JP2003163476A - 電動駆動装置の放熱構造 - Google Patents

電動駆動装置の放熱構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で小型軽量化を図りつつ、ケーシ
ング内の発熱素子からの熱を有効に外部に放熱させる電
動駆動装置の放熱構造を提供する。 【解決手段】 中央ハウジング14と該中央ハウジング
14を両側から挟む左ケース15及び右ケースとにより
ケーシングを構成し、該ケーシング内にプリント基板7
3を収容し、このプリント基板73上に発熱素子76を
搭載した電動駆動装置の放熱構造において、前記中央ハ
ウジング14を樹脂材料で形成し、前記左ケース15及
び右ケースを金属材料で形成し、前記プリント基板73
を前記中央ハウジング14に取付けるとともに、該プリ
ント基板73上の発熱素子76を直接前記左ケース15
又は右ケースに接触させて該左ケース15又は右ケース
を介して放熱させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動モータによる電
動駆動装置に関し、特にそのケーシング内に収容した発
熱素子の放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電動補助自転車において、ペダル
からの踏力を補助するためにペダルクランク軸に連結し
て踏力補助用の電動駆動装置が設けられる。この電動駆
動装置は、ペダルクランク軸とこれと同軸の駆動スリー
ブ(融合スリーブ)により駆動軸を構成し、駆動スリー
ブ上にスプロケットを固定し、これをチェーンを介して
駆動車輪(例えば後輪)に連結する。補助動力となる電
動モータの出力軸をこの駆動スリーブに連結して、電動
モータの出力を駆動スリーブを介して後輪に伝達し回転
駆動力を付与する。一方、ペダルに連結されたペダルク
ランク軸は、遊星ギヤ機構等を介して同じく上記駆動ス
リーブに連結され、ペダル踏力により駆動スリーブを介
して後輪を回転駆動させる。これにより、ペダル踏力と
電動モータの駆動力が駆動スリーブ上で融合してその合
力により後輪が駆動される。
【0003】ペダルクランク軸に加わる踏力は、トルク
検出手段で検出される。この検出された踏力に応じて、
制御回路が、補助すべき動力を算出して所定のアシスト
比で電動モータを駆動する。
【0004】このような電動駆動装置は、電動モータと
ともにトルク検出手段や遊星ギヤ機構及び制御回路を一
体的に組立ててケーシング内に収められる。ケーシング
で一体ユニット化した電動駆動装置は、車体中央部のペ
ダルクランク軸付近に取付けられる。
【0005】このケーシングは、組立て製造上中央と左
右に3分割され、中央ハウジングを左右ケースで挟んで
ボルトで結合することにより一体的なケーシングが形成
される。
【0006】このようなケーシングの軽量化を図るため
に、3分割されたケーシングの中央ハウジングを樹脂材
料で形成し、これを挟む左右のケースを金属材料で形成
することにより、ケーシング強度を左右ケースで維持し
つつ軽量樹脂材料を用いてケーシング全体の重量を軽減
することが本発明者等により考えられている。
【0007】このケーシング内に、駆動制御回路(EC
U)やFET等の発熱量の大きい駆動素子(発熱素子)
を搭載したプリント基板が収容される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軽量化
を図るために3分割したケーシングの中央ハウジングを
樹脂材料で形成した場合、樹脂材料の放熱性が低いた
め、内部に収容したFET等の発熱素子からの放熱が充
分にできず、これにより機能に影響を与えるおそれが生
じる。
【0009】この点に対処して、FETに金属製のヒー
トシンクを固定し、このビートシンクをケーシング外部
の放熱材に接合してFETの熱を逃すことが考えられ
る。しかしながら、このようなヒートシンクを用いると
構造が複雑になり、組立て作業も面倒になる。
【0010】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、簡単な構造で小型軽量化を図りつつ、ケーシング
内の発熱素子からの熱を有効に外部に放熱させる電動駆
動装置の放熱構造の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、中央ハウジングと該中央ハウジングを
両側から挟む左ケース及び右ケースとによりケーシング
を構成し、該ケーシング内にプリント基板を収容し、こ
のプリント基板上に発熱素子を搭載した電動駆動装置の
放熱構造において、前記中央ハウジングを樹脂材料で形
成し、前記左ケース及び右ケースを金属材料で形成し、
前記プリント基板を前記中央ハウジングに取付けるとと
もに、該プリント基板上の発熱素子を直接前記左ケース
又は右ケースに接触させて該左ケース又は右ケースを介
して放熱させることを特徴とする電動駆動装置の放熱構
造を提供する。
【0012】この構成によれば、3分割したケーシング
の左右両側を金属材料の左ケース及び右ケースで構成し
て充分な強度を得るとともに中央ハウジングを樹脂材料
で形成して小型軽量化を図りながら、この金属材料の左
ケース又は右ケースを放熱手段として利用し、FET等
の発熱素子をこの左ケース又は右ケースに直接接触させ
て放熱させる。これにより、簡単な構成で効率よく発熱
素子から放熱させることができる。
【0013】好ましい構成例では、前記左ケース又は右
ケースの内面に発熱素子が接触する当接部を突出して形
成したことを特徴としている。
【0014】この構成によれば、プリント基板上の発熱
素子の表面がプリント基板の縁より内側に位置して左ケ
ース又は右ケースの内面から離れている場合であって
も、左ケース又は右ケースの内面に突出する当接部を設
け、この当接部に発熱素子の表面を接触させることによ
り、有効な放熱作用を得ることができる。
【0015】さらに好ましい構成例では、前記プリント
基板上に複数の発熱素子を並列して搭載し、これらの発
熱素子を共通の押え板で前記左ケース又は右ケースの内
面側に圧接させたことを特徴としている。
【0016】この構成によれば、複数の発熱素子を共通
の押え板により左ケース又は右ケースの内面に押圧して
接触させることにより、簡単な構成で効率よく複数の発
熱素子から放熱させることができる。
【0017】さらに好ましい構成例では、前記電動駆動
装置は、電動補助自転車のペダル踏力補助用の電動駆動
装置であることを特徴としている。
【0018】この構成によれば、電動補助自転車の踏力
補助用の電動モータに対し本発明構造を適用することに
より、特に小型軽量化が要求される自転車構造におい
て、軽量化を実現してこれによる負荷軽減及びコスト低
減が達成されるとともに、簡単な構造で効率よく発熱素
子から放熱させることができ、信頼性の高い機能が維持
される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に
係る電動駆動装置を搭載した電動補助自転車の側面図で
ある。
【0020】この電動補助自転車1は、車体フレーム2
のほぼ中央のハンガー部3に本発明に係る電動駆動装置
4を搭載し、ペダル5を踏込むことによりペダルクラン
ク軸6を回転させようとする踏力と、電動駆動装置4内
の後述の電動モータの動力とを組合せて融合し、この合
力により後輪7を駆動する構造である。電動駆動装置4
は後述のように駆動軸にスプロケットを有し、このスプ
ロケットの回転をチェーン8によって、公知のフリーホ
イルを介して後輪7に伝達する。
【0021】電動駆動装置4は、車体フレーム2に固定
された(又は一体成形された)ブラケット9に対し、後
述のように懸架ボルトにより懸架支持される。10は電
動駆動装置4内の電動モータを駆動するためのバッテリ
である。
【0022】図2は、本発明に係る電動駆動装置の水平
断面構成図である。この電動駆動装置4は、ケーシング
11内に電動モータ12及び駆動軸13を収容して構成
される。ケーシング11は、後述のように3分割され、
中央ハウジング14と、これをその両側から挟む左ケー
ス15及び右ケース16とにより構成される。電動モー
タ12は、モータ出力軸17と、このモータ出力軸17
に固定されたロータ18と、このロータ18の外周に対
向してケーシング11内に固定されたステータ19とに
より構成される。駆動軸13は、ペダル5(図1)に連
結されたペダルクランク軸6(人力入力軸)とこのペダ
ルクランク軸6の外周に回転可能に嵌め込まれた融合ス
リーブ20とにより構成される。融合スリーブ20上に
スプロケット21が固定され、チェーン8を介して後輪
7(図1)に連結される。
【0023】モータ出力軸17の端部にギヤ22が形成
される。このギヤ22に中間軸23の第1ギヤ24が噛
合う。中間軸23には、第1ギヤ24及びこれと一体で
これより小径の第2ギヤ25が装着される。この第2ギ
ヤ25は、ラチェット26を介して融合スリーブ20に
固定された大径ギヤ27と噛合う。このような中間軸2
3及びこれに装着された2段一体の第1、第2ギヤ2
4,25により、減速ギヤ機構72(第1の減速機構)
が形成される。これにより、電動モータ12の回転駆動
力が、減速ギヤ機構72で減速され、大径ギヤ27を介
して融合スリーブ20に伝達され、後輪を駆動する。
【0024】ペダルクランク軸6は、ラチェット28を
介して遊星ギヤ機構29(第2の減速機構)に連結され
る。遊星ギヤ機構29は、融合スリーブ20に連結さ
れ、ペダルクランク軸6からのペダル踏力を融合スリー
ブ20に伝達して、踏力により後輪を駆動する。
【0025】この遊星ギヤ機構29は、ラチェット28
で1方向に駆動されるキャリア30と、このキャリア3
0に回動自在となす遊星ギヤ31と、遊星ギヤ31の外
周側でケーシングに固定されたリングギヤ71と、遊星
ギヤ31の内周側で融合スリーブ20に固定されたサン
ギヤ32とにより構成される。ペダルクランク軸6の回
転力は、ラチェット28からキャリア30を介して遊星
ギヤ31を公転及び自転させ、サンギヤ32を回転させ
て融合スリーブ20に踏力による回転力を減速して伝達
し、後輪を駆動する。
【0026】3分割されたケーシング11の中央ハウジ
ング14は、例えばPBT(ポリブチルテレフタレー
ト)等の樹脂材料の射出成形により形成される。この中
央ハウジング11を挟む左ケース15及び右ケース16
は、ADC(アルミダイキャスト合金)材料により成形
される。
【0027】ケーシング11は、複数ヵ所(例えば5ヵ
所)で締結ボルト33により左ケース15及び右ケース
16を結合して組立てられる。この例では、左ケース1
5側から締結ボルト33を挿入し、右ケース16に形成
した雌ネジ部に螺合させて両ケース15,16同士を締
付けて結合する。
【0028】このケーシング11は、複数ヵ所(例えば
3ヵ所)で懸架ボルト34により車体フレーム側に固定
された車体ブラケット9に固定され懸架保持される。こ
の場合、図示したように各懸架部に配設される車体ブラ
ケット9間の幅がケーシング11の幅より狭いため、懸
架ボルト34にスペーサとなるカラー35を装着して懸
架ボルト34及びこれに螺合するナット36により左右
のケース15,16同士を締付けて固定する。
【0029】駆動軸13を構成するペダルクランク軸6
の端部及び融合スリーブ20の端部はそれぞれベアリン
グ37,38を介して左ケース15及び右ケース16に
支持される。このように強度の大きい金属材料からなる
左右のケース15,16に駆動軸13の軸受部を支持さ
せることにより、安定して堅固に駆動軸13が保持され
る。
【0030】電動モータ12のモータ出力軸17の左側
端部はベアリング39を介して左ケース15に支持され
る。モータ出力軸17の右側端部を保持するベアリング
40は、この例では、樹脂からなる中央ハウジング14
に設けられている。この場合、ベアリング40の外周面
に沿って複数ヵ所でこのベアリング40を保持するよう
に、右ケース16からこれと一体で中央ハウジング側に
突出する円弧状の金属の凸壁(不図示)を設け、この凸
壁によりベアリング40を固定保持することにより、ベ
アリング40は、金属材料からなるケース内に保持した
場合と同様に安定して堅固に固定保持される。また、樹
脂材料の成形誤差や変形に基づく位置ずれも生じない。
このような凸壁が配設される部分の中央ハウジング11
の樹脂材料には切欠き(不図示)を設けて金属材料の右
ケース16からの凸壁の挿入を妨げないようにする。
【0031】このケーシング11の内部は、後述のよう
に、電動モータ12を収容するモータ室と、減速ギヤ2
5や遊星ギヤ機構29等を収容する減速機室と、FET
等によって通電するモータ制御回路基板(不図示)を収
容する制御室とに分割されている。
【0032】3分割されたケーシング11の中央ハウジ
ング14と左右ケース15,16との間の分割面には、
後述のように、中央ハウジング側の合わせ面周縁に沿っ
て連続した環状突起45,55を設け、左右ケース側の
合わせ面に前記環状突起45,55が嵌合する環状溝4
4,54を形成している。これにより、ケーシング11
のシール性が確保されるとともに、ケーシング分割体で
ある中央ハウジング14と左右ケース15,16の位置
合わせができ、分割面を跨って配設される駆動軸13や
モータ出力軸17の軸芯合わせができる。
【0033】図3は、ケーシング11を構成する左ケー
ス15の内面側(右側)から見た側面図であり、図4は
そのA−A部分の断面構成図である。
【0034】左ケース15の内面側に、モータ室41及
び制御室42の周縁及び両室間を仕切る仕切壁43が形
成される。モータ室41及び制御室42間の仕切壁43
には、信号ケーブルや電源ケーブル等を挿通させる開口
51が形成される。この仕切壁43に沿って、中央ハウ
ジング14との合わせ面に、モータ室41及び制御室4
2のそれぞれを囲む連続した環状溝44が形成される。
この環状溝44に後述の中央ハウジング14に設けた同
じく連続した環状突起45(図5)が嵌込まれる。これ
により、モータ室41及び制御室42がシールされると
ともに、中央ハウジング14(図2、図5)に対する位
置合わせが行なわれる。
【0035】この左ケース15の外周縁に沿って5ヵ所
に締結用取付孔46が形成され、前述の締結ボルト33
(図2)が挿通する。また、この左ケース15の外周縁
から突出して3ヵ所に懸架ブラケット47が設けられ、
それぞれ懸架用取付孔48が形成される。これらの懸架
用取付孔48に前述の懸架ボルト34(図2)が挿通す
る。
【0036】ペダルクランク軸挿通孔49に前述の図2
のベアリング37を介してペダルクランク軸6が挿通す
る。また、モータ軸受部50に前述の図2のベアリング
39を介してモータ出力軸17の端部が支持される。
【0037】制御室42には、例えば6個のFET(不
図示)を一列に並べて搭載したプリント基板(不図示)
が収容される。これら6個のFETは、金属材料のヒー
トシンク(不図示)を介して左ケース15の内面に対し
熱的に接触して放熱される。ヒートシンクは左ケース1
5の内面にケース材料と一体で形成してもよい。6個の
FETは、例えば共通の押え板(不図示)によりケース
内側からケース内壁面に対し押付けられる。押え板は、
ケースに設けた例えば2ヵ所の貫通孔53を通してネジ
(不図示)によりケース外側から締付けて各FETをケ
ース内壁面側に圧接させる。52は、ヒートシンクにF
ETを固定する6個のネジのネジ頭逃げ用の凹みであ
る。
【0038】図5は、中央ハウジング14の断面構成図
である。中央ハウジング14の左右側面には、それぞ
れ、前述の左ケース15の環状溝44に嵌め込まれる環
状突起45及び後述の図6、図7に示す右ケース16の
環状溝54に嵌め込まれる環状突起55が形成される。
この中央ハウジング14の周縁に沿って前述の締結用取
付孔46(図3)に対応した5ヵ所の位置に締結ボルト
挿通孔56が形成される。
【0039】中央ハウジング14内部は、仕切壁57に
よりモータ室41と制御室42(図3参照)及び減速機
室58に分離される。モータ室41には前述のように電
動モータ12が収容され、制御室42にはFET等が接
合されたプリント基板が収容される。減速機室58に
は、図2に示した減速ギヤ機構72や遊星ギヤ機構29
が収容される。減速ギヤ機構72の中間軸23(図2)
の左端部は、減速機室58に形成した軸受用凹み59内
に嵌め込まれて支持される。減速機室58を形成する左
側の仕切壁にはペダルクランク軸挿通孔62が形成さ
れ、ペダルクランク軸6(図2)が挿通する。
【0040】モータ室41を形成する仕切壁57の右壁
部分にモータ出力軸挿通孔60が形成され、前述のよう
にベアリング40(図2)を介してモータ出力軸17が
挿通する。61はベアリング嵌込部を示す。
【0041】図6は、右ケース16を内面側(左側)か
ら見た図であり、図7は、図6のC−C部分の断面構成
図である。
【0042】右ケース16の外周縁に沿って減速機室5
8を形成する仕切壁63が設けられる。この仕切壁63
の中央ハウジング14との合わせ面に沿って連続した環
状溝54が形成される。この環状溝54に中央ハウジン
グ14側の環状突起55が嵌め込まれて減速機室58の
シール及び中央ハウジング14と右ケース16との位置
合わせが行なわれる。
【0043】右ケース16の外周縁部の3ヵ所に、左ケ
ース15の場合と同様に、懸架ブラケット64が設けら
れそれぞれ懸架ボルト34(図2)が挿通する懸架用取
付孔65が形成される。
【0044】5本の締結ボルト33(図2)がそれぞれ
挿通する左ケース15の締結用取付孔46(図3)及び
これらに整合する中央ハウジング14の締結ボルト挿通
孔56に対応して、右ケース16の周縁部の5ヵ所に締
結用ネジ孔66が形成される。この締結用ネジ孔66に
締結ボルト33が螺合する。
【0045】中間軸23(図2)の右端部は、右ケース
16の内面に形成した軸受用凹み67内に嵌め込まれて
支持される。
【0046】右ケース16を貫通して駆動軸挿通孔68
が開口し、図2に示したペダルクランク軸6及び融合ス
リーブ20からなる駆動軸13が挿通する。69はベア
リング38(図2)を保持するベアリング嵌込部であ
る。
【0047】このような右ケース16は、前述の左ケー
ス15と同様にアルミダイキャスト合金(ADC材)の
成形体からなり、樹脂の中央ハウジング14を左右から
挟んで一体のケーシング11(図2)を形成する。
【0048】図8〜図10は上記中央ハウジング14を
示し、図8は左側面図、図9は部品を装着した状態の左
側面図、図10は右側面図である。
【0049】図8に示すように、中央ハウジング14の
左側面に、モータ室41及び制御室42が開口する。モ
ータ室41内には電動モータ12(図2)が収容され
る。制御室42内には、図9に示すように、6個のFE
T76を搭載したプリント基板73が収容される。モー
タ室41及び制御室42同士は仕切壁57で分離される
とともにそれぞれ周縁を仕切壁57で囲まれる。
【0050】左ケース15(図3、図4)との合わせ面
となる中央ハウジング14の合わせ面の仕切壁57の上
面(分割面)には、モータ室41及び制御室42の周縁
に沿って環状突起45が形成される。この環状突起45
のモータ出力軸挿通孔60周りの3ヵ所に斜線で示す軸
芯位置合せ部Aが形成される。さらに、ペダルクランク
軸挿通孔62周りの2ヵ所に位相角度位置合せ部Bが形
成される。これらの位置合せ部A,Bに対応して、左ケ
ース15(図3)の環状溝44が隙間なく嵌合し、軸の
芯ずれ及び軸周りの位相角度ずれが防止される。これに
より、中央ハウジング14と左ケース15が軸位置及び
位相位置を高精度に位置合せして結合することができ
る。これらの位置合せ部A,B以外の部分はクリアラン
スを大きくとって、樹脂成形歪を逃し、嵌め合い部の不
要な干渉を防止する。
【0051】モータ室41と制御室42との間を仕切る
部分の環状突起45には、ケーブル(不図示)を挿通さ
せるための開口51(図3)を形成するために不連続部
Cが形成される。また、制御室42の環状突起45に
は、さらに不連続部Dが形成される。この不連続部Dに
より、受電プラグ86を介してバッテリ(不図示)に接
続するケーブル(不図示)が挿通する。
【0052】制御室42内には、電動モータ12(図
2)及びプリント基板73(図9)のそれぞれに接続さ
れる接続端子74を装着する端子受け凹み75(図8)
が形成される。端子受け凹み75は、電動モータ12の
U,V,Wの各相に対応して3つ形成され、各々に2個
の接続端子74が、ボルト挿通孔81を通る不図示のボ
ルト及びナットにより固定される。この接続端子74を
固定するためのボルト挿通孔81の反対側の端部(図1
0の減速機室58側の端部)にナット挿入用の角穴84
が形成される(図5参照)。82は懸架ボルト挿通孔で
あり、83は締結ボルト挿通孔である。
【0053】プリント基板73には、6個のFET76
が各リード端子77を接合されて搭載される。6個のF
ET76の内面側に共通の押え板78がそれぞれFET
固定ネジ79により固定される。押え板78は、2個の
押え板固定ネジ80により、左ケース15(図3)の押
え板取付け用貫通孔53(図3)を通して左ケース側に
固定される。これにより、各FET76を直接又は金属
製ヒートシンク(不図示)を介して金属の左ケース15
の内面に圧接して放熱させる。
【0054】図10に示すように、中央ハウジング14
の右側面に、減速機室58が開口する。減速機室58内
には、前述の図2に示したように、遊星ギヤ機構29及
び減速ギヤ機構72が配設される。この減速機室58の
開口面の周縁に連続した環状突起55が形成される。
【0055】この環状突起55に、図8の左側面の環状
突起45と同様に、3ヵ所の軸芯合せ部Aと2ヵ所の軸
周り位相角度位置合せ部Bが形成され、これに対応した
右ケース16(図6)の環状溝54と隙間なく嵌合して
高精度で位置合せされる。これらの位置合せ部A,B以
外の部分はクリアランスを大きくとって、樹脂成形歪を
逃し、嵌め合い部の不要な干渉を防止する。85は負荷
検出用センサーを嵌込むための凹みである。
【0056】この図10に示す減速機室58の輪郭は、
図8に示すモータ室41及び制御室42の輪郭と左右方
向から透視的に見てオーバーラップして形成される。
【0057】上記構成において、本発明では、中央ハウ
ジング14と該中央ハウジング14を両側から挟む左ケ
ース15及び右ケース16とによりケーシング11を構
成し、該ケーシング11内にプリント基板73を収容
し、このプリント基板73上に発熱素子(FET76)
を搭載した電動駆動装置の放熱構造において、前記中央
ハウジング14を樹脂材料で形成し、前記左ケース15
及び右ケース16を金属材料で形成し、前記プリント基
板73を前記中央ハウジング14に取付けるとともに、
該プリント基板73上のFET76を直接左ケース15
に接触させて該左ケース15を介して放熱させる。
【0058】プリント基板73は、その両端部を中央ハ
ウジング14の基板ガイド88(図8、図9参照)に挿
入して装着され保持される。
【0059】この場合、FET76の大きさやプリント
基板73上の搭載位置によって、左ケース15の内面が
平坦のまま(同じ肉厚のまま)、FET76を内面に接
触させることができる場合と、FET76が左ケース1
5の内面まで達しない場合がある。FET76が左ケー
ス15の内面まで届かない形状であれば、左ケース15
の内面側を突出させてFET76が接触する当接部を形
成し、この当接部を介して放熱させてもよい。
【0060】図11は、左ケース内面にFET放熱用の
当接部を突出して形成した実施形態を示し、その前側か
ら見た断面図である。(A)は図9(a)部のFET取
付け部分の断面図、(B)は図9(b)部のFETとF
ETの間の部分の断面図である。
【0061】(A)に示すように、プリント基板73に
FET76のリード端子77が接合されて搭載される。
左ケース15の内面に当接部87が一体成形により突出
して形成される。FET76は図9に示したように6個
並べて搭載され、共通の押え板78をケーシング内側か
らあてがわれる。各FET76の外面側は、左ケース1
5の内面の当接部87に接触する位置となるようプリン
ト基板に装着されている。各FET76は、左ケース1
5の内側で押え板78に螺合するFET固定ネジ79に
より締付けられ、押え板と一体的に固着される。
【0062】(B)に示すように、押え板78は、押え
板固定ネジ80により締付けられ、左ケース15の内面
側に引付けれれる。これにより、各FET76を当接部
87に押付けて圧接させる。
【0063】なお、FET固定ネジ79は、押え板78
に挿通孔を形成して、押え板78の内面側から当接部8
7に螺合させてもよい。
【0064】また、FET固定ネジ79により各FET
76が当接部87に充分強く圧接する場合には、押え板
固定ネジ80は省略可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、3分
割したケーシングの左右両側を金属材料の左ケース及び
右ケースで構成して充分な強度を得るとともに中央ハウ
ジングを樹脂材料で形成して小型軽量化を図りながら、
この金属材料の左ケース又は右ケースを放熱手段として
利用し、FET等の発熱素子をこの左ケース又は右ケー
スに直接接触させて放熱させる。これにより、簡単な構
成で効率よく発熱素子から放熱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動駆動装置が適用される電動補助
自転車の全体図。
【図2】 本発明の実施形態に係る電動駆動装置の水平
断面構成図。
【図3】 図2の電動駆動装置の左ケースの内面図。
【図4】 図3のB−B断面構成図。
【図5】 図2の電動駆動装置の中央ハウジングの断面
構成図。
【図6】 図2の電動駆動装置の右ケースの内面図。
【図7】 図6のC−C断面構成図。
【図8】 図5の中央ハウジングの左側面図。
【図9】 図8の中央ハウジングに部品を装着した状態
の説明図。
【図10】 図5の中央ハウジングの右側面図。
【図11】 本発明のFET取付け部の構成説明図。
【符号の説明】
1:電動補助自転車、2:車体フレーム3:ハンガー
部、4:電動駆動装置、5:ペダル、6:ペダルクラン
ク軸、7:後輪、8:チェーン、9:ブラケット、1
0:バッテリ、11:ケーシング、12:電動モータ、
13:駆動軸、14:中央ハウジング、15:左ケー
ス、16:右ケース、17:モータ出力軸、18:ロー
タ、19:ステータ、20:融合スリーブ、21:スプ
ロケット、22:ギヤ、23:中間軸、24:第1ギ
ヤ、25:第2ギヤ、26:ラチェット、27:大径ギ
ヤ、28:ラチェット、29:遊星ギヤ機構、30:キ
ャリア、31:遊星ギヤ、32:サンギヤ、33:締結
ボルト、34:懸架ボルト、35:カラー、36:ナッ
ト、37:ベアリング、38:ベアリング、39:ベア
リング、40:ベアリング、41:モータ室、42:制
御室、43:仕切壁、44:環状溝、45:環状突起、
46:締結用取付孔、47:懸架ブラケット、48:懸
架用取付孔、49:ペダルクランク軸挿通孔、50:モ
ータ軸受部、51:開口、52:凹み、53:押え板取
付用貫通孔、54:環状溝、55:環状突起、56:締
結ボルト挿通孔、57:仕切壁、58:減速機室、5
9:中間軸支持用の凹み、60:モータ出力軸挿通孔、
61:ベアリング嵌込部、62:ペダルクランク軸挿通
孔、63:仕切壁、64:懸架ブラケット、65:懸架
用取付孔、66:締結用ネジ孔、67:中間軸支持用の
凹み、68:駆動軸挿通孔、69:ベアリング嵌込部、
71:リングギヤ、72:減速ギヤ機構、73:プリン
ト基板、74:接続端子、75:端子受け凹み、76:
FET、77:リード端子、78:押え板、79:FE
T固定ネジ、80:押え板固定ネジ、81:ボルト挿通
孔、82:懸架ボルト挿通孔、83:締結ボルト挿通
孔、84:ナット挿入用角穴、85:センサー嵌込み用
凹み、86:受電プラグ、87:当接部、88:基板ガ
イド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 浩一 静岡県周智郡森町森1450番地の6 株式会 社モリック内 Fターム(参考) 5E322 AA03 AB01 EA10 EA11 5H605 AA01 BB05 CC06 DD12 EA02 5H609 PP02 PP05 PP16 QQ02 QQ23 RR32 RR35 RR61 RR69 RR71 RR73

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央ハウジングと該中央ハウジングを両側
    から挟む左ケース及び右ケースとによりケーシングを構
    成し、該ケーシング内にプリント基板を収容し、このプ
    リント基板上に発熱素子を搭載した電動駆動装置の放熱
    構造において、 前記中央ハウジングを樹脂材料で形成し、前記左ケース
    及び右ケースを金属材料で形成し、 前記プリント基板を前記中央ハウジングに取付けるとと
    もに、該プリント基板上の発熱素子を直接前記左ケース
    又は右ケースに接触させて該左ケース又は右ケースを介
    して放熱させることを特徴とする電動駆動装置の放熱構
    造。
  2. 【請求項2】前記左ケース又は右ケースの内面に発熱素
    子が接触する当接部を突出して形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の電動駆動装置の放熱構造。
  3. 【請求項3】前記プリント基板上に複数の発熱素子を並
    列して搭載し、これらの発熱素子を共通の押え板で前記
    左ケース又は右ケースの内面側に圧接させたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の電動駆動装置の放熱構
    造。
  4. 【請求項4】前記電動駆動装置は、電動補助自転車のペ
    ダル踏力補助用の電動駆動装置であることを特徴とする
    請求項1,2または3に記載の電動駆動装置の放熱構
    造。
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