JP2003160513A - ハロゲン化有機化合物分解装置 - Google Patents

ハロゲン化有機化合物分解装置

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JP2003160513A
JP2003160513A JP2001358806A JP2001358806A JP2003160513A JP 2003160513 A JP2003160513 A JP 2003160513A JP 2001358806 A JP2001358806 A JP 2001358806A JP 2001358806 A JP2001358806 A JP 2001358806A JP 2003160513 A JP2003160513 A JP 2003160513A
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halogenated organic
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decomposing
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JP2001358806A
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Toshiaki Nishio
敏昭 西尾
Masahiro Saito
正洋 斉藤
Terumasa Harada
照正 原田
Takashi Yamamoto
崇 山元
Hiroki Yamaguchi
啓樹 山口
Yuichi Doi
祐一 土井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枝管と反応器との接続部分の腐食劣化を低コ
ストで抑制することができるハロゲン化有機化合物分解
装置を提供する。 【解決手段】 枝管11が接続され、PCBを高温高圧
環境下で分解する一次反応器122を備えた水熱分解装
置120において、枝管11の一次反応器122との接
続端側が、一次反応器122側ほど大径となるように円
錐状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ塩化ビフェニ
ル類やダイオキシン類等の塩素化有機化合物等のような
ハロゲン化有機化合物を分解して無害化処理するハロゲ
ン化有機化合物分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビフェニル(Polychlorinated
biphenyl:PCB−ビフェニルの塩素化異性体の総称)
は、強い毒性を有することから、その製造および輸入が
禁止されている。PCBは、1954年頃から国内で製
造開始されたものの、カネミ油症事件をきっかけに生体
や環境への悪影響が明らかになり、1972年に行政指
導により製造中止、回収の指示(保管の義務)が出され
た経緯がある。
【0003】PCBは、ビフェニル骨格に塩素が1〜1
0個置換したものであり、置換塩素の数や位置によって
理論的に209種類の異性体が存在し、現在、市販の製
品において約100種類以上の異性体が確認されてい
る。また、PCBは、異性体間の物理的性質や化学的性
質、生体内安定性や環境動体等が多様であるため、化学
分析や環境汚染の様式が複雑化しているのが現状であ
る。さらに、PCBは、残留性有機汚染物質のひとつで
あって、環境中で分解されにくく、脂溶性で生物濃縮率
が高いばかりか、半揮発性で大気経由の移動が可能であ
るという性質を持ち、また、水や生物など環境中に広く
残留することが判明している。このため、PCBは、体
内で極めて安定しやすく、体内に蓄積されて慢性中毒
(皮膚障害、肝臓障害等)を引き起してしまうだけでな
く、発癌性、生殖・発生毒性が認められている。
【0004】このようなPCBは、従来からトランスや
コンデンサなどの絶縁油として広く使用されてきた経緯
がある。このため、PCBを使用したトランスやコンデ
ンサなどの絶縁油を高温高圧環境下で水熱分解させるハ
ロゲン化有機化合物分解装置により、当該PCBを二酸
化炭素や水や塩化ナトリウム等にまで分解して無害化処
理するようにしている(例えば特開平11−25379
6号公報、特開2000−126588号公報他参
照)。
【0005】
【課題を解決するための手段】ところが、前述したよう
なハロゲン化有機化合物分解装置を長期にわたって高温
高圧状態で連続運転していると、当該装置の反応器の枝
管接続部分等に、系外から入り込んだ銅やアルミニウム
等の金属物(酸化金属物を含む)等が次第に堆積すると
共に、気泡が滞留して気液界面を生じることにより、P
CBの分解に伴って生成する塩化ナトリウム等の塩化物
等が析出しやすいことから、当該枝管接続部分に局所的
な異常腐食が生じやすく、漏れ等を引き起こす虞があ
る。このため、前述したようなハロゲン化有機化合物分
解装置の反応器等においては、チタン等のような高耐食
性の材料を使用しなければならず、製造コストが非常に
高くなってしまっていた。
【0006】このようなことから、本発明は、低コスト
で腐食劣化を抑制することができるハロゲン化有機化合
物分解装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明によるハロゲン化有機化合物分
解装置は、枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物を高
温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化有機
化合物分解装置において、前記枝管の前記反応器との接
続端側が、前記反応器側ほど大径となるように円錐状を
なしていることを特徴とする。
【0008】第二番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物
を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化
有機化合物分解装置において、前記枝管の周面に当該枝
管内に水を送給する給水手段を連結したことを特徴とす
る。
【0009】第三番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物
を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化
有機化合物分解装置において、前記枝管と前記反応器と
の接続部分に、耐食性材料からなる防食具を取り付けた
ことを特徴とする。
【0010】第四番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第三番目の発明において、前記防食具
が、前記枝管内に嵌合する耐食性材料からなる円筒部を
備えていることを特徴とする。
【0011】第五番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第四番目の発明において、前記防食具
が、前記接続部分を覆うように前記円筒部の基端側に取
り付けられた耐食性材料からなる環板部を備えているこ
とを特徴とする。
【0012】第六番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第四番目の発明において、前記防食具の
前記円筒部の先端側の周縁端が、枝管の内周面に溶接接
合されていることを特徴とする。
【0013】第七番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第五番目の発明において、前記防食具の
前記環板部の外周縁端が、前記反応器の内周面に溶接接
合されていることを特徴とする。
【0014】第八番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第五番目の発明において、前記防食具の
前記円筒部の先端側が、枝管の内周面に溶接接合される
と共に、前記防食具の前記環板部の外周縁端が、前記反
応器の内周面に溶接接合されていることを特徴とする。
【0015】第九番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第四番目から第七番目の発明のいずれか
において、前記枝管の外側から当該枝管の内周面と前記
防食具の前記円筒部の内周面との間に水を送給する給水
手段を設けたことを特徴とする。
【0016】第十番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第三番目から第九番目の発明のいずれか
において、前記枝管の前記反応器との接続端側が、前記
反応器側ほど大径となるように円錐状をなしていること
を特徴とする。
【0017】第十一番目の発明によるハロゲン化有機化
合物分解装置は、第一番目から第十番目の発明のいずれ
かにおいて、前記ハロゲン化有機化合物が、ポリ塩化ビ
フェニル類、ダイオキシン類等の塩素化有機化合物であ
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置の実施の形態を以下に説明するが、本発明は
下記の実施の形態に限定されるものではない。
【0019】[第一番目の実施の形態]本発明によるハ
ロゲン化有機化合物分解装置の第一番目の実施の形態を
図1〜3を用いて説明する。図1は、分解装置の概略構
成図、図2は、反応器の枝管接続部分の抽出拡大図、図
3は、PCB無害化処理設備の全体概略構成図である。
【0020】図1に示すように、ハロゲン化有機化合物
分解装置である水熱分解装置120は、筒形状の一次反
応器122と、PCB、H2OおよびNaOHの処理液
123を加圧する加圧ポンプ124と、当該処理液12
3を予熱する予熱器125と、配管を巻いた構成の二次
反応器126と、冷却器127および減圧弁128とを
備えてなるものである。また、減圧弁127の下流に
は、気液分離器129、活性炭槽130が配置されてお
り、排ガス(CO2 )131は煙突(排ガス流路)13
2から外部へ排出され、排水(H2 O,NaCl)13
3は別途、必要に応じて排水処理される。また、処理液
123となるPCBの配管134には、H 2OおよびN
aOHがそれぞれ導入される。また、酸素の配管135
は、一次反応器125に対して直結している。
【0021】このような水熱分解装置120において、
加圧ポンプ124による加圧により一次反応器122内
は、26MPaまで昇圧される。また、予熱器125
は、PCB、H2OおよびNaOHの混合処理液123
を300℃程度に予熱する。また、一次反応器122内
には酸素が噴出しており、内部の反応熱により380℃
〜400℃まで昇温する。この段階までに、PCBは、
脱塩素反応および酸化分解反応を起こし、NaCl、C
2およびH2Oに分解されている。つぎに、冷却器12
7は、二次反応器126からの流体を100℃程度に冷
却すると共に後段の減圧弁128にて大気圧まで減圧す
る。そして、気液分離器129によりCO 2および水蒸
気と処理水とが分離され、CO2および水蒸気は、活性
炭槽130を通過して煙突132から大気中に排出され
る。
【0022】このようにして水熱分解装置120を用い
ることにより、PCB含有容器(例えばトランスやコン
デンサ)等を完全無害化処理することができる。
【0023】図2に示すように、圧力計や温度計やレベ
ル計やpH計の導入等に使用できるように前記一次反応
器122に接続される枝管11は、当該一次反応器12
2との接続端部側が、当該一次反応器122側ほど大径
となるように円錐状に形成されている。
【0024】このような枝管11を有する前記一次反応
器122を備えた水熱分解装置120においては、長期
にわたって高温高圧状態で連続運転し、当該反応器12
2内で塩化ナトリウム等の塩化物がPCBの分解に伴っ
て生成したり、当該反応器122内に銅やアルミニウム
等の金属物(酸化金属物を含む)等が系外から入り込ん
だりしても、上記枝管11の当該反応器122との接続
端部側が、当該反応器122側ほど大径となるように円
錐状に形成されているので、当該枝管11の当該反応器
122との接続端部部分に、上記金属物等が堆積せずに
当該反応器122内に落下すると共に、気泡も滞留する
ことなく当該反応器122内側に戻り、気液界面を生じ
ることがない。
【0025】このため、上記枝管11の上記反応器12
2との接続端部部分に、上記金属物等の堆積や、気液界
面の発生に伴う上記塩化物の析出を抑制することができ
るので、上記反応器122等にステンレス鋼(例えばS
US316等)等のような一般的な材料を使用すること
ができる。
【0026】したがって、本実施の形態の水熱分解装置
120によれば、一次反応器122や枝管11等にチタ
ン等のような高耐食性の材料を使用しなくてもステンレ
ス鋼等のような一般的な材料で済むようになるので、低
コストで腐食劣化を抑制することができる。
【0027】このような水熱分解装置120を例えばP
CB無害化処理設備に適用した場合について次に説明す
る。
【0028】図3に示すように、PCB無害化処理シス
テムは、有害物質であるPCBが付着又は含有又は保存
されている被処理物を無害化する有害物質処理システム
であって、被処理物1001である有害物質( 例えばPC
B)1002 を保存する容器1003から有害物質1002を分離す
る分離手段1004と、被処理物1001を構成する構成材1001
a,b,…を解体する解体手段1005のいずれか一方又は
両方を有する前処理手段1006と、前処理手段1006におい
て処理された被処理物を構成する構成材であるコア1001
aをコイル1001bと鉄心1001cとに分離するコア分離手
段1007と、分離されたコイル1001bを銅線1001dと紙・
木1001eとに分離するコイル分離手段1008と、上記コア
分離手段1008で分離された鉄心1001cと解体手段1005で
分離された金属製の容器 (容器本体及び蓋等)1003 とコ
イル分離手段1008で分離された銅線1001dとを洗浄液10
10で洗浄する洗浄手段1011と、洗浄後の洗浄廃液1012及
び前処理手段で分離した有害物質1002のいずれか一方又
は両方を分解処理する水熱分解装置である有害物質分解
処理手段1013とを、具備してなるものである。
【0029】ここで、上記有害物質としては、PCBの
他、例えば、ダイオキシン類、塩化ビニルシート、有害
廃棄塗料、廃棄燃料、有害薬品、廃棄樹脂、未処理爆薬
等を挙げることができるが、環境汚染に起因する塩素化
有機化合物等のようなハロゲン化有機化合物であればこ
れらに限定されるものではない。
【0030】また、上記被処理物としては、例えば、絶
縁油としてPCBを用いているトランスやコンデンサ、
有害物質である塗料等を保存している保存容器を挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0031】また、蛍光灯用の安定器においても従来は
PCBが用いられていたので無害化処理する必要があ
り、この場合には、容量が小さいので前処理することな
く、分離手段1009に直接投入することで無害化処理する
ことができる。
【0032】また、上記有害物質が液体等の場合には、
有害物質分解処理手段1013に直接投入することで無害化
処理がなされ、その保管した容器は構成材の無害化処理
により、処理することができる。なお、有害物質処理手
段1013の構成は、図1に示した水熱分解装置120の構
成と同様であるので、その説明は省略する。
【0033】また、本発明によるハロゲン化有機化合物
分解装置としては、上記水熱分解装置120を始めとし
て、塩化ビニル樹脂等を分解して油分を生成させる廃プ
ラスチックス油化装置や、ダイオキシン類等で汚染され
た土壌を無害化させる汚染汚泥無害化処理装置等が挙げ
られる。
【0034】[第二番目の実施の形態]本発明によるハ
ロゲン化有機化合物分解装置の第二番目の実施の形態を
図4を用いて説明する。図4は、反応器の枝管接続部分
の抽出拡大図である。ただし、前述した第一番目の実施
の形態の場合と同様な部分については、前述した第一番
目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符号を用い
ることにより、重複する説明を省略する。
【0035】図4に示すように、枝管21の途中の外周
面には、当該枝管21の内部と連通する給水管22が連
結されている。この給水管22は、水100を送給する
図示しない給水器に接続している。このような給水管2
2、前記給水器等により、本実施の形態では給水手段を
構成している。
【0036】このような一次反応器122を備えた水熱
分解装置120においては、当該一次反応器122内の
圧力(約26〜27MPa程度)よりも高い圧力(約2
7〜28MPa程度)で前記給水器から給水管22を介
して枝管21内に水100を送給すると、当該水100
が枝管21から反応器122内へ入り込むように流れ
る。
【0037】よって、長期にわたって高温高圧状態で連
続運転して、塩化ナトリウム等の塩化物がPCBの分解
に伴って生成したり、銅やアルミニウム等の金属物(酸
化金属物を含む)等が系外から入り込んだりしても、上
記枝管21の当該反応器122との接続端部部分に、上
記金属物等が堆積せずに反応器122内に押し流される
と共に、気泡も滞留することなく反応器122内側に押
し流され、気液界面を生じることがない。
【0038】このため、前述した第一番目の実施の形態
の場合と同様に、上記枝管21の上記反応器122との
接続端部部分に、上記金属物等の堆積や、気液界面の発
生に伴う上記塩化物の析出を抑制することができるの
で、上記反応器122等にステンレス鋼(例えばSUS
316等)等のような一般的な材料を使用することがで
きる。
【0039】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一番目の実施の形態の場合と同様に、チタン等の
ような高耐食性の材料を使用しなくても済むようになる
ので、低コストで腐食劣化を抑制することができる。
【0040】[第三番目の実施の形態]本発明によるハ
ロゲン化有機化合物分解装置の第三番目の実施の形態を
図5を用いて説明する。図5は、反応器の枝管接続部分
の抽出拡大図である。ただし、前述した第一,二番目の
実施の形態の場合と同様な部分については、前述した第
一,二番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符
号を用いることにより、重複する説明を省略する。
【0041】図5に示すように、枝管21の前記一次反
応器122との接続部分には、当該枝管21内に嵌合す
る円筒部33aと、上記接続部分を覆うように当該円筒
部33aの基端側に同軸をなして取り付けられた環板部
33bとを備えてなる防食具33が取り付けられてい
る。この防食具33は、ニッケル基合金鋼(例えば、In
conel625,Inconel600 等)等のような耐食性材料からな
り、上記環板部33bの外周縁端が上記反応器122の
内周面に、耐食性を有する溶接材料34(例えば、Inco
nel625,Inconel600 等のようなニッケル基合金鋼)で溶
接接合されている。
【0042】このような一次反応器122を備えた水熱
分解装置120においては、長期にわたって高温高圧状
態で連続運転して、塩化ナトリウム等の塩化物がPCB
の分解に伴って生成したり、銅やアルミニウム等の金属
物(酸化金属物を含む)等が系外から入り込んだりする
ことにより、上記枝管21の当該反応器122との接続
端部部分に、上記金属物等の堆積や上記塩化物の析出等
が発生したとしても、当該部分の周辺が防食具33で保
護されているので、当該部分が腐食劣化してしまうこと
がない。
【0043】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一,二番目の実施の形態の場合と同様に、上記反
応器122等にステンレス鋼(例えばSUS316等)
等のような一般的な材料を使用することができ、チタン
等のような高耐食性の材料を使用しなくても済むように
なるので、低コストで腐食劣化を抑制することができ
る。
【0044】[第四番目の実施の形態]本発明によるハ
ロゲン化有機化合物分解装置の第四番目の実施の形態を
図6を用いて説明する。図6は、反応器の枝管接続部分
の抽出拡大図である。ただし、前述した第一〜三番目の
実施の形態の場合と同様な部分については、前述した第
一〜三番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符
号を用いることにより、重複する説明を省略する。
【0045】図6に示すように、枝管41の前記一次反
応器122との接続部分には、前記防食具33が取り付
けられている。上記枝管41は、上記防食具33の前記
円筒部33aよりも少し長い基端管41aと、圧力計や
温度計やレベル計やpH計の導入等を行われる先端管4
1bとからなり、当該管41a,41b間が溶接接合さ
れている。防食具33の円筒部33aの先端側の周縁端
は、枝管41の基端間41aの内周面に溶接材料34で
溶接接合されている。
【0046】このような防食具33は、上記反応器12
2の内側から管板部33bの外周縁端を当該反応器12
2の内周面に対して溶接接合すると共に、枝管41の基
端管41aの外側から円筒部33aの先端側の周縁端を
当該基端管41aの内周面に対して溶接材料34で溶接
接合した後に、上記基端管41aと上記先端管41bと
を溶接接合することにより、容易に取り付けることがで
きる。
【0047】つまり、前述した第三番目の実施の形態で
は、防食具33の管板部33bの外周縁端のみを溶接接
合するようにしたが、本実施の形態では、さらに、円筒
部33aの先端側の周縁端も溶接接合するようにしたの
である。
【0048】なぜなら、防食具33の円筒部33aの先
端側の周縁端が枝管41に対して溶接接合されていない
と、防食具33の円筒部33aと枝管41との隙間に前
記塩化物や金属物等が僅かながらも侵入してしまう虞を
生じるからである。
【0049】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一〜三番目の実施の形態の場合と同様な効果を得
ることができるのはもちろんのこと、前述した第三番目
の実施の形態の場合よりもさらに確実に腐食劣化を防止
することができる。
【0050】[第五番目の実施の形態]本発明によるハ
ロゲン化有機化合物分解装置の第五番目の実施の形態を
図7を用いて説明する。図7は、反応器の枝管接続部分
の抽出拡大図である。ただし、前述した第一〜四番目の
実施の形態の場合と同様な部分については、前述した第
一〜四番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符
号を用いることにより、重複する説明を省略する。
【0051】図7に示すように、枝管21の前記一次反
応器122との接続部分には、防食具33が取り付けら
れている。防食具33の円筒部33aの嵌合している枝
管21の周面部分には、前記給水管22が連結されてい
る。
【0052】このような一次反応器122を備えた水熱
分解装置120においては、当該一次反応器122内の
圧力(約26〜27MPa程度)よりも高い圧力(約2
7〜28MPa程度)で前記給水器から給水管22に水
100を送給すると、当該水100が防食具33の円筒
部33aの外周面と枝管21の内周面との間に流入し、
当該防食具33の円筒部33aの先端側から枝管21の
内部に流入して、上記反応器122内へ流出するように
なるので、防食具33の円筒部33aと枝管21との隙
間への前記塩化物や金属物等の侵入を防止することがで
きる。
【0053】つまり、前述した第四番目の実施の形態で
は、防食具33の円筒部33aの先端側周縁端を枝管2
1の内周面に溶接接合することにより、防食具33の円
筒部33aと枝管41との隙間への前記塩化物や金属物
等の侵入を防止するようにしたが、本実施の形態では、
防食具33の円筒部33aと枝管21との間に水100
を供給して当該円筒部33aの先端側から流出させるこ
とにより、防食具33の円筒部33aと枝管41との隙
間への前記塩化物や金属物等の侵入を防止するようにし
たのである。
【0054】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第四番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、防食具33部分に堆積
する前記金属物等や滞留する気泡を前記水100により
前記反応器122内に押し流すことができるので、腐食
劣化の防止能力をさらに高めることができる。
【0055】[第六番目の実施の形態]本発明によるハ
ロゲン化有機化合物分解装置の第六番目の実施の形態を
図8を用いて説明する。図8は、反応器の枝管接続部分
の抽出拡大図である。ただし、前述した第一〜五番目の
実施の形態の場合と同様な部分については、前述した第
一〜五番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符
号を用いることにより、重複する説明を省略する。
【0056】図8に示すように、枝管41の基端管41
a内には、前記円筒部33aのみからなる防食具63が
嵌合している。この防食具63の円筒部33aの先端側
周縁端は、枝管41の基端管41aの内周面に溶接材料
34で溶接接合されている。防食具63の円筒部33a
の嵌合している枝管41の基端管41aの周面部分に
は、前記給水管22が連結されている。
【0057】このような一次反応器122を備えた水熱
分解装置120においては、当該一次反応器122内の
圧力(約26〜27MPa程度)よりも高い圧力(約2
7〜28MPa程度)で前記給水器から給水管22に水
100を送給すると、当該水100が防食具63の円筒
部33aの外周面と枝管41の基端管41aの内周面と
の間に流入し、当該防食具63の円筒部33aの基端側
から上記反応器122内へ流出するようになるので、防
食具63と枝管41との隙間への前記塩化物や金属物等
の侵入を防止することができる。
【0058】つまり、前述した第五番目の実施の形態で
は、防食具33の環板部33bの外周縁端を一次反応器
122の内周面に溶接接合して、防食具33の円筒部3
3aの先端側から水100を流出させるようにしたが、
本実施の形態では、防食具63の円筒部33aの先端側
周縁端を枝管41の内周面に溶接接合して、防食具33
の円筒部33aの基端側から水100を流出させるよう
にしたのである。
【0059】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第五番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、一次反応器122の内
周面に対して溶接接合をしないで済むようになるので、
当該溶接接合に伴う熱応力歪みを一次反応器122に対
して与えずに済み、一次反応器122の劣化をさらに抑
制することができる。
【0060】[他の実施の形態]なお、他の実施の形態
として、例えば、前述した第二〜六番目の実施の形態に
おいて、枝管21,41に代えて、前述した第一番目の
実施の形態の枝管11を適用することも可能である。
【0061】
【発明の効果】第一番目の発明によるハロゲン化有機化
合物分解装置は、枝管が接続され、ハロゲン化有機化合
物を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン
化有機化合物分解装置において、前記枝管の前記反応器
との接続端側が、前記反応器側ほど大径となるように円
錐状をなしていることから、長期にわたって高温高圧状
態で連続運転し、反応器内でハロゲン化有機化合物の分
解生成ハロゲン化物が生成したり、反応器内に金属物
(酸化金属物を含む)等が系外から入り込んだりして
も、枝管の反応器との接続端部部分に、金属物等が堆積
せずに反応器内に落下すると共に、気泡も滞留すること
なく反応器内側に戻り、上記分解生成ハロゲン化物が析
出することはないので、反応器等にステンレス鋼(例え
ばSUS316等)等のような一般的な材料を使用する
ことができる。そのため、反応器や枝管等にチタン等の
ような高耐食性の材料を使用しなくても済むようになる
ので、低コストで腐食劣化を抑制することができる。
【0062】第二番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物
を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化
有機化合物分解装置において、前記枝管の周面に当該枝
管内に水を送給する給水手段を連結したことから、反応
器内の圧力よりも高い圧力で給水手段から枝管内に水を
送給すると、当該水が枝管から反応器内へ入り込むよう
に流れるため、長期にわたって高温高圧状態で連続運転
して、ハロゲン化有機化合物の分解生成ハロゲン化物が
生成したり、金属物(酸化金属物を含む)等が系外から
入り込んだりしても、枝管の反応器との接続端部部分
に、金属物等が堆積せずに反応器内に押し流されると共
に、気泡も滞留することなく反応器内側に押し流され、
上記分解生成ハロゲン化物が析出することはないので、
反応器等にステンレス鋼(例えばSUS316等)等の
ような一般的な材料を使用することができる。そのた
め、反応器や枝管等にチタン等のような高耐食性の材料
を使用しなくても済むようになるので、低コストで腐食
劣化を抑制することができる。
【0063】第三番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物
を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化
有機化合物分解装置において、前記枝管と前記反応器と
の接続部分に、耐食性材料からなる防食具を取り付けた
ことから、長期にわたって高温高圧状態で連続運転し
て、ハロゲン化有機化合物の分解生成ハロゲン化物が生
成したり、金属物(酸化金属物を含む)等が系外から入
り込んだりすることにより、枝管の反応器との接続端部
部分に、金属物等の堆積や上記分解生成ハロゲン化物の
析出を生じたとしても、当該部分が腐食劣化してしまう
ことがないので、反応器等にチタン等のような高耐食性
の材料を使用しなくてステンレス鋼(例えばSUS31
6等)等のような一般的な材料を使用することができ、
低コストで腐食劣化を抑制することができる。
【0064】第四番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第三番目の発明において、前記防食具
が、前記枝管内に嵌合する耐食性材料からなる円筒部を
備えているので、防食具を枝管に取り付けることが容易
にできる。
【0065】第五番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第四番目の発明において、前記防食具
が、前記接続部分を覆うように前記円筒部の基端側に取
り付けられた耐食性材料からなる環板部を備えているの
で、前記接続部分を確実に保護することができる。
【0066】第六番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第四番目の発明において、前記防食具の
前記円筒部の先端側の周縁端が、枝管の内周面に溶接接
合されているので、防食具の円筒部と枝管との間に当該
円筒部の先端側から分解生成ハロゲン化物や金属物等が
入り込むことを確実に防止することができると共に、反
応器に対して熱応力歪みを与えずに済み、反応器の劣化
をさらに抑制することができる。
【0067】第七番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第五番目の発明において、前記防食具の
前記環板部の外周縁端が、前記反応器の内周面に溶接接
合されているので、防食具の管板部と反応器の内周面と
の間に分解生成ハロゲン化物や金属物等が入り込むこと
を確実に防止することができると共に、防食具の取り付
け施工を反応器の内側から簡単に行うことができる。
【0068】第八番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第五番目の発明において、前記防食具の
前記円筒部の先端側が、枝管の内周面に溶接接合される
と共に、前記防食具の前記環板部の外周縁端が、前記反
応器の内周面に溶接接合されているので、防食具と反応
器および枝管の内周面との間に分解生成ハロゲン化物や
金属物等が入り込むことを確実に防止することが低コス
トでできる。
【0069】第九番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第四番目から第七番目の発明のいずれか
において、前記枝管の外側から当該枝管の内周面と前記
防食具の前記円筒部の内周面との間に水を送給する給水
手段を設けたことから、反応器内の圧力よりも高い圧力
で給水手段から水を送給すると、当該水が防食具の円筒
部の外周面と枝管の内周面との間に流入して、当該間か
ら流出するようになるので、防食具の円筒部と枝管との
隙間への分解生成ハロゲン化物や金属物等の侵入を防止
することができる。
【0070】第十番目の発明によるハロゲン化有機化合
物分解装置は、第三番目から第九番目の発明のいずれか
において、前記枝管の前記反応器との接続端側が、前記
反応器側ほど大径となるように円錐状をなしているの
で、さらに確実に腐食劣化を抑制することができる。
【0071】第十一番目の発明によるハロゲン化有機化
合物分解装置は、第一番目から第十番目の発明のいずれ
かにおいて、前記ハロゲン化有機化合物が、ポリ塩化ビ
フェニル類、ダイオキシン類等の塩素化有機化合物であ
るので、上述した効果を顕著に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハロゲン化有機化合物分解装置の
第一番目の実施の形態の全体概略構成図である。
【図2】反応器の枝管接続部分の抽出拡大図である。
【図3】PCB無害化処理設備の全体概略構成図であ
る。
【図4】本発明によるハロゲン化有機化合物分解装置の
第二番目の実施の形態の反応器の枝管接続部分の抽出拡
大図である。
【図5】本発明によるハロゲン化有機化合物分解装置の
第三番目の実施の形態の反応器の枝管接続部分の抽出拡
大図である。
【図6】本発明によるハロゲン化有機化合物分解装置の
第四番目の実施の形態の反応器の枝管接続部分の抽出拡
大図である。
【図7】本発明によるハロゲン化有機化合物分解装置の
第五番目の実施の形態の反応器の枝管接続部分の抽出拡
大図である。
【図8】本発明によるハロゲン化有機化合物分解装置の
第六番目の実施の形態の反応器の枝管接続部分の抽出拡
大図である。
【符号の説明】
11 枝管 21 枝管 22 給水管 33 防食具 33a 円筒部 33b 環板部 34 溶接材料 41 枝管 41a 基端管 41b 先端管 63 防食具 100 水 120 水熱分解装置 122 一次反応器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 25/18 B09B 3/00 304Z // C07D 319/24 ZAB (72)発明者 原田 照正 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 山元 崇 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 山口 啓樹 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 土井 祐一 長崎県長崎市深堀町五丁目717番地1 長 菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2E191 BA12 BA13 BB00 BD11 4D004 AA22 AB06 AB07 CA22 CA50 CB31 DA02 DA06 DA07 4H006 AA04 AA05 AC13 AC26 BD81 BD83 EA22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物
    を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化
    有機化合物分解装置において、 前記枝管の前記反応器との接続端側が、前記反応器側ほ
    ど大径となるように円錐状をなしていることを特徴とす
    るハロゲン化有機化合物分解装置。
  2. 【請求項2】 枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物
    を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化
    有機化合物分解装置において、 前記枝管の周面に当該枝管内に水を送給する給水手段を
    連結したことを特徴とするハロゲン化有機化合物分解装
    置。
  3. 【請求項3】 枝管が接続され、ハロゲン化有機化合物
    を高温高圧環境下で分解する反応器を備えたハロゲン化
    有機化合物分解装置において、 前記枝管と前記反応器との接続部分に、耐食性材料から
    なる防食具を取り付けたことを特徴とするハロゲン化有
    機化合物分解装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記防食具が、 前記枝管内に嵌合する耐食性材料からなる円筒部を備え
    ていることを特徴とするハロゲン化有機化合物分解装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記防食具が、 前記接続部分を覆うように前記円筒部の基端側に取り付
    けられた耐食性材料からなる環板部を備えていることを
    特徴とするハロゲン化有機化合物分解装置。
  6. 【請求項6】 請求子4において、 前記防食具の前記円筒部の先端側の周縁端が、枝管の内
    周面に溶接接合されていることを特徴とするハロゲン化
    有機化合物分解装置。
  7. 【請求項7】 請求子5において、 前記防食具の前記環板部の外周縁端が、前記反応器の内
    周面に溶接接合されていることを特徴とするハロゲン化
    有機化合物分解装置。
  8. 【請求項8】 請求子5において、 前記防食具の前記円筒部の先端側が、枝管の内周面に溶
    接接合されると共に、前記防食具の前記環板部の外周縁
    端が、前記反応器の内周面に溶接接合されていることを
    特徴とするハロゲン化有機化合物分解装置。
  9. 【請求項9】 請求項4から請求項7のいずれかにおい
    て、 前記枝管の外側から当該枝管の内周面と前記防食具の前
    記円筒部の内周面との間に水を送給する給水手段を設け
    たことを特徴とするハロゲン化有機化合物分解装置。
  10. 【請求項10】 請求項3から請求項9のいずれかにお
    いて、 前記枝管の前記反応器との接続端側が、前記反応器側ほ
    ど大径となるように円錐状をなしていることを特徴とす
    るハロゲン化有機化合物分解装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10のいずれかに
    おいて、 前記ハロゲン化有機化合物が、ポリ塩化ビフェニル類、
    ダイオキシン類等の塩素化有機化合物であることを特徴
    とするハロゲン化有機化合物分解装置。
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