JP2003169675A - 新規ジスルフィド酸化還元酵素 - Google Patents

新規ジスルフィド酸化還元酵素

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JP2003169675A
JP2003169675A JP2001370672A JP2001370672A JP2003169675A JP 2003169675 A JP2003169675 A JP 2003169675A JP 2001370672 A JP2001370672 A JP 2001370672A JP 2001370672 A JP2001370672 A JP 2001370672A JP 2003169675 A JP2003169675 A JP 2003169675A
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JP
Japan
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protein
ynen
ykvv
amino acid
disulfide
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Application number
JP2001370672A
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Akira Miyauchi
明 宮内
Masao Tokunaga
正雄 徳永
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Higeta Shoyu Co Ltd
Original Assignee
Higeta Shoyu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 枯草菌Bacillus subtil
isデータベースから取り出した情報をもとに、Yne
N遺伝子及びYkvV遺伝子をそれぞれPCR法にて増
幅し、Brevibacillus choshine
nsis発現分泌ベクターに組み込み、形質転換した。
形質転換体を培養し、培地画分のSDS−PAGEによ
り、タンパク質YneN及びYkvVがそれぞれ検出さ
れた。 【効果】 上記遺伝子産物であるこれらのタンパク質
は、すぐれたジスルフィド酸化還元活性を示すことが新
たに確認され、各種の生理活性物質を活性化することが
できるものと期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジスルフィド酸化
還元活性を有するタンパク質、及び組換DNA技術によ
る該タンパク質の製造及び該タンパク質の利用に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】組換えDNA技術は、生体由来のペプチ
ド又はタンパク質などで、微量成分として単離すること
が著しく困難であった物質を、微生物などを用いて大量
に調製することを可能にした。しかしながら、細菌等を
宿主とした組換え異種タンパク質生産系において生産さ
れた異種タンパク質が本来の生理活性を持たない、とい
う事態がしばしば起こることが大きな問題となってい
る。このことの大きな原因のひとつに、タンパク質の一
次構造(アミノ酸配列)は、組換えDNAの塩基配列に
由来する正しい構造(配列)となっているものの、その
立体構造が正しい構造をとっていないことがあげられ
る。タンパク質の立体構造の形成・保持、および、それ
に伴う生理活性の発現にきわめて重要な役割を果してい
るのは、タンパク質分子内および分子間のジスルフィド
結合である。このジスルフィド結合に不備があるため、
すなわち、ジスルフィド結合を欠いていたり、形成され
たジスルフィド結合の位置が本来のあるべき位置とは異
なっているために、タンパク質が正しい立体構造を取れ
ず、したがって、そのタンパク質が本来持つはずの生理
活性の低下、もしくは、消失が起こることが知られてい
る。
【0003】ジスルフィド結合の形成・開裂は、2つの
システイン残基の単純な酸化還元反応であり、適当な酸
化還元条件の下でどちら向きにも非酵素的に起こすこと
ができる。したがって、上記のような生理活性を持たな
いタンパク質のジスルフィド結合の不備を修正すること
により生理活性を持つタンパク質に変換する方法とし
て、化学的な酸化還元反応を利用する方法も知られてい
る。しかしながら、こうした方法では、組換えDNA技
術により生産されたタンパク質、中でも、多数のジスル
フィド結合を持つタンパク質に対しては、実用的な速度
と効率でジスルフィド結合を形成させることは不可能で
ある。そのため、当業者において広く試みられている方
法は、PDI(プロテインジスルフィドイソメラーゼ)
やDsbAなどのジスルフィド酸化還元活性を有するタ
ンパク質を作用させる方法(特開昭63−294796
号、特開平5−336986号等)である。さらにま
た、ジスルフィド酸化還元活性を有するタンパク質をコ
ードする遺伝子を宿主生物に導入し、目的とする組換え
タンパク質とジスルフィド酸化還元活性を有するタンパ
ク質を一緒に発現させて正しいジスルフィド結合を有す
るタンパク質を製造する方法も知られている。(特開2
000−83670号、特表2001−514490号
等)
【0004】ジスルフィド酸化還元活性を有するタンパ
ク質として既に知られている主要なものとしては、真核
細胞生物のプロテインジスルフィドイソメラーゼ(PD
I)(ヒト由来(Pihlajaniemi et a
l., EMBO J.6.643〜649、(198
7);特許2803089号)、ラット由来(Edma
n et al., Nature 317, 267
〜270,(1985))、及び、酵母由来(Mizu
naga, T. et al., Journal
of Biochemistry,108、846〜8
51,(1990);特開平4−197176)等)、
大腸菌のDsbA(EMBOJ,11,55〜62,
(1992);Cell,67,581〜589、(1
991))を始めとするDsbファミリーなどを挙げる
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、PDI
を始めとするジスルフィド酸化還元活性を有するタンパ
ク質は、組換えDNA技術により生産されたタンパク質
のジスルフィド結合の修正、および、そのことによる非
活性型タンパク質の活性型タンパク質への変換に利用さ
れている。しかしながら、ジスルフィド酸化還元活性を
有するタンパク質には、それぞれ特異性があるために、
宿主や目的とするタンパク質などが異なる条件のもとで
は、既知のジスルフィド酸化還元活性を有するタンパク
質のいずれを用いても、ジスルフィド結合の修正がうま
くいかず、充分な活性を持つタンパク質が得られない場
合がしばしばある。
【0006】そのため、宿主や目的とするタンパク質な
どが異なる様々な条件のもとでも、ジスルフィド酸化還
元活性を有するタンパク質を作用させることによりジス
ルフィド結合の修正を可能にするため、新規なジスルフ
ィド酸化還元活性を有するクンパク質の提供が必要とさ
れていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した当業
界の要請に応える目的でなされたものであって、本発明
者らは各方面から検討の結果、各種のゲノムシーケンス
データが公開されている点に着目した。
【0008】近年、様々なゲノム解析プロジェクトが進
展し、その結果、様々な生物種のゲノムシーケンスデー
タが明らかにされてきている。そのことにより、ゲノム
解析プロジェクトの成果として公開された様々な生物種
のゲノムシーケンスデータ、特にゲノムシーケンスデー
タから得られた遺伝子(タンパク質コード領域(CD
S))の塩基配列データを翻訳したアミノ酸配列データ
の中から、特定の機能を有すると推定される遺伝子、も
しくはタンパク質を見出すこととした。
【0009】そこで、本発明者らは、特に枯草菌(Ba
cillus subtilis)に着目し、枯草菌1
68株のゲノムシーケンスデータ(F.Kunst e
tal., Nature,390,249〜256
(1997))から得られた遺伝子(タンパク質コード
領域(CDS))の塩基配列を翻訳したアミノ酸配列デ
ータ(Subtilist(http://genol
ist.pasteur.fr/SubtiList
/)において公開されている。)から、ジスルフィド酸
化還元活性を有する可能性があるタンパク質を見出すこ
とにした。そして、その結果、YneN(SubtiL
ist Accession number:BG13
451)とYkvV(SubtiList Acces
sionnumber:BG13324)の2種類のタ
ンパク質を、ジスルフィド酸化還元活性を有する可能性
があるタンパク質として見出すのに成功した。
【0010】すなわち本発明者らは、枯草菌のゲノムデ
ータベースから取り出した情報をもとに、ジスルフィド
酸化還元活性を有するタンパク質との関連が推測される
遺伝子YneN、YkvVを見出し、これらをPCR法
にて増幅して、ブレビバチルス属細菌発現分泌ベクター
に組み込み、形質転換した。そして形質転換体を培養
し、得られたタンパク質について、インシュリンを用い
て活性測定を行った結果、これらの遺伝子産物であるタ
ンパク質YneN、YkvVは、いずれもチオール−ジ
スルフィド オキシドレダクターゼ(thiol−di
sulfideoxidoreductase)活性を
示すことを確認し、これらの遺伝子がブレビバチルス属
細菌において正しく分泌発現することを確認し、本発明
を完成した。
【0011】すなわち本発明は、タンパク質YneN、
YkvVがジスルフィド酸化還元活性という新しい機能
を有することを新規に見出し、それを確認、実証し、こ
の新規有用知見に基づき更に検討、研究の結果、遂に完
成されたものである。以下、本発明について詳述する。
【0012】
【発明の実施の形態】既述したように、タンパク質Yn
eN及びYkvVのアミノ酸配列自体、および、該タン
パク質遺伝子の塩基配列自体は、Subtilist
(http://genolist.pasteur.
fr/SubtiList/)においてYneN(Su
btiList Accession number:
BG13451)、および、YkvV(SubtiLi
st Accession number:BG133
24)として公開されている。YneNのアミノ酸配列
を配列番号1に、YneNをコードするDNAの塩基配
列を配列番号2に、また、YkvVのアミノ酸配列を配
列番号3に、YkvVをコードするDNAの塩基配列を
配列番号4にそれぞれ示す。なお、配列番号1、2、
3、4に示す配列は、それぞれ図1、2、3、4にも示
した。
【0013】そして本発明は、これらのアミノ酸配列を
有するタンパク質YneNおよびYkvVにジスルフィ
ド酸化還元活性という新しい機能があることをはじめて
見出した点に特徴を有するものである。さらに、配列番
号1および3に記載のアミノ酸配列の1または複数のア
ミノ酸残基が置換、欠失、付加、および/または挿入さ
れたアミノ酸配列からなるタンパク質であってもジスル
フィド酸化還元活性を有する限り、全て本発明のジスル
フィド酸化還元活性を有するタンパク質YneNおよび
YkvVに包含される。したがって、本発明に係るジス
ルフィド酸化還元活性を有するタンパク質には、チオー
ル−ジスルフィド オキシドレダクターゼも包含され
る。
【0014】さらに、本発明のタンパク質YneNおよ
びYkvVは、当業者に公知の標準的な組換えDNA技
術を適宜、選訳し、組み合わせて用いることにより得る
ことができる。
【0015】枯草菌168株(Marburg168)
からのYneNおよびYkvV遣伝子のクローニング
は、当業者に公知の標準的な組換えDNA技術を適宜選
択し用いることにより行うことができる。たとえばモレ
キュラークローニング;ア ラボラトリーマニュアル第
2版(Sambrook,J.et al.,Cold
Spring Harbor Laboratory
Press、NewYork(1989))に記載の方
法を用いて行うことができる。
【0016】YneNおよびYkvV遺伝子の発現に用
いる宿主は、YneNおよびYkvV遺伝子の発現が可
能なものであるならば特に限定されない。宿主として
は、細菌や酵母、カビ、動物細胞などのいずれであって
も利用可能であるが、好ましくは細菌であり、より好ま
しくはブレビバチルス属細菌である。特に好ましい宿主
としてブレビバチルス・チョウシネンシス(Brevibacil
lus chosinensis)HPD31(FERM BP−10
87)や、その変異株で実施例で使用したブレビバチル
ス・チョウシネンシスHPD31−S5株(FERM
BP−6623)を挙げることができる。
【0017】YneNおよびYkvV遺伝子の発現に用
いるベクターもYneNおよびYkvV遺伝子の発規が
可能なものであるならば特に限定されないが、ブレビバ
チルス属細菌を宿主とする場合には、特に好ましいベク
ターとしてpNY301(特開平10−295378
号)やpNCMO2(K.Yashiro et a
l.,Protein Expression and
Purification,23,113〜120
(2001))を挙げることができる。
【0018】さらに、YneNおよびYkvVを保持す
るベクターおよび形質転換体の作製も、当業者に公知の
組換えDNA技術を適宜選択し用いる用いることにより
行うことができる。たとえばモレキュラークローニン
グ:ア ラボラトリーマニュアル第2版(Sambro
ok.J.et al.,Cold Spring H
arbor Laboratory Press,Ne
w York(1989))に記載の方法を用いて行う
ことができる。ブレビバチルス属細菌を宿主とする場合
には、特に好ましい形質転換方法としてエレクトロポレ
ーション法(Takagi,H. et al.,Ag
ric.Biol.Chem.,53,3099〜31
00(1989))を挙げることができる。
【0019】YneNおよびYkvV遺伝子の発現に用
いる宿主の培養方法も、YneNおよびYkvV遺伝子
の発現が可能なものであるならば特に限定されないが、
ブレビバチルス属細菌を宿主として使用する場合には、
特に好ましい条件としてTMN培地、30℃、2日間を
挙げることができる。
【0020】さらに、発現されたYneNおよびYkv
Vの単離、精製を行う場合には、当業者に公知の方法を
適宜、単独または組み合わせて用いることにより行うこ
とができる。たとえば、硫安塩析法、有機溶煤沈澱法、
イオン交換体などによる吸着処理法、イオン交換クロマ
トグラフィー、疎水クロマトグラフィー、ゲルろ過クロ
マトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、アフィニテ
ィークロマトグラフィー、電気泳動法などを適宜、単独
または組み合わせて用いることにより行うことができ
る。
【0021】本発明において、枯草菌YkvV、Yne
N遺伝子の塩基配列はB.subtilisデータベー
スにより公開されており、プライマーもその配列が後記
するように開示されているので、枯草菌から染色体DN
Aを採取し、これをテンプレートとしてPCRを行うこ
とにより当業者であれば何人もこれらの遺伝子を増幅す
ることができる。また、得られたPCR増幅産物を結合
する発現ベクターも既に明らかにされているので、発現
プラスミドの作製も適宜実施可能である。
【0022】そのうえ宿主菌ブレビバチルス・チョウシ
ネンシスHPD31−S5、および同HPD31は、い
ずれも、FERM BP−6623、FERM BP−
1087として既に寄託されているので、上記発現プラ
スミドをこれらの宿主に導入して形質転換することも、
当業者であれば通常実施できることである。そして、得
られた形質転換体は、上記したところにしたがって、こ
れを培養し、培養物を処理することにより、タンパク質
YneN、YkvVを容易に取得することができ、本明
細書の記載によれば、本発明を容易に実施することがで
きる。
【0023】タンパク質YneN、YkvVは、後記す
る実施例からも明らかなように、ジスルフィド酸化還元
活性という新規にして有用な機能を有することを、本発
明者らが、今回、はじめて見出したものであり、本タン
パク質のチオール−ジスルフィド(SH−S・S)酸化
還元活性を利用して、ジスルフィド結合の形成・開裂を
行うことにより、各種生理活性物質の活性化あるいは不
活性化を自由にコントロールすることができる。
【0024】例えば、ジスルフィド結合は、ペプチド鎖
の三次元結合、つまりタンパク質の立体構造に深く関与
していることが多く、ジスルフィド結合の形成・開裂を
コントロールすることにより、生理活性物質を活性化さ
せたり、ある時期まであるいはある生体部位に到達する
までは、安定性の高い不活性体としておき、必要な場合
にこれを活性化して本来の所望する作用を行わせたりす
ることが自由にできることとなり、インシュリンやH鎖
とL鎖の間にSS結合を有する免疫グロブリンその他各
種の生理活性物質の活性化及び/又は不活性化が可能と
なる。もちろん、これらのタンパク質は、チオール−ジ
スルフィド オキシドレダクターゼ酵素又は同酵素活性
を有するタンパク質自体として、研究用試薬、工業用酵
素剤等としても利用できることはいうまでもない。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。
【0026】
【実施例1】Subtilist(http://ge
nolist.pasteur.fr/SubtiLi
st/)において公開されている、枯草菌168株(M
arburg 168)のゲノムに含まれる約4,00
0の遺伝子(タンパク質コード領域(CDS))の塩基
配列データ(F.Kunst et al., Nat
ure、390、249−256(1997))を翻訳
したアミノ酸配列データに対して、アミノ酸配列のN末
端にシグナル配列と思われるアミノ酸配列を持つこと等
を指標としてタンパク質(アミノ酸配列データ)の検索
を鋭意行った。その結果、170アミノ残基のYneN
(Subtilist Accession numb
er:BG13451)と165アミノ酸残基のYkv
V(Subtilist Accession num
ber:BG13324)の2種類のタンパク質を、ジ
スルフィド酸化還元活性を有する可能性があるタンパク
質として見出した。
【0027】これらのタンパク質の内、YneN(配列
番号1:図1)では、16番目のグリシン以降がYne
Nの成熟体であり、1〜15位が分泌シグナル配列と推
定された。しかしながら、これは現時点における推定で
あって、実際にYneNタンパク質が枯草菌において分
泌タンパク質であるのか、さらに、分泌されるとして、
その分泌シグナル切断箇所がグリシンの前であるのか、
という点に関しては不明である。一方、YkvV(配列
番号2:図2)では1〜26位を分泌シグナル配列と推
定した。YkvVも枯草菌の菌体内において、どのよう
なシグナル切断を受けるのか不明であるが、第一に、グ
ラム陽性菌の分泌シグナル配列は通例20から30個の
アミノ酸から成るが、グルタミン酸の前で切れるとする
とアミノ酸数は26個となり、適正値となる。第二に、
シグナル切断はアラニン−X−アラニンという配列の後
で起こる例が圧倒的に多いが、YkvVの場合、グルタ
ミン酸はアラニン−グルタミン−アラニンの次に来るア
ミノ酸であることから1〜26位が分泌シグナル配列で
あると推定した。これらは、いずれも、現時点において
は推定であって、その詳細は今後の研究にまたねばなら
ない。
【0028】
【実施例2】YneNおよびYkvV遺伝子のクローニ
ング
【0029】(1)YneN遺伝子のクローニングと発
現 実施例1で得られたYneN遺伝子の塩基配列を基に下
記の2本のプライマーBsyneN5PstおよびBs
yneN3Kpnを作製し、枯草菌168株(Marb
urg 168)の染色体DNAをテンプレートとした
PCRを行い、YneNをコードする遺伝子を増幅し
た。なお、枯草菌168株は理化学研究所微生物系統保
存施設(Japan Collection of M
icroorganisms、JCM)より入手したJ
CM accession number:JCM14
65を使用した。また、PCRは、94℃で30秒、5
7℃で1分、72℃で1分30秒のサイクルを30回繰
り返すことにより行った。BsyneN5Pst(fo
rward):5’−GGCTGCAGGTTATAC
GGGATGGAAT−3’(配列番号5:図5) BsyneN3Kpn(backward):5’−G
GGGTACCTAATCAAGATCCAGTTT−
3’(配列番号6:図6) また、発現ベクターにクローニングを行うために、Bs
yneN5PstプライマーにはPstIサイト(CT
GCAG)を、BsyneN3KpnプライマーにはK
pnIサイト(GGTACC)を設けた。
【0030】さらに上記で得たPCR増幅産物をPst
IとKpnIで消化した後、同じ酵素で処理した発現ベ
クターpNY301(特開平10−295378号)に
結合し、発現プラスミドpNYneNを得た。このpN
YneNにおいてYneNは、アミノ酸配列16位のグ
リシン以降がアラニンを介してpNY301が含有する
ブレビス細胞壁タンパク質の分泌シグナル配列につなが
ることになる。したがってHPD31−S5株から分泌
されたYneNのN末端アミノ酸はアラニンになると予
想される。
【0031】構築したpNYneNは、エレクトロポレ
ーション法(Takagi,H.et al., Ag
ric.Biol.Chem.,53,3099〜31
00(1989))によりブレビバチルス・チョウシネ
ンシスHPD31−S5株(FERM BP−662
3)に導入した。
【0032】さらに、この形質転換体を30℃下、TM
N培地3ml中で2日間培養した。培養終了後、培養液
を室温で遠心(8000回転、30分)し、上清10μ
lをSDS−PAGEに供した。SDS−PAGEの結
果(図9)に示されているとおり、YneNの16位以
降のアミノ酸残基の分子量約17kDaに相当する位置
に染色バンドが存在しておりYneN遺伝子の発現、お
よび分泌生産が確認された。
【0033】(2)YkvV遺伝子のクローニングと発
現 実施例1で得られたYkvV遺伝子の塩基配列をもとに
下記の2本のプライマーM1およびM2を作製し、枯草
菌168株染色体DNAをテンプレートとしてPCRを
行った。なお、PCRは、95℃で1分、54℃で1
分、72℃で1分のサイクルを26回繰り返すことによ
り行った。 M1(forward):5’−CATGCCATGG
CTITCGCTGAGGAAAAACAGCCTGC
TGTTCCCGCT−3’(配列番号7:図7) M2(backward):5’−CCCAAGCTT
TTCTTCCGTCCATTCCTTCAGTTGT
TCCGC−3’ (配列番号8:図8) また、M1プライマーには、発現ベクターにクローニン
グを行うためにNcoIサイト(CCATGG)を設
け、さらにその後に8塩基(CTTTCGCT)ベクタ
ー上の配列が続いた後に、YkvVの成熱体部分に相当
すると推定した塩基配列がつながるように設計した。一
方、M2プライマーには、やはり発現ベクターにクロー
ニングを行うためにHindIIIサイト(AAGCT
T)を設けた。
【0034】さらに、上記で得たPCR産物をNcoI
とHindIIIで消化後、同じ酵素で処理した発現ベク
ターpNCMO2(K.Yashiro et a
l.,Protein Expression and
Purification,23,113〜120
(2001))に結合し、発現プラスミドpNCYkv
Vを得た。このpNCYkvVにおいて、YkvVのア
ミノ酸配列の27位のグルタミン酸以降が、pNCMO
2が含有するブレビス細胞壁タンパク質の分泌シグナル
配列につながることになる。したがってHPD31−S
5株から分泌されたYkvVタンパク質は、グルタミン
酸の前でブレビス細胞壁タンパク質の分泌シグナル配列
が切り離されるため、分泌生産されたYkvVのN末端
はグルタミン酸になると予想される。さらに、pNCY
kvVはエレクトロポレーション法によってブレビバチ
ルス・チョウシネンシスHPD31−S5株(FERM
BP−6623)に導入した。
【0035】さらに、この発現プラスミドpNCYkv
Vを導入した形質転換体を2日間、30℃下、TMN培
地3ml中で培養した。培養終了後、培養液を室温で遠
心(8000回転、30分)し、上清10μlをSDS
−PAGEに供した。SDS−PAGEの結果(図1
0)に示されているとおり、YkvVの27位以降のア
ミノ酸残基の分子量約15kDaに相当する位置に染色
バンドが存在しており、YkvV遺伝子の発現、および
分泌生産が確認された。
【0036】
【実施例3】YneN、YkvVの活性測定 さらに以下の手順に従って、インシュリンのシステイン
残基の酸化還元によるジスルフィド結合形成・開裂反応
に、実施例1で得た組換えYneNおよびYkvVを、
それぞれ用いることにより、YneNおよびYkvVの
ジスルフィド酸化還元活性を評価した。
【0037】まずYneNおよびYkvV、それぞれの
酵素標品の調製は以下の手順で行った。YneNおよび
YkvV、それぞれのタンパク質を発現するブレビバチ
ルス・チョウシネンシスHPD31−S5株の形質転換
体を5mlTMN、30℃、2日間という条件下で培養
した。培養終了後、培養液を室温で遠心(8000回
転、30分)し、その上清をYneNおよびYkvV、
それぞれの酵素標品とした。
【0038】酵素反応を起こさせるインシュリンを溶解
させた基質溶液は以下のように調製した。まず25mg
のインシュリンを2mlの50mM Tris−HC
l、pH8.0に溶かし、次いで1規定HClを加えて
pH2〜3とした後、直ちに1規定NaOHを加えてp
Hを元の8.0に戻した。その後、水を加えて全量を
2.5mlとし、10倍濃度のストック溶液とした。活
性測定の際はこのストック溶液を2mM EDTAを含
む0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)で10倍に希釈
して用いた。上記で調製したインシュリンを溶解させた
基質溶液500μlを分光光度計用ガラスキュベットに
入れ、さらに上記で得たYneNおよびYkvV、それ
ぞれの酵素標品100μlと0.1M DTT5μlを
加えて25℃下で反応させた。反応の経過はO.D.6
50での、反応液の濁度変化の観測によって追跡した。
なお、対照としてブレビバチルス・チョウシネンシスH
PD31−S5/pNY301をTMN培地を用いて3
0℃で2日間培養した培養上清を用いた。
【0039】そして、測定結果(図11)が示すよう
に、YneNおよびYkvV、それぞれの添加により反
応液の濁度の上昇が認められた。このことはYneNお
よびYkvV、それぞれの添加によりインシュリン分子
内、もしくはインシュリン分子間にジスルフィド結合が
形成され、その結果、インシュリン分子同士による凝集
が生じたためであると考えられる。以上により、本発明
のタンパク質YneNおよびYkvVは、ともにジスル
フィド酸化還元活性を有することが実証された。
【0040】
【発明の効果】本発明は、枯草菌由来のジスルフィド酸
化還元活性を有するタンパク質YneNおよびYkvV
を提供する。本発明のタンパク質YneNおよびYkv
Vは、ジスルフィド酸化還元活性を有し、したがって、
生理活性を示さないタンパク質に作用して、ジスルフィ
ド結合を修正することにより、生理活性を有するタンパ
ク質に変換することに利用可能であると期待される。
【0041】
【配列表】 <110> Higeta Shoyu Co., Ltd. <120> Novel Disulfide Oxidoreductase <130> 6542 <141> 2001-12-4 <160> 8 <210> 1 <211> 170 <212> PRT <213> Bucillus subtilis <400> 1 Met Leu Lys Lys Trp Leu Ala Gly Ile Leu Leu Ile Met Leu Val Gly 5 10 15 Tyr Thr Gly Trp Asn Leu Tyr Gln Thr Tyr Ser Lys Lys Glu Val Gly 20 25 30 Ile Gln Glu Gly Gln Gln Ala Prc Asp Phe Ser Leu Lys Thr Leu Ser 35 40 45 Gly Glu Lys Ser Ser Leu Gln Asp Ala Lys Gly Lys Lys Val Leu Leu 50 55 60 Asn Phe Trp Ala Thr Trp Cys Lys Pro Cys Arg Gln Glu Met Pro Ala 65 70 75 80 Met Glu Lys Leu Gln Lys Glu Tyr Ala Asp Lys Leu Ala Val Val Ala 85 90 95 Val Asn Phe Thr Ser Ala Glu Lys Ser Glu Lys Gln Val Arg Ala Phe 100 105 110 Ala Asp Thr Tyr Asp Leu Thr Phe Pro Ile Leu Ile Asp Lys Lys Gly 115 120 125 Ile Asn Ala Asp Tyr Asn Val Met Ser Tyr Pro Thr Thr Tyr Ile Leu 130 135 140 Asp Glu Lys Gly Val Ile Gln Asp Ile His Val Gly Thr Met Thr Lys 145 150 155 160 Lys Glu Met Glu Gln Lys Leu Asp Leu Asp 165 170 <210> 2 <211> 510 <212> DNA <213> Bucillus subtilis <400> 2 atgctgaaaa aatggctcgc agggatcctg cttatcatgc tagtcggtta tacgggatgg 60 aatttatatc aaacatacag caaaaaagaa gtcggaattc aagaggggca acaagcacct 120 gatttttctt tgaaaacgct atcaggagag aaaagctctt tacaggatgc aaaaggcaaa 180 aaagtgctgc tcaatttttg ggcaacttgg tgtaagccgt gccgtcagga aatgcctgcg 240 atggaaaagc tgcaaaaaga gtacgccgac aaacttgcgg ttgttgcggt aaatttcact 300 tcagctgaga aaagtgagaa acaggtccga gcgtttgctg atacttatga cttaacgttc 360 cccattctga ttgataaaaa agggatcaat gctgactata acgtgatgtc atatccaacg 420 acatatatct tagatgaaaa aggtgttatc caagacatac atgttggcac catgacaaaa 480 aaagaaatgg aacaaaaact ggatcttgat 510 <210> 3 <211> 165 <212> PRT <213> Bucillus subtilis <400> 3 Met Leu Thr Lys Arg Leu Leu Thr Ile Tyr Ile Met Leu Leu Gly Leu 5 10 15 Ile Ala Trp Phe Pro Gly Ala Ala Gln Ala Glu Glu Lys Gln Pro Ala 20 25 30 Val Pro Ala Val Phe Leu Met Lys Thr Ile Glu Gly Glu Asp Ile Ser 35 40 45 Ile Pro Asn Lys Gly Gln Lys Thr Ile Leu His Phe Trp Thr Ser Trp 50 55 60 Cys Pro Pro Cys Lys Lys Glu Leu Pro Gln Phe Gln Ser Phe Tyr Asp 65 70 75 80 Ala His Pro Ser Asp Ser Val Lys Leu Val Thr Val Asn Leu Val Asn 85 90 95 Ser Glu Gln Asn Gln Gln Val Val Glu Asp Phe Ile Lys Ala Asn Lys 100 105 110 Leu Thr Phe Pro Ile Val Leu Asp Ser Lys Gly Glu Leu Met Lys Glu 115 120 125 Tyr His Ile Ile Thr Ile Pro Thr Ser Phe Leu Leu Asn Glu Lys Gly 130 135 140 Glu Ile Glu Lys Thr Lys Ile Gly Pro Met Thr Ala Glu Gln Leu Lys 145 150 155 160 Glu Trp Thr Glu Glu 165 <210> 4 <211> 495 <212> DNA <213> Bucillus subtilis <400> 4 atgttgacga agcgcttgct tactatatac attatgttat tagggttgat tgcatggttt 60 ccaggtgcgg cacaagctga ggaaaaacag cctgctgttc ccgctgtttt tcttatgaaa 120 acgatagaag gggaggacat ctcgattccg aataaagggc aaaaaacaat tctccatttt 180 tggacgtcat ggtgcccgcc ctgcaaaaag gagcttccac agtttcaatc gttttatgat 240 gcccatccat ccgacagtgt aaagctggta acggtgaatt tagtgaattc ggaacaaaat 300 cagcaagtcg ttgaagactt tattaaagca aacaagctga cgtttccgat tgtccttgac 360 tcaaaagggg aattgatgaa ggagtatcat atcatcacga tcccaacatc atttttgctg 420 aatgaaaagg gagaaattga aaaaacaaaa attggcccga tgacagcgga acaactgaag 480 gaatggacgg aagaa 495 <210> 5 <211> 25 <212> DNA <213> Artificial Sequence <400> 5 ggctgcaggt tatacgggat ggaat 25 <210> 6 <211> 25 <212> DNA <213> Artificial Sequence <400> 6 ggggtaccta atcaagatcc agttt 25 <210> 7 <211> 45 <212> DNA <213> Artificial Sequence <400> 7 catgccatgg ctttcgctga ggaaaaacag cctgctgttc ccgct 45 <210> 8 <211> 39 <212> DNA <213> Artificial Sequence <400> 8 cccaagcttt tcttccgtcc attccttcag ttgttccgc 39
【図面の簡単な説明】
【図1】タンパク質YneNのアミノ酸配列を示す。
【図2】タンパク質YneNのアミノ酸配列をコードす
る遺伝子yneNの塩基配列を示す。
【図3】タンパク質YkvVのアミノ酸配列を示す。
【図4】タンパク質YkvVのアミノ酸配列をコードす
る遺伝子ykvVの塩基配列を示す。
【図5】プライマーBsyneN5Pstを示す。
【図6】プライマーBsyneN3Kpnを示す。
【図7】プライマーM1(forward)を示す。
【図8】プライマーM2(backward)を示す。
【図9】B.choshinensis HPD31−
S5株を宿主としたYneNの分泌発現を示す電気泳動
図(写真)であって、発現プラスミドpNYneNを含
む形質転換体を3mlTMN培地で2日間培養後遠心
し、上清10μlをSDS−PAGEに供した。1,p
NY301(ネガティブコントロール);2〜10,p
NYneN矢印は発現したYneNを示す(図面代用写
真)。
【図10】B.choshinensis HPD31
−S5株を宿主としたYkvVの発現を示す電気泳動図
(写真)であって、発現プラスミドpNCYkvNを含
む形質転換体を3mlTMN培地で2日間培養後遠心
し、上清10μlをSDS−PAGEに供した。M,分
子量マーカー;C,pNCMO2(ネガティブコントロ
ール)(図面代用写真)。
【図11】反応液の濁度測定結果を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 4B024 AA01 BA08 CA03 CA05 DA05 HA01 4B050 CC01 CC03 DD02 LL05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(a)または(b)のアミノ酸配
    列を有し、かつジスルフィド酸化還元活性を有するタン
    パク質であるYneN。 (a)配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有する
    タンパク質。 (b)配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列におい
    て、1または複数のアミノ酸残基が置換、欠失、付加、
    もしくは挿入されたアミノ酸配列を有するタンパク質。
  2. 【請求項2】 以下の(a)または(b)のアミノ酸配
    列を有し、かつ、ジスルフィド酸化還元活性を有するタ
    ンパク質であるYkvV。 (a)配列表の配列番号3に示すアミノ酸配列を有する
    タンパク質。 (b)配列表の配列番号3に示すアミノ酸配列におい
    て、1または複数のアミノ酸残基が置換、欠失、付加、
    もしくは挿入されたアミノ酸配列を有するタンパク質。
  3. 【請求項3】 枯草菌由来の請求項1または2に記載の
    ジスルフィド酸化還元活性を有するタンパク質。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のタン
    パク質のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有するD
    NA断片を含むベクターにより形質転換されたブレビバ
    チルス属細菌を用いることを特徴とする、請求項1から
    3のいずれかに記載のタンパク質の製造方法。
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