JP2003166411A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2003166411A
JP2003166411A JP2001364466A JP2001364466A JP2003166411A JP 2003166411 A JP2003166411 A JP 2003166411A JP 2001364466 A JP2001364466 A JP 2001364466A JP 2001364466 A JP2001364466 A JP 2001364466A JP 2003166411 A JP2003166411 A JP 2003166411A
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differential pressure
exhaust gas
internal combustion
combustion engine
increase rate
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JP2001364466A
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Hiroki Matsuoka
広樹 松岡
Tatsumasa Sugiyama
辰優 杉山
Yasuhiko Otsubo
康彦 大坪
Taro Aoyama
太郎 青山
Takekazu Ito
丈和 伊藤
Atsushi Tawara
淳 田原
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、排気中に含まれる煤などの微粒子を
捕集する捕集機構を備えた内燃機関の排気浄化装置にお
いて、捕集機構の詰まり度合いを正確に判定することが
できる技術を提供することを課題とする。 【解決手段】排気中に含まれる微粒子を捕集する捕集機
構を備えた内燃機関の排気浄化装置において、捕集機構
へ流入する排気流量の増加に対して捕集機構の前後差圧
が増加する割合をパラメータとして捕集機構の詰まり度
合いを判定することにより、捕集機構へ流入する排気流
量の変化やセンサのばらつきなどの影響を受けることな
く正確に捕集機構の詰まり度合いを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気を
浄化する技術に関し、特に、排気中に含まれる微粒子を
捕集する機構を備えた排気浄化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等に搭載される内燃機関で
は、排気エミッションの向上が要求されており、特に軽
油を燃料とする圧縮着火式のディーゼル機関では、一酸
化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NO
x)等に加え、排気中に含まれる煤やSOF(Soluble O
rganic Fraction)等の微粒子(PM:Particulate Mat
ter)を浄化もしくは除去することが要求されている。
【0003】このため、ディーゼル機関では、断面積が
非常に小さい細孔を多数備えた多孔質の基材からなるパ
ティキュレートフィルタを排気通路に配置し、そのパテ
ィキュレートフィルタの細孔に排気を流すことにより、
排気中のPMを捕集する方法が知られている。
【0004】一方、パティキュレートフィルタのPM捕
集量が過剰に増加すると、パティキュレートにおける排
気抵抗が高くなり、それに応じて内燃機関に作用する背
圧が過剰に高くなる虞があるため、パティキュレートフ
ィルに捕集されたPMを適当な時期に浄化してパティキ
ュレートフィルタのPM捕集能力を再生させる必要があ
る。
【0005】このような要求に対し、従来では、パティ
キュレートフィルタより上流の排気圧力とパティキュレ
ートフィルタより下流の排気圧力との差(パティキュレ
ートフィルタの前後差圧)を検出し、その前後差圧が所
定圧以上となった時点でパティキュレートフィルタのP
M捕集能力を再生する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パティキュ
レートフィルタの前後差圧は排気流量などによって変化
するとともに、前後差圧を検出するためのセンサの検出
値も排気流量などの影響を受けてばらつく場合があるた
め、前後差圧と判定基準圧力との比較のみによってパテ
ィキュレートフィルタの詰まり度合いを正確に判定する
ことは困難である。
【0007】本発明は、上記したような種々の問題点に
鑑みてなされたものであり、排気中に含まれる煤などの
微粒子を捕集する捕集機構を備えた内燃機関の排気浄化
装置において、捕集機構の詰まり度合いを正確に判定す
ることができる技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために以下のような手段を採用した。すなわ
ち、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関
の排気通路に設けられ、排気中に含まれる微粒子を捕集
する捕集機構と、前記捕集機構へ流入する排気流量に対
する前記捕集機構の前後差圧を随時検出する差圧検出手
段と、前記差圧検出手段の検出値に基づき排気流量の増
加に対して前後差圧が増加する割合を演算する差圧増加
率演算手段と、前記差圧増加率演算手段により算出され
た差圧増加率をパラメータとして前記捕集機構の詰まり
度合いを判定する詰まり判定手段と、を備えている。
【0009】この発明は、排気中に含まれる微粒子を捕
集する捕集機構を備えた内燃機関の排気浄化装置におい
て、捕集機構へ流入する排気流量の増加に対して捕集機
構の前後差圧が増加する割合をパラメータとして捕集機
構の詰まり度合いを判定することを最大の特徴としてい
る。
【0010】かかる内燃機関の排気浄化装置では、差圧
検出手段は、捕集機構へ流入する排気流量に対する捕集
機構の前後差圧を随時に検出する。差圧増加率演算手段
は、差圧検出手段が随時に検出した複数の値に基づき、
排気流量の増加に対して前後差圧が増加する割合を演算
する。
【0011】ここで、捕集機構の前後差圧は、捕集機構
の詰まり度合いが同一であっても捕集機構に流入する排
気流量が多くなるほど大きくなり、この傾向は、捕集機
構の詰まり度合いが高くなるほど顕著となる。つまり、
排気流量の増加に対して前後差圧が増加する割合(差圧
増加率)は、捕集機構の詰まり度合いが高くなるほど高
くなる。
【0012】このように差圧増加率と捕集機構の詰まり
度合いとの間には正の相関関係があるため、詰まり判定
手段は、差圧増加率演算手段により算出される差圧増加
率をパラメータとして捕集機構の詰まり度合いを判定す
ることが可能となる。
【0013】その際、差圧増加率は、差圧検出手段が随
時に検出した複数の値に基づいて算出されるため、捕集
機構に流入する排気流量の変化や差圧検出手段の検出値
のばらつき等の影響を受け難い。
【0014】従って、捕集機構に流入する排気流量の変
化や差圧検出手段の検出値のばらつき等が発生した場合
であっても、差圧増加率と捕集機構の詰まり度合いとの
相関関係が崩れ難く、判定精度の低下が抑制されること
になる。
【0015】また、本発明に係る内燃機関の排気浄化装
置において、詰まり判定手段は、差圧増加率演算手段に
より算出された差圧増加率が所定値を越えた場合に、前
記捕集機構の捕集能力を再生する必要があると判定する
ようにしてもよい。
【0016】また、本発明に係る内燃機関の排気浄化装
置において、詰まり判定手段は、差圧増加率演算手段に
より算出された差圧増加率が前記した所定値より高い上
限値を超えた場合には、捕集機構が異常であると判定す
るようにしてもよい。
【0017】これは、捕集機構に微粒子以外の物質が堆
積した場合や捕集機構に捕集されてている微粒子量が過
多である場合などを想定したものである。
【0018】尚、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置
は、詰まり判定手段により捕集機構が異常であると判定
された場合に、捕集機構の温度上昇を抑制する抑制手段
を更に備えるようにしてもよい。
【0019】捕集機構の温度上昇を抑制する方法として
は、内燃機関の吸気通路に吸気絞り弁を設け、その吸気
絞り弁を所定量閉弁させる方法を例示することができ
る。
【0020】また、本発明に係る内燃機関の排気浄化装
置において、差圧増加率演算手段は、排気流量に対する
前後差圧の平均値を算出し、その平均値を用いて差圧増
加率を演算するようにしてもよい。
【0021】この場合、差圧検出手段は、同一の排気流
量に対して複数の前後差圧値を検出し、差圧増加率演算
手段は、それら複数の前後差圧値の平均値を用いて差圧
増加率を算出することになる。この結果、差圧検出手段
の出力値にばらつきに起因した差圧増加率のばらつきが
抑制される。
【0022】また、本発明に係る内燃機関の排気浄化装
置において、捕集機構としては、パティキュレートフィ
ルタ、或いはNOx触媒が担持されたパティキュレート
フィルタ等を例示することができる。
【0023】尚、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置
は、捕集機構へ流入する排気流量の増加に対して捕集機
構の前後差圧が増加する割合の代わりに、捕集機構へ流
入する排気流量の増加に対して捕集機構の前圧が増加す
る割合をパラメータとして捕集機構の詰まり度合いを判
定するようにしてもよい。
【0024】この場合、本発明に係る内燃機関の排気浄
化装置は、内燃機関の排気通路に設けられ、排気中に含
まれる微粒子を捕集する捕集機構と、前記捕集機構へ流
入する排気流量に対する前記捕集機構の前圧を随時検出
する前圧検出手段と、前記前圧検出手段の検出値に基づ
き排気流量の増加に対して前圧が増加する割合を演算す
る前圧増加率演算手段と、前記前圧増加率演算手段によ
り算出された前圧増加率をパラメータとして前記捕集機
構の詰まり度合いを判定する詰まり判定手段と、を備え
るようにすればよい。
【0025】ここでいう捕集機構の前圧とは、捕集機構
より上流における排気の圧力である。この前圧は、捕集
機構の前後差圧と同様に、捕集機構の詰まり度合いが同
一であっても捕集機構に流入する排気流量が多くなるほ
ど高くなり、この傾向は、捕集機構の詰まり度合いが高
くなるほど顕著となる。つまり、排気流量の増加に対し
て前圧が増加する割合(前圧増加率)は、捕集機構の詰
まり度合いが高くなるほど高くなる。
【0026】このように前圧増加率と捕集機構の詰まり
度合いとの間には正の相関関係があるため、詰まり判定
手段は、前圧増加率演算手段により算出される前圧増加
率をパラメータとして捕集機構の詰まり度合いを判定す
ることが可能となる。
【0027】その際、前圧増加率は、前圧検出手段が随
時に検出した複数の値に基づいて算出されるため、捕集
機構に流入する排気流量の変化や前圧検出手段の検出値
のばらつき等の影響を受け難い。
【0028】従って、捕集機構に流入する排気流量の変
化や前圧検出手段の検出値のばらつき等が発生した場合
であっても、前圧増加率と捕集機構の詰まり度合いとの
相関関係が崩れ難く、判定精度の低下が抑制されること
になる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関の排
気浄化装置の具体的な実施態様について図面に基づいて
説明する。
【0030】図1は、本発明に係る排気浄化装置を適用
する内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図であ
る。
【0031】図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を
有する圧縮着火式のディーゼル機関である。この内燃機
関1には、各気筒2の燃焼室内へ直接燃料を噴射する燃
料噴射弁3と、該内燃機関1の機関出力軸たるクランク
シャフトが所定の角度(例えば、15°)回転する度に
パルス信号を出力するクランクポジションセンサ4と、
該内燃機関1の図示しないウォータージャケットを流れ
る冷却水の温度に対応した電気信号を出力する水温セン
サ5とが取り付けられている。
【0032】前記した燃料噴射弁3は、燃料パイプ6を
介して蓄圧室(コモンレール)7と接続されている。前
記コモンレール7は、燃料タンク8に取り付けられた燃
料ポンプ9と燃料パイプ10を介して接続されるととも
に、リターンパイプ11を介して燃料タンク8と接続さ
れている。
【0033】前記コモンレール7におけるリターンパイ
プ11の接続部位には、該コモンレール7内の燃料圧力
が予め設定された最大圧力より低いときは閉弁してコモ
ンレール7とリターンパイプ11との導通を遮断し、コ
モンレール7内の燃料圧力が前記最大圧力以上となった
ときは開弁してコモンレール7とリターンパイプ11と
の導通を許容する圧力調整弁12が設けられている。
【0034】前記コモンレール7には、該コモンレール
7内の燃料圧力に応じた電気信号を出力する燃料圧セン
サ13が取り付けられている。
【0035】このように構成された燃料系では、燃料ポ
ンプ9が燃料タンク8内に貯蔵された燃料を汲み上げ、
汲み上げた燃料を燃料パイプ10を介して前記コモンレ
ール7へ圧送する。その際、燃料ポンプ9の燃料吐出量
は、前記した燃料圧センサ13の出力信号値に基づいて
フィードバック制御される。
【0036】燃料ポンプ9からコモンレール7へ供給さ
れた燃料は、該燃料の圧力が所望の目標圧力に達するま
で蓄圧される。コモンレール7において目標圧力まで蓄
圧された燃料は、燃料パイプ6を介して各気筒2の燃料
噴射弁3へ分配される。各燃料噴射弁3は、駆動電流が
印加されたときに開弁して、前記コモンレール7から供
給された目標圧力の燃料を各気筒2の燃焼室内へ噴射す
る。
【0037】尚、前記した燃料系では、コモンレール7
内の燃料圧力が最大圧力より高くなると、圧力調整弁1
2が開弁する。この場合、コモンレール7内に蓄えられ
た燃料の一部がリターンパイプ11を介して燃料タンク
8へ戻され、コモンレール7内の燃料圧力が減圧される
ことになる。
【0038】次に、内燃機関1には、複数の枝管が一本
の集合管に合流するよう形成された吸気枝管14が連結
されている。前記吸気枝管14の各枝管は、図示しない
吸気ポートを介して各気筒2の燃焼室と連通している。
前記吸気枝管14の集合管は、吸気管15と接続され、
吸気管15は、エアクリーナボックス16と接続されて
いる。
【0039】前記吸気管15において前記エアクリーナ
ボックス16の直下流の部位には、該吸気管15内を流
れる吸気の質量に対応した電気信号を出力するエアフロ
ーメータ17と、該吸気管15内を流れる吸気の温度に
対応した電気信号を出力する吸気温度センサ18とが取
り付けられている。
【0040】前記吸気管15において前記エアフローメ
ータ17より下流の部位には、内燃機関1から排出され
る排気の熱エネルギを駆動源として作動する遠心過給機
(ターボチャージャ)19のコンプレッサハウジング1
9aが設けられている。
【0041】前記吸気管15において前記コンプレッサ
ハウジング19aより下流の部位には、前記コンプレッ
サハウジング19a内で圧縮されて高温となった新気を
冷却するためのインタークーラ20が設けられている。
【0042】前記吸気管15において前記インタークー
ラ20より下流の部位には、該吸気管15内を流れる吸
気の流量を調節する吸気絞り弁21が設けられている。
この吸気絞り弁21には、該吸気絞り弁21を開閉駆動
する吸気絞り用アクチュエータ21aと、前記吸気絞り
弁21の開度に応じた電気信号を出力する吸気絞り弁開
度センサ21bとが取り付けられている。
【0043】このように構成された吸気系では、エアク
リーナボックス16に流入した新気は、該エアクリーナ
ボックス16内の図示しないエアクリーナによって新気
中の塵や埃等が除去された後、吸気管15を介して遠心
過給機19のコンプレッサハウジング19aに流入す
る。
【0044】コンプレッサハウジング19aに流入した
新気は、該コンプレッサハウジング19aに内装された
コンプレッサホイールの回転によって圧縮される。前記
コンプレッサハウジング19a内で圧縮されて高温とな
った新気は、インタークーラ20にて冷却される。
【0045】インタークーラ20によって冷却された新
気は、必要に応じて吸気絞り弁21によって流量を調節
されて吸気枝管14に導かれる。吸気枝管14に導かれ
た新気は、該吸気枝管14の集合管から各枝管へ分配さ
れて各気筒2の燃焼室へ導かれる。
【0046】各気筒2の燃焼室へ分配された新気は、図
示しないピストンによって圧縮され、燃料噴射弁3から
噴射された燃料を着火源として燃焼する。
【0047】次に、内燃機関1には、複数の枝管が一本
の集合管に合流するよう形成された排気枝管24が連結
されている。前記排気枝管24の各枝管は、図示しない
排気ポートを介して各気筒2の燃焼室と連通している。
前記排気枝管24の集合管は、遠心過給機19のタービ
ンハウジング19bを介して排気管25aに接続されて
いる。
【0048】前記排気枝管24において前記タービンハ
ウジング19bの直上流に位置する部位と前記排気管2
5aにおいて前記タービンハウジング19bの直下流に
位置する部位とは、前記タービンハウジング19bを迂
回するタービンバイパス通路26によって接続されてい
る。
【0049】前記タービンバイパス通路26には、該タ
ービンバイパス通路26を開閉する弁体27aと、弁体
27aを開閉駆動するアクチュエータ27bとからなる
ウェストゲートバルブ27が取り付けられている。
【0050】前記アクチュエータ27bは、コンプレッ
サハウジング19aの直下流に位置する吸気管15と作
動圧通路28を介して接続されており、コンプレッサハ
ウジング19a直下流の吸気管15内を流れる新気の圧
力、言い換えれば、コンプレッサハウジング19aにお
いて圧縮された新気の圧力(過給圧)を利用して前記弁
体27aを開閉駆動する。
【0051】前記排気管25aは、排気中の有害ガス成
分、特に煤等の微粒子(PM:Particulate Matter)を
浄化する排気浄化機構29に接続されている。前記排気
浄化機構29は排気管25bに接続され、排気管25b
は下流にて図示しないマフラーに接続されている。以下
では、排気浄化機構29より上流の排気管25aを上流
側排気管25aと称し、排気浄化機構29より下流の排
気管25bを下流側排気管25bと称するものとする。
【0052】前記排気浄化機構29は、本発明に係る捕
集機構の一実施態様であり、排気中に含まれるPMを捕
集するDPF(Diesel Particulate Filter)や、多孔
質の基材からなるウォールフロー型のパティキュレート
フィルタに白金(Pt)に代表される酸化触媒とカリウ
ム(K)やセシウム(Cs)などに代表されるNOx吸
蔵剤とが担持されたDPNR(Diesel Particulate NOx
Reduction)触媒を例示することができる。尚、以下で
は、排気浄化機構29をパティキュレートフィルタ29
と称するものとする。
【0053】前記上流側排気管25aには、該上流側排
気管25a内を流れる排気の温度に対応した電気信号を
出力する排気温度センサ38が取り付けられている。前
記上流側排気管25aと前記下流側排気管25bには、
これら上流側排気管25a内の排気圧力と下流側排気管
25b内の排気圧力との差圧、つまりパティキュレート
フィルタ29の前後差圧に対応した電気信号を出力する
差圧センサ39が取り付けられている。
【0054】前記下流側排気管25bには、該下流側排
気管25b内を流れる排気の流量を調節する排気絞り弁
33が取り付けられている。この排気絞り弁33には、
該排気絞り弁33を開閉駆動する排気絞り用アクチュエ
ータ34が取り付けられている。
【0055】このように構成された排気系では、内燃機
関1の各気筒2の燃焼室で燃焼された既燃ガスは、各気
筒2の排気ポートを介して排気枝管24へ排出され、次
いで排気枝管24の各枝管から集合管を通って遠心過給
機19のタービンハウジング19b内に流入する。
【0056】遠心過給機19のタービンハウジング19
b内に排気が流入すると、排気の熱エネルギが前記ター
ビンハウジング19b内に回転自在に支持されたタービ
ンホイールの回転エネルギに変換される。タービンホイ
ールの回転エネルギは、前述のコンプレッサハウジング
19aのコンプレッサホイールへ伝達され、コンプレッ
サホイールは、前記タービンホイールから伝達された回
転エネルギによって新気を圧縮する。
【0057】その際、コンプレッサハウジング19a内
で圧縮された新気の圧力(過給圧)が所定圧以上まで上
昇すると、その過給圧が作動圧通路28を介してウェス
トゲートバルブ27のアクチュエータ27bへ印加さ
れ、アクチュエータ27bが弁体27aを開弁駆動する
ことになる。
【0058】ウェストゲートバルブ27の弁体27aが
開弁されると、排気枝管24を流れる排気の一部がター
ビンバイパス通路26を介して上流側排気管25aへ流
れるため、タービンハウジング19bに流入する排気の
流量が減少し、タービンハウジング19b内に流入する
排気の熱エネルギ、言い換えれば、タービンハウジング
19bにおいてタービンホイールの回転エネルギに変換
される熱エネルギが減少する。この結果、タービンホイ
ールからコンプレッサホイールへ伝達される回転エネル
ギが減少し、過給圧の過剰な上昇が抑制される。
【0059】前記タービンハウジング19bから上流側
排気管25aへ排出された排気、及び、タービンバイパ
ス通路26から上流側排気管25aへ導かれた排気は、
上流側排気管25aからパティキュレートフィルタ29
へ流入する。パティキュレートフィルタ29に流入した
排気は、該排気に含まれるPMを浄化又は除去された後
に下流側排気管25bへ排出され、下流側排気管25b
を通って大気中に放出される。
【0060】また、排気枝管24には、排気再循環通路
(EGR通路)100が接続され、このEGR通路10
0は、前記吸気枝管14に接続されている。前記EGR
通路100と前記吸気枝管14との接続部位には、前記
吸気枝管14における前記EGR通路100の開口端を
開閉するEGR弁101が設けられている。前記EGR
弁101は、電磁弁などで構成され、印加電力の大きさ
に応じて開度を変更することが可能となっている。
【0061】前記EGR通路100の途中には、該EG
R通路100内を流れる排気(以下、EGRガスと称す
る)を冷却するためのEGRクーラ103が設けられて
いる。
【0062】前記EGRクーラ103には、2本の配管
104、105が接続され、これら2本の配管104、
105は、内燃機関1の冷却水が持つ熱を大気中に放熱
するためのラジエター106と接続されている。
【0063】前記した2本の配管104、105のうち
の一方の配管104は、前記ラジエター106において
冷却された冷却水の一部を前記EGRクーラ103へ導
くための配管であり、もう一方の配管105は、前記E
GRクーラ103内を循環した後の冷却水を前記ラジエ
ター106へ導くための配管である。尚、以下では、前
記配管104を冷却水導入管104と称し、前記配管1
05を冷却水導出管105と称するものとする。
【0064】前記冷却水導出管105の途中には、該冷
却水導出管105内の流路を開閉する開閉弁107が設
けられている。この開閉弁107は、駆動電力が印加さ
れたときに開弁する電磁駆動弁などで構成されている。
【0065】このように構成された排気再循環機構(E
GR機構)では、EGR弁101が開弁されるとEGR
通路100が導通状態となり、排気枝管24内を流れる
排気の一部が前記EGR通路100を通って吸気枝管1
4へ導かれる。
【0066】その際、開閉弁107が開弁状態にある
と、ラジエター106と冷却水導入管104とEGRク
ーラ103と冷却水導出管105とを結ぶ循環経路が導
通状態となり、ラジエター106で冷却された冷却水が
EGRクーラ103を循環することになる。その結果、
EGRクーラ103では、EGR通路100内を流れる
EGRガスとEGRクーラ103内を循環する冷却水と
の間で熱交換が行われ、EGRガスが冷却される。
【0067】EGR通路100を介して排気枝管24か
ら吸気枝管14へ還流されたEGRガスは、吸気枝管1
4の上流から流れてきた新気と混ざり合いつつ各気筒2
の燃焼室へ導かれ、前記燃料噴射弁3から噴射される燃
料を着火源として燃焼される。
【0068】ここで、EGRガスには、水(H2O)や
二酸化炭素(CO2)などのように、自らが燃焼するこ
とがなく、且つ、吸熱性を有する不活性ガス成分が含ま
れている。このため、EGRガスが混合気中に含有され
ると、混合気の燃焼温度が低められ、以て窒素酸化物
(NOx)の発生量が抑制される。
【0069】更に、EGRクーラ103においてEGR
ガスが冷却された場合は、EGRガス自体の温度が低下
するとともにEGRガスの体積が縮小されるため、EG
Rガスが燃焼室内に供給されたときに該燃焼室内の雰囲
気温度が不要に上昇することがなくなるとともに、燃焼
室内に供給される新気の量(新気の体積)が不要に減少
することがない。
【0070】上述したように構成された内燃機関1に
は、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット
(ECU:Electronic Control Unit)35が併設され
ている。このECU35は、内燃機関1の運転条件や運
転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユ
ニットである。
【0071】ECU35には、クランクポジションセン
サ4、水温センサ5、燃料圧センサ13、エアフローメ
ータ17、吸気温度センサ18、吸気絞り弁開度センサ
21b、排気温度センサ38、差圧センサ39に加え
て、車両の室内に設けられたアクセルペダル36の操作
量(アクセル開度)に対応した電気信号を出力するアク
セルポジションセンサ37等が電気的に接続され、上記
した各センサの出力信号がECU35に入力されるよう
になっている。
【0072】一方、ECU35には、燃料噴射弁3、燃
料ポンプ9、吸気絞り用アクチュエータ21a、排気絞
り用アクチュエータ34、EGR弁101、開閉弁10
7等が電気的に接続され、ECU35が上記した各部を
制御することが可能になっている。
【0073】ここで、ECU35は、図2に示すよう
に、双方向性バス40によって相互に接続された、CP
U41と、ROM42と、RAM43と、バックアップ
RAM44と、入力ポート45と、出力ポート46とを
備えるとともに、前記入力ポート45に接続されたA/
Dコンバータ(A/D)47を備えている。
【0074】前記入力ポート45は、クランクポジショ
ンセンサ4のようにデジタル信号形式の信号を出力する
センサの出力信号を入力し、それらの出力信号を双方向
性バス40を介してCPU41やRAM43へ送信す
る。
【0075】前記入力ポート45は、水温センサ5、燃
料圧センサ13、エアフローメータ17、吸気温度セン
サ18、吸気絞り弁開度センサ21b、アクセルポジシ
ョンセンサ37、排気温度センサ38、差圧センサ39
等のように、アナログ信号形式の信号を出力するセンサ
の出力信号をA/D47を介して入力し、それらの出力
信号を双方向性バス40を介してCPU41やRAM4
3へ送信する。
【0076】前記出力ポート46は、燃料噴射弁3、燃
料ポンプ9、吸気絞り用アクチュエータ21a、排気絞
り用アクチュエータ34、EGR弁101、開閉弁10
7等と図示しない駆動回路を介して電気的に接続され、
CPU41から出力される制御信号を前記した各部へ送
信する。
【0077】前記ROM42は、燃料噴射制御ルーチ
ン、吸気絞り制御ルーチン、排気絞り制御ルーチン、E
GR制御ルーチンなどの各種アプリケーションプログラ
ムを記憶するとともに、種々の制御マップを記憶してい
る。
【0078】前記RAM43は、各センサからの出力信
号やCPU41の演算結果等を格納する。前記演算結果
は、例えば、クランクポジションセンサ4がパルス信号
を出力する時間的な間隔に基づいて算出される機関回転
数である。これらのデータは、クランクポジションセン
サ4がパルス信号を出力する都度、最新のデータに書き
換えられる。
【0079】前記バックアップRAM44は、内燃機関
1の運転停止後もデータを記憶可能な不揮発性のメモリ
である。
【0080】前記CPU41は、前記ROM42に記憶
されたアプリケーションプログラムに従って動作して、
燃料噴射制御、燃料ポンプ制御、吸気絞り制御、排気絞
り制御、EGR制御などの周知の制御に加え、本発明の
要旨となるパティキュレートフィルタ29の詰まり判定
制御を実行する。
【0081】詰まり判定制御では、CPU41は、パテ
ィキュレートフィルタ29へ流入する排気流量に対する
パティキュレートフィルタ29の前後差圧を所定時間毎
に検出する。
【0082】パティキュレートフィルタ29へ流入する
排気流量は、内燃機関1の吸入空気量と相関関係がある
ため、パティキュレートフィルタ29へ流入する排気流
量としてエアフローメータ17の出力信号値(吸入空気
量):Gaを用いることができる。また、パティキュレ
ートフィルタ29の前後差圧は、差圧センサ39によっ
て直接検出されるため、差圧センサ39の出力信号値
(差圧):△Pをパティキュレートフィルタ29の前後
差圧として用いることができる。
【0083】尚、エアフローメータ17を通過した空気
がパティキュレートフィルタ29に到達するまでには多
少の時間(応答遅れ時間)を要するため、エアフローメ
ータ17が吸入空気量:Gaを検出した時点から前記の
応答遅れ時間経過後に差圧センサ39が差圧:△Pを検
出するようにすることが好ましい。
【0084】上記したような方法により吸入空気量:G
aに対する差圧:△Pが検出されると、CPU41は、
吸入空気量:Gaに対する差圧:△Pを予めRAM43
に設定されている差圧マップに記憶させる。
【0085】差圧マップは、図3に示すように、吸入空
気量:Gaと差圧:△Pとを座標軸とした二次元マップ
であり、一定間隔:△Gaの吸入空気量(図中のGa1,Ga
2,Ga3,Ga4,Ga5,・・・Gan)によって複数の領域に分割
されている。
【0086】CPU41は、図4に示すように、差圧マ
ップの一つの領域において少なくとも二点以上の座標:
(Ga,△P)が記憶されると、それらの点の座標:
(Ga,△P)の平均値(以下、平均点座標と称する)
を算出する。差圧マップの所定数(例えば、5つ)以上
の領域について平均点座標が算出されると、CPU41
は、前記した所定数の平均点座標を用いて、吸入空気
量:Gaの増加に対して差圧:△Pが増加する割合(以
下、差圧増加率と称する)を演算する。
【0087】差圧増加率を演算する方法としては、図5
に示すように、前記した所定数の平均点座標およびまた
は各平均点座標の近傍を通る直線(以下、差圧直線と称
する)の方程式を求め、その直線の傾きを差圧増加率と
して算出する方法を例示することができる。
【0088】ここで、パティキュレートフィルタ29の
前後差圧:△Pは、図6に示すように、該パティキュレ
ートフィルタ29の詰まり度合いが同一であっても該パ
ティキュレートフィルタ29に流入する排気流量が多く
なるほど大きくなる傾向があり、その傾向はパティキュ
レートフィルタ29の詰まり度合いが高くなるほど顕著
となる。従って、差圧増加率は、パティキュレートフィ
ルタ29の詰まり度合いが高くなるほど高くなると言え
る。
【0089】このように差圧増加率とパティキュレート
フィルタ29の詰まり度合いとの間には正の相関関係が
あるため、CPU41は、差圧増加率をパラメータとし
てパティキュレートフィルタ29の詰まり度合いを判定
することが可能となる。
【0090】その際、差圧増加率は、エアフローメータ
17及び差圧センサ39が複数回にわたって検出した値
を用いて算出されるため、パティキュレートフィルタ2
9に流入する排気流量の変化やエアフローメータ17及
び差圧センサ39の検出値のばらつき等の影響を受け難
い。特に、エアフローメータ17及び差圧センサ39の
出力信号値の平均値を用いて差圧増加率が算出される場
合には、差圧増加率は、パティキュレートフィルタ29
に流入する排気流量の変化やエアフローメータ17及び
差圧センサ39の検出値のばらつき等の影響を一層受け
難くなる。
【0091】従って、パティキュレートフィルタ29に
流入する排気流量の変化やエアフローメータ17及び差
圧センサ39の検出値のばらつき等が発生した場合であ
っても、パティキュレートフィルタ29の詰まり度合い
と差圧増加率との相関関係が崩れ難くなり、パティキュ
レートフィルタ29の詰まり度合いを正確に判定するこ
とが可能となる。
【0092】以下では、上記した詰まり判定制御を利用
したPM再生制御の実施例について述べる。
【0093】パティキュレートフィルタ29にPMが捕
集されると、パティキュレートフィルタ29内の排気通
路の断面積が狭められ、パティキュレートフィルタ29
の詰まり度合いが高くなる。パティキュレートフィルタ
29の詰まり度合いが高くなると、パティキュレートフ
ィルタ29内を通過する排気の抵抗が増大し、内燃機関
1に作用する背圧が増加する。
【0094】これに対し、内燃機関1に作用する背圧が
過剰に高くならない範囲でPM捕集量の上限値(以下、
PM捕集量上限値と称する)を設定し、PM捕集量がP
M捕集量上限値に達した時点でパティキュレートフィル
タ29に捕集されているPMを燃焼及び除去すべくPM
再生処理を行う必要がある。
【0095】本実施の形態では、PMが燃焼する際に発
生する熱量がパティキュレートフィルタ29に悪影響を
及ぼさない範囲内でPM捕集量上限値を設定するととも
に、パティキュレートフィルタ29のPM捕集量がPM
捕集量上限値であるときの差圧増加率(以下、基準差圧
増加率と称する)を予め実験的に求めておくようにし
た。
【0096】この場合、CPU41は、前述した方法に
よって算出される差圧増加率が前記基準差圧増加率を超
えたときに、PM再生処理を実行することになる。PM
再生処理では、CPU41は、PMが燃焼し得る温度域
まで排気温度を高めるべく排気昇温制御を実行する。
【0097】排気昇温制御の実行方法としては、燃料噴
射量を増量させると同時に排気絞り弁33を所定量閉弁
する方法、通常の燃料噴射(主燃料噴射)に加えて各気
筒2の膨張行程時に追加の燃料噴射(膨張行程噴射)を
行なう方法、主燃料噴射及び膨張行程噴射の燃料量を増
加させると同時に排気絞り弁33を所定量閉弁する方
法、主燃料噴射に加えて各気筒2の排気行程時に追加の
燃料噴射(排気行程噴射)を行うことで未燃の燃料をパ
ティキュレートフィルタ29へ供給して燃焼させる方法
などを例示することができる。
【0098】このようにしてPM再生処理が実行される
と、パティキュレートフィルタ29に捕集されていたP
Mが燃焼してパティキュレートフィルタ29から除去さ
れ、以てパティキュレートフィルタ29のPM捕集能力
が再生されることになる。
【0099】次に、本実施の形態におけるPM再生制御
について図7に沿って説明する。図7は、PM再生制御
ルーチンを示すフローチャート図である。PM再生制御
ルーチンは、予めROM42に記憶されているルーチン
であり、CPU41によって所定時間毎(例えば、クラ
ンクポジションセンサ4がパルス信号を出力する度)に
繰り返し実行されるルーチンである。
【0100】PM再生制御ルーチンでは、CPU41
は、先ずS701においてエアフローメータ17の出力
信号値(吸入空気量):Gaを入力する。
【0101】S702では、CPU41は、該CPU4
1内に設定されているカウンタ:Cを起動する。このカ
ウンタ:Cは、エアフローメータ17の出力信号値(吸
入空気量):Gaを入力した時点からの経過時間を計時
するカウンタである。
【0102】S703では、CPU41は、前記カウン
タ:Cの計時時間が所定時間:t以上であるか否かを判
別する。前記所定時間:tは、エアフローメータ17を
通過した空気がパティキュレートフィルタ29へ到達す
るまでに要する応答遅れ時間である。
【0103】前記S703において前記カウンタ:Cの
計時時間が所定時間:t未満であると判定された場合
は、CPU41は、前記カウンタ:Cの計時時間が所定
時間:t以上となるまで前記S703の処理を繰り返し
実行する。
【0104】前記S703において前記カウンタ:Cの
計時時間が所定時間:t以上であると判定されると、C
PU41は、S704へ進み、差圧センサ39の出力信
号値(差圧):△Pを入力する。
【0105】S705では、CPU41は、前記S70
1で入力された吸入空気量:Gaと前記S704で入力
された差圧:△Pとを座標:(Ga,△P)としてRA
M43の差圧マップへ記憶させる。
【0106】S706では、CPU41は、前記差圧マ
ップ内に二つ以上の座標:(Ga,△P)が記憶された
領域が存在するか否かを判別する。
【0107】前記S706において前記差圧マップ内に
二つ以上の座標:(Ga,△P)が記憶された領域が存
在しないと判定された場合は、CPU41は、前述した
S701以降の処理を再度実行する。
【0108】一方、前記S706において前記差圧マッ
プ内に二つ以上の座標:(Ga,△P)が記憶された領
域が存在すると判定された場合は、CPU41は、S7
07へ進み、二つ以上の座標:(Ga,△P)が記憶さ
れた領域の平均座標を算出する。
【0109】S708では、CPU41は、前記S70
7の処理により前記差圧マップ内で平均座標算出済みの
領域数が5つ以上となったか否かを判別する。
【0110】前記S708において前記差圧マップ内で
平均座標算出済みの領域数が5つ未満であると判定され
た場合は、CPU41は、前述したS701以降の処理
を再度実行する。
【0111】一方、前記S708において前記差圧マッ
プ内で平均座標算出済みの領域数が5つ以上であると判
定された場合は、CPU41は、S709へ進み、前記
差圧マップ内の5つの領域の平均座標およびまたは平均
座標の近傍を通る直線の傾きを演算し、その傾きを差圧
増加率とみなす。
【0112】S710では、CPU41は、前記S70
9で算出された差圧増加率と予めROM42に記憶され
ている基準差圧増加率とを比較し、前記差圧増加率が前
記基準差圧増加率を越えている否かを判別する。
【0113】前記S710において前記差圧増加率が前
記基準差圧増加率以下であると判定された場合は、CP
U41は、パティキュレートフィルタ29のPM捕集量
がPM捕集量上限値に達しておらず、PM再生処理を実
行する必要がないとみなす。この場合、CPU41は、
S713においてRAM43の差圧マップの記憶内容を
リセットして本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0114】一方、前記S710において前記差圧増加
率が前記基準差圧増加率を超えていると判定された場合
は、CPU41は、パティキュレートフィルタ29のP
M捕集量がPM捕集量上限値を超えているとみなし、S
711へ進む。
【0115】S711では、CPU41は、前記S70
9で算出された差圧増加率と予めROM42に記憶され
ている限界差圧増加率とを比較する。前記限界差圧増加
率は、基準差圧増加率より高い値であって、PM再生処
理時に発生する熱によってパティキュレートフィルタ2
9の温度が閾値を超えると判断される差圧増加率であ
る。
【0116】前記S711において前記差圧増加率が前
記限界差圧増加率以下であると判定された場合は、CP
U41は、S712へ進み、パティキュレートフィルタ
29のPM再生処理を実行する。
【0117】前記S712においてPM再生処理を実行
し終えたCPU41は、S713へ進み、差圧マップの
記憶内容をリセットする。
【0118】一方、前記S711において前記差圧増加
率が前記限界差圧増加率を超えていると判定された場合
は、CPU41は、S714へ進み、パティキュレート
フィルタ29が異常であると判定する。その際、車室内
に予め警告灯や音声出力機を設けておき、CPU41が
警告灯を点灯又は音声出力機から警告音を出力させるこ
とにより、車両の乗員に対してパティキュレートフィル
タ29の異常を通知するようにしてもよい。
【0119】S715では、CPU41は、吸気絞り弁
21の最大開度を規制し、内燃機関1の吸入空気量を絞
る。この場合、パティキュレートフィルタ29に流入す
る排気流量が減少するため、排気からパティキュレート
フィルタ29へ伝達される熱量が減少し、パティキュレ
ートフィルタ29の不用意な昇温が防止されることにな
る。その結果、パティキュレートフィルタ29において
過剰量のPMが燃焼することがなくなる。
【0120】このようにCPU41がPM再生制御ルー
チンを実行することにより、本発明に係る差圧検出手
段、差圧増加率演算手段、及び詰まり判定手段が実現さ
れることになる。
【0121】従って、本実施の形態に係る内燃機関の排
気浄化装置によれば、パティキュレートフィルタ29の
詰まり度合いを精度良く判定することが可能となり、以
てパティキュレートフィルタ29の再生時期や異常を正
確に判定することが可能となる。
【0122】<他の実施の形態>前述した実施の形態で
は、吸入空気量:Gaの増加に対して差圧:△Pが増加
する割合(差圧増加率)をパラメータとしてパティキュ
レートフィルタ29の詰まり度合いを判定する例につい
て述べたが、図8に示されるように、差圧センサ39の
代わりにパティキュレートフィルタ29の前圧:Pを検
出する前圧センサ50が上流側排気管25aに設けられ
ている場合には、吸入空気量:Gaの増加に対して前
圧:Pが増加する割合(以下、前圧増加率と称する)を
パラメータとしてパティキュレートフィルタ29の詰ま
り度合いを判定するようにしてもよい。
【0123】この場合の詰まり判定制御では、CPU4
1は、エアフローメータ17の出力信号値(吸入空気
量):Gaに対する前圧センサ50の出力信号値(前
圧):Pを所定時間毎に検出する。
【0124】上記したような方法により吸入空気量:G
aに対する前圧:Pが検出されると、CPU41は、吸
入空気量:Gaに対する前圧:Pを予めRAM43に設
定されている前圧マップに記憶させる。
【0125】前圧マップは、図9に示すように、吸入空
気量:Gaと前圧:Pとを座標軸とした二次元マップで
あり、一定間隔:△Gaの吸入空気量(図中のGa1,Ga2,
Ga3,Ga4,Ga5,・・・Gan)によって複数の領域に分割さ
れている。
【0126】CPU41は、前記の前圧マップの一つの
領域において少なくとも二点以上の座標:(Ga,P)
が記憶されると、それらの点の座標:(Ga,P)の平
均値(以下、平均点座標と称する)を算出する。前圧マ
ップの所定数(例えば、5つ)以上の領域について平均
点座標が算出されると、CPU41は、前記した所定数
の平均点座標を用いて、吸入空気量:Gaの増加に対し
て前圧:Pが増加する割合(前圧増加率)を演算する。
【0127】前圧増加率を演算する方法としては、図1
0に示すように、前記した所定数の平均点座標およびま
たは各平均点座標の近傍を通る直線(以下、前圧直線と
称する)の方程式を求め、その直線の傾きを前圧増加率
として算出する方法を例示することができる。
【0128】ここで、パティキュレートフィルタ29の
前圧:Pは、図11に示すように、該パティキュレート
フィルタ29の詰まり度合いが同一であっても該パティ
キュレートフィルタ29に流入する排気流量が多くなる
ほど大きくなる傾向があり、その傾向はパティキュレー
トフィルタ29の詰まり度合いが高くなるほど顕著とな
る。従って、前圧増加率は、パティキュレートフィルタ
29の詰まり度合いが高くなるほど高くなると言える。
【0129】このように前圧増加率とパティキュレート
フィルタ29の詰まり度合いとの間には正の相関関係が
あるため、CPU41は、前圧増加率をパラメータとし
てパティキュレートフィルタ29の詰まり度合いを判定
することが可能となる。
【0130】その際、前圧増加率は、エアフローメータ
17及び前圧センサ50が複数回にわたって検出した値
を用いて算出されるため、パティキュレートフィルタ2
9に流入する排気流量の変化やエアフローメータ17及
び前圧センサ50の検出値のばらつき等の影響を受け難
い。特に、エアフローメータ17及び前圧センサ50の
出力信号値の平均値を用いて前圧増加率が算出される場
合には、前圧増加率は、パティキュレートフィルタ29
に流入する排気流量の変化やエアフローメータ17及び
前圧センサ50の検出値のばらつき等の影響を一層受け
難くなる。
【0131】従って、パティキュレートフィルタ29に
流入する排気流量の変化やエアフローメータ17及び前
圧センサ50の検出値のばらつき等が発生した場合であ
っても、パティキュレートフィルタ29の詰まり度合い
と前圧増加率との相関関係が崩れ難くなり、前述した実
施の形態と同様にパティキュレートフィルタ29の詰ま
り度合いを正確に判定することが可能となる。
【発明の効果】本発明は、排気中に含まれる微粒子を捕
集する捕集機構を備えた内燃機関の排気浄化装置におい
て、捕集機構へ流入する排気流量の増加に対して捕集機
構の前後差圧又は前圧が増加する割合(差圧増加率又は
前圧増加率)をパラメータとして捕集機構の詰まり度合
いを判定することにより、差圧検出手段又は前圧検出手
段の検出値のばらつきや、捕集機構に流入する排気流量
の変化等に起因した判定精度の低下を抑制することが可
能となる。
【0132】この結果、本発明に係る内燃機関の排気浄
化装置によれば、捕集機構の詰まり度合いを正確に判定
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る排気浄化装置を適用する内
燃機関の概略構成を示す図
【図2】 ECUの内部構成を示すブロック図
【図3】 差圧マップの構成を示す図
【図4】 差圧マップに座標:(Ga,△P)が記憶さ
れる様子を示す図
【図5】 差圧マップを用いて差圧増加率を算出する手
順を説明する図
【図6】 パティキュレートフィルタの詰まり度合いと
差圧と吸入空気量との関係を示す図
【図7】 PM再生制御ルーチンを示すフローチャート
【図8】 他の実施の形態に係る排気浄化装置を適用す
る内燃機関の概略構成を示す図
【図9】 前圧マップの構成を示す図
【図10】 前圧マップを用いて前圧増加率を算出する
手順を説明する図
【図11】 パティキュレートフィルタの詰まり度合い
と前圧と吸入空気量との関係を示す図
【符号の説明】
1・・・・内燃機関 2・・・・気筒 17・・・エアフローメータ 21・・・吸気絞り弁 24・・・排気枝管 25・・・排気管 29・・・パティキュレートフィルタ(捕集機構) 33・・・排気絞り弁 35・・・ECU 39・・・差圧センサ 41・・・CPU 42・・・ROM 43・・・RAM 50・・・前圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/94 F01N 3/24 E 4D019 F01N 3/24 F02D 9/02 Q 4D048 F02D 9/02 41/38 B 4D058 41/38 45/00 368S 45/00 368 B01D 46/24 B // B01D 46/24 53/36 103B 103C (72)発明者 大坪 康彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 青山 太郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊藤 丈和 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田原 淳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G065 AA01 AA03 AA04 AA09 AA10 CA12 DA04 DA15 GA05 GA06 GA08 GA09 GA10 GA27 GA41 GA46 HA06 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 3G084 AA01 BA05 BA08 BA13 BA15 BA19 BA20 DA10 DA19 DA27 EA05 EB12 FA07 FA10 FA20 FA27 FA33 3G090 AA03 BA02 CA01 CB01 CB21 DA04 DA13 DA18 EA05 EA06 EA07 3G091 AA02 AA10 AA11 AA18 AB13 BA07 BA17 CA02 CA18 CA27 CB02 CB03 DA02 DC01 EA01 EA03 EA05 EA07 EA16 EA17 EA32 FB14 GA06 GB02W GB04W GB05W 3G301 HA02 HA11 HA13 JA21 JA24 LA01 LB11 MA11 MA19 MA26 ND01 PA01Z PA10Z PD14Z PE01Z PE03Z PE08Z 4D019 AA01 BA05 BA06 BC05 BC07 CA01 CB04 CB09 4D048 AA06 AA18 AB01 AB02 BB02 BB14 CD05 DA01 DA02 DA03 DA05 DA06 DA07 DA08 DA13 DA20 EA04 4D058 JA32 JB02 JB06 MA44 NA04 SA08 TA02 TA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられ、排気中
    に含まれる微粒子を捕集する捕集機構と、 前記捕集機構へ流入する排気流量に対する前記捕集機構
    の前後差圧を随時検出する差圧検出手段と、 前記差圧検出手段の検出値に基づき排気流量の増加に対
    して前後差圧が増加する割合を演算する差圧増加率演算
    手段と、 前記差圧増加率演算手段により算出された差圧増加率を
    パラメータとして前記捕集機構の詰まり度合いを判定す
    る詰まり判定手段と、を備えることを特徴とする内燃機
    関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記差圧増加率演算手段は、排気流量に
    対する前後差圧の平均値を算出し、その平均値を用いて
    差圧増加率を演算することを特徴とする請求項1に記載
    の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記詰まり判定手段は、前記差圧増加率
    演算手段により算出された差圧増加率が所定値を越えた
    場合に、前記捕集機構の捕集能力を再生する必要がある
    と判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記詰まり判定手段は、前記差圧増加率
    演算手段により算出された差圧増加率が前記所定値より
    高い上限値を超えた場合に、前記捕集機構が異常である
    と判定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関
    の排気浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記詰まり判定手段により前記捕集機構
    が異常であると判定された場合に、前記捕集機構の温度
    上昇を抑制する抑制手段を更に備えることを特徴とする
    請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記内燃機関の吸気通路に設けられ該吸
    気通路を流れる吸気流量を絞る吸気絞り弁を更に備え、 前記抑制手段は、前記差圧増加率演算手段により算出さ
    れた差圧増加率が前記上限値を超えた場合に、前記吸気
    絞り弁を所定量閉弁させることを特徴とする請求項5に
    記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記捕集機構は、酸化触媒とNOx吸蔵
    剤とが担持されたパティキュレートフィルタであること
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装
    置。
  8. 【請求項8】 内燃機関の排気通路に設けられ、排気中
    に含まれる微粒子を捕集する捕集機構と、 前記捕集機構へ流入する排気流量に対する前記捕集機構
    の前圧を随時検出する前圧検出手段と、 前記前圧検出手段の検出値に基づき排気流量の増加に対
    して前圧が増加する割合を演算する前圧増加率演算手段
    と、 前記前圧増加率演算手段により算出された前圧増加率を
    パラメータとして前記捕集機構の詰まり度合いを判定す
    る詰まり判定手段と、を備えることを特徴とする内燃機
    関の排気浄化装置。
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