で受けているので、脱落したり周
囲に飛散したりしない。
の下面に塗装したり、模様、着色等のフィルムを貼着し
たり等して模様、着色部を形成し、該ガラス板の下面に
補強板材を接着により一体化したことを特徴とする。
り着色することが容易となり、又塗装、フィルム貼着に
より模様等のバリエーションは大幅に増加する。
いて、ガラス板と補強板材との接合は、該ガラス板と該
補強板材との間に複数箇所スポット状に介設した接着剤
で接合するようにしたことを特徴とする。
着は、この間にスポット状に介設した接着剤で接着する
ので、ガラス板と補強板材との間の全面接着と異なり、
接着が容易化、簡略化し、ガラス天板の製造における作
業効率の大幅なアップが図れ、コストダウにも資し、ま
た耐衝撃性も向上する。
状の接着剤とともに両面接着テープをガラス板と補強板
材との間に介設し、該両面接着テープで接着剤による接
着前の仮接着を行うようにしたことを特徴とする。
よる接着剤の硬化以前の仮接着が行われるので、接着剤
硬化前の養生が確実に行え、また硬化前の接着直後の移
動等も、接着位置のズレを生じることなく行うことがで
きる。
いて、ガラス板と補強板材との接合は、該ガラス板と該
補強板材との間に複数箇所スポット状に介設した両面接
着テープで接合するようにしたことを特徴とする。
着は、この間にスポット状に介設した両面接着テープで
接着するので、ガラス板と補強板材との間の全面接着と
異なり、接合一体化が容易化、簡略化し、ガラス天板の
製造における作業効率のより一層の大幅なアップが図
れ、コストダウにも資し、また耐衝撃性も向上する。
1項において、設備台用ガラス天板には開口部を備え、
該開口部に水槽上方の開放部が臨み、該水槽の周縁部
は、補強板材に支持金具を介して取付、支持させたこと
を特徴とする。
構成する補強板材で支持されるので、設備台の構造が複
雑化することがなく、水槽の支持構造が簡素化し、施工
も容易化する。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は、水槽を有する設備台の一例として
の洗面台の外観斜視図、図2は同平面図である。これ等
図1、図2を基にして設備台1の概略を説明する。
し、実施の形態では、左右に洗面ボールである水槽3
0,30を備える例を示している。洗面台1は平面視に
おいて横長矩形であり、本体2は左右の側面板3、後面
板4(図3参照)及び前面板5で周囲を囲橈し、底を塞
ぐ底面板6の前部及び左右には脚板部7を備え、上方を
開放したキャビネット状である。
に2基の扉8,8が設置され、扉8,8は夫々一対の前
開きの扉体8a,8aを備え、これを開閉することで前
面板5の左右に形成した開口9を開閉し、本体2内の仕
切り10で仕切られた左右の空間11を開閉し、各空間
11内には仕切り10に設けたレール13を介して前後
に摺動する引き出し式の収納ボックス12を内蔵させ
た。図1は、図の右側の扉8Rを開放し、収納ボックス
12を前面板5より手前に引き出し、図の左側の扉8L
を閉じた状態を示している。
部14(図3参照)を塞ぐように、カウンター状のガラ
ス天板20を載置、配設する。ガラス天板20は、本体
2の平面形状に倣うように横長矩形であり、左右に横に
長い長円状の開口20a,20aを上下に貫通するよう
に形成してあり、開口20a,20aの下方には洗面ボ
ールを構成する水槽30,30を配設する。又天板20
の上面であって、開口20a,20aの後方には、給水
栓31,31を設置し、又これと並設して、例えばソー
プディスペンサー32,32を設置する。
る。図で明らかなように本体2の内部には空間11が形
成されており、又内部の下部には収納ボックス12がレ
ール13,13を介して引き出し自在に格納されている
のが理解できる。本体2は、後面板4を壁面Wに臨ま
せ、脚板部7を床F上に臨んで配置し、各水槽30のボ
ール部30aの底部30bには、止水栓を備える排水口
33を備え、各排水口33は本体2の空間11内に垂下
したU字形の排水トラップ34aを備える排水管34に
接続し、排水管34の下部は底板6の下方に垂下、延出
され、床下等の排水本管等に接続して排水を行うように
構成されている。水槽30の上方への開放部30fは、
ガラス天板20の開口20aの直角に臨む。
ある。この図に基づいてガラス天板20の構造を説明す
ると、ガラス天板20は上層のガラス板21と、バック
アップ層を構成する下層の補強板材22とからなる。こ
れ等ガラス板21の下面と補強板材22の上面とを、こ
の間に介設した接着材層23を介して接合、一体化し、
複合構造体として構成する。
ラス板、強化ガラス板等で構成し、一方、補強板材22
は、合板やアクリル板等で構成する。ガラス板21の下
面21aには、例えば塗装を施したり、或いはフィルム
を貼着して着色層や模様層24を構成し、模様層24は
ガラス板21が透明なので表面から透視することがで
き、深さのある模様や着色が表面に浮き上がり、独特の
美観を呈し、外観性、美観性、商品性に優れたガラス天
板20を得ることができる。
前記した補強板材22を接着材層23により接合一体化
し、ガラス天板20を構成する。ところで、ガラス板2
1の下面21aへの塗装、フィルムの貼着は容易であ
り、又塗装で任意の着色、模様を描くことができ、又着
色されたフィルムや模様付きのフィルムは容易に得ら
れ、従って、ガラス面に模様等を加工する従来例に対し
て着色、模様の形成が容易であり、しかも、彩色や模様
のバリエーションは多彩なものとなり、意匠的に複雑
な、或いは従来のガラス加工では得られ難かった彩色、
模様が容易に得られることとなる。
彩色や模様は、ガラス板21の下面と補強板材22との
間に形成されるので、この間で保護され、褪色したり模
様が剥落等したりすることがなく、長期に亘り美麗な外
観を保持する。特に設備台1は、洗面台や洗面化粧台、
或いは流し台であって、水にさらされることから、設備
台1の彩色や模様は早期に劣化する可能性が高いが、本
発明ではガラス板21と補強板材22との間に、彩色部
や模様部はサンドイッチされて保護され、長期に亘り美
麗な外観を保持することができる。
1の下面を接着剤層23を介して接合一体化した複合構
造体なので、強度、剛性はガラス板単板のものに比較し
て高く、強化ガラス以外の通常のガラス板を用いたとし
ても、補強板材22のバックアップ作用により高いもの
が得られる。特に天板では、ガラス天板20が展開状態
で面積の大きい水平面を構成し、上に物を載せたりする
可能性があり、本発明では上記により大面積であって
も、又左右の水槽用の開口を穿設したりしても、実用上
充分の剛性、強度を確保したガラス天板を得ることがで
きる。
ス板21の下面を補強板材22でバックアップしている
ので、万一、表面のガラス板21が破損したり等して
も、ガラス板21は下面が補強板材22で支承されてお
り、ガラス板(ガラス天板)の設備台本体2からの脱落
や破片の飛散等を確実に防止することができる。従っ
て、この点においても高い安全性を確保することができ
る。
ある。図はガラス天板20の後端部を示し、天板20の
後端縁部20b略Z字形のレール材からなる水止め片4
0の垂下した下片部40aを接着し、後方に開放した鈎
チャンネル状の上部40bを壁面Wに当てて天板後端部
のリム部を形成するものである。
る。水槽30の上端部外周には中空リム部30cが形成
されており、一方、ガラス天板20の開口20aの周辺
部の下面には補強板材22の欠除部20cを形成してお
く。この欠除部20cに水槽30のリム部30cの上面
30dを付き当て、一方、補強板材22の欠除部20c
の近傍に埋め込み金具41を介してボルト42を垂下、
設置しておく。
しておき、これの縦片部44aの上端部44bを補強板
材22の下面22aに当接させ、横片部44cの周辺部
の一部に設けた取付孔44dを介して上から前記したボ
ルト42を通し、ナット43を下から螺合して支持金具
44の横片部44cを支持する。横片部44cの先端部
44eの上面と前記したガラス天板20の欠除部20c
下面との間で、水槽30周辺部のリム部30cの上下面
30d,30eを挟持し、ガラス天板20下面に水槽3
0を取付、支持する。
は、設備台1の本体2側で行う必要がなく、従って、本
体2に、例えば、水槽周辺部を囲橈する平面視囲枠状の
水槽30の支持枠等を設置する必要がない。従って、水
槽30を設置しつつ、設備台本体2の構造上水槽支持部
材や構造が一切不要となり、水槽を備える設備台本体の
構造が簡素化する。これにより、水槽30を備える設備
台1の構造の簡素化、コストダウンを図ることができ、
又実施の形態のようにガラス天板20の補強板材22を
介して金具等により水槽30を取付、支持すれば良く、
水槽支持構造の簡素化、水槽設置の施工性も簡易化す
る。
す縦断側面図である。ガラス天板120は、側面視略Z
字形であり、前後方向に長く、左右方向(紙面表裏方
向)にも長い天板部121aと、これの前端部の下方に
垂下、折曲した幕部121bと、後端部の上方に起立、
折曲した水止め片121cを備える。各部の下面には、
着色、模様層124、接着剤層123を介して補強板材
122が一体化されている。このように、ガラス天板の
断面構造は任意である。
接合一体化構造の他の例を示す図で、図8は補強板材の
平面図、図9は接合直前の要部拡大図、図10は接合状
態の要部拡大図である。上記した図示実施の形態では、
ガラス板と補強板材とを、この間の全面に接着剤を介装
して接着した例として示した。本実施の形態では、接着
剤をスポット状に配置してガラス板と補強板材とを接着
する。
であって、中央部に長円状の開口220aが形成されて
おり、上面222aの適所に、複数個にスポット状に接
着剤223…を塗布、配置しておく。接着剤は1液性の
ものが作業が簡単、容易で、シリコン系の接着剤が耐久
性がある。また弾力性に富み、衝撃を吸収し易い。塗布
量は、例えば1カ所あてφ10〜30mm、高さ1〜2
mm程度とし、例えば約300mmピッチで接着剤を塗
布した。
222の上面222aにスポット状接着剤223…が山
盛り状に塗布されており、上からガラス板221を矢印
に示すように重ね合わせ、加圧する。これにより図1
0に示すようにスポット状接着剤223…は厚さを減じ
て扁平化し、ガラス板221の下面221aと補強板材
222の上面222aとを接着する。
ラス板221と補強板材222との間にスポット状に介
在しているので、ガラス板221と補強板材222との
間の全面接着と異なって、周縁部から食み出すことがな
い。従って、補強板材222、或いはガラス板221の
一方にスポット状に接着剤223…を塗布すること、従
って、全面塗布のように各部で均一厚さに塗布するよう
なシビアな管理を要しないこと、周縁部から接着剤が食
み出すことがないこと等により、周縁部の接着剤食み出
し部の削除作業、周縁部のマスキング等が不要となる。
この結果、ガラス天板の製作における作業が大幅に容易
化し、作業が簡単となり、また作業時間が短縮し、製造
コストも大幅な低減が可能となる。
板220は、上層のガラス板221と下層の補強板材2
22との間に接着剤223…が介在し、ガラス板221
の下面221aと補強板材222の上面222aとの間
に隙間Sが形成されることとなる。この隙間Sは、図8
のスポット状接着剤223…間で、上記したようにこの
間に300mm程度の間隔が開くことから、ガラス板2
21の接着剤223…が存在しない部位は変形し易くな
る。従って、ガラス天板220の上から小物体等が落下
する等の衝撃を受けた場合に、その衝撃力を変形で吸収
することができ、ガラス天板220の上層のガラス板2
21の耐衝撃性を向上させることができる。
の接合一体化構造の図8〜図10の他の例を示す図で、
図11は補強板材の平面図、図12は接合直前の要部拡
大図、図13は接合状態の要部拡大図である。本実施の
形態は、上記した実施の形態においてスポット状接着剤
と両面接着テープを併用した構成なので、同一部分には
同一符号を付して詳細な説明は省略する。補強板材22
2の上面にスポット状に接着剤223…を塗布するとと
もに、これに近接、或いは適宜間隔を開けて両面接着テ
ープ250…を接着しておく。両面接着テープ250…
は片面の保護シートを剥離しておき、上面にスポット状
に接着剤223…を塗布した補強板材222の上面に、
適宜間隔を設けてスポット状に貼着しておく。
両面接着テープ250の上面の保護シート251を矢印
にように剥離し、上からガラス板221を矢印のよ
うに上記と同様に重ね合わせ、加圧して図13に示した
ようにガラス板221と補強板材22とを接合、一体化
する。この実施の形態によれば、ガラス板221と補強
板材222との接着は、接着剤223…でなされるが、
接着剤223…の硬化に時間がかかり、例えば接着剤に
よっては約1日程度養生させる必要がある場合がある。
着作業した後、作業後のガラス天板を手で運んだりした
際、ガラス板221と補強板材222とが位置ズレを起
こす虞がある。この結果、養生、ストックのための移
動、運搬時において細心の注意をはらって作業する必要
があり、作業性が悪い。ところで、本実施の形態では、
接着剤223…が硬化する以前に、両面接着テープ25
0…を併用することでガラス板221と補強板材222
との仮接着がなされることとなり、養生のために手作業
で移動したり、運搬しても接着位置の位置ズレ等を防止
することができる。従って、上記した実施の形態の作業
の容易化、作業性の向上を一層図ることができる。
の接合一体化構造の図8〜図10の更なる他の例を示す
図で、図14は補強板材の平面図、図15は接合直前の
要部拡大図、図16は接合状態の要部拡大図である。本
実施の形態は、上記した実施の形態においてスポット状
接着剤に代えて両面接着テープを用いた構成であり、両
面接着テープ以外の構成は上記と同様の構成なので、同
一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
面222aに、複数枚の両面接着テープ260…を接着
する。両面テープ260…は厚目のものを用い、例えば
厚さ0.5mm〜5mmのものを用いた。その理由は、
この厚さのものを用いることで、ガラス板221と補強
板材222との間の隙間が大きくなり、上記した衝撃力
の吸収能力を高め、耐衝撃性をよりアップすることがで
きるからである。尚、両面接着テープ260…の配置間
隔は、上記した図8の実施の形態と同様である。
2の接合直前の要部拡大図で、事前に両面接着テープ2
60…の下面の保護シートを剥離しておき、補強板材2
22の上面適所に貼着しておく。爾後、図15に示した
ように上面の保護シート261を矢印のように剥離し
て両面接着テープ260…の上面の接着面を露出し、こ
の状態で図矢印に示すようにガラス板221を上から
重ね合わせ、加圧し、図16に示すように複数箇所を両
面接着テープ260…で接合されたガラス板221と補
強板材222とからなる一体化されたガラス天板220
を得る。
両面接着テープ260…はガラス板221と補強板材2
22との間にスポット状に介在しているので、ガラス板
221と補強板材222との間の接着剤による全面接着
と異なって、周縁部から食み出すことがない。従って、
補強板材222、或いはガラス板221の一方にスポッ
ト状に両面接着テープ260…を貼着すること、従っ
て、シビアな管理を要しないこと、全面に接着剤を塗布
した場合のように周縁部から接着剤が食み出すことがな
いこと等により、周縁部の接着剤食み出し部の削除作
業、周縁部のマスキング等が不要となり、保護シートを
剥離して補強板材222上に貼り、上面の保護シートを
剥離してガラス板221を重ね合わせることでガラス天
板220を制作することができる。従って、ガラス天板
の製作における作業が大幅に容易化し、作業が簡単とな
り、また作業時間が短縮し、製造コストも大幅な低減が
可能となる。
0は、上層のガラス板221と下層の補強板材222と
の間に厚目の両面接着テープ260…が介在し、ガラス
板221の下面221aと補強板材222の上面222
aとの間に上記したと同様に隙間が形成されることとな
り、ガラス板221の両面接着テープ260…が存在し
ない部位は変形し易くなる。従って、ガラス天板220
の上から小物体等が落下する等の衝撃を受けた場合に、
その衝撃力を変形で吸収することができ、ガラス天板2
20の上層のガラス板221の耐衝撃性を向上させるこ
とができる。
する。請求項1は、天板をガラス板とした流し台や洗面
台等の設備台において、設備台のガラス天板を、上層の
ガラス板と、該ガラス板の下面に接合一体化され、該ガ
ラス板をバックアップする下層の補強板材とからなる複
合構造体とした。
層のガラス板と下層の補強板材とを接合一体化した複合
構造体としたので、万一上層のガラス板が破損したりし
た場合においても、破損した上層のガラス板は下層の補
強板材で全面的に支承しているので、設備台から脱落し
たり、破片が周囲に飛散したりすることがなく、安全上
極めて有効である。又ガラス天板は、上層のガラス板と
下層の補強板材を一体化した複合構造体なので、上層の
ガラス板として厚手の合せガラスや、厚手で、強度の極
めて高い強化ガラスを用いる必要がなくなり、コスト的
に極めて有利となり、ガラス天板、延いてはこれを用い
た設備台のコスト低減上極めて有利である。
の下面に塗装したり、模様、着色等のフィルムを貼着し
たり等して模様、着色部を形成し、該ガラス板の下面に
補強板材を接着により一体化した。
に、塗装、フィルム貼着によりガラス天板に模様を付し
たり着色するので、模様、着色が容易となり、又塗装、
フィルム貼着により模様等のバリエーションは大幅に増
加する。従って、意匠的に美麗で、多彩なバリエーショ
ンを有する設備台用のガラス天板を合理的なコストで、
安価に得ることができ、延いては設備台のコストダウに
も資し、更にコストの面、美麗で多彩なバリエーション
のガラス天板意匠により、ガラス天板、設備台の商品性
を向上させることができる。
いて、ガラス板と補強板材との接合は、該ガラス板と該
補強板材との間に複数箇所スポット状に介設した接着剤
で接合するようにした。
着は、この間にスポット状に介設した接着剤で接着する
ので、ガラス板と補強板材との間の全面に接着剤を塗布
したりする必要がなく、スポット状に島状に接着剤を点
々と塗布すれば良く、全面に接着剤を塗布した場合の周
囲から食み出し、これの除去作業等が一切不要であり、
ガラス板と補強板材との接着作業が容易で、作業が簡略
化し、また接着剤も少なくてすみ、ガラス天板の製造に
おける作業効率の大幅なアップが図れ、コストダウンに
も資する。また、ガラス板と補強板材との間で接着剤が
介在していないスペースが多くなり、ガラスが変形し易
くなることから小物体の衝撃力を変形で吸収することが
でき、ガラス天板の耐衝撃性も向上する。
状の接着剤とともに両面接着テープをガラス板と補強板
材との間に介設し、該両面接着テープで接着剤による接
着前の仮接着を行うようにした。
接着剤によるガラス板と補強板材との接着剤の硬化以前
の仮接着が行われる。従って、ガラス板と補強板材との
接着剤硬化前の位置ズレが発生しない養生が確実に行
え、また硬化前の接着直後のガラス天板の移動等も、接
着位置のズレを生じることなく行うことができ、ガラス
天板接着後の搬送、養生等に極めて有利で、ガラス天板
の製造における作業効率の大幅なアップが図れる。
いて、ガラス板と補強板材との接合は、該ガラス板と該
補強板材との間に複数箇所スポット状に介設した両面接
着テープで接合するようにした。
着は、この間にスポット状に介設した両面接着テープで
接着するので、ガラス板と補強板材との間の全面に接着
剤を塗布したりする必要がなく、スポット状に島状に両
面接着テープを点々とセットすれば良く、全面に接着剤
を塗布した場合の周囲から食み出し、これの除去作業等
が一切不要であり、ガラス板と補強板材との接合一体化
作業が容易で、作業が簡略化し、ガラス天板の製造にお
ける作業効率の大幅なアップが図れ、コストダウンにも
資する。また、ガラス板と補強板材との間で両面接着テ
ープが介在していないスペースが多くなり、ガラスが変
形し易くなることから小物体の衝撃力を変形で吸収する
ことができ、特に厚めの両面接着テープを用いること
で、ガラス天板の耐衝撃性を一層の向上が、確実に、容
易に行うことができる。
1項において、設備台用ガラス天板には開口部を備え、
該開口部に水槽上方の開放部が臨み、該水槽の周縁部
は、補強板材に支持金具を介して取付、支持させた。
か1項の効果に加えるに、ガラス天板を、上層のガラス
板、下層の補強板材を一体化した複合構造体で構成した
ので、下層の強度、剛性を高め得る補強板材に支持金具
を付設し、補強板材で水槽を支持されることができ、従
って、設備台側で水槽を支持する必要がなく、水槽支持
構造体を設備台に設置する必要が無くなり、水槽を具備
する設備台の構造が複雑化することがなく、水槽の支持
構造が簡素化し、施工も容易化する。従って、水槽を具
備するガラス天板を用いた設備台のコスト上極めて有利
である。
観斜視図
一体化構造の他の例を示す図で、図8は補強板材の平面
図
接合一体化構造の図8〜図10の他の例を示す図で、図
11は補強板材の平面図
接合一体化構造の図8〜図10の更なる他の例を示す図
で、図14は補強板材の平面図
板、 20a…開口部、21,221…ガラス板、 2
2,222…補強板材、 23…接着剤層、24…着
色、模様層、 30…水槽、 30c…水槽周縁部、
30f…水槽開放部、 41,42,43,44…水槽
取付、支持金具、 223…接着剤、250,260…
両面接着テープ。
Claims (6)
- 【請求項1】 天板をガラス板とした流し台や洗面台等
の設備台において、 前記設備台のガラス天板を、上層のガラス板と、該ガラ
ス板の下面に接合一体化され、該ガラス板をバックアッ
プする下層の補強板材とからなる複合構造体とした、 ことを特徴とする設備台用ガラス板。 - 【請求項2】 前記ガラス板の下面に塗装したり、模
様、着色等のフィルムを貼着したり等して模様、着色部
を形成し、該ガラス板の下面に補強板材を接着により一
体化したことを特徴とする請求項1記載の設備台用ガラ
ス天板。 - 【請求項3】 前記ガラス板と前記補強板材との接合
は、該ガラス板と該補強板材との間に複数箇所スポット
状に介設した接着剤で接合するようにしたことを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の設備台用ガラス天
板。 - 【請求項4】 前記スポット状の接着剤とともに両面接
着テープを前記ガラス板と前記補強板材との間に介設
し、該両面接着テープで接着剤による接着前の仮接着を
行うようにしたことを特徴とする請求項3に記載の設備
台用ガラス天板。 - 【請求項5】 前記ガラス板と前記補強板材との接合
は、該ガラス板と該補強板材との間に複数箇所スポット
状に介設した両面接着テープで接合するようにしたこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の設備台用
ガラス天板。 - 【請求項6】 前記設備台用ガラス天板には開口部を備
え、該開口部に水槽上方の開放部が臨み、該水槽の周縁
部は、前記補強板材に支持金具を介して取付、支持させ
たことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1項に
記載の設備台用ガラス天板。
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JP2001300633 | 2001-09-28 | ||
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