JP2003160916A - 遮音壁の基礎ブロック - Google Patents

遮音壁の基礎ブロック

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JP2003160916A
JP2003160916A JP2001360515A JP2001360515A JP2003160916A JP 2003160916 A JP2003160916 A JP 2003160916A JP 2001360515 A JP2001360515 A JP 2001360515A JP 2001360515 A JP2001360515 A JP 2001360515A JP 2003160916 A JP2003160916 A JP 2003160916A
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sound insulating
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Takashi Tanahashi
棚橋  尚
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Maruei Concrete Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工場生産により表面がきれいで充分な性能を
有するように製造することができ、しかも現場での鉄筋
の組み立て、型枠の組み立てなどの作業を要することな
く、簡易な短期間の工事を可能とする遮音壁の基礎ブロ
ックを提供する。 【解決手段】 相対向して立設する両側壁11と、この
両側壁11の間に生コンクリートを打設し得る空間15
を備えるように両側壁11を間隔をおいて連結する鉄筋
入り梁部材12と、遮音壁固定用の支柱を立設するため
の開口部13を備えた支柱立設部材14とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遮音壁の基礎ブロ
ックに関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車等の騒音を遮断して周囲の住民を
保護するために、道路等の側部などに沿って遮音壁が施
されているが、この遮音壁は先ずその基礎部が道路の側
部などに沿って形成された後、その上に立設されてい
る。従って、遮音壁が長期間にわたって安定して機能を
果たすためには、基礎部が安定して形成されていること
が重要である。 【0003】この基礎部は、図9に示すように、地面を
掘削して表土を取り除き、その上に生コンクリートを打
設し、硬化させて基礎コンクリート層1を形成し、その
上に鉄筋2を組み立て、その周囲に型枠3を立設して囲
み、型枠3内に生コンクリートを打設し、生コンクリー
トの硬化後に型枠3を解体し、土の埋め戻し6をするこ
とにより形成されている。なお、図9において4は遮音
壁設置用支柱を立設するための支柱立設部材(パイプ状
物)である。 【0004】しかしながら、前記の鉄筋2の組み立て、
型枠3の組み立てには、相当の労力と時間を要するた
め、コストが高くつくのみならず、生コンクリートが硬
化するまで型枠を解体することができず、次の作業に移
れない欠点があり、交通量の多い国道などの工事におい
ては交通規制が長くとりにくいのを止むえず交通規制を
長期間にわたって行い、交通渋滞が慢性となっていた。
さらに、生コンクリートの打設の時には、組んだ鉄筋2
の上を足場として使っているが、鉄筋2の上を歩くのは
危険な作業であり、作業者の怪我の原因となるほか、こ
の作業により鉄筋2がずれたり、遮音壁設置用支柱を取
り付けるための支柱立設部材4が傾斜したりしていた。
さらに、型枠3を立設するためには、型枠3を安定に固
定するためのサポート5を必要とし、このサポート5の
取り付けには、側方に広い場所を必要とする欠点があっ
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決しようとするものであって、工場生産によ
り表面がきれいで充分な性能を有するように製造するこ
とができ、しかも現場での鉄筋の組み立て、型枠の組み
立てなどの作業を要することなく、簡易な短期間の工事
を可能とする遮音壁の基礎ブロックを提供することを目
的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するものであって、相対向して立設する両側壁と、
この両側壁の間に生コンクリートを打設し得る空間を備
えるように両側壁を間隔をおいて連結する鉄筋入り梁部
材と、遮音壁固定用の支柱を立設するための開口部を備
えた支柱立設部材とからなることを特徴とする遮音壁の
基礎ブロックである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施例である
図面にしたがって具体的に説明する。図1〜図6におい
て、遮音壁の基礎ブロック10は、両側壁11,11
と、梁部材12,…と、遮音壁固定用の支柱を立設する
ための開口部13を備えた支柱立設部材14とからなる
ものである。 【0008】前記両側壁11,11は、相対向して立設
しており、後述の生コンクリートの打設のさいに生コン
クリートの流動の範囲を規制する機能を有する。従来の
型枠の機能を有するが、型枠の取り付け、解体などの煩
雑な作業の必要がなく、コストが安くつき、しかも短期
間の作業が可能であり、さらに型枠を固定するためのサ
ポートを要しないなどの優れた利点を有する。最終のコ
ンクリートの強度を高く保持するためには、両側壁1
1,11の中に鉄筋が予め装填されていることが望まし
い。両側壁11,11の外側面には化粧塗料を塗布した
り化粧板などの化粧を施すことにより、コンクリートの
露出面の見栄えの悪さを改善することができる。 【0009】梁部材12,…は、両側壁11,11を連
結するものであって、両側壁11,11の間に生コンク
リートを打設し得る空間15を備えるように間隔をおい
て配設されている。この梁部材12,…は、後述の生コ
ンクリートの打設により埋設されるもので、生コンクリ
ートの打設のさいに作業者が足場として使用することが
可能であって、現場までの運搬に耐えることができ、し
かも最終のコンクリートの強度を高く保持するために
は、鉄筋が予め組み込まれていることが必要である。梁
部材12,…は、生コンクリートの打設のさいに作業者
が足場として使用することができるので、生コンクリー
トの打設作業が非常に簡易となる利点を有する。 【0010】梁部材12,…の上端の高さは、両側壁1
1,11の上端の高さよりも低く中央よりの位置にある
ことが望ましく、この場合には、梁部材12,…に鉄筋
が組み込まれているので、最終のコンクリートの強度を
効率良く高く保持する優れた作用効果を奏することがで
きる。なお、最終のコンクリートの強度をさらに向上さ
せるために最下端から中央よりの位置には、施工補助鉄
筋取付用インサート16を設けることも可能であり、こ
こに補助鉄筋22を設けることにより最終のコンクリー
トの強度を一層向上させることができる。 【0011】支柱立設部材14は、その上部に遮音壁固
定用の支柱を立設するための開口部13を備えており、
この開口部13に上方から支柱を嵌挿し、周囲にわずか
な空隙が存在するので、コンクリートなどの充填材を装
填して固定することができる。この開口部13は、予め
工場で作製されるので、支柱を地面に対して正確に垂直
となるように立設することができる。このようにして、
立設した多数の支柱に遮音壁を取り付けることにより、
遮音壁を簡易に正確に配設することが可能である。 【0012】支柱立設部材14は、図1に示すように、
両側壁11,11の一方の側壁11の内側に一体形成さ
れていてもよく、また図4に示すように、両側壁11,
11の間に固定されていてもよい。 【0013】支柱立設部材14の上端の高さは、両側壁
11,11の上端の高さと同じ位置にあることが望まし
く、後述の生コンクリートが打設された後には、支柱立
設部材14の上端面と両側壁11,11の上端面とコン
クリートの硬化面とを同一面とすることができる。 【0014】支柱立設部材14の下端の高さは、両側壁
11,11の下端の高さと同じ位置にある場合には、運
搬時の安定性があり、しかも支柱を安定に保持するため
の長さを確保するのに望ましいが、必ずしも両側壁1
1,11の下端の高さと同じ位置にある必要性はなく、
それよりも上方にあってもよい。 【0015】図1,図3において、17は、隣接する基
礎ブロック10を連結するためのジョイント用開口であ
って、ボルト等で挿通、連結可能である。また、18は
吊り下げ用リング等の吊り下げ用部材であって、鉤付き
のロープ等の使用によりクレーン等により基礎ブロック
10を吊り下げて基礎コンクリート上に設置するために
使用することができる。 【0016】以下、遮音壁の基礎ブロック10の設置方
法について説明する。まず、図7に示すように、先ず従
来法と同様にして、地面を掘削して表土を取り除き、そ
の上に生コンクリートを打設し、硬化させて基礎コンク
リート層1を形成する。次に、本発明の基礎ブロック1
0を基礎コンクリート層1上にクレーン等にて順次据え
付けてボルト等で基礎ブロック10同士を連結し、上方
から内部に生コンクリートを打設し、土の埋め戻し19
をすることにより本発明の基礎ブロックを用いた基礎部
の設置が終了する。 【0017】さらに、図8に示すように基礎ブロック1
0の支柱立設部材14の開口部13に上方から支柱20
を嵌挿し、周囲にわずかな空隙が存在するので、コンク
リートなどの充填材を装填して固定し、この支柱20に
遮音壁21を取り付けることにより、遮音壁を簡易に正
確に配設することが可能である。 【0018】 【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の遮音壁の基礎ブロックは現場で形成するのではなく、
予め工場生産により大量生産されるので、生コンクリー
トに十分な硬化時間をとることができ、コンクリート強
度が十分で表面がきれいであって、しかも支柱立設用の
正確な開口部を形成することが可能なブロックを得るこ
とができるとともに、現場での多数の鉄筋の煩雑な配設
作業や工期を長くする型枠の組み立てや解体作業を要す
ることなく、基礎ブロックを敷設する簡易な作業で施工
ができ、梁の上を足場がわりとして歩きやすいので、生
コンクリートの打設作業も非常に容易となり、極めて経
済的な短期間の施工工事が可能であり、交通渋滞の原因
となる道路の交通規制を著しく短縮することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の遮音壁の基礎ブロックの平面
図である。 【図2】図1の遮音壁の基礎ブロックの正面図である。 【図3】図1の遮音壁の基礎ブロックの側面図である。 【図4】本発明の他の実施例の遮音壁の基礎ブロックの
平面図である。 【図5】図4の遮音壁の基礎ブロックの正面図である。 【図6】図4の遮音壁の基礎ブロックの側面図である。 【図7】本発明の遮音壁の基礎ブロックの設置状態を示
す説明図である。 【図8】本発明の遮音壁の基礎ブロックに遮音壁を設置
した状態を示す説明図である。 【図9】従来の遮音壁の基礎ブロックの設置状態を示す
説明図である。 【符号の説明】 10 遮音壁の基礎ブロック 11 両側壁 12 梁部材 13 開口部 14 支柱立設部材 15 空間 16 施工補助鉄筋取付用インサート 17 ジョイント用開口 18 吊り下げ用部材 19 土の埋め戻し 20 支柱 21 遮音壁 22 補助鉄筋

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 相対向して立設する両側壁と、この両側
    壁の間に生コンクリートを打設し得る空間を備えるよう
    に両側壁を間隔をおいて連結する鉄筋入り梁部材と、遮
    音壁固定用の支柱を立設するための開口部を備えた支柱
    立設部材とからなることを特徴とする遮音壁の基礎ブロ
    ック。
JP2001360515A 2001-11-27 2001-11-27 遮音壁用基礎ブロック Expired - Lifetime JP3629684B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005054506A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Nihon Kogyo Co Ltd 防護柵用基礎ブロックおよび防護柵の施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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