JP2554000Y2 - 電波修正時計 - Google Patents

電波修正時計

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JP2554000Y2
JP2554000Y2 JP4168693U JP4168693U JP2554000Y2 JP 2554000 Y2 JP2554000 Y2 JP 2554000Y2 JP 4168693 U JP4168693 U JP 4168693U JP 4168693 U JP4168693 U JP 4168693U JP 2554000 Y2 JP2554000 Y2 JP 2554000Y2
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hour
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俊一 幕田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラジオ局などから送信
される時報信号を受けて時刻修正を行う電波修正時計に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電波修正時計は、ラジオ局から発せられ
る所定周波数の時報信号を受信し、この受信信号に基づ
いて、いわゆる帰零などを行う機能を有している。この
ような電波修正時計には、周波数シンセサイザなどを用
いた選局装置が設けられ、自動的に放送信号の存在する
チャネルを選局するように構成され、選局された局から
の受信信号に基づいて時刻修正動作を行うように構成さ
れる。
【0003】AMラジオ電波用の選局装置としては、た
とえばコントロール回路からPLLシンセサイザ回路に
対して局部発振周波数の値を所定の繰り返し周期で1チ
ャネル分ずつ上昇(または下降)させるための指令信号
を出力し、受信回路およびPLLシンセサイザ回路にお
いて、受信したAM波の中間周波(IF)レベルおよび
IFカウント値を求めてあらかじめ設定した設定値と比
較し、IFレベルおよびIFカウント値が設定範囲内に
あるときは所望の局を選局したものとして指令信号の出
力を停止するものなどが提案されている(たとえば特公
平2−2330号公報 参照)。この装置を用いた電波
修正時計では、選局した局の放送受信信号に含まれる時
報信号としての音声信号の正時音に基づいて時刻修正動
作が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、放送内
容や設置場所の環境変化などにより、時報信号を検出で
きる時間帯が一日のうちでも限られてしまい、その結
果、ある1つの放送局からの時報信号のみを受信し時刻
修正を行うように構成されている従来の電波修正時計で
は、精度の高い時刻修正を行うことができないという問
題があった。
【0005】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、放送内容や設置場所の環境など
に影響されず、確実に時刻修正を行える電波修正時計を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の電波修正時計の選局装置は、自動選局によ
り少なくとも2つの特定の放送局を選択し、これら放送
局からの送信信号から毎正時の時報信号を検出する時報
信号検出手段と、記憶手段と、選局された放送局毎に、
選局から24時間は上記時報信号検出手段により時報信
号が検出された時刻を上記記憶手段に記憶し、次の正時
からは当該記憶手段の記憶情報に基づき時報信号検出可
能な時刻を選択し、その時刻に受信した時報信号に基づ
いて時計部の時刻修正を行わせる制御手段とを有する。
【0007】
【作用】本考案によれば、時報信号検出手段において、
まず第1の放送局が自動選局されて、その自動選局され
た第1の放送局からの信号から毎正時の時報信号の検出
が行われる。時報信号検出手段の検出結果は制御手段に
出力される。制御手段では、第1の放送局の選局直後か
ら24時間は、時報信号検出手段の検出結果に基づいて
時報信号が検出された時刻が記憶手段に記憶される。次
に、第2の放送局が自動選局されて、その自動選局され
た第2の放送局からの信号から毎正時の時報信号の検出
が行われる。時報信号検出手段の検出結果は制御手段に
出力される。制御手段では、第2の放送局の選局直後か
ら24時間は、時報信号検出手段の検出結果に基づいて
時報信号が検出された時刻が記憶手段に記憶される。そ
して、次の正時からは記憶手段の記憶情報に基づき時報
信号検出可能な時刻が選択されて、その時刻に受信した
時報信号に基づいて時計部の時刻修正が行われる。
【0008】
【実施例】図1は、本考案に係る電波修正時計の一実施
例を示すブロック構成図である。図1において、1はア
ンテナ部、2は局部発振器の定数設定部、3は受信回
路、4はPLL(Phase Locked Loop) シンセサイザ回
路、5は波形整形回路、6は時報信号検出回路、7はコ
ントロール回路、8は時計部、VCCは電源電圧、SSW
はスタートスイッチをそれぞれ示している。
【0009】アンテナ部1は、可変容量ダイオードD
1、キャパシタC1、抵抗素子R1、コイルL1および
L2により構成され、たとえばAMラジオ放送局から送
信された放送電波に同調し、特定の周波数帯域を受信回
路3に出力する。
【0010】局部発振器の定数設定部2は、可変容量ダ
イオードD2、キャパシタC2、抵抗素子R2およびコ
イルL3により構成され、PLLシンセサイザ回路4か
ら出力されたチャネルに応じて設定される局発VCO電
圧LVを受けて、各チャネルに対応した周波数の局部発
振信号LSを受信回路3において生成する。
【0011】受信回路3は、端子AMINから入力したアン
テナ部1によるAM波を、端子OSCで発生する局部発振
器2による局部発振信号LSに基づいて中間周波信号I
Fに変換し、変換レベルがあらかじめ設定した値以上の
場合には、ハイレベル「H」の信号を端子IFVからP
LLシンセサイザ回路4に出力するとともに、端子IF
Fから450kHzの中間周波をPLLシンセサイザ回
路4に出力し、また、端子AFOから、たとえば図2
(a)に示すような、音声信号S3 を波形整形回路5に
出力する。なお、時報信号としての音声信号は、図2に
示すように、たとえば440Hzの予告音が所定間隔
(たとえば1秒間隔)をおいて3波形が送信された後、
880Hzの正時音が送信されてくる。
【0012】PLLシンセサイザ回路4は、コントロー
ル回路7からの局部発振周波数の値を1チャネル分ずつ
変化させるための指令信号S7 を受けて、指令に応じた
レベルの局発VCO電圧LVを発生して端子VOSCか
ら局部発振器の定数設定部2に出力し、端子IFLから
受信回路3によるハイレベルの信号を受けると、端子I
FCから入力される中間周波数をカウントし、IFカウ
ント値があらかじめ設定した範囲内にある場合には、指
令信号S7 の出力を停止させるための停止信号S4 をコ
ントロール回路7に出力する。また、PLLシンセサイ
ザ回路4は、端子VANTからアンテナ同調電圧AVを
アンテナ部1に供給する。
【0013】波形整形回路5は、受信回路3による音声
信号S3 を受けて、図2(b)に示すような、所定幅の
パルス状波形に整形し、信号S5 として時報信号検出回
路6に出力する。図3は、波形整形回路5の構成例を示
すブロック図である。図3に示すように、増幅器(AM
P)51、ローパスフィルタ(LPF)52、コンパレ
ータ(CMP)53、積分器54および整形器55によ
り構成されている。このような構成において、たとえば
約200mVp-p の音声信号S3 が増幅器51で所定の
利得をもって増幅され、fc =1kHzのローパスフィ
ルタ52を通過した後、コンパレータ53であらかじめ
設定したしきい値TH(たとえば0.8V)と比較され
る。そして、ローパスフィルタ53の出力がしきい値T
H以上の場合にコンパレータ53の出力がハイレベルで
積分器54に入力される。積分器54は、たとえばnp
n型トランジスタ、抵抗素子およびキャパシタにより構
成されており、コンパレータ53のハイレベルの入力に
より急俊な立ち上がりの後緩やかな放電が行われ、右下
がりの波形となって整形器55に入力され、ここで矩形
状のパルス波形に整形される。
【0014】時報信号検出回路6は、波形整形回路5の
出力パルス信号S5 を受けて、予告音を1秒間隔で3回
検出した後に正時音を検出し、その検出結果(検出の成
否)を示す検出信号S6 をコントロール回路7に出力す
る。
【0015】コントロール回路7は、スタートスイッチ
SSWがオンにされると、選局するために局の発振周波
数に応じてあらかじめ設定された複数の局部発振周波数
f(kHz) の値を所定の繰り返し周期で1チャネル分ずつ
上昇(または下降)させるための指令信号S7 を出力
し、PLLシンセサイザ回路4からの信号S4 を受ける
と指令信号S7 の出力を停止し、選局された放送局、た
とえばNHK第1放送またはNHK第2放送の周波数を
図示しない選局メモリにセットする。また、コントロー
ル回路7は、図4に示すような2つの放送局、たとえば
NHK第1放送およびNHK第2放送それぞれの24回
分の時報信号の検出結果を記憶するためのエリアA1お
よびエリアA2を有する時刻メモリTMRYを備えてい
る。
【0016】コントロール回路7は、指令信号S7 の出
力停止後、時報信号検出回路6の出力信号S6 を受けて
最初の24時間は、最初に選局されたNHK第1放送か
ら送信されてくる時報信号が検出されたか否かを、24
の正時対応に設けられた時刻メモリTMRYのエリアA
1の記憶領域M0〜M23に記憶する。続いて、第2の
NHK第2放送が選局されると、時報信号検出回路6の
出力信号S6 を受けた後の24時間は、最初に選局され
たNHK第2放送から送信されてくる時報信号が検出さ
れたか否かを、24の正時対応に設けられた時刻メモリ
TMRYのエリアA2の記憶領域M0〜M23に記憶す
る。時刻メモリTMRYへのデータの記憶は、具体的に
は、図4に示すように、なんらかの原因で時報信号が検
出されなかった場合にはデータ「0」として記憶し、検
出された場合にはデータ「1」として記憶する。さら
に、コントロール回路7は、NHK第1および第2の合
わせて48時間分のデータの記憶動作が終了すると、次
の正時からは時報信号が検出された時刻、すなわち時刻
メモリTMRYのデータ「1」が記憶された方の放送局
を選択し、その放送局からの時報信号の検出に基づいて
時計部8に時刻修正信号S8 を出力して正時への時刻修
正を行わせる。なお、エリアA1およびエリアA2の同
時刻対応の記憶領域にデータ「1」がセットされている
場合には、NHK第1放送を優先的に選択する。
【0017】次に、上記構成による修正時刻選択動作お
よび通常時刻修正動作を、図5および図6のフローチャ
ートを用いて説明する。なお、図5が修正時刻選択動作
のフローを示し、図6が通常時刻修正動作のフローを示
しており、図5における各ステップには符号「S」を用
い、図6における各ステップには符号「ST」を用いて
いる。
【0018】まず、図5に示すように、時計の初期設定
の後(S1)、スタートスイッチSSWがオン状態に設
定されると(S2)、コントロール回路7において最初
のチャネルが設定されて、そのチャネル対応の周波数に
局部発振周波数を設定するように指令する指令信号S7
がPLLシンセサイザ回路4に出力される。
【0019】PLLシンセサイザ回路4では、コントロ
ール回路7からの局部発振周波数の値を1チャネル分ず
つ変化させるための指令信号S7 を受けて、指令に応じ
たレベルの局発VCO電圧LVが発生されて端子VOS
Cから局部発振器の定数設定部2に出力される。局部発
振器では、局発VCO電圧LVを受けて局部発振信号L
Sが発生されて受信回路3に出力される。このとき、受
信回路3には、アンテナ部1で受信されたAMラジオ放
送局から送信されたAM波が入力されている。
【0020】受信回路3では、端子AMINから入力したア
ンテナ部1によるAM波が、端子OSC で発生した局部発
振器による局部発振信号LSに基づいて中間周波信号I
Fに変換され、変換レベル(IFレベル)があらかじめ
設定した値以上にあるか否かの判別が行われる。また、
受信回路3の端子AFOから、音声信号S3 が波形整形
回路5に出力される。ここで、IFレベルが設定値以上
であると判別されると、受信回路3の端子IFVからハ
イレベル「H」の信号がPLLシンセサイザ回路4に出
力されるとともに、端子IFFから450kHzの中間
周波がPLLシンセサイザ回路4に出力される。
【0021】PLLシンセサイザ回路4では、受信回路
3からのハイレベルの信号を受け、中間周波の入力があ
ると、入力中間周波のカウント(IFカウント)が行わ
れ、IFカウント数があらかじめ設定した値(450k
Hz))を含むその近傍値内にあるか否かの判別が行わ
れる。IFカウント値が所定範囲内にあると判別された
ならば、指令信号S7 の出力を停止させるための停止信
号S4 がコントロール回路7に出力される。コントロー
ル回路7では、停止信号S4 が入力されると、指令信号
7 の出力が停止され、選局された放送局、たとえばN
HK第1放送の周波数が図示しない選局メモリにセット
される(S3)。また、このとき受信回路3は一旦オフ
にされ、時刻メモリTMRYのエリアA1がセットされ
る(S4)。
【0022】また、波形整形回路5では、受信回路3に
よる音声信号S3 が所定幅のパルス状波形に整形され、
信号S5 として時報信号検出回路6に出力される。時報
信号検出回路6では、波形整形回路5の出力パルス信号
5 を受けて、予告音を1秒間隔で3回検出した後に正
時音を検出したならば、検出信号S6 がコントロール回
路7に出力される。
【0023】NHK第1放送が選局メモリにセットされ
ると、たとえば(1/32)秒に一回、図6に示す通常
時刻修正割り込み動作が行われる。通常時刻修正におい
ては、60進カウンタの時、分、秒カウンタがカウント
アップされ(ST1)、これにより時計部8の図示しな
い時針、分針、秒針の通常送りが行われ、時が刻まれ
る。次に、修正を禁止する修正禁止フラグがセットされ
ているか否かの判別が行われる(ST2)。ここで、未
だ修正禁止フラグがセットされていないことから、否定
的判別結果が得られ、次に正時5分前であるか否かの判
別が行われる(ST3)。ステップST3において、正
時5分前であると判別されると、受信回路3がオンにさ
れる(ST4)。
【0024】このとき、図5に示す修正時刻選択フロー
においても、正時5分前であるか否かの判別が行われる
(S5)。ステップS5において、正時5分前であると
判別されると、図示しない選局メモリから受信データの
セットが行われ、受信した音声信号から時報信号検出回
路6においてNHK第1放送による時報信号の検出が行
われ(S6)、その検出結果が信号S6 としてコントロ
ール回路7に出力される。
【0025】これと並行して、通常時刻修正動作フロー
において、時報信号検出回路6の出力信号S6 に基づ
き、時報信号に検出が行われたならば分針の修正可能状
態とされる(ST5)。これに対して、時報信号の検出
が行われなければ、分針の修正は行われない。次いで、
正時30秒前か否かの判別が行われ(ST6)、肯定的
判別結果が得られれば、時報信号検出回路6の出力信号
6 に基づき、時報信号に検出が行われたならば秒針の
修正可能状態とされる(ST7)。これに対して、時報
信号の検出が行われなければ、秒針の修正は行われな
い。
【0026】次に、正時から5分過ぎたか否かの判別が
行われる(ST8)。ステップST8において、5分過
ぎていないと判別されると、分修正が終了したか否かの
判別が行われ(ST9)、分修正が行われたと判別され
ると、秒修正が終了したか否かの判別が行われる(ST
10)。ステップST10において、秒修正が行われた
と判別されると、時刻メモリTMRYへの書き込みが行
われたか否かの判別が行われ、否定的判別結果が得られ
ると、時刻メモリTMRYのエリアA1のアドレスM0
の領域に、その正時刻に時報信号が検出され時刻修正が
できたことを示すデータ「1」が書き込まれる(ST1
2)。時刻メモリTMRYへのデータ「1」の書き込み
が終了すると、エリアA1における時刻メモリアドレス
が「+1」され(ST13)、さらに修正用フラグが初
期化されて(ST14)、受信回路3がオフにされ(S
T15)、上述したステップST1からの動作が繰り返
される。
【0027】なお、上述したステップST2,ST3お
よびST6において、否定的判別結果が得られたなら
ば、秒針、分針の通常送りが行われる(ST16,ST
17)。また、ステップST8において、正時から5分
経過したと判別され、このとき、分修正および秒修正が
行われておらず、時刻メモリTMRYへのデータの書き
込みが行われていなければ(ST18)、時刻メモリT
MRYのたとえばアドレスM0の領域に、その正時刻に
時報信号が検出されず、時刻修正ができなかったことを
示すデータ「0」が書き込まれ(ST19)、ステップ
13からの動作に移行する。以上の通常時刻修正動作
が、割り込み動作として(1/32)秒の間隔をおいて
行われる。
【0028】一方、修正時刻選択動作フローにおいて、
図5に示すように、上述した時刻メモリTMRYのエリ
アA1へのデータの書き込みが24回行われたか否かの
判別が行われ(S7)、否定的な判別結果が得られる
と、ステップS10に移行して48回目か否かの判別が
行われ、否定的な判別結果が得られると、ステップS5
の動作に戻り、ステップS5,S6およびS10の一連
の動作が行われる。ここで、ステップS7において、肯
定的な判別結果が得られると、上述したNHK第1の選
局動作と同様な動作によりNHK第2が自動選局され、
その周波数が図示しない選局メモリにセットされる(S
8)。また、このとき受信回路3は一旦オフにされ、今
度は時刻メモリTMRYのエリアA2がセットされ(S
9)、ステップS5の動作に戻る。
【0029】このとき、割り込み動作として(1/3
2)秒の間隔をおいて行われる、図6に示す通常時刻修
正動作では、ステップST1〜ST19の動作が時刻メ
モリTMRYのエリアA2に対して行われる。すなわ
ち、NHK第2を選局してから24時間、その自動選局
されたNHK第2の放送信号から毎正時の時報信号の検
出が行われ、その検出の時刻毎の成否がデータ「0」ま
たは「1」として時刻メモリTMRYのエリアA2の2
4個の記憶領域M0〜M23に書き込まれる。
【0030】以上のエリアA1およびA2に対する一連
の動作が48時間連続して行われ、ステップS10にお
いて肯定的な判別結果が得られると、時刻メモリ書き込
み終了フラグがセットされ(S11)、続いて、時刻メ
モリTMRYの初期アドレスM0がセットされる(S1
2)。次に、正時5分前か否かの判別が行われ(S1
3)、肯定的な判別結果が得られると、時刻メモリTM
RYのエリアA1,A2の読み込みが行われる(S1
4)。そして、まず、エリアA1の読み出したデータが
「1」であるか否か、すなわちNHK第1の時報信号を
受信可能であるか否かの判別が行われる(S15)。ス
テップS15において、肯定的な判別結果が得られる
と、NHK第1の周波数が図しない選局メモリにセット
され(S16)、さらに図示しない選局メモリから受信
データのセットが行われ(S17)、受信した音声信号
から時報信号検出回路6においてNHK第1放送による
時報信号の検出が行われ、その検出結果が信号S6 とし
てコントロール回路7に出力され、このときの時報信号
に基づいて、時計部8に時刻修正信号S8 が出力されて
正時への時刻修正が行われる。
【0031】また、ステップS15において、否定的な
判別結果が得られると、エリアA1の読み出したデータ
が「0」であことから、次に、同時刻のエリアA2の読
み出しデータが「1」であるか否か、すなわちNHK第
2の時報信号を受信可能であるか否かの判別が行われる
(S18)。ステップS18において、肯定的な判別結
果が得られると、NHK第2の周波数が図しない選局メ
モリにセットされ(S19)、ステップS17の動作に
移行し、受信した音声信号から時報信号検出回路6にお
いてNHK第2放送による時報信号の検出が行われ、そ
の検出結果が信号S6 としてコントロール回路7に出力
され、このときの時報信号に基づいて、時計部8に時刻
修正信号S8 が出力されて正時への時刻修正が行われ
る。
【0032】また、ステップS18において、否定的な
判別結果が得られると、エリアA1およびA2の読み出
したデータが「0」であことから、この時刻には時報信
号の検出が困難であるとして修正禁止フラグがセットさ
れて(S20)、時刻修正は行われない。
【0033】ステップS17において時刻修正を行った
後、またはステップS20において時刻修正を行わず、
修正禁止フラグがセットされた後は、時刻メモリアドレ
スの次のアドレスが読み込まれ(S21)、この動作が
24回行われた否かが判別され(S22)、24回目に
達していなければステップS13の動作に戻り、24回
に達したならばステップS12の動作に戻り、以降、上
述したと同様の一連の動作が行われる。
【0034】以上説明したように、本実施例によれば、
受信回路3、PLLシンセサイザ回路4、波形整形回路
5、時報信号検出回路6およびコントロール回路7によ
り、初期修正後の次の正時から24回目の正時までは第
1の放送局(たとえばNHK第1)を自動選局し、第1
の放送局からの信号から毎正時の時報信号の検出を行
い、時報信号検出可能な時刻のときは時刻メモリTMR
YのエリアA1にデータ「1」を書き込み、検出不可能
なときはデータ「0」を書き込み、さらに次の正時から
24回目の正時までは第2の放送局(たとえばNHK第
2)を自動選局し、第2の放送局からの信号から毎正時
の時報信号の検出を行い、時報信号検出可能な時刻のと
きは時刻メモリTMRYのエリアA2にデータ「1」を
書き込み、検出不可能なときはデータ「0」を書き込
み、次の正時以降は時報信号検出可能なデータ「1」が
記憶されている放送局を選択して、その放送局から受信
した時報信号に基づいて時計部8の時刻修正を行うよう
にしたので、放送内容や設置場所の環境などに影響され
ず、確実に時刻修正を行うことができる。
【0035】なお、本実施例では、各正時毎にデータ
「1」がセットされた放送局を捜査して選択し、時刻修
正を行うように構成したが、データ「1」がセットされ
た両放送局の時刻から任意の時刻を設定し、設定時刻に
時刻修正を行うように構成してものよい。この場合、放
送内容や設置場所の環境などに影響されず、一日のうち
で設定した回数だけ確実に時刻修正を行うことができ、
また、消費電流の低減、小型化、長寿命化などを図るこ
とができる。
【0036】また、本実施例においては、初期設定され
てから最初の48時間に時報信号検出の成否データを採
取し、そのデータから修正を行う時刻を設定するように
構成したが、たとえば、時計が異なる場所に置き換えが
なされたときや、データ「1」がセットされた時刻に時
報信号の検出が数回できなかったなどの場合には、デー
タの採取を再取り込みするようにするなど、種々に態様
が可能である。さらに、本実施例では、2つの放送局に
特定して説明したが、3つ以上の放送局の場合にも、本
考案が適用できることはいうまでもない。
【0037】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
放送内容や設置場所の環境などに影響されず、確実に時
刻修正を行うことができ、精度の高い電波修正時計を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電波修正時計における選局装置の
一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】時報信号としての音声信号の構成例を示す図
で、(a)は送信波形例を示す図、(b)は(a)の波
形の整形後のパルス波形を示す図である。
【図3】本考案に係る波形整形回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】本考案に係る時刻メモリの構成例を示す図であ
る。
【図5】図1における修正時刻選択動作を説明するため
のフローチャートである。
【図6】図1における通常時刻修正動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1…アンテナ部 2…局部発振器の定数設定部 3…受信回路 4…PLLシンセサイザ回路 5…波形整形回路 51…増幅器 52…ローパスフィルタ 53…コンパレータ 54…積分器 55…整形器 6…時報信号検出回路 7…コントロール回路 8…時計部 TMRY…時刻メモリ VCC…電源電圧 SSW…スタートスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局から送信される時報信号を受けて
    時計部の時刻修正を行う電波修正時計であって、 自動選局により少なくとも2つの特定の放送局を選択
    し、これら放送局からの送信信号から毎正時の時報信号
    を検出する時報信号検出手段と、 記憶手段と、 選局された放送局毎に、選局から24時間は上記時報信
    号検出手段により時報信号が検出された時刻を上記記憶
    手段に記憶し、次の正時からは当該記憶手段の記憶情報
    に基づき時報信号検出可能な時刻を選択し、その時刻に
    受信した時報信号に基づいて時計部の時刻修正を行わせ
    る制御手段とを有することを特徴とする電波修正時計。
JP4168693U 1993-07-29 1993-07-29 電波修正時計 Expired - Lifetime JP2554000Y2 (ja)

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