JP2003162583A - 健康サービス継続支援システムのセンタ装置 - Google Patents

健康サービス継続支援システムのセンタ装置

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JP2003162583A
JP2003162583A JP2001360565A JP2001360565A JP2003162583A JP 2003162583 A JP2003162583 A JP 2003162583A JP 2001360565 A JP2001360565 A JP 2001360565A JP 2001360565 A JP2001360565 A JP 2001360565A JP 2003162583 A JP2003162583 A JP 2003162583A
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health
center device
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JP2001360565A
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English (en)
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Takako Shiraishi
孝子 白石
Masayo Yamamoto
雅代 山本
Teruo Yamamoto
照夫 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 健康支援サービスの利用者に利用継続におい
て本来の使用応じた利益が得られるような動機付けを与
える。 【解決手段】 利用者毎の健康情報が記憶された健康情
報記憶手段12と、利用度合いを演算する利用度合い演
算手段15と、演算された利用度合いに応じて付与する
得点をり演算するサービス得点演算手段18とを備え、
利用度合いの高い利用者ほどサービスを継続利用する際
に得点が利用できるしくみとし、健康支援サービスを継
続して利用する効果的な動機付けとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者端末から送
信された生体情報や生活状況などの個人の健康情報を管
理したりアドバイスを行う健康サービスにおいて、利用
者からの情報の入力度合いに基づいてサービスにおいて
特典を与えて利用者に継続的利用を促す健康サービス継
続支援システムのセンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の発明】パソコンの普及やインターネットや携帯
電話通信などネットワークサービスの普及にともない、
個人の健康情報を遠隔のサーバで管理したり、健康増進
や病気予防のための健康ネットワークサービスが登場し
てきている。生活習慣予防や生活習慣の改善を目的とし
たサービスとしては、食事や運動や睡眠などの日々の生
活状況や家庭で測定した体重や血圧などの計測データを
利用者側の端末で入力したり、健康計測器からデータを
送信してサービス側のセンタサーバで管理したり送られ
たデータに基づきアドバイスを利用者側に送信するもの
も多数提供されている。それらのサービスを利用するこ
とで、毎日健康計測をしたり日々の生活を振り返り食事
内容や運動の実施状況など毎日を入力し、健康意識を高
めることができる。また、入力した健康情報をパソコン
画面などでまとめて閲覧することにより自分自身の生活
習慣を客観的に見直し、生活習慣改善のための具体的な
方法を自らの生活習慣の中に見つけることができるとい
うメリットがある。
【0003】しかし、これらの生活習慣改善サービス
は、できれば毎日しかも長期間継続して利用して初めて
健康増進や減量などの効果を体験できるものである。ま
た、健康計測データも日々の変動に併せて長期的な傾向
を見る事も大切である。日記形式で健康情報を申告させ
るタイプの健康サービスにおいては毎日こまめに入力し
ている人の方が、申告が習慣となり健康意識も高まり、
データの自己のデータ蓄積も楽しみとなり、より長期的
に利用するという傾向がある。しかし、効果を実感でき
る前に利用者が飽きてしまったり、入力が面倒になった
りしてなかなか長続きせず、健康改善の効果を実感でき
るまでに至らない人も多い。
【0004】そこで、継続の動機付けをするために、利
用度合いに応じて画面にキャラクターを登場させて楽し
みを演出したり、入力を長期間怠ると電子メールで催促
をするというのが一般的である。
【0005】また利用度合いによってサービスポイント
を与えて利用者にインセンティブを与えるものとして、
例えば特開平6−295390号公報に記載されている
ものがあった。図8は前記公報に記載された従来のサー
ビスポイント付与装置を示すものである。
【0006】図8において、処理装置1内には利用者端
末2に設けられたデータ入力手段3から入力された利用
者を認識する利用者認識手段4、該当する利用者の累積
ポイントおよび目標ポイント等を利用者端末2へ送出す
るポイント通知手段5、利用者の希望する分野のサービ
ス情報が記憶されたサービス内容記憶手段6、商取引状
態に応じて利用者の累積ポイントを加算または減算する
条件監視手段7により累積ポイントの定期的な更新等を
おこなうポイント集計手段8、ポイント付与率管理手段
9により様々なポイント付与率を乗じて算出されたポイ
ントを発行するポイント発行手段10が設けられてい
る。
【0007】これにより、データ入力手段3から入力さ
れた顧客のID信号により、サービスポイントの通知、
発行、集計、サービスの提供を行うもので、利用者の累
積ポイントや希望するサービスの目標ポイントとそれに
対する不足ポイント等の情報を通知し、利用者が商品を
選択する時点でその商品の獲得ポイントを知らしめて購
買意欲を増進させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、利用者
画面にキャラクターを変化させたりする場合も利用者が
サービスを利用し続けなければ見る事もできない。ま
た、入力が途絶えると電子メールで催促をするサービス
は利用者が入力をうっかり忘れている場合は別として、
面倒に感じていたりする場合は逆にうとましく感じられ
る。そして、どちらも直接的に継続を促進するインセン
ティブにはならない。
【0009】特開平6−295390号公報に記載され
ている従来の構成は、商品やサービスの購入の際にサー
ビスポイントが発行されるもので、別の新たな商品やサ
ービスを購入する動機付けにはなるが、利用者の健康管
理をしながら、徐々に効果をあげていく健康支援サービ
スのように、継続的に利用することによって本来の利益
が得られる商品やサービスを使うことの動機付けにはな
らない。
【0010】健康支援サービスの目的は、毎日健康計測
をしたり日々の生活を振り返り食事内容や運動の実施状
況など毎日を入力し健康意識を高めること、つまり健康
情報をパソコン画面などでまとめて閲覧することにより
自分自身の生活習慣を客観的に見直し、生活習慣改善の
ための具体的な方法を自らの生活習慣の中に見つけるこ
とが目的である。また、このような生活習慣の改善は長
期にわたって継続してはじめて効果が現れるものであ
る。特開平6−295390号公報のように新たな商品
を購入するためのサービスポイントはこの継続利用によ
り利用者へも利益を与えるという目的を達成するもので
はなく商品の購入を促進するという極めて商業的な目的
であって、利用者の目的を促進するものではない。
【0011】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、健康支援サービスの利用者が熱心に利用すればする
ほど利用継続に際しての得点が与えられるようにし、継
続的利用に対する直接的インセンティブを与える健康サ
ービスを提供することを目的とする。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、複数個
人の利用者が扱う利用者端末から個人の日々の健康デー
タを受信し管理して健康増進のためのサービスを行うセ
ンタ装置であって、利用者端末からの情報を記憶する個
人情報記憶手段と、個人情報記憶手段からの情報に基づ
き入力頻度などの入力度合いを所定の計算式に基づき算
出する利用度合い演算手段と、利用度合い演算手段の算
出結果に基づき健康サービスを継続利用する際の利用者
得点を演算するサービス得点演算手段とから構成するこ
とにより、利用者により送信された日々の健康情報の入
力状況から利用度合い演算手段は利用者ごとの利用度合
いを算出し、その利用度合いによってサービス得点演算
手段は利用者が継続してサービスを利用する際に利用で
きる得点として提供する。これにより、利用者が熱心に
利用すればするほど利用者はサービスを継続して利用し
やすくなり、直接的に継続的利用の動機づけができ、長
期利用による健康改善を促進するという効果がある。
【0013】請求項2に記載の発明は、センタ装置は所
定期間ごとにサービスの利用料を課金の情報を処理する
ものであり、サービス得点演算手段は次回利用期間の利
用料金の割引率を算出し利用率の高い利用者に対し料金
割引の得点を提供する。これにより利用者の利用率を上
げることへの動機づけを行うことができる。さらに得点
として割引料金で継続利用できるのでより継続利用を促
進することができ、長期利用による健康改善の効果が上
がる。
【0014】請求項3に記載の発明は、センタ装置は予
め決められたサービスの所定利用期間の情報を処理する
ものであり、サービス得点演算手段は予め決められた所
定利用期間の延長期間を演算するサービス延長期間演算
手段を含み、利用度合いに応じてさらに利用期間を延長
するという得点を利用者に提供する。これにより利用者
の利用率を上げることの動機づけを行うことができる。
さらに得点としてのサービス期間を利用することで直接
的に継続利用につなげることができ、長期利用による健
康改善の効果が上がる。
【0015】請求項4に記載の発明は、利用度合い演算
手段は、個人情報記憶手段からの情報に基づき個人別入
力必要項目の所定期間における入力済み項目数から入力
率を算出する入力率演算手段を含み、入力率により得点
を与えるので、利用者に対して日々必要項目をもれなく
入力させることの動機づけとなり、結果として利用者は
より内容の充実した健康記録を行うことができ、またデ
ータの蓄積が喜びとなりさらに健康サービス利用の継続
へとつなげることができ、長期利用による健康改善の効
果が上がる。
【0016】請求項5に記載の発明は、個人情報記憶手
段は、利用者端末から健康情報を受信して記憶した入力
日時情報を記憶する受信履歴記憶手段を備え、利用度合
い演算手段は受信履歴記憶手段の情報に基づいて入力頻
度を演算する入力頻度演算手段を備え、利用者が健康情
報を入力した頻度により得点が付与される。これによ
り、利用者にできるだけ毎日健康データを入力するよう
に動機づけをすることができる。結果として、毎日の入
力が習慣化し、健康サービス利用の継続へとつなげるこ
とができ、長期利用による健康改善の効果が上がる。
【0017】請求項6に記載の発明は、利用度合い演算
手段は、サービスの所定利用期間の初日から当日までの
利用度合いを演算し、サービス得点演算手段は利用度合
い演算手段の当日までの利用度合いに基づきサービス得
点を予測するサービス得点シミュレーション手段を備
え、予想されるサービス得点をシミュレーションして利
用者に提示できるので、利用者はさらに高い得点を得よ
うとして利用度合いを高めることにつながり、健康改善
の効果が上がる。
【0018】請求項7に記載の発明は、個人情報記憶手
段は、利用者個人の連絡先アドレスを記憶して、センタ
装置は利用度合い演算手段の算出結果やサービス得点演
算手段の算出結果、得点シミュレーション結果の情報等
を電子メールで利用者に通知するので、健康サービス利
用が中断している人に対しても、より効果的に利用状況
や予想されるサービス得点を利用者に知らせることがで
き、継続利用の促進につながり、長期利用による健康改
善の効果が上がる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか1項記載の健康サービス継続支援システムの全
てもしくは一部をコンピュータに実行させるプログラ
ム。そしてプログラムを用いることでパソコンなどで容
易に実現することができ、そのプログラムを記録した記
録媒体を用いることでソフトウエアをインストールする
作業が容易になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明の実施例1の構
成を示す図である。
【0022】センタ装置11と、この装置11内にサー
ビス利用者毎の体重や血圧などの生体情報や食事や運動
などの生活状況などの情報が記憶された健康情報記憶手
段12を備えた個人情報記憶手段13と、健康情報とし
て個人別に予め設定された入力必要項目に入力対象日の
情報が入力されているか否かによって入力率を算出する
入力率演算手段14を備えた利用者のサービスの利用度
合いを演算する利用度合い演算手段15と、利用度合い
演算手段15からの利用度合い情報に基づいてサービス
利用の際の利用料金の割引率を演算する料金割引率演算
手段16とサービス開始日から途中段階での利用度合い
情報に基づいて所定期間終了後のサービス得点を予測す
るサービス得点シミュレーション手段17とを供えたサ
ービス利用に際しての得点を算出するサービス得点演算
手段18とで構成されている。
【0023】また、通信手段19を介して接続された、
利用者が使う利用者端末20には、日々測定する体重や
体脂肪率、血圧などの生体情報や、日々の食事や運動や
体調などの生活リズムに関する情報を入力する入力手段
21と、センタ装置11からの情報や入力手段21から
の情報を表示する表示手段22が設けられている。また
センタ装置11は、健康情報記憶手段13で利用者個人
の連絡先アドレスである電子メールアドレスを記憶し、
利用者毎の利用度合い演算手段15やサービス得点演算
手段18の算出結果などの情報を該当する利用者の電子
メールアドレスに配信する電子メール配信手段23を備
えている。なお連絡先アドレスは電子メールアドレスに
限らず電子的な連絡手段であればよいし、電話番号や住
所でも構わない。
【0024】通信手段19は公衆回線やインターネット
と、これらにサーバ11、利用者端末20を接続してネ
ットワークを構成するためのモデム等を有する。これに
ついては一般的に採用されているデータ通信をおこなう
ための手段を利用して実現するため、詳細な構成につい
ては省略する。なお、通信手段は携帯電話などのモバイ
ル通信ネットワークであり、利用者端末はデータ通信機
能付きの携帯電話などの携帯情報端末としてもよい。
【0025】図2は入力手段21の情報に基づき利用者
に日々の生体情報や生活状況についての入力を行わせる
ための表示手段22の表示例である。利用者は自宅や外
出先の利用者端末20から、図2のように表示手段22
に表示された各入力必要項目について、当てはまるもの
のチェックボックスをチェックしたり、数値を入力して
必要項目の入力を行う。この場合生活状況の項目とし
て、体調、睡眠、運動、便通、間食、飲酒、夜食、食事
内容を、測定データとして、体重、歩数、体脂肪率、血
圧を入力するものとする。
【0026】図3は健康情報記憶手段12の内容を示す
図である。記憶されているデータは複数の利用者A3
1、利用者B32、利用者C33別に、利用者の年齢、
性別、身長、および入力手段から入力された日別の情報
を記憶している。
【0027】以上の構成において、サービス得点演算手
段の動作を図4のフローチャートを用いて動作を説明す
る。この処理は利用者毎に毎日所定の時刻に一回ずつ行
われる。
【0028】処理に先立ち、利用者Aは、利用者端末2
0に設けられた入力手段21から原則として毎日、該当
年月日、体調、睡眠、運動、便通、間食、飲酒、夜食、
食事内容、体重、歩数、体脂肪率、血圧などの予め決め
られた入力項目を入力すし、通信手段19を介してサー
バ11内の健康情報記憶手段12に図3に示すように格
納されている。この健康情報記憶手段12に記憶された
情報に基づきサービス得点演算手段14は次回のサービ
ス利用時の得点を算出する。本実施例の健康サービスは
月単位でサービスの提供や課金を行い、当月の利用率に
基づいて翌月の利用料金の割引率を決定するものとす
る。利用率演算手段15としての入力率演算手段14
は、月初から前日までの日別の入力率を算出し、平均の
入力率を算出し個人情報記憶手段に記憶し日々更新して
いる。入力率は、(入力済み項目数/必要入力項目数)
により算出する(S41)。
【0029】次にサービス得点シミュレーション手段1
7は、演算結果に基づき予定割引率を演算する。本実施
例ではサービス得点は次回の健康サービスの利用料金の
割引率とし、入力率が90%以上、80%以上90%未
満、70%以上60%未満、60%以上70%未満の場
合それぞれ、4割引、3割引、2割引、1割引とする。
サービス得点シミュレーション手段は、利用率の算出対
象期間の途中における利用率を最終利用率と仮定し、サ
ービス得点である割引率や割引後の料金を算出する(S
42)。料金割引率演算手段16は、サービス得点決定
のための対象サービス期間である当月が終了した際に
(S43)つまり該当月終了後の該当月の利用率に基づ
いて翌月の料金割引率を算出し(S44)、個人情報記
憶手段13に格納して(S45)修了する。
【0030】図5は個人情報記憶手段13に記憶された
個人別のサービス得点に関する情報である。センタ装置
11は利用率演算手段15とサービス得点シミュレーシ
ョン手段17とサービス得点演算手段18の演算結果を
利用者端末20の表示手段22に表示させて利用者が確
認できるようにする。サービス得点の算出のための利用
率算出対象期間の途中の際は、図5の2000年7月の
例のように途中段階での利用率算出結果に基づいたサー
ビス得点シミュレーション結果として、翌月割引率と割
り引き後の利用料金を表示させる。
【0031】さらに、電子メール配信手段23は利用者
個人に利用率やサービス得点のシミュレーション結果な
どを知らせる電子メールを配信する。たとえば利用者A
に対しては「1月20日現在のAさんの入力率85%で
す。1月の入力率が85%の場合、2月のは3割り引き
となります。ちなみに入力率90%以上の場合3割り引
きとなります。残り10日となりました。引き続き健康
を意識して毎日のチェックを日課にしましょう!」のと
いった内容を電子メールによって定期的にプッシュ配信
し、サービス利用に対する動機付けをより効果的に行
う。
【0032】このようにして利用するほど次回の利用料
金が安くなることで自体で利用者の健康サービスの利用
の動機付けとなり、熱心に利用すればさらに継続利用す
ることで得点を享受できるしくみとなっているので、よ
り健康増進サービス利用への意欲が高まる。さらに取り
組みの継続により結果的に健康を獲得していくという効
果が得られる。
【0033】また、利用者に目標入力率を予め設定させ
ておき、達成できた場合はより有利なサービス得点が与
えられるしくみとすれば、個人個人の事情に合った入力
率の達成すればよく、利用者の入力率向上の意欲がより
高まる。
【0034】またこのサービス主催者にとってはよりロ
イヤリティが高く利用度合いの高い利用客の定着に結び
つき、健康増進意欲の高い利用者対し他のサービスを含
めて効率的に提供する事ができる。利用者は利用期間途
中でも自分の料金シミュレーションの結果を知ることが
できるので利用の動機づけとなる。利用度合いは必要項
目のうちどれだけの項目が入力できているかによって判
定されるので、より詳しい健康情報の入力をする動機付
けとなる。
【0035】さらに健康計測の測定値については毎日測
定して記録しないといけないので、毎日自分の健康に意
識を向けさせたり客観的な健康チェックをさせることに
なり、結果的に病気の予防にもつながる。
【0036】なお、利用率の算出方式や、料金割引率の
算出方式は他の方法でもよい。例えば前回よりも入力率
が増えれば(減れば)割引率を大きくする(小さくす
る)、100%が連続すると割引率を大きくすることが
考えられる。
【0037】また、図4のフローチャートで示した処理
は毎日おこなっているが、処理日を定めて一括して行う
ことも可能である。
【0038】(実施例2)次に本発明の実施例2につい
て説明する。図6は本発明の実施例2の構成を示す図で
ある。実施例1と異なる点は、個人情報記憶手段13は
利用者端末から健康情報を受信して新しい健康情報記憶
手段12に新たに情報を入力した日時を記憶する受信履
歴記憶手段61を備え、利用度合い演算手段15は受信
履歴記憶手段からの情報に基づいて入力頻度を演算する
入力頻度演算手段62を備えている点である。入力頻度
演算手段62での入力頻度の算出方法は、(情報を入力
した日数/対象期間の日数)で算出する。サービス得点
演算手段18の動作については実施例1と同様である。
【0039】この実施例2の場合には、毎日こまめに日
記を入力したかどうかによって利用度合いを判定し、何
日分もまとめて入力したり、締め切りぎりぎりに適当に
入力したのは得点に還元されないので、よりこまめに毎
日忘れずに入力させることを促すことができる。これに
より利用者は毎日自分の健康に意識を向ける時間をもっ
たり健康チェックを行い病気予防につながる。
【0040】さらにサービス提供者側にとってはより健
康意識の高く熱心な利用者に対し得点を与え利用を継続
させることができる。
【0041】(実施例3)次に本発明の実施例3につい
て説明する。図7は本発明の実施例3の構成を示す図で
ある。その他の構成は実施例1と同様である。実施例1
と異なる点は、サービス得点演算手段18は利用度合い
演算手段15からの情報に基づいて所定の利用期間を延
長するための延長期間を演算するサービス延長期間演算
手段71を備えている。本発明の健康サービスは周単位
で提供されるものとし、最近4週間の利用度合いに応じ
てさらに週単位で利用を延長する。延長期間における利
用率も演算されさらに期間を延長できる。つまり、入力
率が90%以上、80%以90%未満、70%以60%
未満、60%以70%未満の場合それぞれ、4週間、3
週間、2週間、1週間を特典期間として自動延長してサ
ービスを提供する。
【0042】なお、延長期間の算出方式やサービス期間
の単位は他のものでもよい。
【0043】このようにしてこの実施例においては、利
用するほどサービス期間が延長されることになるので、
健康サービス利用自体で利用者の健康支援サービスの利
用動機が高まり、熱心に利用すればさらに継続利用する
ことができるしくみとなっているので、より健康増進サ
ービス利用への意欲が高まる。また得点として与えられ
たサービス期間を利用してさらに健康増進のための取り
組みを継続することができ、結果的に健康を獲得してい
くという効果が得られる。
【0044】またこのサービス主催者にとってはよりサ
ービス活用度が高い利用客の利用定着に結びつき、健康
増進意欲の高い利用者に対しさらに他のサービスもあわ
せて効率的に提供する事ができる。
【0045】なお、本発明ではセンタ装置に個人情報記
憶手段、利用度合い演算手段、サービス得点演算手段を
備えて説明したが、このうちの幾つかを利用者端末側に
備える構成でも同じ効果が得られることは言うまでもな
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、利用者
から送信される健康情報を管理し生活習慣改善や健康増
進のサービスを提供する際に、利用者のサービスの利用
度合いを演算し、さらに継続してサービスを利用する際
における料金割引などの得点を演算し、利用者毎にサー
ビス得点を提供するので、健康支援サービスを受ける利
用者がそのサービスをより熱心に利用しさらに継続利用
する上において効果的な動機づけとなり、健康を獲得す
る上において多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における健康サービス継続支
援システムのセンタ装置の構成図
【図2】本発明の実施例1における表示内容を示す図
【図3】同実施例1における健康情報記憶手段の記憶内
容を示した図
【図4】同実施例1の動作のフローチャート
【図5】同実施例1における健康情報記憶手段の記憶内
容を示した図
【図6】本発明の実施例2における健康サービス継続支
援システムのセンタ装置の構成図
【図7】従来のサービスポイント付与装置の構成図
【図8】従来例の発明の構成図
【符号の説明】
11 センタ装置 12 健康情報記憶手段 13 個人情報記憶手段 14 入力率演算手段 15 利用度合い演算手段 16 料金割引率演算手段 17 サービス得点シミュレーション手段 18 サービス得点演算手段 61 受信履歴記憶手段 62 入力頻度演算手段 71 サービス延長期間演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 照夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人の利用者が扱う利用者端末から個人
    の日々の健康データを受信し管理して健康増進のための
    健康サービス継続支援システムのセンタ装置において、
    前記利用者端末からの情報を記憶する個人情報記憶手段
    と、前記個人情報記憶手段からの情報に基づき入力頻度
    などの入力度合いを所定の計算式に基づき算出する利用
    度合い演算手段と、前記利用度合い演算手段の算出結果
    に基づき健康サービスを継続利用する際の利用者得点を
    演算するサービス得点演算手段とを備えた健康サービス
    継続支援システムのセンタ装置。
  2. 【請求項2】 センタ装置は所定期間ごとにサービスの
    利用料を課金の情報を処理するものであり、サービス得
    点演算手段は次回利用期間の利用料金の割引率を算出す
    る料金割引率演算手段を含む請求項1に記載の健康サー
    ビス継続支援システムのセンタ装置。
  3. 【請求項3】 センタ装置は予め決められたサービスの
    所定利用期間の情報を処理するものであり、サービス得
    点演算手段は予め決められた所定利用期間の延長期間を
    演算するサービス延長期間演算手段を含む請求項1に記
    載の健康サービス継続支援システムのセンタ装置。
  4. 【請求項4】 利用度合い演算手段は、前記個人情報記
    憶手段からの情報に基づき個人別入力必要項目の所定期
    間における入力済み項目数から入力率を算出する入力率
    演算手段を含む請求項1に記載の健康サービス継続支援
    システムのセンタ装置。
  5. 【請求項5】 個人情報記憶手段は、利用者端末から健
    康情報を受信して記憶した入力日時情報を記憶する受信
    履歴記憶手段を備え、利用度合い演算手段は前記受信履
    歴記憶手段の情報に基づいて入力頻度を演算する入力頻
    度演算手段である請求項1に記載の健康サービス継続支
    援システムのセンタ装置。
  6. 【請求項6】 利用度合い演算手段は、サービスの所定
    利用期間の初日から当日までの利用度合いを演算し、サ
    ービス得点演算手段は前記利用度合い演算手段の当日ま
    での利用度合いに基づきサービス得点を予測するサービ
    ス得点シミュレーション手段を備えた請求項1に記載の
    健康サービス継続支援システムのセンタ装置。
  7. 【請求項7】 個人情報記憶手段は、利用者個人の連絡
    先アドレスを記憶して、センタ装置は利用度合い演算手
    段の算出結果やサービス得点演算手段の算出結果、得点
    シミュレーション結果の情報等を連絡先アドレスで利用
    者に通知する請求項1〜6のいずれか1記載の健康サー
    ビス継続支援システムのセンタ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の健康
    サービス継続支援システムのセンタ装置の全てもしくは
    一部をコンピュータに実行させるプログラム。
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