JP2003169873A - 乗用ゴルフカート - Google Patents

乗用ゴルフカート

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JP2003169873A
JP2003169873A JP2001373011A JP2001373011A JP2003169873A JP 2003169873 A JP2003169873 A JP 2003169873A JP 2001373011 A JP2001373011 A JP 2001373011A JP 2001373011 A JP2001373011 A JP 2001373011A JP 2003169873 A JP2003169873 A JP 2003169873A
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健氏 福元
Kazuma Moriguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来リアカウルを後上方へ開くように構成す
ると、後支柱が邪魔になり、大きく開けることができな
かった。 【解決手段】 リアカウル4内にカウルフレーム46を
配置し、該カウルフレームよりリア支柱42を立設して
ルーフフレーム77の後部と連結し、リアカウルの一側
を支点として開閉可能に構成したゴルフカートにおい
て、前記カウルの他側にロック機構60を設け、前記リ
ア支柱の上下に回動支点を設け、該回動支点にそれぞれ
ロック機構75a・75bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両のボンネ
ットやカウル等のカバーの構造に関し、特に、ゴルフカ
ートの座席の下方を覆うカバーの開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエンジンやバッテリー等を覆う
ボンネットやカウルの技術は公知となっている。例え
ば、特開平2001−224723号の技術である。こ
の技術は、メインフレームの後部にリアフレームを設け
て、支柱を介して上方にルーフを設けて覆い、前記リア
フレームの後部にゴルフバッグ等の荷物を載せる荷台が
配置され、メインフレームの前部にフロントカウルを設
け、該フロントカウルにボンネットを開閉可能に設け、
該フロントカウル内に収納庫として小道具等を収納でき
るようにしている。そして、伸縮自在ステーをボンネッ
トと本体部分の間に介装して、ボンネットを開けた状態
にロックできるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにフロント
カウルを開閉できるようにしていたが、閉じたときにロ
ックしておかないと、振動により騒音が発生していた。
また、リアカウルも開閉できるようにしており、該リア
カウル内にエンジン等を配置してメンテナンスを行なう
ために、リアカウルは前上方または後上方に回動して開
閉できるようにしているが、前上方に回動して開けるよ
うにすると、前部シートにリアカウルが当たり大きく開
放することができず、後上方に回動して開けるようにす
ると、リアカウルは荷台に当たり大きく開放することが
できず、メンテナンス作業がやり難かった。
【0004】また、カウルを固定構造にすることもあ
り、この場合には工具等を用いてカウルを外す必要があ
り、作業に手間と時間がかかっていた。また、ボルトに
よりカウルを固定した場合には、フレームの歪み等によ
りボルト孔が一致せず取付難い場合があった。そこで、
本発明はリアカウルのフレームを回動可能とし、ロック
機構により閉じた状態で維持できるように、該ロック機
構には歪みを吸収できる構成とする。また、閉じ側に弾
性体のストッパーを設けて騒音を防止できるカウルを提
供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、請求項1においては、リアカウル内にカウルフレー
ムを配置し、該カウルフレームよりリア支柱を立設して
ルーフフレームの後部と連結し、リアカウルの一側を支
点として開閉可能に構成したゴルフカートにおいて、前
記カウルの他側にロック機構を設け、前記リア支柱の上
下に回動支点を設け、該回動支点にそれぞれロック機構
を設けたものである。
【0006】また、請求項2においては、前記リア支柱
の上ロック装置と下ロック装置を連動連結したものであ
る。
【0007】また、請求項3においては、前記リア支柱
の上ロック装置と下ロック装置とカウル他側に設けたロ
ック機構を連動連結したものである。
【0008】また、請求項4においては、前記ロック機
構を爪式のロック機構とし、上ロック装置と下ロック装
置のいずれか一方をカムレバーにより解除可能とし、該
カムレバーを係合ピン方向に付勢部材により付勢したも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明のゴルフカートの全体側面図、図2は
リアカウル内を示す側面図、図3は同じく正面図、図4
はカウルロック機構部分の正面図、図5はバッテリー押
さえ部分の側面図、図6はリア支柱とキャリアフレーム
の折り畳みを示す側面図、図7は下ロック装置の側面
図、図8は上ロック装置の側面図、図9は上ロック装置
と下ロック装置の連動を示す後面図、図10はキャリア
フレームロック機構の側面図、図11は同じく平面図、
図12はバッテリー固定の他の実施例を示す図である。
【0010】まず、本発明にかかるゴルフカート1の全
体構成を図1を用いて以下に説明する。ゴルフカート1
は、車体を支持するメインフレーム2の前部と後部に
は、外装部材としてのフロントカウル6、リアカウル4
がそれぞれ設けられている。フロントカウル6後部の前
部座席台3の上部には、前座席シート11が設けられて
いる。一方リアカウル4の上部には後座席シート15が
設けられている。リアカウル4内にはエンジン、ミッシ
ョンケース、バッテリー10、マフラ等が配設されてい
る。
【0011】前座席シート11の後部上には背もたれ1
7が設けられており、後座席シート15の後部上には背
もたれ19が設けられている。また、前座席シート1
1、後座席シート15の外側方から後部にはそれぞれ前
アシストフレーム21・後アシストフレーム22が設け
られている。
【0012】前記前座席シート11の左右一側の前方に
は、フロントカウル6から突出して配置されたハンドル
等のステアリング機構34が設けられており、また、運
転席の足元前方にはブレーキペダル及びアクセルペダル
が設けられている。フロントカウル6下方には左右一対
の前輪37が懸架されており、また、リアカウル4の後
部下方には左右一対の後輪38が懸架され、メインフレ
ーム2の前端と後端にそれぞれバンパー31・31が配
設されている。
【0013】前記フロントカウル6の両側上部より左右
一対のフロント支柱41が上方に延設され、該フロント
支柱41・41間にフロントガラス30が取付けられ、
前方からの風やチリなどが直接オペレーターや乗車して
いる人に当たらないようにしている。一方、前記後座席
シート15の後アシストフレーム22の左右中央上部に
は、リア支柱42が上方に延設されている。前記フロン
ト支柱41及びリア支柱42の上端部間にはルーフフレ
ーム77(図6)を架設してルーフ43で覆っている。
前記リアカウル4の後方には、キャリアフレーム44が
斜め上方に向かって延設されており、その上にゴルフバ
ッグを載せることができるようになっており、パターケ
ース45がその下部に付設されている。
【0014】次に、前記リアカウル4の開閉構成につい
て説明する。図2、図3に示すように、リアカウル4は
カウルフレーム46を覆うように固定され、該カウルフ
レーム46はパイプを側面視略逆「へ」字状に構成し
て、左右一対のカウルフレーム46・46を左右両側に
平行に前後方向に配置し、該カウルフレーム46・46
の後端を支点軸47を介してメインフレーム2の後端に
固設したブラケット23に回転自在に支持されている。
【0015】該カウルフレーム46・46の前端下部に
はゴムまたは合成樹脂等の弾性体により構成したストッ
パー50・50が固設され、メインフレーム2または床
フレーム7の上面に当接するように配置している。尚、
メインフレーム2上にはステップとなる床フレーム7が
設けられている。こうして、ストッパー50・50によ
りリアカウル4を閉じるときの衝撃を緩和するととも
に、リアカウル4を閉じたときに後述するカウルロック
機構60によりロックするが、このときの誤差を吸収で
きるようにして、カウルロック機構60を簡単な構成に
できるようにしている。また、弾性体が有する弾性によ
り、ロック時にはガタをなくして騒音が発生しないよう
にし、また、解除時には戻し方向の力が作用して、ロッ
ク解除操作後に操作部材を離した時に再びロックしない
ようにして、解除操作が煩雑にならないようにしてい
る。
【0016】前記支点軸47と反対側のカウルフレーム
46・46の前端間には横フレーム49が左右水平方向
に横設され、該横フレーム49の左右中央部にカウルロ
ック機構60が設けられている。該カウルロック機構6
0は爪式のロック機構としており、図2〜図4に示すよ
うに、リアカウル4側の横フレーム49に設ける係合部
60aと、本機側のメインフレーム2に設ける係止部6
0bからなり、係止部60bは床フレーム(ステップ)
7上面よりも下方に配置され、左右の前後方向に設けた
メインフレーム2・2の前後中途部間に水平フレーム2
aを横設して、該水平フレーム2aの左右中央部に棒材
をクランク状に折り曲げて形成した係止体61を上後方
に突設して、上水平部を後方へ延設して後端を床フレー
ム7下面に横設した横フレーム35に固設している。
【0017】前記係合部60aは、横フレーム49の左
右中央部に取付ステー51を配置し、該取付ステー51
には上下方向の長孔51a・51aを設けて、上下に位
置調整可能にボルト等によって固定し、ロック位置を調
節できるようにしている。該取付ステー51の中央より
枢軸62を前方に突設し、該枢軸62に係合体63の中
央部が枢支されている。該係合体63は板体より構成し
て上部を折り曲げて係止部63aを形成して連結ワイヤ
ー64の一端を係止し、他側の中途部は切欠きを設けて
折り曲げて係止部63bを形成し、該係止部63aと横
フレーム49の下部に設けた係止部65との間にバネ6
6を介装して、係合体63をロック方向に付勢してい
る。該係合体63の下部には下端から斜め上方へ向かう
斜面部を介して側方を開放した係合凹部63cを形成
し、前記係止体61と係合できるように構成し、該係止
体61に対して上下方向の動きを規制してロックするよ
うにしている。
【0018】また、前記係合体63の下後部位置におい
て、前記横フレーム49から下方にガイド体67が垂設
され、該ガイド体67の下部には前記係合凹部63cの
位置に合わせて下方がV字状に拡開する形状の係合凹部
67aを形成し、前記係止体61を閉じる時に係合凹部
67aで案内するようにし、係止体61に対して左右方
向の動きを規制する構成としている。こうして、リアカ
ウル4を下方へ回動して閉じるときに、前記係合凹部6
7aの谷部に前記係止体61が案内されて、係合凹部6
3cの斜面を押して係合体63を回動して、係止体61
が係合凹部67aに位置して、係止体61に対して前後
左右方向の動きを規制し、前後方向に対しては許容しな
がらロックするようにしている。よって、前後方向の誤
差に対して許容範囲が大きくなり、組み立て精度を高く
することなくコスト低減化が図れる。
【0019】前記係止部63aに係合された連結ワイヤ
ー64の他端はカウルフレーム46に沿って後方へ延設
され、図2、図3に示すように、解除操作具となる解除
レバー70と連結されている。つまり、該解除レバー7
0は左右一側(本実施例では進行方向右側)のカウルフ
レーム46の後座席シート15側部の内側に配置され、
後座席シート15に着座して容易に操作できるようにし
ており、該解除レバー70の一端がカウルフレーム46
に固設したステー73に左右水平方向に軸支した枢支軸
71の一端に固設されている。該枢支軸71の他端には
アーム72の上下方向中央部が固設され、該アーム72
の一端(本実施例では上端)に前記連結ワイヤー64が
連結されている。該アーム72の他端には連結ワイヤー
74の一端が連結され、該連結ワイヤー74の他端はカ
ウルフレーム46から後アシストフレーム22、後支柱
42に沿って後方へ延設され、その他端は支柱ロック機
構75と連結されている。
【0020】また、前記リアカウル4内にはバッテリー
10やエンジン等が収納されて固定されている。エンジ
ン仕様の場合は側部のバッテリー10とエンジンを収納
し、バッテリー仕様の場合、図5に示すように、複数の
バッテリー10・10・・・を収納している。該バッテ
リー10の固定構成を説明する。床フレーム7上にブラ
ケット24・24・24を固設して複数のバッテリー1
0・10・10を前後左右方向に載置し、本実施例では
左右2列、前後3列と側部に一つの合計7個のバッテリ
ーを載置している。この縦横に並べて配置したバッテリ
ー10・10・10をバッテリークランプ27とカウル
フレーム46に設けた突出部28により押さえ付けて固
定できるようにしている。即ち、バッテリークランプ2
7は左右方向にバッテリー間上に配置する角パイプ状の
押さえ杆27a・27aと、該押さえ杆27a・27a
の両側でバッテリーの左右両側部上に配置する断面視L
字状の押さえ金具27b・27bと、鋼板を逆U字状に
曲げて押さえ杆27a・27a上に固設する枠体27c
より構成して、該バッテリークランプ27をバッテリー
10・10・・・上に載置して、枠体27cの上面が前
記カウルフレーム46の前後中途部の下面から下方に突
設した突出部28により押さえ付ける構成としている。
該突出部28はゴム等の弾性体により構成され、左右の
カウルフレーム46・46の前後中途部間に横設した支
持フレーム29の下面に固設されている。
【0021】このようにして、バッテリー10を覆うリ
アカウル4を閉じるとバッテリークランプ27を下方に
押し付けて、押さえ杆27aが隣接するバッテリー10
・10の側部上面部分を押さえて、複数並べたバッテリ
ーを同時に押さえ付け、突出部28により弾性的に押さ
え付けてその状態でロックして、振動等があっても騒音
が発生せずにバッテリー10を固定することができる。
そして、メンテナンス等を行なうときには、前記カウル
ロック機構60を解除するだけで、リアカウル4の開放
と同時にバッテリー10の押さえ付けも解除することが
できるのである。なお、図3、図12に示すように、ネ
ジ杆26・26を押さえ金具27bと床フレーム7との
間に介装してナットを締め付けることによって固定する
ようにすることもできる。
【0022】また、前記後支柱42は図6に示すよう
に、上部と中途部で折れ曲がり可能に構成されており、
リアカウル4を開放するために持ち上げ回動したときに
同時に折れ曲がって、開放時における後支柱4が開放操
作及びメンテナンス等において邪魔になったり、当たっ
たりしないようにしている。つまり、リアカウル4は前
上方または後上方へ回動して、リアカウル4内に収納し
たバッテリー10等をメンテナンスしたりできるように
しているが、リアカウル4を前上方に回動すると前背も
たれ17または前座席シート11に当たって開放空間が
小さくなる。また、機体後部にはキャリアフレーム44
が配置されているため後方からのメンテナンスがし難
い。一方、後上方に回動する場合、後支柱42やキャリ
アフレーム44が邪魔になり大きく開放することができ
ない。しかも後支柱4が左右中央に1本でリアカウル4
の後部に立設された構成であると、リアカウル4は開く
ことができず、ボルト等を外し引き抜いて取り外すしか
方法がなかった。そこで本発明は、後支柱4を折り曲げ
可能に構成することで、リアカウル4を後上方へ回動で
きるようにしているのである。
【0023】次に、前記後支柱42及び支柱ロック機構
75について、図6乃至図9より説明する。該後支柱4
2は下後支柱42aと上後支柱42bからなり、下後支
柱42aはカウルフレーム46の後部上から上方に延設
され、中途部が後アシストフレーム22の後部に固設さ
れ、こうしてリアカウル4と支柱42が連結されてい
る。前記下後支柱42aの上部は下ロック装置75aを
介して上後支柱42bと接続され、該上後支柱42bの
上部は上ロック装置75bを介してルーフフレーム77
と接続されている。
【0024】支柱ロック機構75は爪式の下ロック装置
75aと上ロック装置75bからなり、該下ロック装置
75aは図7に示すように、下後支柱42aの上部に左
右方向に支点軸90を設けて、該支点軸90により上後
支柱42bの下部を枢支し、下後支柱42aの上端には
係合凹部91を下方を開放するように設けている。該下
後支柱42aの上後面にステー92が固設され、該ステ
ー92にカムレバーからなる解除アーム93の一端が枢
支ピン94を介して枢支され、該枢支ピン94には付勢
手段となるねじりバネ95が外嵌されて解除アーム93
を上方に付勢している。そして、該解除アーム93の中
途部に前記連結ワイヤー74の他端が係止され、解除ア
ーム93の先端を当接部として前記係合凹部91の上方
まで延出され、係合ピン96を押し下げられる位置に配
置している。前記連結ワイヤー74は下後支柱42aと
平行に下方へ延出している。
【0025】一方、上後支柱42bの下部には上下方向
に長く形成した長孔42cが開口され、該長孔42cに
係合ピン96が左右方向に挿入され、該係合ピン96に
連結杆97の下端が連結されている。98はガイドステ
ーである。該連結杆97の上部は、図8、図9に示すよ
うに、ガイドステー99にガイドされて先端に係合ピン
100が固定され、該係合ピン100とガイドステー9
9の間の連結杆97上にバネ101が外嵌されて、係合
ピン96・100をロック(上)方向に付勢している。
該係合ピン100は上後支柱42bの上部に上下方向に
長く形成した長孔42dに挿入されている。このように
して連結杆97により下ロック装置75aと上ロック装
置75bが連結されて同時に作動するように構成してい
る。なお、前記連結杆97はワイヤー等により構成する
ことも可能である。また、下ロック装置75aと上ロッ
ク装置75bの係合方向は上下方向に限定するものでは
ない。
【0026】また、前記上後支柱42bの上端は枢支軸
102を介してルーフフレーム77の後部と枢結され、
該ルーフフレーム77の後端に設けた連結ブラケット7
7aの下部には係合凹部77bが下方を開放して形成さ
れ、前記係合ピン100を係合できるように配置してい
る。そして、前記上後支柱42bの上部の長孔42dの
近傍に固定ピン103が設けられ、前記係合ピン100
には固定レバー104が枢支されている。該固定レバー
104の一端は把手とし他端はカム部104aとしてお
り、折れ曲がらないように係合ピン96・100を係合
凹部91・77bに係合したロックした状態において、
固定レバー104を下方に回動して、カム部104aが
固定ピン103を押し付ける(突っ張る)ようにしてお
くことで、解除レバー70を回動しようとしても係合ピ
ン100は下降できずロック解除ができないようにし
て、意図せず後支柱42が折れ曲げられないようにする
ことができ、二重ロック機構としている。
【0027】このような構成において、カウルロック機
構60と下ロック装置75aと上ロック装置75bが連
動連結されているため、メンテナンス等のために解除レ
バー70を引き上げるように回動すると、アーム72が
回動されて、連結ワイヤー64・74が同時に引っ張ら
れ、該連結ワイヤー64が引っ張られることによって、
バネ66に抗して係合体63が回動され、係合凹部63
cが係止体61より外れ、カウルロック機構60が解除
され、リヤカウル4はストッパー50の弾性により浮き
上がり、係合が外れた状態となり、リアカウル4を車体
後部の支点軸47を中心に上方へ回動して開けることが
きる。
【0028】また同時に、連結ワイヤー74が引っ張ら
れることによって、バネ95に抗して解除アーム93が
引っ張られ、該解除アーム93が下降回動することによ
って先端が係合ピン96を下方に押し下げ、該係合ピン
96は係合凹部91より外れて係合が解除され、支点軸
90を中心に下後支柱42aは回動可能となる。そし
て、係合ピン96の下降と同時に係合ピン96に連結さ
れた連結杆97もバネ101に抗して下降され、該連結
杆97に連結された係合ピン103も下降して係合凹部
77bより外れてロックが解除され、枢支軸102を中
心に回動可能となる。こうして、同時に支柱ロック機構
75も解除される。
【0029】このようして、リアカウル4を上方へ回動
すると、支点軸47を中心にカウルフレーム46が回動
され、図6に示すように、同時に、下ロック装置75a
において支点軸90を中心にリア支柱42が折り曲げら
れ、上ロック装置75bにおいて枢支軸102を中心に
上後支柱42bとルーフフレーム77との間が折れ曲が
り、バッテリー10の前上方が開放されるのである。よ
って、解除レバー70を回動するだけで工具等が必要な
くカウルを開けることができる。
【0030】逆に、リアカウル4を下方へ回動すると、
カウルロック機構60において、係合凹部63cが係止
体61に係合してロックされ、同時に、下ロック装置7
5aにおいて、係合凹部91に係合ピン96が係合し、
上ロック装置75bにおいて係合凹部77bに係合ピン
100が係合してそれぞれロックされるようにしてい
る。
【0031】そして、バッグキャリアとなる前記キャリ
アフレーム44は前方に独立して回動可能に構成され、
回動基部にキャリアフレームロック機構55が設けられ
ている。図6に示すように、キャリアフレーム44は左
右の前フレーム44a・44a、上フレーム44b、左
右の後フレーム44c・44cからなり、前フレーム4
4aの前下端は枢支軸56を介してカウルフレーム46
後部上より突出したステー57に枢支され、該前フレー
ム44aの後部には枢支軸58を介して上フレーム44
bと枢結され、該上フレーム44bの後部上と後フレー
ム44cの後部上が枢支軸59により枢結されている。
なお、枢支軸58の前上方の前フレーム44a後部上に
はストッパー54が設けられている。
【0032】また、前記後フレーム44cの前下部は図
10、図11に示すように、前端に支持プレート44d
を固設して、該支持プレート44d前端にボス44eを
設けて、メインフレーム2後部に配置したブラケット2
3の支点軸47に回転自在に枢支する構成とし、該回動
支点47近傍にキャリアフレームロック機構55を配置
している。このようにして、キャリアフレーム44を各
軸47・56・58・59を中心に前方へ回動できるよ
うにしている。なお、該支点軸47は前記カウルフレー
ム46の回動支点ともなっている。また、後フレーム4
4cにバンパー31が取り付けられている。以下左右対
称に構成されているので、左側について説明する。
【0033】キャリアフレームロック機構55の構成を
説明する。図10、図11に示すように、前記メインフ
レーム2の後端にブラケット23が固設され、前記カウ
ルフレーム46の後側面にロックプレート111が固設
され、該ブラケット23に前記カウルフレーム46後端
より側方に突設した支点軸47を貫通して枢支し、該支
点軸47の内側上に前記ボス44eを枢支している。つ
まり、ブラケット23の一側にキャリアフレーム44の
前部を枢支し、他側にカウルフレーム46を枢支する構
成として、支持負荷のバランスをとり、部品点数を削減
してコスト低減化を図り、コンパクトに配置できるよう
にしている。
【0034】一方、前記キャリアフレーム44の後フレ
ーム44cの左右一側から前記支持プレート44dを前
方に突設し、他側から補強プレート112を同方向に突
設し、該支持プレート44dと補強プレート112の間
に枢支ピン113を横架している。該枢支ピン113は
前記ロックプレート111に開口した長孔111aを貫
通して一側方に突出され、突出した部分にロックアーム
114の中央部が枢支されている。該枢支ピン113に
は更にバネ115の一端が係止され、他端がロックプレ
ート111より突設した係止ピン116に係止され、該
バネ115は支持プレート44dとロックプレート11
1の間に位置するようにしてキャリアフレーム44が前
方へ回動するように付勢して、小さな力で回動できるよ
うにしいる。また、前記長孔111aは前記支点軸47
を中心とした円弧状に構成されている。
【0035】前記ロックアーム114の一端にはプレー
トを外方向に折り曲げて把手114aが形成され外側よ
り操作できるようにし、解除レバーの役目を果たし、そ
の前部辺に係合用の切欠114bが形成され、ロックプ
レート111にはキャリアフレーム44が通常の後方へ
回動した位置で固定される位置でロックするために、前
記切欠114bの位置に合わせてロックプレート111
よりロックピン117が突設されている。また、ロック
アーム114の他端(下端)に左右のロックアーム11
4・114を連結するための連結杆119が固設され、
該連結杆119はキャリアフレーム44の下方を左右方
向に通す構成として、片側のロックアーム114の操作
で左右両側のロックを解除できるようにしている。そし
て、ロックアーム114の側面に係止ピン120が突設
され、前記補強プレート112から係止ステー121が
突設され、該係止ステー121と係止ピン120の間に
バネ122が介装されてロックアーム114をロック側
に回動するように付勢している。
【0036】このような構成において、多数のゴルフカ
ートを縦列駐車させる場合、前後の距離を短くするため
にキャリアフレーム44を前方へ倒すことにより、ゴル
フカートの全長が短くなり、できるだけ多くのゴルフカ
ートを格納できるようにしているのである。即ち、キャ
リアフレーム44を前方へ回動するときには、図10に
おいてまず、ロックアーム114をバネ122に抗して
右回りに回動すると、連結杆119により左右同時にロ
ックアーム114が回動され、切欠114bがロックピ
ン117より外れ、バネ115の付勢力によりキャリア
フレーム44は支点軸47を中心に前方へ回動されて、
枢支ピン113が長孔111a内を摺動して、該長孔1
11aの範囲内で回動して収納される。逆に、ゴルフバ
ッグを載せられるようにするために張り出すときには、
キャリアフレーム44を後方へ回動して長孔111aの
下端に枢支ピン113に位置すると、バネ122の付勢
力によりロックアーム114の切欠114bがロックピ
ン117に係合してロックされるのである。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より、次のような効果が得られる。即ち、請求項1の如
く、リアカウル内にカウルフレームを配置し、該カウル
フレームよりリア支柱を立設してルーフフレームの後部
と連結し、リアカウルの一側を支点として開閉可能に構
成したゴルフカートにおいて、前記カウルの他側にロッ
ク機構を設け、前記リア支柱の上下に回動支点を設け、
該回動支点にそれぞれロック機構を設けたので、リアカ
ウルを閉じた状態に、リア支柱を立設した状態にそれぞ
れロックすることができ、意図せぬときに開いたり曲が
ったりすることがなく、該ロックを解除することで、リ
ア支柱を折り曲げてリアカウルを大きく開けることがで
き、メンテナンス等を容易に行なうことができるように
なった。
【0038】また、請求項2の如く、前記リア支柱の上
ロック装置と下ロック装置を連動連結したので、一つの
ロック解除操作で同時に二つのロック装置を解除するこ
とができて、操作性を向上することができる。
【0039】また、請求項3の如く、前記リア支柱の上
ロック装置と下ロック装置とカウル他側に設けたロック
機構を連動連結したので、一つのロック解除操作で同時
に三つのロック装置を解除することができて、操作性を
向上することができる。
【0040】また、請求項4の如く、前記ロック機構を
爪式のロック機構とし、上ロック装置と下ロック装置の
いずれか一方をカムレバーにより解除可能とし、該カム
レバーを係合ピン方向に付勢部材により付勢したので、
爪式なのでロック機構を簡単に構成することができ、ま
た、カムレバーにより係合ピンを押す構成となるので、
ガタを防止でき騒音の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフカートの全体側面図である。
【図2】リアカウル内を示す側面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】カウルロック機構部分の正面図である。
【図5】バッテリー押さえ部分の側面図である。
【図6】リア支柱とキャリアフレームの折り畳みを示す
側面図である。
【図7】下ロック装置の側面図である。
【図8】上ロック装置の側面図である。
【図9】上ロック装置と下ロック装置の連動を示す後面
図である。
【図10】キャリアフレームロック機構の側面図であ
る。
【図11】同じく平面図である。
【図12】バッテリー固定の他の実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ゴルフカート 2 メインフレーム 4 リアカウル 42 リア支柱 46 カウルフレーム 47 支点軸 60 カウルロック機構 75 支柱ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA14 AA18 BB11 CA32 CA40 CA44 CA46 CA47 CA48 DA16 3D004 AA13 AA15 BA04 CA13 CA41 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアカウル内にカウルフレームを配置
    し、該カウルフレームよりリア支柱を立設してルーフフ
    レームの後部と連結し、リアカウルの一側を支点として
    開閉可能に構成したゴルフカートにおいて、前記カウル
    の他側にロック機構を設け、前記リア支柱の上下に回動
    支点を設け、該回動支点にそれぞれロック機構を設けた
    ことを特徴とする乗用ゴルフカート。
  2. 【請求項2】 前記リア支柱の上ロック装置と下ロック
    装置を連動連結したことを特徴とする請求項1記載の乗
    用ゴルフカート。
  3. 【請求項3】 前記リア支柱の上ロック装置と下ロック
    装置とカウル他側に設けたロック機構を連動連結したこ
    とを特徴とする請求項1記載の乗用ゴルフカート。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構を爪式のロック機構と
    し、上ロック装置と下ロック装置のいずれか一方をカム
    レバーにより解除可能とし、該カムレバーを係合ピン方
    向に付勢部材により付勢したことを特徴とする請求項1
    記載の乗用ゴルフカート。
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