JP4850949B2 - シンクライアント端末装置、その運用プログラム、及び方法、並びにシンクライアントシステム - Google Patents
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Description
本発明は運用管理コストの削減と安全性の向上を同時に実現するシンクライアント端末装置、その運用プログラム及び方法、並びにシンクライアントシステムに関するものである。
近年、情報漏洩に対する危機感の増大と、業務システムの運用管理コストの削減の重要性に対する認識から、シンクライアントシステムが注目されている。
シンクライアントシステムで使用される端末装置、シンクライアント端末装置は、必要最低限の機能(例えば、機能を限定されたOS、画面転送アプリケーション、BIOS ‐ Basic Input/Output Systemなど)のみを持ち、サーバに配備されたアプリケーションや業務データを利用する端末装置であり、HDD(Hard Disk Drive)のようなストレージを持たない。またシンクライアント端末装置はストレージを持っていたとしても、業務データのようなユーザが作成するデータを一切ストレージに保存しないのも特徴である。
そのため、シンクライアント端末装置が盗難に遭ったとしても、シンクライアント端末装置から外部への情報漏洩が起こらない。また、シンクライアント端末装置が使用するOSやアプリケーションをサーバ側が管理することができ、シンクライアント端末装置の設定を一括して行なうことが可能であり、個々のOSやアプリケーションに対して、パッチを速やかに適用することも可能であるため、管理者は端末装置の運用管理を効率的に行なうことができる。
シンクライアントシステムにはいくつかの方式があるが、その一例としてシンクライアント端末装置がOSやアプリケーションをサーバからダウンロードし、そのOSやアプリケーションをシンクライアント端末装置上で実行するネットワークブート型シンクライアントシステムがある。
以下、図17を用いてネットワークブート型シンクライアントシステムについて説明する。
ストレージを持たない端末装置であるシンクライアント端末装置1Aは起動時にネットワーク2を通してシンクライアント端末を運用管理する運用管理サーバ装置3Aに接続する。そしてシンクライアント端末装置1Aは運用管理サーバ装置3Aから動作に必要なOSデータをダウンロードしてブートし、シンクライアント端末装置1Aがアプリケーションを実行するとき、シンクライアント端末装置1Aはアプリケーションやその実行に必要なライブラリを運用管理サーバ装置3Aからダウンロードする。
ネットワークブート型シンクライアントシステムはその設備コストが低い点で優れ、その実行時のパフォーマンスが良い点でも優れ、さらに、周辺機器を利用しやすいという点でも優れている。
しかし、シンクライアント端末装置が電源投入時にネットワークに接続されていないモバイル環境において、シンクライアント端末装置はブートすることができない。
モバイル利用時のシンクライアント端末装置1Bが狭帯域の公衆網4を使ってネットワークに接続し、ブートできたとしても、シンクライアント端末装置1Bはアプリケーションを実行するために、アプリケーションやその実行に必要なライブラリを多数ファイルサーバからダウンロードしなければならない。よって、広帯域の通信が困難な状況ではネットワークブート型シンクライアントシステムの利用は困難である。
そこで、OSやアプリケーションがCD−ROMやUSB−ROMなどの読み出し専用メディアに格納され、シンクライアント端末装置はこれらのメディアからOSをブートし、アプリケーションの実行イメージをロードする技術が知られている。
この方式において、シンクライアント端末装置はサイズの大きなOSのブートやサイズの大きなアプリケーションのロードにはネットワークを使用せず、シンクライアント端末装置は読み出し専用メディアからOSのブートやアプリケーションの実行を行なうため、シンクライアント端末装置はOSをブートし、アプリケーションをロードすることが可能である。
一方、ユーザが利用する業務データにはダイアルアップや無線LANなどのリモートアクセスにより、運用管理サーバ装置内のデータが利用される。よって、シンクライアント端末装置内にはデータが保存されないので、情報漏洩の防止が可能である。
しかし、このシンクライアント端末装置の利用者は常にOSやアプリケーションが格納されたメディアを持ち歩かなければならないためにメディアの破損や紛失のおそれがある。さらに、OSやアプリケーションがアップデートされるためには、その都度メディアが作成、配布されなければならず、運用コストが増大しがちである。また、OSやアプリケーションの配布にCD−ROMが利用される場合は、シンクライアント端末装置が稼動部品を搭載することで、稼動部品の故障の発生率が増大し、メンテナンスコストも増大するという問題も抱えている。
これに対し、シンクライアント端末装置に内蔵したCF(Compact Flash)やUSBメモリなどの書き込み可能な不揮発性記憶装置にOSやアプリケーションの実行イメージが格納され、運用管理サーバ装置がシンクライアント端末装置を遠隔から管理する方法が考えられる。
しかし、これらのメディアに対する書き込みを可能にすると、ユーザが重要なデータを格納することも可能になり、情報漏洩の危険性が生じる。
また、ネットワークブート型シンクライアントを想定したものではないが、端末装置内のOSやアプリケーションが外部から管理される仕組みを実現している技術が知られている。その技術において、運用管理サーバ装置は簡単な仮想アプライアンスを内部に持つ。そして、この仮想アプライアンスは端末装置のユーザが操作することが不可能であり、外部のITコンソールを操作する管理者のみが利用できる。このITコンソールを通して端末内のOSやアプリケーションが更新されることは可能であるが、管理機能自体は端末装置内に配備されているため、端末装置内の管理機能が改竄される危険性がある。
また、本発明の関連ある従来技術として、コンピュータ読取可能な可搬型媒体を用いたシンクライアント装置のネットワーク設定構成法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−216292号公報
上述のように、シンクライアント端末がモバイル環境において利用される場合、シンクライアントシステムの情報漏洩に対する安全性が重視されると運用管理コストが増大し、シンクライアントシステムの運用管理の容易さが重視されると情報漏洩の危険性が増大するという問題がある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、シンクライアントシステムにおいて、運用管理コストの削減と安全性の向上を同時に実現することができるシンクライアント端末装置、その運用プログラム及び方法、並びにシンクライアントシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、シンクライアント運用管理サーバと接続することができると共に、前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリを有するシンクライアント端末装置のコンピュータにシンクライアント端末装置の運用方法を実行させるシンクライアント端末装置の運用プログラムであって、前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから取得された非モバイル用システムデータにより生成されるシンクライアント制御部により実行され、その実行動作により前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成するドライバ生成ステップと、前記ドライバ生成ステップにより生成されたドライバにより、前記シンクライアント運用管理サーバから取得した前記モバイル用システムデータを前記メモリに書き込ませる書込みステップとをコンピュータに実行させるプログラムを記録している。
また、本発明は、シンクライアント運用管理サーバと接続することができるシンクライアント端末装置であって、前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリと、前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから非モバイル用システムデータを取得して該非モバイル用システムデータを用いてシンクライアント制御部を生成し、該シンクライアント制御部の実行動作により、前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成させ、前記シンクライアント運用管理サーバから取得した前記モバイル用システムデータを前記ドライバにより前記メモリに書き込ませる制御部生成部とを備えてなる。
また、本発明は、シンクライアント運用管理サーバと、該シンクライアント運用管理サーバと接続することができるシンクライアント端末装置とを備えたシンクライアントシステムであって、前記シンクライアント端末装置は、前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリと、前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから非モバイル用システムデータを取得して該非モバイル用システムデータを用いてシンクライアント制御部を生成し、該シンクライアント制御部の実行動作により、前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成させ、前記シンクライアント運用管理サーバから取得した前記モバイル用システムデータを前記ドライバにより前記メモリに書き込ませる制御部生成部とを備え、前記シンクライアント運用管理サーバは、前記シンクライアント端末装置の認証を行う認証部と、前記シンクライアント端末装置の前記非モバイル用システムデータを管理する第1管理部と、前記シンクライアント端末装置の前記モバイル用システムデータを管理する第2管理部とを備えてなる。
また、本発明は、シンクライアント運用管理サーバと接続することができると共に、前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリを有するシンクライアント端末装置の運用方法であって、前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから取得された非モバイル用システムデータにより生成されるシンクライアント制御部により実行され、その実行動作により前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成するドライバ生成ステップと、
前記ドライバ生成ステップにより生成されたドライバにより、前記シンクライアント運用管理サーバから取得された前記モバイル用システムデータを前記メモリに書き込ませる書込みステップとを備えてなる。
前記ドライバ生成ステップにより生成されたドライバにより、前記シンクライアント運用管理サーバから取得された前記モバイル用システムデータを前記メモリに書き込ませる書込みステップとを備えてなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1.
まず、本実施の形態に係るシンクライアント端末装置と、運用管理サーバの構成について説明する。なお、本実施の形態において、シンクライアント端末装置は少なくともCPU、ファームウェア(BIOS)が記録されたROM、RAM、ストレージを備えたハードウェア構成であることを想定している。
まず、本実施の形態に係るシンクライアント端末装置と、運用管理サーバの構成について説明する。なお、本実施の形態において、シンクライアント端末装置は少なくともCPU、ファームウェア(BIOS)が記録されたROM、RAM、ストレージを備えたハードウェア構成であることを想定している。
図1は、本実施の形態に係るシンクライアント端末装置と、運用管理サーバを示す構成図である。本実施の形態の全体構成は、シンクライアント端末装置1と、運用管理サーバ装置3と、これらを接続するネットワーク2とから構成される。
シンクライアント端末装置1はモバイル用データ格納管理部11、ストレージ12、主制御部13を備える。モバイル用データ格納管理部11はシンクライアント制御部11a、システムデータ管理部11b、ストレージドライバ11cを備える。主制御部13はブート設定部13aとIPL(Initial Program Loader)13bとPXE(Preboot eXecution Environment)クライアント13cとを備える。
シンクライアント端末装置1はモバイル用データ格納管理部11、ストレージ12、主制御部13を備える。モバイル用データ格納管理部11はシンクライアント制御部11a、システムデータ管理部11b、ストレージドライバ11cを備える。主制御部13はブート設定部13aとIPL(Initial Program Loader)13bとPXE(Preboot eXecution Environment)クライアント13cとを備える。
運用管理サーバ装置3はPXEホスト31、シンクライアント運用管理部32を備える。シンクライアント端末装置1と運用管理サーバ装置3はネットワーク2で接続される。
シンクライアント制御部11aはシンクライアント運用管理部32からシステムデータを取得し、ストレージ12へのデータの配備を指示する。システムデータ管理部11bはストレージに保存されているシステムデータの版数の情報を管理し、システムデータの読み書きをストレージドライバ11cに対して指示する。
ストレージドライバ11cはシステムデータ管理部11bの指示を受け、ストレージ12へのアクセスを行なう。なお、ストレージ12は耐タンパ性を持つシンクライアント端末装置1内に内蔵された不揮発性メモリであることが望ましい。
ブート設定部13aはIPL13b、PXEクライアント13cを自己の優先順位設定に従って起動させる。IPL13bはストレージ12内にあるモバイル用システムを起動させる。
PXEクライアント13cはネットワーク2を通してPXEホスト31からIPアドレス、非モバイル用システムデータを取得し、非モバイル用システムを起動する。
PXEホスト31はネットワーク2を通してPXEクライアント13cから要求されたIPアドレスをPXEクライアント13cへ送信し、シンクライアント運用管理部32から非モバイル用システムデータを取得し、PXEクライアント13cへ送信する。
シンクライアント運用管理部32はネットワーク2を通してシンクライアント制御部11aから要求されたモバイル用システムデータをシンクライアント制御部11aへ送信する。また、シンクライアント運用管理部32は非モバイル用システムデータも保持しており、PXEホスト31の要求に応じてPXEホスト31に非モバイル用システムデータを渡す。
なお、モバイル用のシステムデータは非モバイル用のシステムデータとは異なり、カスタマイズされたシステムデータであり、非モバイル用のシステムデータとはインストールされるドライバ、アプリケーション、設定情報などが異なっている。例えば、モバイル用のシステムデータのストレージドライバ11cは書き込みが一切不可能なものであっても、モバイル用のシステムデータ内にリモートアクセス用のアプリケーションが含まれていてもよい。また、OSもモバイル時と非モバイル時とで異なるものであってもよい。
図2及び図3は本発明の実施の形態1の全体動作を示すフローチャート(その1及びその2)である。これは、シンクライアント端末装置1がネットワーク2を介して運用管理サーバ装置3に接続されて利用される非モバイル利用時、及び運用管理サーバ装置3に接続されずに利用されるモバイル利用時の動作の一例を示す。
まずシンクライアント端末装置1の電源を投入する(S1)と、ブート設定部13aがブートメディアの優先順位の設定に従い、PXEクライアント13cを起動させ、PXEクライアント13cはPXEホスト31に対してIPアドレスの割り当てを要求する(S2)。ただし、ブートメディアの優先順位は、ネットワークが一番高く設定されている。
シンクライアント端末装置1がネットワーク2に接続されていない場合(S3,NO)、PXEクライアント13cはIPアドレスを取得できずネットワークブートに失敗し、ブート設定部13aが優先順位の設定に従ってIPL13bにストレージ12からブートローダを読み出させ実行させ(S16)、ブートローダはモバイル用システムデータを読み出し、OSを起動し、常駐プログラムを実行する(S17)。
一方S3の判断において、シンクライアント端末装置1がネットワーク2に接続されている場合(S3,YES)、PXEクライアント13cの要求に対してPXEホスト31はシンクライアント端末装置1の持つMAC(Media Access Control)アドレスをチェックし(S4)、PXEホスト31はそのMACアドレスが正規の(接続を許可された)シンクライアント端末装置1のMACアドレスかどうかを確認する(S5)。
MACアドレスを確認したPXEホスト31が正規のシンクライアント端末装置1ではないと判断した場合(S5,NO)は、PXEホスト31はPXEクライアント13cの要求を無視し(S6)、PXEホスト31はPXEクライアント13cに対してエラーを返し(S8)、処理を終了させる。
一方S5の判断において、PXEホスト31が正規のシンクライアント端末装置1であると判断した場合(S5,YES)は、PXEホスト31はシンクライアント端末装置1に対してIPアドレスの割り当てを行なうと共に、PXEホスト31はブートローダ、非モバイル用システムデータのファイル名をPXEクライアント13cへ送信する(S7)。
IPアドレスを取得したPXEクライアント13cはブートローダをPXEホスト31へ要求し(S9)、PXEホスト31はシンクライアント運用管理部32からブートローダを取得し、PXEクライアント13cへ送信する(S10)。ブートローダを取得したPXEクライアント13cはブートローダに非モバイル用システムデータをPXEホスト31に要求させ(S11)、PXEホスト31はシンクライアント運用管理部32から非モバイル用システムデータを取得し、PXEクライアント13cへ送信する(S12)。
非モバイル用システムデータを取得したPXEクライアント13cはブートローダにOSを起動させ、OSは常駐プログラムの実行を開始し、さらにシンクライアント制御部を起動し、運用管理サーバ用の認証情報(ID、パスワードや証明書)、IPアドレスをRAM内に読み込み(S13)、ストレージアクセス用の秘密情報を生成し(S14)、シンクライアント制御部11aはシンクライアント制御部11aだけが生成できる子プロセスであるシステムデータ管理部11b、ストレージドライバ11cを生成する(S15)。
なお、この秘密情報はRAM内で保持され、ストレージドライバ11cがシステムデータ管理部11bを認証するための秘密情報(乱数や秘密鍵など)であって、それをパラメータとしてシステムデータ管理部11bとストレージドライバ11cを生成する。
また、システムデータ管理部11bがストレージドライバ11cを利用する際には専用のAPI(Application Programming Interface)を利用し、その秘密情報を提示することでストレージへの書き込みアクセスが許可される。
よって、ユーザがシステムデータ管理部11b以外からストレージへの書き込みを試みても、秘密情報を持たない一般的な入出力用のAPIを利用するので認証が行われず、ストレージ12への書き込みが不可能となる。また、ユーザが専用のAPIを利用するプログラムを作成したとしても、秘密情報はRAM内にしかなく入手できないため、やはりストレージへの書き込みアクセスは不可能である。
なお、本実施形態で示したシンクライアント端末装置1がモバイル環境にあるか否かの判定方法は例であって、そのほかに有線接続か無線接続かのチェック、またはセンサなどの利用により判定されても構わない。
図4及び図5は非モバイルシステム利用時のモバイル用システムデータ更新処理のフローチャートである。
まずシンクライアント制御部11aがシステムデータ管理部11bからストレージ12に保存されているモバイル用システムデータの版数を取得し(S18)、シンクライアント運用管理部32へ送信し、モバイル用システムデータを要求する(S19)。
シンクライアント運用管理部32は要求の送信元を確認し(S20)、シンクライアント端末装置1が持つ運用管理サーバ用の認証情報から正規のクライアントかどうかを判断する(S21)。シンクライアント運用管理部32が正規のシンクライアント端末装置1であると判断し(S21,YES)、シンクライアント端末装置1のストレージ12に保存されているモバイル用システムデータよりも新しいモバイル用システムデータがシンクライアント運用管理部32に存在すれば、シンクライアント運用管理部32はシンクライアント制御部11aにモバイル用システムデータを送信する(S22)。なお、上記S21の判断は、本発明の認証部を構成している。
一方S21の判断において、正規のシンクライアント端末装置1ではないとシンクライアント運用管理部32が判断した場合(S21,NO)は、シンクライアント運用管理部32はシンクライアント端末装置1に対してエラーを返す(S23)。
そして、シンクライアント制御部11aはモバイル用システムデータ更新の要求において、エラーが発生したかどうかを判断し(S24)、エラーが発生した場合(S24,YES)、エラー処理を行ない(S30)、モバイル用システムデータの更新処理を終了する。
一方、エラーが発生していない場合(S24,NO)、シンクライアント制御部11aはシンクライアント運用管理部32から新しいモバイル用システムデータを得られたかどうかを判断する(S25)。
新しいモバイル用システムデータを得られなかった場合(S25,NO)、モバイル用システムデータの更新処理を終了し、得られた場合(S25,YES)、システムデータ管理部11bがシンクライアント制御部11aからモバイル用システムデータを取得し、ストレージドライバ11cに対してストレージ12へのモバイル用システムデータの書き込みを指示するとともに、秘密情報を提示する(S26)。
ストレージドライバ11cはシステムデータ管理部11bから提示された秘密情報が、起動時の秘密情報と一致しているかを確認し(S27)、それが一致しない場合(S27,NO)、エラー処理を行ない(S30)、それが一致する場合(S27,YES)にのみ、ストレージドライバ11cはストレージ12にモバイル用システムデータを書き込む(S28)。さらにストレージドライバ11cはモバイル用システムデータの版数をストレージに書き込んで(S29)、モバイル用システムデータの更新処理は終了する。
なお、システムデータ管理部11bはモバイル用システムデータを直接ストレージ12内の所定のファイルシステムには展開せず、一時的な領域に展開した上で移動させ、シンクライアント端末装置1が不意のシステム停止に耐えられるようにする。また、モバイル用システムデータの破損に備え、システムデータ管理部11bがストレージ12内のモバイル用システムデータの検査を行い、不具合がある場合、シンクライアント端末装置1はユーザに対してシンクライアント端末装置1を停止させないようにメッセージを表示し、システムデータを取得するようユーザに指示しても構わない。
図6(A)、図6(B)、図7(A)、図7(B)、図8(A)、図8(B)は非モバイル利用時にシンクライアント端末装置1内に配備されるデータの状態を、それぞれ主制御部、RAM、ストレージについて示すものである。なお、図8(B)を除くこれらの図においては、ストレージ12内に古いモバイル用システムデータが存在するか否かの状態をも示している。
まずシンクライアント端末装置1の電源投入後、主制御部13内のブート設定部13aが優先順位設定に従い、PXEクライアント13cを起動させ<図6(A)>、PXEクライアント13cは運用管理サーバ装置からブートローダを取得し、RAMに展開し実行する<図6(B)>。
RAM上のブートローダは非モバイル用システムデータを運用管理サーバより取得し、RAMに展開し、実行を開始する<図7(A)>。そして各種プログラムのうちシンクライアント制御部11aが起動し<図7(B)>、シンクライアント制御部11aは秘密情報、システムデータ管理部11b、ストレージドライバ11cをRAMに展開し、実行させる<図8(A)>。シンクライアント制御部11aは運用管理サーバ3から最新のモバイル用システムデータを取得し、ストレージに格納する<図8(B)>。
図9(A)、図9(B)、図10(A)、図10(B)、図11はモバイル利用時にシンクライアント端末装置1内に配備されるデータの状態を示す図である。なお、これらの図においては、ストレージ12内に非モバイル利用時に最新のモバイル用システムデータが格納されている状態をも示している。
まずシンクライアント端末装置1の電源投入後、主制御部13内のブート設定部13aが優先順位設定に従い、IPL13bを起動させ<図9(A)>、IPL13bはストレージ12からブートローダを読み出し、RAMに展開し実行する<図9(B)>。RAM上のブートローダはモバイル用システムデータをストレージ12より取得し、RAMに展開し、実行を開始する<図10(A)>。各種プログラムのうちシンクライアント制御部11aが起動し<図10(B)>、シンクライアント制御部11aは秘密情報、システムデータ管理部11b、ストレージドライバ11cをRAMに展開し、実行させる<図11>。
実施の形態2.
上述の実施形態1において、シンクライアント制御部11aがモバイル用システムデータを更新することを想定していたが、ユーザがあまりシンクライアント端末装置1を利用していない時間帯を利用して、モバイル用システムデータの更新が行なわれるようにしてもよい。そうすることで、モバイル用システムデータの更新がユーザの作業のバックグラウンドで行なわれ、ユーザの作業を妨げずに、シンクライアント端末装置1を利用して業務を実行できるようになる。
上述の実施形態1において、シンクライアント制御部11aがモバイル用システムデータを更新することを想定していたが、ユーザがあまりシンクライアント端末装置1を利用していない時間帯を利用して、モバイル用システムデータの更新が行なわれるようにしてもよい。そうすることで、モバイル用システムデータの更新がユーザの作業のバックグラウンドで行なわれ、ユーザの作業を妨げずに、シンクライアント端末装置1を利用して業務を実行できるようになる。
図12はその実施の形態2を示す構成図である。この図において、図1と同一符号は図1に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
実施の形態1と異なるのはシンクライアント端末装置1内に使用状況監視部11dが存在する点である。使用状況監視部11dはシンクライアント制御部11a同様にブート時に実行が開始され、RAMに常駐し、シンクライアント端末装置1のCPUの使用率、パケットの送受信量、入力装置の操作状況などの情報を収集する。そして、これらの数値が使用状況監視部11d内にあらかじめ設定された閾値よりも少なくなったならば、使用状況監視部11dはユーザがあまり作業をしていないと判断し、その間にモバイル用システムデータの更新を行なうように、シンクライアント制御部11aに対して指示を出す。指示を受けたシンクライアント制御部11aは運用管理サーバ装置3に対してデータの更新指示を出す。
また、使用状況監視部11dはある決められた時刻にモバイル用システムデータの更新を行なっても構わない。ネットワークブート時に運用管理サーバがシンクライアント端末装置1ごとに実施時刻を変えることによって、サーバ側の負荷集中が防止される。
なお、モバイル用システムデータの転送がユーザの作業のバックグラウンドで行なわれることにより、データの転送あるいはデータの展開の最中にユーザがシンクライアント端末装置1を停止させてしまう場合は、使用状況監視部11dがユーザに対してアラームを上げ、シンクライアント端末装置1の停止作業を中断することを指示できるようにする。あるいは、モバイル用システムデータの転送、展開が済むまで、使用状況監視部11dがシンクライアント端末装置1の停止作業を中断させてもよい。
実施の形態3.
上述の実施形態2とは逆に運用管理サーバ装置3側からモバイル用システムデータの更新を指示しても構わない。その場合、停止中のシンクライアント端末装置1に対してモバイル用システムデータの更新を試みて無駄なトラフィックや負荷が生じないように、運用管理サーバ装置3においてシンクライアント端末装置1の状態を管理するのが望ましい。
上述の実施形態2とは逆に運用管理サーバ装置3側からモバイル用システムデータの更新を指示しても構わない。その場合、停止中のシンクライアント端末装置1に対してモバイル用システムデータの更新を試みて無駄なトラフィックや負荷が生じないように、運用管理サーバ装置3においてシンクライアント端末装置1の状態を管理するのが望ましい。
図13はその実施形態3の構成図である。この図において、図1と同一符号は図1に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
この構成においては、シンクライアント端末装置1側に使用状況監視部11dではなく使用状況通知部11eが存在し、運用管理サーバ3側にシンクライアント状態管理部33が存在する点が実施形態2と異なる。
シンクライアント状況通知部11eはシンクライアント制御部11aと同様に、ブート時に運用管理サーバからダウンロードされ、実行される。そしてブートが終了した時点で、シンクライアント状況通知部11eはシンクライアント端末装置1の状態“open”(動作中)を運用管理サーバ装置3に通知する。同様にシンクライアント端末装置1を停止する際には、シンクライアント状況通知部11eが運用管理サーバに状態“closed”(停止中)を通知する。運用管理サーバ装置3のシンクライアント状態管理部33はこれらの情報を受理し、保持しておく。図14はその情報を管理するテーブルの例を示す。このテーブルの内容は以下の通りである。
IPアドレス:シンクライアント端末装置1のIPアドレス
状態:シンクライアント端末装置1の状態(“open”または“closed”)
状態更新日時:状態が更新された日時
データ更新状況:シンクライアント端末装置1の動作中に、モバイル用システムデータの更新が行なわれたか否かを示す(すでに更新が行なわれたか、更新が不要と判断された場合は“done”、そうでない場合は“undone”)
更新実施日時:モバイル用システムデータが更新された日時(更新を行った場合)
状態:シンクライアント端末装置1の状態(“open”または“closed”)
状態更新日時:状態が更新された日時
データ更新状況:シンクライアント端末装置1の動作中に、モバイル用システムデータの更新が行なわれたか否かを示す(すでに更新が行なわれたか、更新が不要と判断された場合は“done”、そうでない場合は“undone”)
更新実施日時:モバイル用システムデータが更新された日時(更新を行った場合)
以下、図15、図16に示すフローチャートを用いて、運用管理サーバ装置3主導のモバイル用システムデータの更新処理動作を説明する。
まず、運用管理サーバ装置3のシンクライアント運用管理部32は一定時間ごとにシンクライアント状態管理部33内のシンクライアント状態管理テーブルを参照し、状態が“open”かつ配布状況が“undone”であるシンクライアント端末装置1を検索する(S31)。
そして、シンクライアント運用管理部32は該当する各シンクライアント端末装置1のIPアドレスを取得し(S32)、IPアドレスを取得したシンクライアント端末装置1のシンクライアント制御部11aに対して、配備されているモバイル用システムデータの版数を問い合わせる(S33)。シンクライアント運用管理部32から問い合わせを受けたシンクライアント制御部11aはまずアクセス元の認証を行なう(S34)。
なお、この認証はシンクライアント端末装置1がブート時にあらかじめ運用管理サーバ装置3から取得しているID、パスワード、証明書、IPアドレスなどで行なわれる。
シンクライアント制御部11aがアクセス元を正規の運用管理サーバ装置3ではないと判断した場合(S35,NO)、シンクライアント制御部11aはエラー処理を行ない(S37)、処理結果をシンクライアント運用管理部32に返送し(S42)、シンクライアント状態管理部33はシンクライアント運用管理部32から処理結果を取得し、シンクライアント状態テーブルの状態更新日時を書き換え(S43)、更新処理を終了する。
一方S35の判断において、シンクライアント制御部11aがアクセス元を正規の運用管理サーバ装置3であると判断した場合(S35,YES)、シンクライアント制御部11aはシステムデータ管理部11bからモバイル用システムデータの版数を取得し、運用管理サーバへ返送する(S36)。
シンクライアント運用管理部32はシンクライアント制御部11aから取得したモバイル用システムデータの版数を自身の保持するモバイル用システムデータと比較し(S38)、更新が必要かどうかを判断する(S39)。モバイル用システムデータの更新が必要ない場合(S39,NO)、シンクライアント状態管理部33はシンクライアント運用管理部32から処理結果を取得し、シンクライアント状態テーブルのデータ更新状況の項目を“done”に書き換え、さらに状態更新日時、更新実施日時も書き換え(S43)、更新処理を終了する。
一方、モバイル用システムデータの更新が必要である場合(S39,YES)、シンクライアント運用管理部32はシンクライアント制御部11aにモバイル用システムデータを送信し、更新を指示する(S40)。モバイル用システムデータを受信したシンクライアント制御部11aはシステムデータ管理部11bにモバイル用システムデータの更新を指示し、システムデータ管理部11bはストレージドライバ11cにストレージ12へのデータの格納を指示すると共に、取得したモバイル用システムデータの版数を記憶する(S41)。
そして、シンクライアント制御部11aはシンクライアント運用管理部32へ処理結果を返送し(S42)、シンクライアント状態管理部33はシンクライアント運用管理部32から処理結果を取得し、シンクライアント状態テーブルのデータ更新状況を“done”と書き換え、さらに状態更新日時、更新実施日時も書き換え(S43)、更新処理を終了する。
なお、以上の説明において、本発明のシンクライアント運用管理サーバは、実施の形態における運用管理サーバ装置に対応する。また、本発明のドライバは、実施の形態におけるストレージドライバに対応する。また、本発明のメモリは、実施の形態におけるストレージに対応する。また、本発明の第1管理部は、実施の形態におけるPXEホストに対応する。また、本発明の第2管理部は、実施の形態におけるシンクライアント運用管理部に対応する。また、本発明の制御部生成部は、実施の形態におけるPXEクライアントに対応する。また、本発明のドライバ生成ステップは、実施の形態における処理S15に対応する。また、本発明の書き込みステップは、実施の形態における処理S28に対応する。また、本発明の使用状況通知ステップは、実施の形態2における使用状況監視部11dの指示に基づくシンクライアント制御部11aの指示に対応する。また、本発明の監視ステップは、実施の形態2における使用状況監視部11dの動作に対応する。
なお、本実施の形態で図示したフローチャートやステップに示された各動作をコンピュータにより実行させるプログラムを提供することにより、本発明のシンクライアント装置の運用プログラムを提供することができる。これらプログラムはコンピュータにより読取可能な媒体に記録されてコンピュータにより実行させることができる。コンピュータは、パーソナルコンピュータのようなホスト装置、試験装置のコントローラ、記憶装置のMPUやCPUのようなコントローラなどを含む。ここで、コンピュータにより読取可能な媒体としては、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
以上説明したように、本発明によれば、シンクライアントシステムにおける運用管理コストの削減と、安全性の向上とを同時に実現することが可能になる。
Claims (10)
- シンクライアント運用管理サーバと接続することができると共に、前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリを有するシンクライアント端末装置のコンピュータで実行されるシンクライアント端末装置の運用プログラムであって、
前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから取得された非モバイル用システムデータにより生成されるシンクライアント制御部により実行され、その実行動作により前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成するドライバ生成ステップと、
前記ドライバ生成ステップにより生成されたドライバにより、前記シンクライアント運用管理サーバから取得した前記モバイル用システムデータを前記メモリに書き込ませる書込みステップと
をコンピュータに実行させるシンクライアント端末装置の運用プログラム。 - 請求項1に記載のシンクライアント端末装置の運用プログラムにおいて、
前記ドライバ生成ステップを実行する前記シンクライアント制御部は、前記ドライバの生成に伴って、前記メモリに記憶されている前記モバイル用システムデータの管理を行うと共に、該管理結果に基づいて前記シンクライアント運用管理サーバから取得したモバイル用システムデータを前記メモリに書き込ませる指示を前記ドライバに与えるシステムデータ管理部を生成することを特徴とするシンクライアント端末装置の運用プログラム。 - 請求項2に記載のシンクライアント端末装置の運用プログラムにおいて、
前記シンクライアント制御部は、前記システムデータ管理部を構築する際に、第1の認証情報を生成し、該第1の認証情報を用いることにより前記システムデータ管理部にそのアクセス権が認証されることを特徴とするシンクライアント端末装置の運用プログラム。 - 請求項2に記載のシンクライアント端末装置の運用プログラムにおいて、
前記システムデータ管理部は、前記ドライバを構築する際に、第2の認証情報を生成し、該第2の認証情報を用いることにより前記ドライバにそのアクセス権が認証されることを特徴とするシンクライアント端末装置の運用プログラム。 - 請求項2に記載のシンクライアント端末装置の運用プログラムにおいて、
前記システムデータ管理部は、前記メモリに記憶されている前記モバイル用システムデータの版数の管理を行うことを特徴とするシンクライアント端末装置の運用プログラム。 - 請求項1に記載のシンクライアント端末装置の運用プログラムにおいて、
前記プログラムは、前記シンクライアント端末装置の使用状況を監視する監視ステップをコンピュータに実行させ、
前記シンクライアント制御部は前記使用状況監視部の監視結果に基づくタイミングにおいて、前記非モバイル用システムデータを前記シンクライアント運用管理サーバから取得することを特徴とするシンクライアント端末装置の運用プログラム。 - 請求項1に記載のシンクライアント端末装置の運用プログラムにおいて、
前記プログラムは、該シンクライアント端末装置の使用状況を監視し前記シンクライアント運用管理サーバに通知する使用状況通知ステップをコンピュータに実行させ、
前記シンクライアント制御部は、前記使用状況通知部の通知結果に基づく前記シンクライアント運用管理サーバからの所定の指示タイミングにおいて、前記非モバイル用システムデータを前記シンクライアント運用管理サーバから取得することを特徴とするシンクライアント端末装置の運用プログラム。 - シンクライアント運用管理サーバと接続することができるシンクライアント端末装置であって、
前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリと、
前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから非モバイル用システムデータを取得して該非モバイル用システムデータを用いてシンクライアント制御部を生成し、該シンクライアント制御部の実行動作により、前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成させ、前記シンクライアント運用管理サーバから取得した前記モバイル用システムデータを前記ドライバにより前記メモリに書き込ませる制御部生成部と
を備えてなるシンクライアント端末装置。 - シンクライアント運用管理サーバと、該シンクライアント運用管理サーバと接続することができるシンクライアント端末装置とを備えたシンクライアントシステムであって、
前記シンクライアント端末装置は、前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリと、
前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから非モバイル用システムデータを取得して該非モバイル用システムデータを用いてシンクライアント制御部を生成し、該シンクライアント制御部の実行動作により、前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成させ、前記シンクライアント運用管理サーバから取得した前記モバイル用システムデータを前記ドライバにより前記メモリに書き込ませる制御部生成部とを備え、
前記シンクライアント運用管理サーバは、前記シンクライアント端末装置の認証を行う認証部と、前記シンクライアント端末装置の前記非モバイル用システムデータを管理する第1管理部と、前記シンクライアント端末装置の前記モバイル用システムデータを管理する第2管理部と、
を備えるシンクライアントシステム。 - シンクライアント運用管理サーバと接続することができると共に、前記シンクライアント運用管理サーバとの非接続時に用いられるモバイル用システムデータを記憶することができるメモリを有するシンクライアント端末装置の運用方法であって、
前記シンクライアント運用管理サーバとの接続時に該シンクライアント運用管理サーバから取得された非モバイル用システムデータにより生成されるシンクライアント制御部により実行され、その実行動作により前記メモリへのアクセス権を有するドライバを生成するドライバ生成ステップと、
前記ドライバ生成ステップにより生成されたドライバにより、前記シンクライアント運用管理サーバから取得された前記モバイル用システムデータを前記メモリに書き込ませる書込みステップと
を備えてなるシンクライアント端末装置の運用方法。
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