JP2603998Y2 - 効果装置 - Google Patents

効果装置

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JP2603998Y2
JP2603998Y2 JP1992067557U JP6755792U JP2603998Y2 JP 2603998 Y2 JP2603998 Y2 JP 2603998Y2 JP 1992067557 U JP1992067557 U JP 1992067557U JP 6755792 U JP6755792 U JP 6755792U JP 2603998 Y2 JP2603998 Y2 JP 2603998Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、効果装置に関し、特
に、弦楽器などに用いて好適な効果装置に関する。
【0002】
【考案の背景】一般に、弦楽器の一つとして、ロック・
ミュージックやポピュラー・ミュージックの演奏などに
用いられる電気ギター(エレキ・ギター)が知られてい
る。
【0003】こうした電気ギターによりロック・ミュー
ジックを演奏する際の奏法の一つとして、フィードバッ
ク奏法と称される特殊奏法がある。
【0004】このフィードバック奏法とは、電気ギター
で弾弦した楽音を拡声して放音しているギター・アンプ
のスピーカに、弾弦した状態のままの電気ギターを近づ
けるという動作によって行われる。このようにすると、
電気ギターの弦とスピーカとこれら両者を繋ぐ音響空間
とによってフィードバック・ループが形成されることに
なり、弾弦に基づいてギター・アンプによって拡声され
てスピーカから出力される楽音により、その楽音の周波
数に基づくピッチで弦がさらに振動されることになる。
このため、弾弦によって開始された弦の振動が減衰され
ずに、弾弦した状態の振動を維持することができるよう
になるので、弾弦による弦の振動に基づく楽音の発音も
減衰されることなく、弾弦に基づく楽音の音高による発
音が持続されることになるものである。
【0005】演奏者がこのようなフィードバック奏法を
行うと、当該弾弦に基づく楽音の音高による発音が減衰
されずに持続されるため、ステージでの演奏などにおい
ては、聴衆に極めて強いインパクトを与えることができ
るようになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ィードバック奏法を、演奏者の意図通りに実現させるこ
とは、極めて難しいという問題点があった。
【0007】即ち、上記したようにフィードバック奏法
は、弦の弾弦に基づいて発音される楽音と同じ音高の楽
音の発音が、スピーカからの放音に基づくフィードバッ
クにより維持されるようにするものである。このために
は、弾弦の仕方、弦をスピーカに近づけるタイミング、
スピーカと弦との距離や方向、スピーカから発音される
楽音の音量などを微妙にコントロールする必要があっ
た。従って、フィードバック奏法を使いこなすには、優
れたテクニック、非常に豊富な経験、さらにこうしたテ
クニックや経験に裏打ちされた「勘」や「こつ」を必要
とし、プロのギタリストでさえ失敗してしまうことがし
ばしばあった。
【0008】つまり、弾弦した弦をスピーカに近づける
というフィードバック奏法のための動作を行っても、弦
がフィードバックにより振動せず、すぐに減衰して楽音
が消音してしまったり、弾弦に基づいて発生される楽音
の音高とは異なる音高の楽音でフィードバック演奏され
たり、当初は弾弦に基づいて発生される楽音の音高で適
正にフィードバック演奏されても、その状態を維持する
ことができなかったりするものであった。
【0009】上記したように、弾弦に基づく楽音の音高
と同一の音高の楽音でフィードバック演奏させることが
困難な原因として、出願人は実験によって以下のような
原因を確認した。
【0010】即ち、フィードバック演奏は、音響空間を
含むフィードバック・ループが形成されるとき、ギター
・アンプで拡声されてから放音される楽音の中の振幅の
大きい周波数成分によって、弦の振動が誘発されること
により生ずるものである。
【0011】ところが、弦を弾弦したときに発生される
所望の音高の楽音(電気ギターにおいては、弦をフレッ
トに押下することによって、演奏者により指定される音
高の楽音であり、以下「ファンダメンタル」と称す。)
に含まれる弾弦ノイズのような非音程な電気信号や、弾
弦によって発生するハーモニックスなどによって、スピ
ーカから出力される楽音にファンダメンタル以外の周波
数成分が含まれるようになっていた。このため、ファン
ダメンタル以外の周波数成分によってファンダメンタル
が阻害されものであり、ファンダメンタルの周波数のみ
に基づいて弦の振動を誘発することできなくなるため、
結果としてフィードバック演奏を行うことが困難となる
ものであった。
【0012】一方、弾弦ノイズのような非音程な電気信
号は、弾弦時から所定時間経過後では減衰するものであ
るが、このときにはファンダメンタルのレベルも低くな
っているため、ファンダメンタルのレベルもフィードバ
ック演奏するために必要とされる音量以下になったり、
さらにファンダメンタルの減衰とともに、2次ハーモニ
ックス・レベルの割合が増加する傾向もあるため、結果
として、フィードバック演奏を行うことが困難となって
いた。
【0013】また、フィードバック奏法を実現するため
には、実際にはかなりの音量が必要となるものであっ
た。このため、現実にフィードバック奏法を実現するた
めには、完全に防音されたスペース内で行わない限り、
フィードバック奏法によるフィードバック演奏を行うこ
とが難しかった。
【0014】本考案は、上記したような状況を踏まえて
なされたものであり、その目的とするところは、電気ギ
ターの弦振動などに基づく楽音信号のように、減衰する
楽音信号からフィードバック演奏のように持続する楽音
信号を生成して出力するようにして、フィードバック奏
法に基づき達成されるフィードバック演奏と同一の効果
を、確実に実現できるようにした効果装置を提供しよう
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案による効果装置は、楽音信号を入力する入力
手段と、上記入力手段により入力された楽音信号を順次
記憶する記憶手段と、上記記憶手段への上記楽音信号の
記憶および上記記憶手段に記憶された上記楽音信号の読
み出しを制御する記憶手段制御手段と、上記入力手段に
より入力された楽音信号と上記記憶手段制御手段によっ
て上記記憶手段から読み出された楽音信号との出力を切
り換える出力信号制御手段と、上記出力信号制御手段に
よる出力の切り換えを指示する指示手段とを有し、上記
指示手段によって、上記出力信号制御手段が上記記憶手
段から読み出された楽音信号を出力することを指示した
ときに、上記記憶手段制御手段は上記記憶手段に記憶さ
れている楽音信号を繰り返し読み出すとともに、上記出
力信号制御手段は上記記憶手段制御手段により繰り返し
読み出された上記楽音信号を上記指示手段による指示が
解除されるまで継続して出力するようにしたものであ
る。
【0016】
【作用】入力手段から入力された楽音信号は、記憶手段
制御手段の制御に基づいて、記憶手段に順次記憶される
とともに、読み出されることになる。
【0017】また、出力信号制御手段によって、入力手
段から入力された楽音信号と記憶手段から読み出された
楽音信号とが切り換えられて出力されることになる。
【0018】そして、出力信号制御手段による出力の切
り換えは、指示手段によって行われるものであり、指示
手段によって出力信号制御手段が記憶手段から読み出さ
れた楽音信号を出力することを指示されたときには、記
憶手段制御手段は記憶手段に記憶されている楽音信号を
繰り返し読み出すとともに、出力信号制御手段は記憶手
段制御手段により繰り返し読み出された楽音信号を指示
手段による指示が解除されるまで継続して出力するよう
になる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて、本考案による効果装
置を詳細に説明するものとする。
【0020】図1には、本考案による効果装置の一実施
例が示されており、この効果装置は、入力端子10が、
図示しない電気ギターの出力端子に接続され、出力端子
12が、図示しないギター・アンプの入力端子に接続さ
れて、電気ギターとギター・アンプとの間にセットされ
て使用されるものである。従って、電気ギターの弦の弾
弦による弦振動に基づく入力信号が、入力端子10を介
して入力され、後述する所定の処理を施された後に、出
力端子12を介してギター・アンプへ出力され、ギター
・アンプのスピーカから弦の弾弦に基づく楽音が放音さ
れることになる。
【0021】この効果装置は、その全体の動作の制御を
マイクロ・コンピュータ14を用いて制御するように構
成されており、電気ギターの弾弦により入力端子10か
ら入力されたアナログ信号を増幅するアンプ16と、ア
ンプ16によって増幅されたアナログ信号をデジタル信
号に変換する(アナログ/デジタル)A/D変換器18
と、A/D変換器18により変換されたデジタル信号を
入力されて、後述する所定の処理行うデジタル・シグナ
ル・プロセッサ(DSP)20と、DSP20から出力
されるデジタル信号をアナログ信号に変換する(デジタ
ル/アナログ)D/A変換器22と、D/A変換器22
から出力されるアナログ信号を増幅して出力端子12へ
出力するアンプ24とを有している。
【0022】さらに効果装置は、アンプ16の出力信号
のピッチを検出するためのピッチ検出部26を備えてい
て、該ピッチ検出部26で検出したピッチ・データをマ
イクロ・コンピュータ14に取り込み、ピッチ検出部2
6の検出結果に基づいて、DSP20を制御するように
なされている。
【0023】また効果装置は、フィードバック奏法によ
るフィードバック演奏と同一の効果を有する演奏(以
下、「所望の演奏」と称す。)を行う時にオン操作を
し、所望の演奏を行わないときにオフ操作するフィード
バック発生スイッチ部28を備えている。なお、このフ
ィードバック発生スイッチ部28の操作部は、フット・
スイッチなどにより構成されている。
【0024】DSP20は、全体の動作の制御を制御部
30により制御するように構成されており、A/D変換
器18から出力される楽音信号を順次リング状に記憶す
るリング・メモリ32と、このリング・メモリ32に記
憶された楽音信号の読み出しを制御するメモリ制御部3
4と、A/D変換器18から出力される楽音信号のレベ
ルを制御する入力信号レベル制御部36と、リング・メ
モリ32から読み出された楽音信号のレベルを制御する
読み出し信号レベル制御部38と、これら入力信号レベ
ル制御部36と読み出し信号レベル制御部38とをクロ
ス・フェード(どちらか一方の出力レベルを逓減させる
とともに、他方の出力レベルを逓増するように制御する
こと)するように制御するクロス・フェード発生部40
と、クロス・フェード発生部40により制御された読み
出し信号レベル制御部38からの出力信号に減衰エンベ
ロープを付与するための減衰エンベロープ付与部42
と、この減衰エンベロープ付与部42により付与される
減衰エンベロープを発生させる減衰エンベロープ発生部
44と、入力信号レベル制御部36と減衰エンベロープ
付与部42との出力を加算して、D/A変換器22へ出
力するための加算器46とを備えている。
【0025】上記したリング・メモリ32には、電気ギ
ターの弾弦に基づく入力信号に応じて、最新の波形デー
タが順次リング状に書き込まれることになる。そして、
メモリ制御部34の制御により、最新に記憶された波形
データを、常時繰り返し読み出すことができるようにな
されている。
【0026】以上の構成において、入力信号レベル制御
部36の出力のみによる通常の演奏から所望の演奏に切
り換える場合には、電気ギターの弦を弾弦して楽音を発
生させ、所望の演奏を行いたいタイミングで、フィード
バック発生スイッチ部28をオン操作する。
【0027】こうして、フィードバック発生スイッチ部
28がオン操作されると、ピッチ検出部26によって、
弾弦に基づく入力信号のピッチが解析される。そして、
この解析結果に従ってメモリ制御部34は、入力信号の
ピッチに基づいて、リング・メモリ32内の1波長分の
データを抽出することになる。
【0028】ここにおいて、1波長分の波形データを抽
出するということは、ピッチ検出部26の検出結果に基
づいて、リング・メモリ32内の1波長分の波形データ
を指定し、ループ読み出しにより繰り返し出力すること
により持続音を得るようにするということである。
【0029】つまり、リング・メモリ32のリング状の
記憶領域に記憶された複数周期の波形データから、1波
長分に相当する波形データの先頭アドレス(ループ・ス
タート・アドレス)と最終アドレス(ループ・エンド・
アドレス)を見つけ出し、その間のデータを繰り返し読
み出すことになる。
【0030】なお、ループ・スタート・アドレスとルー
プ・エンド・アドレスとの検出方法に関しては、公知の
技術を用いて行うことができるものである。例えば、特
開昭62−139588号公報や特開平2−13789
7号公報に開示されているように、ループ読み出しのル
ープ・ポイントを見つける方法を利用して行うようにす
ればよい。
【0031】また、ピッチ検出部26の検出結果は、ル
ーピング区間の設定に使用するものである。
【0032】こうしてリング・メモリ32から抽出した
1波長分の波形データを、ループ読み出し、即ち、繰り
返し読み出して出力することになる。
【0033】この際に、クロス・フェード発生部40に
より、入力信号レベル制御部36および読み出し信号レ
ベル制御部38を制御して、入力信号の出力レベルを逓
減させるとともに、リング・メモリ32から繰り返し読
み出される1波長分のデータの出力レベルを逓増させ
て、自然なクロス・フェードを行うように制御するもの
である。
【0034】なお、フィードバック発生スイッチ部28
がオン操作されているときには、減衰エンベロープ付与
部42および減衰エンベロープ発生部44は、動作され
ていないものである。従って、減衰エンベロープを付与
されていない読み出し信号レベル制御部38からの出力
と入力信号レベル制御部36からの出力とが、加算器4
6により加算されて出力されることになる。このため、
出力端子12から出力される出力信号は、クロス・フェ
ードしながら入力信号レベル制御部36の出力から読み
出し信号レベル制御部38の出力へ切り換わることにな
る。
【0035】例えば、図2に示すように、時間t1にお
いてフィードバック発生スイッチをオン操作すると、時
間t1から入力信号レベル制御部36の出力が逓減する
とともに、読み出し信号レベル制御部38の出力が逓増
し、クロス・フェードしながら入力信号レベル制御部3
6の出力から読み出し信号レベル制御部38の出力へ、
出力端子12から出力される出力信号が切り換わること
になる。
【0036】従って、フィードバック発生スイッチ部2
8をオン操作したときの入力信号と同ピッチ、同音色の
楽音信号が、継続して出力端子12に出力されることに
なる。このため、フィードバック発生スイッチ部28を
オン操作したときの入力信号に基づく楽音と同音高、同
音色の楽音の発生が維持され、フィードバック奏法によ
るフィードバック演奏で得られる効果と同一の効果を得
ることができる。
【0037】一方、フィードバック発生スイッチ部28
をオフ操作して、上記したフィードバック発生スイッチ
部28をオン状態からオフ状態にすると、減衰エンベロ
ープ発生部44によって減衰エンベロープが発生され、
減衰エンベロープ付与部42において読み出し信号レベ
ル制御部38の出力に減衰エンベロープを付与し、リン
グ・メモリ32の読み出しを中止する。そして、設定さ
れた減衰率に達してから、クロス・フェードにより入力
信号レベル制御部36の出力レベルを逓増し、通常の演
奏状態に復帰させるものである。
【0038】即ち、図2に示すように、時間t2におい
て、フィードバック発生スイッチ部28をオフ操作する
と、読み出し信号レベル制御部38の出力に減衰エンベ
ロープが付与されることになる。そして、読み出し信号
レベル制御部38の出力が所定の減衰率に達したとき
に、入力信号レベル制御部36の出力レベルを逓増して
クロス・フェードさせながら、入力信号レベル制御部3
6の出力のみによる通常の演奏状態に復帰させるもので
ある。
【0039】従って、上記実施例においては、フィード
バック奏法に基づくフィードバック演奏によって得られ
る結果と同一の結果を、デジタル信号処理を用いて電子
的に再現することができるようになる。即ち、入力信号
は、最新の波形データを順次記憶するリング・メモリ3
2に記憶されており、フィードバック発生スイッチ部2
8のオン操作によるフィードバック発生要求があると、
入力信号とクロス・フェードしてリング・メモリ32の
波形データが繰り返し読み出され出力される。
【0040】これによって、フィードバック発生スイッ
チ部28のオン操作によるフィードバック発生要求時の
入力信号と同ピッチ、同音色の楽音信号が継続して出力
され、フィードバック奏法で得られる結果と同一の結果
を実現することができるようになるものである。
【0041】従って、この方法を用いることにより、簡
単なスイッチ操作により、フィードバック奏法で得られ
る結果と同一の結果を確実に得ることができるため、初
心者でも簡単にフィードバック奏法を模擬することが可
能となる。
【0042】また、任意の音量でその効果が得られるた
め、実現するための防音スペースなどを問題とすること
なく、フィードバック奏法を行うことができる。
【0043】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0044】楽音信号を入力する入力手段と、上記入力
手段により入力された楽音信号を順次記憶する記憶手段
と、上記記憶手段への上記楽音信号の記憶および上記記
憶手段に記憶された上記楽音信号の読み出しを制御する
記憶手段制御手段と、上記入力手段により入力された楽
音信号と上記記憶手段制御手段によって上記記憶手段か
ら読み出された楽音信号との出力を切り換える出力信号
制御手段と、上記出力信号制御手段による出力の切り換
えを指示する指示手段とを有し、上記指示手段によっ
て、上記出力信号制御手段が上記記憶手段から読み出さ
れた楽音信号を出力することを指示したときに、上記記
憶手段制御手段は上記記憶手段に記憶されている楽音信
号を繰り返し読み出すとともに、上記出力信号制御手段
は上記記憶手段制御手段により繰り返し読み出された上
記楽音信号を上記指示手段による指示が解除されるまで
継続して出力するようにしたため、入力手段から入力さ
れた楽音信号を、記憶手段制御手段の制御に基づいて、
記憶手段に順次記憶するとともに、読み出すことができ
るようになる。
【0045】一方、出力信号制御手段によって、入力手
段から入力された楽音信号と記憶手段から読み出された
楽音信号とが切り換えられて出力されることになる。
【0046】そして、出力信号制御手段による出力の切
り換えは、指示手段によって行われるものであり、指示
手段によって出力信号制御手段が記憶手段から読み出さ
れた楽音信号を出力することを指示されたときには、記
憶手段制御手段は記憶手段に記憶されている楽音信号を
繰り返し読み出すとともに、出力信号制御手段は記憶手
段制御手段により繰り返し読み出された楽音信号を指示
手段による指示が解除されるまで継続して出力するよう
になる。
【0047】従って、本考案によれば、電気ギターの弦
振動などに基づく楽音信号のように、減衰する楽音信号
からフィードバック演奏のように持続する楽音信号を生
成して出力できるため、フィードバック奏法に基づき達
成されるフィードバック演奏と同一の効果を確実に実現
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による効果装置の一実施例を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】効果装置の動作例を示すタイミング・チャート
である。
【符号の説明】
10 入力端子 12 出力端子 14 マイクロ・コンピュータ 16 アンプ 18 A/D変換器 20 DSP 22 D/A変換器 24 アンプ 26 ピッチ検出部 28 フィードバック発生スイッチ部 30 制御部 32 リング・メモリ 34 メモリ制御部 36 入力信号レベル制御部 38 読み出し信号レベル制御部 40 クロス・フェード発生部 42 減衰エンベロープ付与部 44 減衰エンベロープ発生部 46 加算器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 3/00 - 3/26 G10H 1/00 G10H 1/02 - 1/047 G10L 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音信号を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された楽音信号を順次記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段への前記楽音信号の記憶および前記記憶手
    段に記憶された前記楽音信号の読み出しを制御する記憶
    手段制御手段と、 前記入力手段により入力された楽音信号と前記記憶手段
    制御手段によって前記記憶手段から読み出された楽音信
    号との出力を切り換える出力信号制御手段と、 前記出力信号制御手段による出力の切り換えを指示する
    指示手段とを有し、 前記指示手段によって、前記出力信号制御手段が前記記
    憶手段から読み出された楽音信号を出力することを指示
    したときに、前記記憶手段制御手段は前記記憶手段に記
    憶されている楽音信号を繰り返し読み出すとともに、前
    記出力信号制御手段は前記記憶手段制御手段により繰り
    返し読み出された前記楽音信号を前記指示手段による指
    示が解除されるまで継続して出力するようにしたことを
    特徴とする効果装置。
JP1992067557U 1992-09-02 1992-09-02 効果装置 Expired - Lifetime JP2603998Y2 (ja)

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