JP2010166650A - 無停電電源装置の管理装置および管理方法 - Google Patents

無停電電源装置の管理装置および管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上させることを可能とした無停電電源装置の管理装置を提供することである。
【解決手段】提案する無停電電源装置の管理装置14は、無停電電源装置(UPS)2に脱着可能であり、メモリ8および9と、中央処理装置13と、UPS2にアクセスするための第1のインタフェース12と、運用サーバ1にアクセスするための第2のインタフェース15とを有し、運用サーバ1上の基本ソフトウェア3の電源監視部により、第2のインタフェース15を通してUPS2をバッテリーとして認識させるとともに、基本ソフトウェア3のストレージ監視部により、第2のインタフェース15を通して自装置14をディスクとして認識させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply、以下、単に“UPS”ということもある)を管理・運用するに際して、UPS管理ソフトを運用サーバ側にインストールすることなく、汎用的なケーブルを使用して、UPSと運用サーバとの通信を行なうことを可能とした、UPSに対して脱着可能なUPS管理装置に関する。
UPSを管理・運用するシステムとして、UPSと運用サーバを通信ネットワークで接続したシステムが知られている。このシステムでは、図6に示すように、UPS32と運用サーバ31をRS232Cケーブル37で接続し、運用サーバ31にUPS管理ソフト35をインストールしている。なお、UPS管理ソフト35には、UPS32と通信を行なうための独自のプロトコルが実装されている。
また、UPS管理ソフト35により、UPS32の状態(商用給電中、バッテリー給電中、等)および計測情報(入力電圧、出力電圧、バッテリー容量、等)を取得できる。UPS管理ソフト35は、運用サーバ31が動作している間はバックグラウンド(サービス、デーモン)として常時UPS32と通信を行ない、UPS32の状態を監視している。
UPS32で何らかのイベント(入力異常、バッテリー電圧低下、故障、通信異常、等)が発生した場合は、独自のプロトコルによりUPS管理ソフト35に通知される。イベントを検出したUPS管理ソフト35は、それぞれのイベントに対して設定されたアクション(シャットダウン、イベントログ記録、ポップアップ表示、等)を実行する。これにより、UPS32と運用サーバ31との連携したシステムを実現させている。
メンテナンスを行なう場合は、各サーバのシステムログ、アプリケーションログの確認を行なうとともに、UPS32の計測情報(データログ)、イベントログも採取し、異常が発生していないかどうかの確認を行なう。このような情報を収集するには、UPS管理ソフト35のログ収集機能を使用して図7に示すように、ログファイル38を出力し、そのログファイル38をメンテナンス用PC39等にコピーする。
以下では、従来の運用例について説明する。
第1の運用例として、“停電発生時にシステムを安全に停止させる”場合を説明する。
この場合、UPS管理ソフト35のアクション設定を以下のようにする。

停電が1分以上継続した場合に運用サーバ31を停止(シャットダウン)させ、その3分後にUPS32の出力を停止させる。また、入力が復帰した場合は即座にUPS32の出力を開始し、運用サーバ31を自動で稼動させる。

図8は、従来のUPS搭載システムの入力系統における異常発生時の運用例を示す図である。
入力系統に異常が(1)で発生しUPS32への入力が遮断されると、UPS32がバックアップ運転に切り替わる。UPS32がバックアップ運転の状態にあることを独自のプロトコルにより(2)でUPS管理ソフト35に通知する。
通知を受けたUPS管理ソフト35は、停電継続時間の計測を開始し、(3)で、ユーザが指定した時間を経過すると、(4)でOS(運用サーバ31)のシャットダウンを開始させ、運用サーバ31を停止させる。
運用サーバ31が停止した後、正確にはバックアップ運転の状態にあることを(2)で通知したときから(3)でユーザが指定した時間が経過した後、(5)で、UPS32の出力を停止させ、UPS32自身も電源を停止する。
一方、入力異常が復帰することで、入力が復帰すると、UPS32は(6)で電源供給により自動で出力を開始し運用サーバ31を起動させる。
続いて、第2の運用例として、“メンテナンス時にログを収集する”場合を説明する。
UPS32等の故障によりシステムに障害が発生した場合には、その原因を究明して、迅速に復旧作業を行なうとともに、対策を講じる必要がある。UPS32のイベントログ、データログ、等を取得することはこのようなケースで大きな手助けとなる。
通常のUPS管理ソフトには、そのようなログ情報をソフトウェア側で蓄積しておき、必要なときにテキストファイル、CSVファイルとして出力する機能が実装されている。
以上説明の中で、従来のUPS管理方法では以下の点が問題となっている。
・UPS管理ソフトをインストールし初期設定を行なう必要があり手間がかかる。
・UPS管理ソフトが常駐することによりシステムリソースの消費が増加する。
・UPSと運用サーバの間の通信にRS232Cケーブルのような特殊なケーブルが必要である。
・ログ情報は運用サーバに保存されているため、運用サーバが動作していなければログを収集することができない。
なお、関連する技術として、特許文献1には、ネットワークを介して管理情報の設定、変更、送信が可能な無停電電源装置が示されている。
特開2000−78224号公報
本発明は、以上の問題点を考慮してなされたものであり、ユーザの利便性を向上させることを可能とした無停電電源装置の管理装置および管理方法を提供することを目的とする。
提案する無停電電源装置の管理装置は、無停電電源装置(UPS)に脱着可能であり、メモリと、中央処理装置と、前記UPSにアクセスするための第1のインタフェースと、運用サーバにアクセスするための第2のインタフェースとを有し、前記運用サーバ上の基本ソフトウェアの電源監視部により、前記第2のインタフェースを通して前記UPSをバッテリーとして認識させるとともに、該基本ソフトウェアのストレージ監視部により、前記第2のインタフェースを通して自装置をディスクとして認識させるものである。
提案する無停電電源装置の管理装置によれば、UPS管理ソフトや特殊なドライバをインストールすることなく、管理装置をUPSに装着させて、例えば汎用性が高い第2のインタフェースのプロトコルを採用したケーブル(例えばUSBケーブル)をその管理装置に接続するというより容易な作業だけで、電源監視部によりUPSをバッテリーとして認識させることができる。また、ストレージ監視部により、前記第2のインタフェースを通して自装置(管理装置)を接続先装置のディスクとして認識させているので、例えば任意のPCから管理装置内のメモリに格納されたUPSのログを取得できる。このように、ユーザにとっての利便性が向上したUPSとの連携システムを実現できる。
本発明の一実施形態に係るUPS搭載システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態のUPS搭載システムにおけるログファイルへのアクセス方法を示す図である。 本実施形態のUPS搭載システムにおける拡張設定の実現方法を示す図である。 本実施形態のUPS搭載システムの入力系統における異常発生時の運用例を示す図である。 本実施形態のUPS搭載システムのログ収集時の運用例を示す図である。 従来のUPS搭載システムの構成を示すブロック図である。 従来のUPS搭載システムにおけるログファイルへのアクセス方法を示す図である。 従来のUPS搭載システムの入力系統における異常発生時の運用例を示す図である。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るUPS搭載システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、このシステムでは、UPS2と運用サーバ1とがUSBケーブル15により接続されている。
運用サーバ1では、OS(Operating System)3が常駐している。また、UPS2には、UPSを管理するためのUSBカード(以下、これを単に“デバイス”ということがある)14が装着され、そのUSBカード14が制御コントロール(CPU(Central Processing Unit))4とデータをやり取りしている。
USBカード14は、UPS2とはUPSインタフェース12を通してデータをやり取りし、運用サーバ1とは、上述のUSBケーブル15、USBインタフェース7を通してデータをやり取りする。
また、USBカード14は、不揮発性メモリ(書き込み可能なROM(Read Only Memory))8と、揮発性メモリ(RAM(Random Access Memory))9と、リアルタイムクロック(RTC)10と、バックアップ電池11と、それらを制御するCPU13とを有する。なお、バックアップ電池11は、UPS2が完全に停止したときにRTC10に電力を供給するためのバックアップ電源である。また、RTC10の時刻は、不揮発性メモリ8や揮発性メモリ9に格納されるファイルのタイムスタンプに使用される。
USBケーブル15により、UPS2と運用サーバ1とが接続されると、運用サーバ1上のOS3が接続されたデバイスを調査し、適切な汎用ドライバを割り当て、システムが使用可能状態となる。この際、汎用的なデバイスの場合はOS標準のドライバの中から、デバイスに割り当てるドライバを選択するため、ドライバを追加でインストールする必要はない。
運用サーバ1上のOS3に標準で搭載されているHID(Human Interface Device) Power Devices(これは、バッテリーを管理するための規格である)は、UPS2の情報を運用サーバ1側に取得するための手段であり、このHID Power Devicesを使用して、運用サーバ1とUPS2とがUSBケーブル15を通して通信を行なうことにより、UPS2の状態をOS3側に提供することができる。
HID Power DevicesがUPS2から取得した情報は、OS3の電源を管理するシステムであるACPI(Advanced Configuration and Power Interface)に渡される。なお、図1には示されていないが、UPS2はバッテリーを含む電源部(不図示)を別途備えている。
ACPIは、OS3に標準で搭載されている電源関係のデバイスの状態をモニタするインタフェースである。ACPIは、HID Power Devicesから渡されたUPS2の情報をバッテリー情報とみなし、上記電源部(不図示)のバッテリー容量とバッテリー状態を監視する。また、設定画面を通してバッテリー容量が所定値より低下した場合のアクションを設定できる。一般的には、この設定画面により、ACアダプタ接続時とバッテリー駆動時の動作を定義する。この設定画面は従来、ノートPC等のバッテリー内蔵の機器の画面上に表示されていたが、本実施形態では、運用サーバ1にUPS2をバッテリーとして認識させることで、その運用サーバ1の画面上に、この設定画面を表示させている。
UPS2が通常運転している状態では、USBの規約に従いやり取りされるプロトコルによって、運用サーバ1のOS3はUSBカード14を“AC電源”として認識する。この状態は従来、ノートPC等のバッテリー内蔵の機器において、ACアダプタが接続されている状態として認識されている。
一方、UPS2が入力異常等によりバッテリー給電に切り替わり、バックアップ運転をした状態では、USBの規約に従いやり取りされるプロトコルによって、運用サーバ1のOS3はUSBカード14を“バッテリー”として認識する。この状態は従来、ノートPC等のバッテリー内蔵の機器において、バッテリー電源で動作している状態として認識されている。
また、このUPS2がバッテリー給電に切り替わると、ACPIのインタフェースにより各OSに依存した形態の画面表示(ポップアップ表示、バルーン表示)により運用サーバ1のユーザにバッテリー給電に切り替わったことが通知される。
このように、従来のUPS管理ソフトと同様にUPS2の状態(商用給電中、バッテリー給電中等)および計測情報(バッテリー容量等)を運用サーバ1側に取得でき、運用サーバ1が動作している間は、システムドライバとして常時UPS2と通信を行ない、UPS2の状態を監視することができる。
しかし、ACPIの運用設定では、従来のUPS管理ソフトで設定可能であった独自の運用設定を行なうことができない。本実施形態のように運用サーバ1とUPS2との間の通信形態としてUSB通信を採用した場合、独自の設定(ログ(イベントログ、データログ)の収集等)を行なうためには、専用のプロトコルを定義した上で、そのプロトコルを実装したドライバをOSにインストールし、そのドライバと通信可能なGUIアプリケーションもインストールする必要がある。
この課題を解決するために、本実施形態では、USBのMass Storage Device Classを使用することにより、UPS2に装着されたUSBカード14をリムーバブルディスクとして認識させ、そのリムーバブルディスク内に、図2のログファイル16を生成させることによって、通常のファイルを扱う感覚でログファイルへアクセスすることを可能とした環境をユーザに提供している。
具体的には以下のようにする。
1.予めUSBカード14内のファイルシステムにUPS運用設定情報が記録された設定ファイルとその設定ファイルを変更するためのGUIアプリケーション(以下、設定ツールという)を格納しておく。
2.UPS2に装着されたUSBカード14と運用サーバ1とをUSBケーブル15で接続すると、OS3がUSBカード14を新たなディスクドライブ(リムーバブルディスク)として検出し、例えば運用サーバ1等の画面上から新たなドライブとして表示可能となる。
3.この表示されたリムーバブルディスク内の上記設定ツールをユーザが利用することで、各種ファイル(この中には、上記設定ファイルも含まれる)の内容がユーザにより変更可能となり、UPS2の運用設定が変更される。
USBカード14は、USBのMass Storage Device Classが提供するすべてのファイルをUSBカード14内部のメモリに保存しているため、ファイルの状態をCPU13により監視することができる。
この際、図4のCPU13は内蔵する定周期タイマにより、上記設定ファイルのファイル情報が記録されたファイルタイムスタンプのアドレスを監視する。CPU13により設定ファイルが変更されたことが検出された場合は、その実データが記録されたアドレスを参照し、設定ファイルの正当性確認(この確認は通常OSが行なう)を行った後で、USBカード14内で設定変更を反映させる。このように、通常はOS3が管理するファイルシステムを、USBカード14内からもOS3上で変更されたことを検出可能としている。
また、バッテリー給電を検出したACPIは予め定められたアクション(シャットダウン等)をする。しかし、上述したように、ACPIはバッテリーの容量を監視しているので、バッテリー切れはACPIで判断できても、停電発生はACPIでは判断できず、UPS2の出力停止をACPIで行なうことはできない。すなわち、HID Power DevicesおよびACPIを使用した運用では、従来のUPS管理ソフトで実行可能な指定時間経過後のOSシャットダウンおよびそのシャットダウンからさらに指定時間後のUPS停止が実現できない。
この課題を解決するために、本実施形態では、USBのMass Storage Device Classを使用して、図3に示すように、運用サーバ1のリムーバブルディスクとして認識されたメモリ領域内に設定ファイル18を作成する。この設定ファイル18に対しユーザは上記設定ツールを利用して設定内容の変更を行い、USBカード14内のメモリ領域(ここでは、不揮発性メモリ8)内に変更後の設定ファイル18をアップロードする。アップロードされた設定ファイル18は直ちにCPU13に読み込まれ、今後の動作に反映される。
すなわち、CPU13は、停電が発生すると、内蔵のタイマでカウントを開始して、そのカウント値(バッテリー給電での連続動作時間)と、ユーザにより指定されて、設定ファイル18内に格納された時間(シャットダウン開始遅延時間)との比較処理を行い、シャットダウン開始遅延時間が経過すると、HID Power Devicesのプロトコルを使用して、バッテリー容量が“0(ゼロ)”になったという架空の情報(バッテリー切れアラーム)を通知する。この架空の情報はOS3を経由してACPIに受け付けられる。
この架空の情報を通知されたACPIは、バッテリー切れアラームに対応するアクションとしてOS3のシャットダウンを実行する。
一方、USBカード14は架空の情報を通知したときに、出力停止遅延時間付きシャットダウンコマンド(UPS停止命令)をUPSインタフェース12を通してUPS2の制御コントロール(CPU)4に送信している。
この出力停止遅延時間付きシャットダウンコマンドを受け付けた制御コントロール(CPU)4は、そのコマンドに示される所定時間が経過した後に、UPS2をシャットダウンする。すなわち、UPS2の出力を停止させる。
このように、本実施形態によれば、UPS管理ソフトや特殊なドライバをインストールすることなく、USBカード14をUPS2に装着させて、USBケーブル15をそのUSBカード14に接続するだけで、HID Power DevicesによりUPS2をバッテリーとして認識させることができ、ユーザにとっての利便性が向上したUPS2との連携システムを実現できる。
また、USBのMass Storage Device Classを使用して、USBカード14を、USBケーブル15を通した接続先の運用サーバ1のリムーバブルディスクとして認識させている。このため、接続先を変更することにより、任意のPCからUSBカード14内のメモリに格納されたUPS2のログを取得でき、ユーザにとっての利便性が向上したUPS2との連携システムを実現できる。
また、通信インタフェースとして一般的なUSBケーブルを使用して通信を行なっているため、OS標準のドライバで動作し、リソースの消費を低減できる。
続いて、設定ファイルの更新におけるセキュリティについて説明する。
USBのMass Storage Device Classで提供されるファイルはFAT(File Allocation Table)システムを使用しているため、誰でも容易に各ファイルを更新・変更することができてしまう。設定情報を読み込む分にはセキュリティ上問題はないが、設定ファイルが改ざんされた場合、例えば予期しないタイミングでUPSの出力が停止する可能性があり、システム上、大きな脅威となる。
設定ファイルを保護するために、設定ファイル内にパスワードを記録する。このパスワードは設定ファイルを読み込んだ場合には、“***”のような伏せ字で画面表示される。ユーザが上記設定ツールを利用して設定ファイルを変更するときは、パスワードの入力欄にパスワードを入力するようにする。
USBカード14のCPU13は、設定ファイルが更新・変更されたことを検知すると、内部メモリに保持しているパスワードと更新されたファイル内のパスワードとを比較することで認証を行なう。
それらパスワードが一致しなかった場合は更新されたファイルの情報を破棄する。それらパスワードが一致した場合、すなわち、入力したパスワードが正しいものである場合、更新されたファイルの情報(設定値等)を反映させる。
このようにして、設定ファイルのセキュリティレベルを確保している。
また、本実施形態では、図1の不揮発性メモリ8として、NOR型Flash−ROMを使用している。このFlash−ROMを使用してUSBのMass Storage Device Classにファイルとして表示させるには、ファイルシステムを構築する必要がある。このファイルシステムをFATとして構築した場合、ファイルシステムとしてのBPB(Bios Parameter Block)先頭セクタが記述されたMBR(Master Boot Record)、クラスタのセクタサイズ、クラスタ情報が記述されたBPB、ファイルの開始アドレスが記述されたFAT、各ファイルの属性が記述されたRDE(Root Directory Entry)がヘッダー領域として必要になる。なお、FATに各データの開始位置が記述されている。
ファイルが変更されると、ファイルサイズ等の情報も変更されるため、それに対応して、FAT、RDEも更新しなければならない。ファイルが変更される度に、ファイルシステムのヘッダー領域が更新されるため、すぐに、Flash−ROMの書き込み回数の上限に達してしまい、Flash−ROMの寿命が短くなってしまう。
この課題を解決するために、OSから書き込み要求されるデータ領域(ファイルシステムヘッダー情報および各ファイルのファイル情報)を書き込み上限回数が無いに等しいSRAMに保存する。一方、デバイスログなど書換えタイミングが予定されていて、書き換えが少ないファイルのデータについては、Flash−ROMに保存する。なお、Flash−ROMに保存する場合でも、書き込みアドレスを均等に分散させるウェアレベリング技術を用いることが好ましい。
このように、書換え回数が多いデータ領域と、書換えタイミングが予定されていて、書き換えが少ないデータ領域とを書き込み上限回数が異なるメモリ(Flash−ROMとSRAM)に分割して保存することで、Flash−ROMの寿命を延ばしている。
また、OS上で動作するファイルシステムでは、ファイル情報(ファイルのサイズや、タイムスタンプ等)はOSが管理しており、OS上からファイル操作を行ったときに、OSの管理している情報を更新している。
例えば、機器内部の動作ログの変化は、USBカード14(デバイス)内のRTC10から取得された(そのときの)時間とともにログファイルに追加される。つまり、ログファイルのようなファイルは、デバイス内でファイルサイズが動的に変化するファイルである。このようなファイルについては、OSは、例えばそのログファイルに対する変更を検知(更新)できず、更新前のファイルサイズを画面上に表示し続けてしまい、デバイスが更新したファイルのファイルサイズが画面に表示されない。ファイルを読み出す際は、旧情報のサイズをOSはデバイス側に要求するため、増加したデータ分は送信できない。
この課題を解決するために、USBカード14内部でファイルサイズが経時的に増加していくデバイスログファイルに対し、ファイルサイズを当初からファイルの最大サイズに設定しておき、実データで埋まらない部分はスペース(空白)やスラッシュ(/)等のダミーデータで埋めておく。そして、実データがデバイスログファイルに追加される度に、ダミーデータの先頭位置以降の所定範囲が追加された実データで上書きされる。なお、CPU13は当然のこととして、ファイル上のダミーデータの開始位置を管理している。
OSにはファイルの最大サイズが通知されているので、ファイルサイズが経時的に増加していくデバイスログファイルに対しても、OS側で常にファイル内のすべてのデータを読み出すことが可能となる。
以下では、本実施形態のシステムの運用例について説明する。
第1の運用例として、“停電発生時にシステムを安全に停止させる”場合を説明する。
この場合、設定画面(不図示)を介して、ACPIのアクションを以下のように設定する。

バッテリー切れアラームが発生した場合はシャットダウンを行なう

また、USBのMass Storage Device Classから、USBカード14のアクション設定を以下のようにする。

停電が1分以上継続した場合に運用サーバ1を停止(シャットダウン)させ、その3分後にUPS2の出力を停止させる。また、入力が復帰した場合は即座にUPS2の出力を開始し、運用サーバ1を自動で稼動させる。

図4は、本実施形態のUPS搭載システムの入力系統における異常発生時の運用例を示す図である。
USBのMass Storage Device Classから、事前に、USBカード14のアクション設定が(1)で行われる。
入力系統に異常が(2)で発生しUPS2への入力が遮断されると、UPS2がバックアップ運転に切り替わる。USBカード14は、UPS2がバックアップ運転の状態にあることを(3)で検出すると、HID Power Devicesのプロトコルを使用して、そのUPS2がバックアップ運転の状態にあることをOS3を経由して(4)でACPIに通知する。この通知を受けたACPIは、ポップアップ等で画面表示することにより、ユーザにこの状態を(5)で通知する。
また、USBカード14は、UPS2がバックアップ運転の状態にあることを(4)で通知したときからシャットダウン開始遅延時間経過後に、HID Power Devicesのプロトコルを使用して、バッテリー容量が“0(ゼロ)”になったという架空の情報(バッテリー切れアラーム)をOS3を経由してACPIに(6)で通知する。
この架空の情報を通知されたACPIは、バッテリー切れアラームに対応するアクションとしてOS3のシャットダウンを(7)で実行(開始)する。
一方、USBカード14は架空の情報を通知したときから、出力停止遅延時間経過後に、UPS2の出力を(8)で停止させる。
一方、入力異常が復帰することで、入力が復帰すると、UPS2は(9)で電源供給により自動で出力を開始し運用サーバ1を起動させる。
続いて、第2の運用例として、“メンテナンス時にログを収集する”場合を説明する。
UPSが組み込まれたシステムでは、機器の電源保護のためにUPSが使用されるため、サーバと接続することは少ない。そして、メンテナンス時にノートPCのような簡易PCを使用することが多い。そのようなPCには殆どRS232Cポートが付いてなく、RS232Cケーブルを使用した通信を行なうことができない。
本実施形態では、簡易PCでも殆ど実装されているUSBポートを使用し、図5に示すように、UPS2とメンテナンス用PC21とをUSBケーブル15で接続するだけで、UPSログファイル16が、メンテナンス用PC21のOS23からリムーバブルディスクに保存されたファイルとして認識できるようになり、通常のファイルをコピーする感覚でログを収集することが可能となる。
1、31 運用サーバ
2、32 UPS
3、23、33 OS
4、34 制御コントロール(CPU)
7 USBインタフェース
8 ROM
9 RAM
10 RTC
11 バックアップ電池
12 UPSインタフェース
13 CPU
14 USBカード
15 USBケーブル
16、38 UPSログファイル
18 設定ファイル
21、39 メンテナンス用PC
35 UPS管理ソフト
36 RS232C通信カード
37 RS232Cケーブル

Claims (9)

  1. 無停電電源装置(UPS)に脱着可能であり、
    メモリと、中央処理装置と、前記UPSにアクセスするための第1のインタフェースと、運用サーバにアクセスするための第2のインタフェースとを有し、
    前記運用サーバ上の基本ソフトウェアの電源監視部により、前記第2のインタフェースを通して前記UPSをバッテリーとして認識させるとともに、該基本ソフトウェアのストレージ監視部により、前記第2のインタフェースを通して自装置をディスクとして認識させることを特徴とする無停電電源装置の管理装置。
  2. 前記UPSがバッテリー給電に移行して、バッテリー給電での連続動作時間がシャットダウン開始遅延時間を超えたと前記中央処理装置が判断したときに、前記中央処理装置により、バッテリー容量がゼロになったという架空の情報が前記電源監視部を経由して前記基本ソフトウェアに通知され、
    前記基本ソフトウェアは、前記架空の情報を受けて、前記基本ソフトウェアのシャットダウンを実行し、
    前記中央処理装置は、前記架空の情報を通知したときに、出力停止遅延時間付きUPS停止命令を前記第1のインタフェースを通して前記UPSに通知する、ことを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置の管理装置。
  3. 前記出力停止遅延時間付きUPS停止命令を受け付けた前記UPSは、その命令に示される所定時間が経過した後に、前記UPSの出力を停止させる、ことを特徴とする請求項2記載の無停電電源装置の管理装置。
  4. 前記ストレージ監視部を通して前記メモリをリムーバブルディスクとして認識させ、前記メモリ内のファイルへのアクセスと、前記UPSの設定値の変更とをユーザに可能とさせたことを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置の管理装置。
  5. 前記メモリ内に設定されたパスワードとユーザが入力したパスワードとの照合を行い、合致した場合に、前記ファイルの更新を行なうことを特徴とする請求項4記載の無停電電源装置の管理装置。
  6. 前記メモリは、揮発性メモリと不揮発性メモリとを有し、
    ファイルシステムにおいて書き込み回数が多いヘッダー領域部分は前記揮発性メモリに格納し、残りの部分を前記不揮発性メモリに格納することを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置の管理装置。
  7. 前記UPSの動作ログを前記ストレージ監視部により前記第2のインタフェースを通して読み出すことを可能とした請求項1記載の無停電電源装置の管理装置。
  8. 前記メモリ内でファイルサイズが変化するファイルに対応して通信の初期段階でファイルの最大サイズを予め前記第2のインタフェースを通して前記運用サーバに通知しておき、
    前記ファイルの実データで埋まらない部分はダミーデータで埋めておき、
    実データが前記ファイルに追加される度に、ダミーデータの先頭部分以降が追加された実データで上書きされることを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置の管理装置。
  9. 無停電電源装置(UPS)に脱着可能であり、
    メモリと、中央処理装置と、前記UPSにアクセスするための第1のインタフェースと、運用サーバにアクセスするための第2のインタフェースとを有する装置が実行する前記UPSの管理方法において、
    前記運用サーバ上の基本ソフトウェアの電源監視部により、前記第2のインタフェースを通して前記UPSをバッテリーとして認識させるステップと、
    前記基本ソフトウェアのストレージ監視部により、前記第2のインタフェースを通して自装置をディスクとして認識させるステップと、を有することを特徴とする無停電電源装置の管理方法。
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