JP2003166882A - 接続装置および熱電対装置 - Google Patents

接続装置および熱電対装置

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JP2003166882A
JP2003166882A JP2001370244A JP2001370244A JP2003166882A JP 2003166882 A JP2003166882 A JP 2003166882A JP 2001370244 A JP2001370244 A JP 2001370244A JP 2001370244 A JP2001370244 A JP 2001370244A JP 2003166882 A JP2003166882 A JP 2003166882A
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Tadaharu Okazaki
唯治 岡崎
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の接続装置の課題とするところは、第
1の被接続体および第2の被接続体の芯線を容易且つ高
い信頼性をもって接続することにある。 【解決手段】 外部被覆の内部に芯線を挿通してなる熱
電対(第1の被接続体)1における外部被覆から露出し
た素線12A、12Bと、外部被覆の内部に芯線を挿通
してなる補償導線2A、2B(第2の被接続体)におけ
る外部被覆から露出した芯線22とを接続する装置にお
いて、熱電対1の芯線12A、12Bと補償導線2A、
2Bが配置された絶縁材料からなる基板3と、熱電対1
の芯線12A、12Bと補償導線2A,2Bの芯線22
を互いに接続して基板3に固定する芯線接続手段(例え
ば基板3の表面に形成された導電金属層31A、31に
素線と芯線をろう付けにより接続固定する)とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接続装置およびこの
接続装置を用いてシース形熱電対と補償導線とを接続す
る熱電対装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シース形熱電対は小形化を図れることか
ら温度測定の用途に広く採用されている。このシース形
熱電対は補償電線を介して測定回路に接続して用いてお
り、測定した温度情報を補償導線を介して測定回路に伝
えるようにしている。
【0003】シース形熱電対と補償導線とは次に述べる
構成で接続されている。
【0004】シース形熱電対は、金属からなるシース
(外部被覆)の内部に一対の熱電対素線(芯線)が挿通さ
れて耐熱性絶縁粉末が充填されたものである。熱電対素
線の端末はシースから外部に露出されている。補償導線
は外部被覆の内部に一対の芯線が挿通されたもので、芯
線の端末が外部被覆の外部に露出されている。
【0005】そして、熱電対素線の端末と補償導線の芯
線とはろう付けにより接続される。熱電対素線と芯線と
の接続部を囲んで金属製のスリーブが配置され、このス
リーブの両端がシース形熱電対のシースと補償導線の外
部被覆に夫々固定されている。スリーブの内部には絶縁
樹脂が充填されて熱電対素線と芯線の接続部が樹脂の内
部に埋められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなシース形熱
電対と補償導線とを接続する接続装置においては、熱電
対素線と補償導線の芯線との接続部は絶縁樹脂によって
囲まれて押えられているだけで、剛性的に直接固定、支
持されていない。このため、熱電対素線と補償導線の芯
線とを接続する作業は空中で不安定な状態で行わなけれ
ばならないとともに、熱電対素線と補償導線の芯線を折
って断線させる危険性も高いので、接続作業が面倒で確
実な接続を行うために高い技術を要している。また、シ
ース形熱電対と補償導線との接続部の信頼性についても
接続作業を行う人の技術に依存するところが大きく信頼
性についても不安があった。
【0007】原子力関係ではシースの外径が小さいもの
が用いられるが、シース形熱電対のシースの外径1.5
mm以下(素線直径0.1mm以下)、なかでもシース
11の外径が0.5mm以下(素線直径0.08mm以
下)である場合の接続作業では、作業中に熱電対素線が
僅かな外力でも断線することがあり、接続作業にはかな
り高い技術と集中力を必要とし、接続部の信頼性に関し
ても作業に依るところが一層大きかった。
【0008】本発明は、第1の被接続体の芯線と第2の
被接続体の芯線とを容易且つ高い信頼性をもって接続で
きる接続装置を提供することを目的とする。
【0009】本発明は前記接続装置を用いてシース形熱
電対の素線と補償導線とを容易且つ高い信頼性をもって
接続できる熱電対装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の接続装
置は、外部被覆の内部に芯線を挿通してなる第1の被接
続体における前記外部被覆から露出した前記芯線と、外
部被覆の内部に芯線を挿通してなる第2の被接続体にお
ける前記外部被覆から露出した前記芯線とを接続する装
置において、前記第1の被接続体の芯線と前記第2の被
接続体の芯線が配置された絶縁材料からなる基板と、前
記第1の被接続体の芯線と前記第2の被接続体の芯線と
を互いに接続して前記基板に固定する芯線接続手段とを
具備することを特徴とする。
【0011】この発明によれば、第1の被接続体の芯線
と第2の被接続体の芯線とを剛性的に直接固定、支持す
るので、両方の芯線を容易且つ高い信頼性を持って接続
することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載の接続
装置において、前記芯線接続手段は、前記基板の表面に
金属層を形成し、前記第1の被接続体の芯線と前記第2
の被接続体の芯線を前記金属層にろう付けするものであ
ることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1に記載の接続
装置において、前記芯線接続手段は、前記基板にねじを
螺挿し、このねじで前記第1の被接続体の芯線と前記第
2の被接続体の芯線を押えるものであることを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項1に記載の接続
装置において、前記基板は、前記第1の被接続体を固定
する固定部と前記第2の被接続体を固定する固定部を有
していることを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項1に記載の接続
装置において、前記第1の被接続体、前記第2の被接続
体、前記基板および前記芯線接続手段がシースの内部に
配置され、このシースに鞘体の内部に充填された絶縁樹
脂により支持されていることを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項1に記載の接続
装置において、前記第1の被接続体、前記第2の被接続
体の芯線、前記基板および前記芯線接続手段が絶縁樹脂
で被覆されていることを特徴とする。
【0017】請求項7の発明の熱電対装置は、外部被覆
の内部に芯線を挿通してなるシース形熱電対と、外部被
覆の内部に芯線を挿通してなる補償導線と、前記シース
形熱電対の芯線と前記導線の芯線とを接続する請求項1
ないし6のいずれかに記載の接続装置とを具備すること
を特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項7の熱電対装置
において、前記シース形熱電対は外部被覆の外径が1.
5mm以下のものであることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1および図2を参照して説明する。
【0020】この実施の形態はシース形熱電対と補償導
線とを接続するシース形熱電対装置に適用したものであ
る。図1はこの接続装置のおよびシース形熱電対装置を
示す平面図、図2は同側面図である。
【0021】図において1は単一のシース形熱電対、2
A、2Bは一対の補償導線、3は接続用の基板である。
【0022】シース形熱電対1は、外部被覆である金属
からなるシース11の内部に一対の熱電対素線12A、
12Bが挿通されて耐熱絶縁粉末(図示せず)が充填さ
れたもので、一対の熱電対素線12A、12Bの端末が
シース11の開口端部から外部に露出されている。一対
の補償導線2A、2Bは、夫々外部被覆21の内部に芯
線22が挿通されたもので、この芯線22が外部被覆2
1の開口端部から外部に露出されている。
【0023】基板3は絶縁性合成樹脂や絶縁性セラミッ
クスなどの絶縁材料により形成されたもので、後述する
ようにシース形熱電対1の熱電対素線12A、12Bと
補償導線2A、2Bの芯線22とを直線状に配置して接
続するために適する長さおよび幅寸法を有する長方形を
なしている。図中3aは基板3の一方の表面、3bは基
板3の他方の表面である。
【0024】基板3の一方の表面3aにおける長さ方向
中央部には、一対の導線金属層31A、31Bが基板幅
方向に並べて形成されている。一対の導線金属層31
A、31Bは公知のプリント配線と同じ方法により形成
されたもので、シース形熱電対1の熱電対素線12A、
12Bと補償導線2A、2Bの芯線22との接続に必要
な大きさを有している。
【0025】また、基板3の一方の端部には、基板の両
方の表面3a、3bを貫通する一対の固定孔32A、3
2Bが基板幅方向に間隔を存して形成されており、この
一対の固定孔32A、32Bはシース形熱電対1を挿通
できる直径を有している。基板3の他方の端部には、基
板の両方の表面3a、3bを貫通する一対の固定孔33
A、33Bが基板幅方向に間隔を存して形成されてお
り、この一対の固定孔33A、33Bは補償導線2A、
2Bを挿通できる直径を有している。
【0026】そして、シース形熱電対1は、基板3の一
方の端部における一方の固定孔32Aに一方の表面3a
側から他方の表面3b側へ挿通され、さらに基板は場方
向に沿って折り曲げられた後、他方の固定孔32Bに他
方の表面3b側から一方の表面3a側へ挿通されてい
る。シース形熱電対1は、基板3の一方の表面3a側に
おいて、シース形熱電対1の開口端部から一対の熱電対
素線12A、12Bの端末が露出されている。これによ
りシース形熱電対1は基板3に直接固定され、接続作業
時および製品(シース形熱電対)使用時にシース形熱電
対1に加わる外力をこの固定部分で受止めて補償導線2
A、2Bとの接続部に直接加わることを回避して接続部
を保護している。
【0027】一対の補償導線2A,2Bは、基板3の他
方の端部における一対の固定孔33A、33Bに他方の
表面3b側から一方の表面3a側へ挿通され、一方の表
面3a側において外部被覆21から芯線22の端末が露
出されている。これにより補償導線2A、2Bは基板3
に直接固定され、接続作業時および製品(シース形熱電
対)使用時に補償導線2A、2Bに加わる外力をこの固
定部分で受止めてシース形熱電対1との接続部に直接加
わることを回避して接続部を保護している。
【0028】基板3の一方の表面3aにおいて,シース
形熱電対1の一方の熱電対素線12Aの端末と一方の補
償導線2Aの芯線22の端末とが一方の導電金属層31
A上に向き合って配置され、これら熱電対素線12Aと
芯線22とがろう材4を用いたろう付けにより互いに接
合されるとともに導電金属層31Aに固着されている。
基板3の一方の表面3aにおいて,シース形熱電対1の
他方の熱電対素線12Bの端末と他方の補償導線2Bの
芯線22の端末とが他方の導電金属層31B上に向き合
って配置され、これら熱電対素線12Bと芯線22とが
ろう材4を用いたろう付けにより互いに接合されるとと
もに導電金属層31Bに固着されている。この実施の形
態では芯線接続手段として導線金属層およびろう材が用
いられているなお、一対の熱電対素線12A、12Bの
端末と一対の芯線22の端末の隣合うもの同志は互いに
接触しないように直径方向に間隔が開けられている。
【0029】このようにしてシース形熱電対1の熱電対
素線12A、12B(第1の被接続体の芯線)と一対の
補償導線2A,2Bの芯線22(第2の被接続体の芯
線)が剛性部材である基板3上に直接固定、支持されて
互いに電気的に接続されている。このため、シース形熱
電対1の熱電対素線12A、12Bと補償導線2A,2
Bの芯線22を剛性的に直接固定、支持するので、両方
の芯線を容易に接続できるとともに、熱電対素線12
A、12Bの接続作業時における断線を防止して接続す
ることができる。また、シース形熱電対1の熱電対素線
12A、12Bと補償導線2の芯線22を確実に接続し
て、製品(シース形熱電対装置)使用時に接続が外れた
り、断線する事故が発生することがなく、接続部の信頼
性を高めることができる。
【0030】特にシース形熱電対1のシース11の外径
1.5mm以下(素線直径0.1mm以下)、なかでも
シース11の外径が0.5mm以下(素線直径0.08
mm以下)の条件の場合の接続作業を容易且つ確実に行
うことができる。
【0031】そして、この接続装置を用いてシース形熱
電対1と補償導線2A、2Bを接続したシース形熱電対
装置は、高い生産性と信頼性を備えることができ、特に
シース外径が小さいシース形熱電対を用いた装置に適し
ている。
【0032】第2の実施の形態について図3および図4
を参照して説明する。図3は接続装置およびシース形熱
電対装置を示す平面図、図4は同側面図である。図3お
よび図4において図1および図2(第1の実施の形態)
と同じ符号を付して示している。
【0033】この実施の形態は、シース形熱電対1の熱
電対素線12A、12Bと一対の補償導線2A,2Bの
芯線22とを基板3に接続する芯線接続手段として例え
ば一対ねじ41A、41Bを用いたものである。すなわ
ち、例えば皿ねじからなる一対のねじ41A、41Bは
導電性金属により形成されている。基板3の長さ方向中
央部には基板幅方向に間隔を置いて一対のねじ固定孔4
2A、42Bが基板厚さ方向に形成されている。一対の
ねじ41A、41Bは基板3の表面3a側から一対のね
じ固定孔42A、42Bに螺挿するものである。
【0034】基板3の表面3aの中央部において,シー
ス形熱電対1の一方の熱電対素線12Aの端末と一方の
補償導線2Aの芯線22の端末とが一方のねじ固定孔4
2Aを囲んで接触した状態で配置され、ねじ41Aが基
板3の表面3a側からねじ固定孔42Aに螺挿されてい
る。ねじ41Aはその頭部で熱電対素線12Aと芯線2
2を基板3の表面3aに押え付けて、その頭部および軸
部が熱電対素線12Aと芯線22に接触している。
【0035】基板3の表面3aの中央部において,シー
ス形熱電対1の他方の熱電対素線12Bの端末と他方の
補償導線2Bの芯線22の端末とが他方のねじ固定孔4
2Bを囲んで接触した状態で配置され、ねじ41Bが基
板3の表面3a側からねじ固定孔42BBに螺挿されて
いる。ねじ41Bはその頭部で熱電対素線12Bと芯線
22を基板3の表面3aに押え付けて、その頭部および
軸部が熱電対素線12Bと芯線22に接触する。
【0036】このようにシース形熱電対1の熱電対素線
12A、12B(第1の被接続体の芯線)と一対の補償
導線2A,2Bの芯線22(第2の被接続体の芯線)と
が剛性部材である基板3上に直接固定、支持されて互い
に電気的に接続される。この実施の形態でも第1の実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】前述した第1の実施の形態と第2の実施の
形態は、シース形熱電対1の熱電対素線12A、12B
(第1の被接続体の芯線)と一対の補償導線2A,2B
の芯線22を剛性的に接続する構成として大変適してい
る。
【0038】図5は第1の実施の形態における接続装置
をスリーブの内部に収納した第3の実施の形態を示して
いる。図5において図1と同じ部分は同じ符号を付して
示している。なお、この実施の形態では図1で示すよう
なシース形熱電対と補償導線を基板で固定する構成を採
用していない。
【0039】図5において51は金属からなるスリーブ
で、第1の実施の形態におけるシース形熱電対1と補償
導線2A,2Bとの接続装置を収納できる内径を有する
円筒形をなし、一端が開放され、他端にはシース挿通固
定孔52が中心軸線に沿って形成されている。スリーブ
51は第1の実施の形態における接続装置を同心円状に
囲んで配置され、シース挿通固定孔52にシース形熱電
対1のシース11が挿通されている。スリーブ51はシ
ース形熱電対1のシース11にろう付けされている。
【0040】スリ−ブ51の内部には絶縁性をもった熱
硬化性樹脂53、例えばエポキシ樹脂が充填されてい
る。すなわち、熱硬化性樹脂53は軟化した状態でスリ
ーブ51の内部に充填された後に硬化されている。熱硬
化性樹脂53はスリーブ51の内部の空間部全体を埋
め、シース形熱電対1のシース11および補償導線2
A、2Bの外部被覆21に固着し、熱電対素線12A、
12Bの端末と芯線22の端末に固着し、また基板3に
固着している。これによりシース11、外部被覆21、
熱電対素線12A、12B、芯線22およびスリーブ5
1が一体に固定される。なお、基板3は熱硬化性樹脂5
3、例えばエポキシ樹脂と密着性の良い樹脂、例えばベ
ークライトで形成すると、熱硬化性樹脂53が基板3に
密着して包囲する。
【0041】この構成によれば第1の実施の形態におけ
る接続装置を保護してその機械強度面、絶縁面および耐
環境面で性能を高めることができる。
【0042】図6は第1の実施の形態における接続装置
を絶縁樹脂で直接被覆した第4の実施の形態を示してい
る。図6において図1と同じ部分は同じ符号を付して示
している。なお、この実施の形態では図1で示すような
シース形熱電対と補償導線を基板で固定する構成を採用
していない。
【0043】図6において61は絶縁性をもった熱硬化
性樹脂、例えばエポキシ樹脂で、この樹脂61は第1の
実施の形態における接続装置(第1の被接続体、前記第
2の被接続体の芯線、前記基板および前記芯線接続手
段)の周囲全体に密着して被覆している。熱硬化性樹脂
61を第1の実施の形態における接続装置の周囲全体に
密して被覆させるためには、樹脂61をコーティングす
る方法、あるいは熱収縮チューブを被せて加熱し収縮さ
せる方法がある。この構成によれば第1の実施の形態に
おける接続装置を保護してその機械強度面、絶縁面およ
び耐環境面で性能を高めることができる。
【0044】図7は第2の実施の形態における接続装置
をスリーブ51の内部に収納して樹脂53を充填した第
5の実施の形態を示している。図7において図3および
図5と同じ部分は同じ符号を付して示している。なお、
この実施の形態では図3で示すようなシース形熱電対と
補償導線を基板で固定する構成を採用していない。
【0045】図8は第2の実施の形態における接続装置
を絶縁樹脂61で直接被覆した第6の実施の形態を示し
ている。図8において図3および図6と同じ部分は同じ
符号を付して示している。なお、この実施の形態では図
3で示すようなシース形熱電対と補償導線を基板で固定
する構成を採用していない。
【0046】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
ず、種々変形して実施することができる。例えば、本発
明の接続装置はシース形熱電対の素線と補導線との接続
に限定されず、第1の被接続体の芯線と第2の被接続体
の芯線とを接続する装置に広く適用できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明の接続装置によれば、第
1の被接続体の芯線と第2の被接続体の芯線とを剛性部
材である基板に直接固定、支持するので、両方の芯線を
容易且つ断線事故を発生させることなく接続することが
でき、しかも両方の芯線を確実に接続して接続部に高い
信頼性をもたせることができる。
【0048】請求項2および請求項3の発明によれば、
請求項1における芯線接続手段を効果的な形態で実現す
ることができる。
【0049】請求項4の発明によれば、基板に第1の被
接続体と第2の被接続体を固定するので、第1の被接続
体の芯線と第2の被接続体の芯線に外力が加わることを
阻止することができる。
【0050】請求項5および請求項6の発明によれば、
請求項1の発明の接続装置を保護して機械的強度、絶縁
性および耐環境性を高めることができる。
【0051】請求項7および請求項8の発明のによれ
ば、請求項1ないし5に記載された接続装置を用いて、
高い生産性と信頼性を備えたシース形熱電対装置を得る
ことができ、特にシース外径が小さいシース形熱電対を
用いたシース形熱電対装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における接続装置を
示す平面図。
【図2】同実施の形態における接続装置を示す側面図。
【図3】第2の実施の形態における接続装置を示す平面
図。
【図4】同実施の形態における接続装置を示す側面図。
【図5】第3の実施の形態における接続装置を示す断面
図。
【図6】第4の実施の形態における接続装置を示す断面
図。
【図7】第5の実施の形態における接続装置を示す断面
図。
【図8】第6の実施の形態における接続装置を示す断面
図。
【符号の説明】
1…シース形熱電対(第1の被接続体) 2A…補償導線(第2の被接続体) 2B…補償導線(第2の被接続体) 3…基板 11…シース 12A…熱電対素線 12B…熱電対素線 21…外部被覆 22…芯線 31A…導電金属層 31B…導電金属層 32A…固定孔 32B…固定孔 33a…固定孔 33b…固定孔 41A…ねじ 41B…ねじ 42A…ねじ孔 42B…ねじ孔 51…スリーブ 53…樹脂 61…樹脂

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部被覆の内部に芯線を挿通してなる第
    1の被接続体における前記外部被覆から露出した前記芯
    線と、外部被覆の内部に芯線を挿通してなる第2の被接
    続体における前記外部被覆から露出した前記芯線とを接
    続する装置において、 前記第1の被接続体の芯線と前記第2の被接続体の芯線
    が配置された絶縁材料からなる基板と、前記第1の被接
    続体の芯線と前記第2の被接続体の芯線とを互いに接続
    して前記基板に固定する芯線接続手段とを具備すること
    を特徴とする接続装置。
  2. 【請求項2】 前記芯線接続手段は、前記基板の表面に
    金属層を形成し、前記第1の被接続体の芯線と前記第2
    の被接続体の芯線を前記金属層にろう付けするものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の接続装置。
  3. 【請求項3】 前記芯線接続手段は、前記基板にねじを
    螺挿し、このねじで前記第1の被接続体の芯線と前記第
    2の被接続体の芯線を押えるものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の接続装置。
  4. 【請求項4】 前記基板は、前記第1の被接続体を固定
    する固定部と前記第2の被接続体を固定する固定部を有
    していることを特徴とする請求項1に記載の接続装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の被接続体、前記第2の被接続
    体、前記基板および前記芯線接続手段がスリーブの内部
    に配置され、このスリーブの内部に充填された絶縁樹脂
    により支持されていることを特徴とする請求項1に記載
    の接続装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の被接続体、前記第2の被接続
    体の芯線、前記基板および前記芯線接続手段が絶縁樹脂
    で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の接
    続装置。
  7. 【請求項7】 外部被覆の内部に芯線を挿通してなるシ
    ース形熱電対と、外部被覆の内部に芯線を挿通してなる
    補償導線と、前記シース形熱電対の芯線と前記導線の芯
    線とを接続する請求項1ないし6のいずれかに記載の接
    続装置とを具備することを特徴とする熱電対装置。
  8. 【請求項8】 前記シース形熱電対は外部被覆の外径が
    1.5mm以下のものであることを特徴とする請求項7
    に記載の熱電対装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009192310A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Chubu Sukegawa Kogyo Kk 熱電対アダプター部の構造及びシース熱電対
CN113418634A (zh) * 2021-06-18 2021-09-21 宝武集团鄂城钢铁有限公司 一种高炉测温电偶的修复方法

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