JP2003166917A - 検水中に含まれる成分の計測装置 - Google Patents
検水中に含まれる成分の計測装置Info
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Abstract
焼釜内へのエアの供給を円滑におこなうことができ、さ
らに検水中の有機物の完全燃焼より得られた炭酸ガスを
短時間で正確に計測することができる検水中に含まれる
成分の計測装置を提供する。 【解決手段】 検水中に含まれる成分の計測装置10の
検水用滴下手段20は、燃焼釜30内に検水を滴下する
ための検水用滴下ノズル21が燃焼釜30の上端に設け
られ、この検水用滴下ノズル21を収容するために検水
用滴下ノズル21の外側に保護管が23設けられ、この
保護管23の下端23aが検水用滴下ノズル21より下
方まで延設されるとともに鋭角に形成され、この保護管
23の内周面24に検水用滴下ノズル21の先端21a
が当接されている。
Description
分の計測装置に係り、特に、燃焼釜内にエアにて同伴さ
れる検水を滴下状態で供給し、その供給検水を燃焼釜内
で燃焼させ、その燃焼により発生した二酸化炭素ガスな
どを燃焼釜内から取り出し、有機性炭素(TOC)また
は総炭素(TC)等の数値を調べる際に利用される検水
中に含まれる成分の計測装置に関する。
計測装置100においては、検水を供給ポンプ101で
供給管102に導き、さらにこの検水を供給ノズル10
3に導き、供給ノズル103の先端103aから燃焼釜
105内に検水を水滴106状態にして送り込むもので
ある。
体108内の複数のアルミナボール109がヒータ11
0で過熱されるようになっており、燃焼釜105の内部
は略850℃に保たれている。このため、燃焼釜105
の筒体108内部に滴下された水滴106は確実に燃焼
され、水滴106中に含有されていた二酸化炭素のよう
な成分はガス状態で抽出されていた。
3からエア導入管114を経由してエア(以下、「キャ
リアエア」という)が導入され、このキャリアエアはエ
ア導入管114の先端114aから燃焼釜105の内部
に矢印で示されるように供給されている。このキャリア
エアは、水滴106の燃焼で発生したガスを、ガス導入
管115を経由して燃焼釜105の外部に矢印で示され
るように移送させる目的と、さらには燃焼のための酸素
を供給する目的を有する。
入されたガスは、キャリアエアに同伴されて赤外線分析
計(図示しない)等の分析機に導かれ、その分析機でガ
ス中に含まれている目的のガスの濃度を計測し、その計
測結果を信号として出力している。
ズル103は、燃焼釜105内に設置され高温の雰囲気
下で使用されるため、耐熱性に優れた石英ガラスで形成
されることが多く、これにより熱で変形することを抑え
ていた。
103は、撥水性(すなわち、水切り性)が十分でな
く、供給ノズル103の先端103aに検水が付着した
状態で検水が燃焼されると、検水中の蒸発残渣物が供給
ノズル103の先端103aに付着しやすく、それで供
給ノズル103が詰まってしまうという問題があった。
に、検水中に塩酸を添加する場合、燃焼釜105内は塩
酸雰囲気となることがある。さらにエア導入管114は
燃焼釜105の比較的低温部位に設置される上、エア導
入管の内部を通過するエアにて冷却される傾向にあるの
で、エア導入管114の先端114a付近には塩酸混じ
りの露滴が付着しやすくなり、特にエア導入管114の
材質がステンレスであるような場合には、付着した露滴
によりエア導入管の腐食が発生するという問題もあっ
た。
ズル103から燃焼釜105内に滴下されるように送り
込まれるが、供給ポンプ101からノズル滴下口103
aに至る迄の検水は、エアの同伴がない箇所が多いた
め、その移送時間が多くかかるという問題もあった(本
件発明のタイプのものより、4〜10分程度余分にかか
っていた)。
なくし、エア導入管の先端付近の腐食を防止し、さらに
は供給ポンプ位置からノズル滴下口に至る迄の検水の移
送時間を短縮させることができる成分の計測装置を提供
して、上述の全ての問題点を解消しようとするものであ
る。
に請求項1は、燃焼釜内にエアにて同伴される検水を滴
下状態で供給し、その供給検水を燃焼釜内で燃焼させ、
その燃焼により生じたガスを燃焼釜内から取り出して成
分を計測する検水中に含まれる成分の計測装置におい
て、前記燃焼釜内に検水を滴下させるための検水用滴下
ノズルを燃焼釜の頂部に設け、この検水用滴下ノズルの
外側に保護管を配設し、この保護管の先端を検水用滴下
ノズルより下方まで延設するととともに鋭角に形成し、
この保護管の内周面に検水用滴下ノズルの先端が当接さ
れる状態で配設されていることを特徴とする。
分の計測装置は、検水用滴下ノズルの外側に保護管を設
け、この保護管で検水用滴下ノズルを保護し、さらに保
護管の先端を検水用滴下ノズルより下方まで延設し、保
護管の内周面に検水用滴下ノズルの先端を当接させた。
下する検水を保護管の内周面に導き、内周面に導かれた
検水を保護管の先端に流下させ、保護管の先端から燃焼
釜内にこの検水を滴下させながら燃焼させる。長く使用
していると、この保護管の先端周囲に、検水から発生し
た蒸発残渣物が付着することになるが、保護管は検水用
滴下ノズルを収容する構成であるため比較的太く形成さ
れており、検水の燃焼により検水から発生した蒸発残渣
物が保護管の先端に付着したとしても、保護管が詰まる
という事態にはならない。
近に、燃焼釜内部の上部と下部を仕切る円板状の仕切り
部材を取付けたことを特徴とする。
釜内部の上部付近の温度の低い部分が燃焼釜の下部の温
度の高い部分と仕切られることになり、その結果燃焼釜
内の温度ムラが減少して、検水の燃焼効率を向上させる
結果となった。
ノズルを通して前記燃焼釜内に供給されることを特徴と
する。
を供給することにより、検水用滴下ノズル内の検水をエ
アで検水用滴下ノズルの先端まで迅速に流すことができ
るようになった。よって、検水を検水用滴下ノズルの先
端から保護管の内周面に効率よく導くことができ、検水
を燃焼釜内に滴下させる際に、小さな水滴の粒にして滴
下させることができるようになった。このため、滴下し
た検水の水滴を効率よく完全燃焼させることができるの
で、検水中のガスの計測に必要なガス量を比較的短い時
間で確保可能となった。
ロンで形成され、前記保護管は石英ガラスで形成されて
いることを特徴とする。
ンで形成したので、検水用滴下ノズルの先端から検水を
確実に水切りでき、検水用滴下ノズルの先端に検水が付
着しにくくなった。このため、検水の水滴を燃焼する際
に、検水用滴下ノズルの先端に蒸発残渣物が付着しなく
なり、検水用滴下ノズルの先端が詰まることを防止でき
る。
で形成したので、保護管が燃焼釜内で高温に加熱されて
も、例えば保護管の先端が熱で溶けてしまうことを防
ぎ、保護管の先端から検水を効率よく滴下することがで
き、燃焼釜内に検水を効率よく供給することができる。
水を供給するためのゼロ水給水管を、前記検水を供給す
るための検水給水管に連通したことを特徴とする。
したり、計測装置のゼロ点調整(初期値設定)をおこな
うために、検水用滴下ノズルや保護管にゼロ水を供給す
る必要がある。従来は、ゼロ水を供給する手段として、
検水を供給する検水給水管を兼用していたが、検水給水
管を兼用すると、検水給水管全体にゼロ水を流す必要が
あるので、ゼロ水は必要以上に長い流路を流れることに
なる。これにより、検水用滴下ノズル及び保護管の洗浄
や、成分の計測装置のゼロ点調整(初期値設定)に時間
がかかっていた。
を検水給水管に連通するように構成した。これにより、
ゼロ水を流すための専用流路を得ることができるので、
ゼロ水給水管の長さを短く抑えることができ、検水用滴
下ノズル及び保護管の洗浄や、成分の計測装置のゼロ点
調整(初期値設定)に要する時間を短くすることができ
る。
る検水中に含まれる成分の計測装置の一実施の形態を詳
説する。図1は本発明に係る検水中に含まれる成分の計
測装置の全体概略図、図2は同計測装置の燃焼釜及び検
水用滴下手段の縦断面図、図3は同計測装置の要部の縦
断面図、図4は他の実施例に係る同計測装置の要部の縦
断面図、図5は従来の二酸化炭素ガス計測装置の要部の
縦断面図である。
置10は、第一供給ポンプ11で検水を第一検水給水管
12に導くとともに、第二供給ポンプ13で塩酸槽14
から塩酸を第一検水給水管12に導き、この第一検水給
水管12に導かれた検水及び塩酸を無機炭素除去槽15
に流入させ、同時にエアをエア供給管16から無機炭素
除去槽15に流入させている。この無機炭素除去槽15
で検水から無機炭素を除去した後、その検水を第三供給
ポンプ17で第二検水給水管(検水給水管)18を経由
して検水用滴下手段20に導き、この検水用滴下手段2
0の先端から燃焼釜30に滴下し、燃焼釜30に滴下さ
れた検水を燃焼釜30内で燃焼する。
の内部に導いたキャリアエアで、燃焼により発生したガ
スを、ガス導入管40を経由してガス流入管41に導
き、コンデンサー42、電子クーラー43、及びフィル
タ44を経て赤外線分析計45に導き、この赤外線分析
計45でガス中に含まれている二酸化炭素ガスの濃度を
計測し、その計測結果を信号として出力している。
20及び燃焼釜30について図2〜図4に基づいて詳し
く説明する。図2に示すように、燃焼釜30には、筒状
に形成された燃焼釜本体31が備えられ、この燃焼釜本
体31の上端31aに検水用滴下ノズル21が配設さ
れ、燃焼釜本体31の底部31bにリアクター32が備
えられ、燃焼釜本体31の底部開口31cがメッシュ3
3を介してリアクター32に連通されている。燃焼釜本
体31の底部31b及びリアクター32の内部には蓄熱
球としてアルミナボール35(一例として5.5kg)
が収容され、リアクター32の外周にはヒータ36が配
設されている。
部31bに蓄熱球としてアルミナボール35を収容する
ことで、リアクター32内部及び燃焼釜本体31の底部
31bの蓄熱量を大きくすることができ、リアクター3
2内に検水の水滴が滴下した際に、リアクター32内の
温度及び燃焼釜本体31の底部31aの温度が下がるこ
とはなく、設計温度に維持することができる。
国規格 ASTM B718、米軍規格 AMS 57
17)という特殊合金で形成されているため、リアクタ
ー32の容量を、一例として約5. 5リットルと大型に
形成することができる。ここで、一般に使用されている
通常の燃焼釜の容量は、200〜300ミリリットルで
ある。よって、通常の燃焼釜と比較すると、測定検水量
は、通常の燃焼釜の場合には1〜50μml/回である
が、本発明の燃焼釜30によれば1〜4mlと、20〜
4,000倍と大きくすることができ、けん濁物入りの
検水に対しても計測することができる。
段20は、燃焼釜30内に検水を滴下させるための検水
用滴下ノズル21が、燃焼釜30の上端31a(すなわ
ち、燃焼釜本体31の上端31a)に設けられ、この検
水用滴下ノズル21を収容するために検水用滴下ノズル
21の外側に保護管23が設けられ、この保護管23の
下端23aが検水用滴下ノズル21より下方まで延設さ
れるとともに鋭角に形成され、この保護管23の内周面
24に検水用滴下ノズル21の先端21aが当接されて
いる。
ノズル21の先端21aから滴下した検水を保護管23
の内周面24に導き、この内周面24に導いた検水を保
護管23の下端23aに流下させ、この下端23aから
燃焼釜30内のアルミナボール35上に水滴26として
検水を滴下させ、その水滴26を完全に燃焼させること
ができる。
付着した状態で、検水が燃焼されることも起こり得る
が、保護管23は検水用滴下ノズル21を収容するので
比較的太く形成されており、燃焼により蒸発残渣物が保
護管23の下端23aに付着しても保護管23が詰まる
ことはない。
第二検水給水管18は、検水用滴下ノズル21の上流側
でエア給気管50と連通している。このエア給気管50
には逆止弁51、フローメータ52、流量制御弁53及
びフィルタ54が備えられている。従って、エア給気管
50にエアを矢印に示すように供給すると、エアはフィ
ルタ54、流量制御弁53、フローメータ52及び逆止
弁51を経て検水用滴下ノズル21内に導かれ、検水用
滴下ノズル21の先端21aから燃焼釜30内に供給さ
れることとなる。
て燃焼釜30内にエアを供給することにより、検水用滴
下ノズル21内の検水をエアで検水用滴下ノズル21の
先端21aまで迅速に移送させることができ、また検水
を検水用滴下ノズル21の先端21aから保護管23の
内周面24に効率よく導くことができる。
せる際に、図3に示すように検水を小さな水滴26の粒
の状態にして滴下させることができ、滴下された検水の
水滴26を効率よく完全燃焼させることができ、二酸化
炭素ガスの計測に必要なガス量を短い時間で確実に確保
することができる。具体的には、従来技術で説明したよ
うに、通常の二酸化炭素ガス計測装置では二酸化炭素ガ
スの計測に10〜15分必要であったが、本発明の計測
装置10によれば計測時間を4〜6分に抑えることがで
きる。
ンプ17の下流側に、ゼロ水(一例として、水道水)を
供給するゼロ水給水管56が連通され、このゼロ水給水
管56にはゼロ水ポンプ57が設けられている。
ると、ゼロ水給水管56にゼロ水を導入することがで
き、さらにゼロ水給水管56から第二検水給水管18に
ゼロ水が導入される。よって、ゼロ水を第二検水給水管
18を経由して検水用滴下ノズル21内に導き、さらに
このゼロ水を検水用滴下ノズル21の先端21aから燃
焼釜30内に滴下させることができる。
給水管18に連通させることで、検水用滴下ノズルや保
護管を洗浄したり、計測装置のゼロ点調整(初期値設
定)を行う際に、ゼロ水を第一、第二の検水給水管1
2、18を経由させる必要がなくなる。
流す必要がなくなり、検水用滴下ノズル21及び保護管
23の洗浄や、計測装置のゼロ点調整(初期値設定)に
要する時間を短くすることができる。
外周壁25の下端23a付近に、燃焼釜30の上部と下
部を仕切る円板状の仕切り部材27を取付けることがで
き、この仕切り部材を取付けることで燃焼釜内の温度の
低い部分(燃焼釜の上部付近)を、温度の高い部分(燃
焼釜の下部付近)と仕切ることができ、これにより燃焼
釜内の温度ムラが少なくなり、検水の水滴26を効率的
に燃焼できるようになり、燃焼ムラによる炭酸ガス発生
状況のムラや、計測装置の測定値のバラツキを排除でき
るようになる。
コネル、白金、石英板等どのような材質でも良く、バネ
ピン等を介して簡単に取りつけられるようになってい
る。またその厚さは1〜2mm程度の薄板であることが
好ましく、薄板に形成することで、検水用滴下ノズル2
1に高温を伝達させない効果を達成できる。
テフロン製のノズルであるから、検水用滴下ノズル21
の先端21aから検水を確実に水切りでき、検水用滴下
ノズル21の先端21aに検水が付着しないようでき
る。このため、検水の水滴を燃焼させる際に、検水用滴
下ノズル21の先端21aに蒸発残渣物が付着するのを
防ぎ、検水用滴下ノズル21の先端21aが詰まること
を防止できる。
ラス製のチューブであるので、保護管23が燃焼釜30
内で高温に加熱されても、例えば保護管23の下端23
aが熱で溶けてしまうことはなく、保護管23の下端2
3aから検水を効率よく滴下させることができ、燃焼釜
30内に検水を効率よく供給することができる。
学発光方式の窒素計を用いれば、全窒素計としても使用
できる(検水量が多くとれるので、測定に充分な濃度が
得られるため)。
に塩酸槽14及び塩酸から無機炭素を除去する無機炭素
除去槽15を備え、塩酸槽14及び無機炭素除去槽15
に検水を通すことにより無機炭素を除去した二酸化炭素
ガスの濃度を計測する例について説明したが、これに限
られることなく、塩酸槽14及び無機炭素除去槽15を
備えないで、無機炭素を除去しない状態の二酸化炭素ガ
スの濃度の計測をすることも可能である。
の計測装置によれば、検水用滴下ノズルの外側に保護管
を設け、この保護管で検水用滴下ノズルを保護し、さら
に保護管の先端を検水用滴下ノズルより下方まで延設し
て、保護管の内周面に検水用滴下ノズルの先端を当接さ
せた。このため、検水用滴下ノズルの先端から滴下させ
た検水を保護管の内周面に導き、内周面に導いた検水を
保護管の先端に流下させ、その先端から燃焼釜内に滴下
させて検水を燃焼させることとなる。
状態で燃焼することになるが、保護管は検水用滴下ノズ
ルを収容するため比較的太く形成されており、検水の燃
焼により検水中の蒸発残渣物が保護管の先端内周壁に付
着しても保護管が詰まることはない。このように、保護
管が詰まることを防止し、検水を燃焼釜内に好適に供給
することができ、検水中の炭酸ガスを精度よく計測する
ことができる効果がある。
物を効率よく完全燃焼させることができ、その結果10
0%炭酸ガスに変化させることができ、比較的短時間で
最大濃度の炭酸ガスを赤外線分析計に移送することがで
きるため、短い時間で正確な計測ができるという効果も
ある。
ば、仕切り部材の存在により、燃焼釜内の温度ムラが少
なくなり、検水の水滴26を効率的に燃焼できるように
なり、燃焼ムラによる炭酸ガス発生状況のムラや、計測
装置の測定値のバラツキを排除できる効果がある。
焼釜内にエアを供給することにより、検水用滴下ノズル
内の検水をエアで検水用滴下ノズルの先端まで迅速に送
ることができる。このため、検水を検水用滴下ノズルの
先端から保護管の内周面に効率よく導くことができ、検
水を燃焼釜内に滴下させる際に、検水を小さな水滴の粒
にして滴下することができる。
全燃焼させることができ、検水中の炭酸ガスの計測に必
要なガス量を比較的短い時間で確保することができるの
で、検水中の炭酸ガスを短時間で正確に計測できるとい
う効果がある。
で形成した。テフロンは撥水性に優れているので、検水
用滴下ノズルの先端から検水を確実に水切りすることが
でき、検水用滴下ノズルの先端に検水が付着しないよう
にできる。このため、検水の水滴を燃焼する際に、検水
用滴下ノズルの先端に検水中の蒸発残渣物が付着するこ
とを防ぐことができ、検水用滴下ノズルの先端が詰まる
ことを防止できる効果がある。このように、保護管が詰
まることを防ぐことができるので、検水を好適に燃焼釜
内に供給することができ、検水中の炭酸ガスを精度よく
計測することができる効果もある。
石英ガラスは耐熱性に優れているので、保護管が燃焼釜
内で高温に加熱されても、例えば保護管の先端が熱で溶
けてしまうことを防ぐことができ、保護管の先端から検
水を効率よく滴下させることができ、燃焼釜内に検水を
効率よく供給できるようになる。このように、燃焼釜内
に検水を効率よく供給することができるので、検水中の
炭酸ガスを精度よく計測することができる効果がある。
連通することにより、ゼロ水を流すための専用流路を得
ることができ、ゼロ水給水管の長さを短く抑え、検水用
滴下ノズル及び保護管の洗浄や、検水中に含まれる成分
の計測装置のゼロ点調整(初期値設定)に要する時間を
短縮できるという効果がある。
の全体概略図である。
面図である。
である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 燃焼釜内にエアにて同伴される検水を滴
下状態で供給し、その供給検水を燃焼釜内で燃焼させ、
その燃焼により生じたガスを燃焼釜内から取り出して成
分を計測する検水中に含まれる成分の計測装置におい
て、 前記燃焼釜内に検水を滴下させるための検水用滴下ノズ
ルを燃焼釜の頂部に設け、この検水用滴下ノズルの外側
に保護管を配設し、この保護管の先端を検水用滴下ノズ
ルより下方まで延設するととともに鋭角に形成し、この
保護管の内周面に検水用滴下ノズルの先端が当接される
状態で配設されていることを特徴とする検水中に含まれ
る成分の計測装置。 - 【請求項2】 前記保護管の外周壁の下部付近に、燃焼
釜内部の上部と下部を仕切る円板状の仕切り部材を取付
けたことを特徴とする請求項1記載の検水中に含まれる
成分の計測装置。 - 【請求項3】 前記エアは、前記検水用滴下ノズルを通
して前記燃焼釜内に供給されることを特徴とする請求項
1又は2記載の検水中に含まれる成分の計測装置。 - 【請求項4】 前記検水用滴下ノズルはテフロン(登録
商標)で形成され、前記保護管は石英ガラスで形成され
ていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
の検水中に含まれる成分の計測装置。 - 【請求項5】 前記検水用滴下ノズルにゼロ水を供給す
るためのゼロ水給水管を、前記検水を供給するための検
水給水管に連通したことを特徴とする請求項1乃至4の
何れかに記載の検水中に含まれる成分の計測装置。
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