JP2003161571A - 冷凍機 - Google Patents

冷凍機

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JP2003161571A JP2001362437A JP2001362437A JP2003161571A JP 2003161571 A JP2003161571 A JP 2003161571A JP 2001362437 A JP2001362437 A JP 2001362437A JP 2001362437 A JP2001362437 A JP 2001362437A JP 2003161571 A JP2003161571 A JP 2003161571A
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政明 川隅
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博史 渡部
Hiroshi Osaka
宏 大坂
Kazuo Sato
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/141Removal by evaporation
    • F25D2321/1413Removal by evaporation using heat from electric elements or using an electric field for enhancing removal

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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水皿に付着した氷を容易に除去することが
できると共に排水皿を容易に交換することができる冷凍
機を提供することを課題とする。 【解決手段】 排水皿27にコードヒータ29が設けら
れ、このコードヒータ29により排水皿27が加温され
る。排水皿27は蒸発器8の下部に脱着自在に設けら
れ、支持板28aにネジやリベット等で取り付けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍機に関し、
特に蒸発器の排水皿の構造及び蒸発器を覆う断熱ケース
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図27に示されるように、プレハブパネ
ルを組み立てて形成されるプレハブ庫1においては、そ
の天井に冷凍機2を配置して、庫内を冷却している。冷
凍機2はプレハブ庫1の天井に固定されたフレーム3の
上に搭載され、冷凍回路や電気的な制御を行う電装箱5
を備えている。冷凍回路は、圧縮機6、凝縮器7及び蒸
発器8等から構成されており、蒸発器8は断熱ケース9
で覆われている。
【0003】図28に示されるように、プレハブ庫1の
天井には角穴10が開口され、角穴10を覆うように断
熱ケース9が設けられている。断熱ケース9内部の角穴
10の上方に蒸発器8及び排水皿11が支持されてい
る。排水皿11の下部には、角穴10を介して庫内に延
びる仕切板12が連結され、さらに仕切板12には案内
ダクト13が連結されている。また、密閉性向上のため
に、断熱ケース9とプレハブ庫1の天井との間にはシー
ル材14が貼り付けられている。蒸発器8の近傍に設け
られたファンモータ15により、庫内の空気は角穴10
から断熱ケース9内に吸い込まれ、蒸発器8により冷却
された後に案内ダクト13に案内されて庫内に吹き出さ
れる。このような冷却運転を連続して行うと、蒸発器8
の表面に霜が成長し、やがて霜が蒸発器8を覆って庫内
の冷却効率が低下するおそれがある。そこで、一定時間
毎に圧縮機6から吐出された高温冷媒を蒸発器8にバイ
パスして、霜を溶かす霜取運転を行っている。霜取運転
によって溶けた霜は除霜水となって排水皿11に滴下す
る。さらに、排水皿11に滴下した除霜水の凍結を防止
するために、従来、図29に示されるように、圧縮機6
からの高温冷媒を蒸発器8に供給するためのバイパス管
16を排水皿11の下面に溶接して、霜取運転時に排水
皿11を加熱していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにバイパス管
16が溶接されている排水皿11は、図30に示される
ように、蒸発器8に本体部品として一体に組み込まれて
いるため、排水皿11だけを冷凍機から容易に取り外す
ことはできない。従って、排水皿11または排水皿11
の排水口17が何らかの不都合で凍り付いた場合に氷を
砕いて除去しようとしても、排水皿11を組み込んだま
までは、周辺の配管などが邪魔で作業がしにくく時間が
かかっていた。更に、排水皿11にバイパス管16が溶
接されているので、排水皿11を交換する場合には、冷
媒の回収、配管交換等の大変な作業が必要になってしま
う。
【0005】ところで、蒸発器8を覆う断熱ケース9と
して、図31に示すように発泡スチロールを貼り合わせ
て形成した一体物を上面から被せるタイプのケース18
を用いると、例えばファンモータ15等を交換する場合
にはケース18全体を外す必要がある。これでは、交換
作業中に、庫内の冷気が外部に放出されてしまい、庫内
の温度が上昇するので好ましくない。また、ケース18
は上方に外さなければならないので、プレハブ庫1が設
置される部屋の天井が低いところでは外すことができな
い。そこで、部屋の天井が低い場合には、庫内から角穴
10を通して交換作業をすることになるが、仕切板12
や案内ダクト13が邪魔になるために外さなければなら
ず手間が掛かる。また、庫内は低温であることや庫内の
貯蔵物を作業ができるように移動しなければならないこ
と等により庫内からの交換作業は行いにくい。
【0006】これらの不具合を解消するために、図32
に示されるように、一側面のみを外せる構造にした断熱
ケース20がある。ケース本体22の開放された一側面
を蓋体21で覆う構造となっており、コ字状に屈曲され
た帯状部材23でケース本体22と蓋体21の縁部を押
さえつつ、帯状部材23の両端に形成されたフランジ部
24をフレーム3にネジやリベット等で固定することに
よって、断熱ケース20が帯状部材23を介してフレー
ム3に固定される。この断熱ケース20では、ケース本
体22から蓋体21を外すだけで、内部の部品を取り替
えることができる。
【0007】しかしながら、図33に示されるように、
冷凍機2の設置条件等により、帯状部材23の両端を固
定するネジ等のうち、断熱ケース20の奥にあるネジ等
まで手が届かない場合には、手前側のネジ等のみを外
し、帯状部材23を無理に曲げて蓋体21を外すことと
なり、帯状部材23が塑性変形する虞があって好ましく
ない。また、帯状部材23の両端をフレーム3に固定す
るだけであるため、蓋体21とケース本体22との間の
密閉性が低く、また、図34に示されるように、例えば
指定外のシール材25を使用した場合には中間部の押さ
えが弱くなり、シールが不十分で庫内から冷気が洩れる
おそれがある。
【0008】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、排水皿に付着した氷を容易に除去
することができると共に排水皿を容易に交換することが
できる冷凍機を提供することを目的とする。また、本発
明は、断熱ケースで蒸発器を密閉性よく覆いながらもケ
ース内部の部品の交換作業等が容易な冷凍機を提供する
ことも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る冷凍機は、冷却貯蔵庫の天井に配置
され且つ断熱ケースで覆われた蒸発器の下部に除霜水を
受ける排水皿が配設される冷凍機において、排水皿を脱
着自在に設け、断熱ケースを取り外して庫外から排水皿
を脱着するようにしたものである。また、本発明に係る
冷凍機は、冷却貯蔵庫の天井に配置され且つ断熱ケース
で覆われた蒸発器の下部に除霜水を受ける排水皿が配設
される冷凍機において、断熱ケースの側面の一部を脱着
自在の蓋体とすると共に排水皿を脱着自在に設け、蓋体
を取り外して庫外から排水皿を脱着するようにしたもの
である。排水皿の一端が挿入固定される保持部と、保持
部に連結されると共に保持部に対して傾斜し且つ保持部
への排水皿の挿入を案内する傾斜部とを有する案内板を
蒸発器の下部に備えてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの実施の形態1に係る冷凍機の
要部断面を示す。この冷凍機は、図25に示した従来の
冷凍機と同様に、プレハブ庫1の天井に固定されたフレ
ーム3の上に配設されている。プレハブ庫1の天井には
角穴10が開口され、角穴10の上方に蒸発器8が支持
されている。蒸発器8を内包すると共に角穴10を覆う
ように断熱ケース26が固定板40を介してフレーム3
に固定されている。蒸発器8の下方には除霜水を受ける
排水皿27が取り付けられ、さらに排水皿27の下方に
角穴10を介して庫内に延びる仕切板12と空気を案内
するための案内ダクト13とが設けられている。また、
密閉性向上のために、断熱ケース26とプレハブ庫1の
天井との間にはシール材14が貼り付けられている。蒸
発器8は、断熱ケース26の外部でフレーム3上に設置
された圧縮機、凝縮器等に連結されて冷凍回路を構成し
ている。
【0011】図2に示されるように、蒸発器8は手前側
の支持板28aと奥側の支持板28bとによって角穴1
0の上方に支持され、蒸発器8の下方には除霜水を受け
る排水皿27が配設される。排水皿27には除霜水を外
部に排水するための排水口17が設けられると共に排水
皿27を加温するための電気ヒータとしてコードヒータ
29がアルミテープによって貼り付けられている。図3
及び図4に示されるように、奥側の支持板28bには排
水皿27の後部を乗せるための案内板31が幅方向に対
して傾斜した状態で設けられている。図5に示されるよ
うに、この案内板31に排水皿27の後部を乗せて、さ
らに、前部に形成されたフランジ30を手前側の支持板
28aにネジ等で固定することにより、排水皿27は、
図6に示されるように傾斜した状態で取り付けられる。
排水皿27は、図5に示されるように排水口17の設け
られている手前側に向かって傾斜が設けられていると共
に、図6に示されるように排水口17に向かって幅方向
に傾斜ができるように取り付けられるので、排水口17
に除霜水を流下させることができる。また、排水皿27
は支持板28aにネジ等で固定されているだけなので、
ネジ等を外すだけで容易に取り外すことができる。
【0012】図7に示されるように、コードヒータ29
には長いリード線32が接続されており、通常リード線
32はクランプ33によって束ねられている。従って、
図8に示されるように、支持板28aにフランジ30を
固定していたネジ等を外し、リード線32を束ねている
クランプ33を外すことにより、排水皿27を蒸発器8
の下部から手前側にリード線32の長さ分だけ引き出す
ことができる。
【0013】図9に示されるように、蒸発器8を覆う断
熱ケース26はケース本体34と蓋体35とに分割され
ており、断熱ケース26の側面の一部である蓋体35は
取付板38を介して脱着自在にフレーム3及びケース本
体34に取り付けられている。また、蓋体35には断熱
ケース26内に取り付けられている排水皿27の排水口
17を外部に連通させるための切り欠き36が形成され
ている。図10に示されるように、ケース本体34は一
側部に開口部37を有し、開口部37を蓋体35で覆う
ことによって断熱ケース26を形成している。ケース本
体34の三つの側壁の下側部にはそれぞれL字状の断面
形状を有する固定板40が取り付けられている。各固定
板40の一面をケース本体34の下側部に、他面をフレ
ーム3にそれぞれネジやリベット等で固定することによ
って、ケース本体34がフレーム3に押さえつけられて
固定される。蓋体35の左右両側部にそれぞれ取付板3
8が固定されると共にケース本体34の開口部37に隣
接する二つの側壁にそれぞれ取付板39が固定され、こ
れら取付板38と取付板39をネジやリベット等で固定
することにより、蓋体35がケース本体34に押さえつ
けられて取り付けられる。各取付板38の下部には固定
部41が形成され、この固定部41を介して取付板38
はフレーム3にもネジ等により固定される。従って、取
付板38は蓋体35をケース本体34にだけでなく、フ
レーム3にも固定部41を介して押さえつけた状態で取
り付けることとなる。固定板40及びそれを固定するネ
ジ等によりこの発明の固定手段が形成されると共に、取
付板38及び39とこれらを連結するネジ等によりこの
発明の取付手段が形成されている。
【0014】断熱ケース26のケース本体34は、図1
1に示されるように構成されている。すなわち、コの字
状に曲げた板金42に平板43をはめ込んで箱状の板金
を形成し、この箱状の板金の内面に一定の隙間をとれる
ように成形加工したビニール部材44を貼り付ける。さ
らに、ケース本体34の表面には取付板39及び固定板
40が設けられる。そして、図12に示されるように、
板金42及び平板43とビニール部材44との隙間にウ
レタン発泡処理を施して発泡体45を充填する。また、
断熱ケース33の蓋体35は、図13に示されるように
構成されている。すなわち、箱状に曲げた板金46の内
側に沿ってスチロール47を貼り付け、スチロール47
にビニール部材48を貼り付ける。蓋体35の左右に取
付板38を固定し、図14に示されるように、スチロー
ル47とビニール部材48との間にウレタン発泡処理を
施して発泡体49を充填する。
【0015】次に、以上のように構成された冷凍機にお
ける作用について説明する。上述の冷凍機は、角穴10
から庫内の空気を吸い込んで蒸発器8で冷却し、冷却さ
れた空気を庫内に送風することを繰り返しながら庫内を
冷却している。しかし、冷却運転を連続して行うと蒸発
器8に霜が発生してしまい冷却効率が低下するおそれが
あるため、一定時間毎に圧縮機から吐出された高温冷媒
を蒸発器8にバイパスして霜を溶かす霜取運転時をおこ
なう。霜取運転によって蒸発器8は加温され、蒸発器8
の表面に発生していた霜は溶けて除霜水となり、蒸発器
8の下方に設けられている排水皿27に滴下する。排水
皿27には、排水口17に向かって傾斜が設けられてい
るため、滴下した除霜水は排水口17に導かれ、冷凍機
の外部へ排水される。
【0016】何らかの不都合が生じて、排水皿27又は
排水口17が凍結した場合には、排水皿27に備えてあ
るコードヒータ29によって排水皿27を加温し氷を除
去することができる。また、排水皿27は脱着自在に取
り付けられているので、排水皿27又は排水口17が凍
結した場合には、断熱ケース26を取り外して庫外から
排水皿27を引き出し、お湯につける等により、凍結を
素早く解消することができる。また、従来排水皿が凍結
した場合に排水皿を取り付けたまま氷を砕いて除去して
いたので、他の部品例えば冷媒が流れる配管が傷つく虞
があったが、排水皿を取り外すことが容易にできるため
に他の部品を傷つけることはない。更に、排水皿27が
脱着自在に取り付けられているため、排水皿27又は排
水皿27に貼り付けられているコードヒータ29の交換
が必要な場合には、交換作業を容易に且つ迅速に行うこ
とができる。また、排水皿27の幅方向に排水口17へ
向かって傾斜ができるように傾けて支持板28a及び2
8bに取り付けたため、排水皿27の形状は従来の排水
皿と同様の簡単な形状でありながらもより除霜水を外部
へ排水しやすくなり、その結果、排水口17の凍結のお
それが低くなる。
【0017】ところで、図15に示されるように、蒸発
器8及び排水皿27を覆っている断熱ケース26に脱着
自在な蓋体35が設けられている方向と排水皿27を引
き出す方向とが一致するので、蓋体35を外すことによ
り排水皿27を断熱ケース26の内部から外部へ容易に
取り出すことができる。また、排水皿27の排水口17
には除霜水を流すためのホースが連結されるが、蓋体3
5を外したときに、このホースを排水口17から容易に
外すことができる。
【0018】この実施の形態の冷凍機においては、ケー
ス本体34の取付板39と蓋体35の取付板38をネジ
やリベット等で連結させることによって、ケース本体3
4に蓋体35が押さえつけられて取り付けられる。従っ
て、ケース本体34と蓋体35との密閉性を高めること
ができる。また、蓋体35をケース本体34から取り外
す場合に外さなければならないネジ等は全て蓋体35の
正面側に位置している。したがって、断熱ケース26の
内部の部品の交換やメンテナンスを容易に行うことがで
きる。さらに、ケース本体34に設けられた固定板40
及び蓋体35に設けられた取付板38の固定部41を直
接フレーム3に固定しているので、断熱ケース26の外
周部に沿って下側部が固定されている。したがって、断
熱ケース26の密閉性が向上し、庫内からの冷気の洩れ
や冷えが悪いということを防止することができる。ま
た、断熱ケース26は、ウレタン発泡処理をしたために
断熱性が向上し、断熱率を同等にしながらも断熱ケース
の薄型化を図ることができる。
【0019】実施の形態2.排水皿27の後部を固定す
る案内板を図16の断面図に示されるような形状にして
もよい。すなわち、案内板50は排水皿27の後部が挿
入固定される保持部51及び保持部51に排水皿27の
後部を案内する傾斜部52を備えている。傾斜部52は
保持部51に傾斜して連結されていて、傾斜部52の傾
斜角θ1は保持部51の下面の傾斜角θ2よりも大き
く、これにより案内板50は大きな開口部53を有する
こととなる。排水皿27を蒸発器8の下部に取り付ける
際に手前側の支持板28aの間から排水皿27を挿入す
ると、図17のようにまず排水皿27の後部が傾斜部5
2に乗り、この状態で排水皿27をさらに押し込むと傾
斜部52によって排水皿27が上方の保持部51へ案内
され、保持部51に挿入固定される。このようにして保
持部51に排水皿27の後部を固定することにより、排
水皿27のガタつきや運転時の騒音の発生が防止され
る。さらに、図18に示されるように、案内板50の保
持部51の左右に角度θ3を持つフランジ54を設けて
もよい。このフランジ54を設けることにより、図19
に示すように左右にずれた状態で排水皿27を挿入して
も所定の固定位置に案内することができる。
【0020】実施の形態3.図20に示すように、断熱
ケース26のケース本体34の内面に、成形加工したビ
ニール部材44の代わりに樹脂フィルム61を用いても
よい。樹脂フィルム61の外周にフランジ62が溶着し
て設けられ、このフランジ62がケース本体34の外面
を形成する金属板63の外周に設けられたフランジ64
に接着テープ65で貼り付けられる。これにより、図2
1に示されるように、金属板63と樹脂フィルム61と
の間に密閉された空間が形成される。次に、図22のよ
うに内面用治具66を挿入し、樹脂フィルム61と金属
板66との間の空間にウレタン発泡処理を施す。その結
果、図23に示すように、ウレタンの発泡体45により
所定の厚さを備えたケース本体34が形成される。ま
た、図24に示すように蓋体35の内面をビニール部材
48に代えて樹脂フィルム67で構成してもよい。上述
したケース本体34と同様に、樹脂フィルム67を箱状
に曲げた板金68の三つの内壁69に接着テープ65で
貼り付け、板金68と樹脂フィルム67との間にウレタ
ン発泡処理を施して発泡体を充填する。このように、断
熱ケース34の内面に樹脂フィルム61,67を用いる
と、樹脂成形品であるビニール部材44,48を形成す
る場合に必要であった成形用の金型が不要となり、コス
トの削減がなされると共に少量生産の機種にも対応でき
る。また、樹脂フィルムは樹脂成形品に比べて材料費を
低くすることができ、さらに軽量化することができる。
樹脂フィルムは温度変化に対して伸縮しやすいため、冷
却運転及び除霜運転を繰り返しても亀裂や破れ等が発生
しにくいという効果もある。なお、樹脂フィルムに汎用
の透明フィルムを使用すれば、発泡状態を目視で確認す
ることにより品質チェックが可能となる。
【0021】実施の形態4.実施の形態3における金属
板63の代わりに、図25に示されるような金属板70
を用いてケース本体34を構成してもよい。金属板70
の外周にはフランジ72が設けられているが、配管出入
口用に形成されたL字形切り欠き71の部分にはフラン
ジ72は設けられておらず、その代わりに断熱材によっ
て作られたL字部材73が貼り付けられている。金属板
70のフランジ72及びL字部材73に接着テープ65
を貼り付けて、その上に樹脂フィルム61のフランジ6
2を合わせて貼り付け、実施の形態3と同様に樹脂フィ
ルム61と金属板70との間にウレタンの発泡体を充填
する。また、実施の形態3における板金68の代わり
に、図26に示されるような板金74を用いて蓋体35
を構成してもよい。板金74の三辺が箱状に曲げられて
それぞれ壁75を形成し、残りの一辺には壁が立設され
ることなく排水皿27の排水口17を通すための切り欠
き36が設けられている。このような板金74の全周に
渡って断熱材からなる直方体部材76及びコの字部材7
7が貼り付けられている。これらの部材76,77は所
定の高さに揃えられており、これらの部材76,77の
上面に接着テープ65を貼り付け平面状に形成された樹
脂フィルム78を合わせて貼り付けた後、樹脂フィルム
78と板金74との間にウレタンの発泡体を充填する。
このように、切り欠き36及び71の部分に断熱材から
なるL字部材73及びコの字部材77をそれぞれ貼り付
けたので、金属板70及び板金74の形状を簡素化する
ことができ、特に蓋体35においては樹脂フィルム78
の形状も簡素化されると共に樹脂フィルム78を上方か
ら貼り付けることができ、トータルコストを低減するこ
とができる。また、切り欠き71及び36において樹脂
フィルム61,78を貼り付ける面が連続的になり発泡
漏れを防ぐことができる。部材73,76及び77を形
成する断熱材として発泡スチロールを使用すれば、ウレ
タンと密着がよいので発泡後の剥がれ落ちが防止され
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
断熱ケースを取り外す、あるいは断熱ケースの側面の一
部に形成された蓋体を取り外して排水皿を庫外から脱着
することができるので、排水皿が凍結した場合には排水
皿を取り外して迅速に除氷することができると共に排水
皿の交換を容易に行うことができる。また、排水皿の一
端が挿入固定される保持部と保持部に連結されると共に
保持部に対して傾斜し且つ保持部への排水皿の挿入を案
内する傾斜部とを有する案内板を蒸発器の下部に備えれ
ば、排水皿を蒸発器の下部に挿入した際に、傾斜部によ
って排水皿を保持部に案内することが容易になると共に
保持部で排水皿を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る冷凍機の蒸発器
付近を示す断面図である。
【図2】 蒸発器及び排水皿を示す斜視図である。
【図3】 支持板を示す斜視図である。
【図4】 支持板を示す正面図である。
【図5】 蒸発器及び排水皿を示す断面図である。
【図6】 排水皿を示す正面図である。
【図7】 排水皿を示す部分斜視図である。
【図8】 排水皿を示す斜視図である。
【図9】 断熱ケースを示す斜視図である。
【図10】 ケース本体及び蓋体を示す斜視図である。
【図11】 ケース本体の組み立て図である。
【図12】 ケース本体を示す断面図である。
【図13】 蓋体の組み立て図である。
【図14】 蓋体を示す断面図である。
【図15】 断熱ケース及び排水皿を示す斜視図であ
る。
【図16】 実施の形態2における案内板を示す断面図
である。
【図17】 実施の形態2における案内板に排水皿を挿
入する状態を示す図である。
【図18】 実施の形態2における案内板を示す平面図
である。
【図19】 実施の形態2における案内板に排水皿を挿
入する状態を示す図である。
【図20】 実施の形態3におけるケース本体の組み立
て図である。
【図21】 実施の形態3におけるケース本体の形成時
の断面図である。
【図22】 実施の形態3におけるケース本体の形成時
の断面図である。
【図23】 実施の形態3におけるケース本体の形成時
の断面図である。
【図24】 実施の形態3における蓋体の組み立て図で
ある。
【図25】 実施の形態4におけるケース本体の組み立
て図である。
【図26】 実施の形態4における蓋体の組み立て図で
ある。
【図27】 プレハブ庫の天井に設置された従来の冷凍
機を示す斜視図である。
【図28】 従来の冷凍機の蒸発器付近を示す断面図で
ある。
【図29】 従来の蒸発器を示す斜視図である。
【図30】 従来の排水皿を示す斜視図である。
【図31】 従来の断熱ケースを示す斜視図である。
【図32】 従来の別の断熱ケースを示す斜視図であ
る。
【図33】 従来の別の断熱ケースを示す斜視図であ
る。
【図34】 従来の別の断熱ケースを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
3…フレーム、8…蒸発器、17…排水口、26…断熱
ケース、27…排水皿、29…コードヒータ、34…ケ
ース本体、35…蓋体、37…開口部、38,39…取
付板、40…固定板、41…固定部、50…案内板、5
1…保持部、52…傾斜部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川隅 政明 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 渡部 博史 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 大坂 宏 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 和雄 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3L048 AA05 AA06 BA01 BC01 CA02 CB04 FA04 GA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却貯蔵庫の天井に配置され且つ断熱ケ
    ースで覆われた蒸発器の下部に除霜水を受ける排水皿が
    配設される冷凍機において、 前記排水皿を脱着自在に設け、前記断熱ケースを取り外
    して庫外から前記排水皿を脱着するようにしたことを特
    徴とする冷凍機。
  2. 【請求項2】 冷却貯蔵庫の天井に配置され且つ断熱ケ
    ースで覆われた蒸発器の下部に除霜水を受ける排水皿が
    配設される冷凍機において、 前記断熱ケースの側面の一部を脱着自在の蓋体とすると
    共に前記排水皿を脱着自在に設け、前記蓋体を取り外し
    て庫外から前記排水皿を脱着するようにしたことを特徴
    とする冷凍機。
  3. 【請求項3】 前記排水皿の一端が挿入固定される保持
    部と、前記保持部に連結されると共に前記保持部に対し
    て傾斜し且つ前記保持部への前記排水皿の挿入を案内す
    る傾斜部とを有する案内板を蒸発器の下部に備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍機。
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CN104101149A (zh) * 2014-06-24 2014-10-15 滁州富达机械电子有限公司 一种制冰饮水机的制冰蒸发器

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