JP2003167577A - 楽音演奏装置、プログラム、駆動電流制御装置および自動演奏ピアノ - Google Patents

楽音演奏装置、プログラム、駆動電流制御装置および自動演奏ピアノ

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JP2003167577A
JP2003167577A JP2001367315A JP2001367315A JP2003167577A JP 2003167577 A JP2003167577 A JP 2003167577A JP 2001367315 A JP2001367315 A JP 2001367315A JP 2001367315 A JP2001367315 A JP 2001367315A JP 2003167577 A JP2003167577 A JP 2003167577A
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JP
Japan
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sounding
performance data
sound
musical
sound generation
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JP2001367315A
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Kiyoshi Kawamura
潔 河村
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MIDIデータのように、発音すべき楽音の
発音開始タイミングと発音終了タイミングを特定する情
報が含まれる演奏データに基づき、レガート奏法などの
音楽的な演奏を実現する。 【解決手段】 たとえば発音すべき楽音の発音開始タイ
ミングと発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏
データに基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置におい
て、演奏データで特定される発音開始タイミングで発音
を開始し、前記演奏データにおいて特定される発音終了
タイミングよりも前の所定タイミングから発音レベルを
順次小さくすることにより発音を終了するように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMIDIデータなど
の演奏データに基づいて楽音を演奏させる楽音演奏装
置、楽音演奏装置を制御するためのプログラム、駆動電
流制御装置および自動演奏ピアノに関する。
【0002】
【従来の技術】MIDI(Musical Instrument Digital
Interface)データなどの演奏データに基づいて、自動
演奏を行う電子楽器や音源装置(以下、楽音演奏装置と
いう)が各種提供されている。ここで、演奏データに
は、発音すべき楽音の発音開始タイミングと発音終了タ
イミングを特定する情報が含まれている。図17は、演
奏データの内容と楽音演奏装置から出力される楽音との
関係を模式的に示した図である。図17においては、演
奏データとして、A音とB音を連続して発音させるデー
タを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような演奏データ
があった場合、従来の楽音演奏装置は、まずA音を指定
発音開始タイミングで発音を開始し、音長分TAだけ発
音させた後、指定発音終了タイミングで発音を終了す
る。次いで、B音を指定発音開始タイミングで発音を開
始し、音長分TBだけ発音させた後、指定発音終了タイ
ミングで発音を終了する。このように、従来の楽音演奏
装置は、演奏データにもとづいた忠実なタイミング発音
制御を行っていた。しかしながら、このような発音制御
をすると、A音の発音レベルがいきなりゼロになった
後、直ちにB音が発音されることとなるので、A音とB
音の音のつながりがぶっきらぼうなものとなり、十分な
音楽表現が得られない問題があった。すなわち、複数の
楽音を順に発音する場合は、滑らかにつなげる、いわゆ
るレガートに演奏する奏法が音楽的に好ましいが、従来
の楽音演奏装置においては、このレガート奏法を実現さ
せることができなかった。もちろん演奏データとして、
残響付与効果などの特殊な情報を含めておけば、かかる
情報に基づく信号処理を行いレガート奏法を実現させる
ことはできるが、この場合は演奏データの容量が大きく
なってしまうとともに、特別な演奏データを用意しなく
てはならない。
【0004】本発明は上述したような問題を解決するた
めに行われたものであり、MIDIデータのように、発
音すべき楽音の発音開始タイミングと発音終了タイミン
グを特定する情報が含まれる演奏データに基づき、レガ
ート奏法などの音楽的な演奏を実現する楽音演奏装置、
楽音演奏装置を制御するためのプログラム、駆動電流制
御装置および自動演奏ピアノを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明に係る構成は、発音すべき楽音の発音開始タ
イミングと発音終了タイミングを特定する情報を含む演
奏データに基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置におい
て、前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミ
ングで発音を開始し、前記演奏データにおいて特定され
る発音終了タイミングから発音レベルを順次小さくする
ことにより発音を終了する発音制御手段を有することを
特徴とする。この構成によれば、演奏データにおいて特
定される発音開始タイミングで発音を開始するが、その
後、当該演奏データおいて特定される発音終了タイミン
グでいきなり発音を終了するのではなく、発音終了タイ
ミングから発音レベルを順次小さくして発音を終了す
る。よって、複数の楽音を連続して発音するような場合
でも、楽音のつながりは滑らかなものになり、いわゆる
レガート奏法を実現させることができる。
【0006】また、本発明に係る構成は、発音すべき楽
音の発音開始タイミングと発音終了タイミングを特定す
る情報を含む演奏データに基づき、楽音を演奏する楽音
演奏装置において、前記演奏データにおいて特定される
発音開始タイミングで発音を開始し、前記演奏データに
おいて特定される発音終了タイミングよりも所定時間前
のタイミングから発音レベルを順次小さくすることによ
り発音を終了する発音制御手段を有することを特徴とす
るものであってもよい。この構成によっても、演奏デー
タにおいて特定される発音開始タイミングで発音を開始
するが、その後、当該演奏データおいて特定される発音
終了タイミングでいきなり発音を終了するのではなく、
発音終了タイミングよりも所定時間前のタイミングから
発音レベルを順次小さくして発音を終了する。よって、
複数の楽音を連続して発音するような場合でも、楽音の
つながりは滑らかなものになり、いわゆるレガート奏法
を実現させることができる。
【0007】また、本発明に係る構成は、発音すべき楽
音の発音開始タイミングと発音終了タイミングを特定す
る情報を含む演奏データに基づき、楽音を演奏する楽音
演奏装置において、前記演奏データにおいて特定される
発音開始タイミングで発音を開始し、前記演奏データに
おいて特定される発音終了タイミングよりも所定時間前
のタイミングから発音レベルを順次小さくし、当該発音
終了タイミングにおいて発音を終了する発音制御手段を
有することを特徴とするものであってもよい。この構成
によっても、演奏データにおいて特定される発音開始タ
イミングで発音を開始するが、その後、当該演奏データ
おいて特定される発音終了タイミングでいきなり発音を
終了するのではなく、発音終了タイミングよりも所定時
間前のタイミングから発音レベルを順次小さくして当該
発音終了タイミングにおいて発音を終了する。よって、
複数の楽音を連続して発音するような場合でも、楽音の
つながりは滑らかなものになり、いわゆるレガート奏法
を実現させることができる。
【0008】また、本発明に係る構成は、発音すべき楽
音の発音開始タイミングと発音終了タイミングを特定す
る情報を含む演奏データに基づき、楽音を演奏する楽音
演奏装置において、前記演奏データにおいて特定される
発音開始タイミングで発音を開始し、前記演奏データに
おいて特定される発音終了タイミングよりも所定時間前
のタイミングから発音レベルを順次小さくし、当該発音
終了タイミングよりも所定時間後のタイミングにおいて
発音を終了する発音制御手段を有することを特徴として
もよい。この構成によっても、演奏データにおいて特定
される発音開始タイミングで発音を開始するが、その
後、当該演奏データおいて特定される発音終了タイミン
グでいきなり発音を終了するのではなく、発音終了タイ
ミングよりも所定時間前のタイミングから発音レベルを
順次小さくして当該発音終了タイミングよりも所定時間
後のタイミングにおいて発音を終了する。よって、複数
の楽音を連続して発音するような場合でも、楽音のつな
がりは滑らかなものになり、いわゆるレガート奏法を実
現させることができる。
【0009】本発明に係る構成は、発音すべき楽音の発
音開始タイミングと発音終了タイミングを特定する情報
を含む演奏データに基づき、楽音を演奏する楽音演奏装
置において、演奏モードとして通常モード、レガートモ
ードを選択する選択手段と、前記選択手段により通常モ
ードが選択された場合は、前記演奏データにおいて特定
される発音開始タイミングで発音を開始し、前記演奏デ
ータにおいて特定される発音終了タイミングで発音を終
了する発音制御手段であって、前記選択手段によりレガ
ートモードが選択された場合は、前記演奏データにおい
て特定される発音開始タイミングで発音を開始し、前記
演奏データにおいて特定される発音終了タイミングから
発音レベルを順次小さくすることにより発音を終了する
発音制御手段を有することを特徴としてもよい。この構
成によれば、ユーザがレガートモードを選択した場合、
演奏データにおいて特定される発音開始タイミングで発
音を開始するが、その後、当該演奏データおいて特定さ
れる発音終了タイミングでいきなり発音を終了するので
はなく、発音終了タイミングから発音レベルを順次小さ
くして発音を終了する。よって、ユーザがレガートモー
ドを選択した場合、複数の楽音を連続して発音するよう
な場合でも、楽音のつながりは滑らかなものになり、い
わゆるレガート奏法を実現させることができる。
【0010】本発明に係る構成は、発音すべき楽音の発
音開始タイミングと発音終了タイミングを特定する情報
を含む演奏データに基づき、楽音を演奏する楽音演奏装
置において、演奏モードとして通常モード、レガートモ
ードを選択する選択手段と、前記選択手段により通常モ
ードが選択された場合は、前記演奏データにおいて特定
される発音開始タイミングで発音を開始し、前記演奏デ
ータにおいて特定される発音終了タイミングで発音を終
了する発音制御手段であって、前記選択手段によりレガ
ートモードが選択された場合は、前記演奏データにおい
て特定される発音開始タイミングで発音を開始し、前記
演奏データにおいて特定される発音終了タイミングより
も所定時間前のタイミングから発音レベルを順次小さく
することにより発音を終了する発音制御手段を有するこ
とを特徴としてもよい。この構成によれば、ユーザがレ
ガートモードを選択した場合、演奏データにおいて特定
される発音開始タイミングで発音を開始するが、その
後、当該演奏データおいて特定される発音終了タイミン
グでいきなり発音を終了するのではなく、発音終了タイ
ミングよりも所定時間前のタイミングから発音レベルを
順次小さくして発音を終了する。よって、ユーザがレガ
ートモードを選択した場合、複数の楽音を連続して発音
するような場合でも、楽音のつながりは滑らかなものに
なり、いわゆるレガート奏法を実現させることができ
る。
【0011】本発明に係るプログラムは、発音すべき楽
音の発音開始タイミングと発音終了タイミングを特定す
る情報を含む演奏データに基づき、楽音を演奏する楽音
演奏装置を制御するためのプログラムであって、コンピ
ュータを、前記演奏データにおいて特定される発音開始
タイミングで発音を開始し、前記演奏データにおいて特
定される発音終了タイミングから発音レベルを順次小さ
くすることにより発音を終了する発音制御手段として機
能させるためのプログラムであることを特徴とする。こ
のプログラムを用いて楽音演奏装置を制御した場合、楽
音演奏装置は、演奏データにおいて特定される発音開始
タイミングで発音を開始するが、その後、当該演奏デー
タおいて特定される発音終了タイミングでいきなり発音
を終了するのではなく、発音終了タイミングから発音レ
ベルを順次小さくして発音を終了する。よって、このプ
ログラムを用いて楽音演奏装置において複数の楽音を連
続して発音させるような場合でも、楽音のつながりは滑
らかなものになり、いわゆるレガート奏法を実現させる
ことができる。
【0012】本発明に係るプログラムは、発音すべき楽
音の発音開始タイミングと発音終了タイミングを特定す
る情報を含む演奏データに基づき、楽音を演奏する楽音
演奏装置を制御するためのプログラムであって、コンピ
ュータを、前記演奏データにおいて特定される発音開始
タイミングで発音を開始し、前記演奏データにおいて特
定される発音終了タイミングよりも所定時間前のタイミ
ングから発音レベルを順次小さくすることにより発音を
終了する発音制御手段として機能させるためのプログラ
ムであることを特徴としてもよい。
【0013】本発明に係る構成は、発音すべき楽音の発
音開始タイミングと発音終了タイミングを特定する情報
を含む演奏データに基づき、鍵を駆動するソレノイドユ
ニットに対して駆動電流を供給する駆動電流制御装置で
あって、前記演奏データにおいて特定される発音開始タ
イミングで前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の
供給を開始し、前記演奏データにおいて特定される発音
終了タイミングから前記ソレノイドユニットに対する駆
動電流の供給量を減少することにより駆動電流の供給を
停止する手段を有することを特徴とする。この構成によ
れば、演奏データにおいて特定される発音開始タイミン
グでソレノイドユニットに対する駆動電流の供給を開始
するが、その後、当該演奏データおいて特定される発音
終了タイミングでいきなりソレノイドユニットに対する
駆動電流の供給を終了するのではなく、発音終了タイミ
ングから駆動電流の供給量を減少することにより駆動電
流の供給を停止する。このため、この駆動電流制御装置
を用いた自動演奏ピアノにおいて、複数の楽音を連続し
て発音させるような場合でも、楽音のつながりは滑らか
なものになり、いわゆるレガート奏法を実現させること
ができる。
【0014】本発明に係る構成は、発音すべき楽音の発
音開始タイミングと発音終了タイミングを特定する情報
を含む演奏データに基づき、鍵を駆動するソレノイドユ
ニットに対して駆動電流を供給する駆動電流制御装置で
あって、前記演奏データにおいて特定される発音開始タ
イミングで前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の
供給を開始し、前記演奏データにおいて特定される発音
終了タイミングの所定時間前のタイミングから前記ソレ
ノイドユニットに対する駆動電流の供給量を減少するこ
とにより駆動電流の供給を停止する手段を有することを
特徴とする。この構成によれば、演奏データにおいて特
定される発音開始タイミングでソレノイドユニットに対
する駆動電流の供給を開始するが、その後、当該演奏デ
ータおいて特定される発音終了タイミングでいきなりソ
レノイドユニットに対する駆動電流の供給を終了するの
ではなく、発音終了タイミングよりも所定時間前のタイ
ミングから駆動電流の供給量を減少することにより駆動
電流の供給を停止する。このため、この駆動電流制御装
置を用いた自動演奏ピアノにおいて、複数の楽音を連続
して発音させるような場合でも、楽音のつながりは滑ら
かなものになり、いわゆるレガート奏法を実現させるこ
とができる。
【0015】本発明に係る構成は、発音すべき楽音の発
音開始タイミングと発音終了タイミングを特定する情報
を含む演奏データに基づき、鍵を駆動するソレノイドユ
ニットに対して駆動電流を供給する駆動電流制御装置で
あって、前記演奏データにおいて特定される発音開始タ
イミングで前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の
供給を開始し、前記演奏データにおいて特定される発音
終了タイミングの所定時間前のタイミングから前記ソレ
ノイドユニットに対する駆動電流の供給量を減らし、当
該発音終了タイミングで駆動電流の供給を停止する手段
を有することを特徴とする。
【0016】本発明に係る構成は、発音すべき楽音の発
音開始タイミングと発音終了タイミングを特定する情報
を含む演奏データに基づき、鍵を駆動するソレノイドユ
ニットに対して駆動電流を供給する駆動電流制御装置で
あって、前記演奏データにおいて特定される発音開始タ
イミングで前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の
供給を開始し、前記演奏データにおいて特定される発音
終了タイミングの所定時間前のタイミングから前記ソレ
ノイドユニットに対する駆動電流の供給量を減らし、当
該発音終了タイミングよりも所定時間経過したタイミン
グで駆動電流の供給を停止する手段を有することを特徴
とするものであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】A:第1実施形態 以下、適宜図面を用いながら、本発明の一実施形態に係
る楽音演奏装置100の説明をする。ここで、楽音演奏
装置100は、具体的には電子楽器、音源装置などの各
装置が該当する。
【0018】A1:構成 楽音演奏装置100の概略構成を図1に示す。楽音演奏
装置100は、CPU(Central Processing Unit)
1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Ramdom A
ccess Memory)3、操作部4、楽音発生部5を備え、こ
れらの各部はバスライン9で接続される。さらに、楽音
演奏装置100は、楽音を外部出力するためのスピーカ
6を備えている。
【0019】CPU1は、楽音演奏装置100の各部の
制御を司り、演奏データに基づく楽音の発音制御などを
行う。ROM2は、記憶手段として用いられ、CPU1
が装置10各部を制御するためのプログラムが格納され
ている。RAM3は、CPU1が装置10各部の制御を
行う際にワーキングエリアとして用いられる。また、R
AM3には各種演奏データが記憶される。
【0020】操作部4は、ユーザがコマンド入力する入
力手段として用いられ、操作ボタン等が配置される。ユ
ーザは、操作部4を操作し、所望の演奏データの選択、
演奏モードの選択をする。本実施形態において、演奏モ
ードとは、「通常モード」と「レガートモード」の2つ
のモードのうちのいずれかをいう。このうち、通常モー
ドが選択されている場合、CPU1は、上述した従来の
楽音演奏装置と同様、演奏データに忠実な発音タイミン
グの制御を行う。一方、レガートモードが選択されてい
る場合、CPU1は、本願特有の発音タイミングの制御
を行い、レガート奏法を実現させる。
【0021】楽音発生部5は、CPU1の制御下におい
て、演奏データに基づく楽音信号を発生し、スピーカ6
に供給する。スピーカ6は、この楽音信号に対応した音
を外部出力する。図2は、楽音発生部5の構成図であ
り、このように、楽音発生部5は、音源処理部52と増
幅部53を備えている。音源処理部52は、CPU1か
ら供給された演奏データより特定される楽音の波形信号
を生成出力する。具体的には、演奏データに含まれる楽
音の音高、音色、ベロシティ等に係る情報によって特定
される楽音の波形信号を生成し、演奏データにより特定
される発音開始タイミングで増幅部53に供給する。
【0022】増幅部53は、音源処理部52から供給さ
れた楽音の波形信号に対する増幅処理を行う。具体的に
は、CPU1から供給される制御信号Sampに基づき、
増幅率が0から1の間の値に決定される。たとえば、C
PU1から供給された制御信号Sampにより、増幅率が
1から徐々に小さくなるように制御された場合、増幅部
53からは、楽音の波形信号が徐々にフェードアウトし
ていくような減衰信号が出力されることになる。
【0023】A2:動作原理 はじめに、本実施形態におけるレガート奏法を実現させ
る原理、具体的な制御の内容を説明する。本発明の出願
人は、簡易な構成でレガート奏法を実現するために、楽
音発音の終了時における発音レベルの調整を行うことに
着目した。以下、本発明をするにあたり、出願人が検討
した実験内容を説明する。図3〜図6は、A音とB音の
2つの楽音を連続して発音することを想定して行った実
験内容を示したものである。
【0024】図3は、従来の楽音演奏装置の発音制御に
対応するものである。すなわち、演奏データの内容をそ
のまま再現させるだけであり、楽音の発音終了時におけ
る発音レベル制御を行わないものである。具体的には、
演奏データによって指定される楽音開始タイミングにお
いてA音の発音を開始させ、演奏データによって指定さ
れる楽音終了タイミングにおいてA音の発音を終了させ
る。次いで、演奏データによって指定される楽音開始タ
イミングにおいてB音の発音を開始させる。この場合
は、上述したように、A音とB音のつながりはぶっきら
ぼうなものとなり、レガート奏法を実現することはでき
なかった。
【0025】図4〜図6は、本発明の内容に対応するも
のである。すなわち、演奏データの内容をそのまま再現
させるのではなく、楽音の発音終了後、発音レベルを順
次減衰させる発音制御を行うものである。ここで、図4
に示した内容は、演奏データによって指定される楽音開
始タイミングにおいてA音の発音を開始させ、演奏デー
タによって指定される楽音終了タイミングからA音の発
音レベルを順次小さくし、所定時間Tmだけ経過後、A
音の発音を終了させる。並行して、演奏データによって
指定される楽音開始タイミングにおいてB音の発音を開
始させる、というものである。また、図5に示した内容
は、演奏データによって指定される楽音開始タイミング
においてA音の発音を開始させ、演奏データによって指
定される楽音終了タイミングよりも所定時間Tnのタイ
ミングからA音の発音レベルを順次小さくし、当該楽音
終了タイミングにおいてA音の発音を終了させる。並行
して、演奏データによって指定される楽音開始タイミン
グにおいてB音の発音を開始させる、というものであ
る。さらに、図6に示した内容は、演奏データによって
指定される楽音開始タイミングにおいてA音の発音を開
始させ、演奏データによって指定される楽音終了タイミ
ングよりも所定時間To前のタイミングからA音の発音
レベルを順次小さくし、当該楽音終了タイミングから所
定時間Tp後のタイミングにおいてA音の発音を終了さ
せる。並行して、演奏データによって指定される楽音開
始タイミングにおいてB音の発音を開始させる、という
ものである。
【0026】図4〜図6に示した実験を行った結果、い
ずれの場合であっても、従来の発音制御に比較してA音
とB音のつながりは滑らかなものとなり、レガート奏法
を実現することができることがわかった。中でも、図6
に示す実験結果が、A音とB音とのつながりが最も滑ら
かに聞こえることがわかった。すなわち、図6に示す実
験結果によれば、A音とB音が重複して発音される期間
が長すぎないので聴覚的にもうるさい感じにならず、A
音とB音とが途切れがちに発音される感じも受けない演
奏をすることができた。ここで、発音レベルを順次小さ
くする場合において、たとえば1.5秒かけて発音レベ
ルが60dB小さくなるように制御すると、一般的な音
楽ホールの残響音特性が再現でき、音楽的にも好ましい
楽音発生をすることができた。
【0027】本発明の出願人は、このような実験結果に
基づき、楽音の発音終了タイミングにおいて発音レベル
の減衰制御を行えば、レガート奏法を簡易に実現できる
点に着目した。本実施形態に係る楽音演奏装置100
は、図6に示したシミュレーション結果に対応するよう
な発音制御を行うことを想定する。
【0028】A3:動作 次に本実施形態に係る楽音演奏装置100の動作を説明
する。上述したように、本発明の趣旨は、演奏データに
よって特定された楽音の発音終了タイミングに従い発音
を終了させるのではなく、順次発音レベルを小さくする
点にある。すなわち、本実施形態においては、演奏デー
タによって特定された楽音の発音開始タイミングには忠
実に従った発音開始の制御を行うが、当該楽音の発音終
了タイミングにおいて発音を終了させない制御を行うこ
とを特徴とする。以下、具体例をあげて動作内容を説明
する。
【0029】図7は、演奏データによって特定された楽
音の発音制御を行う際のCPU1の制御内容を示すフロ
ーである。ここでは、演奏データとして、タイミングS
Tで楽音Aの発音を開始し(ノートオン)、時間Δt経
過後のタイミングETにおいて楽音Aの発音を終了する
(ノートオフ)旨を示すデータがあった場合を想定して
説明する。
【0030】はじめに、CPU1は、ユーザが選択した
演奏モードの判別を行う(ステップSa1)。通常モー
ド選択時(ステップSa1:NO)、CPU1は従来の
楽音演奏装置と同様の楽音発生制御をする。具体的に
は、CPU1は、楽音発生部5の音源処理部52に対し
ては、楽音Aの発音を開始させるための演奏データ(ノ
ートオンデータ)を供給する。そして、増幅部53に対
しては、増幅率が1となるような制御信号Sampを供給
する(ステップSa10)。かかるCPU1の制御によ
り、音源処理部52から楽音Aの波形信号が出力される
こととなり、当該波形信号が増幅部53を介してスピー
カ6に出力されることになる。
【0031】次いで、CPU1は、音源処理部52に対
して楽音Aの発音を開始するように指示してからの経過
時間を計測する。そして、時間がΔt経過した後(ステ
ップSa11:YES)、CPU1は、音源処理部52
に対しては、楽音Aの発音を終了させるための演奏デー
タ(ノートオフデータ)を供給するとともに、増幅部5
3に対しては、増幅率が0となるような制御信号Samp
を供給する(ステップSa12)。図9は、この場合に
おける、音源処理部52から出力される信号波形および
増幅処理部53の増幅率の関係を示す図である。このよ
うに、ユーザが通常モードを選択している場合、CPU
1は、従来の楽音演奏装置と同様、演奏データに忠実な
楽音の発音タイミングの制御を行う。
【0032】一方、レガートモード選択時(ステップS
a1:YES)、CPU1は本発明特有の楽音発生制御
をする。具体的には、CPU1は、音源処理部52に対
しては、楽音Aの発音を開始させるための演奏データ
(ノートオンデータ)を供給するとともに、増幅部53
に対しては、増幅率が1となるような制御信号Sampを
供給する(ステップSa2)。かかるCPU1の制御に
より、音源処理部52から楽音Aの波形信号が出力さ
れ、当該波形信号が増幅部53を介してスピーカ6に出
力されることになる。
【0033】次いで、CPU1は、音源処理部52に対
して楽音Aの発音を開始するように指示してからの経過
時間を計測する。そして、時間がΔt−α(α:予め決
められた所定時間)だけ経過した後(ステップSa3:
YES)、CPU1は、増幅部53に対して、増幅率が
1から徐々に0となるような制御信号Sampを順次供給
する(ステップSa4)。本実施形態においてCPU1
は、時間α+β(β:予め決められた所定時間)をかけ
て、増幅率が1から徐々に0となるように、制御信号S
ampを順次供給する。そして、時間がΔt+βだけ経過
した時点で(ステップSa5:YES)、音源処理部5
2に対して、楽音Aの発音を終了させるための演奏デー
タ(ノートオフデータ)を供給する(ステップSa
6)。図10は、この場合における、音源処理部52か
ら出力される信号波形および増幅処理部53の増幅率の
関係を示す図である。
【0034】このように、レガートモードが選択されて
いる場合、CPU1は、演奏データにより指定される楽
音の発音終了タイミングには従わず、本願特有の制御を
行う。具体的には、演奏データによって指定される楽音
の発音終了タイミングETによって発音をいきなり終了
するのではなく、タイミングETよりも所定時間αだけ
前のタイミングから発音レベルを徐々に低くしていき、
タイミングETよりも所定時間βだけ後のタイミングに
おいて発音レベルが0になるような、発音レベルを順次
減衰させるための制御を行う。このようなCPU1の制
御により、上掲図6に図示した実験結果に対応する発音
制御が行われることになる。よって、A音に連続させて
他の楽音(B音)を発音させるような場合でも、A音と
B音の楽音のつながりは滑らかなものになり、レガート
奏法を実現させることができる。
【0035】A4:変形例 本発明の趣旨は、楽音の発音終了タイミングに忠実に従
うのではなく、楽音の発音を終了させるにあたり、発音
レベルを順次低くしていくように制御する点にある。こ
のため、上述した実施形態はあくまで本発明を説明する
ための例示にすぎず、本発明の趣旨の範囲で変形するこ
とができる。以下に具体例を示す。
【0036】<変形例1>上述実施形態では、楽音発生
部5について音源処理部52および増幅部53の機能を
持たせ、CPU1が増幅部53の増幅率を制御すること
により、楽音の発音レベルを順次低くする制御を実現し
ている。しかし、上掲図6に示すような信号波形を生成
することができれば、上述実施形態と同様の作用効果を
得ることができ、本発明の目的を達成することができる
ので、他の制御方法によることとしてもよい。たとえ
ば、上掲図6に示したような楽音レベルの信号波形が楽
音発生部5において生成されるように、CPU1が演奏
データ自体を書き換えることとしてもよい。具体的に
は、演奏データに含まれる、楽音の発音終了を指示する
データ(ノートオフデータ)の時間位置を時間軸後方に
シフトするとともに、楽音の発音を終了する時点におけ
る当該楽音の音強(ベロシティ)が順次小さくなってい
くような情報に書き換えればよい。CPU1が、このよ
うな演奏データの書き換え制御を行うようにすれば、上
述実施形態に係る楽音発生部5における増幅部53の増
幅率の制御は必要なくなる。
【0037】<変形例2>上記実施形態に係る楽音演奏
装置100は、上掲図6に図示する実験結果に対応する
発音制御を行っているが、図4や図5に図示した実験結
果においても、レガート奏法を実現できるので、図4や
図5に図示する実験結果に対応する発音制御を行うこと
としてもよい。
【0038】たとえば図10は、上掲図4に図示する実
験結果に対応する発音制御を行う場合の、CPU1の制
御内容を示すフローチャートである。また、図11は、
この場合の、音源処理部52から出力される信号波形、
増幅処理部53の増幅率の関係を示す図である。なお、
楽音データとしては、上述実施形態と同様のものを想定
する。ユーザがレガートモードを選択した場合のCPU
1の制御内容を説明すると(ステップSb1:YE
S)、はじめにCPU1は、音源処理部52に対して
は、楽音Aの発音を開始させるための演奏データ(ノー
トオンデータ)を供給するとともに、増幅部53に対し
ては、増幅率が1となるような制御信号Sampを供給す
る(ステップSb2)。かかるCPU1の制御により、
音源処理部52から楽音Aの波形信号が出力され、当該
波形信号が増幅部53を介してスピーカ6に出力される
ことになる。
【0039】また、CPU1は、音源処理部52に対し
て楽音Aの発音を開始するように指示してからの経過時
間を計測する。そして、時間がΔtだけ経過した後(ス
テップSb3:YES)、CPU1は、増幅部53に対
して、増幅率が1から徐々に0となるような制御信号S
ampを順次供給する(ステップSb4)。本変形例にお
けるCPU1は、時間γ(γ:予め決められる所定時
間)をかけて、増幅率が1から徐々に0となるように、
制御信号Sampを順次供給する。そして、時間がΔt+
γだけ経過した時点で(ステップSb5:YES)、音
源処理部52に対して、楽音Aの発音を終了させるため
の演奏データ(ノートオフデータ)を供給する(ステッ
プSb6)。このように、本変形例においてユーザがレ
ガートモードを選択している場合、演奏データにより指
定される楽音の発音タイミングにはよらず、本願特有の
制御が行われる。具体的には、楽音の発音終了タイミン
グETによって発音をいきなり終了させるのではなく、
タイミングETから発音レベルを徐々に低くしていき、
タイミングETよりも所定時間γだけ後のタイミングに
おいて発音レベルが0になるような制御を行う。よっ
て、連続させて複数の楽音を発音させるような場合、楽
音のつながりは滑らかなものになり、レガート奏法を実
現させることができる。
【0040】また図12は、上掲図5に図示する実験結
果に対応する発音制御を行う場合の、CPU1の制御内
容を示すフローチャートである。また、図13は、この
場合の、音源処理部52から出力される信号波形、増幅
処理部53の増幅率の関係を示す図である。ユーザがレ
ガートモードを選択した場合のCPU1の制御内容を説
明すると(ステップSc1:YES)、はじめにCPU
1は、音源処理部52に対しては、楽音Aの発音を開始
させるための演奏データ(ノートオンデータ)を供給す
るとともに、増幅部53に対しては、増幅率が1となる
ような制御信号Sampを供給する(ステップSc2)。
かかるCPU1の制御により、音源処理部52から楽音
Aの波形信号が出力され、当該波形信号が増幅部53を
介してスピーカ6に出力されることになる。
【0041】また、CPU1は、音源処理部52に対し
て楽音Aの発音を開始するように指示してからの経過時
間を計測する。そして、時間がΔt−κ(κ:予め決め
られる所定時間)だけ経過した後(ステップSc3:Y
ES)、CPU1は、増幅部53に対して、増幅率が1
から徐々に0となるような制御信号Sampを順次供給す
る(ステップSc4)。本変形例におけるCPU1は、
時間κをかけて、増幅率が1から徐々に0となるよう
に、制御信号Sampを順次供給する。そして、時間がΔ
tだけ経過した時点で(ステップSc5:YES)、音
源処理部52に対して、楽音Aの発音を終了させるため
の演奏データ(ノートオフデータ)を供給する(ステッ
プSc6)。このように、本変形例においてユーザがレ
ガートモードを選択している場合、演奏データにより指
定される楽音の発音タイミングにはよらず、本願特有の
制御が行われる。具体的には、楽音の発音終了タイミン
グETによって発音をいきなり終了させるのではなく、
タイミングETよりも所定時間κだけ前のタイミングか
ら発音レベルを徐々に低くしていき、タイミングETに
おいて発音レベルが0になるような制御を行う。よっ
て、連続させて複数の楽音を発音させるような場合、楽
音のつながりは滑らかなものになり、レガート奏法を実
現させることができる。
【0042】<変形例3>上掲図4〜6に示す実験結果
に対応する3つの発音制御のいずれを行うかについて、
ユーザが任意に選択できるようにしてもよい。この場合
は、ユーザは、操作部4を操作することにより、レガー
ト奏法の形態を選択することができ、自動演奏させたい
楽曲の曲想に合わせたレガート奏法を実現させることが
できる。
【0043】<変形例4>また、上述実施形態において
は、発音終了タイミングにおいて、発音レベルを1次関
数的に単調減少させる制御を行うことを想定している
が、これも任意に変形を加えることができる。たとえ
ば、発音レベルを2次関数的に減少させてもよく、指数
関数(対数関数)的に減少させるようにしてもよい。さ
らに、これらのうちからユーザが任意に選択できるよう
にしてもよい。
【0044】<変形例5>上述した実施形態において
は、CPU1は、予め決められる所定時間α+βをかけ
て、楽音の発音レベルがだんだん小さくなるように、増
幅部53の増幅率の制御を行っているが、発音する楽音
の音色や音高によって、所定時間α+βの値を異なるよ
うにしてもよい。この場合は、予め、楽音の音色や音高
と所定時間α+βとの関係を示す関数をROM2に格納
しておき、CPU1はかかる関数を用いて、増幅部53
の増幅率を制御するようにすればよい。
【0045】<変形例6>上述した実施形態では、演奏
データの例としてMIDIデータを想定した説明を行っ
ているが、発音すべき楽音の発音開始タイミングおよび
発音終了タイミングを指定する情報により構成される演
奏データであれば、他のフォーマットであってもよい。
【0046】<変形例7>上述実施形態においては、制
御プログラムや演奏データは予めRAM3に格納される
ことを前提としているが、楽音演奏装置100に別途フ
ロッピー(登録商標)ドライブ、CD−ROMドライブ
を設ける構成とし、フロッピーやCD−ROMに記録さ
れた制御プログラム、演奏データを取り扱えるようにし
てもよい。
【0047】<変形例8>また、楽音演奏装置100に
通信機能を持たせ、インターネット等のネットワークを
介して制御プログラムや演奏データをRAM3にダウン
ロードし、ダウンロードした制御プログラムや演奏デー
タを取り扱う、いわゆるネット配信ができる構成にして
もよい。
【0048】B:第2実施形態 B1:構成 本実施形態は、本発明を自動演奏ピアノ200に適用し
たものである。図14は、自動演奏ピアノ200の主要
な構成図であり、このように、自動演奏ピアノ200
は、鍵201の運動をハンマに伝達するアクションメカ
ニズム203と、ハンマ202によって打撃される弦2
04と、弦204の振動を止めるためのダンパ206
と、鍵201を駆動する鍵駆動装置210とを備えてい
る。ここで、鍵201、ハンマ202、アクションメカ
ニズム203、弦204およびダンパ206は、通常の
一般的なピアノと同様の構成であるため、詳細な説明は
省略する。
【0049】ソレノイドユニット205は、鍵201ご
とに設けられており、鍵201の後端側(図の左側)の
下方に配置されている。そして、コントローラ228か
ら駆動電流が供給されると、そのプランジャが上昇して
鍵201の後端を突き上げる。これにより鍵201を押
下し、弦204を叩くことによりピアノ音が発音される
ことになる。次いで、コントローラ228から駆動電流
の供給が停止すると、それまで押下状態にあった鍵20
1がもとの位置に戻り、ダンパ206がそれまで振動状
態にあった弦204に接触し、弦204の振動を止める
ために、ピアノ音の発音が停止される。
【0050】コントローラ228は、CPU、ROM、
RAMおよび光記録媒体や磁気記録媒体等からデータを
読み出すドライブユニット等を有し、自動演奏ピアノ2
00の各部を制御する。また、コントローラ228は、
MIDIフォーマットなどによる演奏データを読み出
し、どの楽音(鍵)をどのタイミングで発音開始(打鍵
動作)させ、どのタイミングで打鍵動作を終了させるか
といった情報を判別する。そして、たとえば打鍵すべき
タイミングにあわせて、対応するソレノイドユニット2
05に駆動電流を供給してプランジャを上昇させ、打鍵
すべき鍵201を駆動させる。
【0051】なお、本実施形態においても、ユーザは操
作部(図示せず)を操作して、通常モードとレガートモ
ードの選択を行うことができる。コントローラ228
は、ユーザにより通常モードが選択されているときは、
従来の自動演奏ピアノ同様、演奏データによって指定さ
れる鍵の打鍵タイミングに忠実に従った鍵駆動制御を行
う。また、レガートモードが選択されている場合、コン
トローラ228は、本願特有の鍵駆動制御を行い、自動
演奏時におけるレガート奏法を実現する。
【0052】B2:動作 次に、具体的な制御内容を説明する。ここでは、ある1
の鍵201を駆動すべき演奏データがあった場合におけ
る、コントローラ228の制御内容を説明する。
【0053】はじめに通常モードが選択されている場合
を説明する。この場合、コントローラ228は従来と同
様の鍵駆動制御を行う。具体的に、コントローラ228
は、演奏データで指定される楽音(鍵)の強弱情報(ベ
ロシティ)に応じた駆動電流波形を生成する。そして、
演奏データにより指定される発音開始タイミングにあわ
せ、駆動電流信号として対応するソレノイドユニット2
05に供給する。次いで、コントローラ228は、演奏
データで指定される発音終了タイミングにあわせ、ソレ
ノイドユニット205に駆動電流信号を供給するのを停
止させる。
【0054】図15は、この場合における、コントロー
ラ228からソレノイドユニット205に供給する駆動
電流信号の波形図である。この波形内容についての詳細
な説明は省略するが、一般には、鍵の駆動開始時により
多くの駆動力を必要とするため、多くの電流を流すため
のパルス電流(アタック電流)を供給し、その後、鍵2
01を押下状態に維持するための電流(ホールド電流)
を供給することとしている。そして、演奏データによっ
て指定される発音終了タイミングにおいて、ソレノイド
ユニット205に対する電流供給は停止される。このよ
うに、通常モードが選択されている場合は、演奏データ
によって指定される発音開始タイミング、発音終了タイ
ミングに忠実に従った駆動電流信号がコントローラ22
8からソレノイドユニット205に供給される。自動演
奏ピアノ200からは、演奏データによって指定される
発音開始タイミングにおいてピアノ音が発音されること
となり、発音終了タイミングにおいてピアノ音の発音が
いきなり停止することとなる。
【0055】より詳細には、演奏データによって指定さ
れる発音終了タイミングにおいて、ソレノイドユニット
205に駆動電流が供給されなくなるので、押下状態に
あった鍵201がもとの位置に戻るとともに、ダンパ2
06が弦204に接触し、弦204の振動を止めるため
に、ピアノ音の発音が急に停止されることになってい
た。このために、連続して複数の楽音(鍵)を発音させ
るような演奏データがあった場合、すなわち鍵201を
連続して駆動する場合、発音されるピアノ音とピアノ音
とのつながりがぶっきらぼうなものとなり、いわゆるレ
ガート奏法を実現させることはできなかった。あるい
は、レガート奏法を実現させるためには、特別な演奏デ
ータを用意する必要があった。
【0056】次に、レガートモードが選択されている場
合のコントローラ228の制御内容について説明する。
演奏データにより指定される発音開始タイミングにあわ
せ、ソレノイドユニット205に駆動電流信号を供給さ
せる時点までは、コントローラ228は、従来と同様の
鍵駆動制御を行う。本願特有の制御内容として、コント
ローラ228は、演奏データで指定される発音終了タイ
ミングから、ソレノイドユニット205に供給する電流
量を順次減少させて、所定時間Tr(Tr:予め決めら
れる所定値)だけかけて停止するように制御する。
【0057】図16は、この場合における、コントロー
ラ228からソレノイドユニット205に供給する駆動
電流信号の波形概略図である。このように、レガートモ
ードが選択されている場合、コントローラ228は、ソ
レノイドユニット205に対する電流の供給をいきなり
停止するのではなく、所定時間Trだけかけて、供給電
流量を少しずつ減衰させるように制御を行う。このた
め、演奏データによって指定される発音終了タイミング
において、押下状態にある鍵201がゆっくりともとの
状態に戻ることになる。言い換えれば、通常モード時に
比較して、押下状態にあった鍵201の離鍵速度が遅い
ものになる。このような鍵駆動制御が行われるため、演
奏データによる発音終了タイミングにおいて、ダンパ2
06が弦204の振動をいきなり停止することもないた
め、当該タイミングでピアノ音が急に消えることもな
い。このため、連続して複数の鍵201を駆動したよう
な場合であっても、発音される音と音とを滑らかにつな
げることができ、いわゆるレガート奏法を実現させるこ
とができる。
【0058】なお、本実施形態において、コントローラ
228は、演奏データで指定される発音終了タイミング
から、ソレノイドユニット205に供給する電流量を次
第に減少させるよう制御しているが、演奏データで指定
される発音終了タイミングよりも時間Tr2(Tr2は
予め決められる所定時間)だけ前のタイミングから電流
量の減衰制御を行うように制御してもよい。この場合
は、コントローラ228は、演奏データによって特定さ
れる楽音の発音開始タイミングから発音停止タイミング
までの時間Δtを判別し、ソレノイドユニット205に
駆動電流を供給させてからの時間を計測することによ
り、電流量の減衰制御を行うタイミングを図ることとす
ればよい。
【0059】B3:変形例 本実施形態における趣旨は、演奏データにおいて指定さ
れる楽音(鍵)の発音終了タイミングにおいて、いきな
りソレノイドユニット205に対する電流供給を停止す
るのではなく、供給する電流量を次第に減少させるよう
制御する点にある。そして、演奏データにおいて指定さ
れる楽音の発音終了タイミングにおいて、いきなりダン
パ206が弦204に接触して、ピアノ音の発音が停止
されるのを回避する点にある。このため、上述した実施
形態はあくまで本発明を説明するための例示にすぎず、
本発明の趣旨の範囲で変形することができる。以下に具
体例を示す。
【0060】<変形例1>図16に示すような電流波
形、すなわち、演奏データにより特定される楽音の発音
終了タイミングにおいて、徐々に電流量が減衰するよう
な電流波形を生成することができれば、本実施形態と同
様の作用効果を得ることが可能であり、本発明の目的を
達成することができるので、電流波形信号の生成方法は
他の方法によるものであってもよい。たとえば、レガー
トモード選択時においても、コントローラ228は、従
来と同様の鍵駆動制御を行い、上掲図15に示したよう
な電流信号波形を生成する。そして、この電流信号波形
に後続させる電流信号波形(減衰信号)を生成するため
の電流信号生成回路を別途設けることによっても、上掲
図16に示したような電流信号波形を生成することがで
きる。
【0061】<変形例2>発音終了時における、コント
ローラ228に供給する電流量の減少態様も任意に変形
が可能である。たとえば電流量を1次関数的に単調減少
させていくように制御を行ってもよいし、2次関数的に
減少させてもよい。さらに、指数関数(対数関数)的に
減少させるようにしてもよい。さらに、これらのうちか
らユーザが任意に選択できるような態様としてもよい。
【0062】<変形例3>また、上述した第1実施形態
の変形例と同様、自動演奏ピアノ200に通信機能を持
たせ、インターネット等のネットワークを介して制御プ
ログラムや演奏データをコントローラ228のRAMに
ダウンロードし、ダウンロードした演奏データについて
の自動演奏を行うことができる、いわゆるネット配信が
できる構成にしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、MID
Iデータといった、発音すべき楽音の発音開始タイミン
グと発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏デー
タに基づき、レガート奏法といった音楽的な演奏を実現
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る楽音演奏装置100の主要
構成図である。
【図2】 同楽音演奏装置100の楽音発生部5の構成
図である。
【図3】 本発明の出願人が行った実験内容を示す図で
ある。
【図4】 本発明の出願人が行った実験内容を示す図で
ある。
【図5】 本発明の出願人が行った実験内容を示す図で
ある。
【図6】 本発明の出願人が行った実験内容を示す図で
ある。
【図7】 本実施形態に係る楽音演奏装置100のCP
U1の制御内容を示すフローである。
【図8】 同楽音演奏装置100の動作を説明するため
の図である。
【図9】 同楽音演奏装置100の動作を説明するため
の図である。
【図10】 本発明の変形例を説明するための図であ
る。
【図11】 本発明の変形例を説明するための図であ
る。
【図12】 本発明の変形例を説明するための図であ
る。
【図13】 本発明の変形例を説明するための図であ
る。
【図14】 本発明の第2実施形態に係る自動演奏ピア
ノ200の主要構成図である。
【図15】 同自動演奏ピアノ200の動作を説明する
ための図である。
【図16】 同自動演奏ピアノ200の動作を説明する
ための図である。
【図17】 従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1……CPU(Central Processing Unit)、2……R
OM(Read Only Memory)、3……RAM(Ramdom Acc
ess Memory)、4……操作部、5……楽音発生部、6…
…スピーカ、9……バスライン、52……音源処理部、
53……増幅部、100……楽音演奏装置、200……
自動演奏ピアノ、201……鍵、202……ハンマ、2
03……アクションメカニズム、204……弦206…
…ダンパ、210……鍵駆動装置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置において、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発
    音終了タイミングから発音レベルを順次小さくすること
    により発音を終了する発音制御手段を有することを特徴
    とする楽音演奏装置。
  2. 【請求項2】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置において、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発
    音終了タイミングよりも所定時間前のタイミングから発
    音レベルを順次小さくすることにより発音を終了する発
    音制御手段を有することを特徴とする楽音演奏装置。
  3. 【請求項3】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏 装置において、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発
    音終了タイミングよりも所定時間前のタイミングから発
    音レベルを順次小さくし、当該発音終了タイミングにお
    いて発音を終了する発音制御手段を有することを特徴と
    する楽音演奏装置。
  4. 【請求項4】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置において、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発
    音終了タイミングよりも所定時間前のタイミングから発
    音レベルを順次小さくし、当該発音終了タイミングより
    も所定時間後のタイミングにおいて発音を終了する発音
    制御手段を有することを特徴とする楽音演奏装置。
  5. 【請求項5】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置において、 演奏モードとして通常モード、レガートモードを選択す
    る選択手段と、 前記選択手段により通常モードが選択された場合は、前
    記演奏データにおいて特定される発音開始タイミングで
    発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発音
    終了タイミングで発音を終了する発音制御手段であっ
    て、前記選択手段によりレガートモードが選択された場
    合は、前記演奏データにおいて特定される発音開始タイ
    ミングで発音を開始し、前記演奏データにおいて特定さ
    れる発音終了タイミングから発音レベルを順次小さくす
    ることにより発音を終了する発音制御手段を有すること
    を特徴とする楽音演奏装置。
  6. 【請求項6】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置において、 演奏モードとして通常モード、レガートモードを選択す
    る選択手段と、 前記選択手段により通常モードが選択された場合は、前
    記演奏データにおいて特定される発音開始タイミングで
    発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発音
    終了タイミングで発音を終了する発音制御手段であっ
    て、前記選択手段によりレガートモードが選択された場
    合は、前記演奏データにおいて特定される発音開始タイ
    ミングで発音を開始し、前記演奏データにおいて特定さ
    れる発音終了タイミングよりも所定時間前のタイミング
    から発音レベルを順次小さくすることにより発音を終了
    する発音制御手段を有することを特徴とする楽音演奏装
    置。
  7. 【請求項7】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置を制御するための
    プログラムであって、 コンピュータを、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発
    音終了タイミングから発音レベルを順次小さくすること
    により発音を終了する発音制御手段として機能させるた
    めのプログラム。
  8. 【請求項8】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、楽音を演奏する楽音演奏装置を制御するための
    プログラムであって、 コンピュータを、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で発音を開始し、前記演奏データにおいて特定される発
    音終了タイミングよりも所定時間前のタイミングから発
    音レベルを順次小さくすることにより発音を終了する発
    音制御手段として機能させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】 発音すべき楽音の発音開始タイミングと
    発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データに
    基づき、鍵を駆動するソレノイドユニットに対して駆動
    電流を供給する駆動電流制御装置であって、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の供給を開
    始し、前記演奏データにおいて特定される発音終了タイ
    ミングから前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の
    供給量を減少することにより駆動電流の供給を停止する
    手段を有することを特徴とする駆動電流制御装置。
  10. 【請求項10】 発音すべき楽音の発音開始タイミング
    と発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データ
    に基づき、鍵を駆動するソレノイドユニットに対して駆
    動電流を供給する駆動電流制御装置であって、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の供給を開
    始し、前記演奏データにおいて特定される発音終了タイ
    ミングの所定時間前のタイミングから前記ソレノイドユ
    ニットに対する駆動電流の供給量を減少することにより
    駆動電流の供給を停止する手段を有することを特徴とす
    る駆動電流制御装置。
  11. 【請求項11】 発音すべき楽音の発音開始タイミング
    と発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データ
    に基づき、鍵を駆動するソレノイドユニットに対して駆
    動電流を供給する駆動電流制御装置であって、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の供給を開
    始し、前記演奏データにおいて特定される発音終了タイ
    ミングの所定時間前のタイミングから前記ソレノイドユ
    ニットに対する駆動電流の供給量を減らし、当該発音終
    了タイミングで駆動電流の供給を停止する手段を有する
    ことを特徴とする駆動電流制御装置。
  12. 【請求項12】 発音すべき楽音の発音開始タイミング
    と発音終了タイミングを特定する情報を含む演奏データ
    に基づき、鍵を駆動するソレノイドユニットに対して駆
    動電流を供給する駆動電流制御装置であって、 前記演奏データにおいて特定される発音開始タイミング
    で前記ソレノイドユニットに対する駆動電流の供給を開
    始し、前記演奏データにおいて特定される発音終了タイ
    ミングの所定時間前のタイミングから前記ソレノイドユ
    ニットに対する駆動電流の供給量を減らし、当該発音終
    了タイミングよりも所定時間経過したタイミングで駆動
    電流の供給を停止する手段を有することを特徴とする駆
    動電流制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし請求項12のいずれか
    の駆動電流制御装置を有する自動演奏ピアノ。
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