JP2003169715A - 理美容用スチーム噴射装置及びそれに用いるフォーミング現象検知装置 - Google Patents

理美容用スチーム噴射装置及びそれに用いるフォーミング現象検知装置

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JP2003169715A JP2002253318A JP2002253318A JP2003169715A JP 2003169715 A JP2003169715 A JP 2003169715A JP 2002253318 A JP2002253318 A JP 2002253318A JP 2002253318 A JP2002253318 A JP 2002253318A JP 2003169715 A JP2003169715 A JP 2003169715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーミング現象によるノズルからの泡蒸気
の噴出を防止し、かつ長期間に亘って安全に使用するこ
とができる理美容用スチーム噴射装置を提供すること。 【解決手段】 水を加熱してスチームを発生するように
したスチーム発生器2と、スチームを噴出するようにし
たノズルNとの間に、スチームのフォーミング現象を検
知するフォーミング現象検知装置5を配設し、このフォ
ーミング現象検知装置5によってフォーミング現象を検
知することにより、ノズルNへのスチームの供給を停止
するとともに、スチーム発生器2への通電を制御するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理美容用スチーム
噴射装置及びそれに用いるフォーミング現象検知装置に
関し、特に、理容用又は美容用として顔面に噴射するス
チーム(蒸気)を円滑に発生するとともに、噴射スチー
ム中に湯玉が混合して噴出するのを未然に防止するよう
にした理美容用スチーム噴射装置及びそれに用いるフォ
ーミング現象検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に適温なるスチームは、その温度効
果と湿潤との相乗効果にて、肌の発汗作用と血行作用を
促進させ、肌に水分を与えて毛穴の汚れを落し、皮膚を
滑らかにする作用がある。このため美容にあっては、顔
面等の皮膚に、90℃前後のスチームを顔面より20〜
40cm離れて直接噴霧するようにし、一方、理容用に
あっては、主として顔面の口部付近に直接噴霧し、髭剃
用として使用されている。そして、この使用目的に合わ
せて、従来の理美容用スチーム噴射装置は、加熱手段を
備えたスチーム発生器と、これに接続されるスチーム導
出管及び該管先端に突設したノズルとよりなり、スチー
ム発生器で発生させたスチームをスチーム導出管を経て
ノズルよりスチームを噴射するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
理美容用スチーム噴射装置においては、スチーム導出管
を経てノズルから憤射されるスチームには、時として湯
玉が含まれることがあり、80〜90℃の湯玉が直接顔
面等にあたると火傷を起す危険があった。このスチーム
中に湯玉が含まれるようになる原因としてフォーミング
現象(泡の発生)が挙げられる。なお、理美容用スチー
ム噴射装置に純水を用いると、上記フォーミング現象の
発生は少なくなるが、水道水等を繰り返して使用する
と、タンク内の水に含有される不純物濃度が高まってス
チーム発生器の水面に泡が発生し、これが増加して、ス
チーム発生器内全体に広がるフォーミング現象が現われ
ることがしばしばあり、この泡蒸気がスチーム導出管内
を経てノズルより噴出(キャリオーバ)するという問題
があった。
【0004】さらに、従来のスチーム発生器は、容器内
にシーズヒータを配設し、このシーズヒータを導入する
水と直接接触するように構成しているため、使用により
水に含有する不純物が付着固化してスケールとなり、こ
のスケールが付着した状態で使用を続けるとシーズヒー
タが過熱、破損するため、定期的な清掃が必要となる。
しかし、この付着スケールの除去は、清浄剤などを用い
ただけでは除去できず、定期的に理美容用スチーム噴射
装置を分解して、物理的な方法で除去しなければなら
ず、このスチーム発生器の清掃、メンテナンスに多大な
手数を要するという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の理美容用スチーム噴
射装置の有する問題点に鑑み、フォーミング現象(泡の
発生)によるノズルからの泡蒸気の噴出(キャリオー
バ)を防止し、かつ長期間に亘って安全に使用すること
ができる理美容用スチーム噴射装置及びそれに用いるフ
ォーミング現象検知装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の理美容用スチーム噴射装置は、水を加熱し
てスチームを発生するようにしたスチーム発生器と、ス
チームを噴出するようにしたノズルとの間に、スチーム
のフォーミング現象を検知するフォーミング現象検知装
置を配設し、該フォーミング現象検知装置によってフォ
ーミング現象を検知することにより、ノズルへのスチー
ムの供給を停止するようにしたことを特徴とする。
【0007】この理美容用スチーム噴射装置は、スチー
ム発生器とノズルとの間にフォーミング現象検知装置を
配設することにより、スチーム発生器にて発生するスチ
ームのフォーミング現象を、ノズルに至る途中にて検知
し、ノズルへのスチームの供給を停止するようにしてい
るから、泡蒸気がスチーム導出管内を経てノズルより噴
出(キャリオーバ)することを確実に防止することがで
きる。
【0008】この場合において、フォーミング現象検知
装置によってフォーミング現象を検知することにより、
スチーム発生器への通電を制御するようにすることがで
きる。
【0009】これにより、スチーム発生器やノズルへの
スチームの供給路の蒸気圧の異常上昇を防止し、より安
全な理美容用スチーム噴射装置を得ることができる。
【0010】また、スチーム発生器を、開閉可能な上蓋
を備えた本体上内部に、加熱器を備えたスチーム発生釜
を配設して構成することができる。
【0011】これにより、スチーム発生釜の清掃を簡易
に行うことができ、フォーミング現象の発生を抑制する
ことができ、高価なイオン交換樹脂による水質改善を行
わなくても、通常の水道水を使用することができ、理美
容用スチーム噴射装置のランニングコストを低減するこ
とができる。また、スチーム発生釜内の微生物の増殖を
抑制し、匂い等の発生を防止できるので、被施術者に不
快感を与えることなく、理美容用スチーム噴射装置を衛
生的に使用することができる。
【0012】また、ノズルへのスチームの供給路の途中
に、ドレン水を水供給部に還流させるドレン水還流路を
形成するとともに、ドレン水還流路にスチームの供給路
の蒸気圧以上の水頭圧がかかるようにすることができ
る。
【0013】これにより、簡易な機構により、ドレン水
を水供給部に還流させることができるとともに、スチー
ムの供給路からドレン水還流路にスチームが逃げること
を防止することができる。
【0014】また、本発明のフォーミング現象検知装置
は、スチーム発生器から発生するスチームのフォーミン
グ現象を検知するフォーミング現象検知装置において、
スチーム導入口とスチーム導出口の間に、フォーミング
現象によって発生した泡によって移動する移動部材を配
設したチャンバーを形成し、フォーミング現象によって
発生した泡によって移動部材がチャンバー内を移動して
スチーム導出口を閉鎖するようにしたことを特徴とす
る。
【0015】このフォーミング現象検知装置は、スチー
ム導入口とスチーム導出口の間に、フォーミング現象に
よって発生した泡によって移動する移動部材を配設した
チャンバーを形成し、フォーミング現象によって発生し
た泡によって移動部材がチャンバー内を移動してスチー
ム導出口を閉鎖するようにしているので、フォーミング
現象によって発生した泡蒸気がスチーム導出口から噴出
(キャリオーバ)することを確実に防止することができ
る。
【0016】この場合において、移動部材の移動を検知
するセンサを設け、該センサの出力信号によって、スチ
ーム発生器への通電を制御するようにすることができ
る。
【0017】これにより、フォーミング現象検知装置よ
り上流側の機器の蒸気圧の異常上昇を防止することがで
きる。
【0018】また、スチーム導入口とチャンバーの断面
積の比を、1:5以上に設定することができる。
【0019】これにより、フォーミング現象検知装置の
チャンバーにおいて気液分離を行うことができ、泡蒸気
や湯玉がスチーム導出口から噴出(キャリオーバ)する
ことを確実に防止することができる。
【0020】また、移動部材がスチーム導出口を閉鎖す
るようにした状態で、小面積の未閉鎖部を残すようにす
ることができる。
【0021】これにより、フォーミング現象検知装置よ
り上流側の機器の蒸気圧の異常上昇を防止することがで
きる。
【0022】また、移動部材を、揺動可能なフラップで
構成することができる。
【0023】これにより、構造が簡易で、応答性の良好
なフォーミング現象検知装置を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の理美容用スチーム
噴射装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】図1〜図7に、本発明の理美容用スチーム
噴射装置の一実施例を示す。この理美容用スチーム噴射
装置は、本体1の下部に配設する脚1Bにはキャスター
1Cを備え、移動可能とし、これにより美顔施術を容易
に行えるようにしている。本体1内には、本体1上部側
面に配設した給水口W1より給水可能とした給水タンク
Tから給水ポンプPを経て給水され、スチームを発生す
るようにしたスチーム発生器2を配設し、このスチーム
発生器2よりスチーム導出管6を経て、本体1上部に、
傾動及び旋回可能に配設したヘッドアーム3を介して、
その先端に配設したヘッド4のノズルNからスチームを
噴出するように構成する。なお、W2は、メンテナンス
時等において、給水タンクT、給水ポンプP等から排水
するための排水口である。また、タンクTは、固定式の
ほか、図12に示す変形実施例のように着脱式とするこ
ともできる。
【0026】給水ポンプPから給水管2Pを経て給水さ
れるようにしたスチーム発生器2は、図3及び図4に示
すように、本体1内の上部に配設され、本体1の上部の
上蓋Kを開放或いは外すことにより容易に取り出せるよ
うにした釜又は鍋状をしたスチーム発生釜21と、本体
1側に固定され、スチーム発生釜21を加熱できるよう
に配設した加熱器22とより構成する。より詳しくは、
スチーム発生釜21は、本体内上部に配設し、スチーム
発生釜21を嵌合可能とした釜受け23内に着脱可能に
嵌挿するようにし、かつ該釜受け23にはドレンパイプ
(図示省略)を接続したドレン受け23Dを一体に形成
するとともに、このドレン受け23D内を貫通し、釜受
け23の内底面に開口するようにして給水ポンプPに接
続される給水管2Pの先端を配設する。これにより、図
3に示すように、釜受け23内にスチーム発生釜21を
嵌合することによって、スチーム発生釜21の底面に穿
孔した給水口と給水管2Pの先端とが接続され、スチー
ム発生釜21内に、所定水位まで逐次給水可能となる。
なお、給水管2Pを貫通するドレン受け23D、ドレン
受け23D内に嵌合するスチーム発生釜21との接続
は、水漏れなどが生じないように構成するものとする。
【0027】また、この釜受け23の底面部或いは外周
部に、加熱器22を配設する。この加熱器22は、本実
施例ではIHヒータを用いているが、これは特に限定さ
れるものではなく、シーズヒータ、その他のヒータを採
用することもできる。
【0028】また、本体1の上部に配設する上蓋Kは、
本体1に対し、特に限定されるものではないが、蝶番な
どを介して開閉可能に装着するとともに、上蓋Kの内下
面位置に、上蓋Kを閉じたとき、上面を開口するスチー
ム発生釜21の開口面を、パッキンなどにより気密的に
閉鎖するようにした押さえ蓋24を配設する。
【0029】ところで、この実施例においては、スチー
ム発生釜21を釜受け23内に着脱可能に嵌挿するよう
に構成したが、これに限定されず、例えば、図8〜図9
に示す変形実施例のように、スチーム発生釜21を固定
して配設することもできる。
【0030】そして、スチーム発生釜21が、着脱式、
固定式のいずれの場合でも、開閉可能な上蓋Kを備える
ことにより、スチーム発生釜21の清掃を簡易に行うこ
とができ、フォーミング現象の発生を抑制することがで
きるとともに、スチーム発生釜内の微生物の増殖を抑制
し、匂い等の発生を防止できる。
【0031】また、本体1内には、泡立ち現象を検知
し、かつ抑制するようにしたフォーミング現象検知装置
5を配設する。このフォーミング現象検知装置5は密閉
されたチャンバー50内には、スチーム発生釜21内で
発生したスチームを、フォーミング現象検知装置5のチ
ャンバー50内へ導くようにスチームホース25を接続
する。このスチームホース25の一端は、図3及び図4
に示すように、押さえ蓋24に取り付けられ、他端をフ
ォーミング現象検知装置5に取り付け、これによりスチ
ーム発生釜21内にて発生したスチームをフォーミング
現象検知装置5のチャンバー50内へ導くようにする。
なお、このスチームホース25は、上蓋Kの開閉に追従
するように可撓性のものが望ましい。
【0032】フォーミング現象検知装置5は、図5に示
すように、チャンバー50に、フラップ52を下面に揺
動可能に支持した蓋51を気密的に取り付けるととも
に、このフラップ52にはセンサ53、特に限定される
ものではないが、例えば、磁性体を取り付け、かつフラ
ップ52が揺動したとき、このフラップ52の揺動を、
フラップ52側に取り付けた磁石等のセンサ53が近接
したことを検知するようにした検知器54、例えば、ホ
ールセンサ等の磁力センサを、蓋51側に取り付けて構
成する。また、この蓋51には、スチームホース25を
接続するためのスチーム導入口55と、スチーム導出管
6を接続するためのスチーム導出口56とを形成する。
このスチーム導出口56の蓋51に開口する位置は、フ
ラップ52が揺動したとき、このフラップ52にてスチ
ーム導出口56の開口が閉鎖するような位置とする。
【0033】この場合、フラップ52によるスチーム導
出口56の開口面の閉鎖は、完全に行わず、小面積の未
閉鎖部Gを残すようにし、これによりチャンバー50内
にフォーミング現象が発生しても、チャンバー50の内
圧が異常に上昇するのを防止するようにする。
【0034】また、フォーミング現象検知装置5のスチ
ーム導入口55とチャンバー50の断面積の比を、1:
5以上、好ましくは、1:8以上、さらに好ましくは、
1:10以上に設定することにより、フォーミング現象
検知装置5のチャンバー50において気液分離を行うこ
とができ、泡蒸気や湯玉がスチーム導出口56から噴出
(キャリオーバ)することを確実に防止することができ
る。
【0035】また、チャンバー50には、ドレン口50
Dと、水位タンクSのオーバフロー水導入口50Sとを
形成し、チャンバー50内にてスチームが結露した結露
水、或いはフォーミング現象によるフォーミング
(泡)、さらには水位タンクSのオーバフロー水を、こ
のドレン口50Dより排出するようにする。
【0036】ところで、フォーミング現象検知装置5の
スチーム導入口55、スチーム導出口56、オーバフロ
ー水導入口50Sの形成位置は、本実施例のものに限定
されず、例えば、図10に示す変形実施例のように、オ
ーバフロー水導入口50Sを蓋51に開口するように形
成することもできる。
【0037】また、フォーミング現象検知装置5のスチ
ーム導出口56を閉鎖する移動部材も、本実施例のフラ
ップ52に限定されず、フラップ52に代えて、図10
に示す変形実施例のように、フォーミング現象によって
発生した泡によってチャンバー50内を移動するボール
52を用いることもできる。なお、この場合も、ボール
52の移動を検知するセンサ(図示省略)を設け、この
センサの出力信号によって、スチーム発生器の加熱器へ
の通電を制御するようにすることにより、フォーミング
現象検知装置5より上流側の機器の蒸気圧の異常上昇を
防止することができる。
【0038】給水回路は、特に限定されるものではない
が、例えば、図6に示すように、給水タンクTに接続さ
れ、貯水された水を給水ポンプPを駆動することにより
給水管2Pを経てスチーム発生器2のスチーム発生釜2
1内に供給するようにし、また、この吸水量は常にスチ
ームを発生し易いように一定となるようスチーム発生器
2に隣接して水位センサCを備えた水位タンクSを配設
し、さらにスチーム発生器2内にて発生したスチーム
を、スチームホース25を経てフォーミング現象検知装
置5へ導き、フォーミング現象検知装置5内にてフォー
ミング(泡)によるキャリオーバ現象を防止し、スチー
ムのみをスチーム導出管6を経てヘッドアーム先端のノ
ズルより噴射するように構成する。そして、スチーム発
生釜21内に水位が、設定水位の範囲となるように、水
位タンクSの水位センサCに基づいて給水ポンプPを駆
動して設定水位まで連続的又は間欠的に給水するように
する。
【0039】また、水位タンクSには、オーバフロー管
Fを配設し、このオーバフロー管Fを、フォーミング現
象検知装置5に形成した水位タンクSのオーバフロー水
導入口50Sに接続するようにする。これにより、水位
タンクSのオーバフロー水を、スチームのドレン水と共
に、フォーミング現象検知装置5に形成したドレン口5
0Dからドレン水還流路Dを介して、給水ポンプP側に
水を還流させるようにする。
【0040】この場合、図12に示す変形実施例のよう
に、ドレン水還流路Dにスチームの供給路、具体的に
は、ドレン水還流路Dが接続されるフォーミング現象検
知装置5のチャンバー50の蒸気圧以上の水頭圧Hがか
かるようにすることが望ましい。これにより、簡易な機
構により、スチームの供給路からドレン水還流路Dにス
チームが逃げることを防止することができる。
【0041】また、上記実施例においては、フォーミン
グ現象検知装置5を、スチーム発生器2よりも下方に設
置するようにしたが、これに限定されず、図13に示す
変形実施例のように、フォーミング現象検知装置5を、
スチーム発生器2よりも上方に設置することもできる。
【0042】次に、本発明の理美容用スチーム噴射装置
の作用について説明する。美顔施術をする場合、図7に
示すように、椅子に理美容用スチーム噴射装置を隣接配
置する。そして、給水ポンプPよりスチーム発生釜21
内に給水された水は、加熱器22にて加熱され、スチー
ムが発生すると、このスチームはスチームホース25を
経てフォーミング現象検知装置5のチャンバー50内に
導かれる。このとき、チャンバー50内に導入されるス
チームに、フォーミング現象が発生しない場合は、フラ
ップ52はその自重により、図5に示すように、ほぼ垂
直状態で保持され、スチームはスチームホース25から
チャンバー50内を経てスチーム導出管6よりチャンバ
ー50外へ排出され、スチーム導出管6の先端のノズル
Nより噴射される。
【0043】このチャンバー50内に導かれたスチーム
に、チャンバー50内でフォーミング現象が発生する
と、このスチーム圧にてチャンバー50内のフォーミン
グ(泡)が、スチーム導入口55側からスチーム導出口
56側へ押されて移動するようになる。このとき、垂直
状態で保持されているフラップ52はこのフォーミング
(泡)の移動圧により押されて揺動するようになる。こ
れにより、図5の二点鎖線で示すように、フラップ52
にてスチーム導出口56が閉鎖されるとともに、このフ
ラップ52に付設されたセンサ53がホールセンサ54
にて検知されると、このホールセンサ54に接続された
電気回路を遮断し、加熱器22への通電を停止し、スチ
ームの発生を停止するようにする。
【0044】また、発生したフォーミング(泡)は、ド
レン口50Dよりチャンバー50外へ排出されるもので
ある。なお、チャンバー50内で発生したフォーミング
(泡)を排出した後、安全温度まで低下すれば、図4に
示すように、上蓋Kを開いてスチーム発生釜21を釜受
け23より取り外して清掃することができる。
【0045】本体1の上側部に、傾動及び旋回可能に配
設したヘッドアーム3内に、前記スチーム導出管6を配
管し 、ヘッドアーム3の先端に配設したヘッド4に接
続し、このノズルNからスチームを噴出するようにす
る。
【0046】以上、本発明の理美容用スチーム噴射装置
及びそれに用いるフォーミング現象検知装置について、
その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例
に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を
逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することが
できるものであり、また、本発明のフォーミング現象検
知装置は、理美容用スチーム噴射装置のほか、各種のス
チーム噴射装置に適用可能なものであり、これを排除し
ないものである。
【0047】
【発明の効果】本発明の理美容用スチーム噴射装置によ
れば、スチーム発生器とノズルとの間にフォーミング現
象検知装置を配設することにより、スチーム発生器にて
発生するスチームのフォーミング現象を、ノズルに至る
途中にて検知し、ノズルへのスチームの供給を停止する
ようにしているから、泡蒸気がスチーム導出管内を経て
ノズルより噴出(キャリオーバ)することを確実に防止
することができるので、スチームによる美顔施術等を安
全に行うことができる。
【0048】また、フォーミング現象検知装置によって
フォーミング現象を検知することにより、スチーム発生
器への通電を制御するようにすることにより、スチーム
発生器やノズルへのスチームの供給路の蒸気圧の異常上
昇を防止し、より安全な理美容用スチーム噴射装置を得
ることができる。
【0049】また、スチーム発生器を、開閉可能な上蓋
を備えた本体上内部に、加熱器を備えたスチーム発生釜
を配設して構成することにより、スチーム発生釜の清掃
を簡易に行うことができ、フォーミング現象の発生を抑
制することができ、高価なイオン交換樹脂による水質改
善を行わなくても、通常の水道水を使用することがで
き、理美容用スチーム噴射装置のランニングコストを低
減することができる。また、スチーム発生釜内の微生物
の増殖を抑制し、匂い等の発生を防止できるので、被施
術者に不快感を与えることなく、理美容用スチーム噴射
装置を衛生的に使用することができる。
【0050】また、ノズルへのスチームの供給路の途中
に、ドレン水を水供給部に還流させるドレン水還流路を
形成するとともに、ドレン水還流路にスチームの供給路
の蒸気圧以上の水頭圧がかかるようにすることにより、
簡易な機構により、ドレン水を水供給部に還流させるこ
とができるとともに、スチームの供給路からドレン水還
流路にスチームが逃げることを防止することができる。
【0051】また、本発明のフォーミング現象検知装置
によれば、スチーム導入口とスチーム導出口の間に、フ
ォーミング現象によって発生した泡によって移動する移
動部材を配設したチャンバーを形成し、フォーミング現
象によって発生した泡によって移動部材がチャンバー内
を移動してスチーム導出口を閉鎖するようにしているの
で、フォーミング現象によって発生した泡蒸気がスチー
ム導出口から噴出(キャリオーバ)することを確実に防
止することができるので、このフォーミング現象検知装
置を取り付けることによって、安全なスチーム噴射装置
を得ることができる。
【0052】また、移動部材の移動を検知するセンサを
設け、該センサの出力信号によって、スチーム発生器へ
の通電を制御するようにすることにより、フォーミング
現象検知装置より上流側の機器の蒸気圧の異常上昇を防
止することができる。
【0053】また、スチーム導入口とチャンバーの断面
積の比を、1:5以上に設定することにより、フォーミ
ング現象検知装置のチャンバーにおいて気液分離を行う
ことができ、泡蒸気や湯玉がスチーム導出口から噴出
(キャリオーバ)することを確実に防止することができ
る。
【0054】また、移動部材がスチーム導出口を閉鎖す
るようにした状態で、小面積の未閉鎖部を残すようにす
ることにより、フォーミング現象検知装置より上流側の
機器の蒸気圧の異常上昇を防止することができる。
【0055】また、移動部材を、揺動可能なフラップで
構成することにより、構造が簡易で、応答性の良好なフ
ォーミング現象検知装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の理美容用スチーム噴射装置の一実施例
を示す側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】スチーム発生器を示し、(A)は正面図、
(B)は側面断面図である。
【図4】スチーム発生器の上蓋を開いた状態を示す断面
図である。
【図5】本発明のフォーミング現象検知装置の一実施例
を示す断面図である。
【図6】給水回路を示す説明図である。
【図7】本発明の理美容用スチーム噴射装置の施術方法
を示す説明図である。
【図8】本発明の理美容用スチーム噴射装置の変形実施
例を示す側面図である。
【図9】スチーム発生器の断面図である。
【図10】本発明のフォーミング現象検知装置の変形実
施例を示し、(A)は平面図、(B)は正面断面図、
(C)は側面断面図である。
【図11】本発明のフォーミング現象検知装置の変形実
施例を示す断面図である。
【図12】給水回路を示す説明図である。
【図13】給水回路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 スチーム発生器 2P 給水管 21 スチーム発生釜 22 加熱器 23 釜受け 3 ヘッドアーム 4 ヘッド 5 フォーミング現象検知装置 50 チャンバー 51 蓋 52 移動部材(フラップ、ボール) 53 センサ 54 検知器 55 スチーム導入口 56 スチーム導出口 6 スチーム導出管 D ドレン水還流路 G 未閉鎖部 K 上蓋 N ノズル P 給水ポンプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を加熱してスチームを発生するように
    したスチーム発生器と、スチームを噴出するようにした
    ノズルとの間に、スチームのフォーミング現象を検知す
    るフォーミング現象検知装置を配設し、該フォーミング
    現象検知装置によってフォーミング現象を検知すること
    により、ノズルへのスチームの供給を停止するようにし
    たことを特徴とする理美容用スチーム噴射装置。
  2. 【請求項2】 フォーミング現象検知装置によってフォ
    ーミング現象を検知することにより、スチーム発生器へ
    の通電を制御するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の理美容用スチーム噴射装置。
  3. 【請求項3】 スチーム発生器を、開閉可能な上蓋を備
    えた本体上内部に、加熱器を備えたスチーム発生釜を配
    設して構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    理美容用スチーム噴射装置。
  4. 【請求項4】 ノズルへのスチームの供給路の途中に、
    ドレン水を水供給部に還流させるドレン水還流路を形成
    するとともに、ドレン水還流路にスチームの供給路の蒸
    気圧以上の水頭圧がかかるようにしたことを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の理美容用スチーム噴射装置。
  5. 【請求項5】 スチーム発生器から発生するスチームの
    フォーミング現象を検知するフォーミング現象検知装置
    において、スチーム導入口とスチーム導出口の間に、フ
    ォーミング現象によって発生した泡によって移動する移
    動部材を配設したチャンバーを形成し、フォーミング現
    象によって発生した泡によって移動部材がチャンバー内
    を移動してスチーム導出口を閉鎖するようにしたことを
    特徴とするフォーミング現象検知装置。
  6. 【請求項6】 移動部材の移動を検知するセンサを設
    け、該センサの出力信号によって、スチーム発生器への
    通電を制御するようにしたことを特徴とする請求項5記
    載のフォーミング現象検知装置。
  7. 【請求項7】 スチーム導入口とチャンバーの断面積の
    比を、1:5以上に設定したことを特徴とする請求項5
    又は6記載のフォーミング現象検知装置。
  8. 【請求項8】 移動部材がスチーム導出口を閉鎖するよ
    うにした状態で、小面積の未閉鎖部を残すようにしたこ
    とを特徴とする請求項5、6又は7記載のフォーミング
    現象検知装置。
  9. 【請求項9】 移動部材を、揺動可能なフラップで構成
    したことを特徴とする請求項5、6、7又は8記載のフ
    ォーミング現象検知装置。
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