JP2003163613A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

受信装置及び受信方法

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JP2003163613A
JP2003163613A JP2001362342A JP2001362342A JP2003163613A JP 2003163613 A JP2003163613 A JP 2003163613A JP 2001362342 A JP2001362342 A JP 2001362342A JP 2001362342 A JP2001362342 A JP 2001362342A JP 2003163613 A JP2003163613 A JP 2003163613A
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JP2001362342A
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Tomoyuki Numata
智幸 沼田
Tadashi Yoshida
正 吉田
Takashi Iwai
敬 岩井
Hiroyuki Kanetani
浩幸 金谷
Daisuke Yamada
大輔 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないパイロットシンボル数であっても
チャネル推定を高精度に行うことができる受信装置及び
受信方法を提供すること。 【解決手段】 第1及び第2の加算手段104、105
は、第1及び第2の未知シンボルチャネル推定手段10
1、102からの第1及び第2の未知シンボルチャネル
推定値のそれぞれとパイロットシンボルチャネル推定手
段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを
加算して第1及び第2の仮チャネル推定値を生成する。
比較手段106は、前記第1及び第2の仮チャネル推定
値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の
電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果
信号を生成する。選択手段107は、比較手段106か
らの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮
チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として
選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動通
信システムにおいてパイロットシンボル及び未知シンボ
ル(情報シンボル)を用いて伝搬路の特性を推定する受
信装置及び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおいては、移動機の
移動に伴うレイリーフェージングに起因して振幅及び位
相の変動が生じるから受信品質が著しく劣化する。そこ
で、受信品質を良くするために、特開平10−5142
4号公報に記載された受信装置が提案されている。この
受信装置は、情報シンボル(未知シンボル)の間に送信
装置側と受信装置側とで既知のシンボル(パイロットシ
ンボル)を挿入し、これらのパイロットシンボルの受信
位相を基にチャネル推定を行ってフェージング歪を補償
している。
【0003】また、従来から、図9に示す受信装置が知
られている。この受信装置は、受信データを受けるパイ
ロットシンボルチャネル推定手段901と、前記受信デ
ータを受けパイロットシンボルチャネル推定手段901
に接続されている同期検波手段902とを具備してい
る。この受信装置は、図10に示すようなスロットフォ
ーマットのデータを受信する。
【0004】パイロットシンボルチャネル推定手段90
1は、受信したデータのパイロットシンボルを用いたチ
ャネル推定を行う。ここで、チャネル推定値の算出法の
一例としては、受信データのパイロットシンボルを該当
するパイロットシンボルの符号で象限補正した後に加算
(以下「同相加算」という)する方法がある。同期検波
手段902は、パイロットシンボルチャネル推定手段9
01により求めたチャネル推定値で受信したデータを同
期検波してフェージング歪を補償する。
【0005】また、符号分割多元接続(CDMA)方式
の受信装置においては、受信チップのタイミングが送信
側と正確に同期していないと正しくデータを復調するこ
とができない。そこで、特開平10−32523号公報
に記載された受信装置が提案されている。
【0006】この受信装置においては、拡散符号で拡散
された信号の受信チップタイミングの捕捉の第2段階で
ある同期追尾(トラッキング)の方法として、アーリー
・レイト・ゲート(Early-Late gate)又はディレイ・
ロック・ループ(DLL)と呼ばれる方法が提案されて
いる。これは、受信すべき遅延時間のΔtだけ早いチッ
プタイミングでの受信信号と拡散符号とのアーリー相関
信号電力(Early相関信号電力)と、Δtだけ遅いチッ
プタイミングでの受信信号と拡散符号とのレイト相関信
号電力(Late相関信号電力)を求め、両者の差であるア
ーリーレイト相関信号電力差(Early-Late相関信号電力
差)が0となるように、受信チップのタイミングを微調
整するという方式である。ここで、アーリー相関信号電
力及びレイト相関信号電力の算出法の一例としては、パ
イロットシンボルに対応する逆拡散後の受信データの同
相加算を行って電力値を求める方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パイロ
ットシンボルを用いてチャネル推定を行う前記受信装置
においては、パイロットシンボルの数を多くすれば、同
相加算数が増えノイズを低減でき推定精度が向上する
が、伝送される情報シンボルの数がその分だけ減少する
ことになるから、データの伝送効率が悪くなってしまう
という問題がある。また、パイロットシンボルを用いて
アーリーレイト相関信号電力差を算出してこのアーリー
レイト相関信号電力差が0となるように受信チップのタ
イミングを微調整する前記受信装置においても、同様の
問題がある。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、少ないパイロットシンボル数であってもチャネ
ル推定を高精度に行うことができる受信装置及び受信方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置は、受
信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推
定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成す
る第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信デ
ータの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推
定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成す
る第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信デ
ータの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行っ
てパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロ
ットシンボルチャネル推定手段と、前記第1の未知シン
ボルチャネル推定手段からの前記第1の未知シンボルチ
ャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手
段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加
算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手
段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの
前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロッ
トシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシン
ボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定
値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加
算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第
1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値
と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を
生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果
信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記
第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャ
ネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段か
らの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期
検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具
備する構成を採る。
【0010】この構成によれば、少ないパイロットシン
ボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利
用することによりノイズ等による推定誤差を減少させる
ことができるから、チャネル推定を高精度に行うことが
できる。
【0011】本発明の受信装置は、受信データの未知シ
ンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の
未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シン
ボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シ
ンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の
未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シン
ボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知のパイ
ロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシン
ボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャ
ネル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定
手段により生成された前記第1の未知シンボルチャネル
推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の重み付け
未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の乗算手段
と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段により生
成された前記第2の未知シンボルチャネル推定値に第1
の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知シンボル
チャネル推定値を生成する第2の乗算手段と、前記パイ
ロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロット
シンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数bを乗じ
て重み付けパイロットシンボルチャネル推定値を生成す
る第3の乗算手段と、前記第1の乗算手段からの前記第
1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の
乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネ
ル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成す
る第1の加算手段と、前記第2の乗算手段からの前記第
2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の
乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネ
ル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成す
る第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段から
の前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値
及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2
の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比
較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づ
いて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第
2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値
として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チ
ャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同
期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備する構成
を採る。
【0012】この構成によれば、少ないパイロットシン
ボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利
用することにより、また、パイロットシンボルチャネル
推定値及び未知シンボルチャネル推定値に個別の重み付
け係数を乗算することにより、受信状態に合ったチャネ
ル推定値を高精度に算出することができる。
【0013】本発明の受信装置は、受信データの未知シ
ンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の
未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シン
ボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シ
ンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の
未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シン
ボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知のパイ
ロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシン
ボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャ
ネル推定手段と、前記受信データの過去のチャネル推定
値を保持しているチャネル推定値保持手段と、前記第1
の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記
第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係
数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定
値を生成する第1の乗算手段と、前記第2の未知シンボ
ルチャネル推定手段により生成された前記第2の未知シ
ンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて
第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する
第2の乗算手段と、前記パイロットシンボルチャネル推
定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値に
第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロットシン
ボルチャネル推定値を生成する第3の乗算手段と、前記
チャネル推定値保持手段に保持された前記過去のチャネ
ル推定値に第3の重み付け係数cを乗じて重み付け過去
チャネル推定値を生成する第4の乗算手段と、前記第1
の乗算手段からの前記第1の重み付け未知シンボルチャ
ネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパ
イロットシンボルチャネル推定値と前記第4の乗算手段
からの前記重み付け過去チャネル推定値とを加算して第
1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前
記第2の乗算手段からの前記第2の重み付け未知シンボ
ルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み
付けパイロットシンボルチャネル推定値と前記第4の乗
算手段からの前記重み付け過去チャネル推定値とを加算
して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段
と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第
2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値
を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小
を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比
較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び
第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推
定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選
択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用
いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成
する同期検波手段と、を具備する構成を採る。
【0014】この構成によれば、少ないパイロットシン
ボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値及び
過去のチャネル推定値を利用することにより、また、パ
イロットシンボルチャネル推定値、未知シンボルチャネ
ル推定値及び過去のチャネル推定値に個別の重み付け係
数を乗算することにより、受信状態に合ったチャネル推
定値を高精度に算出することができる。
【0015】本発明の受信装置は、フィンガ毎に受信デ
ータの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を
行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第
1の未知シンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前
記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチ
ャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値
を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、フ
ィンガ毎に前記受信データの既知のパイロットシンボル
のチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推
定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段
と、フィンガ毎に前記第1の未知シンボルチャネル推定
手段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前
記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイ
ロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チ
ャネル推定値を生成する第1の加算手段と、フィンガ毎
に前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの前記
第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシ
ンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボル
チャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を
生成する第2の加算手段と、フィンガ毎に前記第1の加
算手段からの前記第1の仮チャネル推定値の第1の電力
値を算出する第1の電力計算手段と、フィンガ毎に前記
第2の加算手段からの前記第2の仮チャネル推定値の第
2の電力値を算出する第2の電力計算手段と、前記第1
の電力計算手段から受ける全フィンガの前記第1の電力
値を加算して第1の総電力値を生成する第3の加算手段
と、前記第2の電力計算手段から受ける全フィンガの前
記第2の電力値を加算して第2の総電力値を生成する第
4の加算手段と、前記第3の加算手段からの前記第1の
総電力値と前記第4の加算手段からの前記第2の総電力
値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段
と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前
記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮
チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として
選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル
推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波
信号を生成する同期検波手段と、を具備する構成を採
る。
【0016】この構成によれば、少ないパイロットシン
ボル数であっても、未知シンボルを既知のパイロットシ
ンボルとみなしてチャネル推定を行う時に複数のフィン
ガにおけるチャネル推定値の電力値を加算することによ
り、受信品質が低いフィンガであっても、チャネル変動
を高精度に測定することができるから、チャネル推定値
を高精度に算出することができる。
【0017】本発明の受信装置は、受信データを逆拡散
する第1の逆拡散手段と、前記第1の逆拡散手段からの
逆拡散された受信データの未知シンボルの第1のパター
ンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル
推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段
と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信デー
タの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定
を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する
第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記第1の逆
拡散手段からの逆拡散された受信データの既知のパイロ
ットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボ
ルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネ
ル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手
段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記
パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロ
ットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャ
ネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の未
知シンボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シン
ボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル
推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値
とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の
加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第
1及び第2のチャネル推定値の第1の電力値及び第2の
電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値と
の大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、
前記第1の逆拡散手段より1/2チップ早いタイミング
で前記受信データを逆拡散する第2の逆拡散手段と、前
記第1の逆拡散手段より1/2チップ遅いタイミングで
前記受信データを逆拡散する第3の逆拡散手段と、前記
第2及び第3の逆拡散手段からの逆拡散された受信デー
タに基づいて第1の仮アーリーレイト相関信号電力差及
び第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成する第
1及び第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段
と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前
記第1及び第2の仮アーリーレイト相関信号電力差のい
ずれか1つをアーリーレイト相関信号電力差として選択
する選択手段と、を具備する構成を採る。
【0018】この構成によれば、少ないパイロットシン
ボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利
用することによりチャネル推定値を高精度に算出するこ
とができ、また、未知シンボルをアーリーレイト相関信
号電力差の算出に利用することによりノイズ等による誤
判定を減少させることができるから、アーリーレイト相
関信号電力差を高精度に算出することができる。
【0019】本発明の移動局装置は、上記いずれかに記
載の受信装置を具備する構成を採る。
【0020】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する移動局装置を提供することができる。
【0021】本発明の基地局装置は、上記いずれかに記
載の受信装置を具備する構成を採る。
【0022】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する基地局装置を提供することができる。
【0023】本発明の受信方法は、受信データの未知シ
ンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の
未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シン
ボルチャネル推定ステップと、前記受信データの前記未
知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第
2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知
シンボルチャネル推定ステップと、前記受信データの既
知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロ
ットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシン
ボルチャネル推定ステップと、前記第1の未知シンボル
チャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定
値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1
の加算ステップと、前記第2の未知シンボルチャネル推
定値と前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算
して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算ステ
ップと、前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の
電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前
記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成
する比較ステップと、前記比較結果信号に基づいて前記
第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャ
ネル推定値として選択する選択ステップと、前記チャネ
ル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検
波信号を生成する同期検波ステップと、を具備するよう
にした。
【0024】この方法によれば、少ないパイロットシン
ボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利
用することによりノイズ等による推定誤差を減少させる
ことができるから、チャネル推定を高精度に行うことが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、未知シンボルを
既知のパイロットシンボルとみなしてチャネル推定を行
うことによって高精度にチャネル推定を行い、また、ア
ーリーレイト相関信号電力差を高精度に算出することで
ある。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0027】以下、すべての実施の形態においては、フ
レーム構成は、データの未知シンボル(情報シンボル)
の間にスロット周期で既知のパイロットシンボルを挿入
する構成とし、未知シンボルを2シンボル用いる場合に
ついて説明する。未知シンボルを2シンボル用いる場合
に、「00」、「01」、「10」及び「11」の4つ
のパターンについて同様にチャネル変動の測定を行いチ
ャネル推定値を選択するが、以下の実施の形態では、2
シンボルが同じ符号を送られることになっている場合と
し、シンボルが「00」及び「11」の2つのパターン
のみを有する場合を例とする。すなわち、未知シンボル
は、符号が「00」である第1のパターンと符号が「1
1」である第2のパターンとを有する場合を例とする。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
【0029】本発明の実施の形態1に係る受信装置は、
第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未
知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボ
ルチャネル推定手段103、第1の加算手段104、第
2の加算手段105、比較手段106、選択手段107
及び同期検波手段108を具備している。
【0030】第1の加算手段104は、第1の未知シン
ボルチャネル推定手段101及びパイロットシンボルチ
ャネル推定手段103に接続されている。第2の加算手
段105は、第2の未知シンボルチャネル推定手段10
2及びパイロットシンボルチャネル推定手段103に接
続されている。比較手段106は、第1の加算手段10
4及び第2の加算手段105に接続されている。選択手
段107は、第1の加算手段104、第2の加算手段1
05及び比較手段106に接続されている。同期検波手
段108は、選択手段107に接続されている。
【0031】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチ
ャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値
を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段10
2は、受信データの未知シンボルの第2のパターンのチ
ャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値
を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段10
3は、受信データの既知のパイロットシンボルのチャネ
ル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生
成する。
【0032】第1の加算手段104は、第1の未知シン
ボルチャネル推定手段101からの第1の未知シンボル
チャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段
103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加
算して第1の仮チャネル推定値を生成する。第2の加算
手段105は、第2の未知シンボルチャネル推定手段1
02からの第2の未知シンボルチャネル推定値とパイロ
ットシンボルチャネル推定手段103からのパイロット
シンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル
推定値を生成する。
【0033】比較手段106は、第1の加算手段104
及び第2の加算手段105からの第1の仮チャネル推定
値及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2
の電力値を算出し第1の電力値と第2の電力値との大小
を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号
は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応
する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定
値のいずれか1つを選択するように指示する信号であ
る。
【0034】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号に基づいて第1の加算手段104及び第2
の加算手段105から第1の仮チャネル推定値及び前記
第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定
値として選択する。同期検波手段108は、選択手段1
07からのチャネル推定値を用いて受信データを同期検
波して同期検波信号を生成する。
【0035】次に、本発明の実施の形態1に係る受信装
置の動作を図1と共に図2に基づいて具体的に説明す
る。
【0036】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信
未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「0
0」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第
2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シン
ボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの
同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推
定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボル
チャネル推定手段103は、受信データのパイロットシ
ンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネ
ル推定値p(n)を算出する。
【0037】第1の加算手段104は、パイロットシン
ボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「00」の
チャネル推定値q00(n−1)を加算し未知シンボル
「00」の仮チャネル推定値h00(n)を算出する。
第2の加算手段105は、パイロットシンボルチャネル
推定値p(n)と未知シンボル「11」のチャネル推定
値q11(n−1)を加算し未知シンボル「11」の仮
チャネル推定値h11(n)を算出する。
【0038】比較手段106は、算出された仮チャネル
推定値h00(n)及びh11(n)のそれぞれについ
て第1及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の
電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。
【0039】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00
(n)及び仮チャネル推定値h11(n)のうちのいず
れか1つをチャネル推定値として選択し出力する。同期
検波手段108は、選択手段107により選択されたチ
ャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検
波信号を出力する。
【0040】本発明の実施の形態1によれば、少ないパ
イロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネ
ル推定値を利用することによりノイズ等による推定誤差
を減少させることができるから、チャネル推定を高精度
に行うことができる。
【0041】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、図3を参照して詳細に説明する。本発明
の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同
じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図3は、
本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0042】本発明の実施の形態2に係る受信装置は、
第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未
知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボ
ルチャネル推定手段103、第1の乗算手段301、第
2の乗算手段302、第3の乗算手段303、第1の加
算手段104、第2の加算手段105、比較手段10
6、選択手段107及び同期検波手段108を具備して
いる。
【0043】第1の乗算手段301は、第1の未知シン
ボルチャネル推定手段101と第1の加算手段104と
の間に接続されている。第2の乗算手段302は、第2
の未知シンボルチャネル推定手段102と第2の加算手
段105との間に接続されている。第3の乗算手段30
3は、パイロットシンボルチャネル推定手段103と第
1及び第2の加算手段104、105との間に接続され
ている。
【0044】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチ
ャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値
を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段10
2は、受信データの未知シンボルの第2のパターンのチ
ャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値
を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段10
3は、受信データの既知のパイロットシンボルのチャネ
ル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生
成する。
【0045】第1の乗算手段301は、第1の未知シン
ボルチャネル推定手段101により生成された第1の未
知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗
じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成
する。第2の乗算手段302は、第2の未知シンボルチ
ャネル推定手段102により生成された第2の未知シン
ボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第
2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する。
第3の乗算手段303は、パイロットシンボルチャネル
推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定
値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロット
シンボルチャネル推定値を生成する。
【0046】第1の加算手段104は、第1の乗算手段
301からの第1の重み付け未知シンボルチャネル推定
値と第3の乗算手段303からの重み付けパイロットシ
ンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推
定値を生成する。第2の加算手段105は、第2の乗算
手段302からの第2の重み付け未知シンボルチャネル
推定値と第3の乗算手段303からの重み付けパイロッ
トシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネ
ル推定値を生成する。
【0047】比較手段106は、第1及び第2の加算手
段104、105からの第1及び第2の仮チャネル推定
値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し第1の電力
値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生
成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電
力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値
及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択する
ように指示する信号である。
【0048】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号に基づいて第1及び第2の加算手段10
4、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値のい
ずれか1つをチャネル推定値として選択して出力する。
同期検波手段108は、選択手段107からのチャネル
推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号
を生成して出力する。
【0049】次に、本発明の実施の形態2に係る受信装
置の動作を図3と共に図4に基づいて具体的に説明す
る。
【0050】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信
未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「0
0」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第
2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シン
ボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの
同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推
定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボル
チャネル推定手段103は、受信データのパイロットシ
ンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネ
ル推定値p(n)を算出する。
【0051】第1の乗算手段301は、未知シンボルチ
ャネル推定値q00(n−1)と重み付け係数aを乗算
して重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q00
(n−1)を算出する。第2の乗算手段302は、未知
シンボルチャネル推定値q11(n−1)と重み付け係
数aを乗算して重み付け未知シンボルチャネル推定値a
*q11(n−1)を算出する。第3の乗算手段303
は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と重み
付け係数bを乗算して重み付けパイロットシンボルチャ
ネル推定値b*p(n)を算出する。ここで、重み付け
のための重み付け係数a、bは、パイロットシンボルチ
ャネル推定手段103、第1及び第2の未知シンボルチ
ャネル推定手段101、102でのそれぞれの同相加算
対象シンボル数などにより決定する。
【0052】加算手段104は、重み付けパイロットシ
ンボルチャネル推定値b*p(n)と重み付け未知シン
ボルチャネル推定値a*q00(n−1)を加算し、未
知シンボルを「00」と仮定した仮チャネル推定値h0
0(n)を算出する。加算手段105は、重み付けパイ
ロットシンボルチャネル推定値b*p(n)と重み付け
未知シンボルチャネル推定値a*q11(n−1)を加
算し、未知シンボルを「11」と仮定した仮チャネル推
定値h11(n)を算出する。
【0053】比較手段106は、算出された仮チャネル
推定値h00(n)、h11(n)のそれぞれについて
第1及び第2の電力値を算出し、第1の電力値と第2の
電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。こ
の比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち
大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の
仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示
する信号である。
【0054】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00
(n)及び仮チャネル推定値h11(n)のうちのいず
れか1つをチャネル推定値として選択し出力する。同期
検波手段108は、選択手段107により選択されたチ
ャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検
波信号を生成して出力する。
【0055】なお、重み付けのための重み付け係数a、
bは、受信状態を評価した受信品質測定結果で値を変更
してもよい。この場合、受信状態が良くない場合はシン
ボル誤りが生じる可能性があるため未知シンボルチャネ
ル推定値に対する重み付けaを小さくすることにより誤
判定による性能劣化を減少することができる。
【0056】本発明の実施の形態2によれば、少ないパ
イロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネ
ル推定値を利用することにより、また、パイロットシン
ボルチャネル推定値及び未知シンボルチャネル推定値に
個別の重み付け係数を乗算することにより、受信状態に
合ったチャネル推定値を高精度に算出することができ
る。
【0057】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について、図5を参照して詳細に説明する。本発明
の実施の形態3においては、本発明の実施の形態2と同
じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図5は、
本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0058】本発明の実施の形態3に係る受信装置は、
第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未
知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボ
ルチャネル推定手段103、チャネル推定値保持手段5
01、第1の乗算手段301、第2の乗算手段302、
第3の乗算手段303、第4の乗算手段502、第1の
加算手段104、第2の加算手段105、比較手段10
6、選択手段107及び同期検波手段108を具備して
いる。
【0059】チャネル推定値保持手段501は、選択手
段107の出力端子に接続されている。チャネル推定値
保持手段501は、選択手段107から順次に出力され
るチャネル推定値を順義に保持する。選択手段107か
ら順次に出力されるチャネル推定値は、第1の未知シン
ボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャ
ネル推定手段102及びパイロットシンボルチャネル推
定手段103において処理されているチャネル推定値に
対して受信データの過去のチャネル推定値である。第4
の乗算手段502の入力端子は、チャネル推定値保持手
段501の出力端子に接続されている。第4の乗算手段
502の出力端子は、第1の加算手段104及び第2の
加算手段105に接続されている。
【0060】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチ
ャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値
を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段10
2は、受信データの未知シンボルの第2のパターンのチ
ャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値
を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段10
3は、受信データの既知のパイロットシンボルのチャネ
ル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生
成する。
【0061】第1の乗算手段301は、第1の未知シン
ボルチャネル推定手段101により生成された第1の未
知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗
じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成
する。第2の乗算手段302は、第2の未知シンボルチ
ャネル推定手段102により生成された第2の未知シン
ボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第
2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する。
第3の乗算手段303は、パイロットシンボルチャネル
推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定
値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロット
シンボルチャネル推定値を生成する。第4の乗算手段5
02は、チャネル推定値保持手段501に保持された過
去のチャネル推定値に第3の重み付け係数cを乗じて重
み付け過去チャネル推定値を生成する。
【0062】第1の加算手段104は、第1の乗算手段
301からの第1の重み付け未知シンボルチャネル推定
値と第3の乗算手段303からの重み付けパイロットシ
ンボルチャネル推定値と第4の乗算手段502からの重
み付け過去チャネル推定値とを加算して第1の仮チャネ
ル推定値を生成する。第2の加算手段105は、第2の
乗算手段302からの第2の重み付け未知シンボルチャ
ネル推定値と第3の乗算手段303からの重み付けパイ
ロットシンボルチャネル推定値と第4の乗算手段502
からの重み付け過去チャネル推定値とを加算して第2の
仮チャネル推定値を生成する。
【0063】比較手段106は、第1及び第2の加算手
段104、105からの第1及び第2の仮チャネル推定
値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し第1の電力
値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生
成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電
力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値
及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択する
ように指示する信号である。
【0064】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号に基づいて第1及び第2の加算手段10
4、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値のい
ずれか1つをチャネル推定値として選択する。同期検波
手段108は、選択手段107からのチャネル推定値を
用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成し
て出力する。
【0065】次に、本発明の実施の形態3に係る受信装
置の動作を図5と共に図6に基づいて具体的に説明す
る。
【0066】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信
未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「0
0」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第
2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シン
ボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの
同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推
定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボル
チャネル推定手段103は、受信データのパイロットシ
ンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネ
ル推定値p(n)を算出する。
【0067】第1の乗算手段301は、未知シンボルチ
ャネル推定値q00(n−1)と重み付け係数aを乗算
して重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q00
(n−1)を算出する。第2の乗算手段302は、未知
シンボルチャネル推定値q11(n−1)と重み付け係
数aを乗算して重み付け未知シンボルチャネル推定値a
*q11(n−1)を算出する。第3の乗算手段303
は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と重み
付け係数bを乗算して重み付けパイロットシンボルチャ
ネル推定値b*p(n)を算出する。第4の乗算手段5
02は、直前のスロットn−1で算出したチャネル推定
値h(n−1)と重み付け係数cを乗算し、重み付け過
去チャネル推定値c*h(n−1)を算出する。ここ
で、重み付けのための重み付け係数a、b、cは、パイ
ロットシンボルチャネル推定手段103、第1及び第2
の未知シンボルチャネル推定手段101、102でのそ
れぞれの同相加算対象シンボル数などにより決定する。
【0068】第1の加算手段104は、重み付けパイロ
ットシンボルチャネル推定値b*p(n)と重み付け未
知シンボルチャネル推定値a*q00(n−1)と重み
付け過去チャネル推定値c*h(n−1)とを加算し、
未知シンボルを「00」と仮定した仮チャネル推定値h
00(n)を算出する。第2の加算手段105は、重み
付けパイロットシンボルチャネル推定値b*p(n)と
重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q11(n−
1)と重み付け過去チャネル推定値c*h(n−1)と
を加算し、未知シンボルを「11」と仮定した仮チャネ
ル推定値h11(n)を算出する。
【0069】比較手段106は、算出された仮チャネル
推定値h00(n)及びh11(n)のそれぞれについ
て第1及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の
電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。こ
の比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち
大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の
仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示
する信号である。
【0070】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00
(n)及びh11(n)のうちのいずれか1つをチャネ
ル推定値として選択し出力する。同期検波手段108
は、選択手段107により選択されたチャネル推定値を
用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成し
て出力する。
【0071】なお、重み付けのための重み付け係数a、
b、cは、受信状態を評価した受信品質測定結果で値を
変更してもよい。この場合、受信状態がよくない場合は
シンボル誤りが生じる可能性があるため未知シンボルチ
ャネル推定値に対する重み付け係数aを小さくすること
により誤判定による性能劣化を減少することができる。
【0072】また、重み付けのための重み付け係数a、
bと重み付け係数cの比率は、受信シンボルの位相変動
量を測定した結果で変更してもよい。この場合、位相変
動量が大きい場合は重み付け係数cの比率を小さくする
ことにより過去のチャネル推定値の重みを小さくできる
から、位相変動に対する追従を早くすることができる。
【0073】本発明の実施の形態3によれば、少ないパ
イロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネ
ル推定値及び過去のチャネル推定値を利用することによ
り、また、パイロットシンボルチャネル推定値、未知シ
ンボルチャネル推定値及び過去のチャネル推定値に個別
の重み付け係数を乗算することにより、受信状態に合っ
たチャネル推定値を高精度に算出することができる。
【0074】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4について、図7を参照して詳細に説明する。本発明
の実施の形態4においては、本発明の実施の形態1と同
じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図7は、
本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0075】本発明の実施の形態4に係る受信装置は、
第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未
知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボ
ルチャネル推定手段103、第1の加算手段104、第
2の加算手段105、第1の電力計算手段701、第2
の電力計算手段702、第3の加算手段703、第4の
加算手段704、比較手段106、選択手段107及び
同期検波手段108を具備している。
【0076】第1の電力計算手段701は、第1の加算
手段104に接続されている。第2の電力計算手段70
2は、第2の加算手段105に接続されている。第3の
加算手段703は、第1の電力計算手段701と比較手
段106との間に接続されている。第4の加算手段70
4は、第2の電力計算手段702と比較手段106との
間に接続されている。
【0077】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、フィンガ毎に受信データの未知シンボルの第1の
パターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチ
ャネル推定値を生成する。第2の未知シンボルチャネル
推定手段102は、フィンガ毎に受信データの未知シン
ボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未
知シンボルチャネル推定値を生成する。パイロットシン
ボルチャネル推定手段103は、フィンガ毎に受信デー
タの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行って
パイロットシンボルチャネル推定値を生成する。
【0078】第1の加算手段104は、フィンガ毎に第
1の未知シンボルチャネル推定手段101からの第1の
未知シンボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャ
ネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル
推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成す
る。第2の加算手段105は、フィンガ毎に第2の未知
シンボルチャネル推定手段102からの第2の未知シン
ボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定
手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値と
を加算して第2の仮チャネル推定値を生成する。
【0079】第1の電力計算手段701は、フィンガ毎
に第1の加算手段104からの第1の仮チャネル推定値
の第1の電力値を算出する。第2の電力計算手段702
は、フィンガ毎に第2の加算手段105からの第2の仮
チャネル推定値の第2の電力値を算出する。第3の加算
手段703は、第1の電力計算手段701から受ける全
フィンガの第1の電力値を加算して第1の総電力値を生
成する。第4の加算手段704は、第2の電力計算手段
702から受ける全フィンガの第2の電力値を加算して
第2の総電力値を生成する。
【0080】比較手段106は、第3の加算手段703
からの第1の総電力値と第4の加算手段704からの第
2の総電力値との大小を比較して比較結果信号を生成す
る。この比較結果信号は、第1の総電力値と第2の総電
力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値
及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択する
ように指示する信号である。
【0081】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号に基づいて第1及び第2の加算手段10
4、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値のい
ずれか1つをチャネル推定値として選択する。同期検波
手段108は、選択手段107からのチャネル推定値を
用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成し
て出力する。
【0082】次に、本発明の実施の形態4に係る受信装
置の動作を図7に基づいて具体的に説明する。
【0083】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信
未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「0
0」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第
2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シン
ボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの
同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推
定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボル
チャネル推定手段103は、受信データのパイロットシ
ンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネ
ル推定値p(n)を算出する。
【0084】第1の加算手段104は、パイロットシン
ボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「00」の
チャネル推定値q00(n−1)を加算し未知シンボル
「00」の仮チャネル推定値h00(n)を算出する。
第2の加算手段105は、パイロットシンボルチャネル
推定値p(n)と未知シンボル「11」のチャネル推定
値q11(n−1)を加算し未知シンボル「11」の仮
チャネル推定値h11(n)を算出する。
【0085】第1の電力計算手段701は、仮チャネル
推定値h00(n)の電力値E00(n)を算出する。
第2の電力計算手段702は、仮チャネル推定値h11
(n)の電力値E11(n)を算出する。第3の加算手
段703は、第1の電力計算手段701により算出され
た電力値E00(n)を有効な全フィンガで加算して電
力値P00(n)を算出する。第4の加算手段704
は、第2の電力計算手段702により算出された電力値
E11(n)を有効な全フィンガで加算して電力値P1
1(n)を算出する。
【0086】比較手段106は、電力値P00(n)と
電力値P11(n)との大小を比較して比較結果信号を
生成する。この比較結果信号は、第1の総電力値{電力
値P00(n)}と第2の総電力値{電力値P11
(n)}のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推
定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択
するように指示する信号である。
【0087】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00
(n)及びh11(n)のうちのいずれかをチャネル推
定値として選択し出力する。同期検波手段108は、選
択手段107により選択されたチャネル推定値を用いて
受信データを同期検波して同期検波信号を生成して出力
する。
【0088】本発明の実施の形態4によれば、少ないパ
イロットシンボル数であっても、未知シンボルを既知の
パイロットシンボルとみなしてチャネル推定を行う時に
複数のフィンガにおけるチャネル推定値の電力値を加算
することにより、受信品質が低いフィンガであっても、
チャネル変動を高精度に測定することができるから、チ
ャネル推定値を高精度に算出することができる。
【0089】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5について、図8を参照して詳細に説明する。本発明
の実施の形態5においては、本発明の実施の形態1と同
じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図8は、
本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0090】本発明の実施の形態5に係る受信装置は、
第1の逆拡散手段801、第2の逆拡散手段802、第
3の逆拡散手段803、第1の未知シンボルチャネル推
定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段1
02、パイロットシンボルチャネル推定手段103、第
1の加算手段104、第2の加算手段105、比較手段
106、第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段
804、第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段
805及び選択手段107を具備している。
【0091】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1、第2の未知シンボルチャネル推定手段102及びパ
イロットシンボルチャネル推定手段103は、第1の逆
拡散手段801に接続されている。第1のアーリーレイ
ト相関信号電力差算出手段804は、第2の逆拡散手段
802、第3の逆拡散手段803及び選択手段107と
の間に接続されている。第2のアーリーレイト相関信号
電力差算出手段805は、第2の逆拡散手段802、第
3の逆拡散手段803及び選択手段107との間に接続
されている。
【0092】第1の逆拡散手段801は、受信データを
逆拡散する。第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、第1の逆拡散手段801からの逆拡散された受信
データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定
を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成す
る。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、第
1の逆拡散手段801からの逆拡散された受信データの
未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って
第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する。パイロ
ットシンボルチャネル推定手段103は、第1の逆拡散
手段801からの逆拡散された受信データの既知のパイ
ロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシン
ボルチャネル推定値を生成する。
【0093】第1の加算手段104は、第1の未知シン
ボルチャネル推定手段101からの第1の未知シンボル
チャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段
103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加
算して第1の仮チャネル推定値を生成する。第2の加算
手段105は、第2の未知シンボルチャネル推定手段1
02からの第2の未知シンボルチャネル推定値とパイロ
ットシンボルチャネル推定手段103からのパイロット
シンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル
推定値を生成する。
【0094】比較手段106は、第1及び第2の加算手
段104、105からの第1及び第2のチャネル推定値
の第1の電力値及び第2の電力値を算出し第1の電力値
と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成
する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力
値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及
び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するよ
うに指示する信号である。
【0095】第2の逆拡散手段802は、第1の逆拡散
手段801より1/2チップ早いタイミングで受信デー
タを逆拡散する。第3の逆拡散手段803は、第1の逆
拡散手段801より1/2チップ遅いタイミングで受信
データを逆拡散する。第1のアーリーレイト相関信号電
力差算出手段804は、第2及び第3の逆拡散手段80
2、803からの逆拡散された受信データに基づいて第
1の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成する。
【0096】すなわち、第1のアーリーレイト相関信号
電力差算出手段804は、第2の逆拡散手段802によ
るアーリー相関信号内のパイロットシンボルに対応する
受信データの同相加算結果と未知シンボルを第1のパタ
ーンと仮定した第1の同相加算結果を加算して第1の合
計同相加算結果を生成しこの第1の合計同相加算結果の
電力値を未知シンボルの第1のパターンの第1の仮アー
リー相関信号電力値とし、また、第3の逆拡散手段80
3によるレイト相関信号内のパイロットシンボルに対応
する受信データの同相加算結果と未知シンボルを第1の
パターンと仮定した第2の同相加算結果を加算して第2
の合計同相加算結果を生成しこの第2の合計同相加算結
果の電力値を未知シンボルの第1のパターンの第1の仮
レイト相関信号電力値とし、かつ、第1の仮アーリー相
関信号電力値から第1の仮レイト相関信号電力値を減算
した第1の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成して
出力する。
【0097】第2のアーリーレイト相関信号電力差算出
手段805は、第2及び第3の逆拡散手段802、80
3からの逆拡散された受信データに基づいて第2の仮ア
ーリーレイト相関信号電力差を生成する。
【0098】すなわち、第2のアーリーレイト相関信号
電力差算出手段805は、第2の逆拡散手段802によ
るアーリー相関信号内のパイロットシンボルに対応する
受信データの同相加算結果と未知シンボルを第2のパタ
ーンと仮定した第3の同相加算結果を加算して第3の合
計同相加算結果を生成しこの第3の合計同相加算結果の
電力値を未知シンボルの第2のパターンの第2の仮アー
リー相関信号電力値とし、また、第3の逆拡散手段80
3によるレイト相関信号内のパイロットシンボルに対応
する受信データの同相加算結果と未知シンボルを第2の
パターンと仮定した第4の同相加算結果を加算して第4
の合計同相加算結果を生成しこの第4の合計同相加算結
果の電力値を未知シンボルの第2のパターンの第2のレ
イト相関信号電力値とし、かつ、第2の仮アーリー相関
信号電力値から第2の仮レイト相関信号電力値を減算し
た第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成して出
力する。
【0099】選択手段107は、比較手段106からの
比較結果信号に基づいて第1及び第2の仮アーリーレイ
ト相関信号電力差のいずれか1つをアーリーレイト相関
信号電力差として選択して出力する。
【0100】次に、本発明の実施の形態5に係る受信装
置の動作を図8に基づいて具体的に説明する。
【0101】第1の未知シンボルチャネル推定手段10
1は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信
未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「0
0」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第
2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シン
ボルパターンを「11」と仮定した未知シンボルの同相
加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推定値
q11(n−1)を算出する。パイロットシンボルチャ
ネル推定手段103は、受信データのパイロットシンボ
ルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネル推
定値p(n)を算出する。
【0102】第1の加算手段104は、パイロットシン
ボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「00」の
チャネル推定値q00(n−1)を加算し未知シンボル
「00」の仮チャネル推定値h00(n)を算出する。
第2の加算手段105は、パイロットシンボルチャネル
推定値p(n)と未知シンボル「11」のチャネル推定
値q11(n−1)を加算し未知シンボル「11」の仮
チャネル推定値h11(n)を算出する。
【0103】比較手段106は、算出された仮チャネル
推定値h00(n)及びh11(n)のそれぞれについ
て第1及び第2の電力値を算出し、第1の電力値と第2
の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。
この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のう
ち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2
の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指
示する信号である。
【0104】第1のアーリーレイト相関信号電力差算出
手段804は、第2の逆拡散手段802によるアーリー
相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データ
の同相加算結果と未知シンボルを「00」と仮定した第
1の同相加算結果を加算して第1の合計同相加算結果を
生成しこの第1の合計同相加算結果の電力値を未知シン
ボル「00」の第1の仮アーリー相関信号電力値とし、
また、第3の逆拡散手段803によるレイト相関信号内
のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算
結果と未知シンボルを「00」と仮定した第2の同相加
算結果を加算して第2の合計同相加算結果を生成しこの
第2の合計同相加算結果の電力値を未知シンボル「0
0」の第1の仮レイト相関信号電力値とし、かつ、第1
の仮アーリー相関信号電力値から第1の仮レイト相関信
号電力値を減算した第1の仮アーリーレイト相関信号電
力差を生成して出力する。
【0105】第2のアーリーレイト相関信号電力差算出
手段805は、第2の逆拡散手段802によるアーリー
相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データ
の同相加算結果と未知シンボルを「11」と仮定した第
3の同相加算結果を加算して第3の合計同相加算結果を
生成しこの第3の合計同相加算結果の電力値を未知シン
ボル「11」の第2の仮アーリー相関信号電力値とし、
また、第3の逆拡散手段803によるレイト相関信号内
のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算
結果と未知シンボルを「11」と仮定した第4の同相加
算結果を加算して第4の合計同相加算結果を生成しこの
4の合計同相加算結果の電力値を未知シンボル「11」
の第2のレイト相関信号電力値とし、かつ、第2の仮ア
ーリー相関信号電力値から第2の仮レイト相関信号電力
値を減算した第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を
生成して出力する。
【0106】選択手段107は、比較手段からの比較結
果信号より指定された未知シンボル「00」の第1の仮
アーリーレイト相関信号電力差、及び、未知シンボル
「11」の第2の仮アーリーレイト相関信号電力差のう
ちのいずれか1つをアーリーレイト相関信号電力差とし
て選択して出力する。
【0107】本発明の実施の形態5によれば、少ないパ
イロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネ
ル推定値を利用することによりチャネル推定値を高精度
に算出することができ、また、未知シンボルをアーリー
レイト相関信号電力差の算出に利用することによりノイ
ズ等による誤判定を減少させることができるから、アー
リーレイト相関信号電力差を高精度に算出することがで
きる。
【0108】なお、上記各実施の形態に係る受信装置
は、移動通信システムにおける移動局装置や基地局装置
に搭載することができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
未知シンボルを既知のパイロットシンボルとみなしてチ
ャネル推定を行うことによって、少ないパイロットシン
ボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利
用することによりチャネル推定値を高精度に算出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る受信装置の動作を
説明するための図
【図3】本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る受信装置の動作を
説明するための図
【図5】本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る受信装置の動作を
説明するための図
【図7】本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図9】従来の受信装置の構成を示すブロック図
【図10】図9の従来の受信装置において用いられるデ
ータのスロットフォーマットを説明するための図
【符号の説明】
101 第1の未知シンボルチャネル推定手段 102 第2の未知シンボルチャネル推定手段 103 パイロットシンボルチャネル推定手段 104 第1の加算手段 105 第2の加算手段 106 比較手段 107 選択手段 108 同期検波手段 301 第1の乗算手段 302 第2の乗算手段 303 第3の乗算手段 501 チャネル推定値保持手段 502 第4の乗算手段 701 第1の電力計算手段 702 第2の電力計算手段 703 第3の加算手段 704 第4の加算手段 801 第1の逆拡散手段 802 第2の逆拡散手段 803 第3の逆拡散手段 804 第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段 805 第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 敬 石川県金沢市西念一丁目1番3号 株式会 社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 金谷 浩幸 石川県金沢市西念一丁目1番3号 株式会 社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 山田 大輔 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 EE32 EE36 5K047 AA03 BB01 GG34 HH04 HH15 HH42 MM12 MM62 5K067 AA23 BB04 DD25 EE02 EE10 HH21 HH22 JJ13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データの未知シンボルの第1のパタ
    ーンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手
    段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパタ
    ーンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手
    段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチ
    ャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値
    を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前
    記第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1
    の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボ
    ルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャ
    ネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成
    する第1の加算手段と、前記第2の未知シンボルチャネ
    ル推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定
    値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前
    記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2
    の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記
    第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チ
    ャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し
    前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較し
    て比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段か
    らの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加
    算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のい
    ずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段
    と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前
    記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同
    期検波手段と、を具備することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 受信データの未知シンボルの第1のパタ
    ーンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手
    段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパタ
    ーンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手
    段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチ
    ャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値
    を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前
    記第1の未知シンボルチャネル推定手段により生成され
    た前記第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み
    付け係数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第1の乗算手段と、前記第2の未知
    シンボルチャネル推定手段により生成された前記第2の
    未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを
    乗じて第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生
    成する第2の乗算手段と、前記パイロットシンボルチャ
    ネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推
    定値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロッ
    トシンボルチャネル推定値を生成する第3の乗算手段
    と、前記第1の乗算手段からの前記第1の重み付け未知
    シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前
    記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算
    して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段
    と、前記第2の乗算手段からの前記第2の重み付け未知
    シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前
    記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算
    して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段
    と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第
    2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値
    を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小
    を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比
    較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び
    第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推
    定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選
    択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用
    いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成
    する同期検波手段と、を具備することを特徴とする受信
    装置。
  3. 【請求項3】 受信データの未知シンボルの第1のパタ
    ーンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手
    段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパタ
    ーンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手
    段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチ
    ャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値
    を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前
    記受信データの過去のチャネル推定値を保持しているチ
    ャネル推定値保持手段と、前記第1の未知シンボルチャ
    ネル推定手段により生成された前記第1の未知シンボル
    チャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の
    重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の
    乗算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段
    により生成された前記第2の未知シンボルチャネル推定
    値に第1の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知
    シンボルチャネル推定値を生成する第2の乗算手段と、
    前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パ
    イロットシンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数
    bを乗じて重み付けパイロットシンボルチャネル推定値
    を生成する第3の乗算手段と、前記チャネル推定値保持
    手段に保持された前記過去のチャネル推定値に第3の重
    み付け係数cを乗じて重み付け過去チャネル推定値を生
    成する第4の乗算手段と、前記第1の乗算手段からの前
    記第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第
    3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチ
    ャネル推定値と前記第4の乗算手段からの前記重み付け
    過去チャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定
    値を生成する第1の加算手段と、前記第2の乗算手段か
    らの前記第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と
    前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシン
    ボルチャネル推定値と前記第4の乗算手段からの前記重
    み付け過去チャネル推定値とを加算して第2の仮チャネ
    ル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第
    2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定
    値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の
    電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果
    信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比
    較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段から
    の前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つ
    をチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択
    手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データ
    を同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段
    と、を具備することを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 フィンガ毎に受信データの未知シンボル
    の第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シ
    ンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチ
    ャネル推定手段と、フィンガ毎に前記受信データの前記
    未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って
    第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未
    知シンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記受信
    データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行
    ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイ
    ロットシンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記
    第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の
    未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボル
    チャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネ
    ル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成す
    る第1の加算手段と、フィンガ毎に前記第2の未知シン
    ボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シンボルチ
    ャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手
    段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加
    算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手
    段と、フィンガ毎に前記第1の加算手段からの前記第1
    の仮チャネル推定値の第1の電力値を算出する第1の電
    力計算手段と、フィンガ毎に前記第2の加算手段からの
    前記第2の仮チャネル推定値の第2の電力値を算出する
    第2の電力計算手段と、前記第1の電力計算手段から受
    ける全フィンガの前記第1の電力値を加算して第1の総
    電力値を生成する第3の加算手段と、前記第2の電力計
    算手段から受ける全フィンガの前記第2の電力値を加算
    して第2の総電力値を生成する第4の加算手段と、前記
    第3の加算手段からの前記第1の総電力値と前記第4の
    加算手段からの前記第2の総電力値との大小を比較して
    比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段から
    の前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算
    手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいず
    れか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、
    前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受
    信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検
    波手段と、を具備することを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 受信データを逆拡散する第1の逆拡散手
    段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信デ
    ータの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を
    行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第
    1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記第1の逆拡
    散手段からの逆拡散された受信データの前記未知シンボ
    ルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知
    シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボル
    チャネル推定手段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡
    散された受信データの既知のパイロットシンボルのチャ
    ネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を
    生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記
    第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の
    未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボル
    チャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネ
    ル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成す
    る第1の加算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル
    推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定値
    と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記
    パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の
    仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第
    1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2のチャネ
    ル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記
    第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比
    較結果信号を生成する比較手段と、前記第1の逆拡散手
    段より1/2チップ早いタイミングで前記受信データを
    逆拡散する第2の逆拡散手段と、前記第1の逆拡散手段
    より1/2チップ遅いタイミングで前記受信データを逆
    拡散する第3の逆拡散手段と、前記第2及び第3の逆拡
    散手段からの逆拡散された受信データに基づいて第1の
    仮アーリーレイト相関信号電力差及び第2の仮アーリー
    レイト相関信号電力差を生成する第1及び第2のアーリ
    ーレイト相関信号電力差算出手段と、前記比較手段から
    の前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮ア
    ーリーレイト相関信号電力差のいずれか1つをアーリー
    レイト相関信号電力差として選択する選択手段と、を具
    備することを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の受信装置を具備する移動局装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の受信装置を具備する基地局装置。
  8. 【請求項8】 受信データの未知シンボルの第1のパタ
    ーンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネ
    ル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定ス
    テップと、前記受信データの前記未知シンボルの第2の
    パターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチ
    ャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推
    定ステップと、前記受信データの既知のパイロットシン
    ボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネ
    ル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定ス
    テップと、前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前
    記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1
    の仮チャネル推定値を生成する第1の加算ステップと、
    前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロッ
    トシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネ
    ル推定値を生成する第2の加算ステップと、前記第1及
    び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電
    力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との
    大小を比較して比較結果信号を生成する比較ステップ
    と、前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮
    チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として
    選択する選択ステップと、前記チャネル推定値を用いて
    前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する
    同期検波ステップと、を具備することを特徴とする受信
    方法。
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