JP2003166205A - ブロック舗装に用いられるジオテキスタイル - Google Patents

ブロック舗装に用いられるジオテキスタイル

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JP2003166205A JP2001368659A JP2001368659A JP2003166205A JP 2003166205 A JP2003166205 A JP 2003166205A JP 2001368659 A JP2001368659 A JP 2001368659A JP 2001368659 A JP2001368659 A JP 2001368659A JP 2003166205 A JP2003166205 A JP 2003166205A
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治 青柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な透水性を有しつつも、路盤材とクッシ
ョン層との層間分離機能を長期間にわたって維持する。 【解決手段】 ジオテキスタイル10は、ブロック舗装
の際に路盤材とクッション層との間に敷設される。ジオ
テキスタイル10は、網状構造を有する割繊維不織布1
1と、割繊維不織布11の片面に複合されたスパンボン
ド不織布12とを有する。割繊維不織布11およびスパ
ンボンド不織布12は、ポリオレフィン系の樹脂から構
成され、圧着により複合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロック舗装にお
いてクッション層の下に敷設されるジオテキスタイルに
関する。
【0002】
【従来の技術】インターロッキングブロック舗装は、施
工が容易であり、かつ意匠性に優れるといった観点か
ら、歩道や広場等の舗装、さらには一般車道の舗装にも
用いられている。インターロッキングブロック舗装で
は、排水性および表面の平坦性を保つために、砂利また
は排水性アスファルト(以下、「路盤材」という)とブ
ロックとの間に、クッション層として砂(珪砂)を敷き
詰めることが一般的に行われている。しかし、クッショ
ン層として砂を敷き詰めても、雨や車両等の荷重によ
り、路盤材の間から砂が流出し、ブロックが沈下してし
まうことがある。このような場合には、一旦ブロックを
取り除き、砂を再度入れ直すといった工事が必要とな
る。
【0003】そこで、砂の流出を防止するために、「ジ
オテキスタイル」と呼ばれる不織布を砂と路盤材との間
に敷設する工事が行われるようになってきている。現在
では、ジオテキスタイルを敷設する工事は、インターロ
ッキングブロック舗装工事全体の10%程度行われてい
る。
【0004】従来、インターロッキングブロック舗装に
用いられるジオテキスタイルとしては、ポリエステルか
らなるスパンボンド不織布が主流であり、路盤材との馴
染みを良くするために、伸度の大きいものが使用されて
いる。スパンボンド不織布をジオテキスタイルとして用
いた場合、耐久性の観点からも、スパンボンド不織布が
ある程度以上の強度を有している必要があり、そのため
に、厚みの厚い(目付量で60g/m2程度)スパンボ
ンド不織布が用いられている。また、ジオテキスタイル
には排水性(透水性)も要求されるが、厚みが厚くなる
ことに伴って低下する排水性を向上させるために、スパ
ンボンド不織布にはニードルパンチ加工が施されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スパン
ボンド不織布にニードルパンチ加工を施すことによっ
て、スパンボンド不織布を構成する繊維が裂断してしま
うので、ブロックを介して上方から加えられる荷重によ
り繊維間が広がる傾向があった。また、ジオテキスタイ
ルに用いられるスパンボンド不織布はポリエステルから
なるが、ポリエステルは親水性であるため、長期間にわ
たって使用を続けると、雨水によっても繊維間が広がる
傾向があった。繊維間が広がってしまうと、ジオテキス
タイルに必要な機能の一つである、路盤材とクッション
層との層間分離機能が失われて、広がった繊維間からク
ッション層の砂が流出してしまい、結果的にはジオテキ
スタイルとしての機能を果たせなくなってしまう。
【0006】そこで本発明は、必要な透水性を有しつつ
も、路盤材とクッション層との層間分離機能を長期間に
わたって維持することが可能なジオテキスタイルを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1の態様のジオテキスタイルは、ブロック舗
装の際に路盤材とクッション層との間に敷設されるジオ
テキスタイルであって、網状構造を有する強化材層と、
前記強化材層の表面および裏面の少なくとも一方の面に
複合されたスパンボンド不織布とを有し、前記強化材層
と前記スパンボンド不織布とは、ポリオレフィン系の樹
脂で構成され、圧着により複合されている。
【0008】また、本発明の第2の態様のジオテキスタ
イルは、ブロック舗装の際に路盤材とクッション層との
間に敷設されるジオテキスタイルであって、網状構造を
有する強化材層と、前記強化材層の表面および裏面の少
なくとも一方の面にスパンレース法によって複合された
不織布とを有する。
【0009】さらに、本発明の第3の態様のジオテキス
タイルは、ブロック舗装の際に路盤材とクッション層と
の間に敷設されるジオテキスタイルであって、網状構造
を有する強化材層と、前記強化材層の表面および裏面の
少なくとも一方の面に圧着により複合された、ポリオレ
フィン系樹脂からなす繊維を含むスパンレース不織布と
を有する。
【0010】上述した各発明によれば、ジオテキスタイ
ルに必要な強度は強化材層によって与えられるので、強
化材層に複合される不織布の厚みは、その不織布自身の
強度を考慮することなく、層間分離機能を有する範囲で
最小限とすることができる。また、強化材層は網状構造
を有しているので、不織布と複合されてもジオテキスタ
イルに必要な透水性は阻害されない。したがって、本発
明によれば、ジオテキスタイルの透水性を向上させるた
めにニードルパンチ加工を施す必要がなくなる。さら
に、強化材層と不織布とは、その材質に応じて、圧着ま
たはスパンレース法によって複合されており、強化材層
と不織布との複合に際してもニードルパンチ加工は用い
られていない。このように、本発明では、ジオテキスタ
イルに対するニードルパンチ加工を不要とすることによ
り、不織布を構成する繊維の裂断が防止されるので、ジ
オテキスタイルの敷設後の不織布の繊維間の広がりが抑
制され、結果的に、層間分離機能が長期間にわたって維
持される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0012】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態によるジオテキスタイルの模式的断面図であ
る。図1に示すように、本実施形態のジオテキスタイル
10は、網状構造の割繊維不織布11と、この割繊維不
織布11の片面に圧着されたスパンボンド不織布12と
を有する。
【0013】スパンボンド不織布12は、スパンボンド
法によって製造された不織布であり、ポリエチレンやポ
リエステルなどのポリオレフィン系樹脂で構成される。
スパンボンド不織布12を構成する樹脂としては、その
中でも特に、紡糸性の高いポリプロピレン、およびポリ
プロピレンとα−オレフィンとの共重合体が好ましく用
いられる。また、スパンボンド不織布12の目付量は、
割繊維不織布11と熱圧着されてジオテキスタイル10
とされたときの、ジオテキスタイル10に必要とされる
排水性の観点から、60〜210g/m2の範囲である
ことが望ましい。
【0014】割繊維不織布11は、スパンボンド不織布
12を補強する役割を果たす。したがって、ジオテキス
タイル10が十分な強度を有するためには、割繊維不織
布11は、厚さが50〜200μmの範囲にあることが
好ましく、また、目付量は16〜50g/m2の範囲に
あることが好ましい。
【0015】以下に、割繊維不織布11について詳細に
説明する。
【0016】割繊維不織布11は、図2にも示すよう
に、2枚の一軸配向網状フィルム11aを経緯積層した
ものである。一軸配向網状フィルム11aは、図3に示
すように、高融点の第1の熱可塑性樹脂からなる層2の
両面に、第1の熱可塑性樹脂よりも低い融点を有する第
2の熱可塑性樹脂からなる層3を積層した3層構造のフ
ィルムであり、互いに平行に延びた複数の幹繊維11b
と、幹繊維11bに対して交差して延び、隣接する幹繊
維11b同士を繋ぐ枝繊維11cとで構成される。
【0017】第2の熱可塑性樹脂からなる層3の厚み
は、一軸配向網状フィルム11a全体の厚みの50%以
下、望ましくは40%以下である。2枚の一軸配向網状
フィルム11aの熱融着時の接着強度等の諸物性を満足
させるためには、第2の熱可塑性樹脂からなる層3は、
5μmの厚みがあればよいが、好ましくは10〜100
μmの範囲から選択される。
【0018】一軸配向網状フィルム11aの製造方法と
しては、例えば、以下に示すような方法が挙げられる。
【0019】まず、多層インフレーション法あるいは多
層Tダイ法などの押出成形により、第1の熱可塑性樹脂
からなる層2の両面に第2の熱可塑性樹脂からなる層3
が積層された3層構造の原反フィルムを製造する。次い
で、図4に示すように、この原反フィルム4に、縦方向
(図4に示す矢印L方向)に千鳥掛けに、スプリッター
を用いて割繊(スプリット処理)するか、または熱刃に
よりスリット処理を施して多数の平行なスリット4aを
形成し、さらに、これを縦方向に延伸する。これによ
り、図3に示すような、幹繊維11bがほぼ縦方向に配
列された一軸配向網状フィルム11aが得られる。
【0020】延伸倍率(配向倍率)は、1.1〜15倍
が好ましい。延伸倍率が1.1倍未満では、不織布とし
たときの機械的強度が十分でなくなる。一方、延伸倍率
が15倍を超えると、通常の方法で延伸することが難し
く、高価な装置を必要とするなどの問題が生ずる。延伸
方法としては、ロール圧延法またはロール延伸法のいず
れでもよい。ロール延伸法を用いる場合には、特に擬一
軸延伸法が好ましい。本明細書でいう圧延法とは、熱可
塑性樹脂フィルムを、その厚みよりも小さい間隙を有し
て対向配置された2本の加熱ローラの間を通過させ、こ
の熱可塑性樹脂フィルムの融点(軟化点)よりも低い温
度で圧縮し、厚みの減少分だけ長さを伸長する方法をい
う。また、擬一軸延伸法とは、熱可塑性樹脂フィルム
を、間隔をできるだけ小さくして配置した低速ローラ対
と高速ローラ(近接ローラ)対をこの順に通過させ、幅
方向の収縮をなるべく抑えて、主として厚みを減少させ
て延伸する方法である。未延伸フィルムの幅をW’、一
軸延伸後のフィルムの幅をW、延伸倍率をVとすると
き、下記の式 X=1−(V-1/2)×(W’/W) から求められるXは、延伸の擬一軸性を示す指数であ
り、X(0<X<1)の値が大きくなるほど擬一軸性が
高い。
【0021】最後に、以上のようにして得られた一軸配
向網状フィルム11aを、配向軸が直交するように2枚
重ね合わせ、これを加熱して融着することにより、割繊
維不織布11が得られる。熱融着に際しては、重ね合わ
せた一軸配向網状フィルム11aを一対の加熱シリンダ
間に供給し、幅方向の収縮が生じないように固定しなが
ら、しかも第1の熱可塑性樹脂からなる層2の延伸効果
が失われないように、第1の熱可塑性樹脂の融点以下
で、かつ第2の熱可塑性樹脂の融点以上の温度で熱融着
を行う。
【0022】なお、図2に示したように、同一の一軸配
向網状フィルム11aを用いて割繊維不織布11を構成
する場合には、一軸配向網状フィルム11aの熱融着に
は直交積層機が用いられる。この直交積層機による熱融
着の際、一方の一軸配向網状フィルム11aはそのまま
直交積層機に供給されるが、他方は、一軸配向網状フィ
ルム11aの幅と同じ長さに切断されて、一方の一軸配
向網状フィルム11aと直角な方向から供給される。し
たがって、図2に示した形態では、一定の間隔ごとに、
他方の一軸配向網状フィルム11aの継ぎ目が存在する
ことになる。
【0023】この継ぎ目の存在が好ましくない場合に
は、図3に示した一軸配向網状フィルム11aと、図5
に示す一軸配向網状フィルム14とを積層して割繊維不
織布を構成するのが好ましい。図5に示す一軸配向網状
フィルム14は、図3に示した一軸配向網状フィルム1
1aを製造するのに用いたのと同じ構造の原反フィルム
から作られる。すなわち、一軸配向網状フィルム14
は、高融点の第1の熱可塑性樹脂からなる層2と、その
両面に積層された、第1の熱可塑性樹脂よりも低い融点
を有する第2の熱可塑性樹脂からなる層3とで構成され
る。そして、原反フィルムを、横方向(図5に示す矢印
T方向)に千鳥掛けに割繊またはスリット処理したもの
を、横方向に延伸することによって、繊維がほぼ横方向
に配列された一軸配向網状フィルム14が得られる。こ
のように、縦方向に延伸した一軸配向網状フィルム11
aと横方向に延伸した一軸配向網状フィルム14とを積
層することで、継ぎ目のない割繊維不織布とすることが
できる。
【0024】ここで、一軸配向網状フィルム11a,1
4を構成する樹脂としては、スパンボンド不織布12と
の熱圧着性を考慮すると、スパンボンド不織布12を構
成する樹脂と同質の樹脂、すなわちポリエチレンやポリ
プロピレン等のポリオレフィンおよびその重合体が用い
られる。また、第1の熱可塑性樹脂と第2の熱可塑性樹
脂との融点の差は、製造上の理由から、5℃以上である
ことが必要であり、好ましくは10〜50℃である。
【0025】以上説明したように、本実施形態のジオテ
キスタイル10は、スパンボンド不織布12と割繊維不
織布11とを複合した構成とすることにより、ジオテキ
スタイル10に必要な機能の一つである、路盤材とクッ
ション層(砂)との層間分離機能をスパンボンド不織布
12で達成しつつも、必要な強度は割繊維不織布11に
より与えられる。その結果、スパンボンド不織布12の
厚み、ひいてはジオテキスタイル10全体の厚みを、従
来と比べて薄くすることができる。
【0026】しかも、割繊維不織布11は網状構造を有
しているので、スパンボンド不織布12の厚みを薄くす
ることと相俟って、ニードルパンチ加工を施すことな
く、ジオテキスタイル10に必要なもう1つの機能であ
る透水性が十分に高いものとすることができる。このよ
うに、ニードルパンチ加工を施さなくてもよくなること
により、スパンボンド不織布12の繊維の裂断も発生せ
ず、ブロック舗装のクッション層(砂)の下に敷設され
た後でも上からの荷重による繊維間の広がりも生じ難く
なるので、長期間にわたって層間分離機能を維持し、ク
ッション層の流出を防止することができる。
【0027】また、本実施形態では、スパンボンド不織
布12および割繊維不織布11がポリオレフィンで構成
されているが、ポリオレフィンは撥水性であり、雨水に
よっても繊維間が広がることがない。したがって、この
ことによっても、ジオテキスタイル10の層間分離機能
を長期間にわたって維持することができる。
【0028】上述したスパンボンド不織布12と割繊維
不織布11とは圧着により複合されてジオテキスタイル
10となるが、スパンボンド不織布12と割繊維不織布
11との圧着には、熱圧着法や超音波溶着法を用いるこ
とができる。スパンボンド不織布12と割繊維不織布1
1とを熱圧着法によって圧着する場合、圧着時の温度条
件によっては、ジオテキスタイル10に必要な透水性が
低下することがある。したがって、スパンボンド不織布
12と割繊維不織布11との熱圧着は、ジオテキスタイ
ル10の透水性を損なわない温度で行うことが好まし
い。本実施形態では、スパンボンド不織布12および割
繊維不織布11は、ともにポリオレフィンで構成されて
いるので、ジオテキスタイル10透水性を損なわない温
度は、好ましくは160℃以下であり、より好ましくは
100〜150℃である。なお、超音波溶着法は、熱に
よるジオテキスタイル10の透水性の低下を防止するこ
とができるので、本実施形態におけるスパンボンド不織
布12と割繊維不織布11との圧着方法として有効な方
法である。
【0029】スパンボンド不織布12と割繊維不織布1
1との圧着は、スパンボンド不織布12の製造工程中で
行うことができる。すなわち、紡糸ノズルから紡糸され
た繊維群をウェブとしてコンベアで搬送する過程で、ウ
ェブ上に割繊維不織布11を供給してウェブと割繊維不
織布11とを重ね合わせ、エンボスロールまたは鏡面ロ
ールを用いてウェブと割繊維不織布11とを圧着するこ
とにより、スパンボンド不織布12と割繊維不織布11
とが圧着されたジオテキスタイル10が得られる。この
方法によれば、ジオテキスタイル10を効率良く生産す
ることができる。
【0030】本実施形態では、図1に示したように、割
繊維不織布11の片面にスパンボンド不織布12を圧着
したジオテキスタイル10を例に挙げて説明したが、図
6に示すように、割繊維不織布21の両面にスパンボン
ド不織布22を圧着したジオテキスタイル20とするこ
ともできる。この場合、2枚のスパンボンド不織布22
を有するので、スパンボンド不織布22全体の厚みの増
加によるジオテキスタイル20の透水性の低下を防止す
るために、2枚のスパンボンド不織布22の合計の厚み
を、図1に示したスパンボンド不織布12の厚みとほぼ
等しくすることが望ましい。
【0031】(第2の実施形態)図7は、本発明の第2
の実施形態によるジオテキスタイルの模式的断面図であ
る。本実施形態のジオテキスタイル30は、割繊維不織
布31と、この割繊維不織布31の両面に複合されたカ
ード不織布32とを有する。
【0032】割繊維不織布31は、第1の実施形態で用
いたものと同様のものであるので、その詳細な説明は省
略する。カード不織布32は、カード機によって作製さ
れたものであり、スパンレース法によって割繊維不織布
31と複合されている。スパンレース法は、高圧水流を
吹き付けることによって繊維同士を絡合させる方法であ
る。このように、スパンレース法によってカード不織布
32と割繊維不織布31とを複合させることにより、ニ
ードルパンチ加工のように繊維が裂断することもないの
で、敷設後の荷重等によるカード不織布32の繊維間の
広がりを長期間にわたって抑制することができる。ま
た、ジオテキスタイル30として必要な強度は割繊維不
織布31によって与えられるので、カード不織布32と
しては、層間分離機能を有していれば厚みの薄いものを
用いることができ、透水性を持たせるためにニードルパ
ンチ加工を施す必要もない。
【0033】さらに、本実施形態では、カード不織布3
2と割繊維不織布31とを、圧着ではなくスパンレース
法により複合しているので、カード不織布32と割繊維
不織布31とを互いに同質の繊維で構成する必要はなく
なり、材料の選択の幅を広げることができる。
【0034】例えば、カード不織布32の繊維を構成す
る樹脂としては、第1の実施形態で挙げたポリオレフィ
ンの他に、ポリエチレンレテフタレートやポリブチレン
テレフタレート等のポリエステルや、ナイロン6やナイ
ロン66等のポリアミド、およびこれらの重合体等が挙
げられる。また、割繊維不織布31を構成する樹脂とし
ては、第1の実施形態で挙げた樹脂の他に、ポリエチレ
ンレテフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポ
リエステルおよびこれらの共重合体、ナイロン6やナイ
ロン66等のポリアミドおよびこれらの共重合体、ポリ
塩化ビニル、メタクリル酸またはその誘導体の重合体お
よび共重合体、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリテト
ラフルオロエチレンポリカーボネート、ポリウレタン等
が挙げられる。その中でも、割繊性が容易なのは、ポリ
オレフィンおよびその重合体、ポリエステルおよびその
重合体である。
【0035】なお、本実施形態では、割繊維不織布31
と複合される不織布としてカード不織布32を例に挙げ
て説明したが、この不織布は、スパンレース法によって
割繊維不織布31と複合することができるものであれ
ば、どのような不織布を用いてもよい。また、本実施形
態では、割繊維不織布31の両面にカード不織布32を
複合したジオテキスタイル30を例に挙げて説明した
が、割繊維不織布の片面にカード不織布を複合したジオ
テキスタイルとすることもできる。この場合も、割繊維
不織布に複合される不織布としては、カード不織布に限
らず、スパンレース法によって複合可能な任意の不織布
を用いることができる。また、割繊維不織布と複合され
る不織布の厚みは、第1の実施形態と同様に、ジオテキ
スタイルの透水性を考慮して決定される。
【0036】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態によるジオテキスタイルの模式的断面図であ
る。本実施形態のジオテキスタイル50は、割繊維不織
布51と、この割繊維不織布51の片面に圧着されたス
パンレース不織布52とを有する。
【0037】割繊維不織布51は、第1の実施形態と用
いたものと同様のものであるので、その詳細な説明は省
略する。スパンレース不織布52は、2種以上の繊維を
混抄したものであり、そのうちの1種はポリオレフィン
からなる繊維である。このように、ポリオレフィンから
なる繊維を含むスパンレース不織布52を用いること
で、割繊維不織布51とスパンレース不織布52とを熱
圧着等の圧着によって複合することができる。しかも、
ジオテキスタイル50として必要な強度は割繊維不織布
51によって与えられるので、スパンレース不織布52
としては、層間分離機能を有していれば厚みの薄いもの
を使用でき、透水性を持たせるためにニードルパンチ加
工を施す必要もない。したがって、本実施例のジオテキ
スタイル51も、上述した各実施形態と同様に、ニード
ルパンチ加工による繊維の裂断は発生しないので、敷設
後の荷重等によるスパンレース不織布52の繊維間の広
がりを長期間にわたって抑制することができる。
【0038】また、スパンレース不織布52はポリオレ
フィンからなる繊維を含んでおり、ポリオレフィンの性
質を利用して割繊維不織布51と圧着されるので、割繊
維不織布51を構成する樹脂としては任意の樹脂を用い
ることができる。スパンレース不織布52と割繊維不織
布51とを良好に圧着するためには、スパンレース不織
布52におけるポリオレフィン繊維の含有量が50質量
%以上であることが好ましい。また、スパンレース不織
布52と割繊維不織布51とをより確実に圧着するため
には、割繊維不織布51もポリオレフィンで構成するこ
とが好ましい。
【0039】本実施形態では、割繊維不織布51の片面
にスパンレース不織布52を圧着したジオテキスタイル
50を例に挙げて説明したが、割繊維不織布の両面にス
パンレース不織布を圧着したジオテキスタイルとするこ
ともできる。この場合も、割繊維不織布と複合されるス
パンレース不織布の厚みは、第1の実施形態と同様に、
ジオテキスタイル60の透水性を考慮して決定される。
【0040】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例を説明す
る。
【0041】(実施例1)強化材層として、日石プラス
ト(株)製の、ポリエチレンからなる割繊維不織布であ
るワリフHS(T)(商品名)を用意した。この割繊維
不織布の目付量は35g/m2であった。また、スパン
ボンド不織布として、出光ユニラック(株)製の、LL
PPEからなるスパンボンド不織布であるストラテック
(商品名)を用意した。このスパンボンド不織布は、繊
度が3.3〜3.4dtex、目付量が30g/m2
あった。
【0042】そして、これら割繊維不織布とスパンボン
ド不織布とを重ね合わせ、エンボスロールと受けロール
との間に、エンボスロール側をスパンボンド不織布、受
けロール側を割繊維不織布として供給し、割繊維不織布
とスパンボンド不織布とを熱圧着し、ジオテキスタイル
を作製した。この際、エンボスロールの温度を100〜
130℃、割繊維不織布およびスパンボンド不織布の供
給速度を20〜100m/min、線圧を30〜100
kg/cm2とした。
【0043】(実施例2)強化材層として、日石プラス
ト(株)製の、ポリエチレンからなる割繊維不織布であ
るワリフMS(T)(商品名)を用意した。この割繊維
不織布の目付量は31g/m2であった。また、カード
不織布として、ポリエチレンテレフタレート繊維とレー
ヨン繊維とを目付量比で4:1の割合で混紡した不織布
を用いた。ポリエチレンテレフタレート繊維は、繊度が
2.2dtex、平均繊維長が51mmであった。レー
ヨン繊維は、繊度が1.5dtex、平均繊維長が40
mmであった。
【0044】そして、これら割繊維不織布と2枚のカー
ド不織布とを、強化材層である割繊維不織布が中心とな
るように3層に重ね合わせ、スパンレース法により複合
し、ジオテキスタイルを作製した。この際のスパンレー
ス条件は、水圧を294×104〜490×104Pa、
ライン速度を20〜50m/min、乾燥温度を100
〜120℃とした。また、片面でのカード不織布の目付
量は15g/m2であり、強化材層を含めたジオテキス
タイル全体の目付量は60g/m2であった。
【0045】上述の実施例1について、ホイールトラッ
キング試験を行い、ブロックの沈下量、クッション層の
流出量、および試験前と試験後のジオテキスタイルの強
度、伸度について評価を行った。また、比較のために、
ポリエチレンテレフタレートからなり目付量が60g/
2のスパンボンド不織布(比較例1)についても同様
の評価を行った。
【0046】ホイールトラッキング試験は以下のように
して行った。試験用の供試体は、(社)日本建材産業協
会;ブロック舗装用繊維材料の性能評価方法調査委員会
のまとめた標準化案にある3方法のうち、ブロックと型
枠間にEPSを挿入したもの(ゴム版あり)によるもの
を用いた。まず、型枠の底に厚さ10mmの合成ゴム板
(硬度80)を敷き、型枠の内周面にEPSとしてブロ
ック状発泡スチロールを適宜寸法に切断したものを設置
した。そしてその中に、路盤材として、美州興産(株)
製の人工骨材、セラサンド(商品名)を、約40mmの
厚みで敷き詰めた。用いた人工骨材の粒径は7〜10m
mであった。人工骨材の上に、評価の対象となるジオテ
キスタイルを敷設し、その上に、クッション砂を介して
ブロックを敷き、これを供試体とした。クッション砂と
しては5号珪砂を用い、その層厚は20mmとした。ま
た、ブロックの厚みは30mmとした。
【0047】この供試体に対し、ホイールトラッキング
試験機を用い、同軸上に回転自在に設けられた2つの車
輪を往復走行させ、表1に示す条件で走行実験を行っ
た。
【0048】
【表1】
【0049】また、この走行実験は、乾燥状態(ドラ
イ)と散水状態(ウェット)の2種類の状態について行
った。散水状態では、ジオテキスタイルが水に浸された
状態となる量の水をブロックの目地部分より注入し、す
べて注入された後に走行実験を行った。
【0050】表2に、走行実験後の、ブロックの沈下量
およびクッション砂の流出量を示す。
【0051】
【表2】
【0052】表2において、評価は以下のように行っ
た。ブロックの沈下量については、走行実験後の最大値
で評価し、2つの車輪の平均値で表した。クッション砂
の流出量は、走行実験後、ブロックを外し、クッション
砂を取り除いてジオテキスタイルの表面を露出させ、さ
らに、クッション砂が漏れないようにジオテキスタイル
を剥がした後、路盤材全体を取り出してクッション砂の
重量を測定した。
【0053】表2より、ブロックの沈下量については、
ドライ条件では実施例1と比較例1との差異は誤差と判
断され、両者は同等と見てよいが、ウェット条件では比
較例1のほうが沈下量が大きく、実施例1との差異が認
められる。また、クッション砂の流出量については、ド
ライ条件、ウェット条件とも比較例1のほうが流出量が
多く、その差異はウェット条件で特に顕著に現われてい
る。走行実験後のジオテキスタイルの損傷状態について
目視で確認したところ、実施例1に比べて比較例1のほ
うが大きく損傷しており、しかもその程度の差異は、ウ
ェット条件でより大きくなっている。このことが、ブロ
ックの沈下量およびクッション砂の流出量の、実施例1
と比較例1との差異となって現われたものと考えられ
る。
【0054】表3に、実施例1および比較例1の、試験
前と試験後での、強度および伸度を測定した結果を示
す。これらの物性の測定には、長さ200mm、幅50
mmに切り出したサンプル片を用いた。サンプル片は、
ジオテキスタイルの縦方向に沿って切り出したものと、
横方向(幅方向)に沿って切り出したものの、2種類を
用意した。そして、切り出したサンプル片をチャック間
距離100mmでチャックし、20mm/minの速度
で引っ張り、サンプル片が破断したときのチャック間距
離の変化量の、引っ張り前のチャック間距離に対する割
合を「%」で表したものを「伸度」とした。「強度」
は、サンプル片が破断するまでの間の最大値で表した。
また、表3において、試験後の測定値の欄には、試験前
の値に対する低下率を括弧内に示した。
【0055】
【表3】
【0056】表3より、実施例1および比較例1のいず
れも、ドライ条件に比べてウェット条件のほうが、強度
が低下する傾向にあることがわかる。ただし、強度の低
下率では実施例1のほうが小さく、強度自体も実施例1
のほうが高い。このことから、比較例1に比べて実施例
1のほうが、耐久性に優れているといえる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、網
状構造を有する強化材層と不織布とを、それらの素材に
応じて、圧着またはスパンレース法によって複合した構
成とすることで、ニードルパンチ加工が不要となり、ジ
オテキスタイルとして必要な透水性を有しつつも、敷設
後の層間分離機能を長期間にわたって維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるジオテキスタイ
ルの模式的断面図である。
【図2】図1に示す割繊維不織布の平面図である。
【図3】図2に示す割繊維不織布を構成する、縦方向に
延伸された一軸配向網状フィルムの部分斜視図である。
【図4】図3に示す一軸配向網状フィルムの原反フィル
ムにスリットを入れた状態の斜視図である。
【図5】横方向に延伸された一軸配向網状フィルムの部
分斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態によるジオテキスタイ
ルの他の例の模式的断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるジオテキスタイ
ルの模式的断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態によるジオテキスタイ
ルの模式的断面図である。
【符号の説明】
10,20,30,50 ジオテキスタイル 11,21,31,51 割繊維不織布 11a 一軸配向網状フィルム 12,22 スパンボンド不織布 32 カード不織布 52 スパンレース不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AA02 AB03 AE04 AF01 AG01 AG16 AH02 DA04 EA02 EA03 EA05 4L047 AA14 BA04 BA08 BA23 BD03 CA05 CA07 CC10 CC13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック舗装の際に路盤材とクッション
    層との間に敷設されるジオテキスタイルであって、 網状構造を有する強化材層と、 前記強化材層の表面および裏面の少なくとも一方の面に
    複合されたスパンボンド不織布とを有し、 前記強化材層と前記スパンボンド不織布とは、ポリオレ
    フィン系の樹脂で構成され、圧着により複合されている
    ジオテキスタイル。
  2. 【請求項2】 前記強化材層は、前記スパンボンド不織
    布の製造工程中で前記スパンボンド不織布と複合され
    る、請求項1に記載のジオテキスタイル。
  3. 【請求項3】 ブロック舗装の際に路盤材とクッション
    層との間に敷設されるジオテキスタイルであって、 網状構造を有する強化材層と、 前記強化材層の表面および裏面の少なくとも一方の面に
    スパンレース法によって複合された不織布とを有するジ
    オテキスタイル。
  4. 【請求項4】 ブロック舗装の際に路盤材とクッション
    層との間に敷設されるジオテキスタイルであって、 網状構造を有する強化材層と、 前記強化材層の表面および裏面の少なくとも一方の面に
    圧着により複合された、ポリオレフィン系樹脂からなす
    繊維を含むスパンレース不織布とを有するジオテキスタ
    イル。
  5. 【請求項5】 前記強化材層は、第1の熱可塑性樹脂か
    らなる層の両面に前記第1の熱可塑性樹脂よりも低い融
    点を有する第2の熱可塑性樹脂からなる層が積層された
    多層フィルムに、互いに平行な複数のスリットを形成
    し、これらスリットが形成された前記多層フィルムを前
    記スリットと平行な方向に延伸して得られた2枚の一軸
    配向網状フィルムを、配向軸が直交するように重ね合わ
    せて融着されたものである、請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載のジオテキスタイル。
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