JP2003163555A - 高周波可変利得増幅装置および通信機器 - Google Patents

高周波可変利得増幅装置および通信機器

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JP2003163555A
JP2003163555A JP2001360542A JP2001360542A JP2003163555A JP 2003163555 A JP2003163555 A JP 2003163555A JP 2001360542 A JP2001360542 A JP 2001360542A JP 2001360542 A JP2001360542 A JP 2001360542A JP 2003163555 A JP2003163555 A JP 2003163555A
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switch
high frequency
resistor
amplifier circuit
input
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JP2001360542A
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English (en)
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Masahiro Kumakawa
正啓 熊川
Toshibumi Nakatani
俊文 中谷
Junji Ito
順治 伊藤
Hideo Nakano
秀夫 中野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波可変利得増幅装置の信号バイパス回路
部にある漏れ電流の経路を遮断し、漏れ電流を低減す
る。 【解決手段】 高周波可変利得増幅装置1Aの信号バイ
パス回路20は、ゲートが電圧制御端子P3に接続され
ドレインが増幅器10の入力端子に接続された高周波ス
イッチ22と、ゲートが電圧制御端子P4に接続されソ
ースが増幅器10の出力端子と出力側コンデンサとの間
に接続された高周波スイッチ23と、高周波スイッチ2
2のソースと高周波スイッチ23のドレインを接続する
高周波信号減衰用の抵抗器24を有し、高周波スイッチ
23が高利得モード動作時の漏れ電流を低減し、雑音特
性の劣化を防止する構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波可変利得装
置に関し、特に利得切換用のスイッチ素子のオフ時に雑
音指数が劣化しない高周波可変利得増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機に代表される無線通信システ
ムの受信機器における初段増幅回路には、微弱信号を受
信する場合は低雑音性及び高利得特性が要求され、大信
号を受信する場合は低歪み性及び低利得特性が要求され
る。特に近年の移動体通信では基地局と端末の距離の関
係で受信時の電界強度が大きく変化するため、受信機器
には大きなダイナミックレンジが必要となり、その結
果、受信フロントエンド部の低雑音増幅器には利得制御
機能が必要となる。
【0003】このような利得制御機能を有する増幅回路
の一例として特開平10−173453号公報に記載さ
れている高周波可変利得増幅装置が有る。
【0004】図11は前記公報に開示された高周波可変
利得増幅装置である。
【0005】図11に示すように高周波可変利得増幅装
置300は、増幅素子311、増幅回路30の信号バイ
パス回路部の開閉を行う電界効果トランジスタからなる
高周波スイッチ320から構成されている。
【0006】増幅素子311と入力端子Tiとの間に
は、直流遮断用コンデンサCiと入力整合回路312が
接続され、増幅素子311と出力端子Toとの間には直
流遮断用のコンデンサCoと出力整合回路314が接続
されている。
【0007】高周波可変利得増幅装置300はソース接
地接続のFETからなる増幅素子311を含み、そのゲ
ートには入力整合回路312を介して入力端子Tiより
高周波信号が供給されると共にゲートバイアス電圧Vg
gが供給される。増幅素子311のドレインは出力整合
回路314を介して出力端子Toに増幅信号を出力する
と共に、ドレインバイアス切換スイッチ305と接続さ
れる。切換スイッチ305は、電源電圧と接続される第
1の入力ノードaと、第2の入力ノードbとを有してお
り、これらノードa、bの切換は送信電力制御情報、ま
たは、受信信号の信号レベルに応じて動作する給電制御
回路307によって行われる。高周波スイッチ素子32
0にはディプレッション型のFETが用いられており、
そのドレインは入力整合回路312と直流遮断用コンデ
ンサCiを介して入力端子Tiと接続され、そのソース
は増幅素子311のドレインと接続され、ゲートは抵抗
器を介して設置される。
【0008】このように構成された従来の高周波可変利
得増幅装置300は、切換スイッチ回路305が第1の
入力ノードaと接続され、増幅回路にVccが供給され
て増幅素子311は動作状態となり、前記高周波スイッ
チ36がオフ状態となり信号バイパス部が開放状態とな
るため、高利得動作モードとなる。逆に、切換スイッチ
回路305が第2の入力ノードbと接続されると、増幅
素子311には電源電圧が供給されないため増幅回路は
オフ状態となり、さらに前記高周波スイッチをオンにす
ることにより信号バイパス回路がオンになり、入力され
た高周波信号が増幅されない低利得動作モードとなる。
【0009】従って、入力される高周波信号の信号レベ
ルが所定のレベルよりも低い場合には高利得動作モード
に切換え、入力される高周波信号の信号レベルが所定の
レベルよりも高い場合には低利得動作モードに切換える
ことにより、ダイナミックレンジが大きい高周波信号に
対応できる高周波可変利得増幅装置を実現することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高周波可変利得増幅装置は利得切換スイッチがオフに切
換えられた高利得動作モードの時に、信号バイパス部の
抵抗器とシリコン基板間の浮遊容量によって、増幅器へ
の負帰還経路を流れる信号が信号バイパス部とこの浮遊
容量を通過してシリコン基板に流れることによる漏れ電
流を生じ、この漏れ電流によって雑音特性が劣化すると
いう問題点があった。
【0011】本発明は前記従来の問題を解決し、利得切
換スイッチがオフ時の高利得動作モードにおいて、信号
バイパス回路部を通過してシリコン基板に流れる漏れ電
流を低減し、雑音特性が劣化しないことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は高周波可変利得増幅装置における信号バイ
パス回路部の漏れ電流の経路を切断して、漏れ電流を低
減することにより雑音特性が劣化しないことを目的とす
る。
【0013】具体的に本発明に係る第1の高周波可変利
得増幅装置(請求項1)は、増幅回路と、増幅器と第1の
抵抗器に並列に接続された、第1のスイッチ、第2のスイ
ッチ及び第1と第2のスイッチの間に挿入された第1の抵
抗器が直列に接続される信号バイパス回路を備え、第1
のスイッチと第2のスイッチは同時にオン、または、オ
フになり、増幅回路は、第1と第2のスイッチがオン状
態の場合はオフになり動作せず、第1と第2のスイッチ
がオフ状態の場合にオンになり動作する。
【0014】第1の高周波可変利得増幅装置によると、
第1と第2のスイッチがオフ状態で増幅回路がオン状態
の場合すなわち高利得モード動作のとき、第2のスイッ
チがオフ状態にあるので、信号バイパス部の抵抗器とシ
リコン基板間の浮遊容量による漏れ電流経路が遮断さ
れ、これにより漏れ電流は低減し雑音特性が劣化しな
い。
【0015】第1の高周波可変利得増幅装置において増
幅回路(請求項2)はバイポーラトランジスタを有し、バ
イポーラトランジスタのベースに増幅回路の入力信号が
入力され、バイポーラトランジスタのコレクタから増幅
回路の出力信号が出力されることが好ましい。
【0016】第1の高周波可変利得増幅装置において、
増幅回路(請求項3)が、第1のバイポーラトランジス
タと、エミッタが第1のトランジスタのコレクタと接続
された第2のバイポーラトランジスタを有し、第1のバ
イポーラトランジスタのベースに増幅回路の入力信号が
入力され、第2のバイポーラトランジスタのコレクタか
ら増幅回路の出力信号が出力されることが好ましい。こ
のようにすると第1及び第2のバイポーラトランジスタ
がカスコード接続となるため、より高い周波数を持つ信
号の増幅を行える。その上第2のバイポーラトランジス
タのベース電位をほぼ0とすると、第1のバイポーラト
ランジスタに強電界の信号が入力されても第2のバイポ
ーラトランジスタは動作しない。
【0017】第1の高周波可変利得増幅装置において、
増幅回路の入力端子と第1のスイッチとの間にはストリ
ップ線路が設けられていることが好ましい。このように
すると、ストリップ線路における特性インピーダンス又
は線路長等を適切な値に設定することにより、増幅回路
の入力インピーダンスの値を変えることができるため、
高利得動作モード時と低利得動作モード時の入出力イン
ピーダンスの値を近づけることができるので、高利得及
び低利得の両動作モード時に入出力端子におけるインピ
ーダンスの不整合による損失を低減できる。また、増幅
回路の出力端子と第2のスイッチとの間にはストリップ
線路が設けられていることが好ましい。
【0018】第1の高周波可変利得増幅装置において、
増幅回路の出力端子と第2のスイッチとの間にはストリ
ップ線路が設けられていることが好ましい(請求項
4)。
【0019】または、第1の高周波可変利得増幅装置に
おいて、増幅回路の入力端子と第1のスイッチとの間に
はコプレーナ線路が設けられていることが好ましい(請
求項4)。
【0020】または、第1の高周波可変利得増幅装置に
おいて、増幅回路の出力端子と第2のスイッチとの間に
はコプレーナ線路が設けられていることが好ましい(請
求項4)。
【0021】または、第1の高周波可変利得増幅装置に
おいて、増幅回路の入力端子と第1のスイッチとの間に
はインダクタ素子が設けられていることが好ましい(請
求項4)。
【0022】または、第1の高周波可変利得増幅装置に
おいて、増幅回路の出力端子と第2のスイッチとの間に
はインダクタ素子が設けられていることが好ましい(請
求項4)。
【0023】第1の高周波可変利得増幅装置において、
スイッチは半導体基板に形成されたゲート電極及び第1
導電型のソースドレイン層を有する、1つまたはソース
が次の素子のドレインに接続される複数の電界効果トラ
ンジスタからなり、ソースドレイン層は、半導体基板の
第2導電型の第1ウェルに形成され、該第1ウェルは半
導体基板の第1導電型の第2ウェルに形成されているこ
とが好ましい(請求項5)。このようにすると、第1のウ
ェルと第2ウェルとの間及び第2ウェルと半導体基板と
の間に逆バイアス電圧をそれぞれ印加することにより、
pn接合による空乏層が生じ、各ウェル及び半導体基板
が絶縁分離されるため、スイッチがオン状態の場合に、
入力される高周波信号が半導体基板に漏れることによる
入力信号の損失を低減することができる。
【0024】この場合(請求項6)に、ゲート電極と電圧
制御ノードとの間、第1ウェルと接地ノードとの間及び
第2ウェルと電源電圧ノードとの間にはそれぞれ抵抗器
が設けられていることが好ましい。このようにすると、
入力される高周波信号がゲート電極、第1ウェル及び第
2ウェルから高周波接地に漏れることによる入力信号の
損失を低減することができる。
【0025】または、この場合に、ゲート電極と電圧制
御ノードとの間、第1ウェルと接地ノードとの間及び第
2ウェルと電源電圧ノードとの間にはそれぞれインダク
タ素子が設けられていることが好ましい(請求項6)。
【0026】なおスイッチはバイポーラトランジスタで
も良い。
【0027】本発明に係る第1の高周波可変利得増幅装
置において、第1のスイッチと第1の抵抗器の間と接地
の間に第2の抵抗器が、第2のスイッチと第2の抵抗器
の間と接地の間に第3の抵抗器が設けられている(請求
項7)。このようにすると、第1の抵抗器と第2に抵抗
器と第3の抵抗器がπ型減衰器を構成するので、低利得
モード時に入力される高周波信号を減衰させることがで
きる。またπ型減衰器によって入出力インピーダンスの
値を調整することができるため、高利得モード時と低利
得モード時との入出力インピーダンスの値を調整できる
ので、両動作モード時において入出力端子におけるイン
ピーダンスの不整合による損失を低減できる。
【0028】本発明に係る第1の高周波可変利得増幅装
置において、増幅回路の入力端と、コンデンサを介して
増幅回路の出力端を接続する第4の抵抗器が設けられて
いる(請求項8)。このようにすると増幅回路の入出力
のアイソレーションを高く、かつ安定にすることができ
る。
【0029】本発明の第2の高周波可変利得増幅装置
(請求項9)、第1の入力信号及び第2の入力信号をそれ
ぞれ受ける第1の増幅回路及び第2の増幅回路と、第1
の増幅回路及び第2の増幅回路にそれぞれ並列に接続さ
れた第1の抵抗器及び第2の抵抗器と、ドレインが増幅
器の入力端に接続された第1のスイッチ、該第1のスイ
ッチのソースに直列に接続された第3の抵抗器及びドレ
インが第3の抵抗器に直列に接続されソースが第1の増
幅器の出力端に接続された第2のスイッチからなる第1
の信号バイパス回路と、ドレインが増幅器の入力端に接
続された第3のスイッチ、該第3のスイッチのソースに
直列に接続された第4の抵抗器及びドレインが第4の抵
抗器に直列に接続されソースが第2の増幅器の出力端に
接続された第4のスイッチからなる第2の利得切換回路
とを備え、第1スイッチのソースと第3の抵抗器の間と
第3のスイッチのソースと第4の抵抗器の間を接続する
第5の抵抗器と、第2スイッチのドレインと第3の抵抗
器の間と第4のスイッチのドレインと第4の抵抗器を接
続する第6の抵抗器を備え、第1のスイッチ、第2のス
イッチ、第3のスイッチ及び第4のスイッチがオン状態
の場合に第1の増幅回路及び第2の増幅回路は動作せ
ず、第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチ
及び第4のスイッチがオフ状態の場合に第1の増幅回路
及び第2の増幅回路は動作する。
【0030】本発明の第2の高周波可変利得増幅装置に
おいて第1の抵抗器、第2の抵抗器、第3の抵抗器及び
第4の抵抗器がπ型減衰器を構成するので、低利得モー
ド時に入力される高周波信号を減衰させることができ
る。またπ型減衰器によって入出力インピーダンスの値
を調整することができるため、高利得モード時と低利得
モード時との入出力インピーダンスの値を調整できるの
で、両動作モード時において入出力端子におけるインピ
ーダンスの不整合による損失を低減できる。
【0031】本発明の第2の高周波可変利得増幅装置に
おいて、第1の増幅回路及び第2の増幅回路はそれぞれ
バイポーラトランジスタを有し、第1の増幅器のバイポ
ーラトランジスタのベースに第1の増幅回路の入力信号
が入力されると共にそのコレクタから出力信号が出力さ
れ、第2の増幅回路はそれぞれバイポーラトランジスタ
を有し、第2の増幅器のバイポーラトランジスタのベー
スに第2増幅回路の入力信号が入力されると共にそのコ
レクタから出力信号が出力される。
【0032】本発明の第2の高周波利得可変増幅装置に
おいて、第1の増幅回路が第1のバイポーラトランジス
タとコレクタが第1のバイポーラトランジスタのエミッ
タと接続された第2のバイポーラトランジスタを有し、
第1のバイポーラトランジスタのベースに第1の入力信
号が入力され、第2のバイポーラトランジスタのコレク
タから第1の増幅回路の出力信号が出力され、第2の増
幅回路が第3のバイポーラトランジスタとコレクタが第
3のバイポーラトランジスタのエミッタと接続された第
4のバイポーラトランジスタを有し、第3のバイポーラ
トランジスタのベースに第2の入力信号が入力され、第
4のバイポーラトランジスタのコレクタから第2の増幅
回路の出力信号が出力されることが好ましい。
【0033】本発明の第2の高周波可変利得増幅装置に
おいて、第1の増幅回路の入力端子と第1のスイッチと
の間及び第2の増幅回路の入力端子と第2のスイッチと
の間にはそれぞれストリップ線路が設けられていること
が好ましい(請求項10)。
【0034】本発明の第2の高周波可変利得増幅装置に
おいて、第1の増幅回路の出力端子と第2のスイッチと
の間及び第2の増幅回路の入力端子と第4のスイッチと
の間にはそれぞれストリップ線路が設けられていること
が好ましい(請求項10)。
【0035】または、本発明の第2の高周波可変利得増
幅装置において、第1の増幅回路の入力端子と第1のス
イッチとの間及び第2の増幅回路の入力端子と第3のス
イッチとの間にはそれぞれコプレーナ線路が設けられて
いることが好ましい(請求項10)。
【0036】または、本発明の第2の高周波可変利得増
幅装置において、第1の増幅回路の出力端子と第2のス
イッチとの間及び第2の増幅回路の出力端子と第4のス
イッチとの間にはそれぞれコプレーナ線路が設けられて
いることが好ましい(請求項10)。
【0037】または、本発明の第2の高周波可変利得増
幅装置において、第1の増幅回路の入力端子と第1のス
イッチとの間及び第2の増幅回路の入力端子と第3のス
イッチとの間にはそれぞれインダクタ素子が設けられて
いることが好ましい(請求項10)。
【0038】または、本発明の第2の高周波可変利得増
幅装置において、第1の増幅回路の出力端子と第2のス
イッチとの間及び第2の増幅回路の出力端子と第4のス
イッチとの間にはそれぞれインダクタ素子が設けられて
いることが好ましい(請求項10)。
【0039】第2の高周波可変利得増幅装置において、
第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチ及び
第4のスイッチは、それぞれが半導体基板に形成された
ゲート電極及び第1導電型のソースドレイン層を有する
1つまたはソースが次の素子のドレインに接続された複
数の電界効果トランジスタからなり、ソースドレイン層
は、半導体基板の第2導電型の第1ウェルに形成され、
該第1ウェルは半導体基板の第1導電型の第2ウェルに
形成されていることが好ましい(請求項11)。
【0040】この場合に、ゲート電極と電圧制御ノード
との間、第1ウェルと接地ノードとの間及び第2ウェル
と電源電圧ノードとの間にはそれぞれ抵抗器が設けられ
ていることが好ましい。
【0041】または、ゲート電極と電圧制御ノードとの
間、第1ウェルと接地ノードとの間及び第2ウェルと電
源電圧ノードとの間にはそれぞれインダクタ素子が設け
られていることが好ましい。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1について図面を参照しながら説明する。
【0043】図1は本発明の実施の形態1に係る高周波
可変利得増幅装置の回路構成の一例を示す。
【0044】図1に示すように、実施の形態1に係る高
周波可変利得増幅装置1Aは、直流遮断用の入力側コン
デンサ11を介して入力端子P1と接続され、且つ直流
遮断用出力側コンデンサ12を介して出力端子P2と接
続された増幅回路10と、入力側コンデンサ11と出力
側コンデンサ12との間に増幅回路10と並列に接続さ
れた信号バイパス回路20と、一端が約3Vの電源電圧
Vccを供給する電源端子13と接続され、他端が増幅
器10の出力端子と出力コンデンサ12との間に接続さ
れたチョークコイル14とを有している。また、電源端
子13には接地されたバイパスコンデンサ15が接続さ
れている。
【0045】信号バイパス回路20は、ゲートが電源制
御端子P3に接続され、ドレインが入力側コンデンサ1
1と増幅回路10の入力端子との間に接続され、ソース
がばらつき防止用抵抗器24に接続されたNチャネルF
ETからなる高周波スイッチ素子22と、ゲートが電源
制御端子P3に接続され、ドレインが例えばポリシリコ
ンからなるばらつき防止用抵抗器25を介して高周波ス
イッチ素子22のソースと接続され、ソースが直流遮断
用のバイパスコンデンサ21を介して増幅器10の出力
端子と直流遮断用コンデンサ12との間に接続されたN
チャネルFETからなる高周波スイッチ素子23と、高
周波スイッチ22のドレインと高周波スイッチ23のソ
ースとの間に該高周波スイッチ22と抵抗器24と該高
周波スイッチ23からなる直列回路から構成されてい
る。
【0046】なお、本実施の形態においては、電圧制御
端子P3等の端子は、パッド電極のような端子と、配線
内の素子の接続点であるノードをも含む。
【0047】図2は実施の形態1に係る増幅回路10の
回路構成の一例を示している。
【0048】図2に示すように、エミッタが接地され、
ベースが入力側コンデンサ11からの入力信号を受ける
入力端子P5と接続され、コレクタが出力コンデンサ1
2に出力信号を送る出力端子P6と接続され、高周波可
変利得増幅装置1Aに入力される高周波信号増幅用の第
1のバイポーラトランジスタ101を有する。
【0049】第1のバイポーラトランジスタ101のベ
ースは、互いに直列に接続された第1の抵抗器102及
び第2の抵抗器103を介して第2のバイポーラトラン
ジスタ104のベースと接続されている。
【0050】第2のバイポーラトランジスタ104のエ
ミッタは接地されており、そのコレクタとエミッタの間
には、バイパスコンデンサ105と例えばnチャネルF
ETからなる第1のDCスイッチ106とがそれぞれ並
列に接続されている。また、第2のバイポーラトランジ
スタ104のコレクタは、第3のバイポーラトランジス
タ107のベースと接続されていると共に、互いに直列
に接続された第3の抵抗器109及び例えばPチャネル
FETからなる第2のDCスイッチ108を介して電源
端子P6と接続されている。
【0051】第3のバイポーラトランジスタ107のコ
レクタは電源端子P6と接続され、そのエミッタは第1
の抵抗器102および第2の抵抗器103の共通接続部
と接続され、ベースは第2のバイポーラトランジスタ1
04のコレクタに接続されている。
【0052】以下、前記のように構成された実施の形態
1に係る高周波可変利得増幅装置1Aの動作について図
1及び図2を参照にしながら説明する。
【0053】(高利得動作モード)まず、入力される高
周波信号の受信レベルが所定の値よりも低い場合には、
高利得動作モードとなる。すなわち、図1に示す電圧制
御端子P3及びP4の電圧値がほぼ0Vになる。さら
に、図2に示す増幅回路10Aにおいて、第1のDCス
イッチ106がオフ状態で且つ第2のDCスイッチ10
8がオン状態になるため、第1のバイポーラトランジス
タ101のベースバイアス電圧は約0.7Vになる。従
って増幅回路10Aは、オン状態になり、一方、高周波
スイッチ素子22及び23はゲートとバックゲートとの
電圧がほぼ0Vとなってオフ状態となる。
【0054】(低利得動作モード)次に、入力される高
周波信号の受信レベルが所定の値よりも高い場合には、
例えば増幅回路10Aが飽和状態となることを抑えるた
めに、低利得動作モードとなる。すなわち、図1に示す
電圧制御端子P3及びP4の電圧値が電源電圧Vccと
なる。さらに図2に示す増幅回路10Aにおいて、第1
のDCスイッチ106がオン状態で且つ第2のDCスイ
ッチ108がオフ状態となるため第1のバイポーラトラ
ンジスタ101のベースバイアス電圧はほぼ0Vとな
る。従って、増幅回路10Aはオフ状態になり、一方高
周波スイッチ22及び23はそのゲートとバックゲート
との間の電圧が約Vccとなってオン状態となる。
【0055】ここで、高周波スイッチ素子22および2
3の好ましい構成を図3に示す。
【0056】図3に示すように、高周波スイッチ素子
は、例えばp型シリコンからなる半導体基板201に選
択的に設けられたトレンチ分離部202により区画され
てなる素子形成領域に形成されている。
【0057】半導体基板201における素子形成領域に
は、n型ウェル203と前記n型ウェル203に囲まれ
たp型ウェル204とが形成されている。
【0058】p型ウェル204にはドレイン層205と
ソース層206がお互い距離をおいて形成されており、
p型ウェル204上のドレイン層205とソース層20
6の間に酸化シリコンからなる絶縁層207とこの絶縁
層207上にポリシリコンからなるゲート電極208を
形成する。
【0059】ドレイン層205は入力信号が入力される
入力ノードP8と接続され、ソース層206は出力信号
を出力する出力ノードP9と接続されている。
【0060】ゲート電極208は第1の抵抗器209を
介して電圧制御端子P3に接続され、n型ウェル203
は第2の抵抗器210を介して電源電圧端子と接続さ
れ、p型ウェル層204は第3の抵抗器211を介して
接地され、半導体基板201は接地されている。
【0061】入力従って、高周波スイッチ素子がオン状
態の場合に、入力端子P8より入力された高周波信号が
ドレイン層205、ソース層206およびチャネル領域
から電源端子やグランド等の高周波接地に流れることに
よって発生する損失を低減できる。その結果、低利得動
作モード時おける高周波スイッチ素子22及び23によ
る挿入損失を低減できる。
【0062】前記のような、いわゆるトリプルウェル構
造を用いることにより、高周波スイッチ素子がオフの状
態であっても、入力端子P8に入力された高周波信号が
ドレイン層205を介して生じる高周波接地への信号の
漏れを低減できる。その結果高利得動作モード時におい
ても、図1に示す入力端子P1に入力される高周波信号
の一部が高周波スイッチ素子22及び23による挿入損
失を低減するので雑音特性の劣化を低減する。
【0063】なお第1の抵抗器209、第2の抵抗器2
10及び第3の抵抗器211の代わりにそれぞれインダ
クタ素子を用いても良い。
【0064】(実施の形態1の第1変形例)以下、本発
明実施の形態1の第1変形例について図面を参照しなが
ら説明する。
【0065】図4は本発明実施の形態1に係る高周波可
変利得増幅装置に用いる増幅回路の回路構成の一例を示
している。図4において、図2に示す構成要素と同一の
構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0066】第1変形例に係る増幅回路10Bは、入力
される高周波信号の増幅素子が、カスコード接続されて
いることを特徴とする。すなわちエミッタが接地された
第1のバイポーラトランジスタ101と、エミッタが第
1のバイポーラトランジスタ101のコレクタと接続さ
れ、ベースが高周波的に接地され、コレクタが出力端子
P6と接続された第4のバイポーラトランジスタ151
が接続されている。
【0067】第4のバイポーラトランジスタ151のベ
ースは、第5のバイポーラトランジスタ152のエミッ
タと接続され、且つ第2のバイパスコンデンサ153を
介して接地されている。
【0068】第5のバイポーラトランジスタ152は、
コレクタが電源端子P7と接続され、ベースが互いに直
列に接続された第4の抵抗器154及び第5の抵抗器1
55の間に接続されている。
【0069】第4の抵抗器154で第5の抵抗器155
との共通接続部の反対側の端子は第3のDCスイッチ1
56を介して電源端子P7と接続されている。
【0070】第5の抵抗器155で第4の抵抗器154
との共通接続部との反対側の端子は第6のバイポーラト
ランジスタ158Aのコレクタと接続されている。
【0071】第6のバイポーラトランジスタ158A
は、コレクタとベースが互いに接続され且つ該ベースが
第7のバイポーラトランジスタ158Bのベースと接続
されエミッタが第6の抵抗器157を介して接地されて
いる。
【0072】また、第6のバイポーラトランジスタ15
8Aのコレクタは、互いに並列に接続された第3のバイ
パスコンデンサ160及び第4のDCスイッチ161に
より接地されている。
【0073】以下、前記のように構成された増幅回路1
0Bの動作について説明する。
【0074】(高利得動作モード)図1に示す電圧制御
端子P3およびP4の電位がほぼ0Vとなり、図4の示
す増幅回路10Bにおいて、第1のDCスイッチ106
及び第4のDCスイッチ161がオフ状態で且つ第2の
DCスイッチ108及び第3のスイッチ156がオン状
態となる。
【0075】第4のバイポーラトランジスタ151のベ
ースバイアス電圧Vbは、第4の抵抗器154、第5の
抵抗器155及び第6の抵抗器157の各抵抗値をR
4、R5、R6とすると、以下の式(1)で与えられ
る。
【0076】 Vb=(Vcc−0.7)(R5+R6)/(R4+R5+R6)・・・(1) これにより、実施の形態1と同様に、図1に示す増幅回
路10はオン状態となり、信号バイパス回路20の高周
波スイッチ素子22および23はオフ状態となる。
【0077】(低利得動作モード)次に、低利得動作モ
ードでは、図1に示す電圧制御端子P3及びP4の電圧
値が電源電圧Vccとなる。さらに、図4に示す増幅回
路10Bにおいて、第1のDCスイッチ106及び第4
のDCスイッチ161がオン状態で且つ第2のDCスイ
ッチ108及び第3のDCスイッチ156がオフ状態と
なる。
【0078】このため、第4のバイポーラトランジスタ
151のベースバイアス電圧Vbは、ほぼ0Vとなる。
【0079】また、実施の形態1と同様に、第1のDC
スイッチ106が閉じたことにより第1のバイポーラト
ランジスタ101のベース電圧がほぼ0Vとなるため、
増幅回路10Bは オフ状態となる。一方、高周波スイ
ッチ素子22及び23は、そのゲートとバックゲートと
の間の電圧が約Vccとなってオン状態となる。
【0080】前述した実施の形態1においては、低利得
動作モードの場合にも、第1のバイポーラトランジスタ
101のコレクタに、図1に示す電源端子13から電源
電圧Vccが供給されている。このため、入力端子P1
に電界信号が入力された場合に、第1のバイポーラトラ
ンジスタ101のベースからエミッタにDC電流が流れ
ると、該第1のバイポーラトランジスタ101のコレク
タからエミッタにも電流が流れてしまう。その結果、第
1のバイポーラトランジスタ101により歪んだ信号が
出力端子P2に出力されてしまう。
【0081】しかしながら、第1変形例に係る増幅回路
10Bは、第1のバイポーラトランジスタ101及び第
4のバイポーラトランジスタ151とからなるカスコー
ドアンプ構成とし、さらに、低利得動作モード時に第4
のバイポーラトランジスタ151のベースバイアス電圧
Vbをほぼ0Vとすることにより、入力端子P1に強電
界信号が入力された場合における第1のバイポーラトラ
ンジスタ101及び第4のバイポーラトランジスタ15
1に流れる電流を低減し、出力端子P2に出力される歪
み信号の出力レベルを低減することができる。
【0082】なお、高周波スイッチ素子22及び23は
図3に示す電界効果トランジスタを用いることが好まし
い。
【0083】(実施の形態1の第2変形例)以下、本発
明第1の実施形態の第2変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0084】図5は本発明実施の形態1の第2変形例に
係る高周波可変利得増幅装置の回路構成の一例を示して
いる。図5において、図1に示す構成要素と同一の構成
要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0085】図5に示すように、第2の変形例に係る高周
波可変利得増幅装置1Bは、第1のスイッチ素子22のソ
ースとグランド間を接続する第2の抵抗器25と第2の
スイッチ素子23のドレインとグランド間を接続する第
3の抵抗器26が設けられ、第1の抵抗器24、第2の
抵抗器25及び第3の抵抗器26からなるπ型減衰器の
構造を特徴とする。
【0086】なお、増幅回路10には、図2に示す増幅
回路10A、または、図4に示す増幅回路10Bを用い
れば良い。
【0087】従来の高周波可変利得増幅装置は、一般に
高利得動作モード時と低利得動作モード時の入力インピ
ーダンス値と出力インピーダンス値とが大きく異なる場
合がある。一方π型減衰器によって入出力インピーダン
スを調整することによって、高利得動作モード時と低利
得動作モード時の入出力インピーダンスを同等の値に近
づけることができるので、両動作モードにおいて、入力
端子P1及び出力端子P2におけるインピーダンスの不
整合による損失を低減できる。また低利得動作モード時
に減衰量も同時に調整できる。
【0088】(実施の形態1の第3変形例)以下、実施
の形態1の第3変形例について図面を参照しながら説明
する。
【0089】図6は実施の形態1の第3変形例に係る高
周波可変利得増幅装置の回路構成を示している。図6に
おいて、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一
の符号を付すことにより説明を省略する。
【0090】図6に示すように、第3の変形例に係る高
周波可変利得増幅装置1Cは、信号バイパス回路20に
おける高周波スイッチ素子22のドレインと入力コンデ
ンサ11との間に第1のストリップ線路27が設けら
れ、高周波スイッチ素子23のソースとバイパス回路用
コンデンサ21との間に第2のストリップ線路28が設
けられていることを特徴とする。
【0091】なお、増幅回路10には、図2に示す増幅
回路10A、または、図4に示す増幅回路10Bを用い
れば良い。
【0092】従来の高周波可変利得増幅装置は、一般に
高利得動作モード時と低利得動作モード時の入力インピ
ーダンス値と出力インピーダンス値とが大きく異なる場
合がある。一方、本実施の形態の第3変形例に係る高周
波可変利得増幅装置1Cは第1のストリップ線路27及
び第2のストリップ線路28の特性インピーダンス値、
又はバイパス回路用コンデンサ21の容量を変えること
により、第1の高周波スイッチ素子22と第1の抵抗器
25と第2の高周波スイッチ素子23からなる直列回路
の入力インピーダンス値及び出力インピーダンス値を変
えることができる。
【0093】これにより、高利得動作モード時と低利得
動作モード時の入力インピーダンス値と出力インピーダ
ンス値とを近づけることができるため、両方の動作モー
ド時において、入力端子P1及び出力端子P2における
インピーダンスの不整合による損失を低減することがで
きる。
【0094】なお、高周波スイッチ素子22及び23は
図3に示すMOSFETを用いることが好ましい。
【0095】また、第1のストリップ線路6及び第2の
ストリップ線路27はいずれか一方でも良い。また、ス
トリップ線路に代えてコプレーナ線路を用いても良く、
また、高周波線路の代わりにインダクタ素子を用いても
良い。
【0096】なお、高周波スイッチ22及び23はそれ
ぞれ複数の高周波スイッチを直列に接続した回路に換え
ても同様の効果が得られる。
【0097】(実施の形態1の第4変形例)以下、実施
の形態1の第4変形例について図面を参照しながら説明
する。
【0098】図7は実施の形態1の第4変形例に係る高
周波可変利得増幅装置の回路構成を示している。図7に
おいて、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一
の符号を付すことにより説明を省略する。
【0099】図7に示すように、第4の変形例に係る高
周波可変利得増幅装置1Dは、増幅回路10の入力端
と、コンデンサを介して増幅回路10の出力端を接続す
る第5の抵抗器が設けられていること特徴とする。
【0100】なお、増幅回路10には、図2に示す増幅
回路10A、又は、図4に示す増幅回路10Bを用いれ
ば良い。
【0101】従来の高周波可変利得増幅装置は高利得時
にアイソレーションが安定しない場合がある。一方、本
発明の第4変形例に係る高周波可変利得増幅装置1Dは
入力端と出力端を抵抗器で接続するためアイソレーショ
ンを高くかつ安定にすることができる。
【0102】(実施の形態2)以下、実施の形態2につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0103】図8は実施の形態2に係る高周波可変利得
増幅装置の回路構成の一例を示している。図7において
図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を
付すことにより説明を省略する。
【0104】実施の形態2に係る高周波可変利得増幅装
置1Eは実施の形態1の第3変形例に係る一対の高周波
可変利得増幅装置1Cを含む差動増幅回路構成とし、さ
らに、第1の信号バイパス回路20a及び第2の信号バ
イパス回路20bに特徴を持たせている。
【0105】図8に示すように、第1の増幅器10a
は,第1の入力コンデンサ11aを介して第1の入力端
子P1aと接続され、第1の出力コンデンサ12aを介
して出力端子P2aに接続されている。
【0106】図8に示すように、第2の増幅器10b
は,第2の入力コンデンサ11bを介して第2の入力端
子P1bと接続され、第2の出力コンデンサ12bを介
して出力端子P2bに接続されている。
【0107】ここで、第1の入力端子P1aと第2の入
力端子P1bとには、振幅が互いに同一で位相が180
°ずれた高周波信号が入力される。また、第2の出力端
子P2aと第2の出力端子P2bとには、振幅が互いに
同一で位相が180°ずれた高周波信号が出力される。
【0108】第1の信号バイパス回路20aにおいて、
第1の抵抗器24aと、ドレインが第1の直流阻止用コ
ンデンサ11aを介して入力端子P1aに接続された第
1の高周波スイッチ素子22a、第1の高周波スイッチ
22aのソースに接続され反対側の端子が第2の高周波
スイッチ23aのドレインに接続される第2の抵抗器2
5a及びソースが第2の直流阻止用コンデンサ高周波ス
イッチ素子23aからなる直列回路が、第1の増幅器10
aと並列に接続される。
【0109】第2の信号バイパス回路20bにおいて、
第3の抵抗器24bと、ドレインが第3の直流阻止用コ
ンデンサ11bを介して入力端子P1bに接続された第
3の高周波スイッチ素子22b、第3の高周波スイッチ
22bのソースに接続され反対側の端子が第2の高周波
スイッチ23bのドレインに接続される第3の抵抗器2
5b、および、ソースが第4の直流阻止用コンデンサ高
周波スイッチ素子23aからなる直列回路が、第2の増
幅器10bと並列に接続される。
【0110】電源端子13は、第1のチョークコイル1
4aを介して増幅回路10aの出力側に接続されると共
に、第2のチョークコイル14bを介して増幅回路10
bの出力側に接続されている。
【0111】さらに、第1のばらつき防止用抵抗器24
a及び第2のばらつき防止用抵抗器24bは高周波スイ
ッチ22a、22bの各ドレイン側の端子同士が第1の
減衰用抵抗器28により接続され、且つその反対側の端
子同士が第2の減衰用抵抗器29により接続されてお
り、これら各抵抗器24a、24b、28及び29がπ
型減衰器30を構成することより、低利得動作モード時
に入力される高周波信号を減衰する。
【0112】なお、第1の増幅回路10a及び第2の増
幅回路10bには、図2に示す増幅回路10A、又は、
図4に示す増幅回路10Bを用いれば良い。
【0113】以下、上記のように構成された高周波可変
利得増幅装置1Eの動作について説明する。
【0114】実施の形態1で説明したように、高利得動
作モードの場合には、第1の増幅回路10a及び第2の
増幅回路10bがオン状態となり、電圧制御端子P3の
電位がほぼ0Vとなって信号バイパス回路の第1の高周
波スイッチ22a、第2の高周波スイッチ23a、第3
の高周波スイッチ22b及び第4の高周波スイッチ23
bがオフ状態になる。
【0115】また、低利得動作モードの場合には、第1
の増幅回路10a及び第2の増幅回路10bがオフ状態
になり、電圧制御端子P3の電位がVccとなって、第
1の信号バイパス回路20aの第1の高周波スイッチ2
2a、第2の高周波スイッチ23a、第3の高周波スイ
ッチ22b及び第4の高周波スイッチ23bがオン状態
となる。さらに低利得動作モード時には、差動形式のπ
型減衰器30によって、入力される高周波信号がさらに
減衰する。
【0116】このように実施の形態2は、実施の形態1
の第2変形例に係る高周波可変利得増幅装置と同様に、
受信できる高周波信号のダイナミックレンジが広がる上
に、差動型のπ型減衰器30により入出力インピーダン
ス値を調整できるため、高利得動作モード時と低利得動
作モード時の入出力インピーダンス値を近づけることが
できるので、両動作モードにおいて、各入力端子P1
a、P1b及び各出力端子P2a、P2bにおけるイン
ピーダンスの不整合による損失を低減することができ
る。
【0117】以上、説明したように、実施の形態2によ
ると、第1の増幅回路10a及び第2の増幅回路10b
を差動形式とし、且つ、第1の信号バイパス回路20a
及び第2の信号バイパス回路20b同士を接続するπ型
減衰器30を設けることにより、簡単な構成で、受信で
きる高周波信号のダイナミックレンジをさらに広げるこ
とができ、高利得動作モード時と低利得動作モード時と
のインピーダンス不整合による損失を低減することがで
きる。
【0118】なお、第1の高周波スイッチ素子22a、
第2の高周波スイッチ素子23a、第3の高周波スイッ
チ素子22b及び第4の高周波スイッチ素子23bは図
3に示すMOSFETをもちいることが好ましい。
【0119】なお、各高周波スイッチ素子は、それぞれ
複数の高周波スイッチを直列に接続した回路でも良い。
【0120】また、実施の形態1の第3の変形例と同様
に、各高周波スイッチ素子22a、22bのドレインと
増幅器10a、10bの各入力端子の間及び各高周波ス
イッチ素子23a,23bと各バイパスコンデンサ21
a,22bの間にストリップ線路又はコプレーナ線路を
直列に接続しても良い。また、高周波線路に代えてイン
ダクタ素子を用いても良い。
【0121】(実施の形態3)図10は本発明の実施の
形態1または実施の形態2に記載の高周波可変利得増幅
装置を使用した機器の一例を示している。
【0122】高周波可変利得増幅装置4bは、実施の形
態1、または、実施の形態2に記載されている高周波可
変利得増幅装置であり、その入力端はアンテナ4aに接
続され、入力端にはアンテナが受信した信号が入力さ
れ、出力端が周波数を変化させるミキサ回路4dに接続
され、高周波可変利得増幅回路4bの出力信号がミキサ
回路4dに入力され、高周波可変利得増幅装置4bの出
力信号の周波数と発振器4cの発振周波数との差周波信
号がミキサ回路4dから出力端子P11より出力される
ことを特徴とする。
【0123】なお、高周波可変利得増幅回路4bの出力
信号が直接、出力端子P11より出力されても良い。
【0124】なお、出力端子P11は主にデータ処理回
路に接続される。
【0125】なお、各ブロック間にはフィルタが設けら
れていても良い。
【0126】
【発明の効果】本発明に係る高周波可変利得増幅装置に
よると、高利得動作モード時において、漏れ電流が流れ
る信号バイパス回路部と半導体基板を結ぶ経路を遮断す
ることにより漏れ電流を低減し、雑音特性を改善でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る高周波可変利得増
幅装置を示す回路図
【図2】本発明の実施の形態1に係る高周波可変利得増
幅装置における増幅回路の一例を示す回路図
【図3】本発明の実施の形態1に係る高周波可変利得増
幅装置に用いる高周波スイッチ素子の一例を示す模式的
な構成断面図
【図4】本発明実施の形態1に係る高周波可変利得増幅
装置における増幅回路の一例を示す回路図
【図5】本発明実施の形態1の第2変形例に係る高周波
可変利得増幅装置を示す回路図
【図6】本発明実施の形態1の第3変形例に係る高周波
可変利得増幅装置を示す回路図
【図7】本発明実施の形態1の第4変形例に係る高周波
可変利得増幅装置を示す回路図
【図8】本発明実施の形態2に係る高周波可変利得増幅
装置を示す回路図
【図9】本発明実施の形態2の第1変形例に係る高周波
可変利得増幅装置を示す回路図
【図10】本発明の使用例の1つを示す図
【図11】従来の高周波可変利得増幅装置を示す回路図
【符号の説明】
1A 高周波可変利得増幅装置 1B 高周波可変利得増幅装置 1C 高周波可変利得増幅装置 1D 高周波可変利得増幅装置 1E 高周波可変利得増幅装置 P1 入力端子 P2 出力端子 P3 電圧制御端子 P4 電圧制御端子 P5 入力端子 P6 出力端子 P7 電源端子 P8 入力端子 P9 出力端子 P10 電源端子 P11 信号出力端子 10 増幅回路 10A 増幅回路 10B 増幅回路 11 入力側コンデンサ 12 出力側コンデンサ 13 電源端子 14 チョークコイル 15 バイパスコンデンサ 20 信号バイパス回路 21 バイパス用コンデンサ 22 高周波スイッチ 23 高周波スイッチ 24 第1の抵抗器 25 第2の抵抗器 26 第3の抵抗器 27 第1のストリップ線路 28 第2のストリップ線路 29 第4の抵抗器 30 増幅回路 31 バイパス用コンデンサ 32 バイパス用コンデンサ 34 チョークコイル 101 第1のバイポーラトランジスタ 102 第1の抵抗器 103 第2の抵抗器 104 第2のバイポーラトランジスタ 105 バイパスコンデンサ 106 第1のDCスイッチ 107 第3のバイポーラトランジスタ 108 第2のDCスイッチ 109 第3の抵抗器 151 第4のバイポーラトランジスタ 152 第5のバイポーラトランジスタ 153 第2のバイパスコンデンサ 154 第4の抵抗器 155 第5の抵抗器 156 第3のDCスイッチ 157 第6の抵抗器 158A 第6のバイポーラトランジスタ 158B 第7のバイポーラトランジスタ 159 第7の抵抗器 160 第3のバイパスコンデンサ 161 第4のDCスイッチ 201 半導体基板 202 トレンチ分離部 203 n型ウェル 204 p型ウェル 205 ドレイン層 206 ソース層 207 ゲート絶縁膜 208 ゲート層 209 第1の高周波信号漏洩防止抵抗器 210 第2の高周波信号漏洩防止抵抗器 211 第3の高周波信号漏洩防止抵抗器 300 従来の高周波可変利得増幅回路 305 電圧切換スイッチ 307 給電制御器 311 増幅素子 312 整合回路 313 バイアス抵抗器 314 整合回路 315 抵抗器 320 バイパススイッチ P1a 第1の入力端子 P2a 第1の出力端子 10a 第1の増幅回路 11a 第1の入力コンデンサ 12a 第1の出力コンデンサ 20a 第1の信号バイパス回路 21a 第1のバイパスコンデンサ 22a 第1の高周波スイッチ 23a 第2の高周波スイッチ 24a 第1の抵抗器 25a 第3の抵抗器 26a 第4の抵抗器 27a 第5の抵抗器 P1b 第2の入力端子 P2b 第2の出力端子 10b 第2の増幅回路 11b 第2の入力コンデンサ 12b 第2の出力コンデンサ 20b 第2の信号バイパス回路 21b 第2のバイパスコンデンサ 22b 第3の高周波スイッチ 23b 第4の高周波スイッチ 24b 第2の抵抗器 27b 第6の抵抗器 28 第1の減衰用抵抗器 29 第2の減衰用抵抗器 4a アンテナ 4b 高周波可変利得切換増幅装置 4c 発振器 4d ミキサ
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 順治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中野 秀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J069 AA01 AA04 AA41 AA53 AA54 AC03 CA42 FA10 FA11 FA18 HA02 HA09 HA25 HA29 HA33 HA39 HA40 KA29 KA47 KC03 MA04 MA17 MA21 QA02 TA01 5J100 AA15 AA16 BA03 BA04 BB01 BB02 BB07 BB11 BB13 BB15 CA01 CA02 CA05 CA07 CA11 CA12 CA33 EA02 5J500 AA01 AA04 AA41 AA53 AA54 AC42 AF10 AF11 AF18 AH02 AH09 AH25 AH29 AH33 AH39 AH40 AK29 AK47 AM04 AM17 AM21 AQ02 AT01 CA03 CK03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅回路と、第1のスイッチと、第2のス
    イッチと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの
    間に挿入された第1の抵抗器を備え、前記増幅回路は、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチがオン状態
    の場合に動作せず、前記第1のスイッチおよび前記第2の
    スイッチがオフ状態の場合に動作することを特徴とする
    高周波可変利得増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅回路はバイポーラトランジスタ
    を有し、前記バイポーラトランジスタのベースに前記増
    幅回路の入力信号が入力され、前記バイポーラトランジ
    スタのコレクタから前記増幅回路の出力信号が出力され
    ることを特徴とする請求項1に記載の高周波可変利得増
    幅装置。
  3. 【請求項3】 前記増幅回路は、第1のバイポーラトラ
    ンジスタと、エミッタが第1のバイポーラトランジスタ
    のコレクタと接続された第2のバイポーラトランジスタ
    とを有し、前記第1のバイポーラトランジスタのベース
    に前記増幅回路の入力信号が入力され、前記第2のバイ
    ポーラトランジスタのコレクタから前記増幅回路の出力
    信号が出力されることを特徴とする請求項1に記載の高
    周波可変利得増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記増幅回路の入力端子と前記第1のス
    イッチとの間、または、前記増幅回路の出力端子と前記
    第2のスイッチとの間には入出力インピーダンスを調整
    する高周波線路が設けられていることを特徴とする請求
    項1〜3のうちいずれか1項に記載の高周波可変利得増
    幅装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイ
    ッチは半導体基板に形成されたゲート電極及び第1導電
    型のソースドレイン層を有する1つの電界効果トランジ
    スタ、または、ソースが次の素子のドレインと直列に接
    続された複数の電界効果トランジスタからなり、前記ソ
    ースドレイン層は、前記半導体基板の第2導電型の第1
    ウェルに形成され、前記第1ウェルは前記半導体基板の
    第1導電型の第2ウェルに形成されることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の高周波可変利得増
    幅装置。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極と電圧制御ノードとの
    間、前記第1ウェルと接地ノードとの間、および、第2
    ウェルと電源電圧ノードとの間に高周波信号が流れるこ
    とを防ぐために抵抗器が設けられていることを特徴とす
    る請求項5に記載の高周波可変利得増幅装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の抵抗器と第1の高周波スイッ
    チの間とグランドを接続する第2の抵抗器、および、第
    1の抵抗器と第2の高周波スイッチの間とグランドを接
    続する第3の抵抗器を設けたことを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の高周波可変利得増幅装置。
  8. 【請求項8】 前記増幅回路の入力端とコンデンサを介
    して前記増幅回路の出力端を接続する、第4の抵抗器を
    設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の高周波可変利得増幅装置。
  9. 【請求項9】 第1の増幅回路と第2の増幅回路と、第
    1のスイッチと第2のスイッチと、前記第1のスイッチと
    前記第2のスイッチの間に挿入された第1の抵抗器を備
    え、第1の入力信号が入力される第1の入力端子は前記第
    1の増幅回路の入力端及び前記第1のスイッチに接続さ
    れ、第1の出力信号が出力される第1の出力端子は前記第
    1の増幅回路の出力端及び前記第2のスイッチに接続さ
    れ、 第3のスイッチと第4のスイッチと前記第3のスイッチ
    と前記第4のスイッチの間に挿入された第2の抵抗器を
    備え、第2の入力信号が入力される第2の入力端子は前
    記第2の増幅回路の入力端及び前記第3のスイッチに接
    続され、第2の出力信号が出力される第2の出力端子は
    前記第2の増幅回路の出力端子及び前記第4のスイッチ
    に接続され、 前記第1のスイッチと前記第1の抵抗器の間、および、
    前記第3のスイッチと前記第2の抵抗器の間を接続する
    第3の抵抗器と、 前記第2のスイッチと前記第1の抵抗器の間、および、
    前記第4のスイッチと前記第2の抵抗器の間を接続する
    第4の抵抗器とを備え、 前記第1の増幅回路は前記第1のスイッチ及び前記第2
    のスイッチがオン状態の場合に動作せず、前記第1のス
    イッチ及び前記第2のスイッチがオフ状態の場合に動作
    し、 前記第2の増幅回路は、前記第3のスイッチ及び前記第
    4のスイッチがオン状態の場合に動作せず、前記第3の
    スイッチ及び前記第4のスイッチがオフ状態の場合に動
    作することを特徴とする高周波可変利得増幅装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の増幅回路の入力端子と前記
    第1のスイッチとの間、前記第2の増幅回路の入力端子と
    前記第3のスイッチとの間、前記第1の増幅回路の出力端
    子と前記第2のスイッチとの間、および、前記第2の増
    幅回路の出力端子と前記第4のスイッチとの間にはそれ
    ぞれ入出力インピーダンスを調整する高周波線路が設け
    られていることを特徴とする請求項9に記載の高周波可
    変利得増幅装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のスイッチ、前記第2のスイッ
    チ、前記第3のスイッチ、および、前記第4のスイッチは
    半導体基板に形成されたゲート電極及び第1導電型のソ
    ースドレイン層を有する1つの電界効果トランジスタ、
    または、ソースが次の素子のドレインと直列に接続され
    た複数の電界効果トランジスタからなり、前記ソースド
    レイン層は、前記半導体基板の第2導電型の第1ウェル
    に形成され、前記第1ウェルは前記半導体基板の第1導
    電型の第2ウェルに形成されることを特徴とする請求項
    9または10に記載の高周波可変利得増幅装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の増幅回路の入力端と出力端
    を接続する第5の抵抗器、または、前記第2の増幅回路
    の入力端と出力端を接続する第6の抵抗器を備えること
    を特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の高
    周波可変利得増幅装置。
  13. 【請求項13】 入力端にはアンテナで受信した高周波
    信号が入力され、また、出力端から出力される信号が周
    波数変調回路、あるいは、データ処理回路へ入力される
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載
    の高周波可変利得増幅装置を用いた通信機器。
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