JP2003167080A - 電波時計 - Google Patents

電波時計

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JP2003167080A
JP2003167080A JP2001369300A JP2001369300A JP2003167080A JP 2003167080 A JP2003167080 A JP 2003167080A JP 2001369300 A JP2001369300 A JP 2001369300A JP 2001369300 A JP2001369300 A JP 2001369300A JP 2003167080 A JP2003167080 A JP 2003167080A
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JP
Japan
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radio
coil
tuning circuit
circuit
frequency
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JP2001369300A
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English (en)
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Kamu Waa Wan
カム ワア ワン
Soichi Ubukata
宗一 生形
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TORIGAA KK
Original Assignee
TORIGAA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信地域や受信環境の如何に拘わらず、時刻
修正動作に際して、受信電波の切り替えが一切不要で、
短時間で時刻修正を完了できる電波時計を提供するこ
と。 【解決手段】 時刻コードで振幅変調された第1周波数
の電波と時刻コードで振幅変調された第2周波数の電波
との双方に共振して、両電波の受信出力の和に相当する
電気信号を出力する同調回路を含み、この同調回路から
出力される電気信号から時刻コードを取り出すように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、時刻コードで振
幅変調された特定周波数の電波(以下、『標準電波』と
言う)を受信して時刻修正を行う電波時計に係り、特
に、送信周波数の異なる2以上の送信所の存在する環境
下での使用に好適な電波時計に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、電波時計の基本動作は、自
立計時動作と時刻修正動作とから構成される。自立計時
動作は、クロック発信源である水晶発振回路から得られ
る基準パルスを分周・計数して時刻情報(例えば、年月
日、曜日、時、分、秒等)を生成する。時刻修正動作
は、時刻コードで振幅変調された特定周波数の電波を適
当なタイミング(例えば、1回/時、1回/日等)で受
信・復調・復号して時刻情報を再生し、この再生された
時刻情報にて自立計時動作にて生成された時刻情報を修
正する。これら2つの動作が協働することで、原理的に
は、時刻誤差ゼロが達成される。
【0003】斯かる電波時計は、日本国のみならず、欧
米においても存在するが、その使用可能領域は標準電波
の到達範囲に限定される。日本国を例にとれば、図13
に示されるように、1999年6月より福島県都路村に
設置された『おおたかどや送信所』から40kHzによ
る標準電波の送信が開始され、続いて2001年10月
より佐賀県富士町に設置された『はがね山送信所』から
60kHzによる標準電波の送信が開始された。なお、
言うまでもないが、これらの標準電波は、送信周波数は
異なるものの、変調方式、符号化方式は同一である。
【0004】電波時計には、掛け時計型、置き時計型、
腕時計型と言った様々な形式のもが存在するが、贈答品
としての購入や仕事や行楽のための移動携帯等を考慮す
ると、今後の製品にあっては、周波数の異なる2種類の
標準電波(40kHz、60kHz)への対応が不可欠
とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、周波数の異なる
2種類の標準電波(40kHz、60kHz)への対応
を可能とした電波時計にあっては、図10に示されるよ
うに、スイッチの切り替えにより、それら2種類の標準
電波のいずれかを択一的に受信可能な同調回路10が採
用されている。
【0006】なお、図10(a)において、101は高
透磁率コア(例えば、フェライトコア)、102はコイ
ル、103は第1のコンデンサ、104は第2のコンデ
ンサ、105はスイッチであり、スイッチ105のオン
オフにより、第1のコンデンサ103と並列に第2のコ
ンデンサ104を入り切りすることで、LC並列共振回
路の静電容量を二段に切り替え、2種類の標準電波(4
0kHz、60kHz)への対応を可能としている。
【0007】また、図10(b)において、106は高
透磁率コア(例えば、フェライトコア)、107はコイ
ル、108は第1のコンデンサ、109は第2のコンデ
ンサ、110はスイッチであり、スイッチ110のオン
オフにより、第1のコンデンサ108と直列に第2のコ
ンデンサ109を入り切りすることで、LC並列共振回
路の静電容量を二段に切り替え、2種類の標準電波(4
0kHz、60kHz)への対応を可能としている。
【0008】また、図10(c)において、124は高
透磁率コア(例えば、フェライトコア)、111はタッ
プ付きコイル、112はコンデンサ、113はスイッチ
であり、スイッチ113を切り替えることで、コイル1
11のタップを切り替えることで、LC並列共振回路の
誘導容量を二段に切り替え、2種類の標準電波(40k
Hz、60kHz)への対応を可能としている。
【0009】また、図10(d)において、114は高
透磁率コア(例えば、フェライトコア)、115は第1
のコイル、116は第2のコイル、117はコンデン
サ、118はスイッチであり、スイッチ118を切り替
えることにより、第2のコイル116と直列に第1のコ
イル115を入り切りすることで、LC並列共振回路の
誘導容量を二段に切り替え、2種類の標準電波(40k
Hz、60kHz)への対応を可能としている。
【0010】さらに、図10(e)において、119は
高透磁率コア(例えば、フェライトコア)、120は第
1のコイル、121は第2のコイル、122はコンデン
サ、123はスイッチであり、スイッチ123を切り替
えることで、コンデンサ122と並列接続されるべきコ
イルを第1のコイル120と第2のコイル121とに切
り替えることにより、LC並列共振回路の誘導容量を二
段に切り替え、2種類の標準電波(40kHz、60k
Hz)への対応を可能としている。
【0011】しかしながら、このような2周波数択一受
信型の同調回路を採用した電波時計にあっては、次のよ
うな問題点が指摘されている。 (1)使用地域や受信環境に応じて、受信すべき標準電
波を2種類の電波(40kHz、60kHz)の中から
選択せねばならない。 (2)受信すべき標準電波の選択を手動にて行うために
は、専用の切り替え操作スイッチ等が必要となって操作
部の構造が複雑となる。殊に、電波腕時計の場合には、
切り替えスイッチとなる操作ボタン等の配置スペースに
苦慮する。加えて、受信すべき標準電波の選択に先立
ち、同調回路を切り替えて、双方の標準電波の受信を試
みることが必要であるため、ユーザにとって操作が煩雑
であり、選択完了までに時間も掛かる。 (3)受信すべき標準電波の選択を自動にて行うために
は、図11に示されるように、受信電源オン処理(ステ
ップ1101)、時刻コードの読み込み処理(ステップ
1103)、時刻修正処理(ステップ1104)、及び
受信回路電源オフ処理(ステップ1105)と言った従
前の処理に加えて、新たに周波数選択処理ルーチン(ス
テップ1102)が組み込まれた新規なソフトウェアが
必要となり、新たに電波時計用CPUの開発が必要とな
ってコストアップに繋がる。すなわち、標準電波が1種
類であった頃の電波時計用CPUを最早そのまま流用す
ることはできなくなる。加えて、図12に示されるよう
に、周波数選択処理ルーチン(ステップ1102)にお
いては、同調回路を切り替えて、双方の標準電波の受信
を試み、それらの評価結果を踏まえて、受信電波を選択
すると言った一連の操作(ステップ1201〜120
7)を実行するために、受信電波の選択完了までに相当
の時間が必要となる。因みに、標準電波において、1時
刻情報の受信には最低1分程度の時間がかかり、受信エ
ラーの確認のために少なくとも2回の受信を各標準電波
のそれぞれについて行うとの前提に立てば、周波数選択
ルーチンの開始から終了までには数分程度の時間が必要
となる。
【0012】この発明は、上述の問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、受信地域や
受信環境の如何に拘わらず、時刻修正動作に際して、受
信電波の切り替えが一切不要で、短時間で時刻修正を完
了できる電波時計を提供することにある。
【0013】この発明の他の目的とするところは、電波
時計用CPUや受信用IC等については従前の製品をそ
のまま流用し、主として同調回路の新規構成採用その他
僅かな変更を施すだけで、2種類の標準電波への対応を
可能とした電波時計を提供することにある。
【0014】この発明のさらに他の目的並びに作用効果
については、後述する明細書の記載に基づいて当業者で
あれば容易に理解されるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の電波時計は、
時刻コードで振幅変調された第1周波数の電波と時刻コ
ードで振幅変調された第2周波数の電波との双方に共振
して、両電波の受信出力の和に相当する電気信号を出力
する同調回路を含み、この同調回路から出力される電気
信号から時刻コードを取り出すようにしている。
【0016】このような構成によれば、同調回路の出力
側には、両電波の受信出力の和に相当する電気信号が出
力されるため、受信可能強度を有する電波が第1と第2
のどちらの周波数の電波であろうとも、時刻情報取得に
十分な強度を有する受信出力を得ることができる。しか
も、先に説明したように、両電波に含まれる時刻情報の
符号化方式、変調方式は同一であるから、両電波の加算
された出力からでも、時刻情報を正しく復元することが
できる。その結果、受信地域や受信環境の如何に拘わら
ず、時刻修正動作に際して、受信電波の切り替えが一切
不要で、短時間で時刻修正を完了できる電波時計を提供
することができる。
【0017】加えて、本発明によれば、同調回路の出力
側には、両電波の受信出力の和に相当する電気信号が出
力されるため、受信地域が第1、第2の周波数電波をそ
れぞれ発する送信所のいずれからも遠い地域(例えば、
小笠原諸島や沖縄奄美諸島)か、或いは両電波の受信強
度がいずれも低い場所(例えば、電波遮蔽効果の高い室
内等)にある場合にも、時刻情報を高感度に検出するこ
とが可能となる。
【0018】本発明の好ましい実施の形態では、同調回
路の出力側には、第1周波数に対応するピーク値と第2
周波数に対応するピーク値とを有する水晶式のバンドパ
スフィルタが介在されるようにしてもよい。
【0019】このような構成によれば、先鋭度の高い水
晶式のバンドパスフィルタが使用されているため、同調
回路における共振ピーク周波数が多少ずれていても、バ
ンドパスフィルタの周波数選択精度が高いため、目的と
する第1、第2の周波数を的確に抽出して、時刻情報を
誤り無く再現することができる。
【0020】本発明の同調回路は、時刻コードで振幅変
調された第1周波数の電波と時刻コードで振幅変調され
た第2周波数の電波との双方に共振して、両電波の受信
出力の和に相当する電気信号を出力するものである。
【0021】このような構成によれば、外部からみた場
合には、単一周波数の同調回路と等価的であるため、単
一周波数の時代に適用されていた電波時計回路における
同調回路との互換性を満足させることができ、従前の受
信回路ICや電波時計用CPUの採用と併せて、2周波
数対応の電波時計を低コストに製作することが可能とな
る。
【0022】ここで、両電波の受信出力の和に相当する
電気信号を出力するための演算は、主として磁気回路上
又は電気回路上のいずれにおいても行うことができる。
【0023】そのような演算を主として磁気回路上にて
行うものとすれば、共振回路実現に必要な複数のコイル
を共通の高透磁率コア(例えば、フェライトコア)に巻
回することで、コアの共有化による同調回路の小型化を
図り、腕時計等への搭載を容易とすることができる。
【0024】そのような演算を主として電気回路上にて
行うものとすれば、共振回路実現に必要な複数のコイル
をそれぞれ独立した高透磁率コア(例えば、フェライト
コア)入りコイルとすることで、設計並びに製作を容易
とすることができる。なお、ここで言う電気回路上での
演算には、第1周波数と第2周波数とをそれぞれ専用の
独立した共振回路にて受信すると共に、それら2系統の
受信出力を直接に又はそれぞれRFアンプを経由したの
ちに加算するものも含まれる。
【0025】両電波の受信出力の和に相当する電気信号
を出力するための演算を、主として、磁気回路上にて行
う場合には、幾つかの実施形態が考えられる。
【0026】第1の実施形態においては、共通の高透磁
率コア(例えば、フェライトコア)に巻回されかつ互い
に絶縁分離された第1及び第2のコイルと、第1のコイ
ルを誘導成分として含みかつ第1周波数の電波と共振す
る第1のLC共振回路と、第2のコイルを誘導成分とし
て含みかつ第2周波数の電波と共振する第2のLC共振
回路とを含み、共通の高透磁率コア(例えば、フェライ
トコア)を流れる磁束を介して、両電波の受信出力の和
に相当する信号を出力するように構成される。
【0027】このとき、両電波の受信出力の和に相当す
る電気信号を出力するためには、第1のコイル又は第2
のコイルそれ自体を出力用コイルとして兼用してもよい
し、共通の高透磁率コア(例えば、フェライトコア)に
巻回されかつ第1及び第2のコイルから絶縁分離された
出力専用の第3のコイルから行うようにしてもよい。
【0028】両電波の受信出力の和に相当する電気信号
を出力するための演算を、主として、電気回路上にて行
う場合には、幾つかの実施形態が考えられる。
【0029】第1の実施形態においては、第1周波数の
電波と共振する第1のLC並列共振回路と第2周波数の
電波と共振する第2のLC並列共振回路とが互いに直列
に接続され、その両端から両電波の受信出力の和に相当
する電気信号を出力するように構成される。
【0030】このとき、第1のLC並列共振回路を構成
する第1のコイル及び第2のLC並列共振回路を構成す
る第2のコイルはそれぞれ独立したコイルとしてもよい
し、それぞれ共通な1個のコイルの部分コイルに相当す
るとしてもよい。また、第1のコイルと第2のコイルと
は共通の高透磁率コア(例えば、フェライトコア)に巻
回されていてもよいし、別々の高透磁率コア(例えば、
フェライトコア)に巻回されていてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る電波時計
の好適な実施の一形態を図1〜図9を参照しつつ詳細に
説明する。
【0032】本発明電波時計の全体回路図が図1に示さ
れている。同図に示されるように、この回路は、従前の
1周波数対応電波時計の回路図と同様に、同調回路10
と、受信回路IC20と、CPU30とを中心として構
成されている。以下それぞれの構成要素の詳細を順番に
説明する。
【0033】同調回路10は、時刻コードで振幅変調さ
れた第1周波数(例えば、40kHz)の電波と時刻コ
ードで振幅変調された第2周波数(例えば、60kH
z)の電波との双方に共振して、両電波の受信出力の和
に相当する電気信号を出力するものである。すなわち、
図4(a)に示されるように、本発明の同調回路の周波
数特性にあっては、40kHzに対応する第1のピーク
PK11と60kHzに対応する第2のピークPK12
とからなる双頭型の周波数選択特性を有する。このよう
な同調回路10の幾つかの具体例が、図2並びに図3に
示されている。
【0034】図2(a)並びに図2(b)に示される同
調回路10は、両電波の受信出力の和に相当する電気信
号を出力するための演算を磁気回路を介して行うもので
ある。
【0035】すなわち、図2(a)に示される同調回路
10は、棒状の高透磁率コア(例えば、フェライトコ
ア)131と、高透磁率コア131に巻回された第1の
コイル132と、高透磁率コア131に巻回された第2
のコイル133と、第1のコイル132と並列接続され
た第1のコンデンサ134と、第2のコイル133と並
列接続された第2のコンデンサ135とを有する。
【0036】換言すれば、この同調回路10は、共通の
高透磁率コア(例えば、フェライトコア)131に巻回
されかつ互いに絶縁分離された第1及び第2のコイル1
32,133と、第1のコイル132を誘導成分又第1
のコンデンサ134を容量成分として含みかつ第1周波
数(例えば、40kHz)の電波と共振する第1のLC
共振回路と、第2のコイル133を誘導成分又第2のコ
ンデンサ135を容量成分として含みかつ第2周波数
(例えば、60kHz)の電波と共振する第2のLC共
振回路とを含み、共通の高透磁率コア(例えば、フェラ
イトコア)131を流れる磁束を介して、両電波の受信
出力の和に相当する信号を出力するものである。この例
では、両電波の受信出力の和に相当する信号は、第2の
コイル133それ自体から取り出すものとしているが、
第1のコイル132から取り出すようにしてもよい。
【0037】図2(b)に示される同調回路10は、高
透磁率コア(例えば、フェライトコア)136と、高透
磁率コア136に巻回された第1のコイル137と、高
透磁率コア136に巻回された第2のコイル138と、
高透磁率コア136に巻回された第3のコイル139
と、第1のコイル137と並列接続された第1のコンデ
ンサ140と、第2のコイル138に並列接続された第
2のコンデンサ141とを有する。
【0038】換言すれば、この同調回路10は、共通の
高透磁率コア(例えば、フェライトコア))136に巻
回されかつ互いに絶縁分離された第1及び第2のコイル
137,138と、第1のコイル137を誘導成分又第
1のコンデンサ140を容量成分として含みかつ第1周
波数(例えば、40kHz)の電波と共振する第1のL
C共振回路と、第2のコイル138を誘導成分又第2の
コンデンサ141を容量成分として含みかつ第2周波数
(例えば、60kHz)の電波と共振する第2のLC共
振回路とを含み、共通の高透磁率コア136を流れる磁
束を介して、両電波の受信出力の和に相当する信号を出
力するものである。この例では、両電波の受信出力の和
に相当する信号は、共通の高透磁率コア136に巻回さ
れかつ第1及び第2のコイル137,138から絶縁分
離された出力専用の第3のコイル139から取り出され
る。
【0039】図2(c)並びに図3(a)〜図3(d)
に示される同調回路10は、両電波の受信出力の和に相
当する電気信号を出力するための演算を主として電気回
路を介して行うものである。
【0040】すなわち、図2(c)に示される同調回路
10は、接続点148において互いに直列接続されかつ
それぞれ第1、第2の高透磁率コア(例えば、フェライ
トコア)142,143に巻回された第1、第2のコイ
ル144,145と、第1のコイル144と並列接続さ
れた第1のコンデンサ146と、第2のコイル143と
並列接続された第2のコンデンサ147とを有する。
【0041】換言すれば、この同調回路10は、第1の
コイル144と第1のコンデンサ146とで構成され第
1周波数(例えば、40kHz)の電波と共振する第1
のLC並列共振回路と、第2のコイル145と第2のコ
ンデンサ147とで構成され第2周波数(例えば、60
kHz)の電波と共振する第2のLC並列共振回路と
が、接続点148において互いに直列に接続され、その
両端から両電波の受信出力の和に相当する信号が取り出
される。
【0042】ここで、第1のLC並列共振回路を構成す
る第1のコイル144及び第2のLC並列共振回路を構
成する第2のコイル145はそれぞれ独立したコイル部
品である。また、第1のコイル144と第2のコイル1
45とは別々の高透磁率コア(例えば、フェライトコ
ア)142,143に巻回されている。
【0043】この図2(c)に示される同調回路10に
よれば、第1のコイル144と第2のコイル145と
は、互いに分離独立した部品であるから、部品配置の自
由度が高く加えて回路設計も容易となる利点がある。
【0044】図3(a)に示される同調回路10は、図
2(c)に示される同調回路において、独自に高透磁率
コア(例えば、フェライトコア)142,143を有す
る独立したコイル144,145に代えて、共通の高透
磁率コア(例えば、フェライトコア)149を有する独
立したコイル150,151を使用したものである。な
お、152は接続点、153は第1のコンデンサ、15
4は第2のコンデンサである。
【0045】図3(b)に示される同調回路10は、図
3(a)に示される同調回路において、独立したコイル
150,151に代えて、タップ付きの1個のコイル1
59の上側コイル部分156と下側コイル部分157を
使用したものである。なお、158はタップ、160は
第1のコンデンサ、161は第2のコンデンサである。
【0046】図3(a)及び図3(b)に示される同調
回路10によれば、高透磁率コア(例えば、フェライト
コア)の共有化により同調回路が小型化され、電波腕時
計への実装に有利となる。加えて、両電波の受信出力の
和に相当する電気信号を出力するための演算を、磁気回
路と電気回路とを併用して行うため、電気回路又は磁気
回路の単独で行う場合に比べ、受信感度の向上が期待さ
れる。
【0047】言うまでもないことであるが、本発明の同
調回路10に要求される双頭型の周波数選択特性(図4
(a)参照)は、図2(c)、図3(a)及び図3
(b)に示されるLC並列共振回路の直列接続以外の回
路構成によっても、容易に実現することができる。
【0048】そのような回路構成の幾つかの例を念のた
め図3(c)及び図3(d)に示す。図3(c)に示さ
れる同調回路10は、棒状の高透磁率コア(例えば、フ
ェライトコア)162と、この高透磁率コア162に巻
回されかつ接続点165において互いに直列接続された
第1、第2の独立コイル163,164と、第1及び第
2コイル163,164の直列体に対して並列接続され
た第1のコンデンサ166と、第2のコイル164と並
列接続された第2のコンデンサ167とを有する。そし
て、第2のコイル167の両端より、両電波(40kH
z、60kHz)の受信出力の和に相当する信号が出力
される。なお、コイル163,164については、タッ
プ付きの1個のコイルの上側コイル部分と下側コイル部
分とに代えてもよい。
【0049】図3(d)に示される同調回路10は、棒
状の高透磁率コア(例えば、フェライトコア)168
と、この高透磁率コア168に巻回されかつ接続点17
1において互いに直列接続された第1、第2の独立コイ
ル169,170と、第1及び第2コイル169,17
0の直列体に対して並列接続された第1のコンデンサ1
72と、第2のコイル170と並列接続された第2のコ
ンデンサ173とを有する。そして、第1のコイル16
9と第2のコイル170との直列体の両端より、両電波
(40kHz、60kHz)の受信出力の和に相当する
信号が出力される。なお、コイル169,170につい
ては、タップ付きの1個のコイルの上側コイル部分と下
側コイル部分とに代えてもよい。
【0050】次に、図1に戻って、受信回路IC20の
内部構成について説明する。同図に示されるように、こ
の受信回路IC20は、基本的には従前の1周波数対応
のものであり、RFアンプ201と、その後段に接続さ
れたバンドパスフィルタ(図では、40kHz共振用の
水晶振動子202と60kHz共振用の水晶振動子20
3とで示される)と、アンプ204と、検波回路205
と、コンパレータ206とを中心として構成されてい
る。尚、207はピークディテクタ、208はAGCで
あり、制御の安定化を図るためのものである。また、2
09は、受信回路IC20の内部要素に対し安定化電源
を供給する電源コントロールである。
【0051】すなわち、同調回路10から得られる受信
出力は、RFアンプ201を介して高周波増幅されたの
ち、バンドパスフィルタに供給される。図では40kH
z通過用の水晶振動子202と60kHz通過用の水晶
振動子203とが外付け態様で示されている。このバン
ドパスフィルタの周波数特性は、図4(b)に示される
ように、40kHzに対応するピークPK21と60k
Hzに対応するピークPK22とを有する。同調の先鋭
度Qについては、図4(a)の同調回路のそれと比較し
て明らかなように、遙かに先鋭なものとなされている。
そのため、同調回路10において多少の同調ずれが存在
したとしても、このバンドパスフィルタの周波数選択特
性によって、40kHz成分と60kHz成分とが正確
に抽出され、時刻情報は正確に再生される。このことに
より、同調回路10の周波数特性に関しては、比較的ラ
フな設計が許され、コストダウンに繋がる。
【0052】こうしてバンドパスフィルタを通過した信
号は、アンプ204で増幅されたのち、検波回路205
で検波され、さらにコンパレータ206において二値化
されて、時刻コード信号(TCO信号)が生成出力され
る。このTCO信号はその後段のCPU30に取り込ま
れ、時刻情報の再生処理が行われる。
【0053】図1に示される各部の信号状態を示す波形
図が図5に示されている。いま仮に、同図(a)及び同
図(b)に示されるように、時刻コードで振幅変調され
た第1周波数の電波信号と第2周波数の電波信号が到来
したものと想定する。すると、同図(c)に示されるよ
うに、同調回路10からは、それらの受信出力の和に相
当する電気信号が生成出力される。
【0054】同図(d)には、標準電波が1種類しか存
在しなかった従来方式の同調回路の出力信号が参考のた
めに示されている。同図から明らかなように、従来の1
周波数しか使用しなかった場合、同調回路出力は、同図
(c)に示される本発明の場合に比較してかなり小さな
値となる。このことは、本発明の方式の場合、2つの周
波数を同時に受信し、それらの受信出力の和を生成する
ため、その分だけ受信感度が向上することを意味してい
る。
【0055】同図(e)には、検波回路出力が示されて
おり、図から明らかなように、検波回路を通過させるこ
とによって、変調信号のエンベロープが取り出される。
同図(f)には、検波出力をコンパレータ206に通し
た結果が示されており、コンパレータ206を通過させ
ることによって、二値信号であるTCO信号が再生され
る。よく知られているように、このTCO信号は、一種
のRZ信号であり、データ幅の時間長によって、例えば
0.2秒、0.5秒、0.8秒などが表され、これらを
CPU30では解読並びに加算することによって、時刻
情報が再生される。尚、CPU30における時刻情報の
再生処理については、様々な文献で周知であるから説明
は省略する。
【0056】こうして再生された時刻情報によって、自
立生成されたその時点の時刻情報が修正される。すなわ
ち、よく知られているように、電波時計の基本動作は、
自立計時動作と時刻修正動作とから構成される。自立計
時動作は、クロック発信源である水晶発振回路(水晶振
動子60を含む)から得られる基準パルスを分周・計数
して時刻情報(例えば、年月日、曜日、時、分、秒等)
を生成する。時刻修正動作は、時刻コードで振幅変調さ
れた特定周波数の電波を適当なタイミング(例えば、1
回/時、1回/日等)で受信・復調・復号して時刻情報
を再生し、この再生された時刻情報にて自立計時動作に
て生成された時刻情報を修正する。これら2つの動作が
協働することで、原理的には、時刻誤差ゼロが達成され
る。
【0057】こうして自立生成並びに修正された時刻情
報は、液晶表示器等で構成される時刻表示部40に表示
される。具体的な電波時計の形態としては、掛け時計
式、置き時計式、腕時計式のいずれにも適用が可能であ
る。殊に腕時計式の場合、本発明によれば、受信周波数
切り替えのためのスイッチやボタンが不要であるから、
腕時計ケースの構造を複雑化することがない。尚、操作
ボタン50は、例えば置き時計式の場合において、目覚
まし機能などのためのものである。
【0058】ところで、本発明の受信出力加算方式が正
常に動作するのは、本発明が電波時計の電波送信方式を
巧みに利用しているからに他ならない。これを図6を参
照して説明する。いま仮に、同図(a),(b)に示さ
れるように、第1周波数の電波信号と第2周波数の電波
信号とが変調が同期していない場合を想定する。このと
き、同図(c)に示されるように、これら2つの電波信
号が合成された同調回路出力は、レベルの不安定なもの
となり、同図(d)に示されるように、検波回路出力の
波形に大きな乱れを生じる。従って、このような検波回
路出力をコンパレータ206に通すと、同図(e)に示
されるように、得られたTCO信号は40kHzおよび
60kHzのどちらとも一致しないものとなって、正確
に時刻情報を再生することができない。
【0059】つまり、本発明の受信出力加算方式が正常
に動作するのは、第1周波数の電波信号と第2周波数の
電波信号とが同じ変調方式で時刻コードを送信するとい
う電波時計特有の環境を巧みに利用した結果であること
が理解されるであろう。
【0060】次に、本発明者等が行った受信感度測定結
果について説明する。受信感度測定装置の模式図が図8
に示されている。同図(a)の平面図並びに(b)の立
面図において、81,82はアンテナ取り付け用スタン
ド、83は60kHz(第2周波数)の電波を送信する
ためのループアンテナ、84は40kHz(第1周波
数)の電波を送信するためのループアンテナであり、8
5は受信感度測定のための試料として用いられた置き時
計型の電波時計である。
【0061】尚、電波時計85において、851は高透
磁率コア(例えば、フェライトコア)、852aは高透
磁率コア851に巻回された第1のコイル、852bは
高透磁率コア851に巻回された第2のコイル、853
は時刻表示用のディスプレイ、854a〜854eは操
作ボタンである。
【0062】本発明者等は、ループアンテナ83及び8
4から等距離Lをおいた位置に、置き時計型電波時計の
高透磁率コア(例えば、フェライトコア)ンテナ851
を置き、各ループアンテナ83,84からの送信出力を
種々に変えて標準電波を送信しつつ、電波時計85の作
動状態を観測した。
【0063】これによる受信感度測定結果を示すグラフ
が図9に示されている。図から明らかなように、仮に、
40kHz電波信号と60kHz電波信号とを択一的に
受信する同調回路を採用したとすれば、右下がりのハッ
チング領域(b)に示されるように、電波時計が正常に
動作するためには、図中P1並びにP2で示されるある
基準強度以上の電波の受信が必要である。これに対し
て、本発明の受信出力加算方式によれば、右上がりのハ
ッチング領域(a)に示されるように、受信強度P1並
びにP2よりも低い領域においても、正常な受信動作確
認された。
【0064】このことは、本発明の受信出力加算方式に
よれば、40kHz電波信号並びに60kHz電波信号
が比較的弱い領域においても正常に動作する電波時計が
提供できることを意味している。例えば、図13に示さ
れるように、沖縄奄美領域や小笠原諸島などのように、
2つの標準電波送信所よりかけ離れた地域においても本
発明の電波時計は正常に動作する。また、電波遮蔽効果
の高いビル内などにおいても、同様な受信電波の弱い状
態が生じたとしても、本発明の電波時計によれば正常な
動作が保証される。
【0065】以上の実施の形態でも明らかなように、本
発明の電波時計によれば、同調回路として、時刻コード
で振幅変調された第1周波数の電波と時刻コードで振幅
変調された第2周波数の電波との双方に共振して、両電
波の受信出力の和に相当する電気信号を出力すると共
に、その後段に第1周波数と第2周波数の信号を鋭い選
択特性をもって通過させる水晶式バンドパスフィルタを
設けたことから、従前の電波択一受信方式のように同調
回路の切り替えが不要となって、従前の受信回路ICや
電波時計用CPUをそのまま流用して、低コストに2周
波対応電波時計を製作することが可能となる。
【0066】また、本発明の電波時計によれば、第1周
波数電波信号と第2周波数電波信号がいずれも比較的弱
い地域においても、それらの受信出力が加算されて十分
な出力を得られるため、従前の1周波対応方式に比べ受
信感度の向上を達成することができる。
【0067】さらに、従前の1周波対応の電波時計のよ
うに、CPUにおいて各周波数の受信を試み、それらの
受信結果の評価を得て最終的に受信すべき周波数を決定
するという作業も不要となるため、時刻修正動作の際に
おける所要時間も大幅に短縮することができる。
【0068】このことが図7のフローチャートに示され
ている。同図から明らかなように、本発明のCPUにお
いては、受信回路電源ON処理、時刻コード読み込み処
理、時刻修正処理、受信回路電源OFF処理を行うだけ
で済み(ステップ701〜704)、図11に示した従
来例のように、周波数選択ルーチン(ステップ110
2)を行う必要がない。
【0069】なお、以上の実施形態では、従前からの1
周波数対応型の受信回路IC20を使用する前提から、
同調回路10として1系統出力のものを示したが、もし
も受信回路ICとして、2周波数対応型のものが許され
るのであれば、同調回路10として、独立した40kH
zの共振回路と60kHzの共振回路を別々に内蔵する
構成とし、それらから2系統の同調出力を取り出すよう
にしてもよい。この場合には、2系統の出力のそれぞれ
を別々のRFアンプに入力し、その後、両者の出力を電
気的に加算すればよいであろう。本発明に言う同調回路
には、このように、40kHz及び60kHzの2系統
の受信出力を別々に取り出して、その後にRFアンプを
介した後に両者を加算するものも含まれる。
【0070】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、受信地域や受信環境の如何に拘わらず、時刻修
正動作に際して、受信電波の切り替えが一切不要で、短
時間で時刻修正を完了できる電波時計を提供することが
できる。
【0071】また、この発明によれば、電波時計用CP
Uや受信用IC等については従前の製品をそのまま流用
し、主として同調回路の新規構成採用その他僅かな変更
を施すだけで、2種類の標準電波への対応を可能とした
電波時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電波時計の全体回路構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の同調回路例(その1)を示す図であ
る。
【図3】本発明の同調回路例(その2)を示す図であ
る。
【図4】同調回路の周波数特性並びにバンドパスフィル
タの周波数特性を示す図である。
【図5】実際のJJY時刻信号電波の場合の回路動作を
示す図である。
【図6】第1周波数と第2周波数が変調が同期していな
い信号のときの動作を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の受信動作の概略を示すフローチャート
である。
【図8】受信感度測定装置を示す模式図である。
【図9】受信感度測定結果を示すグラフである。
【図10】従来の同調回路例を示す図である。
【図11】従来の受信動作の概略を示すフローチャート
である。
【図12】周波数選択ルーチンの詳細を示すフローチャ
ートである。
【図13】日本国における標準電波送信所の配置を示す
図である。
【符号の説明】
10 同調回路 20 受信回路IC 30 CPU 40 時刻表示部 50 操作ボタン 60 CPUクロック用水晶振動子 71,72 バイアス抵抗 131,136,142,143,149,155,1
62,168 高透磁率コア(例えば、フェライトコ
ア) 132,137,144,150,163,169 第
1のコイル 133,138,145,151,164,170 第
2のコイル 134,140,146,153,160,166,1
72 第1のコンデンサ 135,141,147,154,161,167,1
73 第2のコンデンサ 139 第3のコイル(出力専用コイル) 156 上側部分 157 下側部分 159 コイル 158 タップ 148,152,165,171 接続点 201 RFアンプ 202 40kHz対応バンドパスフィルタ用水晶振動
子 203 60kHz対応バンドパスフィルタ用水晶振動
子 204 アンプ 205 検波回路 206 コンパレータ 207 ピークディテクタ 208 AGC 209 電源コントロール PK11 同調回路の40kHz対応ピーク PK12 同調回路の60kHz対応ピーク PK21 バンドパスフィルタの40kHz対応ピーク PK22 バンドパスフィルタの60kHz対応ピーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA12 AD00 FA16 2F083 AA01 JJ11 5K058 AA11 BA00 CA01 DA02 FA12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻コードで振幅変調された第1周波数
    の電波と時刻コードで振幅変調された第2周波数の電波
    との双方に共振して、両電波の受信出力の和に相当する
    電気信号を出力する同調回路を含み、この同調回路から
    出力される電気信号から時刻コードを取り出す電波時
    計。
  2. 【請求項2】 同調回路の出力側には、第1周波数に対
    応するピーク値と第2周波数に対応するピーク値とを有
    する水晶式のバンドパスフィルタが介在されている請求
    項1に記載の電波時計。
  3. 【請求項3】 時刻コードで振幅変調された第1周波数
    の電波と時刻コードで振幅変調された第2周波数の電波
    との双方に共振して、両電波の受信出力の和に相当する
    電気信号を出力する電波時計用同調回路。
  4. 【請求項4】 両電波の受信出力の和に相当する電気信
    号を出力するための演算は主として磁気回路上で行われ
    る請求項3に記載の電波時計用同調回路。
  5. 【請求項5】 両電波の受信出力の和に相当する電気信
    号を出力するための演算は主として電気回路上で行われ
    る請求項3に記載の電波時計用同調回路。
  6. 【請求項6】 共通の高透磁率コアに巻回されかつ互い
    に絶縁分離された第1及び第2のコイルと、第1のコイ
    ルを誘導成分として含みかつ第1周波数の電波と共振す
    る第1のLC共振回路と、第2のコイルを誘導成分とし
    て含みかつ第2周波数の電波と共振する第2のLC共振
    回路とを含み、共通の高透磁率コアを流れる磁束を介し
    て、両電波の受信出力の和に相当する信号を出力する請
    求項4に記載の電波時計用同調回路。
  7. 【請求項7】 第1のコイル又は第2のコイルそれ自体
    から、両電波の受信出力の和に相当する信号を出力する
    請求項6に記載の電波時計用同調回路。
  8. 【請求項8】 共通の高透磁率コアに巻回されかつ第1
    及び第2のコイルから絶縁分離された出力専用の第3の
    コイルから、両電波の受信出力の和に相当する信号を出
    力する請求項6に記載の電波時計用同調回路。
  9. 【請求項9】 第1周波数の電波と共振する第1のLC
    並列共振回路と第2周波数の電波と共振する第2のLC
    並列共振回路とが互いに直列に接続され、その両端から
    両電波の受信出力の和に相当する電気信号を出力する請
    求項5に記載の電波時計用同調回路。
  10. 【請求項10】 第1のLC並列共振回路を構成する第
    1のコイル及び第2のLC並列共振回路を構成する第2
    のコイルはそれぞれ独立したコイルである請求項7に記
    載の電波時計用同調回路。
  11. 【請求項11】 第1のLC並列共振回路を構成する第
    1のコイル及び第2のLC並列共振回路を構成する第2
    のコイルはそれぞれ共通な1個のコイルの部分コイルに
    相当する請求項7に記載の電波時計用同調回路。
  12. 【請求項12】 第1のコイルと第2のコイルとは共通
    の高透磁率コアに巻回されている請求項10又は11に
    記載の電波時計用同調回路。
  13. 【請求項13】 第1のコイルと第2のコイルとは別々
    の高透磁率コアに巻回されている請求項10に記載の電
    波時計用同調回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329956A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Matsushita Denko Denro System Kk プログラムタイマー
JP2015102513A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 横河電機株式会社 金属異物検出装置および渦電流探傷装置
WO2016059665A1 (ja) * 2014-10-14 2016-04-21 昭 池谷 バーアンテナ及び電波受信装置

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