JP2003166813A - 物体の三次元形状認識装置 - Google Patents
物体の三次元形状認識装置Info
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Abstract
光が照射された物体を撮影する複数台のカメラ2A〜2
Cと、上記物体に対するスリット光の照射位置を変位さ
せる変位手段6とを備えている。各カメラには光学手段
によって同一視野の画像が導かれる。最初にカメラ2A
からの画像が画像処理手段21Aに取込まれて画像処理
されるが、その間に変位手段6により物体1が所定量移
動されると、カメラ2Bからの画像が画像処理手段21
Bに取込まれて画像処理されるようになる。同様にして
カメラ2Cからの画像が画像処理手段21Cに取込まれ
て画像処理される。上記画像処理手段21A〜21C
は、1つであってもよい。 【効果】 複数のカメラから画像処理手段に順次画像を
取込むことができ、また複数の画像処理手段を設けた場
合には各画像処理手段でそれぞれ画像処理を行なわせる
ことができるので、従来に比較して物体の形状を短時間
で認識することができる。
Description
識装置に関し、より詳しくは、物体にスリット光を照射
することによってその物体の三次元形状を計測するよう
にした物体の三次元形状認識装置に関する。
として、物体にスリット光を照射する照射手段と、上記
スリット光が照射された物体を撮影するカメラと、上記
物体に対するスリット光の照射位置を変位させる変位手
段と、上記カメラからの信号を入力し、得られた画像を
処理する画像処理手段と、この画像処理手段で得られた
データに基づいて物体の三次元形状を演算する制御装置
とを備えたものが知られている(例えば、特公平8−2
0213号公報、特開平9−229632号公報)。
メラから得られた画像を処理することになるが、取込ん
だ画像の処理に時間がかかったり、或いはカメラから画
像を取込むのに時間がかかったりして、全体としての画
像処理の高速化に限界があった。本発明はそのような事
情に鑑み、より高速に画像処理を行なうことができる物
体の三次元形状認識装置を提供するものである。
は、物体にスリット光を照射する照射手段と、上記スリ
ット光が照射された物体を撮影するカメラと、上記物体
に対するスリット光の照射位置を変位させる変位手段
と、上記カメラからの信号を入力し、得られた画像を処
理する画像処理手段と、この画像処理手段で得られたデ
ータに基づいて物体の三次元形状を演算する制御装置と
を備えた物体の三次元形状認識装置において、上記カメ
ラを複数台設けるとともに、各カメラに同一視野の画像
を導く光学手段を設け、また上記画像処理手段を各カメ
ラ毎に複数設けて上記変位手段によりスリット光の照射
位置を変位させながら各カメラで順次物体を撮影させ、
かつ上記制御装置は、各画像処理手段で得られたデータ
を集計して物体の三次元形状を演算することを特徴とす
るものである。また請求項2の発明は、物体にスリット
光を照射する照射手段と、上記スリット光が照射された
物体を撮影するカメラと、上記物体に対するスリット光
の照射位置を変位させる変位手段と、上記カメラからの
信号を入力し、得られた画像を処理する画像処理手段
と、この画像処理手段で得られたデータに基づいて物体
の三次元形状を演算する制御装置とを備えた物体の三次
元形状認識装置において、上記カメラを複数台設けると
ともに、各カメラに同一視野の画像を導く光学手段を設
け、上記変位手段によりスリット光の照射位置を変位さ
せながら各カメラで順次物体を撮影させることを特徴と
するものである。
ラからの画像を第1の画像処理手段に入力するとともに
該画像処理手段で画像処理している間に、上記変位手段
によりスリット光の照射位置を変位させ、その状態で第
2のカメラからの画像を第2の画像処理手段に入力する
とともに該画像処理手段で画像処理させることができ
る。したがって、各カメラからの画像を各画像処理手段
に取込むのに時間がかかっても、又は各画像処理手段に
取込んだ画像を画像処理するのに時間がかかっても、カ
メラと画像処理手段とを複数、特に多数設けることによ
り、全体としての画像の処理時間を飛躍的に高速化する
ことができる。そして制御装置により、各画像処理手段
で得られたデータを集計して物体の三次元形状を演算す
ることができる。また上記請求項2の発明によれば、第
1のカメラから画像処理手段に画像を取込んでいる間
に、第2のカメラから当該画像処理手段に画像を取込む
ことができるので、第1のカメラによって物体の撮影が
終了した時点で、該第1のカメラで撮影された画像の全
てが画像処理手段に転送される前に、直ちに上記変位手
段によりスリット光の照射位置を変位させて第2のカメ
ラで物体を撮影させることができる。したがって請求項
2の発明においては、各カメラから画像処理手段に画像
を取込むのに時間がかかったとしても、カメラを複数、
特に多数設けることにより、全体の処理時間を高速化す
ることができる。
説明すると、図1において、三次元形状が計測される物
体1の上方にこれを撮影する3台のカメラ2A、2B、
2Cと、上記物体1にライン状のスリット光を照射する
照射手段3とを設けてある。上記カメラの数は3台に限
定されるものではなく、要求される処理能力に応じて増
減することができる。上記物体に照射されるスリット光
の照射位置は変位手段6によって変位されるようになっ
ており、図示実施例では上記変位手段6は、上記物体1
を載置した搬送テーブル7と、この搬送テーブル7に固
定したナット部材8に螺合させたねじ軸9と、このねじ
軸9を回転させるサーボモータ10とを備えている。上
記変位手段6としては上述した構成のものに限定される
ものではなく、カメラ2A〜2Cと照射手段3とを移動
させるようにしても、或いはガルバノミラー等を用いて
スリット光のみを変位させるようにしてもよい。上記サ
ーボモータ10の運転は制御装置13によって制御され
るようになっており、上記サーボモータ10によってね
じ軸9を回転させることにより上記搬送テーブル7を移
動させることができるようにしてある。上記サーボモー
タ10に設けたエンコーダ14からのパルス信号は上記
制御装置13に入力されるようになっており、そのパル
ス数から上記搬送テーブル7上に載置された物体1の搬
送量を算出することができるようになっている。
はそれぞれ鉛直下方に向けて配置してあり、他方、照射
手段3は斜めに配置して、上記各カメラ2A〜2Cの鉛
直下方位置となる搬送テーブル7に上記スリット光を照
射することができるようにしてある。このとき各カメラ
2A〜2Cに同一視野の画像を導くために、図2に示す
ように光学手段17を設けてある。図示実施例では、こ
の光学手段17は、各カメラ2A〜2Cを一体に連結す
るハウジング18に設けたハーフミラー19A及び19
Bとミラー19Cとを備えており、カメラ2Aではハー
フミラー19Aを透過した画像を撮影することができる
ようになっている。また、カメラ2Bではハーフミラー
19Aと19Bとで反射された画像を撮影することがで
きるようになっており、さらにカメラ2Cではハーフミ
ラー19Aで反射されるとともにハーフミラー19Bを
透過し、さらにミラー19Cで反射された画像を撮影す
ることができるようになっている。そして各カメラ2A
〜2Cでは同一の画像を撮影することができるようにな
っているが、後に詳述するように各カメラ2A、2B、
2Cは、上記変位手段6により物体1に対するスリット
光の照射位置が順次変位された後に、順次物体を撮影す
るようになっている。
射される上記スリット光は、搬送テーブル7の送り方向
と直交する方向に照射されるようになっている。またこ
のスリット光は、上記カメラ2Aの光軸(図2参照)と
搬送テーブル7の表面とが交わる点を横切るように設定
してあり、かつスリット光とカメラ2Aの光軸との交差
角度θはあらかじめ所定の角度に設定してある。なお、
必ずしもカメラ2Aの光軸を鉛直下方に向ける必要はな
く、斜めに配置してあっても良い。
影する際には、先ずカメラ2Aによって撮影が行なわれ
る。このカメラ2Aによって撮影された画像は図1、図
3に示す画像処理手段21Aに転送され、この画像処理
手段21Aに取込まれた画像は公知の光切断法によって
処理され、物体1の各部の高さが演算される。そしてそ
の演算結果はデータとして制御装置13の集計処理部2
2に送られる。上記制御装置13は、カメラ2Aによっ
て撮影された画像が画像処理手段21Aに取込まれると
ともに該画像処理手段21Aによって画像の処理が行な
われている間に、上記エンコーダ14からのパルスをパ
ルスカウンタ23でカウントして物体1の搬送量を算出
しており、物体1が所定量搬送されて該物体1に対する
スリット光の照射位置が所定量変位されたら、カメラ2
Bによって撮影された画像を画像処理手段21Bに入力
させる。この画像処理手段21Bに取込まれた画像も公
知の光切断法によって処理されて物体1の各部の高さが
演算され、その演算結果はデータとして制御装置13の
集計処理部22に送られるようになる。さらに同様にし
て、物体1が更に所定量搬送されて該物体1に対するス
リット光の照射位置が所定量変位されたことを制御装置
13が検出したら、カメラ2Cからの信号が画像処理手
段21Cに入力される。この画像処理手段21Cに取込
まれた画像も光切断法によって処理されて物体1の各部
の高さが演算され、その演算結果はデータとして制御装
置13の集計処理部22に送られる。この後、物体1が
更に所定量搬送されると、これまでには上記画像処理手
段21Aにおける画像処理は終了しており、それにより
カメラ2Aから新たな信号が画像処理手段21Aに入力
されて、以後同様な作業が繰り返される。このようにし
て物体1に対する全てのデータが集計処理部22に集積
されたら、制御装置はそのデータに基づいて物体1の三
次元形状を演算するようになる。
本実施例は、画像処理手段21における画像処理は充分
に高速であるが、カメラから画像処理手段21に画像を
入力するのに時間がかかる場合に適用して好適なもので
ある。すなわち本実施例では画像処理手段21は1つだ
け設けられ、この画像処理手段21に上記カメラ2A、
2B、2Cが接続されている。図4には記載してない
が、本実施例においても各カメラ2A、2B、2Cに同
一視野の画像を導くために、上記光学手段17を設けて
あり、その他の構成も前述した実施例と同様となってい
る。本実施例においては、カメラ2Aからの画像が画像
処理手段21に取込まれている最中に、すなわちその取
込みが終了する以前に、物体1が所定量搬送されて該物
体1に対するスリット光の照射位置が所定量変位される
ようになっている。そして上記制御装置13は、スリッ
ト光の照射位置が所定量変位されたら、カメラ2Bによ
って物体1を撮影するとともにその画像を上記画像処理
手段21に入力させる。このとき、カメラ2Bによる画
像は、同一の画像処理手段21内において、上記カメラ
2Aからの画像が取込まれるメモリ領域とは異なるメモ
リ領域に取込まれることになる。さらに、カメラ2Bか
らの画像が画像処理手段21に取込まれている最中に更
にスリット光の照射位置が所定量変位されたら、上記制
御装置13は、カメラ2Cによって物体1を撮影すると
ともにその画像を上記画像処理手段21に入力させる。
このとき、カメラ2Cによる画像は、同一の画像処理手
段21内において、上記カメラ2A及び2Bからの画像
が取込まれるメモリ領域とは異なるメモリ領域に取込ま
れることになる。この後、物体1が更に所定量搬送され
ると、これまでには上記カメラ2Aから画像処理手段2
1に取込まれた画像に対する画像処理は終了しており、
それによりカメラ2Aから新たな画像が画像処理手段2
1に入力されて、以後同様な作業が繰り返される。本実
施例では、各カメラ2A〜2Cからの画像は物体1の撮
影順に画像処理手段21に取込まれ、かつ画像処理手段
21で画像処理された各データはその撮影順に制御装置
13に受け渡されるので第1実施例の集計処理部22は
省略されており、制御装置13は、物体1に対する全て
のデータに基づいて物体1の三次元形状を演算するよう
になる。上述した説明から理解されるように、本実施例
においては、高速な画像処理に比較して、カメラから画
像処理手段21へ画像を転送するのに時間がかかる場合
に有効である。特に、カメラによって大画面で高精細な
画像を得るようにした場合に有効である。
も、制御手段13は画像処理手段21又は21A〜21
Cを制御して各カメラ2A〜2Cからの画像取り込みを
制御しているが、これに限定されるものではない。例え
ば各カメラ2A〜2Cにシャッターを設け、各シャッタ
ーの開閉を制御するようにしてもよい。また上記実施例
においては、照射手段3は物体1に1本のスリット光を
照射するようになっているが、複数本の平行なスリット
光を照射するものであってもよい。この場合には、各カ
メラ2A〜2Cから取込まれる各画像にはそれぞれ複数
本のスリット光が撮影されるようになるので、各スリッ
ト光について上述の画像処理を行なえばよい。
比較して物体の形状を短時間で認識することができると
いう効果が得られる。
ための構成図。
図。
手段
Claims (3)
- 【請求項1】 物体にスリット光を照射する照射手段
と、上記スリット光が照射された物体を撮影するカメラ
と、上記物体に対するスリット光の照射位置を変位させ
る変位手段と、上記カメラからの信号を入力し、得られ
た画像を処理する画像処理手段と、この画像処理手段で
得られたデータに基づいて物体の三次元形状を演算する
制御装置とを備えた物体の三次元形状認識装置におい
て、 上記カメラを複数台設けるとともに、各カメラに同一視
野の画像を導く光学手段を設け、また上記画像処理手段
を各カメラ毎に複数設けて上記変位手段によりスリット
光の照射位置を変位させながら各カメラで順次物体を撮
影させ、かつ上記制御装置は、各画像処理手段で得られ
たデータを集計して物体の三次元形状を演算することを
特徴とする物体の三次元形状認識装置。 - 【請求項2】 物体にスリット光を照射する照射手段
と、上記スリット光が照射された物体を撮影するカメラ
と、上記物体に対するスリット光の照射位置を変位させ
る変位手段と、上記カメラからの信号を入力し、得られ
た画像を処理する画像処理手段と、この画像処理手段で
得られたデータに基づいて物体の三次元形状を演算する
制御装置とを備えた物体の三次元形状認識装置におい
て、 上記カメラを複数台設けるとともに、各カメラに同一視
野の画像を導く光学手段を設け、上記変位手段によりス
リット光の照射位置を変位させながら各カメラで順次物
体を撮影させることを特徴とする物体の三次元形状認識
装置。 - 【請求項3】 上記光学手段はハーフミラーを備えてお
り、該ハーフミラーを透過した画像を第1のカメラで、
該ハーフミラーで反射された画像を第2のカメラで撮影
することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物
体の三次元形状認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367506A JP3759585B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 物体の三次元形状認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003166813A true JP2003166813A (ja) | 2003-06-13 |
JP3759585B2 JP3759585B2 (ja) | 2006-03-29 |
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ID=19177243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001367506A Expired - Fee Related JP3759585B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 物体の三次元形状認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3759585B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008126647A1 (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Nikon Corporation | 形状測定装置及び形状測定方法 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001367506A patent/JP3759585B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008126647A1 (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Nikon Corporation | 形状測定装置及び形状測定方法 |
CN101652626B (zh) * | 2007-04-05 | 2011-07-13 | 株式会社尼康 | 形状测定装置及形状测定方法 |
US8244023B2 (en) | 2007-04-05 | 2012-08-14 | Nikon Corporation | Shape measuring device and shape measuring method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3759585B2 (ja) | 2006-03-29 |
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