JP2003164424A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003164424A JP2001365477A JP2001365477A JP2003164424A JP 2003164424 A JP2003164424 A JP 2003164424A JP 2001365477 A JP2001365477 A JP 2001365477A JP 2001365477 A JP2001365477 A JP 2001365477A JP 2003164424 A JP2003164424 A JP 2003164424A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御端末および電子機器から構成される情報
処理システム全体の電源の管理を容易に行なえ、情報処
理システム全体を適切に運用できるようにする。 【解決手段】 自動視野測定を行なう情報処理システム
としての自動視野計において、視野計ドーム20により
外部の制御端末としてのPC10の制御に基づき自動視
野測定処理の主要部分を実行する。視野計ドーム20に
は商用電源から入力した商用電源電圧をPC10および
他の周辺機器12、13に供給するサービスアウトレッ
ト21、22を設ける。商用電源とサービスアウトレッ
ト21、22の間には両者を絶縁する絶縁トランスを設
ける。また、PC10の制御あるいはその動作状態に応
じて視野計ドーム20の電源部への給電、および各サー
ビスアウトレットへ出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器、特に外部
の制御端末とともに動作し所定の情報処理を行なう情報
処理システムを構成する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より医療機器の電子化が進んでお
り、視野計のような眼科検査装置もその例外ではない。
視野計の検査は、視野ドーム中にスポットを照明した
り、あるいはLED表示を行なうなどの方法で視標を呈
示し、被検者に応答スイッチなどを操作させ被検者の応
答を記録するものであるが、近年では視標の呈示パター
ンや順序などをあらかじめプログラムしておき、視標呈
示および応答入力の記録を(半)自動的に行なえるよう
にした自動視野計が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器として
の自動視野計の多くは検査用の制御装置を組み込んだ専
用装置であり、構造が複雑で製造コストが高い問題があ
った。
【0004】自動視野計を簡単安価に提供する方策の1
つとして、近年著しく普及しているPC(パーソナルコ
ンピュータ)を利用し、自動視野計の制御部および検査
データのファイリング装置として用いる構成が考えられ
る。視野計のハードウェア部分は眼科検査装置としては
比較的単純なものであり、また、PCとの間のインター
フェースもUSB(Universal Serial
Bus)など性能も充分で容易に利用できる手段が普
及しており、さらにPCはこの種の検査が必要な医療現
場に既に存在しており容易に流用できることから、PC
を利用して自動視野計を構成すれば、検査システムを安
価に提供できると考えられる。
【0005】このようなPCを利用した情報処理システ
ムで問題となるのは、電源の問題である。
【0006】通常、この種の情報処理システムでは、P
C、および、プリンタ、モニタその他の周辺機器は別個
に電源を持ち、それぞれの電源スイッチで独立して電源
のオン/オフを行なう必要がある。したがって、ユーザ
の電源管理は面倒で、またシステムを構成するある機器
の電源を入れ忘れてシステムを正常に稼働できなくなっ
たり、また電源の切り忘れなどもしばしば起きる。この
ような問題は、自動視野計のような医療機器に限らず、
外部の制御端末とともに動作する電子機器に共通するも
のである。
【0007】なお、一般の電子機器の電源には電気機器
取締法などの法規により漏れ電流や絶縁に関して満足す
べき基準があり、また、特に視野計のような医療機器の
電源には、JIS T1001など別途の基準が定めら
れている。したがって、自動視野計のような電子機器で
は当然ながら、漏れ電流を防止、あるいは所定の絶縁基
準を満足するため、商用電源の入力側に絶縁トランスを
挿入しなければならない。
【0008】本発明の課題は、上記の問題を解決し、制
御端末および電子機器から構成される情報処理システム
全体の電源の管理を容易に行なえ、情報処理システム全
体を適切に運用できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、所定の情報処理を行なう情報処理
システムに含まれ、外部の制御端末からの制御に基づき
前記所定の情報処理の主要部分を実行する電子機器にお
いて、商用電源から入力した商用電源電圧を前記制御端
末に対して供給するサービスアウトレットを設けた構成
を採用した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0011】図1は本発明に係る自動視野計システムの
全体構成を示している。図1の自動視野計システムは自
動視野計のハードウェア部分を独立させた視野計ドーム
20と、視野測定プログラムを実行するとともにファイ
リング装置として機能するPC10から構成されてい
る。
【0012】PC10はマウス11、ディスプレイ1
5、キーボード16などを有する一般的な構成のもの
で、図1ではノートパソコンの形態を図示しているが、
デスクトップ形式のものであってもかまわない。PC1
0には、プリンタ12およびモニタ13が周辺機器とし
て所定のインターフェースを介して接続されている。こ
れらの周辺機器は主に情報出力用のものであるが、必要
に応じて他の装置が接続されていてよい。また、PC1
0は、モデムやイーサネット(商標名)などのネットワ
ークインターフェース(不図示)を有し、これらネット
ワークインターフェースを介して他の機器と測定データ
を交換/共有できる。
【0013】図2に視野計ドーム20の構成を詳細に示
す。視野計ドーム20の筐体20a内には半球面状(3
00mmφ程度)の内部ドーム23が設けられており、
内部ドーム23の内面にはLED36、CCDカメラ3
9が配置されている。
【0014】LED36は、視野測定のための視標(白
色)を呈示するために複数(視野検査の仕様に応じて1
00〜200個程度)が所定の位置に配置され、そのう
ちの幾つかは固視方向誘導用の固視標(赤色)を兼用す
る。図4はLED36の装着状態を示しており、図示の
ようにLED36(3mmφ程度)はドーム基部38に
設けた開口中に固定され、その上を拡散シート37が覆
っている。
【0015】また、図5に示すようにCCDカメラ39
も同様にドーム基部38の開口部から被検者(被検眼)
方向を向くように配置されるが、CCDカメラ39の場
合は拡散シート37を図示のように切り欠いてある。
【0016】再び図2において、視野計ドーム20の筐
体20a前面の開口部20bの周囲の内側には、内部ド
ーム23の視野面を照明する背景輝度制御用のLED2
4が配置される。LED24はむらなく内部ドーム23
内面を所定の背景輝度に制御するために複数設けられて
いる。
【0017】さらに開口部20bに面して被検者2の顔
を位置決めする額当て25、およびあご台26が配置さ
れている。あご台26の位置は、ノブ28(左右動)、
29(上下動)により上下左右に調節することができ
る。ノブ28(左右動)、29(上下動)とあご台26
はモータ(ソレノイド)ドライブ機構あるいは純機械的
な機構によりノブ28、29と連動している。なお、あ
ご台26が被検眼の左右のいずれを測定する位置にある
かはリミットスイッチなどにより検出できるものとす
る。
【0018】また、被検眼前方に補正レンズを挿入する
ため、補正レンズ枠27が開口部20bに面して設けら
れている。この補正レンズ枠27には、視度調整用の補
正レンズを装着できる。補正レンズ枠27を被検眼前方
にポップアップするか否かは不図示の操作機構により制
御でき、補正レンズを挿入しているか否かはリミットス
イッチなどにより検出できるものとする。
【0019】視野測定においては、被検者2は視標が見
えているか否かを示すために応答スイッチ30を操作す
る。本実施形態では応答スイッチ30はケーブルを介し
て視野計ドーム20の筐体20aから引き出してある
が、もちろん筐体20a前面などに固定されていてもよ
く、また後述の第7図に示すようにPC10側に接続さ
れていてもよい。
【0020】PC10と視野計ドーム20のインターフ
ェース方式は任意であるが、本実施形態ではUSBを用
いている。図2において符号51は、PC10(あるい
は他の機器)と接続するためのUSBコネクタである。
USBコネクタ51の数は任意である(図2では2個設
けてある)。
【0021】本実施形態の自動視野計システムの特徴
は、従来一体の専用装置であった自動視野計をその主要
部分である視野計ドーム20と制御端末としてのPC1
0に分離し、PC10で視野計ドーム20の動作を制御
するようにし、さらに、視野計ドーム20にPC10
(あるいはさらにプリンタ12やモニタ13などの周辺
機器)にAC電源を供給するサービスアウトレット2
1、22を設けた点である。
【0022】すなわち、本実施形態において、視野計ド
ーム20は自動視野計システムの一部を構成し、しかも
視野測定の主要な情報処理を行なうための中核をなすハ
ードウェアであるが、この視野計ドーム20にサービス
アウトレット21、22を設けて視野計ドーム20を制
御するソフトウェアを塔載した制御端末としてのPC1
0にAC電源を供給する点に特徴がある。
【0023】また、後述のように視野計ドーム20を制
御するソフトウェアを塔載した制御端末としてのPC1
0への給電状態に応じて、あるいはPC10の制御によ
り、視野計ドーム20およびサービスアウトレット2
1、22から給電を受ける機器へのAC出力を制御でき
るように構成した点も特徴である。
【0024】すなわち、図1、図2のサービスアウトレ
ット21はプラグ31を介して商用交流電源から入力さ
れたAC電圧をPC10に給電するメインのサービスア
ウトレットである。また、サービスアウトレット22は
プリンタ12やモニタ13などの周辺機器に給電するサ
ービスアウトレットとして設けたものである(図1、図
2ではサービスアウトレット22は2個設けてあるが、
その数は任意である)。
【0025】図3に視野計ドーム20の電源廻りの構成
例を示す。図3において、破線の内側が視野計ドーム2
0内に設けられたAC電源系の回路であり、プラグ31
から入力された商用交流入力(AC100V:電圧は任
意)はまず絶縁トランス32に入力される。絶縁トラン
ス32の2次側のラインは、視標や背景のためのLED
の点灯制御を行なう視野計ドーム20の制御部34に接
続されるとともに、サービスアウトレット21、22に
接続され、サービスアウトレット21、22を介してP
C10(のACアダプタ14)およびプリンタ12やモ
ニタ13に給電される。制御部34およびサービスアウ
トレット22への給電は、後述のリレー33を介して行
なわれる。
【0026】絶縁トランス32は、JIS T1001
などに規定された医療機器の漏れ電流やノイズを遮断す
るためのもので、その変圧比は1:1(ただし必要に応
じて変圧比は任意)である。また、絶縁トランス32の
電流容量は、サービスアウトレット21、22に接続さ
れるPC10および周辺機器に給電するのに充分なもの
とする。このように絶縁トランス32を設けることによ
り、自動視野計システムの電源全体の仕様を医療機器に
要求される漏れ電流やノイズの条件を満足するように統
一することができる。
【0027】さらに、図3の構成では、PC10側への
給電状態により、視野計ドーム20の制御部34および
サービスアウトレット21、22を介した周辺機器への
給電を制御できるようにしてある。
【0028】すなわち、PC10に給電するサービスア
ウトレット21に向かうラインには電流検出回路35が
挿入されており、この電流検出回路35の電流検出値に
応じてリレー33を開閉するようになっている。
【0029】電流検出回路35は、PC10への給電状
態に応じて出力端子Aを制御する。すなわち、PC10
が通常動作できる電流がサービスアウトレット21に向
かって流れていれば出力端子Aを介してリレー33の端
子B1およびB2間と、C1およびC2間を閉成し、P
C10の主電源が遮断(あるいはサスペンド)されサー
ビスアウトレット21への出力が低下すると出力端子A
を介してリレー33の端子B1およびB2間と、C1お
よびC2間を開放するよう制御する。このような動作は
サービスアウトレット21へのラインの電流を検出する
電流検出手段と、その検出値をしきい値と比較すること
などにより行なえる。
【0030】このような構成により、自動視野計システ
ムを制御する制御端末としてのPC10の主電源投入に
応じてシステム全体の電源を入れ、また、PC10の主
電源遮断に応じてシステム全体の電源を切ることができ
る。
【0031】なお、電流検出回路35の検出タイミング
とリレー33の動作タイミングは完全に同期している必
要はなく、遅延回路などを介してリレー33の動作タイ
ミングを遅延させるような制御を行なってもよい(たと
えばPC10の主電源遮断に応じてシステム全体の電源
を切る場合)。
【0032】図6、図7に視野計ドーム20の制御部3
4のそれぞれ異なる構成例を示す。図6、図7において
前述の視標および固視標呈示用のLED36はLED駆
動部45、LEDコントロール部46を介してCPU4
1に接続される。
【0033】CPU41は、後述のUSB47(あるい
はさらに48)を介してPC10と通信し、PC10か
らの指令に基づきLED駆動部45、LEDコントロー
ル部46を介してLED36を制御し、視標および固視
標呈示を制御する。CPU41の制御プログラムはRO
M44に格納される。
【0034】なお、ROM44には、LEDすなわち、
背景輝度制御用のLED24、あるいはさらに視野測定
用LED36の点灯輝度を視野測定の基準を満足するよ
うに補正するための補正データを格納しておく。この輝
度補正データは出荷前にあらかじめ各LEDの輝度を実
測することにより作成し、ROM44(あるいは後に調
整可能なようにEEPROMなどの書き換え可能なメモ
リ素子)に格納しておく。
【0035】また、CPU41は、後述のCCDカメラ
39あるいはUSBカメラ50で撮影した画像をUSB
47(あるいはさらに48)を介してPC10に適当な
フレームレートで送信する。PC10はUSB47(あ
るいはさらに48)を介して受信した画像をディスプレ
イ15に表示し、検者はこの画像(図6、図7中の15
a)により被検眼の固視状態を監視することができる。
【0036】さらにCPU41には、あご台の位置(左
右)を検出するあご台スイッチ42、前述の補正レンズ
が挿入されているか否かを検出する補正レンズスイッチ
43が不図示のI/Oポートを介して接続されており、
CPU41はこれらのスイッチの状態を検出することが
できる。
【0037】前述の応答スイッチ30は、図6ではスイ
ッチ42、43と同様にCPU41に接続されている
が、図7では変換ボックス49を介してPC10の所定
のインターフェース(たとえばUSB)に接続されてい
る。
【0038】また、図6において符号39は前述のCC
Dカメラである。CCDカメラ39はA/D変換回路3
9aを介してCPU41のI/Oポートに接続されてい
る。
【0039】一方、図7では、CCDカメラ39のかわ
りにUSBカメラ50を用いている。現在では、USB
カメラはUSBバスに接続可能な製品が安価に提供され
ており、図6のようにA/D変換回路39aを介してカ
メラユニットとしてのCCDカメラ39を接続するより
もシステムを安価に構成できる可能性がある。
【0040】PC10とのインターフェースは、図6で
はUSB(2.0)47であるが、図7ではUSB
(2.0)ハブ48を介してPC10、およびUSBカ
メラ50が接続され、制御部34内のCPU41とUS
B(2.0)47の間をUSB(1.1)を介して接続
している。図7のような構成により、CPUやその周辺
のチップセット品種などにより対応可能なUSBのバー
ジョンが限定されている場合でも、USBバージョンを
整合させて機器および回路ブロック間を接続することが
できる。
【0041】図6、図7において符号52は上記の各回
路ブロックに電源を供給する電源部である。電源部52
は、リレー33の端子C2から入力される商用交流を整
流、平滑、さらに安定化して得た直流電圧を上記の各回
路ブロックに供給する。
【0042】図8に視野計ドーム20の制御部34のC
PU41が実行する情報処理の流れを示す。
【0043】図8のステップS1では、リレー33から
電源部52に給電が開始されたか否かの判定ステップで
ある。このステップS1は図3の構成では単にリレー3
3から電源部52への給電開始処理となるが、後述のU
SB規格やACPI(Advanced Config
uration and Power Interfa
ce)規格に基づき、周辺機器としての視野計ドーム2
0をサスペンド/レジュームさせる構成においては、待
機電源により動作するCPU41ないし周辺のチップセ
ットが給電開始を検出する。
【0044】ステップS2では各部の初期化を行ない、
ROM44に格納された前述のLED輝度補正データを
読み出し、ステップS3においてあらかじめ定められた
所定のプロトコルに基づきPC10に送信する。
【0045】ステップS4以降でPC10との間の通信
が開始される。ステップS4ではPC10からコマンド
を待ち、PC10からコマンドを受信すると、ステップ
S5で受信したコマンドに対応する処理を実行すること
により視野測定処理を行なう。これに並行して、所定の
フレームレートでCCDカメラ39あるいはUSBカメ
ラ50により取得した画像をPC10に送信する。
【0046】ステップS6の動作停止は、図3の構成に
おいてはリレー33から電源部52への給電停止により
行なうが、後述のUSB規格やACPI規格に基づき周
辺機器としての視野計ドーム20をサスペンド/レジュ
ームさせる構成においては、CPU41あるいはそのチ
ップセットの制御によりレジュームに必要な部材を除く
他の構成回路に対する電源供給を停止することにより行
なう。
【0047】外部の制御端末とともに動作する電子機器
としての視野計ドーム20を以上のように構成すること
により、PC10および視野計ドーム20を含む自動視
野計システムの電源の管理を容易に行なえるようにな
る。
【0048】すなわち、視野計ドーム20側からPC1
0(あるいはさらに他の周辺機器)に給電できるように
したので、余計なテーブルタップなどを用いずに自動視
野計システム全体の電源ケーブルをすっきりとまとめる
ことができる。
【0049】また、図3のように絶縁トランス32を通
したAC電源をPC10(あるいはさらに他の周辺機
器)に給電できるようにしたので、単体の絶縁トランス
を別途購入する必要なく、自動視野計システム全体の電
源を容易かつ適切な仕様に統一することができ、他の機
器に影響を与えるおそれがない。
【0050】さらに、図3のようにPC10と、視野計
ドーム20(あるいはさらに他の周辺機器)の電源を連
動させることにより、自動視野計システムの電源管理は
非常に容易になり、自動視野計システムの各部の電源の
切り忘れを防止することができる。図3のような連動手
段は電流検出回路とリレー(あるいはさらに必要であれ
ばタイマなど)により容易に実施できる。
【0051】さらに、図8に示したように、視野計ドー
ム20から電源起動に応じてあらかじめROM44に格
納した輝度補正データ(視標呈示輝度補正データ)を送
信し、PC10でこの輝度補正データに基づきLED輝
度を設定するコマンドを送信することにより、背景輝度
制御用のLED24、あるいはさらに視野測定用LED
36の点灯輝度を視野測定の基準に合せて確実に制御す
ることができる。
【0052】特に、本発明では、視野計ドーム20は自
動視野計システムの一部を構成し、しかも視野測定の主
要な情報処理を行なうための主要ハードウェアである
が、一方でPC10の周辺機器としての側面を持つ。
【0053】サービスアウトレット自体は古くより公知
であるが、制御端末に給電するために周辺機器側にサー
ビスアウトレットを設ける構造は知られていない。した
がって、本発明には制御端末に給電するために周辺機器
側にサービスアウトレットを設ける基本構成を採用した
点で大きな発想の転換がある。
【0054】なお、制御端末としてのPC10と、この
PC10の制御を受け自動視野計システムの主要部とし
て動作する視野計ドーム20(あるいはさらに他の周辺
機器)の電源を連動させるには、図3のような構成に限
定されるものではなく、種々の手法がある。
【0055】たとえば、USB規格やACPI規格に
は、周辺機器をサスペンド/レジュームさせる規定が含
まれており、このようなインターフェースに基づきUS
B経由でPC10側から視野計ドーム20(あるいはさ
らに他の周辺機器)をサスペンド/レジュームさせるよ
うにしてもよい。たとえば、視野計ドーム20(あるい
はさらに他の周辺機器)を、PC10側の自動視野測定
プログラムが終了するときにUSB経由で自動的にサス
ペンドさせ、また、PC10側の自動視野測定プログラ
ムの起動時にレジュームさせるようにしてもよい。これ
により、システム全体の電源をさらに効率よく連動制御
することができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、所定の情報処理を行なう情報処理システムに
含まれ、外部の制御端末からの制御に基づき前記所定の
情報処理の主要部分を実行する電子機器において、商用
電源から入力した商用電源電圧を前記制御端末に対して
供給するサービスアウトレットを設けた構成を採用して
いるので、制御端末および電子機器から構成される情報
処理システム全体の電源の管理を容易に行なえ、情報処
理システム全体を適切に運用できる、という優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した自動視野計の全体構成を示し
た説明図である。
【図2】図1の視野計ドームの構成を示した説明図であ
る。
【図3】図1の視野計ドームの電源廻りの構成を示した
説明図である。
【図4】図1の視野計ドームの視野ドームの構成を示し
た説明図である。
【図5】図1の視野計ドームの視野ドームの構成を示し
た説明図である。
【図6】図1の自動視野計の制御系の構成を示した説明
図である。
【図7】図1の自動視野計の制御系の異なる構成を示し
た説明図である。
【図8】図6あるいは図7のCPUが実行する情報処理
手順を示した説明図である。
【符号の説明】
1 検者 2 被検者 10 PC 11 マウス 12 プリンタ 13 モニタ 15 ディスプレイ 16 キーボード 20 視野計ドーム 20b 開口部 21、22 サービスアウトレット 23 内部ドーム 24 LED(背景輝度制御用) 25 額当て 26 あご台 27 補正レンズ枠 30 応答スイッチ 31 プラグ 32 絶縁トランス 33 リレー 35 電流検出回路 36 LED(視標提示用) 38 ドーム基部 39 CCDカメラ 41 CPU 42 あご台スイッチ 43 補正レンズスイッチ 44 ROM 45 LED駆動部 46 LEDコントロール部 47 USB(2.0) 51 USBコネクタ 52 電源部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報処理を行なう情報処理システ
    ムに含まれ、外部の制御端末からの制御に基づき前記所
    定の情報処理の主要部分を実行する電子機器において、 商用電源から入力した商用電源電圧を前記制御端末に対
    して供給するサービスアウトレットを設けたことを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記情報処理システムを構成する周辺機
    器に対して商用電源から入力した商用電源電圧を供給す
    るサービスアウトレットを設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記商用電源と前記サービスアウトレッ
    トの間に両者を絶縁する絶縁トランスを設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記制御端末からの制御あるいは前記制
    御端末の動作状態に応じて電源部への給電、および前記
    各サービスアウトレットへの商用電源電圧出力を制御す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機
    器。
  5. 【請求項5】 前記所定の情報処理が被検眼の視野測定
    であり、かつ前記所定の情報処理の主要部分として前記
    制御端末からの制御に基づき視野測定のための視標呈示
    制御を行なうことにより前記情報処理システムを自動視
    野計として動作させることを特徴とする請求項1に記載
    の電子機器。
  6. 【請求項6】 視野測定のための視標呈示輝度補正デー
    タを格納する記憶手段を有し、前記電源部への給電開始
    に応じて前記記憶手段に格納された視標呈示輝度補正デ
    ータを前記制御端末に送信することを特徴とする請求項
    4および5に記載の電子機器。
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