JP2003164202A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2003164202A
JP2003164202A JP2001365767A JP2001365767A JP2003164202A JP 2003164202 A JP2003164202 A JP 2003164202A JP 2001365767 A JP2001365767 A JP 2001365767A JP 2001365767 A JP2001365767 A JP 2001365767A JP 2003164202 A JP2003164202 A JP 2003164202A
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伸明 平岡
Tatsuo Okuda
達雄 奥田
Osamu Konishi
修 小西
Teruaki Sato
輝明 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 崩れ難い案内溝を形成することができるよう
にする。また、案内溝に忠実に追従することができるよ
うにする。 【解決手段】 本発明の移植機1は、機体5の進行とと
もに該進行方向と平行に圃場Hの表面に案内溝Mを作溝
する作溝装置9と、前行程で作溝された案内溝Mに倣っ
て機体5の進行方向を案内する案内装置10とを備えて
いる。作溝装置9は、機体側方で機体5の進行に伴って
転動し、圃場Hの表面を押圧しながら作溝する算盤玉形
の作溝車輪25を備えたことを特徴としている。案内装
置10は、機体5の進行に伴って案内溝Mに沿って転動
する前後一対の算盤玉形の案内車輪46を備え、該案内
車輪46は、上下に延びる縦軸43に対して一体的に方
向可変に支持されたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に野菜・花苗
を移植する移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動操縦機能を備えた従来のこの種の移
植機として、図10に示すように、一輪の前輪101及
び二輪の後輪102により走行自在に支持された機体1
03と、該機体103に昇降自在に支持され、ポット苗
Pを植え付ける植付装置104と、該機体103の進行
とともに該進行方向と平行に圃場の表面に案内溝Mを作
溝する作溝装置105と、前行程で作溝された案内溝M
に倣って機体103の進行方向を案内する案内装置10
6とを備えた移植機100を例示する。
【0003】作溝装置105は、回転する一対の円板か
らなる作溝部110で圃場面を掘り起こしながら案内溝
Mを形成するように構成されている。また、作溝部11
0としては、舟形に形成された部材を圃場面に沈ませた
状態で進行させて案内溝Mを形成するようにした態様も
ある。
【0004】作溝装置105の作溝部110は、機体1
03との距離を任意に設定できるように構成されてい
る。また、植付装置104が圃場に接地しない退避状態
へと上昇されるときに、作溝部110は、それに連動し
て圃場に接地しない退避状態になるように、ワイヤ(図
示略)で引き上げられるようになっている。
【0005】案内装置106は、方向転回自在かつ走行
自在に支持された前輪101の車軸101a両端側から
前方に延びるアーム部115と、該アーム部115の先
端側に前輪101と同じ向きに固定された案内部116
とを備えている。案内部116は、案内溝M内に入れら
れて該案内溝Mを倣う舟形の部材からなっている。案内
部としては、案内溝M内を走行する回転輪からなる態様
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の作溝
装置105の作溝部110は、回転する一対の円板(又
は舟形の部材)により作溝するように構成されているの
で、作溝時の抵抗が大きく、移植機100の直進性を妨
げるという問題がある。また、この回転する一対の円板
によって形成された案内溝Mは、圃場面を掘り起こすこ
とにより形成されたものであるため、溝の壁面が崩れ易
く、特に案内溝の曲がりが大きいところで案内装置10
6の案内部116が案内溝Mから外れやすいという問題
がある。
【0007】また、植付装置104の上昇に連動して、
作溝部110を前記ワイヤで引き上げるように構成して
いるので、機体103から作溝部110までの距離を変
更するときは、その距離に応じて該ワイヤが弛みすぎた
り張りすぎたりしないように該ワイヤを束ね直さなけれ
ばならず、作業に手間がかかるという問題がある。
【0008】また、従来の案内装置106の案内部11
6は、アーム部115の先端側に前輪101と同じ向き
に固定されているので、案内溝Mの曲がりが大きいとき
等に追従しきれないことがあるという問題がある。この
問題の発生を低減するためには、従来の案内装置106
はアーム部115を前後に長くして、前輪101と案内
部116との間隔を大きくすることにより、案内溝Mが
曲がっているところで案内装置106の向きがなるべく
緩やかに変わるようにする必要がある。しかし、こうす
ると移植機100の全長が長くなって、小回りがきかな
くなるという問題が発生する。
【0009】本発明の目的は、上記課題を解決し、崩れ
難い案内溝を形成することができる作溝装置を備えた移
植機を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、上記課題を解決
し、案内溝に忠実に追従することができる案内装置を備
えた移植機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移植機は、機体の進行とともに該進行方向
と平行に圃場の表面に案内溝を作溝する作溝装置と、前
行程で作溝された案内溝に倣って機体の進行方向を案内
する案内装置とを備えた移植機において、前記作溝装置
は、前記機体の側方で該機体の進行に伴って転動し、圃
場の表面を押圧しながら作溝する算盤玉形の作溝車輪を
備えたことを特徴としている。
【0012】この構成によれば、前記作溝車輪が圃場の
表面を押圧しながらV字状の案内溝を形成するので、溝
壁面が押し固められた崩れ難い案内溝が形成される。ま
た、前記作溝車輪は、算盤玉形すなわち外周断面が略V
字状に形成されているので、少ない押下圧力で圃場表面
に深い溝を形成することができる。なお、本書におい
て、算盤玉形とは、外周断面が略V字状に形成されてい
ることを意味し、外周断面以外の形状については特に限
定されない。
【0013】前記機体には、圃場に接地して野菜・花苗
を植え付ける稼働位置と、上方に退避して植え付けない
退避位置との間で昇降自在に植付装置が支持されてお
り、前記作溝装置は、前記機体と該機体側方の前記作溝
車輪との間隔を調節可能に構成されるとともに、前記機
体側方へ延び前記植付装置の昇降に連動して回転する回
転軸と、該回転軸の長さ方向に相対スライド可能かつ該
回転軸に対して相対回転不可能に該回転軸に取り付けら
れたスライド軸とを備え、該スライド軸の回転に応じ
て、圃場に接地して作溝する稼働位置と、上方に退避し
て作溝しない退避位置との間で前記作溝車輪が昇降する
ように構成された態様を例示する。
【0014】この構成によれば、前記機体と該機体側方
の前記作溝車輪との間隔を変更すると、前記回転軸の長
さ方向に前記スライド軸がスライドし、該間隔の変更に
追従するようになっている。
【0015】機体の進行とともに該進行方向と平行に圃
場の表面に案内溝を作溝する作溝装置と、前行程で作溝
された案内溝に倣って機体の進行方向を案内する案内装
置とを備えた移植機において、前記案内装置は、機体の
進行に伴って前記案内溝に沿って転動する少なくとも1
つの算盤玉形の案内車輪を備え、該案内車輪は、上下に
延びる縦軸に対して方向可変に支持されたことを特徴と
している。
【0016】この構成によれば、前記案内溝の曲がりに
応じて、前記案内車輪が縦軸周りに適宜方向を変更し、
該案内溝に忠実に追従するようになっている。
【0017】前記案内装置は、前後一列に並設された一
対の前記案内車輪を備え、該両案内車輪は、前記縦軸に
対して一体的に方向可変に支持された態様を例示する。
【0018】この構成によれば、両案内車輪により前後
二箇所で前記案内溝に当接するので、該案内溝に対する
追従性をさらに向上するようになっている。
【0019】前記両案内車輪は、左右に延びる横軸に対
して一体的に揺動自在に支持された態様を例示する。
【0020】この構成によれば、両案内車輪が案内溝の
上下方向の変動に応じて、横軸周りに上下に揺動し、該
案内溝に忠実に追従するようになっている。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図9は本発明を具体化した
一実施形態の移植機を示している。この移植機1は、四
条の野菜・花苗等のポット苗Pを圃場に同時に植え付け
るものであり、ステアリングハンドル2で操向可能に設
けられた一輪の前輪3と、二輪の後輪4と、前輪3及び
後輪4によって走行自在に支持された機体5と、圃場H
にポット苗Pを植え付ける植付装置6と、予備のポット
苗Pを載置する予備苗載台7と、後輪4、植付装置6等
を駆動する原動機としてのエンジン8と、機体5の進行
とともに該進行方向と平行に圃場Hの表面に案内溝Mを
作溝する作溝装置9と、前行程で作溝された案内溝Mに
倣って機体5の進行方向を案内する案内装置10とを備
えている。
【0022】植付装置6は、圃場Hに接地してポット苗
Pを植え付ける稼働位置、及び上方に退避して植え付け
ない退避位置の間で昇降自在に機体5に支持されてい
る。そして、この植付装置6は、苗載台15に載置され
たポット苗箱から横一列ずつ取り出されたポット苗Pを
一本ずつ搬送する苗搬送部16と、圃場に植付溝を形成
する溝掘部17と、苗搬送部16により搬送されてきた
ポット苗Pを受け取って溝掘部17の後方で植付溝に植
え付ける植付部18と、該植付部18の後方で植付溝を
埋め戻すための左右一対の土寄部19とを四組備えてい
る。
【0023】作溝装置9は、図1〜図6に示すように、
機体5後端部に支持されて機体5の左右に延びる角筒状
の横フレーム21と、該横フレーム21の両側にそれぞ
れ相対回転不可能かつ相対スライド可能に取り付けられ
たスライドフレーム22と、該各スライドフレーム22
の先端部にそれぞれ一対のリンク23,24からなる平
行リンクにより昇降可能に支持された算盤玉形の作溝車
輪25とを備えている。この作溝車輪25は、機体5の
側方で該機体5の進行に伴って転動し、圃場Hの表面を
押圧しながら案内溝Mを作溝するようになっている。ま
た、横フレーム21に対するスライドフレーム22の取
付位置を調節することにより、前記機体5と該機体側方
の作溝車輪25との間隔を調節可能になっている。ま
た、リンク23と、スライドフレーム22の先端部との
間には引張りバネ26が取り付けられている。この引張
りバネ26により、図5に示すように、リンク23が略
水平になり作溝車輪25が圃場Hに接地する稼働位置2
7となった状態、又はリンク23が略垂直になり作溝車
輪25は最上位の大退避位置29となった状態とのいず
れかに位置保持されるようになっている。
【0024】また、作溝装置9は、機体5後端部に回動
可能に支持されて機体側方へ延びる回転軸31と、該回
転軸31の長さ方向に相対スライド可能かつ該回転軸3
1に対して相対回転不可能に取り付けられたスライド軸
32と、スライド軸32の先端部において該スライド軸
32の中心線と略直角方向に突設された押下片33とを
備えている。回転軸31の長さ方向の中央部には突片3
5が固定されており、該突片35をワイヤ30が引き上
げたり、ワイヤ30が緩められたりすることにより、回
転軸31が回動するようになっている。本例では、ワイ
ヤ30が引き上げる動作と、ワイヤ30が緩められる動
作は、それぞれ植付装置6の上昇と下降とに連動して行
われるようになっている。平行リンクの一方のリンク
(本例では上側のリンク23)のスライドフレーム22
側端部には押下片33の下側へ延びる被押下片34が突
設されており、図5及び図6に示すように、スライド軸
32の回転に応じて押下片33が下方に回動すると、被
押下片34が下方に押し下げられ、これによってリンク
23先端側が引き上げられ、作溝車輪25が圃場Hから
上方に退避した小退避位置28となるようになってい
る。即ち、スライド軸32の回転に応じて、圃場Hに接
地して作溝する稼働位置27と、上方に退避して作溝し
ない小退避位置28との間で作溝車輪25が昇降するよ
うに構成されている。
【0025】案内装置10は、図1、図2、図7及び図
8に示すように、前輪3の車軸3a両端側を機体5に支
持する左右一対の前脚フレーム11から前方に延びるア
ーム部41と、該アーム部41の先端部に取り付けられ
た垂直方向に延びる円筒状の支持筒41aに相対回転可
能に支持された案内部42とを備えている。支持筒41
aには、移植機1の座席50に座って運転中のオペレー
タが、案内装置10の位置を知ることができるように、
上方に延びる目印ポール51が取り付けられている。
【0026】案内装置10の案内部42は、支持筒41
aに相対回転可能に支持された略垂直方向に延びる縦軸
43と、該縦軸43の下端部に取り付けられた左右に延
びる横軸44と、該横軸44の両端部にそれぞれ揺動可
能に軸支された前後に延びる左右一対のフレーム部45
と、該両フレーム部45の間に軸支され、機体5の進行
に伴って案内溝Mに沿って転動する前後一列に並設され
た一対の算盤玉形の案内車輪46とを備えている。この
ように、両案内車輪46は、図7に示すように縦軸43
に対して一体的に方向可変に支持され、また、図8に示
すように左右に延びる横軸44に対して一体的に揺動自
在に支持されている。
【0027】案内部42の支持筒41a及び縦軸43に
は、該案内部42の縦軸43周りの回動範囲を規制する
回動範囲規制部53が設けられている。この回動範囲規
制部53は、縦軸43の下端側に固定されて支持筒41
aの前方に延びる回動プレート53aと、該回動プレー
ト53aの左右に間隔をおいて支持筒41aに取り付け
られた一対の規制プレート53bとを備えており、案内
部42の最大回動範囲は、両規制プレート53bの間で
回動プレート53aが回動可能な範囲に規制されるよう
になっている。そして、両規制プレート53bの互いの
対応部位に形成された雌ネジ穴(図示略)には、反回動
プレート53a側からボルト部材53cが螺入されてお
り、このボルト部材53c先端側の突出長さを調節する
ことにより、前記最大回動範囲内において案内部42の
回動範囲を調節可能になっている。
【0028】アーム部41は、その前脚フレーム11側
が上下に回動可能に前脚フレーム11に支持されるとと
もに、機体5に取り付けられたシリンダ駆動機構52に
よって、案内車輪46が圃場Hに接地して案内する稼働
位置47、上方に少し退避して案内しない小退避位置4
8、及び上方に大きく退避した大退避位置49の間で昇
降駆動されるようになっている。本例では、稼働位置4
7及び小退避位置48の間の移動は、植付装置6の昇降
移動に連動して自動的に行われるようになっている。
【0029】次に、図9を参照しながら本移植機1の一
連の動作について説明する。同図は、未移植側(本例で
は左側)の作溝装置9が圃場Hの表面に案内溝Mを作溝
するとともに、案内装置10が前行程で作溝された案内
溝Mに倣って機体5の進行方向を案内している様子を示
している。このとき、既移植側(本例では右側)の作溝
装置9は、小退避位置28へ退避された状態となってい
る。
【0030】同図に示すように、機体5がポット苗Pを
移植しながら走行する際に、未移植側の作溝車輪25を
圃場H表面に接地押圧すれば、圃場H表面に崩れ難い断
面V字状の案内溝Mが形成される。作溝車輪25の距離
は機体5より一定に接地されているので、機体5の進行
方向と平行に圃場Hの表面に次行程で使用するための案
内溝Mが作溝される。
【0031】また、一対の案内車輪46を案内溝Mに嵌
めて機体5を走行させれば、例えば、同図に示すように
案内溝Mが曲がっているところでは、案内装置10の案
内部42が縦軸43に対して回動し、該曲がりに追従し
ながら、前輪3の向き案内する。また、案内溝Mの深さ
が上下に変動しているところでは、案内部42が横軸4
4に対して回動し、該深さの変動に追従しながら、案内
溝Mを倣う。
【0032】なお、その後、圃場Hの端部等で機体5の
向きをUターンしたときは、本例では左側の作溝装置9
を小退避位置28へ退避するとともに、右側の作溝装置
9を稼働位置27へ下降させて、機体5を走行させる。
【0033】以上のように構成された本発明の移植機1
によれば、算盤玉形の作溝車輪25が圃場Hの表面を押
圧しながらV字状の案内溝Mを形成するので、溝壁面が
押し固められた崩れ難い案内溝Mが形成される。また、
作溝車輪25は、外周断面が略V字状に形成されている
ので、少ない押下圧力で圃場H表面に深い溝を形成する
ことができる。次行程でこの案内溝Mに案内車輪46を
嵌めて移植走行すれば、ステアリングハンドル2の操作
を常時することなく、隣接条間を一定に保ちながら圃場
Hにポット苗Pを移植することができる。
【0034】また、機体5と該機体側方の作溝車輪25
との間隔を変更すると、回転軸31の長さ方向にスライ
ド軸32がスライドし、該間隔の変更に追従するように
なっている。従って、従来の移植機とは異なり、間隔の
変更に伴ってワイヤ等を束ね直したりする必要がないの
で、操作性を向上することができる。
【0035】また、案内装置10は、機体5の進行に伴
って案内溝Mに沿って転動する一対の算盤玉形の案内車
輪46を備え、該案内車輪46は、上下に延びる縦軸4
3に対して方向可変に支持されているので、案内溝Mの
曲がりに応じて、案内車輪46が縦軸周りに適宜方向を
変更し、該案内溝Mに忠実に追従するようになってい
る。
【0036】また、この一対の案内車輪46は、前後一
列に並設されているので、前後二箇所で案内溝Mに当接
することにより、案内溝Mに対する追従性をさらに向上
するようになっている。
【0037】また、両案内車輪46は、左右に延びる横
軸44に対して一体的に揺動自在に支持されているの
で、両案内車輪46が案内溝Mの上下方向の変動に応じ
て、上下方向に揺動し、該案内溝Mに忠実に追従するよ
うになっている。
【0038】このように、案内装置10は案内溝Mに忠
実に追従することができるので、(1)本移植機1のオ
ペレータの緊張を開放できる、(2)移植時の隣接条間
を正確に一定に保てる、(3)アーム部41を短くする
ことができ、従来例よりも移植機1の全長が短くなって
小回りが利くようになる、等の各種効果を得ることがで
きる。
【0039】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)案内装置10の前後の案内車輪46の直径を異な
らせること。 (2)案内装置10の前後の案内車輪46の外周断面の
形状を異ならせること。 (3)案内装置10が1又は3以上の案内車輪46を備
えるように構成すること。 (4)作溝装置9が機体側方に前後一対の作溝車輪25
を備えるように構成すること。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る移植機によれ
ば、崩れ難い案内溝を形成することができるという優れ
た効果を奏する。
【0041】上記効果に加え、請求項2に係る移植機に
よれば、操作性を向上することができる。
【0042】また、本発明の請求項3〜5に係る移植機
によれば、案内溝に忠実に追従することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る移植機の側面図で
ある。
【図2】 同移植機の一部を省略した平面図である。
【図3】 同移植機の後面図である。
【図4】 同移植機の作溝装置を示す平面図である。
【図5】 同作溝装置の後面図である。
【図6】 同作溝装置の側面図である。
【図7】 同移植機の案内装置を示す平面図である。
【図8】 同案内装置を示す側面図である。
【図9】 同移植機の動作状態を示す平面図である。
【図10】 従来の移植機の動作状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 移植機 5 機体 6 植付装置 9 作溝装置 10 案内装置 21 横フレーム 22 スライドフレーム 25 作溝車輪 27 稼働位置 28 小退避位置 29 大退避位置 31 回転軸 32 スライド軸 33 押下片 34 被押下片 43 縦軸 44 横軸 46 案内車輪 H 圃場 M 案内溝 P ポット苗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 達雄 岡山県赤磐郡山陽町下市447番地 みのる 産業株式会社内 (72)発明者 小西 修 岡山県赤磐郡山陽町下市447番地 みのる 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 輝明 岡山県赤磐郡山陽町下市447番地 みのる 産業株式会社内 Fターム(参考) 2B041 AA07 AA11 AC06 BA09 CA02 CA06 CA19 2B043 AA01 AB07 BA02 BA08 BB04 CA03 CB02 CB03 DB28 2B060 AA01 AC01 AD05 AE01 BA04 BA09 BB03 BB05 CA03 CA09 CA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の進行とともに該進行方向と平行に
    圃場の表面に案内溝を作溝する作溝装置と、前行程で作
    溝された案内溝に倣って機体の進行方向を案内する案内
    装置とを備えた移植機において、 前記作溝装置は、前記機体の側方で該機体の進行に伴っ
    て転動し、圃場の表面を押圧しながら作溝する算盤玉形
    の作溝車輪を備えたことを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】 前記機体には、圃場に接地して野菜・花
    苗を植え付ける稼働位置と、上方に退避して植え付けな
    い退避位置との間で昇降自在に植付装置が支持されてお
    り、 前記作溝装置は、前記機体と該機体側方の前記作溝車輪
    との間隔を調節可能に構成されるとともに、前記機体側
    方へ延び前記植付装置の昇降に連動して回転する回転軸
    と、該回転軸の長さ方向に相対スライド可能かつ該回転
    軸に対して相対回転不可能に該回転軸に取り付けられた
    スライド軸とを備え、該スライド軸の回転に応じて、圃
    場に接地して作溝する稼働位置と、上方に退避して作溝
    しない退避位置との間で前記作溝車輪が昇降するように
    構成された請求項1記載の移植機。
  3. 【請求項3】 機体の進行とともに該進行方向と平行に
    圃場の表面に案内溝を作溝する作溝装置と、前行程で作
    溝された案内溝に倣って機体の進行方向を案内する案内
    装置とを備えた移植機において、 前記案内装置は、機体の進行に伴って前記案内溝に沿っ
    て転動する少なくとも1つの算盤玉形の案内車輪を備
    え、該案内車輪は、上下に延びる縦軸に対して方向可変
    に支持されたことを特徴とする移植機。
  4. 【請求項4】 前記案内装置は、前後一列に並設された
    一対の前記案内車輪を備え、該両案内車輪は、前記縦軸
    に対して一体的に方向可変に支持された請求項3記載の
    移植機。
  5. 【請求項5】 前記両案内車輪は、左右に延びる横軸に
    対して一体的に揺動自在に支持された請求項4記載の移
    植機。
JP2001365767A 2001-11-30 2001-11-30 移植機 Expired - Lifetime JP3541249B2 (ja)

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