JP2003161080A - サッシ窓枠及びサッシ窓枠用補強板 - Google Patents

サッシ窓枠及びサッシ窓枠用補強板

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JP2003161080A JP2001360192A JP2001360192A JP2003161080A JP 2003161080 A JP2003161080 A JP 2003161080A JP 2001360192 A JP2001360192 A JP 2001360192A JP 2001360192 A JP2001360192 A JP 2001360192A JP 2003161080 A JP2003161080 A JP 2003161080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッシ窓枠の縦枠と横枠の接続部の水密性能
を向上させる。そのサッシ窓枠に使用するのに好適な補
強板を提供する。 【解決手段】 補強板の屋内外両端部に縦枠の基壁方向
に突出する凸部を設け、又は縦枠の基壁の幅方向両端部
に補強板方向に突出する凸部を設けて、ビス貫通孔に貫
通したビスを横枠のビスホールにねじ込んだ時に、補強
板が材料弾性により縦枠の基壁方向に凸面となるように
湾曲して、補強板のビスが貫通されたビス貫通孔の周辺
部分と凸部の周辺部分とが縦枠の基壁を介して水密部材
の圧縮量がその全面に渡ってほぼ均一になるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシ窓枠、とく
に縦枠と横枠の接続構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は一般的なサッシ窓枠の縦枠の下端
部を示すものであり、(a)は内側面図、(b)は底面
図である。図8は縦枠と下枠の間に介在されるシート状
の水密部材と、下枠との位置関係を示す図である。図9
は従来のサッシ窓枠の接続に用いられている補強板の展
開図、図10はその補強板の作用説明図、図11は同補
強板を用いた従来のサッシ窓枠の下部の接続部を屋外側
から見た斜視図、図12は同じく屋内側から見た斜視図
である。サッシ窓枠の縦枠と横枠の接続は、図7に示す
ように、縦枠1の基壁11の内側面に突設されている突
縁12を縦枠1の長手方向端部において切除して平坦面
13を形成し、その平坦面に図11及び図12に示すよ
うに、横枠(上枠と下枠の総称。図11,12において
は下枠。)2の長手方向端部を突き合わせ、縦枠1の外
側面、すなわち平坦面13の裏側からビス5を縦枠に設
けてあるビス貫通孔14(図7)に貫通し、かつ、横枠
のビスホール21(図8)にねじ込んで接続している。
横枠2のビスホール21は通常、図8に例示するよう
に、屋内外方向に隔てた2か所に設けられている。従っ
て、枠組みされたサッシ窓枠は、その4隅において、す
なわち、上下の横枠と左右の縦枠との接続部においてそ
れぞれ2本ずつのビスで矩形に接続されている。
【0003】しかしながら、サッシ窓枠には、とくにビ
ルサッシの場合は、建物躯体から大きな負荷が加わるこ
とがあるため、窓枠が歪むことがある。このような接続
部の横枠の長手方向端面と縦枠の平坦面との間には、図
8に示すようなシート状の水密部材3が介在されて、接
続部に水密性を確保するように図られているが、上記の
ように窓枠に歪みが生じると、水密部材3の横枠と縦枠
による圧縮量が均一でなくなるため、水密性能が低下す
る。
【0004】このような接続部の水密性能の低下を防止
するため、従来、図9、図11及び図12に例示するよ
うに、縦枠1の基壁11の裏面に各種の横枠2のビスホ
ール21に位置的に対応する複数個のビス貫通孔41を
有する鋼製補強板4を添設し、その補強板の裏側からビ
ス5を補強板4の当該横枠2のビスホール21に合致す
るビス貫通孔と縦枠1のビス貫通孔14に貫通し、横枠
2のビスホールにねじ込むようにしたサッシ窓枠も知ら
れている。
【0005】図9において、40は縦枠の基壁11の幅
よりも若干小さい幅を有する平板部、41はビス貫通
孔、42は平板部の両側端部に設けられた直角に屈曲す
るガイドである。ガイド42は縦枠1の背面両側に形成
されている溝15(図7(b))に摺動嵌合されて、縦
枠1からの脱落を防止するものである。43は平板部4
0を縦枠1の溝15内に嵌合摺動した場合に縦枠1の基
壁11の端部に係合する位置決め用フック、44はリブ
である。
【0006】このような補強板4を用いて接続する場合
は、躯体から窓枠に大きな力が加わった時に、その力は
補強板に分散されるためビス周辺への応力集中が緩和さ
れるので、縦枠のビス貫通孔部分の変形が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
補強板は、薄鋼板からなり、平坦な平板部40を縦枠1
の基壁11の平坦面13に当接して、屋内外方向に隔て
られた通常2か所でビス5をねじ込んで接続されるた
め、図9に示すように縦枠1のビス貫通孔の周辺部分に
対する締め付け力は非常に大きいのに対し、縦枠の屋内
外両端部付近に対する締め付け力は弱いため、基壁11
がわずかに湾曲される結果、横枠と縦枠の間に介在され
ている水密部材4の圧縮量が不均一になり、最悪の場合
は水密部材4が縦枠又は横枠と密着しない場合がある。
そのため、横枠と縦枠の接続部の水密性が不完全になる
場合がある。サッシ窓枠の場合は、雨水が躯体外壁に浸
透するすることを防止するため、とくに接続部の屋内側
部分における水密性能が重要であるが、従来のサッシ窓
枠はこの要求に完全に応えられない問題があった。
【0008】縦枠と横枠の接続部における水密部材の圧
縮量をその全面において均一にするには、横枠のビスホ
ールの数を多くし、ビスによる接続箇所を多くすれば良
いと考えられるが、その場合は、押出し成形金型が高価
になり、横枠の材料消費量が増え、ビス締付け作業量も
多くなるので、生産設備コスト、材料コスト、窓枠組み
立てコストのいずれもが高くなり、実用に適しない。
【0009】こうして、本発明の第一の課題は、縦枠と
横枠がその間に水密部材を介在させて接続されるサッシ
窓枠において、水密部材の圧縮量を全面に渡って均一化
させて、縦枠と横枠の接続部に高い水密性を確保するこ
とにある。本発明の第二の課題は、上記サッシ窓枠に使
用するのに好適な補強板を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るため、請求項1の発明は、縦枠の基壁の裏側に各種の
横枠のビスホールに位置的に対応する複数個のビス貫通
孔を有する補強板を添設し、その補強板の裏側からビス
を前記補強板の当該横枠のビスホールに合致するビス貫
通孔と前記縦枠のビス貫通孔に貫通し、前記横枠のビス
ホールにねじ込むことにより前記縦枠と前記横枠との間
に介在されたシート状の水密部材を圧縮密着させて接続
するようにしたサッシ窓枠において、前記補強板の屋内
外両端部もしくはその付近に前記縦枠の基壁方向に突出
する凸部を設け、又は前記縦枠の基壁の幅方向両端部も
しくはその付近に前記補強板方向に突出する凸部を設け
て、前記ビス貫通孔に貫通したビスを前記ビスホールに
ねじ込んだ時に、前記補強板が材料弾性により前記縦枠
の基壁方向に凸面となるように湾曲して、前記補強板の
ビスが貫通されたビス貫通孔の周辺と前記凸部とが前記
基壁を介して前記水密部材の圧縮量がその全面に渡って
ほぼ均一になるようにしたことを特徴としている。上記
構成により、補強板の所要のビス貫通孔から縦枠の基壁
のビス貫通孔にビスを貫通し、横枠のビスホールに通常
の方法でねじ込んで縦枠と横枠を接続すると、補強板の
ビスが貫通されたビス貫通孔の周辺部分と、補強板又は
縦枠の基壁の屋内外側両端部又はその付近に設けられた
凸部の周辺部分とにおいて、縦枠の基壁に横枠の長手方
向端面との間でほぼ等しい力で締め付け力を与える。従
って、水密部材はその全面に渡ってほぼ均一な量で圧縮
される。
【0011】第二の課題を解決するため、請求項3の発
明は、複数個のビス貫通孔を有し、縦枠の基壁の外側面
に添設されて、前記ビス貫通孔から前記縦枠の基壁に貫
通したビスを横枠のビスホールにねじ込んで前記縦枠と
前記横枠とをその間に水密部材を介在させて接続するた
めに用いられる補強板において、その屋内外両端部又は
その付近に前記縦枠の基壁方向に突出する凸部が形成さ
れ、その凸部の突出量は、前記ねじ込まれたビスを介し
て前記補強板が前記横枠の長手方向端面と共同して前記
縦枠の基壁に与える締め付け力が前記補強板のビス貫通
孔の周辺部分及び前記凸部の周辺部分においてほぼ等し
くなるように設定されていることを特徴としている。上
記構成により、補強板の所要のビス貫通孔から縦枠の基
壁のビス貫通孔にビスを貫通し、横枠のビスホールに通
常の方法でねじ込んで縦枠と横枠を接続すると、補強板
はビスが貫通されたビス貫通孔の周辺と補強板の屋内外
側両端部もしくはその付近における凸部とが縦枠の基壁
を介して横枠との間の水密部材を圧縮する。従って、接
続された縦枠の基壁と横枠の長手方向端面との間に介在
された水密部材は、全面に渡ってほぼ均一に圧縮され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係
るサッシ窓枠接続用補強板の展開図、図2は同補強板の
作用説明図、図3は本発明に係る補強板を用いて縦枠と
横枠を接続した場合の接続部を屋外側から見た斜視図、
図4は同じく屋内側から見た斜視図である。図11以下
の図面に示された従来技術の構成部材と同一又は相当部
材には同一の符号を用いる。
【0013】本発明に係る補強板4は、縦枠の基壁の幅
より若干小さい幅及び横枠、すなわち、下枠と上枠の高
さとほぼ等しい高さを有する平板部40を有している。
その平板部40には、各種の横枠2に設けられているビ
スホールのいずれにも位置的に合致するビス貫通孔41
が形成されている。さらに、補強板4を縦枠1の幅方向
両端部に形成されている溝15に嵌合し、長手方向に摺
動した場合に、その長手方向端部に係合して補強板4の
位置決めをするためのフック43が設けられている。こ
れらは、いずれも、図9の従来の補強板4と共通であ
る。
【0014】しかし、本発明による補強板4は、平板部
40の幅方向両端部、すなわち、屋内外方向両端部(又
はその付近。以下、同じ。)に縦枠1の基壁11の外側
面に装着されたときにその基壁方向に突出する凸部(図
示の例のように補強板の高さ方向に連続する凸条と、同
方向に複数個の突起が間隔を置いて設けられる場合を含
む。本明細書において同じ。)45が設けられている。
凸部45の平板部40からの突出量は、後述されるよう
に、本発明の所期の目的を達成するために重要である。
【0015】本発明に係る補強板も、縦枠1に対する装
着及びビスのねじ込み方法においては、従来の補強板の
場合と異ならない。すなわち、補強板4を縦枠1の長手
方向一端部から縦枠の基壁11の幅方向両端部の溝15
に嵌合し、これを縦枠の長手方向他端部方向に摺動して
フック43を縦枠1の基壁11の端部に係合して位置決
めし、縦枠の長手方向端部の平坦部13に横枠2の長手
方向端部を突き合わせ、各ビスホール21を縦枠1のビ
ス貫通孔14に合致させる。この状態では、補強板4の
平板部40は図2(a)に示されるように平坦状態を維
持している。
【0016】そして、補強板4のビスホールと合致した
ビス貫通孔からビス5を縦枠1のビス貫通孔に貫通し、
さらに横枠2のビスホールに強くねじ込む。この際に、
補強板の幅方向両端部の凸部45が縦枠の基壁11に押
圧密着したまま、補強板の平板部40は全体的に弾性変
形して、縦枠1の基壁11側が凸面となるようにわずか
に湾曲し、その平板部のビスが貫通されたビス貫通孔4
1の周辺が縦枠の基壁11に密着される。すなわち、補
強板4は、複数のビス貫通孔の周辺部分と両端部の周辺
部分において強く縦枠の基壁11に押圧密着される。そ
して、凸部45の突出量は、ビス5のねじ込みにより補
強板と横枠の長手方向端面との間の縦枠の基壁11に、
ビス貫通孔の周辺部分と補強板の幅方向両端部の周辺部
分においてほぼ等しい締め付け力が加わるように設定さ
れている。この突出量の具体値は、補強板の幅寸法や剛
性などにより種々異なる。こうして、縦枠の基壁はその
広い面積において均等の力で水密部材3を横枠2の端面
との間で圧縮するので、水密部材3の圧縮量がその全面
に渡って均一になる。その結果、縦枠1と横枠2との接
続部は高い水密性が得られることとなった。
【0017】上記補強板4を用いて縦枠1と横枠2が接
続されたサッシ窓枠は、縦枠の平坦面13と横枠の長手
方向端面との間に、その対向面に沿って均一に圧縮され
た水密部材3が介在されることとなるので、四隅の接続
部の水密性能が従来品に比し格段に向上されている。
【0018】図5は、図6に示すような下枠2と縦枠1
との接続構造において、補強板を用いないサッシ窓枠
と、従来の補強板4を用いたサッシ窓枠と、本発明に係
る補強板4を用いたサッシ窓枠のそれぞれにおける水密
部材3の圧縮量を対照的に示すグラフである。図5のa
〜kは、図8のa〜kの位置である。図5の横軸は下枠
の屋外側端部からの距離である。
【0019】図5に示すように、補強板なしのサッシ窓
枠の場合は、水密部材の圧縮量は屋外側部分が約0.7
であるのに対し、2か所のビスねじ込み部分の付近が約
0.8と最大であるが、ビスねじ込み部分の中間部は
0.6と比較的小さく、水密性能として重要性が高い屋
内側ビスねじ込み部よりも屋内側部分は0.5〜0.2
と極端に小さくなっている。すなわち、圧縮量の不均一
が顕著であり、この点からも補強板を用いないサッシ窓
枠の水密性が低いことは明らかである。また、従来の補
強板は、屋外側部分が0.6、屋外側ビスねじ込み部分
付近は0.8、それから屋内側ビスねじ込み部分付近ま
では漸減し、屋内側ビスねじ込み部分付近は0.7、屋
内側ビスねじ込み部分から屋内側端部までは0.4まで
急激に減少している。このように従来の補強板を用いる
接続構造によっても、水密部材の圧縮量の不均一の度合
いが大きく、十分な水密性が得られないことが明白であ
る。
【0020】これに対し、上記凸部45を備えた本発明
による補強板4を、その凸部の突出量が1.0mm,
2.0mm及び2.3mmの3種類について、水密性の
圧縮量を計測した。2.0mmの場合は、図5に示すよ
うに、屋外側端部と屋内が端部は圧縮量がそれぞれ0.
9、0.8と大きいが、中間部においては0.4〜0.
8の間で大きく変動しており、不均一である。また、突
出量2.0mmの場合は、屋外側端部から2か所のビス
ねじ込み部付近までに掛けて0.7〜0.8の間にあ
り、高い均一性が認められ、また、屋内側ビスねじ込み
部分から屋内側端部に掛けても、0.6から0.4まで
漸減するが、補強板なしの場合に比し、十分に大きく、
また、従来の補強板を用いる場合よりも大きい。これに
対し、凸部の突出量が1.0mmの場合は、2か所のビ
スねじ込み部分付近ばかりでなく、その中間部分、屋外
側端部及び屋内側端部の全域に渡って圧縮量が0.6〜
0.8の間にあり、非常に均一性が高いことが認められ
た。すなわち、突出量が1.0mm及びその前後の凸部
を有する補強板を用いる場合は、縦枠と横枠の接続部に
高い水密性が確保される。
【0021】上述した補強板のビス貫通孔の周辺部分及
び両端部の周辺部分により縦枠の基壁の全幅にかけて水
密部材をその全面に渡って均一に圧縮させるには、上記
の実施の形態のように補強板に凸部を設けることに代え
て、他の実施の形態として、図6に例示するように、縦
枠の基壁11の幅方向両端部又はその付近に補強板方向
に突出する凸部16を設けた場合にも、先の実施の形態
と同様の作用効果が奏される。縦枠にこのような凸部を
設ける場合は、補強板には、例えば図9に示すような従
来品を用いることも可能である。
【0022】以上は、横枠が下枠である場合の縦枠と横
枠の接続部についてにみ説明したが、横枠が上枠である
場合も同様の作用効果が得られることは容易に理解され
る。
【0023】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明によれ
ば、補強板は、そのビスが貫通されたビス貫通孔の周辺
部分と補強板又は縦枠の基壁の屋内外側両端部の周辺部
分において縦枠の基壁を等しい力で締め付けるので、縦
枠の基壁と横枠の長手方向端面との間に介在される水密
部材はその全体に渡って均一に圧縮されるため、サッシ
窓枠の縦枠と横枠の接続部の水密性が格段に向上され
る。
【0024】また、請求項3の発明によれば、補強板の
幅方向両端部の所要の突出量を有する凸部を設けるだけ
で水密部材の圧縮量を全面に渡って均一にすることがで
きるので、サッシ窓枠には新たな要素を付加する必要が
ないので、サッシ窓枠のコストアップに繋がらない利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサッシ窓枠の接続に用いられる補
強板の一例の展開図。
【図2】同補強板の作用説明図。
【図3】本発明に係る補強板を用いて縦枠と横枠を接続
した場合の接続部を屋外側から見た斜視図。
【図4】同じく屋内側から見た斜視図。
【図5】各種サッシ窓枠における水密部材の圧縮量の計
測値を対照的に示すグラフ。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す断面図。
【図7】一般的なサッシ窓枠の縦枠の下端部を示すもの
であり、(a)は内側面図、(b)は底面図。
【図8】縦枠と下枠の間に介在されるシート状の水密部
材と、下枠との位置関係を示す図。
【図9】従来のサッシ窓枠の接続に用いられている補強
板の展開図。
【図10】その補強板の作用説明図。
【図11】同補強板を用いたサッシ窓枠の下部の接続部
を屋外側から見た斜視図。
【図12】同じく屋内側から見た斜視図。
【符号の説明】
1 縦枠 2 横枠 3 水密部材 4 補強板 40 平板部 41 ビス貫通孔 45 凸部(突起)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦枠の基壁の裏側に各種の横枠のビスホ
    ールに位置的に対応する複数個のビス貫通孔を有する補
    強板を添設し、その補強板の裏側からビスを前記補強板
    の当該横枠のビスホールに合致するビス貫通孔と前記縦
    枠のビス貫通孔に貫通し、前記横枠のビスホールにねじ
    込むことにより前記縦枠と前記横枠との間に介在された
    シート状の水密部材を圧縮密着させて接続するようにし
    たサッシ窓枠において、前記補強板の屋内外両端部もし
    くはその付近に前記縦枠の基壁方向に突出する凸部を設
    け、又は前記縦枠の基壁の幅方向両端部もしくはその付
    近に前記補強板方向に突出する凸部を設けて、前記ビス
    貫通孔に貫通したビスを前記ビスホールにねじ込んだ時
    に、前記補強板が材料弾性により前記縦枠の基壁方向に
    凸面となるように湾曲して、前記補強板のビスが貫通さ
    れたビス貫通孔の周辺と前記凸部とが前記基壁を介して
    前記水密部材の圧縮量がその全面に渡ってほぼ均一にな
    るようにしたことを特徴とするサッシ窓枠。
  2. 【請求項2】 凸部は、補強板又は縦枠の高さ方向に連
    続する凸条又は点在する突起であることを特徴とする請
    求項1に記載されたサッシ窓枠。
  3. 【請求項3】 複数個のビス貫通孔を有し、縦枠の基壁
    の外側面に添設されて、前記ビス貫通孔から前記縦枠の
    基壁に貫通したビスを横枠のビスホールにねじ込んで前
    記縦枠と前記横枠とをその間に水密部材を介在させて接
    続するために用いられる補強板において、その屋内外両
    端部又はその付近に前記縦枠の基壁方向に突出する凸部
    が形成され、その凸部の突出量は、前記ねじ込まれたビ
    スを介して前記補強板が前記横枠の長手方向端面と共同
    して前記縦枠の基壁に与える締め付け力が前記補強板の
    ビス貫通孔の周辺部分及び前記凸部の周辺部分において
    ほぼ等しくなるように設定されていることを特徴とする
    請求項1に記載されたサッシ窓枠用補強板。
  4. 【請求項4】凸部は、補強板の高さ方向に連続する凸条
    又は点在する突起であることを特徴とする請求項3に記
    載されたサッシ窓枠用補強板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1847511A1 (en) 2002-12-03 2007-10-24 Nissan Chemical Industries, Ltd. Process for producing modified stannic oxide sol and stannic oxide-zirconium oxide composite sol
JP2017025589A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 三協立山株式会社 建具
JP7527988B2 (ja) 2021-01-20 2024-08-05 三協立山株式会社 建具

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