JP2003163797A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JP2003163797A
JP2003163797A JP2002227005A JP2002227005A JP2003163797A JP 2003163797 A JP2003163797 A JP 2003163797A JP 2002227005 A JP2002227005 A JP 2002227005A JP 2002227005 A JP2002227005 A JP 2002227005A JP 2003163797 A JP2003163797 A JP 2003163797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリスキャンを行うことなく複写を行えるカ
ラー複写機を提供する。 【解決手段】 画像入力部1から読み込まれたRGB形
式の入力画像データは、シェーディング/ギャップ補正
部2および入力γ補正部3を介して画像メモリ4に書込
まれる。この入力画像データは第1色空間変換部5を介
して検知部21に供給され、入力画像データのカラー/
白黒の別や下地レベル等が検出される。次に、この検出
結果に基づいて、第2色空間変換部6、セレクタ7、枠
消し下地除去部10等の状態が設定される。そして、画
像メモリ4から再び入力画像データが読み出され、第1
色空間変換部5〜出力γ補正部11を介して画像出力部
12に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機に用
いて好適な画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機の原稿として、カラー原稿
と白黒原稿とが混在する場合がある。そして、白黒原稿
に対しては、カラー原稿に対する画像処理を行うよりも
白黒原稿特有の画像処理を行う方が高品質な出力結果が
得られる。また、普及型のカラー複写機においては、共
通のプリンタエンジンをYMCK各色に対して順次用い
るため、白黒モードに設定しておくと、出力時間を短縮
することができる。
【0003】ここで、ユーザが原稿一枚毎に動作モード
を設定することは煩雑であるから、カラー複写機側で原
稿のカラー/白黒の別を判別し、判別結果に応じた動作
モードを設定することが一般的である。また、カラー複
写機においては、原稿全体に薄い黄ばみ等が存在する場
合に、その情報を「白」に変換するいわゆる下地除去処
理を行うと好適である。この処理を行う場合には、下地
レベルも検出しておく必要がある。
【0004】以上のようなカラー/白黒判別および下地
レベル検出を行うために、従来のカラー複写機において
は、プリスキャン(本来の画像読み取りの前に、その数
倍の速度で予め行われる粗いスキャン)を行うことが一
般的であった。一旦プリスキャンを行うことにより、原
稿のカラー/白黒の別および下地レベルが検出できるか
ら、本来の画像読み取りのスキャン(以下、イメージス
キャンという)の際には、原稿画像を読み終わるのとほ
ぼ同時に画像出力を開始させることができる。
【0005】なお、白黒専用の複写機においては、プリ
スキャンを行うことなく、ある程度原稿画像を読み込ん
だ時点で画像出力を開始できるものが知られている(例
えば特開平8−191370)。しかし、カラー複写機
においては、途中まで原稿画像を読み取っただけでは原
稿のカラー/白黒の別および下地レベルを判別すること
は困難である。これは、既に読み取り済みの部分が全て
白黒であったとしても残りの部分にカラーの図柄が存在
する場合があり、原稿の黄ばみ具合が場所によって異な
るような場合等、下地レベルを変更すべき場合もあるか
らである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、カラー
複写機においてプリスキャンを行うと、そのための時間
だけ生産性が低下するという問題があった。この発明は
上述した事情に鑑みてなされたものであり、画像出力を
高速に得られる画像読取り装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の画像読取り装置の構成は、読み取った原
稿画像ごとに第1の色空間で表現される入力画像データ
を出力する画像読取り部と、前記画像読取り部から出力
される入力画像データを蓄積する2つの画像蓄積部と、
前記2つの画像蓄積部のいずれかから読み出した入力画
像データの属性を判別する属性判別部と、前記属性判別
部の判別結果に応じて、当該入力画像データを第2の色
空間で表現される出力画像データに変換する変換部とを
有し、(1)前記画像読取り部から出力された入力画像
データを前記2つの画像蓄積部のうちの一方に蓄積する
処理、(2)前記2つの画像蓄積部のうちの他方から読
み出した入力画像データを第2の色空間で表現される出
力画像データに変換する処理、の2つの処理を並行して
行うことを特徴とする。請求項2記載の画像読取り装置
の構成は、自動原稿送り装置またはプラテンガラスにセ
ットされた原稿をプレスキャンまたはイメージスキャン
により読み取り、読み取った原稿画像ごとに第1の色空
間で表現される入力画像データを出力する画像読取り部
と、前記入力画像データの属性を判別する属性判別部
と、前記属性判別部の判別結果に応じて前記入力画像デ
ータを第2の色空間で表現される出力画像データに変換
する変換部とを有し、(1)自動原稿送り装置に原稿が
セットされた場合は、当該原稿をイメージスキャンして
得られる入力画像データを、当該入力画像データの属性
判別結果に応じて出力画像データに変換し、(2)自動
原稿送り装置に原稿がセットされない場合は、プラテン
ガラスにセットされた原稿をプレスキャンして得られる
入力画像データの属性を判別しておき、その後、プラテ
ンガラスにセットされた原稿をイメージスキャンして得
られる入力画像データを、先にした属性判別の結果に応
じて前記出力画像データに変換することを特徴とする。
請求項3記載の画像読取り装置の構成は、自動原稿送り
装置またはプラテンガラスにセットされた原稿をプレス
キャンまたはイメージスキャンにより読み取り、読み取
った原稿画像ごとに第1の色空間で表現される入力画像
データを出力する画像読取り部と、前記入力画像データ
を蓄積する画像蓄積部と、前記画像読取り部から出力さ
れる入力画像データ、前記画像蓄積部から読み出された
入力画像データのうちいずれか一方の入力画像データの
属性を判別する属性判別部と、前記属性判別部の判別結
果に応じて、前記入力画像データを第2の色空間で表現
される出力画像データに変換する変換部と、(1)自動
原稿送り装置に原稿がセットされた場合は、当該原稿を
イメージスキャンして得られる入力画像データを前記画
像蓄積部に一時的に蓄積させた後、当該入力画像データ
を前記画像蓄積部から読み出し、当該入力画像データの
属性判別結果に応じて、当該入力画像データを出力画像
データに変換し、(2)自動原稿送り装置に原稿がセッ
トされない場合は、プラテンガラスにセットされた原稿
をプレスキャンすることにより得られる入力画像データ
を、前記画像蓄積部に一時的に蓄積させることなく前記
属性判別部に供給し、当該入力画像データの属性を判別
しておき、その後、プラテンガラスにセットされた原稿
をイメージスキャンして得られる入力画像データを前記
画像蓄積部に一時的に蓄積させた後、当該入力画像デー
タを前記画像蓄積部から読み出し、先にした属性判別の
結果に応じて前記出力画像データに変換することを特徴
とする。ここで、請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載の画像読取り装置の構成において、構成における前記
属性判別部における判別内容は、(1)前記入力画像デ
ータに係る原稿のサイズの判別、(2)前記入力画像デ
ータに係る原稿の下地レベルの判別、(3)前記入力画
像データが白黒であるかカラーであるかの判別、のうち
1以上を含むことを特徴とするのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 1.1.実施形態の構成 次に、本発明の第1実施形態のプリンタ1の構成を図1
を参照し説明する。図において1は画像入力部であり、
3ラインCCDと、これを副走査方向に移動させるキャ
リッジと、ユーザが原稿を載置するプラテンガラスと、
自動原稿送り装置等とを有している。なお、3ラインC
CDとは、RGB各色のCCDを色毎に線状に配列し、
これらを副走査方向に沿って所定間隔(一般的には画素
間隔の整数倍)隔てて平行に配列したものである。本実
施形態において縮拡処理を行う場合、縮拡率に応じて上
記キャリッジの搬送速度が設定される。
【0009】2はシェーディング/ギャップ補正部であ
り、画像入力部1から出力されたRGB形式の入力画像
データに対してシェーディング補正およびギャップ補正
を施すものである。ここにシェーディング補正とは、入
力画像データにおいて副走査方向に沿って変動する白レ
ベルを一定になるように補正することである。また、上
述した3ラインCCDにおいては原稿上の同一箇所を読
み取るタイミングが各色毎に異なる。ギャップ補正と
は、このタイミングが一致するように補正することであ
る。
【0010】ここで、等倍でコピーを行う場合は、ギャ
ップ補正とは、入力画像データの各色のタイミングを3
ラインCCDの物理的な間隔に応じて単に遅延させるこ
とに過ぎない。この遅延時間は、副走査方向の1ライン
読取り周期の整数倍である。しかし、縮拡処理を行う場
合、一般的には、各色間の遅延時間は1ライン読取り周
期の整数倍にはならない。従って、かかる場合は、入力
画像データにおける上下のラインについて補間処理を行
い、各色について適切な画素値を求める必要がある。
【0011】次に、3は入力γ補正部であり、シェーデ
ィング/ギャップ補正部2から出力された画像データに
対してγ補正を施す。4は画像メモリであり、γ補正の
施されたRGB形式の画像データを記憶する。従って、
縮拡処理を行う場合には、画像メモリ4には副走査方向
にのみ縮拡処理の施された画像データが記憶されること
になる。
【0012】ここで、画像メモリ4の詳細構成を図9を
参照し説明しておく。図において42,43はメモリバ
ンクであり、各々1ページの入力画像データを記憶でき
る容量を有している。41はマルチプレクサであり、メ
モリバンク42,43に対してRGB形式の入力画像デ
ータを供給する。44はセレクタであり、メモリバンク
42,43のうち何れか一方を選択し出力する。
【0013】このように、画像メモリ4にピンポンバッ
ファ構成を採用したことにより、何れか一方のメモリバ
ンクに対して書込みを行いながら他方のメモリバンクか
ら読出しを行うことができるから、新たな入力画像デー
タを読み込みながら先に読み込まれた入力画像データに
基づく出力処理を行うことができる。
【0014】図1に戻り、5は第1色空間変換部であ
り、画像メモリ4に記憶されたRGB形式の画像データ
をL*a*b*形式に変換する。6は第2色空間変換部で
あり、このL*a*b*形式の画像データを出力用のYM
CK形式の画像データに変換する。7はセレクタであ
り、第2色空間変換部6から出力されたYMCK形式の
画像データまたは第1色空間変換部5から出力されたL
*データのうち一方を選択し出力する。すなわち、前者
はカラー出力を行う際に選択され、後者は白黒出力を行
う際に選択される。
【0015】8は変倍部であり、縮拡処理を行う場合に
主走査方向の変倍処理を行う。9は2次元フィルタ部で
あり、エッジ強調等のフィルタリング処理を行う。10
は枠消し下地除去部であり、画像データの周縁域におけ
る黒色の枠部分を除去するとともに、カラー画像データ
における下地除去を行う。11は出力γ補正部であり、
枠消し下地除去部10から出力された画像データに対し
てγ補正を施す。12は画像出力部であり、γ補正の施
された画像データを用紙に出力する。
【0016】21は原稿サイズ/下地/カラー検知部で
あり、第1色空間変換部5から出力されたL*a*b*形
式の画像データに基づいて、原稿サイズの検出、下地色
の検出、およびカラー/白黒判別を行う。22はコント
ローラであり、検知部21の検出結果等に基づき、上述
した各部の制御を行う。13は操作・表示パネルであ
り、ユーザに対して各種の情報を表示する表示器と、ユ
ーザが各種の設定を行う操作パネルとが設けられてい
る。
【0017】1.2.実施形態の動作 次に、本実施形態の動作を説明する。ユーザがプラテン
ガラスあるいは自動原稿送り装置に原稿をセットし操作
・表示パネル13に設けられたスタートボタンを押下す
ると、画像入力部1においてこの原稿の内容が読み取ら
れる。そして、読み取られた内容はRGB形式の入力画
像データとして、シェーディング/ギャップ補正部2お
よび入力γ補正部3を順次介して画像メモリ4に記憶さ
れる。
【0018】次に、コントローラ22の制御の下、画像
メモリ4に記憶された画像データは第1色空間変換部5
を介してL*a*b*形式の画像データに変換され、原稿
サイズ/下地/カラー検知部21に供給される。なお、
その際は第2色空間変換部6〜画像出力部11間の構成
要素はオフ状態に設定されるため、画像出力は行われな
い。
【0019】検知部21においては、L*a*b*形式の
画像データに基づいて原稿サイズ、下地レベル、および
カラー/白黒の別が判別され、その結果がコントローラ
22に供給される。コントローラ22は、カラー/白黒
判別結果に基づき、カラー原稿であればYMCK形式の
画像データが、また、白黒原稿であればL*データが各
々選択されるように、セレクタ7の選択状態を設定す
る。
【0020】また、コントローラ22は、第2色空間変
換部6における変換特性、枠消し下地除去部10におけ
る下地レベル、出力γ補正部11における特性等につい
ても上記検出結果に基づいて設定する。次に、コントロ
ーラ22の制御により、画像メモリ4の内容が再び読み
出される。
【0021】この際には原稿サイズ/下地/カラー検知
部21の動作はオフ状態に設定され、第2色空間変換部
6〜画像出力部12間の構成要素が駆動される。これに
より、L*データに基づく白黒画像あるいはYMCK形
式の画像データに基づくカラー画像が画像出力部12を
介して出力されることになる。
【0022】本実施形態における簡単なタイミングチャ
ートを図2に示す。最初に同図の「スキャン時間」にお
いて、原稿画像が読み取られ画像メモリ4に格納され
る。その後「検出データ読出し期間」おいては、原稿サ
イズ等の検出のため入力画像データが原稿サイズ/下地
/カラー検知部21に供給される。そして、その検出結
果に基づいて「プリント時間」において画像データが用
紙等に出力される。ここで、「検出データ読出し期間」
においては、画像出力を行うことができない。そこで、
この期間を短縮あるいは除去する他の実施形態を以下説
明する。
【0023】2.第2実施形態 2.1.実施形態の構成 本発明の第2実施形態の構成を図3に示す。なお、図に
おいて図1の各部に対応する構成要素には同一の符号を
付す。図において23は検出用γ補正部であり、入力γ
補正部3と同様に構成されている。但し、検出用γ補正
部23は下地レベル検出等の検出に好適なように調整さ
れるため、入力γ補正部3とは独立して設けられてい
る。
【0024】24は調整用色空間変換部であり、第1色
空間変換部5と同様に構成されている。そして、本実施
形態においては、原稿サイズ/下地/カラー検知部21
はこの調整用色空間変換部24の出力した画像データに
基づいて原稿サイズ検出、下地レベル検出、および入力
画像データのカラー/白黒判別を行う。25はコントロ
ーラであり、上述した各構成要素を制御する。
【0025】2.2.実施形態の動作 次に本実施形態の動作を説明する。ユーザがプラテンガ
ラスあるいは自動原稿送り装置に原稿をセットし操作・
表示パネル13に設けられたスタートボタンを押下する
と、第1実施形態の場合と同様に、画像入力部1におい
てこの原稿の内容が読み取られる。そして、読み取られ
た内容はRGB形式の入力画像データとして、シェーデ
ィング/ギャップ補正部2および入力γ補正部3を順次
介して画像メモリ4に記憶される。
【0026】また、これと並行して、シェーディング/
ギャップ補正部2から出力された入力画像データは、検
出用γ補正部23および調整用色空間変換部24を介し
て原稿サイズ/下地/カラー検知部21に供給される。
これにより、検知部21においては、原稿サイズ検出、
下地レベル検出、および入力画像データのカラー/白黒
判別が画像メモリ4における画像データの記憶と並行し
て実行されることになる。
【0027】そして、全ての入力画像データが画像メモ
リ4に記憶されると、若干の時間遅れを伴って、検知部
21からコントローラ25に対して検出結果が供給され
る。次に、コントローラ25においては、該検出結果に
基づいて、セレクタ7の選択状態、第2色空間変換部6
における変換特性、枠消し下地除去部10における下地
レベル、出力γ補正部11における特性等が設定され
る。
【0028】上記設定が完了すると、コントローラ25
の制御の下、画像メモリ4の内容が読み出される。この
RGB形式の画像データは、第1色空間変換部5を介し
てL*a*b*形式に変換された後、第1実施形態の場合
と同様に、第2色空間変換部6〜出力γ補正部11を順
次介して画像出力部12から出力される。
【0029】本実施形態の簡単なタイミングチャートを
図4に示す。最初に同図の「スキャン&検知用時間」に
おいて、原稿画像が読み取られ画像メモリ4に格納され
る。また、これと並行して該入力画像データは原稿サイ
ズ等の検出のため入力画像データが原稿サイズ/下地/
カラー検知部21に供給される。
【0030】その後、若干の設定時間等を経て、「プリ
ント時間」において画像データが用紙等に出力される。
同図から明らかなように、本実施形態においては、「ス
キャン&検知用時間」の終了後、速やかに画像出力を行
うことができるから、一層高速な画像出力を行うことが
可能である。
【0031】ここで、複数枚の原稿に対するタイミング
チャートを図10に示す。同図は図4のタイミングチャ
ートを複数重ねたものに等しいが、画像メモリ4にピン
ポンバッファ構成を採用したことにより、一方のメモリ
バンクを介してある原稿画像の出力を行うと同時に、他
のメモリバンクを介して他の原稿画像の入力を行うこと
が可能である。一般的に白黒の画像出力を行う時間は、
リターン時間も考慮して考えると、原稿画像の読取りサ
イクルよりも短くすることができる。従って、画像出力
を行うためのサイクルは、「スキャン&検知用時間」と
画像入力部1のキャリッジの「リターン時間」の合計に
抑えることができる。
【0032】3.第3実施形態 3.1.実施形態の構成 本発明の第3実施形態の構成を図5に示す。なお、図に
おいて図1および図3の各部に対応する構成要素には同
一の符号を付す。図において28は画像メモリであり、
第1,第2実施形態における画像メモリ4に代えて設け
られている。画像メモリ28は、画像メモリ4と同様に
2個のメモリバンクを有しており、各メモリバンクは各
々画像データの読み書きが同時に行えるように構成され
ている。なお、かかるメモリの構成に関しては、例えば
特許公報2501195等に開示されている。27はコ
ントローラであり、上述した各構成要素を制御する。
【0033】3.2.実施形態の動作 3.2.1.プリスキャンレスモードにおける動作 本実施形態においては、複写を行うにあたって、従来技
術と同様にプリスキャンを行う動作モード(プリスキャ
ンモード)およびプリスキャンを行わない動作モード
(プリスキャンレスモード)の何れかが選択される。す
なわち、操作・表示パネル13においてスタートボタン
が押下されると、自動原稿送り装置上に原稿がセットさ
れているか否かがコントローラ27によって検出され
る。
【0034】そして、自動原稿送り装置上の原稿が検出
された場合はプリスキャンレスモードが選択され、検出
されなかった場合、すなわち原稿をプラテンガラス上に
セットした場合はプリスキャンモードが選択される。な
お、その理由については後述する。
【0035】最初にプリスキャンレスモードにおける動
作を説明する。ユーザが自動原稿送り装置に原稿をセッ
トし操作・表示パネル13に設けられたスタートボタン
を押下すると、第1,第2実施形態と同様に、画像入力
部1においてこの原稿の内容が読み取られる。そして、
読み取られた内容はRGB形式の入力画像データとし
て、シェーディング/ギャップ補正部2および入力γ補
正部3を順次介して画像メモリ28に順次記憶されてゆ
く。
【0036】ここで、所定量の入力画像データが画像メ
モリ28に記憶された時点において、コントローラ27
の制御により画像メモリ28の読出しが開始され、入力
画像データは第1色空間変換部5を介してL*a*b*形
式に変換された後、原稿サイズ/下地/カラー検知部2
1に供給される。なお、この際、第2色空間変換部6〜
画像出力部12間の構成要素はオフ状態に設定されるた
め、画像出力は行われない。
【0037】これにより、原稿サイズ/下地/カラー検
知部21においては、原稿サイズ検出、下地レベル検
出、および入力画像データのカラー/白黒判別が行われ
る。そして、全ての入力画像データが画像メモリ28に
記憶されると、直ちに原稿サイズ/下地/カラー検知部
21による画像データの読出しも完了する。換言すれ
ば、画像メモリ28に対する入力画像データの書込みの
終了タイミングと原稿サイズ/下地/カラー検知部21
による画像データの読出し終了タイミングとがほぼ一致
するように、検知部21による読出し開始タイミングが
設定されているのである。
【0038】次に、検知部21においては、原稿サイズ
検出、下地レベル検出、および入力画像データのカラー
/白黒判別が実行され、その結果がコントローラ27に
通知される。次に、コントローラ27においては、該検
出結果に基づいて、セレクタ7の選択状態、第2色空間
変換部6における変換特性、枠消し下地除去部10にお
ける下地レベル、出力γ補正部11における特性等が設
定される。
【0039】上記設定が完了すると、コントローラ27
の制御の下、画像メモリ28の内容が読み出される。こ
のRGB形式の画像データは、第1色空間変換部5を介
してL*a*b*形式に変換された後、第1実施形態の場
合と同様に、第2色空間変換部6〜出力γ補正部11を
順次介して画像出力部12から出力される。
【0040】本実施形態における簡単なタイミングチャ
ートを図6に示す。最初に同図の「スキャン時間」が開
始されると、原稿画像が読み取られ画像メモリ28に格
納される。そして、所定量の入力画像データが画像メモ
リ28に記憶された時点において検知部21による画像
データの読出しが開始される。すなわち、「検知用デー
タ読出し時間」が開始される。そして、「スキャン時
間」が終了すると、直ちに「検知用データ読出し時間」
も終了する。
【0041】その後、若干の設定時間等を経て、「プリ
ント時間」において画像データが用紙等に出力される。
同図から明らかなように、本実施形態のプリスキャンレ
スモードにおいては、「スキャン時間」の終了後、速や
かに画像出力を行うことができるから、第1実施形態と
比較して一層高速な画像出力を行うことが可能である。
【0042】3.2.2.プリスキャンモードにおける
動作 次にプリスキャンモードにおける動作を説明する。ユー
ザがプラテンガラスに原稿をセットし操作・表示パネル
13に設けられたスタートボタンを押下すると、イメー
ジスキャンの数倍の速度でプリスキャンが行われる。読
取られたRGB形式の入力画像データは画像メモリ28
に記憶される。
【0043】プリスキャンが終了すると、画像入力部1
のキャリッジが初期位置に復帰される。このキャリッジ
の復帰と並行して、該プリスキャンされた入力画像デー
タが画像メモリ28から読み出され、第1色空間変換部
5を介してL*a*b*形式に変換された後、原稿サイズ
/下地/カラー検知部21に供給される。これにより、
原稿サイズ/下地/カラー検知部21においては、原稿
サイズ検出、下地レベル検出、および入力画像データの
カラー/白黒判別が行われ、その結果がコントローラ2
7に通知される。
【0044】次に、コントローラ27においては、該検
出結果に基づいて、セレクタ7の選択状態、第2色空間
変換部6における変換特性、枠消し下地除去部10にお
ける下地レベル、出力γ補正部11における特性等が設
定される。その後、キャリッジの復帰が完了しその旨が
コントローラ27によって検出されると、次にイメージ
スキャンが実行される。
【0045】イメージスキャンの実行中は、画像メモリ
28において入力画像データが逐次記憶される。ここ
で、所定量の入力画像データが画像メモリ28に記憶さ
れた時点において、画像メモリ28の読出しが並行して
実行される。読み出されたRGB形式の画像データは、
第1色空間変換部5を介してL*a*b*形式に変換され
た後、プリスキャンレスモードの場合と同様に、第2色
空間変換部6〜出力γ補正部11を順次介して画像出力
部12から出力される。
【0046】3.2.3.動作モードの選択理由につい
て 上述したプリスキャンモードおよびプリスキャンレスモ
ードにおけるタイミングチャートを図11(a)および(b)
に示す。これらのタイミングチャートは、自動原稿送り
装置を用い、画像出力部12としてシングルエンジンを
使用し、カラー/白黒を自動判別しつつ複数枚数の原稿
を1部づつ複写する場合であって、結果的に全ての原稿
が白黒であった場合のタイミングチャートである。
【0047】なお、画像出力部12として4連タンデム
エンジンを用いる場合には、原稿がカラーであった場合
においても同様の結果が得られる。また、上述したよう
に本実施形態においては自動原稿送り装置を用いる場合
は必ずプリスキャンレスモードが選択されるが、同図
(a)では比較のために、従来技術と同様に自動原稿送り
装置を用いてプリスキャンモードを選択した場合を想定
している。
【0048】白黒原稿を複写する場合は、画像入力部1
におけるリターン時間も考慮すると、画像出力に要する
時間よりも画像読取りサイクルの方が長くなるから、各
原稿の複写に要する時間は、画像読取りサイクルによっ
て支配される。プリスキャンモードにおいては、1枚の
原稿を読取るために、図示の時間T2(プリスキャン時
間+イメージスキャン時間+2×リターン時間)が必要
である。これに対して、プリスキャンレスモードにおい
ては、図示の時間T4(イメージスキャン時間+リター
ン時間)で1枚の原稿を読取ることができるため、複数
枚数の原稿を1部づつ複写する場合は、原稿1枚あたり
の所要時間に関して有利であることが解る。
【0049】しかし、原稿第1枚目のコピーの出力が完
了する時刻は、プリスキャンモードが時刻t8であるのに
対して、プリスキャンレスモードはそれよりも後の時刻
t38になっている。これは、プリスキャンレスモードに
おいては、イメージスキャンが完全に終了しなければ原
稿のカラー/白黒判別等を行うことができず、画像出力
を開始することができないためである。
【0050】従って、プラテンガラスに原稿を載置して
複写を行う場合(より正確には、カラー/白黒を自動判
別しつつ原稿を1部づつプラテンガラスに載置して複写
する場合)には、プリスキャンモードを採用した方が速
やかに複写結果が得られることになる。
【0051】そこで、本実施形態においては、プラテン
ガラスに原稿を載置して複写を行う場合はプリスキャン
モードが、また、自動原稿送り装置を用いる場合にはプ
リスキャンレスモードが自動的に選択されることとし、
最適な動作モードが自動的に選択されるようにした。
【0052】4.第4実施形態 4.1.実施形態の構成 本発明の第4実施形態の構成を図7に示す。なお、図に
おいて図1、図3および図5の各部に対応する構成要素
には同一の符号を付す。本実施形態において画像メモリ
28は第3実施形態のものと同様であり、同一メモリバ
ンクの画像データに対して同時に読み書き可能な構成に
なっている。
【0053】図において29はセレクタであり、入力γ
補正部3あるいは画像メモリ28から出力される入力画
像データのうち一方を選択し第1色空間変換部5に出力
する。すなわち、入力γ補正部3が選択される場合に
は、画像メモリ28はバイパスされることになる。31
はコントローラであり、上述した各構成要素を制御す
る。
【0054】4.2.実施形態の動作 4.2.1.プリスキャンレスモードにおける動作 本実施形態においては、第3実施形態と同様に、動作モ
ードとしてプリスキャンモードとプリスキャンレスモー
ドとを選択することが可能である。動作モードの選択条
件は第3実施形態と同様であるため、各モードの詳細に
ついて説明する。
【0055】最初にプリスキャンレスモードにおける動
作を説明する。ユーザが自動原稿送り装置に原稿をセッ
トし操作・表示パネル13に設けられたスタートボタン
を押下すると、第1〜第3実施形態と同様に、画像入力
部1においてこの原稿の内容が読み取られる。そして、
読み取られた内容はRGB形式の入力画像データとし
て、シェーディング/ギャップ補正部2および入力γ補
正部3を順次介して画像メモリ28に順次記憶されてゆ
く。
【0056】その際、セレクタ29にあっては入力γ補
正部3側が選択され、該入力画像データは画像メモリ2
8に書込まれつつセレクタ29および第1色空間変換部
5を順次介してL*a*b*形式に変換された後、原稿サ
イズ/下地/カラー検知部21に供給される。なお、こ
の際、第2色空間変換部6〜画像出力部12間の構成要
素はオフ状態に設定されるため、画像出力は行われな
い。
【0057】これにより、原稿サイズ/下地/カラー検
知部21においては、原稿サイズ検出、下地レベル検
出、および入力画像データのカラー/白黒判別が行われ
る。そして、全ての入力画像データが画像メモリ28に
記憶されると、検知部21に対する入力画像データの供
給も終了する。
【0058】次に、検知部21においては、原稿サイズ
検出、下地レベル検出、および入力画像データのカラー
/白黒判別が実行され、その結果がコントローラ31に
通知される。次に、コントローラ31においては、該検
出結果に基づいて、セレクタ7の選択状態、第2色空間
変換部6における変換特性、枠消し下地除去部10にお
ける下地レベル、出力γ補正部11における特性等が設
定される。
【0059】上記設定が完了すると、コントローラ27
の制御の下、セレクタ29において画像メモリ28側が
選択され、画像メモリ28の内容が読み出される。この
RGB形式の画像データは、第1色空間変換部5を介し
てL*a*b*形式に変換された後、第1実施形態の場合
と同様に、第2色空間変換部6〜出力γ補正部11を順
次介して画像出力部12から出力される。
【0060】本実施形態における簡単なタイミングチャ
ートを図8に示す。最初に同図の「スキャン&検知用デ
ータ読み出し時間」が開始されると、原稿画像が読み取
られ画像メモリ28および検知部21に並行して入力画
像データが供給される。そして、入力画像データの供給
が終了すると、検知部21においては原稿サイズ、下地
レベル、カラー/白黒の別等が判定される。
【0061】その後、若干の設定時間等を経て、「プリ
ント時間」において画像データが用紙等に出力される。
このように、本実施形態においても「スキャン&検知用
データ読み出し時間」の終了後、速やかに画像出力を行
うことができるから、第1実施形態と比較して一層高速
な画像出力を行うことが可能である。
【0062】4.2.2.プリスキャンモードにおける
動作 次にプリスキャンモードにおける動作を説明する。ユー
ザがプラテンガラスに原稿をセットし操作・表示パネル
13に設けられたスタートボタンを押下すると、イメー
ジスキャンの数倍の速度でプリスキャンが行われる。そ
の際、画像メモリ28は書込み禁止状態にされ、セレク
タ29においては入力γ補正部3側が選択される。
【0063】従って、プリスキャンされた入力画像デー
タは、セレクタ29、第1色空間変換部5を順次介して
L*a*b*形式に変換された後、原稿サイズ/下地/カ
ラー検知部21に供給される。これにより、原稿サイズ
/下地/カラー検知部21においては、原稿サイズ検
出、下地レベル検出、および入力画像データのカラー/
白黒判別が行われ、その結果がコントローラ27に通知
される。
【0064】次に、コントローラ27においては、該検
出結果に基づいて、セレクタ7の選択状態、第2色空間
変換部6における変換特性、枠消し下地除去部10にお
ける下地レベル、出力γ補正部11における特性等が設
定される。その後、キャリッジの復帰が完了しその旨が
コントローラ27によって検出されると、次にイメージ
スキャンが実行される。
【0065】イメージスキャンの実行中は、画像メモリ
28において入力画像データが逐次記憶される。ここ
で、所定量の入力画像データが画像メモリ28に記憶さ
れた時点において、画像メモリ28の読出しが並行して
実行される。読み出されたRGB形式の画像データは、
第1色空間変換部5を介してL*a*b*形式に変換され
た後、プリスキャンレスモードの場合と同様に、第2色
空間変換部6〜出力γ補正部11を順次介して画像出力
部12から出力される。
【0066】このように、本実施形態においては、第3
実施形態と同様のタイミングで複写を行うことができ、
原稿が自動原稿送り装置にセットされたか、あるいはプ
ラテンガラス上にセットされたかに応じて適切な動作モ
ードを選択することができる。
【0067】5.変形例 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、
例えば以下のように種々の変形が可能である。 (1)上記画像メモリ4,28はピンポンバッファ構成
のものを採用したが、入力画像データを記憶しつつ既に
記憶した画像データを読み出すことのできる構成はピン
ポンバッファ構成に限られるわけではない。そこで、画
像メモリ4,28に代えて使用し得るFIFO構成の画
像メモリの一例を図12に示す。
【0068】図において51,52,53はR,G,B
プレーンであり、原稿画像の1ページよりも若干多いメ
モリ容量を各々具備する。そして、第1〜第3実施形態
のコントローラ22,25,27,31は、各プレーン
の範囲内で循環的にインクリメントされるリードアドレ
スポインタおよびライトアドレスポインタを発生し、こ
れらに基づいて入力画像データの読出しおよび書込みが
行われる。
【0069】(2)動作モードの選択基準について 図11においては、プリスキャンレスモードを選択した
場合の画像出力周期(時間T4)はプリスキャンモード
を選択した場合の画像出力周期(時間T2)よりも短い
が、これは複写部数が「1部」である場合の例である。
複写部数が所定数(2〜3部程度)よりも多くなると、
画像入力に要する時間よりも画像出力に要する時間の方
が長くなるから、画像出力周期は何れのモードを採用し
ても変わらなくなる。
【0070】画像出力周期が同一であれば、最初の画像
出力が開始されるまでの時間(図11における時間T1
および時間T3)が短いプリスキャンモードの方が有利
である。従って、上記各実施形態において「自動原稿送
り装置にセットされ、かつ、複写部数が所定部数以下で
あるか否か」をコントローラ22,25,27,31に
よって判定し、判定結果が肯定的であった場合にのみプ
リスキャンレスモードを選択し、その他の場合はプリス
キャンモードを選択するようにしてもよい。
【0071】(3)縮拡率に応じた動作モードの選択基
準 上記各実施形態および変形例において「プリスキャンレ
スモードを選択する」と判定される場合に、さらに操作
・表示パネル13において設定された縮拡率に応じて、
最終的にプリスキャンレスモードを選択するか否かを判
定してもよい。すなわち、かかる場合には縮拡率が10
0%またはその整数倍である場合にはプリスキャンレス
モードを選択し、それ以外の縮拡率が設定されている場
合はプリスキャンモードを選択してもよい。
【0072】この理由について述べる。上述したように
シェーディング/ギャップ補正部2においては入力画像
データの各色のタイミングを3ラインCCDの物理的な
間隔に応じて遅延させるが、遅延時間が副走査方向の1
ライン読取り周期の整数倍ではない場合には、入力画像
データにおける上下のラインについて補間処理が行われ
る。
【0073】補間処理が行われると、元々の原稿画像と
比較してエッジ部分がぼやける。しかも、3ラインCC
Dの各ラインの物理的な位置が異なるため、このぼやけ
方はRGBの各色毎に異なる。従って、画像入力部1に
おいて白黒原稿を読み込んだ場合であっても、シェーデ
ィング/ギャップ補正部2からの出力信号においては、
白黒の境界部分において有彩色の輪郭が発生する。
【0074】この有彩色の輪郭が原稿サイズ/下地/カ
ラー検知部21に検出されると、原稿が白黒であるにも
かかわらず、カラー原稿であると判定されてしまうこと
になる。そこで、縮拡率が100%またはその整数倍で
ある場合を除いて必ずプリスキャンを行うようにする
と、かかる不具合を除去することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像蓄積部において入力画像データを記憶し、変換特性が
設定された後に、該入力画像データを画像蓄積部から読
出しつつ、第2の色空間で表現される出力画像データに
変換するから、プリスキャンを行うことなく画像出力を
行うことが可能になり、画像出力を高速に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】 第1実施形態のタイミングチャートである。
【図3】 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図4】 第2実施形態のタイミングチャートである。
【図5】 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図6】 第3実施形態のタイミングチャートである。
【図7】 本発明の第4実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図8】 第4実施形態のタイミングチャートである。
【図9】 画像メモリ4の詳細ブロック図である。
【図10】 第2実施形態において連続する原稿を複写
する場合のタイミングチャートである。
【図11】 第3実施形態において連続する原稿を複写
する場合のタイミングチャートである。
【図12】 画像メモリ4,28の変形例のブロック図
である。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 シェーディング/ギャップ補正部 3 入力γ補正部 4,28 画像メモリ(画像蓄積部) 5 第1色空間変換部 6 第2色空間変換部(変換回路) 7 セレクタ 9 2次元フィルタ部(変換回路) 10 枠消し下地除去部(変換回路) 11 出力γ補正部(変換回路) 13 操作・表示パネル 21 検知部 21 原稿サイズ/下地/カラー検知部(属性判別部) 22,25,27,31 コントローラ(制御部) 23 検出用γ補正部 24 調整用色空間変換部 28 画像メモリ 29 セレクタ 41 マルチプレクサ 42,43 メモリバンク 51,52,53 R,G,Bプレーン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/10 H04N 1/04 D 1/107 1/12 Z 1/46 1/10 1/60 1/46 C 1/40 D Fターム(参考) 5B047 AB04 BA01 BA02 BC18 DA03 5C072 AA01 AA03 BA03 LA18 QA14 RA01 SA06 UA03 UA18 WA04 XA01 5C073 CA02 CC01 CE04 5C077 LL18 MM03 MM20 MP08 PP25 PP32 PP33 PP36 PP37 PQ22 SS01 TT06 5C079 HA13 HB01 HB03 HB08 HB12 JA04 JA23 LA03 LB02 MA01 NA11 PA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取った原稿画像ごとに第1の色空間
    で表現される入力画像データを出力する画像読取り部
    と、 前記画像読取り部から出力される入力画像データを蓄積
    する2つの画像蓄積部と、 前記2つの画像蓄積部のいずれかから読み出した入力画
    像データの属性を判別する属性判別部と、 前記属性判別部の判別結果に応じて、当該入力画像デー
    タを第2の色空間で表現される出力画像データに変換す
    る変換部とを有し、(1)前記画像読取り部から出力さ
    れた入力画像データを前記2つの画像蓄積部のうちの一
    方に蓄積する処理、(2)前記2つの画像蓄積部のうち
    の他方から読み出した入力画像データを第2の色空間で
    表現される出力画像データに変換する処理、 の2つの処理を並行して行うことを特徴とする画像読取
    り装置。
  2. 【請求項2】 自動原稿送り装置またはプラテンガラス
    にセットされた原稿をプレスキャンまたはイメージスキ
    ャンにより読み取り、読み取った原稿画像ごとに第1の
    色空間で表現される入力画像データを出力する画像読取
    り部と、 前記入力画像データの属性を判別する属性判別部と、 前記属性判別部の判別結果に応じて前記入力画像データ
    を第2の色空間で表現される出力画像データに変換する
    変換部とを有し、(1)自動原稿送り装置に原稿がセッ
    トされた場合は、当該原稿をイメージスキャンして得ら
    れる入力画像データを、当該入力画像データの属性判別
    結果に応じて出力画像データに変換し、(2)自動原稿
    送り装置に原稿がセットされない場合は、プラテンガラ
    スにセットされた原稿をプレスキャンして得られる入力
    画像データの属性を判別しておき、その後、プラテンガ
    ラスにセットされた原稿をイメージスキャンして得られ
    る入力画像データを、先にした属性判別の結果に応じて
    前記出力画像データに変換することを特徴とする画像読
    取り装置。
  3. 【請求項3】 自動原稿送り装置またはプラテンガラス
    にセットされた原稿をプレスキャンまたはイメージスキ
    ャンにより読み取り、読み取った原稿画像ごとに第1の
    色空間で表現される入力画像データを出力する画像読取
    り部と、 前記入力画像データを蓄積する画像蓄積部と、 前記画像読取り部から出力される入力画像データ、前記
    画像蓄積部から読み出された入力画像データのうちいず
    れか一方の入力画像データの属性を判別する属性判別部
    と、 前記属性判別部の判別結果に応じて、前記入力画像デー
    タを第2の色空間で表現される出力画像データに変換す
    る変換部と、(1)自動原稿送り装置に原稿がセットさ
    れた場合は、当該原稿をイメージスキャンして得られる
    入力画像データを前記画像蓄積部に一時的に蓄積させた
    後、当該入力画像データを前記画像蓄積部から読み出
    し、当該入力画像データの属性判別結果に応じて、当該
    入力画像データを出力画像データに変換し、(2)自動
    原稿送り装置に原稿がセットされない場合は、プラテン
    ガラスにセットされた原稿をプレスキャンすることによ
    り得られる入力画像データを、前記画像蓄積部に一時的
    に蓄積させることなく前記属性判別部に供給し、当該入
    力画像データの属性を判別しておき、その後、プラテン
    ガラスにセットされた原稿をイメージスキャンして得ら
    れる入力画像データを前記画像蓄積部に一時的に蓄積さ
    せた後、当該入力画像データを前記画像蓄積部から読み
    出し、先にした属性判別の結果に応じて前記出力画像デ
    ータに変換することを特徴とする画像読取り装置。
  4. 【請求項4】 前記属性判別部における判別内容は、
    (1)前記入力画像データに係る原稿のサイズの判別、
    (2)前記入力画像データに係る原稿の下地レベルの判
    別、(3)前記入力画像データが白黒であるかカラーで
    あるかの判別、のうち1以上を含むことを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取り装
    置。
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US7558524B2 (en) 2002-03-01 2009-07-07 Seiko Epson Corporation Image reading system
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