JPH08316858A - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置

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JPH08316858A
JPH08316858A JP14001395A JP14001395A JPH08316858A JP H08316858 A JPH08316858 A JP H08316858A JP 14001395 A JP14001395 A JP 14001395A JP 14001395 A JP14001395 A JP 14001395A JP H08316858 A JPH08316858 A JP H08316858A
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JP
Japan
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time
frequency
broadcast
circuit
data
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JP14001395A
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Kazunori Kita
一記 喜多
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に時刻修正が行なえると共に小型及び低
消費電力が図れ、更に使用する地域に限定されることが
ない放送受信装置を提供する。 【構成】 入力操作部83の時刻修正キーを押すことに
より、制御部30からFM文字多重オン信号が出力され
てアナログスイッチ102及び104がそれぞれオン
し、RF/チューナ部2及びFMサブキャリア文字多重
復調部70に電源が供給されて文字多重データが得られ
る。この文字多重データから標準時刻データが復号さ
れ、この標準時刻データに基づいて計時回路90の時刻
修正が行われる。この場合、計時回路90からの計時時
刻データと時刻データ復号回路94からの標準時刻デー
タとの差が所定時間以内であれば次回の間欠受信が中止
され、所定時間以上であれば計時回路90の時刻修正が
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、無線電波による標準時刻信号
を受信して日付や時刻及び地方標準時の時差等を自動修
正する機能を有する電子機器がある。この種の電子機器
として次のようなものがある。 (イ)長波による標準時刻電波信号を受信して時刻を修
正する機能を備えた電波修正時計。 (ロ)ラジオ放送やテレビ放送の時報音を受信して時刻
を修正する機能を備えた電波修正時計。
【0003】(ハ)RCC(専用電波利用)ページャー
等の無線選択呼出端末の通信サービスの付加サービスと
して送信される時刻データを受信して時刻を修正する機
能を備えた電波修正時計機能付ページング端末。 (ニ)原子時計を搭載したGPS航法衛星からの航法デ
ータ送信波(GHz帯のスペクトラム拡散波)を受信
し、その航法データ送信波に含まれる標準時刻GMT
(UTC)時刻データをもとに時刻を表示するUTC時
刻表示付携帯型GPS受信機。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の時刻修正機能を有する電子機器にあっては、以下の
問題点があった。 (a)長波方式では標準電波の送信局が地域的に限定さ
れたり(欧州、日本、米国の一部等)、地域毎に送信電
波の方式やコード体系が異なり、特に日本国内では試験
実験用の放送だけであって継続運営の保証が無い。 (b)時報音受信方式では時報音であることから秒修正
等の微調整しかできず、大幅な時刻修正が不可能であっ
た。また、放送局によっては時報番組がなかったり時報
音に違いがあったりするので時刻修正ができないことが
あった。また、時刻をセットするものではないので時刻
セットが必要である。また、音楽放送など番組の音声に
よって誤動作することがあるので、使い勝手や信頼性面
で欠けており実用化には程遠いものであった。
【0005】(c)ページング端末はデータ受信の信頼
性は高いが、もともとページング選択呼び出しのための
有料サービスであるので、基本料金や利用料金等、利用
コストが高価である。また、ページングサービス会社の
付加サービスであるので、地域毎或いは業者毎に通信方
式や周波数、プロトコル、標準時刻のサービスの有無な
どに違いがあり電波時計としては一般的でない。更にペ
ージング呼び出しが無線を利用することから一定頻度で
受信待ちしなければならない。このため、せいぜい1日
から数日単位で時刻修正すれば足りにもかかわらず、電
波修正に要する消費電力が大きくなる。 (ニ)GPS受信機ではスペクトラム拡散波とは言え、
人工衛星の遠距離電波を受信するので、アンテナや受信
回路が大型になる。また、電波の遅れ位相の算出や衛星
軌道計算/三次元の測量計算を処理速度の速いCPUで
演算する必要があるので、復調演算回路も大規模にな
り、また消費電力も大きくなることから全体として高価
になるという欠点がある。
【0006】そこで本発明は、確実に時刻修正が行なえ
ると共に小型及び低消費電力が図れ、更に使用する地域
に限定されることがない放送受信装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による放送受信装置は、クロック信号
を発生するクロック信号発生手段と、このクロック信号
発生手段からのクロック信号に基づいて時刻を計時する
計時手段と、FM多重放送を受信する受信手段と、この
受信手段にて受信されたFM多重放送から文字多重情報
を復号する文字多重情報復号手段と、この文字多重情報
復号手段により復号された文字多重情報から標準時刻情
報を復号する標準時刻情報復号手段と、この標準時刻情
報復号手段からの標準時刻情報に基づいて前記計時手段
の時刻修正を行なう時刻修正手段と、前記受信手段の起
動を行う起動手段と、装置のスイッチ手段からのスイッ
チ信号を検出することで前記起動手段を制御して前記受
信手段を起動させると共に前記時刻修正手段を動作させ
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、好ましい態様として例えば請求項2
記載の発明のように、前記制御手段は、装置のスイッチ
手段からのスイッチ信号を検出した際に前記受信手段が
既に起動していれば前記起動手段を制御するものであっ
てもよい。例えば請求項3記載の発明のように、予め設
定された受信時間毎に出力を行うタイマ手段を更に備え
ると共に、前記起動手段は、前記タイマ手段の出力によ
り前記受信手段を起動させるものであってもよい。例え
ば請求項4記載の発明のように、前記受信手段は、外部
のFM放送受信機のチューナ部であってもよい。例えば
請求項5記載の発明のように、前記制御手段は、前記外
部のFM放送受信機が起動したことを検出することで前
記起動手段を制御して前記受信手段を起動させると共に
前記時刻修正手段を一時的に動作させるものであっても
よい。
【0009】例えば請求項6記載の発明のように、各F
M放送局の周波数を記憶する周波数記憶手段を更に備え
ると共に、前記制御手段は、前記受信手段を起動させた
後に前記周波数記憶手段に記憶されている周波数のなか
の現時点で選択している周波数による放送から標準時刻
情報が得られない場合に前記周波数記憶手段に記憶され
ている他の周波数を順次切り替えて標準時刻情報が得ら
れる周波数を検索するものであってもよい。例えば請求
項7記載の発明のように、前記制御手段は、前記周波数
記憶手段に記憶されている周波数のなかの現時点で選択
している周波数による放送の受信状態が悪化して標準時
刻情報が得られなくなった場合に前記周波数記憶手段に
記憶されている他の周波数を順次切り替えて正常に受信
できると共に標準時刻情報が得られる周波数を検索する
ものであってもよい。
【0010】例えば請求項8記載の発明のように、前記
受信手段の利得を調整する利得調整手段を更に備えると
共に、前記制御手段は、前記周波数記憶手段に記憶され
ている周波数のなかの現時点で選択している周波数によ
る放送の受信状態が悪化した場合に周波数の検索を行う
前に前記利得調整手段を制御するものであってもよい。
例えば請求項9記載の発明のように、前記受信手段の利
得を調整する利得調整手段を更に備えると共に、前記制
御手段は、前記周波数記憶手段に記憶されている周波数
のなかの現時点で選択している周波数による放送の受信
状態が悪化した場合に周波数の検索を行う前に前記利得
調整手段を制御するものであってもよい。
【0011】例えば請求項10記載の発明のように、前
記利得調整手段は、前記受信手段の高周波増幅回路又は
中間周波増幅回路の利得を調整するものであってもよ
い。例えば請求項11記載の発明のように、前記時刻修
正手段は、前記標準時刻情報復号手段からの標準時刻と
前記計時手段からの計時時刻とを比較してその差が所定
時間以内であれば次回のタイマ手段の出力を中止させる
ものであってもよい。例えば請求項12記載の発明のよ
うに、前記時刻修正手段は、前記標準時刻情報復号手段
からの標準時刻と前記計時手段からの計時時刻とを比較
してその差が所定時間以内であれば現時点で前記タイマ
手段に設定されているタイマ時間よりも長いタイマ時間
を前記タイマ手段に設定するものであってもよい。
【0012】例えば請求項13記載の発明のように、前
記時刻修正手段は、前記標準時刻情報復号手段からの標
準時刻と前記計時手段からの計時時刻とを比較してその
差が所定時間以上であれば現時点で前記タイマ手段に設
定されているタイマ時間よりも短いタイマ時間を前記タ
イマ手段に設定するものであってもよい。例えば請求項
14記載の発明のように、前記放送受信装置を腕時計に
適用してもよい。例えば請求項15記載の発明のよう
に、前記受信手段に接続されるアンテナを前記腕時計の
バンドに内蔵してもよい。
【0013】
【作用】本発明では、装置のスイッチ手段の操作(例え
ば時刻修正を開始する操作)によるスイッチ信号が出力
されと受信手段が起動し、その直後から文字多重情報内
の標準時刻情報が復号されてその標準時刻情報に基づい
て計時手段の時刻修正が行なわれる。時刻修正は、その
他にはタイマにより所定時間毎に行なわれたり、或いは
受信手段が外部のFM放送受信機のチューナ部である場
合にはその外部のFM放送受信機が起動した際に行なわ
れる。したがって、文字多重放送内の標準時刻情報に基
づいて計時手段の時刻修正が行われ、時刻のプリセット
をしなくとも常に正確な時刻が得られる。また、文字多
重放送の受信は無料であることから加入料や受信料が不
要である。また、周波数が異なる以外は放送電波の方式
が広い地域で共通であることから、利用コストが安価
で、かつ装置の汎用性の高いシステムを実現することが
できる。また、GPS受信機とは違ってアンテナや受信
回路を小型化できる。また、GPS受信機のように複雑
な計算を行うことがないので消費電力を低く抑えること
ができる。
【0014】更に本発明では、周波数記憶手段に記憶さ
れている各FM放送局の周波数のなかの現時点で選択さ
れている周波数による放送から標準時刻情報が得られな
い場合には周波数記憶手段に記憶されている他の周波数
に順次切り替わり、標準時刻情報が得られる周波数の検
索が行なわれる。また、周波数記憶手段に記憶されてい
る各FM放送局の周波数のなかの現時点で選択されてい
る周波数による放送の受信状態が悪化して標準時刻情報
が得られなくなった場合には周波数記憶手段に記憶され
ている他の周波数に順次切り替わり、正常に受信できる
と共に標準時刻情報が得られる周波数の検索が行なわれ
る。したがって、標準時刻情報が得られない場合にはそ
れが得られる周波数の検索が行われるので、高い確率で
時刻修正を行うことができる。
【0015】また、本発明では、時刻修正において、標
準時刻情報復号手段からの標準時刻と計時手段からの計
時時刻との差が所定時間以内であれば次回の時刻修正が
中止されるか、又は次回の時刻修正までの間隔が長くな
る。また、時刻修正において、標準時刻情報復号手段か
らの標準時刻と計時手段からの計時時刻との差が所定時
間以上であれば次回の時刻修正までの間隔が短くなる。
したがって、時刻修正にかかる消費電力の効率が高まる
ので、腕時計等の超小型のボタン電池で動作する超小型
の電子時計でも計時精度を一定範囲の高精度に維持した
まま長期間に亘る使用が可能になる。
【0016】また、本発明では、周波数記憶手段に記憶
されている各FM放送局の周波数のなかの現時点で選択
されている周波数による放送の受信状態が悪化すると、
周波数切替手段の動作が行われる前にアンテナとの間の
インピーダンス調整が行なわれる。また、周波数記憶手
段に記憶されている各FM放送局の周波数のなかの現時
点で選択されている周波数による放送の受信状態が悪化
すると、周波数切替手段の動作が行われる前に受信手段
の利得の調整が行なわれる。例えば受信手段の高周波増
幅回路又は中間周波増幅回路の利得が調整される。した
がって、腕時計本体の姿勢や受信場所等の受信環境の違
いがあっても時刻修正の確実性が高まる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の放送受信装置
の一実施例について説明する。図1は本発明に係る放送
受信装置を電子腕時計に適用した一実施例の回路構成を
示すブロック図である。 A.電子腕時計の構成 (a)回路構成 図1において、1はアンテナであり、この実施例の電子
腕時計150のバンドに内蔵されている。このアンテナ
1は例えばLタップ型のループアンテナが好適である
が、アンテナ形式に限定されるものではない。2はRF
/チューナ部であり、アンテナ1からFM放送電波を取
り込み、このFM放送電波からFM混合波即ちベースバ
ンド信号を取り出す。図2はRF/チューナ部2の回路
構成を示すブロック図であり、この図に示すように高周
波増幅回路3、混合回路4、中間周波増幅・振幅制限回
路5、FM検波回路6、アンテナチューニング回路7、
可変分周器8、利得制御回路9及び受信信号強度検出回
路10から構成される。
【0018】アンテナ1には可変容量ダイオード(バラ
クタ・ダイオード)11が接続されており、この可変容
量ダイオード11の容量を可変することにより共振周波
数が変化する。周知の如く可変容量ダイオード11は印
加される電圧によってその容量が変化するものであり、
その電圧がアンテナチューニング回路7によって制御さ
れる。高周波増幅回路3はアンテナ1からのFM放送電
波を増幅して出力し、この高周波増幅回路3の利得は利
得制御回路9によって制御される。混合回路4は周波数
選択を行うものであり、図3に示すように電圧制御発振
器(VCO)12、プリスケーラ(分周器)13、プロ
グラマブル分周器14、位相比較器15、ループフィル
タ16及び基準信号発振器17から構成されるPLLシ
ンセサイザ18を有している。
【0019】PLLシンセサイザ18は電圧制御発振器
12の発振周波数f0を可変制御するものであり、その
発振周波数f0が可変分周器8によって設定される。可
変分周器8の分周比(N)は制御部30の周波数メモリ
回路19(図1参照)に記憶された周波数データにより
設定される。中間周波増幅・振幅制限回路5は混合回路
4からの中間周波を増幅すると共に振幅制限して出力す
る。FM検波回路6は中間周波・振幅制限回路5からの
中間周波信号からFM混合波即ちベースバンド信号を復
調して出力する。アンテナチューニング回路7はアンテ
ナ1とのインピーダンスマッチングを行うものである。
利得制御回路9は高周波増幅回路3の利得及び中間周波
・振幅制限回路5の利得を微調整するものである。アン
テナチューニング回路7及び利得制御回路9は、現在選
択されている周波数による放送の受信状態が悪化した場
合に制御部30によって制御される。受信信号強度検出
回路10は中間周波・振幅制限回路5の(図3に示す中
間周波増幅器41)の出力に基づいて受信信号強度を検
出する。
【0020】(b)RF/チューナ部2の詳細な回路構
成 図3はRF/チューナ部2の詳細な回路構成を示すブロ
ック図である。この図において、20は上述した可変容
量ダイオード11を含むアンテナ整合回路であり、アン
テナ1との間のインピーダンスの整合をとる。可変容量
ダイオード11はコイル21とコンデンサ22とからな
る並列共振回路に並列接続されている。並列共振回路の
コイル21にはタップが引き出されており、このタップ
にアンテナ接続用のコネクタ23を介してアンテナ1が
接続される。アンテナ整合回路20からの高周波信号
(RF信号)は結合コンデンサ24を介して高周波増幅
器25(OPアンプ)に入力される。高周波増幅器25
の入力側には抵抗とコンデンサとから構成されるCR回
路26が設けられており、このCR回路26と利得制御
回路9とによって高周波増幅器25の入力信号レベルが
調整される。
【0021】高周波増幅器25の出力側には同調回路2
7が設けられており、PLLシンセサイザ18の位相比
較器15の出力により同調周波数が変化する。同調回路
27は図示のように主に同調コイル31、トリマコンデ
ンサ32及び可変容量コンデンサ33から構成されてお
り、可変容量コンデンサ33に印加する電圧を変化させ
ることによって同調周波数が変化する。この同調回路2
7によって選択された同調波fRが結合コンデンサ36
を介して混合器38に供給される。混合器38からは同
調回路27からの同調波fRとPLLシンセサイザ18
からの信号波f0との差分の中間周波fIFが取り出され
る。混合器38より取り出された中間周波fIFはバンド
パスフィルタ(セラミックフィルタ)40で不要成分が
除去された後に中間周波増幅器41にて増幅される。
【0022】中間周波増幅器41で増幅された中間周波
IFはバンドパスフィルター42を介して出力されると
共にレベル検波回路43でレベル検出される。レベル検
波回路43で検波された中間周波fIFに対応する信号が
受信信号強度検出回路10に入力される一方、Sメータ
44にて供給されてアナログ表示される。制御部30の
周波数メモリ部19は図示のように周波数制御回路5
0、周波数/Nメモリ51及び前回利用周波数メモリ5
2とから構成されている。周波数/Nメモリ51は複数
の放送局の周波数を記憶するものであり、周波数制御回
路50は周波数/Nメモリ51に記憶された周波数デー
タの読み出しを制御するものである。前回利用周波数メ
モリ52は受信可能となった放送局の周波数を複数記憶
するものであり、周波数制御部回路50の制御下におい
て周波数/Nメモリ51から供給される周波数データを
記憶する。以上がRF/チューナ部2の回路構成であ
る。
【0023】次に、図1において、60はFMステレオ
音声復調部であり、RF/チューナ部2からのベースバ
ンド信号からステレオ音声信号を復調して増幅した後に
左右のスピーカにてステレオ音声再生する一方、復調し
たステレオ音声信号に含まれる19kHzのパイロット
信号をFMサブキャリヤ文字多重復調部70へ出力す
る。FMサブキャリヤ文字多重復調部70はRF/チュ
ーナ部2からのベースバンド信号からステレオ音声信号
と多重ディジタル信号とを分離し、ディジタルデータ処
理を行って目的の文字多重データを取り出す。なお、上
記RF/チューナ部2、FMステレオ音声復調部60及
びFMサブキャリア文字多重復調部70は受信手段を構
成する。
【0024】(c)FMステレオ音声復調部60及びF
Mサブキャリヤ文字多重復調部70の回路構成 図4はFMステレオ音声復調部60とFMサブキャリヤ
文字多重復調部70の回路構成を示すブロック図であ
る。この図において、61はステレオ復調回路であり、
RF/チューナ部2からのベースバンド信号からステレ
オ音声信号を復調する。61はステレオ増幅回路であ
り、ステレオ復調回路61からのステレオ音声信号を増
幅する。63、64は左右のスピーカであり、ステレオ
復調回路61からのステレオ音声信号が供給される。7
1はバンドパスフィルタであり、RF/チューナ部2か
らのベースバンド信号の中から76kHzを中心とした
DARC多重信号を取り出す。
【0025】72はバンドパスフィルタ71によって分
離されたDARC(Data Radio Channel)多重信号から
MSK(Minimun Shift keying)信号を復調するMSK
復調回路、73は不要成分を取り除くローパスフィル
タ、74はMSK信号からシリアルの文字多重データを
復号する復号回路である。75は復号回路74からの文
字多重データを記憶するバッファメモリ、76はCRC
等のチェックサムエラーの検出を行うと共に冗長コード
や短縮化差集合符号による積符号等の誤り訂正符号によ
って誤り訂正を行うエラー訂正回路76である。77は
受信データ処理に必要とするデータクロックを再生する
クロック再生回路、78は表示に必要とする同期信号を
生成する同期信号生成回路である。制御部30はクロッ
ク再生回路77からのデータクロックに基づいてバッフ
ァメモリ75に記憶された文字多重データの読み出しを
行う。以上がFMステレオ音声復調部60とFMサブキ
ャリヤ文字多重復調部70の回路構成である。
【0026】次に、図1において、80は書き込み及び
読み出し可能なRAM等を使用した受信文字多重放送デ
ータメモリであり、FMサブキャリア文字多重復調部7
0のバッファメモリ75に記憶された文字多重データを
識別復号して得られた番組やページの記憶に使用され
る。81は番組やページを識別して復号する番組・ペー
ジ識別復号回路であり、バッファメモリ75に記憶され
た文字多重データから番組やページを識別復号し、受信
文字多重放送データメモリ80に供給する。82は書き
込み及び読み出し可能なRAM等を使用したデータファ
イルメモリであり、番組やページ以外のデータの記憶に
使用される。
【0027】ここで、図5は受信文字多重放送データメ
モリ80の記憶内容の一例を示すものであり、メニュ
ー、音楽補完番組、一般ニュース、スポーツニュース、
天気予報、交通情報及び付加サービス等に分れて各種デ
ータが記憶される。また、図6はデータファイルメモリ
82の記憶内容の一例を示すものであり、電話番号、ス
ケージュール又はメモ等の各種データが記憶される。こ
れらデータファイルメモリ82に記憶する電話番号、ス
ケージュール又はメモ等のデータは入力操作部83の操
作によって入力される。
【0028】図1に戻り、84は表示データ選択部であ
り、制御部30からの制御信号にしたがって受信文字多
重放送データメモリ80に記憶された番組やページのデ
ータや、データファイルメモリ82に記憶された電話番
号、スケージュール又はメモ等のデータ並びに後述する
計時回路90からの計時時刻データ(日付も含む)を択
一的に選択する。85は漢字フォントROMを備えたキ
ャラクタジェネレータであり、表示データ選択部84に
よって選択された受信文字多重放送データメモリ80、
データファイルメモリ82又は計時回路90からのデー
タに対応するかな漢字や英字、数字等の文字データを発
生する。86は表示制御回路であり、キャラクタジェネ
レータ85で発生した文字データを表示部87に表示す
る制御を行う。表示部87には主に液晶(LCD)が用
いられるが、その他にEL(エレクトロルミネセンス)
又はプラズマディスプレイ等でも可能である。
【0029】91は発振回路であり、基準クロック信号
を出力する。92は分周回路であり、発振回路91から
出力されるクロック信号を分周して本装置に必要とされ
るクロック信号を出力する。計時回路90は分周回路9
2によって分周されたクロック信号に基づいて計時を行
う。93はFM文字多重放送の間欠受信に使用される受
信時間タイマであり、制御部30によってリセットされ
た後に計時を開始し、一定の計時時間(例えば1時間、
12時間、1日等)に達すると再セットする。そして、
セットした時間を減算して行き、残り時間が所定時間前
(例えば5分、1分等)になると後述するオアゲート1
00にタイマ信号を供給する。また、受信時間タイマ9
3は時刻修正回路95からの制御信号によりタイマ信号
の出力を中止する。
【0030】94は時刻データ復号回路であり、制御部
30からの文字多重データから標準時刻データを復号す
る。95は時刻修正回路であり、制御部30からの時刻
修正する制御信号を取り込むと、時刻データ復号回路9
4からの標準時刻データを取り込み、この標準時刻デー
タに基づいて計時回路90の時刻修正を行う。この場
合、時刻修正回路95は時刻データ復号回路94からの
標準時刻データと計時回路90からの計時時刻データと
を比較して、その差が一定値(例えば1秒)以内であれ
ば、次回の間欠自動受信を中止するように受信時間タイ
マ93を制御する。計時回路90は、計時時刻データを
表示データ選択部84及び時刻修正回路95に供給する
と共に受信時間タイマ93に供給する。
【0031】入力操作部83は、モードキー、時刻修正
キー、選局キー、FM文字多重キー及びFMラジオキー
等の各種キースイッチ等から構成される。この場合、モ
ードキーを押す毎に図示せぬモードレジスタMの値が
「0」、「1」、「2」、「3」、「0」、…と繰り返
し設定される。この場合、M=0は時刻表示モード、M
=1はFM文字多重放送受信モード、M=2はFMラジ
オ受信モード、M=3はデータ読み出しモードになる。
時刻修正キーを押す毎にフラグFに「1」と「0」の値
が繰り返し設定され、「1」のときに時刻修正が有効に
なる。FM文字多重キーを押してオンすると、RF/チ
ューナ部2及びFMサブキャリア文字多重復調部70に
電源が供給され、オフするとRF/チューナ部2及びF
Mサブキャリア文字多重復調部70への電源の供給が停
止する。FMラジオキーを押してオンすると、RF/チ
ューナ部2及びFMステレオ音声復調部60に電源が供
給され、オフするとRF/チューナ部2及びFMステレ
オ音声復調部60への電源の供給が停止する。
【0032】上述したRF/チューナ部2、FMステレ
オ音声復調部60及びFMサブキャリア文字多重復調部
70への電源の供給はオアゲート100及び101とア
ナログスイッチ102、103及び104によって行わ
れる。オアゲート100の一方の入力端には受信時間タ
イマ93の出力が供給され、他方の入力端には制御部3
0からの「H」レベルのFM文字多重オン信号が供給さ
れる。オアゲート100の出力はオアゲート101の一
方の入力端に供給されると共にアナログスイッチ102
の制御端に供給される。オアゲート101の他方の入力
端には制御部30からの「H」レベルのFMラジオオン
信号が供給される。アナログスイッチ102及び103
はその制御端に「H」レベルの信号が供給されるとオン
する。アナログスイッチ102がオンすることでFMザ
ブキャリア文字多重復調部70に電源が供給される。ま
た、アナログスイッチ103がオンすることでFMステ
レオ音声復調部60に電源が供給される。105は電源
部であり、本装置に必要とされる電源を出力する。
【0033】上述した制御部30は、図示せぬCPU、
ROM及びRAM等により構成されており、ROMには
CPUを制御するためのプログラムが書き込まれてい
る。また、RAMはワークメモリとして使用され、上述
したモードレジスタMやフラグFが設定される。以下に
制御部30の主な制御内容を列記する。 (d)制御部30の主な制御内容 (イ)入力操作部83からのスイッチ信号が時刻修正す
るものであると判断すると、文字多重データが来ている
か否かの判定を行う。文字多重データが来ていないと判
断すると、FM文字多重オン信号を出力してアナログス
イッチ102及び104をそれぞれオンし、RF/チュ
ーナ部2及びFMサブキャリア文字多重復調部70に電
源の供給を行う。その直後、時刻修正を行わせる制御信
号を時刻修正回路95に供給する。これに対して、文字
多重データが来ていると判断すると、時刻修正回路95
への制御信号の供給処理のみ行う。
【0034】(ロ)アナログスイッチ102及び104
をオンしてRF/チューナ部2及びFMサブキャリア文
字多重復調部70に電源の供給を行った後、表示データ
選択部84を制御して受信した文字多重データを表示部
87に表示させる。 (ハ)入力操作部83からのスイッチ信号がFMラジオ
オンであると判断すると、FMラジオオン信号を出力し
てアナログスイッチ103及び104をそれぞれオン
し、RF/チューナ部2及びFMステレオ音声復調部6
0に電源の供給を行う。 (ニ)入力操作部83からのスイッチ信号が選局である
と判断すると、そのスイッチ信号に対する周波数データ
を周波数メモリ部19の周波数/Nメモリ51から読み
出し、その周波数データにより可変分周器8の分周比N
を設定する。これにより、PLLシンセサイザ18の電
圧制御発振器12の周波数(f0)が設定されてその周
波数に応じた選局が行われる。
【0035】(ホ)FMサブキャリア文字多重復調部7
0のバッファメモリ75に記憶された文字多重データを
読み出して番組ページ識別復号回路81で番組やページ
に識別復号させた後、受信文字多重放送データメモリ8
0に記憶させる。 (ヘ)入力操作部83からのスイッチ信号がデータ読み
出しであって、更に受信文字多重放送データメモリ80
に記憶された番組やページを読み出すものであると判断
すると、そのスイッチ信号に対するユーザー所望の番組
やページを検索して読み出す。これに対して、入力操作
部83からのスイッチ信号がデータファイルメモリ82
に記憶された電話番号、スケージュール又はメモ等を読
み出すものであると判断すると、そのスイッチ信号に対
するユーザー所望の電話番号、スケージュール又はメモ
等を検索して読み出す。なお、受信文字多重放送データ
メモリ80又はデータファイルメモリ82にデータの記
憶がされていない場合にはデータが無いことを知らせる
表示を行う。
【0036】(ト)FM文字多重放送受信中又はFMス
テレオラジオ放送受信中に常に受信信号強度検出回路1
0からの受信信号強度が正常なレベルであるか否かの判
定を行い、正常なレベル以下になったと判断すると、正
常なレベル以上になるようにアンテナチューニング回路
7を制御してRF/チューナ部2のアンテナ整合回路2
0の調整を行う。この処理を所定時間行っても受信状態
が改善されなければ、アンテナ整合回路20を最良の状
態に調整したままで、以下の(チ)に示す制御を実行す
る。 (チ)アンテナチューニング回路7を制御してRF/チ
ューナ部2のアンテナ整合回路20の調整を行っても受
信強度検出回路10からの受信信号強度が正常なレベル
以上にならないと判断すると、今度は利得制御回路9を
制御してRF/チューナ部2の高周波増幅器25の入力
レベルを上げる共にRF/チューナ部2の中間周波増幅
器41の利得を上げる。
【0037】(リ)時刻修正の際に、時刻修正回路95
に時刻修正させる制御信号を供給する前に受信信号強度
検出回路10からの受信信号強度が正常なレベルである
か否かを判定し、正常なレベルでないと判断すると、現
在選択している周波数が日常高頻度で利用している周波
数であるか否かを周波数メモリ部19の前回利用周波数
メモリ52の記憶内容に基づいて判定し、この判定にお
いて日常高頻度で利用している周波数であると判断する
と、他の周波数を検索する前に上述したアンテナチュー
ニング回路7の制御及び利得制御回路9の制御を行う。
この場合も上述したように、初めにアンテナチューニン
グ回路7の制御を行い、この制御でも受信状態が改善さ
れない場合に利得制御回路9の制御を行う。このように
周波数を変更する前にアンテナチューニング回路7によ
るの制御と利得制御回路9の制御を行うことにより、腕
時計本体の姿勢や受信場所等の受信環境の違いによる受
信状態を調整して現在の周波数での標準時刻データの受
信確率が高まる。
【0038】(ヌ)アンテナチューニング回路7の制御
と利得制御回路9の制御を行っても受信信号強度検出回
路10の出力が正常にならないと判断すると、周波数メ
モリ部19の周波数コントロール部50を制御して、周
波数/Nメモリ51に記憶されている他の周波数を順次
切り替えて受信信号強度の強い他の放送局の周波数に切
り替える。一方、現在選択している周波数が日常高頻度
で利用している周波数でないと判断すると、すぐさま周
波数メモリ部19の周波数コントロール部50を制御し
て、周波数/Nメモリ51に記憶されている他の周波数
を順次切り替えて受信信号強度の強い他の放送局の周波
数に切り替える。
【0039】B.電子腕時計の動作 以上の構成において、図7〜図9及び図10に示すフロ
ーチャートを参照しながら動作について説明する。この
場合、図7〜図9に示すフローチャートは制御部30の
動作を示すものであり、図10は時刻修正回路95の動
作を示すものである。 (a)受信処理 この受信処理では、受信状態の安定化が行われる一方、
時刻修正の場合で現在のチャンネルでの受信状態が改善
されなければチャンネルの検索・切り替えが行われる。
まず、図7において、ステップS10でキー入力がある
か否かの判定を行う。この判定においてキー入力が無い
と判断するとステップS12に進み、FM文字多重放送
受信中であるか否かの判定を行う。この判定においてF
M文字多重放送受信中でないと判断するとステップS1
4に進み、FMラジオ放送受信中であるか否かの判定を
行う。この判定においてFMラジオ放送受信中でないと
判断するとステップS18で表示処理を行ってステップ
S10に戻る。
【0040】上記ステップS12の判定においてFM文
字多重放送受信中であると判断するか、又は上記ステッ
プS14の判定においてFMラジオ放送受信中であると
判断するとステップS16に進み、受信信号強度が正常
レベルであるか否かの判定を行う。この判定において、
受信信号強度が正常レベルであると判断するとステップ
S18で表示処理を行ってステップS10に戻る。これ
に対して、受信信号強度が正常レベル以下であると判断
するとステップS20に進み、現在使用している周波数
チャンネルが前回利用周波数メモリ52に記憶されてい
るものであるか否かの判定を行う。この判定において現
在使用している周波数チャンネルが前回利用周波数メモ
リ52に記憶されていないと判断するとステップS22
に進み、フラグFの値が「1」であるか否の判定、即ち
時刻修正が有効であるか否かの判定を行う。
【0041】この判定において、時刻修正が有効である
と判断するとステップS24に進み、前回利用周波数メ
モリ52に記憶されている他の周波数チャンネルで受信
信号強度が正常レベル以上のものの検索を行う。この処
理において、適合する周波数チャンネルを選択するとス
テップS26に進み、その周波数チャンネルに相当する
周波数データをRF/チューナ部2の可変分周器8に供
給する。この処理を行った後、ステップS28でフラグ
Fの値を「0」に設定してステップS18に進む。な
お、フラグFは時刻修正キーが押されてオンした場合に
「1」になる。一方、ステップS22の判定においてフ
ラグFの値が「1」でないと判断すると何も処理をせず
ステップS18で表示処理を行ってステップS10に戻
る。
【0042】上記ステップS20の判定において、現在
使用している周波数チャンネルが前回利用周波数メモリ
52に記憶されているものであると判断するとステップ
S30に進み、所定時間を経過したか否かの判定、即ち
後述するアンテナチューニング回路7の制御を開始して
から所定時間を経過したか否かの判定を行う。この判定
においてアンテナチューニング回路7の制御から所定時
間を経過していないと判断するとステップS32に進
み、アンテナチューニング回路7の制御を行い、アンテ
ナ1との間のインピーダンス調整を行う。アンテナ1と
の間のインピーダンス調整を開始してから所定時間を経
過しても受信信号強度が正常レベルにならなければ今度
はステップS34に進んで利得調整回路9の制御を行
う。この場合、RF/チューナ部2の高周波増幅器25
の入力レベルの調整及び中間周波増幅器41の利得の調
整を行う。
【0043】RF/チューナ部2の高周波増幅器25の
入力レベルの調整及び中間周波増幅器41の利得の調整
を開始した後、ステップS36で所定時間経過したか否
かの判定を行う。この判定において所定時間を経過して
いないと判断すると、高周波増幅器25の入力レベルの
調整及び中間周波増幅器41の利得の調整を続ける。こ
れに対して高周波増幅器25の入力レベルの調整及び中
間周波増幅器41の利得の調整を開始してから所定時間
を経過したと判断するとステップS22に進み、上記し
たように時刻修正が有効であるか否の判定を行う。
【0044】この判定において、時刻修正が有効である
と判断するとステップS24に進み、前回利用周波数メ
モリ52に記憶されている他の周波数チャンネルで、受
信信号強度が正常レベル以上のものの検索を行う。この
処理において、適合する周波数チャンネルを選択すると
ステップS26に進み、その周波数チャンネルに相当す
る周波数データをRF/チューナ部2の可変分周器8に
供給する。この処理を行った後、ステップS28でフラ
グFの値を「0」に設定してステップS18に進む。ス
テップS22の判定においてフラグFの値が「1」でな
いと判断するとステップS18で表示処理を行ってステ
ップS10に戻る。
【0045】(b)キー処理 このキー処理では、入力操作部83のキー操作に基づく
処理が行われる。まず、上記受信処理のステップS10
の判定において、キー入力が有ると判断すると図で記載
のステップS40に進み、時刻修正キーがおされたか否
かの判定を行う。この判定において、時刻修正キーが押
されたと判断するとステップS42に進み、Fフラグの
値を「1」に設定する。即ち、時刻修正を有効にする。
この処理後、ステップS44に進み、文字多重データが
あるか否かの判定を行う。この判定において、文字多重
データがあると判断するとステップS46に進み、FM
文字多重オン信号を出力してアナログスイッチ102、
104をそれぞれオンする。これにより、RF/チュー
ナ部2及びFMサブキャリア文字多重復調部70が起動
する。次いでステップS48に進み、時刻修正する制御
信号を時刻修正回路95に供給する。これにより、計時
回路90の時刻修正が行われる。この処理を行った後、
ステップS18で表示処理を行ってステップS10に戻
る。一方、上記ステップS44の判定において、文字多
重データがないと判断するとステップS48に進む。
【0046】上記ステップS40の判定において時刻修
正キーが押されていないと判断するとステップS50に
進み、モードキーが押されたか否かの判定を行う。この
判定においてモードキーが押されたと判断するとステッ
プS52に進み、Mレジスタの値を「1」増加させる。
次いで、ステップS54でMレジスタの値が「4」であ
るか否かの判定を行う。この判定において、Mレジスタ
の値が「4」であると判断するとステップS56でMレ
ジスタの値を「0」に設定する。これに対して、Mレジ
スタの値が「4」でなければそのまま何もせずステップ
S18の表示処理を行ってステップS10に戻る。
【0047】上記ステップS50の判定においてモード
キーが押されていないと判断するとステップS58に進
み、FM文字多重キーが押されたか否かの判定を行う。
この判定において、FM文字多重キーが押されたと判断
するとステップS60に進み、Mレジスタの値が「1」
であるか否かの判定を行う。この判定において、Mレジ
スタの値が「1」であると判断するとステップS62に
進み、アナログスイッチ102及び104をそれぞれオ
ンする。これにより、RF/チューナ部2及びFMサブ
キャリア文字多重復調部70が起動する。一方、Mレジ
スタの値が「1」でないと判断すると、そのまま何もせ
ずステップS18の表示処理を行ってステップS10に
戻る。
【0048】上記ステップS58の判定においてFM文
字多重キーが押されていないと判断すると図9に記載の
ステップS70に進み、FMラジオキーが押されたか否
かの判定を行う。この判定において、FMラジオキーが
押されたと判断するとステップS72に進み、Mレジス
タの値が「2」であるか否かの判定を行う。この判定に
おいて、Mレジスタの値が「2」であると判断すると、
ステップS74でアナログスイッチ103及び104を
それぞれオンする。これにより、FMステレオ音声復調
部60及びFMサブキャリア文字多重復調部70が起動
する。この処理を行った後、ステップS18の表示処理
を行ってステップS10に戻る。一方、Mレジスタの値
が「2」でないと判断すると、そのまま何もせずステッ
プS18の表示処理を行ってステップS10に戻る。
【0049】上記ステップS70の判定において、FM
ラジオキーが押されていないと判断するとステップS7
6に進み、選局キーが押されたか否かの判定を行う。こ
の判定において、選局キーが押されたと判断するとステ
ップS78に進み、Mレジスタの値が「1」又は「2」
であるか否かの判定を行う。この判定において、Mレジ
スタの値が「1」又は「2」であると判断するとステッ
プS80に進み、現在の選局キーに対応する周波数デー
タを出力する。この場合、周波数メモリ部19の周波数
コントロール部50を制御して、周波数/Nメモリ51
から周波数データを出力させる。
【0050】上記ステップS76の判定において、選局
キーが押されていないと判断するとステップS82に進
み、データ読み出しキーが押されたか否かの判定を行
う。この判定において、データ読み出しキーが押された
と判断するとステップS84に進み、Mレジスタの値が
「3」であるか否かの判定を行う。この判定においてM
レジスタの値が「3」であると判断するとステップS8
6でデータの読み出しを行う。この場合、受信文字多重
放送データメモリ80に記憶された番組やページを読み
出すものであれば番組やページを検索して読み出し、デ
ータファイルメモリ82に記憶された電話番号、スケー
ジュール又はメモ等を読み出すものであれば電話番号、
スケージュール又はメモ等を検索して読み出す。この処
理を行った後、ステップS18の表示処理を行ってステ
ップS10に戻る。一方、Mレジスタの値が「3」でな
いと判断すると、そのまま何もせずステップS18の表
示処理を行ってステップS10に戻る。上記ステップS
82の判定においてデータ読み出しキーが押されていな
いと判断するとステップS88に進み、他の処理を行
う。この処理を行った後、ステップS18の表示処理を
行ってステップS10に戻る。
【0051】(c)時刻修正処理 この処理は、時刻修正回路95によって行われるもの
で、計時回路90の計時に所定時間以上の誤差がある場
合に当該計時回路90の時刻修正を行う。なお、この処
理は割り込み処理として一定時間毎に行われる。まず、
図10において、ステップS100で時刻修正する制御
信号があるか否かの判定を行う。即ち、制御部30から
時刻修正する制御信号が供給されたか否かの判定を行
う。この判定において、時刻修正する制御信号があると
判断すると、ステップS102に進み、計時回路90か
らの計時データTaを読み込む。更にステップS104
で時刻データ復号回路94からの標準時刻データTbを
読み込む。一方、上記ステップS100の判定において
時刻修正する制御信号がないと判断するとこの処理を繰
り返す。
【0052】計時データTa及び標準時刻データTbの
読み込みを行った後、ステップS106に進み、計時デ
ータTaと標準時刻データTbとの差が所定時間Tc以
内であるか否かの判定を行う。この判定において、計時
データTaと標準時刻データTbとの差が所定時間Tc
以内であると判断するとステップS108に進み、次回
の間欠受信を中止するように自動受信タイマ95を制御
する。この処理を行った後、ステップS100に戻る。
これに対して、計時データTaと標準時刻データTbと
の差が所定時間Tc以上であると判断するとステップS
110に進み、計時回路90の時刻の修正を行う。この
処理を行った後、ステップS100に戻る。
【0053】ここで、参考として図11〜図13にFM
文字多重放送の方式の一つであるDARCの階層構造を
示す。各図に示すように階層1はベースバンド周波数、
階層2は誤り訂正、階層3はデータパケット、階層4は
データグループ。階層5は番組、階層6は提示、階層7
は応用である。特に、時刻情報は付加情報符号化したデ
ータパケットのセグメント内に存在する。階層4のデー
タグループは複数のセグメントで構成され、各セグメン
トはセグメントヘッダとセグメントデータで構成され
る。更にセグメントヘッダーは図13に示すように4ビ
ットのセグメント識別と4ビットのセグメント長とで構
成される。セグメント識別の”0010”に時刻情報が
記憶される。
【0054】このように実施例では、入力操作部83の
時刻修正キーを押すことにより、制御部30からFM文
字多重オン信号が出力されてアナログスイッチ102及
び104がそれぞれオンし、RF/チューナ部2及びF
Mサブキャリア文字多重復調部70に電源が供給されて
文字多重データが得られる。この文字多重データから標
準時刻データが復号され、この標準時刻データに基づい
て計時回路90の時刻修正が行われる。この場合、計時
回路90からの計時時刻データと時刻データ復号回路9
4からの標準時刻データとの差が所定時間以内であれば
次回の間欠受信が中止され、所定時間以上であれば計時
回路90の時刻修正が行われる。
【0055】また、受信時間タイマ93からは設定され
た受信時間毎に出力が所定時間行われ、その間にアナロ
グスイッチ102及び104がそれぞれオンし、文字多
重データが得られる。文字多重データが得られる毎に計
時回路95の時刻修正が行われる。この場合も上記同様
に計時回路90からの計時時刻データと時刻データ復号
回路94からの標準時刻データとの差が所定時間以内で
あれば次回の間欠受信が中止され、所定時間以上であれ
ば計時回路90の時刻修正が行われる。
【0056】また、時刻修正の際に、受信信号強度検出
回路10からの受信信号強度が正常レベル以下で、現在
選択している周波数が日常高頻度で利用している周波数
であれば、まずアンテナチューニング回路7が制御され
てアンテナ1との間のインピーダンス調整が行われる。
この調整でも受信信号強度が正常なレベル以上にならな
ければ、更に利得制御回路9が制御されてRF/チュー
ナ部2の高周波増幅器25の入力レベルが上がる共にR
F/チューナ部2の中間周波増幅器41の利得が上が
る。この制御によっても受信信号強度が正常なレベル以
上にならなければ日常高頻度で使用している他の周波数
の検索が行われる。
【0057】したがって、文字多重放送内の標準時刻情
報に基づいて計時手段の時刻修正が行われるので、時刻
のプリセットをしなくとも常に正確な時刻が得られる。
また、文字多重放送の受信は無料であることから加入料
や受信料が不要である。また、周波数が異なる以外は放
送電波の方式が広い地域で共通であることから、利用コ
ストが安価で、かつ装置の汎用性の高いシステムを実現
することができる。また、GPS受信機とは違ってアン
テナや受信回路を小型化できる。また、GPS受信機の
ように複雑な計算を行うことがないので消費電力を低く
抑えることができる。また、標準時刻情報が得られない
場合にはそれが得られる周波数の検索が行われるので、
高い確率で時刻修正を行うことができる。また、時刻修
正にかかる消費電力の効率が高まるので、腕時計等の超
小型のボタン電池で動作する超小型の電子時計でも計時
精度を一定範囲の高精度に維持したまま長期間に亘る使
用が可能になる。また、腕時計本体の姿勢や受信場所等
の受信環境の違いがあっても時刻修正の確実性が高ま
る。
【0058】なお、本発明は上記各実施例に限らず、本
発明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具
体的には、次のようにしても良い。 (イ)上記実施例では、受信手段(RF/チューナ部
2、FMステレオ音声復調部60及びFMサブキャリア
文字多重復調部70で構成される)を用いたが、この受
信手段を外部のFM放送受信機のチューナ部に替えても
よい。この場合、時刻修正回路95は、外部のFM放送
受信機が起動したことを検出することにより時刻データ
復号回路94からの標準時刻データに基づいて計時回路
90の時刻修正を行なうようにしてもよい。このように
受信手段500を外部のFM放送受信機のチューナ部と
兼用することにより、コストダウン及び装置の小型化が
図れる。
【0059】(ロ)上記実施例では、時刻修正キーを押
した場合と、受信時間タイマ93から出力があった場合
に時刻修正処理を行うようにしたが、時刻修正キー以外
のキー(例えばFM文字多重キー)を押した場合にも時
刻修正処理を行うようにしてもよい。このようにする
と、時刻修正キーの操作による時刻修正も含めて、間欠
受信を待つことなく何時でも正確な時刻を得ることがで
きる。
【0060】(ハ)上記実施例では、時刻修正回路95
は、時刻データ復号回路94からの標準時刻データと計
時回路90からの計時時刻データとを比較し、その差が
一定時間(例えば1秒)以内であれば次回の間欠受信を
中止するように自動受信タイマ95を制御するようにし
たが、時刻データ復号回路94からの標準時刻データと
計時回路90で計時時刻データとを比較して、その差が
一定値以内であれば、次回の間欠自動受信の時間間隔を
長くするように受信時間タイマ93のタイマ時間を設定
し直し、逆にその差が一定時値以上であれば、次回の間
欠自動受信の時間間隔を短くするように受信時間タイマ
93のタイマ時間を設定し直すようにしてもよい。この
ようにすると、時刻修正にかかる消費電力の効率を高め
ることができ、腕時計等の超小型のボタン電池で動作す
る超小型の電子時計でも計時精度を一定範囲の高精度に
維持したまま長期に亘る使用が可能である。
【0061】(ニ)上記実施例では、時刻修正の際に、
周波数メモリ部19の周波数/Nメモリ51に記憶され
ている周波数以外の周波数による放送から標準時刻情報
が得られない場合にアンテナチューニング回路7及び利
得制御回路9の制御を行わず、直接他の周波数を検索す
るようにしたが、この場合も他の周波数を検索する前に
予めアンテナチューニング回路7及び利得制御回路9の
制御を行うようにしてもよい。このようにしても、腕時
計本体の姿勢や受信場所等の受信環境の違いがあっても
時刻の修正の確実性を高めることができる。
【0062】(ホ)上記実施例では、時刻修正の際に、
現在選択している周波数が日常高頻度で利用している周
波数であれば、周波数のチャンネルを切り替える前に受
信信号強度検出回路10の出力が正常レベル以上である
か否かを判定するようにしたが、受信信号強度検出回路
10の出力を判定する以外に文字多重データが正しく受
信されているかを判定するようにしてもよい。このよう
にしても、受信状態を確認することができる。
【0063】(ヘ)上記実施例では、時刻修正の制御を
時刻修正回路95が行うようにしたが、この時刻修正の
制御を制御部30が行うようにしてもよい。このように
することにより、回路規模を小さくすることができる。 (ト)上記実施例では、電子腕時計に適用した場合を例
に挙げたが、これに限定されるものではなく、その他、
電子手帳、テレビ、ステレオ等に適用できることは言う
までもない。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、以下に示す効果が得ら
れる。 (1)スイッチ信号が出力されることにより受信手段を
起動させ、その時から文字多重情報内の標準時刻情報を
受信し、その標準時刻情報に基づいて計時手段の時刻修
正を行うようにしたので、時刻のプリセットを必要がな
く、また常に正確な時刻を得ることができる。また、文
字多重放送は無料で受信できることから、加入料や受信
料を必要としない。また、周波数が異なる以外は放送電
波の方式が広い地域で共通であることから、利用コスト
が安価でかつ装置の汎用性の高いシステムを実現するこ
とができる。また、GPS受信機とは違ってアンテナや
受信回路が大型になることがない。また、GPS受信機
のように複雑な計算を行うことがないので、消費電力を
低く抑えることができる。
【0065】(2)高頻度で利用している周波数や前回
受信した周波数を記憶できるようにすると共に受信状態
が悪化した場合に他の周波数を検索する前にアンテナと
の間のインピーダンスの調整や受信手段の高周波増幅器
や中間周波増幅器の利得の調整を行って受信感度を高め
るようにするので、腕時計本体の姿勢や受信場所等の受
信環境の違いがあっても時刻の修正の確実性を高めるこ
とができる。
【0066】(3)標準時刻情報復号手段からの標準時
刻と計時手段からの計時時刻とを比較し、その差が所定
時間以内であれば次回の間欠受信を中止するか又は次回
の時刻修正までの間隔を長くし、更に標準時刻と計時時
刻との差が所定時間以上であれば次回の時刻修正までの
間隔が短くなるようにしたので、時刻修正にかかる消費
電力の効率を高めることができ、腕時計等の超小型のボ
タン電池で動作する超小型の電子時計でも計時精度を一
定範囲の高精度に維持したまま長期に亘る使用が可能に
なる。 (4)受信手段を外部のFM放送受信機で代用できるよ
うにしたので、さらなるコストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放送受信装置の一実施例を適用し
た電子式腕時計の回路構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の電子式腕時計のRF/チューナ部の
回路構成を示すブロック図である。
【図3】同実施例の電子式腕時計のRF/チューナ部の
詳細な回路構成を示すブロック図である。
【図4】同実施例の電子式腕時計のFMステレオ音声復
調部とFMサブキャリア文字多重復調部の回路構成を示
すブロック図である。
【図5】同実施例の電子式腕時計の受信文字多重放送デ
ータメモリの内容を示す図である。
【図6】同実施例の電子式腕時計のデータファイルメモ
リの内容を示す図である。
【図7】同実施例の電子式腕時計の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】同実施例の電子式腕時計の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】同実施例の電子式腕時計の動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】同実施例の電子式腕時計の動作を示すフロー
チャートである。
【図11】FM文字多重放送の方式の一つであるDAR
Cの階層構造を示す図である。
【図12】FM文字多重放送の方式の一つであるDAR
Cの階層構造を示す図である。
【図13】FM文字多重放送の方式の一つであるDAR
Cの階層構造を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF/チューナ部 3 高周波増幅回路 4 混合回路 5 中間周波増幅・振幅制限回路 6 FM検波回路 7 アンテナチューニング回路 8 可変分周器 9 利得制御回路 10 受信信号強度検出回路 11 可変容量ダイオード 19 周波数メモリ部 25 高周波増幅器 26 CR回路 30 制御部 41 中間周波増幅器 50 周波数制御回路 51 周波数/Nメモリ 52 前回利用周波数メモリ 60 FMステレオ音声復調部 70 FMサブキャリア文字多重復調部 80 受信文字多重放送データメモリ 81 番組・ページ識別復号回路 82 データファイルメモリ 83 入力操作部 84 表示データ選択部 85 キャラクタジェネレータ 86 表示制御回路 87 表示部 90 計時回路 91 発振回路 92 分周回路 93 受信時間タイマ 94 時刻データ復号 95 時刻修正回路 100、101 オアゲート 102、103、104 アナログスイッチ 105 電源部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号を発生するクロック信号発
    生手段と、 このクロック信号発生手段からのクロック信号に基づい
    て時刻を計時する計時手段と、 FM多重放送を受信する受信手段と、 この受信手段にて受信されたFM多重放送から文字多重
    情報を復号する文字多重情報復号手段と、 この文字多重情報復号手段により復号された文字多重情
    報から標準時刻情報を復号する標準時刻情報復号手段
    と、 この標準時刻情報復号手段からの標準時刻情報に基づい
    て前記計時手段の時刻修正を行なう時刻修正手段と、 前記受信手段の起動を行う起動手段と、 装置のスイッチ手段からのスイッチ信号を検出すること
    で前記起動手段を制御して前記受信手段を起動させると
    共に前記時刻修正手段を動作させる制御手段と、を備え
    たことを特徴とする放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、装置のスイッチ手段か
    らのスイッチ信号を検出した際に前記受信手段が既に起
    動していれば前記起動手段を制御することなく前記時刻
    修正手段を一時的に動作させることを特徴とする請求項
    1記載の放送受信装置。
  3. 【請求項3】 予め設定された受信時間毎に出力を行う
    タイマ手段を更に備えると共に、 前記起動手段は、前記タイマ手段の出力により前記受信
    手段を起動させることを特徴とする請求項1乃至2のい
    ずれに記載の放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、外部のFM放送受信機
    のチューナ部であることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれに記載の放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記外部のFM放送受
    信機が起動したことを検出することで前記起動手段を制
    御して前記受信手段を起動させると共に前記時刻修正手
    段を一時的に動作させることを特徴とする請求項4記載
    の放送受信装置
  6. 【請求項6】 各FM放送局の周波数を記憶する周波数
    記憶手段を更に備えると共に、 前記制御手段は、前記受信手段を起動させた後に前記周
    波数記憶手段に記憶されている周波数のなかの現時点で
    選択している周波数による放送から標準時刻情報が得ら
    れない場合に前記周波数記憶手段に記憶されている他の
    周波数を順次切り替えて標準時刻情報が得られる周波数
    を検索することを特徴とする請求項1乃至5のいずれに
    記載の放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記周波数記憶手段に
    記憶されている周波数のなかの現時点で選択している周
    波数による放送の受信状態が悪化して標準時刻情報が得
    られなくなった場合には前記周波数記憶手段に記憶され
    ている他の周波数を順次切り替えて正常に受信できると
    ともに標準時刻情報が得られる周波数を検索することを
    特徴とする請求項6記載の放送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信手段とこの受信手段に接続する
    アンテナとの間のインピーダンス整合をとるアンテナチ
    ューニング手段を更に備えると共に、 前記制御手段は、前記周波数記憶手段に記憶されている
    周波数のなかの現時点で選択している周波数による放送
    の受信状態が悪化した場合に周波数の検索を行う前に前
    記アンテナチューニグ手段を制御することを特徴とする
    請求項6乃至7のいずれに記載の放送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信手段の利得を調整する利得調整
    手段を更に備えると共に、 前記制御手段は、前記周波数記憶手段に記憶されている
    周波数のなかの現時点で選択している周波数による放送
    の受信状態が悪化した場合に周波数の検索を行う前に前
    記利得調整手段を制御することを特徴とする請求項6乃
    至8のいずれに記載の放送受信装置。
  10. 【請求項10】 前記利得調整手段は、前記受信手段の
    高周波増幅回路又は中間周波増幅回路の利得を調整する
    ことを特徴とする請求項9記載の放送受信装置。
  11. 【請求項11】 前記時刻修正手段は、前記標準時刻情
    報復号手段からの標準時刻と前記計時手段からの計時時
    刻とを比較してその差が所定時間以内であれば次回のタ
    イマ手段の出力を中止させることを特徴とする請求項2
    乃至10のいずれに記載の放送受信装置。
  12. 【請求項12】 前記時刻修正手段は、前記標準時刻情
    報復号手段からの標準時刻と前記計時手段からの計時時
    刻とを比較してその差が所定時間以内であれば現時点で
    前記タイマ手段に設定されているタイマ時間よりも長い
    タイマ時間を前記タイマ手段に設定することを特徴とす
    る請求項2乃至10のいずれに記載の放送受信装置。
  13. 【請求項13】 前記時刻修正手段は、前記標準時刻情
    報復号手段からの標準時刻と前記計時手段からの計時時
    刻とを比較してその差が所定時間以上であれば現時点で
    前記タイマ手段に設定されているタイマ時間よりも短い
    タイマ時間を前記タイマ手段に設定することを特徴とす
    る請求項2乃至12のいずれに記載の放送受信装置。
  14. 【請求項14】 前記放送受信装置を腕時計に適用した
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれに記載の放
    送受信装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段に接続されるアンテナを
    前記腕時計のバンドに内蔵したことを特徴とする請求項
    14記載の放送受信装置。
JP14001395A 1995-05-15 1995-05-15 放送受信装置 Pending JPH08316858A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6381701B1 (en) 1998-04-28 2002-04-30 Nec Corporation Method and device for time/date adjustment for computer
KR101533300B1 (ko) * 2009-02-06 2015-07-02 엘지이노텍 주식회사 자동 주파수 튜닝 장치
JPWO2021186800A1 (ja) * 2020-03-17 2021-09-23

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KR101533300B1 (ko) * 2009-02-06 2015-07-02 엘지이노텍 주식회사 자동 주파수 튜닝 장치
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