JP2704073B2 - 無線選択呼出受信機 - Google Patents

無線選択呼出受信機

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JP2704073B2
JP2704073B2 JP3296875A JP29687591A JP2704073B2 JP 2704073 B2 JP2704073 B2 JP 2704073B2 JP 3296875 A JP3296875 A JP 3296875A JP 29687591 A JP29687591 A JP 29687591A JP 2704073 B2 JP2704073 B2 JP 2704073B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線選択呼出受信機(R
adio Pager)に関し、特に、受信無線周波数
信号と干渉しない適切な周波数の高速クロックを持ち、
しかもそのクロック周波数の立ち上りに要する時間の短
かい高速クロック発生回路を備える無線選択呼出受信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の無線選択呼出システムの基地局装
置はデジタル選択呼出信号により変調された無線周波数
信号を複数の周波数チャンネル(例えば、150MHz
帯,チャンネル間隔25KHz)から選んだ1つのチャ
ンネルを通じて送信する。無線選択呼出受信機はその指
定周波数チャンネルの無線周波数信号をアンテナを介し
て無線受信部(RF部)に受ける。RF部はこの無線周
波数信号をデジタル選択呼出信号に復調し、この選択呼
出信号はデコーダによって呼出番号信号を含む呼出信号
に復号される。この呼出信号に応答してCPUを主な構
成要素とする受信制御部は、選択受信制御、すなわち上
記呼出番号信号がROMに予め記憶されている自己の呼
出番号に一致するかどうかを判定するとともに両者が一
致しているときはスピーカによる鳴音および/または表
示部によるメッセージ表示を行い、無線選択呼出受信機
の使用者に呼出があることを報らせる。
【0003】上記無線選択呼出受信機では、通常、電力
消費の低減のために種々のバッテリーセービング(Ba
ttery Saving:BS)手段を講じている。
即ち、電源スイッチOFF時のスタンバイ(Stand
by:SB)モードや上記無線周波数信号の間欠受信
を行うBSモードには、上記無線選択呼出受信機のRF
部,デコーダ,CPU等は、デコーダに備えられた低速
クロック発生回路(デコーダクロック発生回路ともい
う)からの低速クロック(代表的には32.768KH
z)によって低電力消費動作のデジタル信号処理を行
う。一方、高速動作が必要となるメッセージ信号のRA
Mへの格納(メッセージ処理モード:Me−ssage
Process:MP),表示部へのメッセージ表示
(メッセージ表示モード:Message Displ
ay:MD)等のときは、上記無線選択呼出受信機の受
信制御部および表示部は、受信制御部に含まれる高速ク
ロック発生回路(動作用クロック発生回路ともいう)か
らの高速クロック(代表的には2MHz)によってデジ
タル信号処理を行う。この高速クロックはこれら受信制
御部および表示部の消費電力を大きくするだけでなく雑
音発生の原因となる。
【0004】すなわち、上記高速クロックの周波数(高
速クロック周波数)は、この高速クロックの高調波が上
記RF部の受信した無線周波数信号あるいは復調した上
記選択呼出信号との間で干渉あるいは信号処理妨害を起
さないような適切な周波数に調整される必要がある。そ
のため、上記高速クロック周波数調整は、上記無線選択
呼出受信機の製造時,あるいは遅くともページング受信
機の使用開始後、高速クロックの発生前に行われる。し
かしこの高速クロック発生回路の周波数調整において不
適切な回路定数が選ばれ、その結果、この回路の周波数
対ループ位相特性の急峻な変化,上記高速クロックの立
ち上り時間の増大および上記高速クロックの発生停止を
生じることがある。そこで、上記高速クロック発生回路
では、上記不具合を防止するため回路安定度を補償する
補償回路を設け、上記高速クロックの立ち上り時間を最
短とする素子特性を有する回路素子を選んで上記補償回
路に接続している。この回路素子の所要特性値は、一般
に高速クロックの周波数によって異なる。従って、従来
の高速クロック発生回路においては、上記無線選択呼出
受信機の製造時に、複数の周波数調整素子および上記回
路素子からそれぞれ適切な特性を有する素子を選んで上
記高速クロック発生回路に接続し、これによって上記高
速クロックの周波数および立ち上り時間を調整してい
た。このように、従来の高速クロック発生回路では、上
記無線選択呼出受信機の製造時に、使用周波数チャンネ
ルに応じて上記二種類の調整素子をそれぞれ選択する必
要があった。また、一旦上記各調整が行われたあとに、
上記周波数チャンネルの変更があると、高速クロック周
波数および立ち上り時間の調整を再び行う必要があり、
この再調整作業に多大の時間を要するという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の第1
の目的は、クロック周波数が一旦調整されたあとであっ
ても、クロックの立ち上り時間を与えられた条件で最も
短い時間に自動調整することができる高速クロック発生
回路を備えた無線選択呼出受信機を提供することにあ
る。
【0006】本発明の第2の目的は、使用周波数チャン
ネルの変更に伴なうクロック周波数およびクロックの立
ち上り時間の調整を容易に行うことができる高速クロッ
ク発生回路を備えた無線選択呼出受信機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による無線選択
呼出受信機において、アンテナを介して受けた無線周波
数信号をデジタル選択呼出信号に復調するRF部,この
デジタル選択呼出信号を呼出信号にデコードするデコー
ド部,この呼出信号に応答して選択受信制御を行う受信
制御部および受信制御部の表示指示によってメッセージ
表示を行う表示部等に含まれるデジタル回路は、上記デ
コーダ部に含まれる低速クロック発生回路からの低速ク
ロックおよび上記受信制御部に含まれる高速クロック発
生回路からの高速クロックの双方あるいはどちらかのク
ロックでデジタル信号処理を行う。
【0008】この発明の主な特徴を構成する上記高速ク
ロック発生回路は、周波数調整手段を含み上記高速クロ
ックを発生する高速クロック発振器と、上記高速クロッ
クの立ち上り時間を与えられた条件で最小にする立ち上
り時間調整手段、すなわち上記高速クロック発振器を高
性能かつ安定な状態に維持する手段とを備える。上記高
速クロック周波数の調整後に、この立ち上り時間調整手
段は、複数の上記回路素子を素子選択手段により上記高
速クロック発振器に順次切替接続し、この切替接続のた
びごとに立ち上り時間計測手段により上記高速クロック
の立ち上り時間を測定し、この複数の立ち上り時間測定
結果を立ち上り時間比較手段によって比較することによ
って最小立ち上り時間対応の整合素子を選択する。選択
された回路素子の識別番号は上記最小立ち上り時間とと
もに記憶回路に記憶される。メッセージ表示等のための
高速クロックの供給必要時には、この識別番号が受信制
御部からの高速クロック要求信号によって上記記憶回路
から呼び出され、上記識別番号に対応する回路素子が高
速クロック発振器に接続される。この立ち上り時間調整
は、上記無線選択呼出受信機に電池が装着されるとすぐ
に自動的に実行され、上記高速クロックの供給必要時よ
り前に終了する。つまり、この立ち上り時間調整は、上
記無線選択呼出受信機の製造時に行ってもよく、また、
無線選択呼出受信機の使用開始後であって高速クロック
の供給モードに入るより前に行ってもよい。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1のブロック図を参照すると、この無線
選択呼出受信機は、アンテナ1を介して受けた無線選択
呼出システムの基地局装置からの無線周波数信号S1か
らデジタル選択呼出信号S2を復調するRF部2と、こ
のデジタル選択呼出信号S2を呼出番号信号およびメッ
セージ信号を含む呼出信号S4にデコードするデコーダ
部3と、自己の呼出番号S5を予め記憶しているROM
4と、上記呼出番号信号S4と上記自己の呼出番号S5
との一致を判定するとともに両者が一致しているときに
は呼出があることをこの無線選択呼出受信機の使用者に
報せる制御(以下、選択受信制御)を行なう受信制御部
5Aを含む制御部5と、受信制御部5Aからの第1の鳴
音信号S8を第2の鳴音信号S9に増幅する増幅器7
と、この鳴音信号S9に応答して鳴音するスピーカ8
と、受信制御部5Aからの表示指示信号S10によって
メッセージ表示を行う表示部9とを備える。また、上記
無線選択呼出受信機は、電池ホルダHL1に装着されて
一次電圧V1(一例として1.5V)をRF部2,DC
/DCコンバータ6および増幅器7に供給する電池BA
T1を備える。DC/DCコンバータ6は一次電圧V1
を電圧変換した二次電圧V2(一例として3.0V)を
デコーダ部3,制御部5および表示部9に供給する。
【0011】上記低速クロック発生回路30は、電池B
AT1が電池ホルダHL1に装着されると直ちに低速ク
ロック(代表的には32.768KHz)を発生し、こ
の低速クロックをデコーダ部3内部はもとより上記RF
部2および制御部5に制御信号S3によって供給し、こ
れらの回路は低電力消費のデジタル信号処理を行う。即
ち、無線選択呼出受信機はこのとき上記BSモード動作
を行っている。
【0012】また、上記高速クロック発生回路50は、
無線選択呼出受信機の使用者がデコーダ部3への電源ス
イッチSW1をONとしたあと、受信制御部5Aによる
自己の呼出番号に一致する呼出番号信号(呼出信号に含
まれる)S4の受信に伴ない、受信制御部5Aが高速の
デジタル信号処理が必要であると判断する上記MPモー
ドおよび表示スイッチSW2のONによるMDモードに
なったときだけ、受信制御部5Aからの高速クロック要
求信号S6に応答して高速クロック(代表的には2MH
z)を信号S7,S10等として上記受信制御部5Aお
よび表示部9に供給する。これら受信制御部5Aおよび
表示部9は、高速クロックによる信号処理によって大電
力を消費するとともに高周波雑音の発生源となる問題を
招来するが、上記MPモードおよびMDモードにおいて
は迅速なデジタル信号処理の達成により高い優先順位が
与えられる。
【0013】高速クロック発生回路50は、高速クロッ
クS7を発生する高速クロック発振器と、高速クロック
S7の高調波とRF部2の受信する無線周波数信号S1
とが干渉を起さないような周波数にこの高速クロックS
7の周波数を微調整する公知の周波数調整手段とを備え
る。また、高速クロック発生回路50は、高速クロック
S7の立ち上り時間を与えられた条件で最小にする立ち
上り時間調整手段を備える。この立ち上り時間調整手段
は、上記調整周波数において、上記高速クロックの立ち
上り時間を最小にする回路素子を複数の回路素子から選
択し、上記選択された回路素子を上記高速クロック発振
器の補償回路に接続する。この立ち上り時間調整は、上
記無線選択呼出受信機に電池BAT1が装着され、上記
低速クロック発生回路30が起動するとすぐに実行さ
れ、高速クロックS7の必要となるまでに終了する。こ
の立ち上り時間調整は、上記無線選択呼出受信機の製造
時に行ってもよいが、それが不可能である場合は上記無
線選択呼出受信機の使用開始後であって高速クロックS
7の供給モードに入るまでに行われればよい。
【0014】上述のとおり、本発明による無線選択呼出
受信機は、高速クロック発生回路50の供給する高速ク
ロックS7の立ち上り時間を最小にする立ち上り時間調
整手段を含んでおり、単純な作業で安定な高速クロック
S7の供給を保証する。
【0015】図2のブロック図を参照すると、この高速
クロック発生回路50は、水晶発振子CR51,インバ
ータA51およびクロック立ち上り時間調整用抵抗器R
51ないしR55のうちの選択回路54によって選択さ
れたいずれかをリング状に接続した帰還型の高速クロッ
ク発振器を備えている。抵抗器R51ないしR55の抵
抗値は、抵抗器R51の抵抗値が最も小さく、以下抵抗
器番号が増加するにつれて増大している。この高速クロ
ック発振器は、また、水晶発振子CR51の共振周波数
によってほぼ決定される発振周波数(高速クロックS7
の周波数)を微調整するコンデンサC51,C52を水
晶発振子CR51に並列に接続している。ここで、コン
デンサC51およびC52は、既に公知の周波数調整手
段によって、高速クロックS7の高調波が上記無線周波
数信号S1(図示せず)とは干渉しない周波数に調整さ
れている。しかし、コンデンサC51およびC51の調
整容量値が高速クロック発振器の推奨定数から外れる
と、この高速クロック発振器の安定度は損なわれる。抵
抗値の互いに異なる抵抗器R51ないしR55はこの安
定度の低下を補償するために備えられている。即ち、こ
の高速クロック発振器は、抵抗器(R51ないしR55
のいずれか)の抵抗値が適切であると高速クロックの立
ち上り時間は小さいが、抵抗値が大きすぎると帰還量が
少ないため立ち上り時間が大きくなり、逆に抵抗値が小
さすぎると最初に水晶発振子CR51の不要発振モード
の発振を引き起すため、逆に正規の発振モードの立ち上
り時間が大きくなるという性質がある。そこで、この高
速クロック発振回路50は、抵抗器R51ないしR55
を順次自動的に上記高速クロック発振器に接続して高速
クロック立ち上り時間を測定し、最小立ち上り時間を示
す抵抗器を高速クロック供給時に接続する抵抗器として
選択する。この結果、高速クロック発生回路50は上記
抵抗器を接続することによって与えられた条件のもとで
最良の安定度を得ることができる。
【0016】図3のフローチャートおよび図4の信号波
形図を図2に併せ参照すると、時刻t1における電池B
AT1(図示せず)の装着に伴ない、低速クロック発生
回路30は、低速クロックS4を発生し(例えば、3な
いし10m秒後)、このクロックS4を制御部5に含ま
れCPU5Bを主な構成要素とする受信制御部5Aに供
給する。受信制御部5Aはこの低速クロックS4を抵抗
器選択起動信号S6として高速クロック発生回路50の
制御回路53に与える(ステップ31)。すると時刻t
2において、制御回路53は高速クロック発振器に第1
番目の抵抗器R51を接続させる選択制御信号S53を
選択回路54に供給し、選択回路54は抵抗器R51を
高速クロック発振器に接続する。また同時に、制御回路
54は制御信号S52aによって計測回路52の立ち上
り時間測定手段を起動する。これによって、高速クロッ
ク発振器は第1番目の高速クロック発振器を構成して第
1の高速クロックS7aを生じる(ステップ32,3
3)。計測回路52は、制御信号S52aに応答して時
刻t2からこの高速クロックS7aの立ち上り時間測定
を開始し、時刻t3においてこの測定を完了し、高速ク
ロックS7aの立ち上り時間T1を得る(ステップ3
4)。計測回路52は、次にEEROM等を使用する記
憶回路51から予め記憶されている最大値T0(第0番
目の高速クロック発振器の立ち上り時間と想定されてい
る)を読み出し信号S51によって読み出し、この値T
0と上記立ち上り時間T1とを比較する(ステップ3
5)。そして、計測回路52は、少ない値を示す立ち上
り時間T(この場合は第1番目の高速クロック発振器の
立ち上り時間T1)を置き換えてまたはそのまま記憶回
路51に格納する(ステップ36)。ステップ36が終
了すると、計測回路52は制御回路53に計測完了信号
S52b(例えば低速クロックS4)を送出するととも
に立ち上り時間測定手段をリセットする。制御回路53
はこの信号S52bを受けると、時刻t4において、再
び高速クロック発振器に上記選択制御信号S53(クロ
ック信号S4)を選択回路54に供給し、同時に制御信
号S52aによって上記立ち上り時間測定手段を起動す
る(ステップ38,32)。この信号S53に応答して
選択回路54は第2番目の抵抗器R52を高速クロック
発振器に接続する(ステップ33)。以下同様に、この
高速クロック発生回路50は、抵抗器番号の増大につれ
て高速クロックS7の立ち上り時間Tが小さくなる場合
には、計測完了信号S52bに応答して順次第5番目の
抵抗器R55を接続した高速クロック発振器の立ち上り
時間T5までを測定し(T2=t5−t4,T3=t7
−t6)、最終的に最小立ち上り時間T5を記憶回路5
1に記憶する。
【0017】ここで、ステップ35において、計測回路
52が新たに測定した第i(iは1ないし5の整数)番
目の立ち上り時間Tiが、既に記憶回路51に格納され
ている立ち上り時間Txより大きいときには、立ち上り
時間Txを持つ高速クロック発振器が決定されたとし
て、設定完了信号S52b(例えば、ハイ(H)レベル
信号)を制御回路53に供給する(ステップ39)。こ
の状況では、立ち上り時間Txの高速クロック発振器を
構成する抵抗器(R51〜R55のいずれか)の抵抗器
番号と立ち上り時間Txが記憶回路51に記憶されてい
る。
【0018】また、上述のとおり最後に測定した立ち上
り時間T5が最小であって、ステップ37において制御
回路53が最後の選択数imaxを計数した場合にも制
御回路53は抵抗器の設定完了を判定し、このフローは
ステップ39に移る。この状況では、第5番目の高速ク
ロック発振器を構成する抵抗器R55の抵抗器番号と立
ち上り時間T5が記憶回路51に記憶されている。
【0019】次に高速クロック必要時における高速クロ
ックS7の供給手順について説明すると、時刻t10に
おいて電源SW1のONによって無線選択呼出受信機の
電源がONとなる。この電源ONは上記表示部9に表示
する必要があるため、電源ON信号がデコーダ部3から
制御信号S4によって受信制御部5Aに送出され、この
制御信号S4に応答して受信制御部5Aは高速クロック
要求信号S6を制御回路53に送出する(ステップ4
0)。制御回路53はこの信号S6を受けて記憶回路5
1から抵抗器番号を読み出すことを指示する制御信号S
52aを計測回路52に送出する。制御信号S52bに
よって抵抗器番号が計測回路52を介して制御回路53
に伝えられると、制御回路53はこの抵抗器番号(S5
2b)に応答して抵抗器設定信号S53を選択回路54
に供給する(ステップ41)。すると選択回路54は抵
抗器設定信号S53に応答して上記抵抗器番号に相当す
る抵抗器を抵抗器R51ないしR55のうちから選択し
て高速クロック発振器に接続し、高速クロック発振器は
時刻t11から高速クロックS7を生じる(ステップ4
2)。さらに時間が経過して、制御回路53が受信制御
部5Aから高速クロック停止信号S6を受けると、制御
回路53は制御信号S53(例えばロー(L)レベル信
号)によって選択回路54に抵抗器の接続開放の指示を
し、高速クロック(S7)の供給は停止する(ステップ
43)。
【0020】ここで、設定完了(ステップ39)した抵
抗器番号を記憶する手段を制御回路53に持たせておけ
ば、ステップ41(抵抗器設定ステップ)において、制
御回路53は高速クロック要求信号S6に応答して直ち
に上記記憶された抵抗器(R51ないしR55のいずれ
か)を選択する抵抗器設定信号S53を選択回路53に
送出することができる。
【0021】なお、図2においては、制御回路53とC
PU5Aとは異なる回路として示されているが、同一ハ
ードウェアを用い、これを異なるソフトウェア手段によ
って異なる機能とすることは勿論可能である。この場合
には、低速クロックS3は制御回路53に直接供給され
ることになる。また、記憶回路51,計測回路52,制
御回路53および選択回路54は低速クロックS3をク
ロック信号としている。さらに、上記高速クロック要求
信号S6は、上記電源ON時以外にも上記受信制御部5
Aの判断によって随時供給される。
【0022】図5のブロック図を参照すると、判定部5
40は、上記制御回路53(図示せず)から入力端子に
与えられる複数の選択制御信号S53を識別し、複数の
出力端子のそれぞれに上記識別結果に対応したHまたは
Lレベルの論理信号S541ないしS545を生じる。
これら論理信号S541ないしS545はそれぞれ、入
力端子が上記インバータA51(図示せず)の出力端に
共通に接続され出力端が上記抵抗器R51ないしR55
のいずれかに接続された上記判定部541の出力端子数
に対応するゲート回路542ないし546の制御端子の
いずれかに供給される。各ゲート回路(542ないし5
46)は、与えられる論理信号(S541ないしS54
5のいずれか)の上記Hレベルに応答してゲートONす
る。
【0023】図6の波形図を図5に併せ参照すると、判
定部540は、高速クロック発生回路50の抵抗器選択
期間には、制御回路53から第1から第5までの選択制
御信号S53aないしS53eを順番に受ける。また、
制御回路53に高速クロック要求信号S6により高速ク
ロック供給指示のあったときには(図示せず)、上記選
択制御信号S53aないしS53eのいずれかを受け
る。これら選択制御信号S53aないしS53eは、H
レベルおよびLレベルの組み合わせで構成され、時間T
aを一周期としている。時間Taで繰り返されるデジタ
ル信号数は8個であり、第1の選択制御信号S53aで
は“HLHLHLHL”の順にレベルが変化し、第2の
選択制御信号S53bでは“HLLHHLLH”の順に
レベルが変化する。第1ないし第5の選択制御信号S5
3aないしS53eは抵抗器R51ないしR55にそれ
ぞれ一対一に対応しており、判定部540が第1の選択
制御信号S53aを受けると、判定部540は論理信号
S541をHレベル、他の論理信号S542ないしS5
45をLレベルとしてゲート回路541のみをONと
し、抵抗器R51とインバータA51とを接続する。同
様にして判定部540が第2の選択制御信号S53bを
受けると、ゲート回路542は 抵抗器R52とインバ
ータA51とを接続する。このように判定部540は供
給された選択制御信号S53に対応したゲート回路(5
41ないし545のいずれか)をONとし、従って、O
Nとされたゲート回路に接続された抵抗器とインバータ
A51とが接続される。上記接続の結果、上記高速クロ
ック発生器(図示せず)は高速クロックS7aないしS
7eのいずれかを発生することになる。
【0024】なお、低速クロックS4の一周期Taの間
に亘ってHレベルの制御信号S53が判定部540に供
給されないときには、判定部540は全ての論理信号S
541ないしS545のレベルをLとし、全ての抵抗器
R51ないしR55とインバータA51との接続を断と
する。その結果、上記高速クロック発振器は高速クロッ
クS7の供給を停止する。
【0025】図7のブロック図,図8および図9の信号
波形図を併せ参照すると、計測部523は、上記選択回
路54(図示せず)への第1の制御信号S53aを生じ
る時刻t2に上記制御回路53(図示せず)から制御信
号S52aを受けると、制御信号S524によってタイ
マ524を起動する。以後、タイマ523は計時時間S
523aを記録部523に送出する。このときには、上
記高速クロック発振器は抵抗器R51を接続しており、
高速クロックS7(S7a)は図示する波形を描いて立
ち上る。計測部523が備えるクロック検出部523A
は低速クロック(S4)の周期Tb(低速クロック周波
数が32.768KHzのときには30.5μ秒)ごと
に、この低速クロックの立ち上りで上記高速クロックS
7aの振幅電圧Hを検出する。例えば、タイマ524の
起動時刻t2から低速クロックS4が立ち上ると、クロ
ック検出部523Aは時刻t2からTb時間後に検出し
た高速クロックS7aの振幅電圧H1をやはり計測部5
23が備えるコンパレータA51に与える。コンパレー
タA51は、この振幅電圧H1と電池BAT51によっ
て予め設定された基準電圧(以下、閾値という)Hsh
とを比較し、振幅電圧H1が閾値Hshより大きいとき
にはHレベル信号S522を記録部522に供給する。
この状態では振幅電圧H1が閾値Hshより小さいので
信号S522は供給されない。
【0026】タイマ524の起動から2Tb(T1)時
間経過後の時刻t3において、クロック検出部523A
は高速クロックS7aから閾値Hshをこえる振幅電圧
H2を検出する。振幅電圧H2を受けたコンパレータA
51はHレベル信号S522を記録部522に供給す
る。Hレベル信号S522を受けた記録部522はタイ
マ524から計時時間S523aを読み取り、読み取っ
た高速クロックS7aの立ち上り時間T1を計測時間S
521として比較部521に与える。同時に、記録部5
22はリセット信号S523bによってタイマ524を
リセットする。
【0027】立ち上り時間T1を受けた比較部35は、
上記記憶回路51に初期設定されている最大値の立ち上
り時間T0(第0の高速クロック発振器とされている)
を読み出し、時間T0と時間T1とを比較する。この場
合、当然立ち上り時間T1が小さいが、この比較後、比
較部53は小さい立ち上り時間T1とこの時間T1を生
じる第1の高速クロック発振器を識別する識別番号(抵
抗器番号R51あるいは第1の高速クロック発振器番号
としてもよい)とともに上記記憶回路51に格納する。
上記格納が終了すると、比較部521は測定完了信号S
52a(例えば低速クロック)を上記制御回路53に送
出して第1の高速クロック発振器の生じる高速クロック
の立ち上り時間T1の測定を終る。
【0028】次に、計測部523が時刻t4に制御信号
S52aによって上記制御回路53から上記第2の高速
クロックS7bの供給開始を知らされると、同様に、上
記計測部523,タイマ524および記録部522によ
って第2の高速クロックS7bの立ち上り時間T2を測
定する。すると、比較部521は上記記憶回路51から
立ち上り時間T1を読み出し、これと時間T2とを比較
する。時間T2が小さいので、比較部521は記憶回路
51への格納を時間T1から時間T2に置き換える(識
別番号も置き換える)。そして比較部521は測定完了
信号S52bを上記制御回路53に送出して第2の高速
クロックS7bの立ち上り時間T2の測定を終る。以
下、同様にして第3および第4の高速クロック発振器の
生ずる高速クロックS7cおよびS7dの立ち上り時間
T3およびT4を測定するが、第4の立ち上り時間T4
は先に測定された立ち上り時間T3より小さい。する
と、計測回路52(比較部521)は、第3の高速クロ
ックS7cの立ち上り時間T3が最も小さいと判断し、
高速クロックS7すべての立ち上り時間Tの測定終了お
よび抵抗選択の終了を表わすHレベルの制御信号S52
bを制御回路53に送出する。この結果、上記制御回路
53は新たな選択制御信号S53の送出を停止し、上記
高速クロック発生回路50は抵抗器R53を高速クロッ
ク発振器に接続する抵抗器として決定する。なお、第5
の高速クロック発振器の立ち上り時間T5が最も小さい
場合には、この時間T5を最小立ち上り時間と決定す
る。
【0029】
【発明の効果】上述のように、この発明の無線選択呼出
受信機では、高速クロック発振器の立ち上り時間調整用
に用意されている複数の抵抗器から高速クロックの立ち
上り時間を最小にする抵抗器を自動的に選択する。この
抵抗器自動選択により上記高速クロック発振器の立ち上
り特性および位相特性を初めとする回路の安定度を最適
に補償できるので、上記高速クロックの周波数をRF部
や制御部等の異常動作または動作停止の原因となる無線
周波数信号と高速クロックとの干渉を防止するような周
波数に十分に調整することができる。また、この高速ク
ロックの立ち上り時間調整は、上記無線選択呼出受信機
の製造時以外にも、上記無線選択呼出受信機に電池が装
着されたあと、上記動作クロックの供給開始までの間に
行うことができるので、利便性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の無線選択呼出受信機のブロ
ック図である。
【図2】図1の無線選択呼出受信機の高速クロック発生
回路を示すブロック図である。
【図3】図2の高速クロック発生回路の動作を説明する
フローチャートである。
【図4】図2の高速クロック発生回路の動作を説明する
信号波形図である。
【図5】図2の実施例に含まれる選択回路のブロック図
である。
【図6】図5の選択回路に供給される抵抗器選択制御信
号の波形図である。
【図7】図2の実施例に含まれる計測回路のブロック図
である。
【図8】図7の計測回路における高速クロック立ち上り
時間の計測方法を説明するための信号波形図である。
【図9】図7の計測回路によって測定される各抵抗器対
応の高速クロック立ち上り時間を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF部 3 デコーダ部 4 ROM 5 制御手段 5A 受信制御部 5B CPU 6 DC/DCコンバータ 7 増幅器 8 スピーカ 9 表示部 30 低速クロック発生回路 50 高速クロック発生回路 51 記憶回路 52 計測回路 53 制御回路 54 選択回路 521 比較部 522 記録部 523 計測部 523A クロック検出部 524 タイマ 540 判定回路 541〜545 ゲート回路 A51 コンパレータ BAT1,BAT51 電池 C1,C2 コンデンサ CR1 水晶振動子 HL1 電池ホルダ R51〜R55 抵抗器 SW1 電源スイッチ SW2 表示スイッチ

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを介して受けた無線周波数信号
    からデジタル選択呼出信号を復調するRF部と、前記デ
    ジタル選択呼出信号に応答して呼出番号信号を生じるデ
    コーダと二次電圧の印加によって低速クロックを生じる
    低速クロック発生回路とを含むデコード部と、自己の呼
    出番号を予め記憶しているROMと、前記呼出番号信号
    と前記自己の呼出番号との一致を判定するとともに両者
    が一致しているときには鳴音および/または発光報知に
    よって呼出があることを使用者に知らせる選択受信制御
    を行なう受信制御部と予め定めた動作時に高速クロック
    を供給する高速クロック発生回路とを含む制御手段と、
    電池ホルダに装着されて一次電圧を生じる電池と、前記
    一次電圧を受けて電圧変換した前記二次電圧を少なくと
    も前記デコーダ部および前記制御手段に供給するDC/
    DCコンバータとを備える無線選択呼出受信機におい
    て、 前記高速クロック発生回路が、 前記高速クロックの立ち上り時間に関与する複数の回路
    素子と、 前記複数の回路素子から前記立ち上り時間を最小にする
    回路素子を選択する素子選択手段とを備えることを特徴
    とする無線選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】 前記複数の回路素子は互いに抵抗値の異
    なる抵抗器であり、 前記素子選択手段は前記抵抗器のうちの抵抗値の最も小
    さい抵抗器から順次選択して前記立ち上り時間が最小と
    なる抵抗器を決定することを特徴とする請求項1記載の
    無線選択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 前記素子選択手段が、 前記抵抗器の一つの選択ごとに発生する前記高速クロッ
    クの立ち上り時間の計時を行うタイマ手段と、 前記高速クロックの振幅電圧と予め設定された閾値とを
    比較し前記振幅電圧が前記閾値より大きいときには検出
    信号を生ずる振幅電圧手段と、 前記検出信号の印加により前記タイマ手段の計時時間を
    読み取り前記高速クロックの立ち上り時間を得る立ち上
    り時間記録手段と、 前記立ち上り時間記録手段から受ける複数の立ち上り時
    間を比較して最小の立ち上り時間を決定し、この立ち上
    り時間に対応する抵抗器を上記立ち上り時間が最小とな
    る抵抗器として決定する比較手段とを有することを特徴
    とする請求項2記載の無線選択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 前記素子選択手段が、前記電池が装着さ
    れると直ちに起動されるとともに前記高速クロックの供
    給が必要となる前記所定動作の前までに前記抵抗器の決
    定動作を終了することを特徴とする請求項3記載の無線
    選択呼出受信機。
  5. 【請求項5】 前記高速クロック発生回路の前記所定動
    作時に前記決定された抵抗器を前記高速クロック発生回
    路に接続する手段を備えることを特徴とする請求項4記
    載の無線選択呼出受信機。
  6. 【請求項6】 前記高速クロック発生回路が、 さらに前記高速クロックの周波数を微調整する周波数調
    整手段を含み、 前記素子選択は前記周波数の微調整後に行うことを特徴
    とする請求項1記載の無線選択呼出受信機。
  7. 【請求項7】 前記回路素子選択手段が、 前記電池の装着にともなう前記低速クロックの供給によ
    って起動され、 前記高速クロックの供給が必要となる前記所定動作の前
    までに前記回路素子選択動作を終了することを特徴とす
    る請求項1記載の無線選択呼出受信機。
  8. 【請求項8】 前記高速クロック発生回路の前記所定動
    作時に前記決定された抵抗器を前記高速クロック発生回
    路に接続する手段を備えることを特徴とする請求項7記
    載の無線選択呼出受信機。
  9. 【請求項9】 アンテナを介して受けた無線周波数信号
    からデジタル選択呼出信号を復調するRF部と、前記デ
    ジタル選択呼出信号に応答して呼出番号信号を生じるデ
    コーダと二次電圧の印加によって低速クロックを生じる
    低速クロック発生回路とを含むデコード部と、自己の呼
    出番号を予め記憶しているROMと、前記呼出番号信号
    と前記自己の呼出番号との一致を判定するとともに両者
    が一致しているときには鳴音および/または発光報知に
    よって呼出があることを使用者に知らせる選択受信制御
    を行なう受信制御部と予め定めた所定の動作時に高速ク
    ロックを供給する高速クロック発生回路とを含む制御手
    段と、電池ホルダに装着されて一次電圧を生じる電池
    と、前記一次電圧を受けて電圧変換した前記二次電圧を
    少なくとも前記デコーダ部および前記制御手段に供給す
    るDC/DCコンバータとを備える無線選択呼出受信機
    において、 前記高速クロック発生回路が、 複数の抵抗器と、 制御信号に応答して前記複数の抵抗器の一つを順次選択
    する手段および前記各抵抗器を識別する識別信号に応答
    して前記識別信号に対応する抵抗器を選択するする手段
    とを備える抵抗器選択手段と、 インバータ,水晶発振子および選択された前記抵抗器を
    リング状に接続するとともにコンデンサを前記水晶発振
    子に並列接続して構成された前記高速クロックを生ずる
    高速クロック発振器と、 前記抵抗器の一つが前記高速クロック発振器に接続され
    るごとに、前記制御信号を受けて前記高速クロックの立
    ち上り時間の計時を行うタイマ手段と、 前記高速クロックの振幅電圧と予め設定された閾値とを
    比較し前記振幅電圧が前記閾値より大きいときには検出
    信号を生ずる振幅電圧手段と、 前記検出信号に応答して前記タイマ手段の計時時間を読
    み取り前記高速クロックの立ち上り時間を得る立ち上り
    時間記録手段と、 前記立ち上り時間記録手段から受ける複数の立ち上り時
    間を比較して最小の立ち上り時間を決定し、この立ち上
    り時間に対応する抵抗器とこの抵抗器に対応する前記識
    別信号とを記憶する比較手段と、 前記受信制御部からの抵抗器選択起動信号に応答して前
    記制御信号を生ずる手段と、 前記受信制御部からの高速クロック要求信号に応答して
    前記比較手段から前記識別信号を読み出して前記抵抗器
    選択手段に送出する手段とを備えることを特徴とする無
    線選択呼出受信機。
  10. 【請求項10】 前記抵抗器選択手段による前記抵抗器
    の選択が前記コンデンサの容量値調整による前記高速ク
    ロックの周波数調整が行われた後に行われることを特徴
    とする請求項9記載の無線選択呼出受信機。
  11. 【請求項11】 前記抵抗器選択起動信号が、 前記電池の装着にともなう前記低速クロックの発生に伴
    なって供給されることを特徴とする請求項10記載の無
    線選択呼出受信機。
  12. 【請求項12】 アンテナを介して受けた無線周波数信
    号からデジタル選択呼出信号を復調するRF部と、前記
    デジタル選択呼出信号に応答して呼出番号信号を生じる
    デコーダと二次電圧の印加によって低速クロックを生じ
    る低速クロック発生回路とを含むデコード部と、自己の
    呼出番号を予め記憶しているROMと、前記呼出番号信
    号と前記自己の呼出番号との一致を判定するとともに両
    者が一致しているときには鳴音および/または発光報知
    によって呼出があることを使用者に知らせる選択受信制
    御を行なう受信制御部と予め定めた所定の動作時に高速
    クロックを供給する高速クロック発生回路とを含む制御
    手段と、電池ホルダに装着されて一次電圧を生じる電池
    と、前記一次電圧を受けて電圧変換した前記二次電圧を
    少なくとも前記デコーダ部および前記制御手段に供給す
    るDC/DCコンバータとを備える無線選択呼出受信機
    において、 前記高速クロック発生回路が、 複数の抵抗器と、 複数の選択制御信号それぞれに応答して前記複数の抵抗
    器の一つを選択する抵抗器選択手段と、 インバータ,水晶発振子および選択された前記抵抗器を
    リング状に接続し前記高速クロックを生ずる高速クロッ
    ク発振器と、 前記水晶発振子に並列接続され前記高速クロックの周波
    数調整素子を構成するコンデンサと、 前記高速クロックの立ち上り時間をこの立ち上り時間に
    対応する抵抗器の識別信号とともに記憶する記憶回路
    と、 前記抵抗器選択手段への前記選択制御信号の供給ごとに
    前記高速クロックの立ち上り時間を計測する立ち上り時
    間計測手段と、 前記立ち上り時間計測手段によって計測される複数の立
    ち上り時間のうちで最も短い立ち上り時間を前記識別信
    号とともに前記記憶回路に記憶させる手段および前記記
    憶が完了すると計測完了信号を送出する手段を備える立
    ち上り時間比較手段と、 前記受信制御部からの選択起動信号に応答して前記複数
    の選択制御信号を順次送出するとともに前記計測完了信
    号に応答して前記選択制御信号の送出を停止する手段、
    前記受信制御部からの高速クロック要求信号に応答して
    前記記憶回路に記憶されている前記識別信号を読み出す
    手段およびこの識別信号に対応する選択制御信号を前記
    抵抗器選択手段に送出する手段とを含む制御手段とを備
    えることを特徴とする無線選択呼出受信機。
  13. 【請求項13】 前記立ち上り時間計測手段が、 前記抵抗器が前記高速クロック発振器に接続されると計
    時を開始するタイマ手段と、 前記高速クロックの振幅電圧を検出する検出手段と、 この振幅電圧と予め設定された閾値とを比較して前記検
    出振幅電圧が前記閾値より大きいときに前記タイマー手
    段の計時時間を立ち上り時間として読み取る記録手段と
    を備えることを特徴とする請求項12記載の無線選択呼
    出受信機。
  14. 【請求項14】 前記立ち上り時間比較手段が、 前記記録手段から受けた立ち上り時間と前記記憶回路に
    記憶されている立ち上り時間とを比較する手段と、 前記両者のうちの短い立ち上り時間を前記記憶手段にそ
    のまままたは置き換えて記憶させる置き換え手段と、 後者の立ち上り時間が長いときには前記計測完了信号を
    前記制御手段に送出する手段とを備えることを特徴とす
    る請求項12記載の無線選択呼出受信機。
  15. 【請求項15】 前記複数の抵抗器は一端が共通接続さ
    れており、 前記抵抗器選択手段が、 前記複数の選択制御信号を識別し、前記選択制御信号の
    それぞれに対応する出力端子にHレベルを生じる判定手
    段と、 入力端が前記インバータの出力端に共通接続され出力端
    が前記前記抵抗器の一つの他端に接続され制御端が前記
    判定手段の出力端の一つに接続されて前記Hレベルの供
    給によりONとなるゲート回路とを備えることを特徴と
    する請求項12記載の無線選択呼出受信機。
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