JP2003162164A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003162164A JP2001361903A JP2001361903A JP2003162164A JP 2003162164 A JP2003162164 A JP 2003162164A JP 2001361903 A JP2001361903 A JP 2001361903A JP 2001361903 A JP2001361903 A JP 2001361903A JP 2003162164 A JP2003162164 A JP 2003162164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被記録材Pにトナー像を熱により定着させる加
熱装置118と、トナー像を定着した後の被記録材を搬
送する搬送手段30・31と、トナー像を定着した後の
被記録材を搬送手段に案内するガイド部材32・33
と、を有する画像形成装置において、被記録材がOHP
シートの場合でも傷をつけることなく搬送すること、搬
送手段を駆動するモータを安価な駆動力の小さなモータ
にすること、搬送手段の耐久による摩擦力低下にも影響
を受けにくくして寿命を長くでき、画像ぶれを起こすこ
ともないようにすること。 【解決手段】加熱装置118の駆動速度を可変できる手
段21・100・101・M2を有し、被記録材Pが搬
送手段30・31の近辺に到達したときに、加熱装置1
18の駆動速度を遅くすることを特徴とする画像形成装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録材にトナー
像を熱により定着させる加熱装置と、トナー像を定着し
た後の被記録材を搬送する搬送手段と、トナー像を定着
した後の被記録材を搬送手段に案内するガイド部材と、
を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機、LBP、ファクシミ
リ、マイクロフィルムリーダプリンタ、画像表示(ディ
スプレイ)装置、記録機等の画像形成装置において、電
子写真、静電記録、磁気記録等の適宜の画像形成プロセ
ス手段により加熱溶融性樹脂等よりなる顕画剤(トナ
ー)を用いて被記録材(転写材シート、エレクトロファ
ックスシート、静電記録シート、印刷紙など)の面に間
接(転写)方式もしくは直接方式で形成担持させた目的
の画像情報に対応した未定着トナー画像を該被記録材面
に永久固着画像として加熱定着処理する加熱装置(像加
熱装置、画像加熱定着装置)としては、固定支持された
加熱体と、該加熱体に対向圧接しつつ搬送される耐熱性
フィルム(定着フィルム)と、該フィルムを介して被加
熱材としての被記録材を加熱体に密着させる加圧部材を
有し、加熱体の熱をフィルムを介して被記録材へ付与す
ることで記録材面に形成担持されている未定着画像を被
記録材面に加熱定着させる方式、構成の加熱装置(フィ
ルム加熱方式)が考案されている。
【0003】定着装置としてだけでなく、画像を担持し
た被記録材を加熱して表面性(艶など)を改質する装
置、仮定着処理するなど、その他、被加熱体を加熱処理
する手段として広く使用できる。
【0004】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、昇温の速い低熱容量の加熱体や薄膜のフィルムを用
いることができるため、省電力化やウエイトタイムの短
縮化(クイックスタート性)が可能となる、画像形成装
置等の本機の機内昇温を低めることができる等の利点を
有し、効果的なものである。
【0005】しかし、構成部材の温度状態によっては、
該装置による被加熱材挟持搬送速度に変動を生じる。例
えば、加熱体にフィルムを介して圧接させる加圧部材
(以下、加圧ローラと記す)を駆動回転させることで、
フィルムを加熱体に摺動移動させつつ、フィルムもしく
はフィルムと被加熱材を一緒に加熱体と加圧ローラとの
圧接ニップ部を挟持搬送させる加圧部材駆動式の装置で
は、装置の稼動に伴って加圧ローラの温度が上昇するこ
とで、該加圧ローラはゴム部の熱膨張により外径が大き
くなる。加圧ローラは通常一定回転数で回転駆動させて
いるため、加圧ローラが高温のときは低温のときよりも
熱膨張が大きくなって回転周速度が増加し、被加熱材挟
持搬送速度が速くなってしまう。
【0006】即ち、加圧ローラの温度状態によって該加
熱装置による被加熱材挟持搬送速度に違いを生じる。そ
のため、該加熱装置よりも上流側の処理部である作像部
例えば画像転写部での被記録材の搬送は所定の一定に保
たれているため、被記録材が転写部から該加熱装置の被
記録材圧接ニップ部(定着部)に到達して挟持搬送状態
になると、加圧ローラが高温状態時には転写部での被記
録材搬送速度よりも該加熱装置の定着部における被記録
材挟持搬送速度が大きい状態を生じて、該加熱装置が被
記録材を引っ張ることとなり、この影響で転写部におい
て画像ブレが生じてしまう。
【0007】逆に、加圧ローラが低温状態時には、転写
部と加熱装置の定着部との間の被記録材搬送部において
被記録材に不要なループ(たるみ)が形成され、転写部
における画像転写後の被記録材の分離方向や、加熱装置
の定着部への被記録材の入射角度が不安定となるため、
転写分離時の画像飛び散り、加熱装置の定着部でのオフ
セット等が発生する。また通紙使用された被記録材が厚
いものであるときは該被記録材のコシにより転写部でブ
レが生じてしまう。
【0008】このような加熱装置の被記録材挟持搬送速
度の変動による被記録材の引っ張り現象や不要なループ
形成現象による弊害をなくするため、定着フィルムの速
度を検知し、それによって、用紙の搬送速度を予測し
て、加圧ローラの駆動速度を制御する方式が提案されて
いる。
【0009】また、一般に、被記録材としては、紙が使
用されるが、それに含まれる水分量により、加熱装置を
通過した後に、カールを生じる。このカールをそのまま
にしておくと、排出トレイに排出されたときに積載不良
を起こし、トレイから落下する等の不具合を生じる。こ
れを解消するために様々な提案がされているが、そのう
ち、加熱装置から被記録材が排出された直後に、生じる
カールの向きとは逆方向に、被記録材を変形させること
が効果的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図2は、前述したフィ
ルム加熱方式の加熱装置(定着装置、定着器)118を
用いた画像形成装置の加熱装置周りの模式図である。こ
の場合、加熱装置118を出た被記録材Pは下側にカー
ルするため、加熱装置118からの排出直後、ガイド部
材32、33により、被記録材Pを上方に屈曲させてい
る(矢印A方向)。これにより、カールを減少させて良
好な積載性を保っている。
【0011】また、30、31は定着後の被記録材Pを
図示しない排紙装置に搬送するための送りローラ対であ
る。送りローラ対30、31はモータM3によって駆動
されている。送りローラ対30、31の被記録材送り速
度は加熱装置118の送り速度より、若干遅めに設定さ
れている。そして、定着〜送りローラ対間で被記録材P
を引っ張り合うことのないようになっている。そのた
め、送りローラ対30、31の駆動トルクは小さくて済
む。これらの配置のため、被記録材Pは送りローラ対3
0、31に到達した後、定着〜送りローラ対間でしだい
にループを形成し、被記録材Pのガイド32の側はガイ
ドの凹部32aに押し当てられながら搬送されることに
なる。すると、通常の被記録材Pの場合は問題ないが、
OHPシート等のような透明なシートだと、ガイド32
a部と擦れることによってできる微少な傷がOHPで投
影したときにめだってしまう。
【0012】送りローラ対30、31が耐久により搬送
力が落ちてくると、その傾向はより顕著になる。
【0013】ガイド32a部をやわらかな材質で形成す
ることも提案されているが、この場合、ガイド32a部
自体の摩耗が激しくなってしまい、のちのち紙づまり等
になる可能性がある。
【0014】送りローラ対30、31の被記録材送り速
度を定着器の送り速度より、速く設定することも提案さ
れているが、それでは、送りローラ対を駆動するモータ
の駆動力を大きくする必要があり、コストが高くなる。
【0015】そこで本発明は、上記のように、被記録材
にトナー像を熱により定着させる加熱装置と、トナー像
を定着した後の被記録材を搬送する搬送手段と、トナー
像を定着した後の被記録材を搬送手段に案内するガイド
部材と、を有する画像形成装置における上記のような問
題を解消すること、すなわち、被記録材がOHPシート
の場合でも傷をつけることなく搬送することができるよ
うにすること、搬送手段を駆動するモータを安価な駆動
力の小さなモータにすることができるようにすること、
搬送手段の耐久による摩擦力低下にも影響を受けにくく
して寿命を長くでき、画像ぶれを起こすこともないよう
にすること、等を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0017】(1)被記録材にトナー像を熱により定着
させる加熱装置と、トナー像を定着した後の被記録材を
搬送する搬送手段と、トナー像を定着した後の被記録材
を搬送手段に案内するガイド部材と、を有する画像形成
装置において、加熱装置の駆動速度を可変できる手段を
有し、被記録材が搬送手段近辺に到達したときに、加熱
装置の駆動速度を遅くすることを特徴とする画像形成装
置。
【0018】(2)前記(1)に記載の画像形成装置に
おいて、ガイド部材は、トナー像を定着した後の被記録
材を該被記録材のカールを補正する方向に屈曲させてガ
イドするガイド部材であることを特徴とする画像形成装
置。
【0019】(3)前記(1)または(2)に記載の画
像形成装置において、搬送手段のシート送り速度は、通
常、加熱装置のシート送り速度より遅く、被記録材が搬
送手段近辺に到達したときに加熱装置のシート送り速度
は、搬送手段のシート送り速度より遅くすることを特徴
とする画像形成装置。
【0020】(4)前記(1)から(3)に記載の何れ
かの画像形成装置において、被記録材が搬送手段に到達
したときに、少なくとも一つのサイズの被記録材の後端
は、画像形成部を通過していることを特徴とする画像形
成装置。
【0021】(5)前記(1)から(4)に記載の何れ
かの画像形成装置において、被記録材の種類を選択でき
る手段を有し、所定の被記録材が選択されたときのみ、
被記録材が搬送手段近辺に到達したときに、加熱装置の
駆動速度を遅くすることを特徴とする画像形成装置。
【0022】
【発明の実施の形態】(1)画像形成装置例 図1は本実施形態例における画像形成装置の概略構成図
である。本例の画像形成装置は、画像読み取りスキャナ
部を具備させた、転写方式電子写真プロセス利用のレー
ザ複写機である。
【0023】この画像形成装置本体Aは、上部に原稿の
画像情報を読み取る画像読み取り手段である画像読み取
りスキャナ部Bを有し、その下部に画像形成手段(作像
部)となる画像形成部Cを有し、更にその下部にシート
デッキDを組み付けて構成されている。
【0024】a)画像読み取りスキャナ部B 202は水平に固定配設したプラテンガラスであり、そ
の上に本や厚紙、カール紙等のブック原稿やシート状原
稿などを読み取りすべき画像面を下側にして所定の載置
基準に従って載置し、原稿圧板203により背面を押圧
して静止状態でセットする。
【0025】読み取り開始キーを押すと、プラテンガラ
ス202の下面側に配設の、走査系光源201・走査系
ミラー204等を含む可動の走査ユニットがプラテンガ
ラス左辺側の実線示のホームポジションからプラテンガ
ラス下面に沿って右辺側方向である矢印a方向に所定に
往動駆動される。
【0026】これにより、プラテンガラス202上に載
置セットされている原稿の下向きの画像面が左辺側から
右辺側に順次に照明走査され、その照明走査光の原稿面
反射光がレンズ205を通して受光素子(光電変換素
子)206に入射して光電読み取りされ、画像処理部で
処理され、画像情報電気信号に変換されて、画像形成部
Cのレーザスキャナ111に伝送される。
【0027】可動の走査ユニットは所定の往動終点まで
移動すると復動に転じられて、始めのホームポジション
に戻される。
【0028】b)画像形成部C 112は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光
体(以下、感光体ドラムと記す)である。この感光体ド
ラム112は時計方向に所定の周速度(プロセススピー
ド)をもって回転駆動され、その回転過程において、帯
電器による所定の極性・電位の一様帯電処理を受け、そ
の一様帯電面にレーザスキャナ111・画像書き込み光
学系113から画像情報に対応するレーザ光走査露光を
受けることで、感光体ドラム112面に走査露光パター
ンに対応した静電潜像が形成される。
【0029】感光体ドラム112面に形成された静電潜
像は現像器114によりトナー画像として現像され、そ
のトナー画像が感光体ドラム112と転写帯電ローラ1
15との当接ニップ部である画像転写部において、該画
像転写部に給紙部から所定の制御タイミングにて給送さ
れた被記録材としてのシート(転写用紙、用紙、紙)に
対して順次に転写されていく。
【0030】画像転写部を通ってトナー画像の転写を受
けたシートは感光体ドラム112面から順次に分離され
て搬送部117を通り加熱装置(定着装置)118に搬
送され、該加熱装置118で加熱および加圧されて未定
着トナー画像の定着処理を受ける。
【0031】シート分離後の回転感光体ドラム112は
クリーニング器で転写残トナー等の残留付着汚染物の除
去処理を受け、またイレーサランプ等による除電処理を
受けて繰り返して作像に供される。
【0032】加熱装置118を通ったシートは、片面プ
リントモードの場合には、排出ローラ119によって機
外に配置された排紙トレイ(若しくはソーター)120
に排出、積載される。
【0033】また、両面プリントモードの場合には、加
熱装置118から排出された第1面に対する画像形成済
みのシートが排出ローラ119に挟持され、そのシート
の後端が分岐点207を通過した時点で排出ローラ11
9が逆転し、シート両面トレイ121上に一旦載置され
た後、搬送ローラ104・105により搬送されて、レ
ジストローラ106に到達し、画像転写部に所定の制御
タイミングにて再給送されることで反転された該シート
の第2面に対して前述と同様にして画像が形成された
後、排紙トレイ120に排出、積載される。
【0034】ここで、画像形成装置本体Aは、上記のよ
うにレーザスキャナ111に画像読み取りスキャナ部B
の画像処理部の処理信号を入力すれば複写機として機能
し、外部コンピューターの出力信号を入力すればプリン
ターとして機能する。また、他のファクシミリ装置から
の信号を受信したり、画像読み取りスキャナ部Bの画像
処理部の信号を他のファクシミリ装置に送信したりすれ
ば、ファクシミリ装置としても機能する。
【0035】c)シートデッキD 画像形成部Cの下部にはシートカセット1を装着してお
り、このシートカセット1は下段カセット1aと上段カ
セット1bの2個で1つの給送ユニットとして構成され
ている。本例では、2つの給送ユニットU1・U2を装
着して4個のカセットを装着するようにしている。上方
に位置する1つの給送ユニットU1は装置本体Aに対し
て着脱可能に取り付けられ、下方の給送ユニットU2は
シートデッキDに着脱可能に取り付けられている。そし
て選択指定されたカセットからそれに収容のシートが一
枚宛自動給紙される。
【0036】即ち、前記カセット1a・1b内に収容さ
れたシートは、給送回転体となるピックアップローラ3
により繰り出され、フィードローラ4とリタードローラ
5との協働作用により1枚ずつ分離・給送された後、搬
送ローラ104・105によって搬送され、レジストロ
ーラ106に導かれ、該ローラ106によって画像形成
動作に同期するようにして画像形成部Cの画像転写部へ
と給送される。
【0037】また、上記シートカセット1とは別に、手
差しトレイ6が装置本体Aの側面に配置されており、該
トレイ6上のシートは手差し給紙ローラ7によりレジス
トローラ106へと繰り出される。OHPシート等の特
殊被記録材は通常この手差しトレイ6を用いて給紙され
る。
【0038】(2)加熱装置118 図2は、定着装置としての加熱装置118及びその周辺
部の構成模型図、並びに制御系のブロック図である。
【0039】a)加熱装置118の概略構成 本例の加熱装置118は加圧部材駆動式、テンションレ
スタイプのフィルム加熱方式の加熱装置である。
【0040】11は図面に垂直の方向を長手とする耐熱
性樹脂製のステイである。13はこのステイ11の下面
側にステイ長手に沿って配設して保持させたセラミック
ヒータ等の低熱容量加熱体である。セラミックヒータ1
3は、薄板状のセラミック基板と、該基板の面に長手に
そって形成具備させた抵抗発熱体を基本構成体とする全
体に低熱容量の部材であり、抵抗発熱体への電力供給に
より迅速に発熱・昇温し、温調系で所定の定着温度に温
調管理される。
【0041】12は上記のヒータ13を含むステイ11
に外嵌させた円筒状(エンドレスベルト状)の耐熱性の
フィルム(定着フィルム)である。この定着フィルム1
2の内周長とヒータ13を含むステイ11の外周長は定
着フィルム12の方を例えば3mm程度大きくしてあ
り、従って定着フィルム12はヒータ13を含むステイ
11に対して周長が余裕を持ってルーズに外嵌してい
る。
【0042】定着フィルム12は熱容量を小さくしてク
イックスタート性を向上させるため、その膜厚は総厚4
0〜100μm程度とし、耐熱性・離型性・強度・耐久
性等のあるポリイミドフィルムの外周表面にPTFE・
PFA等のフッ素樹脂に導電剤を添加したコート層を設
けたものである。
【0043】18はヒータ13との間で定着フィルム1
2を挟んで圧接ニップ部である定着部Nを形成し、定着
フィルム12を駆動する回転体としての定着フィルム加
圧ローラであり、アルミニウム・鉄・ステンレス等の芯
軸19と、この軸に外装したシリコンゴム等の離型性の
良い耐熱ゴム弾性体からなる肉厚3mm・外径20mm
のローラ部17とからなる。また、表面には被記録材と
してのシートP、定着フィルム12の搬送性、トナーの
汚れ防止等の理由からフッ素樹脂を分散させたコート層
を設けてある。
【0044】加圧ローラ18は芯金19の端部が加熱装
置駆動用モータM2により駆動されることで矢示の反時
計方向に回転駆動される。この加圧ローラ18の回転駆
動による定着部Nにおける該加圧ローラ18と定着フィ
ルム12の外面との摩擦力で定着フィルム12に回転力
が作用して、定着フィルム12はその内面が定着部Nに
おいてヒータ13の下面に密着摺動しながらステイ11
の外回りを矢印の時計方向に回転駆動される(加圧部材
駆動式)。この場合、定着フィルム12の内面とこれが
接触摺動するヒータ下面との摺動抵抗を低減化するため
に両者間に耐熱性グリス等の潤滑剤を介在させるとよ
い。
【0045】ステイ11はヒータ13を断熱保持すると
ともに、定着フィルム内面ガイド部材となる。
【0046】而して、加圧ローラ18の回転により定着
フィルム12が回転され、またヒータ13が所定の定着
温度に立ち上げられて温調された状態において、定着部
Nの回転定着フィルム12と回転加圧ローラ18との間
に画像転写部R側から未定着トナー画像を形成担持させ
た被記録材としてのシートPが搬送されて導入され、定
着フィルム12と一緒に定着部Nを挟持搬送されること
によりヒータ13の熱が定着フィルム12を介してシー
トPに付与されて未定着トナー画像がシートP面に加熱
定着される。定着部Nを通ったシートPは定着フィルム
12面から曲率分離して搬送される。
【0047】30、31は定着後のシートPを図示しな
い排紙装置に搬送するための送りローラ対、32、33
は、定着後のシートPを送りローラ対30、31に案内
するためのガイドである。送りローラ対30、31はモ
ータM3によって駆動されている。送りローラ対30、
31のシート送り速度は加熱装置118の送り速度よ
り、若干遅めに設定されている。そして、定着〜送りロ
ーラ対間でシートPを引っ張り合うことのないようにな
っている。そのため、送りローラ対30、31の駆動ト
ルクは小さくて済む。ガイド32、33は、シートPが
定着部Nを通過した後、図の上方に屈曲するように設定
されており(矢印A方向)、これにより、カールを減少
させて良好な積載性を保っている。
【0048】これらの配置のため、通常、シートPは送
りローラ対30、31に到達した後、定着〜送りローラ
対間でしだいにループを形成し、シートPのガイド32
の側はガイドの凹部32aに押し当てられながら搬送さ
れることになる。また、OHPシートの場合は後に述べ
る手段によって、定着〜送りローラ対間であまりループ
を形成せず、OHPシートのガイド32の側がガイドの
凹部32aに押し当てられる圧も低くなる。
【0049】200は操作パネルであり、操作者はここ
で、コピー動作を行う等の指示を画像形成装置に行う。
また、シートPのマテリアル選択も可能であり、画像形
成装置にあらかじめ、これから通紙するシートPの種類
を指示できる。
【0050】b)定着フィルム速度検知手段と、装置の
駆動速度可変手段 図3は、加熱装置118の加圧ローラ18及び定着フィ
ルム12の一端部側をシート搬送方向上流側から見た斜
視図である。
【0051】20は定着フィルム12の外面に形成具備
させた光反射材(反射板)である。この光反射材20は
定着フィルム12の一端部側の外面で、かつ通紙域外の
一部にコートして形成具備させてある。
【0052】21は反射型センサであり、上記光反射材
20を形成具備させた定着フィルム端部側において光反
射材20の回転軌跡位置の上方に取り付けられている。
【0053】定着フィルム12の上記の光反射材20は
定着フィルム12の回転に伴い回転して反射型センサ2
1の下を定着フィルム12の1回転につき1回通過す
る。反射型センサ21はその光反射材20の通過時毎の
反射材20からの反射光を検知し、その信号をCPU1
00に送っている。
【0054】CPU100は、その検知信号と定着フィ
ルム12の周長より、定着フィルム12が一周に要する
時間を計算し、その回転速度を割り出すことができる。
【0055】図4は、被記録材としてのシートPの搬送
速度と定着フィルム12の回転速度の変化を表した図で
ある。実験によると、図4に示すように、シートPの搬
送速度と定着フィルム12の回転速度には相関がある。
そのため、定着フィルム12の回転速度から、実際のシ
ートPの搬送速度を予測することができる。
【0056】そこで、CPU100は上記の反射型セン
サ21からの入力情報で割り出される定着フィルム12
の回転速度が所定の速さより速い場合は、モータドライ
バ101により定着装置駆動用モータM2の速度を落す
ように制御し、反射型センサ21からの入力情報で割り
出される定着フィルム12の回転速度が所定の速さより
遅い場合は、モータドライバ101により定着装置駆動
用モータM2の速度を増すように制御する。
【0057】c)具体的な制御 まず、通常の用紙を通紙するときの制御について記す。
【0058】図2において、24は第1の紙検知センサ
(シート検知センサ)であり、レジストローラ106の
シート出口側に配設してある。25は第2の紙検知セン
サであり、定着部Nのシート出口側に配設してある。こ
の第1および第2の紙検知センサ24・25はそれぞれ
図示しないフラグ部が設けてあり、フォトインタラプタ
22・23によって、シートPの到着および通過を検知
することができる。その検知信号がCPU100に入力
する。
【0059】(1枚目の制御)図5は具体的な制御を表
したフローチャートである。
【0060】画像形成装置本体の電源をONしたとき、
加熱装置118の加圧ローラ18の回転駆動が開始さ
れ、またヒータ13に通電され、定着部Nが所定の温度
になるように制御される。
【0061】その間、加圧ローラ18も温度上昇するた
め、熱膨張をはじめる。そのため、加圧ローラ18の回
転周速度は上昇し、同時に定着フィルム12の回転速度
も図4のように上昇を始める。しかし、所望の速度に対
しては、当然遅い。
【0062】反射型センサ21は、常に定着フィルム周
期(回転周期)を検知している。シートPが、第1の紙
検知センサ24に到達すると、フォトインタラプタ22
がONになる。この時点で最新の定着フィルム周期のデ
ータD1をCPU100が拾い上げる。
【0063】そして、目標の定着フィルム周期Tと比較
を行い、定着駆動速度の増減を行うわけだが、シート1
枚目の場合、以下のことを考慮する必要がある。
【0064】すなわち、図6は、速度制御しない場合、
1枚のシートPが画像形成装置を通過する間の定着フィ
ルム周期の変化を表した図である。これによると、シー
トPが定着部Nにいる間は定着フィルム周期が長くなる
ことがわかる。その率は、実験より約0.8%であるこ
とが分かっている。
【0065】すなわち、前述した定着フィルム周期デー
タD1を基に定着駆動速度を設定してしまうと、定着フ
ィルム速度は実際にはより遅くなってしまい、すなわち
シートの速度も遅くなり、画像の乱れが生じてしまう。
【0066】そこで、定着フィルム周期データD1にシ
ートの通過に伴う定着フィルム周期増加分を補正する紙
係数Aを掛け合わした定着フィルム周期データD1aを
用いて目標定着フィルム周期Tと比較を行う。
【0067】D1a=A*D1 (A:紙係数、本実
施例ではA=1.008) そして、すぐに定着駆動速度の増減を行うことにより、
1枚目のシートが加熱装置118に到達するときに定着
フィルム12の回転速度を所望の速度に維持しておくこ
とができるため、シートPの搬送速度も同様に所望の速
度になる。よって、良好な画像を得ることができる。
【0068】(2枚目以降の制御)1枚目のシートP
が、紙検知センサ25に到達すると、フォトインタラプ
タ23がONになる。この時点で最新の定着フィルム周
期のデータD2をCPU100が拾い上げる。
【0069】このときは、シートPは、定着部Nにいる
ため、1枚目のときのように紙係数Aを定着フィルム周
期データD2に掛け合わせる必要はなく、定着フィルム
周期データD2を目標定着フィルム周期Tと比べれば良
い。
【0070】ここで、モータM2の速度を変化させる必
要が出たとき、この時点ですぐにモータM2の速度を変
化させると不具合が生じる。すなわち、シートPの後端
はまだ画像転写部Rに存在している場合が多く、このと
きに急に加熱装置118でのシートPの速度が変化する
と、それによって発生する振動がシートPを伝わって画
像にぶれが生じる可能性がある。
【0071】そこで、ここでは、すぐにモータ速度を変
化させず、紙検知センサ24がOFFになったときから
E秒後に所望の速度に変化させるようにしてある。E秒
とは、シート後端が紙検知センサ24を抜けてから、画
像転写部Rを抜けるのに十分な時間で設定してある。す
なわち、シートが完全に画像転写部Rを抜けてから、モ
ータM2の速度を変化させる。
【0072】次に、2枚目のシートは、ここで設定され
たモータスピードで搬送される。そして2枚目のシート
先端が、紙検知センサ25に到達すると、フォトインタ
ラプタ23がONになる。この時点で最新の定着フィル
ム周期のデータD3をCPU100が拾い上げる。
【0073】そして、定着フィルム周期データD3を目
標定着フィルム周期Tと比べ、次のモータ速度を決定し
前述した同様のタイミングでモータM2を変化させる。
【0074】以降はそれを繰り返せば良い。
【0075】d)OHP用紙の具体的な制御 次に、操作パネルにより、OHP用紙が選択されたとき
の制御について記す。
【0076】(OHP1枚目の制御)図7は具体的な制
御を表したフローチャートである。画像形成装置本体の
電源をONしたとき、加熱装置118の加圧ローラ18
の回転駆動が開始され、またヒータ13に通電され、定
着部Nが所定の温度になるように制御される。このとき
の定着モータM2の速度を V=V00 とする。その間、加圧ローラ18も温度上昇するため、
熱膨張をはじめる。そのため、加圧ローラ18の回転周
速度は上昇し、同時に定着フィルム12の回転速度も図
4のように上昇を始める。しかし、所望の速度に対して
は、当然遅い。
【0077】反射型センサ21は、常に定着フィルム周
期(回転周期)を検知している。
【0078】シートPが、第1の紙検知センサ24に到
達すると、フォトインタラプタ22がONになる。この
時点で最新の定着フィルム周期のデータD1をCPU1
00が拾い上げる。
【0079】そして、目標の定着フィルム周期Tと比較
を行い、定着駆動速度の増減を行うわけだが、シート1
枚目の場合、以下のことを考慮する必要がある。
【0080】すなわち、図6は、速度制御しない場合、
1枚のシートPが画像形成装置を通過する間の定着フィ
ルム周期の変化を表した図である。これによると、シー
トPが定着部Nにいる間は定着フィルム周期が長くなる
ことがわかる。その率は、実験より約0.8%であるこ
とが分かっている。
【0081】すなわち、前述した定着フィルム周期デー
タD1を基に定着駆動速度を設定してしまうと、定着フ
ィルム速度は実際にはより遅くなってしまい、すなわち
シートの速度も遅くなり、画像の乱れが生じてしまう。
【0082】そこで、定着フィルム周期データD1にシ
ートの通過に伴う定着フィルム周期増加分を補正する紙
係数Aを掛け合わした定着フィルム周期データD1aを
用いて目標定着フィルム周期Tと比較を行う。
【0083】D1a=A*D1 (A:紙係数、本実
施例ではA=1.008) そして、すぐに定着駆動速度の増減を行うことにより、
1枚目のシートが加熱装置118に到達するときに定着
フィルム12の回転速度を所望の速度に維持しておくこ
とができるため、シートPの搬送速度も同様に所望の速
度になる。
【0084】さて、ここで決定した定着モータM2の速
度を V=VH1 とする。
【0085】シートPが、加熱装置118のニップNを
通過し、紙検知センサ25に到達すると、フォトインタ
ラプタ23がONになる。この時点から所定の時間t秒
が経過したら、定着モータM2の速度をk%下げる。こ
の時の定着モータM2の速度を V=VL1=(1−k/100)*VH1 とする。
【0086】時間tは、シートP先端が排紙ローラ11
9にほぼ到達する時間に設定してある。すなわち、定着
ニップNから紙検知センサ25までの距離をL、定着モ
ータM2の速度が、V=VHのときの加熱装置118の
シートP送り速度をVVH1とすると、 t=L/VVH1 に相当する時間となる。
【0087】(OHPの2枚目以降の制御)1枚目のシ
ートが、紙検知センサ25に到達すると、フォトインタ
ラプタ23がONになる。この時点から最新のフィルム
周期のデータD2をCPU100が拾い上げる。また、
フォトインタラプタ23のONからt秒後に、定着モー
タM2の速度をVH1のk%downの速度VL1にす
る。
【0088】ところで、フィルム周期は反射型センサ2
1の信号が2回分ないと決定することはできない。よっ
て、1枚目のシートPが紙検知センサ25に到達してか
ら、最長でフィルムが2回転ほぼ同様の速度で回転しな
いと周期を決定できない。前述の定着モータM2の切り
替え時間tが、フィルム2回転にかかる時間より短い
と、周期測定中に定着モータM2は速度を変化させるこ
とになる。そこで、ここで2通りの場合分け(a)・
(b)を行うことになる。
【0089】(a)フィルム周期を検出できた場合に
は、フィルム周期のデータD2をCPU100が拾い上
げる。このときは、シートPは、定着ニップNにいるた
め、1枚目のときのように紙係数AをD2に掛け合わせ
る必要はなく、D2を目標フィルム周期Tと比べれば良
い。
【0090】ここで、モータの速度を変化させる必要が
出たとき、紙検知センサ24がOFFになったときから
E秒後に所望の速度に変化させるようにしてある。E秒
とは、シートP後端が紙検知センサ24を抜けてから、
画像転写部Rを抜けるのに十分な時間で設定してある。
すなわち、用紙が完全に転写部Rを抜けてから、モータ
の速度を変化させる。ここで、定着モータM2の速度は V=VH2 となる。
【0091】次に2枚目のシートは、ここで設定された
モータ速度VH2で搬送される。そして2枚目のシート
先端が、紙検知センサ25に到達すると、フォトインタ
ラプタ23がONになる。そしてt秒後に、定着モータ
M2の速度をVH2のk%downの速度VL2にする。
【0092】(b)フィルム周期を検出する前に定着モ
ータM2の速度が切り替わった場合、紙検知センサ24
がOFFになったときからE秒後にモータの速度を変化
させる。ここで、定着モータM2の速度は V=VH1 となる。
【0093】すなわち、1枚目のシートが加熱装置11
8に到達するときの速度と同じである。
【0094】次に2枚目のシートは、ここで設定された
モータ速度VH1で搬送される。そして2枚目のシート
先端が、紙検知センサ25に到達すると、フォトインタ
ラプタ23がONになる。そしてt秒後に、定着モータ
M2の速度をVH2のk%downの速度VL1にする。
すなわち、定着モータM2は1枚目のシートのときと同
様の動きを行う。
【0095】(a)・(b)いずれの場合も、シート先
端が、紙検知センサ25に到達してフォトインタラプタ
23がONになった時点から、フィルム周期のデータD
3をCPU100が拾い上げようとする。そして、デー
タD3が拾えたらそれを目標フィルム周期Tと比べ、次
のモータ速度を決定し前述した同様のタイミングでモー
タを変化させる。データD3を拾えなかったら、次のモ
ータ速度は前回と同様になる。以降はこれらを繰り返せ
ば良い。
【0096】また、シート先端が、紙検知センサ25に
到達し、フォトインタラプタ23がONになってt秒後
とは、シート先端が送りローラ対30、31近辺に到達
する時間に設定されている。また、定着モータM2の速
度VH、VLのときの加熱装置118のシートP送り速
度をVVH、VVL、また送りローラ対30、31のシ
ートP送り速度をVFとすると、 VVH≧VF≧VVL と、いう関係になっている。
【0097】よって、加熱装置118はt秒後に、送り
ローラ対30、31よりシート送り速度が遅くなるの
で、定着〜送りローラ対間での過多なループを抑制でき
る。よって、ガイド32の凹部32aに押し当てられる
量を減らすことができ、OHPシートの傷を防止でき
る。
【0098】ところで、OHPシートの場合、サイズは
A4かレターサイズしかない。フォトインタラプタ23
がONになってから、t秒後に定着モータM2の速度を
変化させるとき、先端は前述した通り送りローラ対3
0、31にほぼ到達しているが、このとき、後端も画像
転写部をほぼ抜ける位置に設定されているため、画像ぶ
れは発生しない。
【0099】また、多数枚通紙される場合、加圧ローラ
18が温度上昇により外径が膨張するにもかかわらず、
定着フィルム周期を拾うことができず定着モータM2の
速度がVH1→VL1と同じ速度を常に繰り返す場合も想
定されるが、OHPシートは一度に20〜30枚程度し
か積載されないように画像形成装置が構成されているた
め、その間の温度上昇は無視できる程度である。
【0100】以上のように、OHPシートを通紙すると
きに、加熱装置118の下流側の、定着ニップと屈曲パ
ス32aをはさんで次の送りローラ対30、31がある
配置において、加熱装置118の通常のシート送り速度
に比べて、送りローラ対30、31の速度が遅い場合、
OHPシートが送りローラ対30、31にほぼ到達した
ときに、加熱装置118のシート送り速度を遅くするこ
とにより、定着〜送りローラ対間のシートのループを抑
制することができる。その結果、OHPシートに傷をつ
けることなく搬送することができる。また、送りローラ
対30、31を駆動するモータM3を、安価な駆動力の
小さなモータにすることができる。また、送りローラ対
30、31の耐久による摩擦力低下にも影響を受けにく
くなるので、送りローラ対30、31の寿命も長くな
る。また、画像ぶれを起こすこともない。
【0101】本発明において、被記録材に対して未定着
トナー画像を形成する画像形成部の作像原理・プロセス
は実施例の転写方式電子写真に限られるものではなく任
意である。また定着装置としての加熱装置118を実施
例の装置に限られるものではない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
記録材にトナー像を熱により定着させる加熱装置と、ト
ナー像を定着した後の被記録材を搬送する搬送手段と、
トナー像を定着した後の被記録材を搬送手段に案内する
ガイド部材と、を有する画像形成装置において、被記録
材がOHPシートの場合でも傷をつけることなく搬送す
ることができ、搬送手段を駆動するモータを安価な駆動
力の小さなモータにすることができ、搬送手段の耐久に
よる摩擦力低下にも影響を受けにくくして寿命を長くで
き、画像ぶれを起こすこともないもので、所期の目的が
よく達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像形成装置の構成略図
【図2】 加熱装置及びその周辺部の構成及び制御系の
ブロック図
【図3】 定着フィルム速度検知手段の説明図
【図4】 被記録材の搬送速度と定着フィルムの回転速
度の変化を表した図
【図5】 具体的な制御を表したフローチャート
【図6】 速度制御しない場合、1枚の被記録材が画像
形成装置を通過する間の定着フィルム周期の変化を表し
た図
【図7】 具体的な制御を表したフローチャート
【符号の説明】
A・・画像形成装置本体、B・・画像読み取りスキャナ
部、C・・画像形成部、D・・シートデッキ部、112
・・像担持体、118・・加熱装置(定着装置)、R・
・画像転写部、N・・定着部、P・・被記録材(シー
ト)、30,31・・送りローラ対(搬送手段)、3
2,33・・ガイド部材
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC02 DC05 DC11 ED25 EE03 FA30 2H033 BB30 BB37 BE03 CA22 CA36 2H072 AB09 AB20 CA01 HA08 HB05 JA04 3F053 HA03 HA08 HB12 LA02 LB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被記録材にトナー像を熱により定着させる
    加熱装置と、トナー像を定着した後の被記録材を搬送す
    る搬送手段と、トナー像を定着した後の被記録材を搬送
    手段に案内するガイド部材と、を有する画像形成装置に
    おいて、 加熱装置の駆動速度を可変できる手段を有し、被記録材
    が搬送手段近辺に到達したときに、加熱装置の駆動速度
    を遅くすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像形成装置において、
    ガイド部材は、トナー像を定着した後の被記録材を該被
    記録材のカールを補正する方向に屈曲させてガイドする
    ガイド部材であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の画像形成装置に
    おいて、搬送手段のシート送り速度は、通常、加熱装置
    のシート送り速度より遅く、被記録材が搬送手段近辺に
    到達したときに加熱装置のシート送り速度は、搬送手段
    のシート送り速度より遅くすることを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載の何れかの画像形成
    装置において、被記録材が搬送手段に到達したときに、
    少なくとも一つのサイズの被記録材の後端は、画像形成
    部を通過していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載の何れかの画像形成
    装置において、被記録材の種類を選択できる手段を有
    し、所定の被記録材が選択されたときのみ、被記録材が
    搬送手段近辺に到達したときに、加熱装置の駆動速度を
    遅くすることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009075167A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2018159845A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 富士ゼロックス株式会社 記録材搬送装置および画像形成装置

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