JP2003160276A - 線条体の巻取方法 - Google Patents

線条体の巻取方法

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JP2003160276A
JP2003160276A JP2001359637A JP2001359637A JP2003160276A JP 2003160276 A JP2003160276 A JP 2003160276A JP 2001359637 A JP2001359637 A JP 2001359637A JP 2001359637 A JP2001359637 A JP 2001359637A JP 2003160276 A JP2003160276 A JP 2003160276A
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winding
filament
bobbin
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take
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JP2001359637A
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English (en)
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Masaru Ito
勝 伊藤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線条体の巻き始め端を巻取ボビンに確実に固
定して巻き取る。 【解決手段】 適宜の供給源から供給される線条体1を
引き取り、ダンサプーリー装置4によって張力を一定に
制御しながら巻取ボビン6に巻き取る線条体の巻取方法
において、線条体1の巻き始め端1Aを巻取ボビン6に
取り付け固定するに際して、線条体1を巻取ボビン6の
適宜上流側において一旦挟持5して巻取ボビン6への線
条体1の流入を停止させた後その巻き始め端1Aを適宜
固定手段7によって取付け固定する巻取方法であって、
その流入停止時間内に挟持個所より上流側にたまった線
条体は貯線装置3内に一旦貯留し、その後挟持固定5を
開放して巻取ボビン6の巻取回転を開始させると共に、
貯線装置3内の貯留線条体を吐き出させ、この貯留およ
び吐き出しの全工程を通じて、ダンサプーリー装置4に
よって検出される線条体張力を一定に保持するよう制御
することを特徴とする線条体の巻取方法ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は線条体の巻取方
法、特にその線条体が当初存在せず従ってその巻き始め
端も認識できないような、たとえば光ファイバ母材から
線引きすることによって初めて巻き取るべき線条体が生
成されるような場合の線条体の巻取方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記のような、ラインの作業開始と共に
線条体が順次生成される線条体を巻取ボビンに巻き取る
場合、この線条体の巻き始め端をその巻取ボビンに取り
付け固定する作業はかなり忙しい。すなわち、生成され
て出てきた巻き始め端を目的の巻取ボビンに、挟み込
み、テープによる貼りつけ、あるいは胴部への数回のタ
ーンなど適宜の固定手段によって手早く取り付け固定す
る作業が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように作業が慌た
だしいために、線条体の巻き始め端の巻取ボビンへの固
定が不完全で巻取作業そのもの全体がうまくいかない、
種々の回転機器類が周囲にあるために作業の慌ただしさ
が危険を生む、などの不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、適宜の供給源から供給される線
条体を引取装置によって引き取り、ダンサプーリー装置
によって張力を一定に制御しながら巻取ボビンに巻き取
る線条体の巻取方法において、前記線条体を前記巻取ボ
ビンの適宜上流側において適宜な走行停止手段により一
旦挟持してその前記巻取ボビンへの流入を停止させる工
程と、前記線条体の巻き始め端を適宜な固定手段によっ
て前記巻取ボビンに取付け固定する工程と、前記流入停
止工程時間内に前記挟持個所より上流側に供給された線
条体を貯線装置内に一旦貯留する工程と、その後前記挟
持固定を開放して前記巻取ボビンの巻取回転を開始させ
る工程と、その後前記貯線装置内の貯留線条体を吐き出
させる工程とを有し、この貯留および吐き出しの全工程
を通じて、前記貯線装置の前記線条体を貯留する速度お
よび前記巻取ボビンの巻取回転速度を、前記ダンサプー
リー装置により検出される線条体張力を一定に保持する
ように制御することを特徴とする線条体の巻取方法であ
る。
【0005】また請求項2の発明によるその解決手段
は、線条体に沿って、複数の下降プーリーと上昇プーリ
ーとが前記線条体の走行方向に適宜の間隔をおいて、各
プーリーの回転面が前記線条体を含む鉛直な平面に含ま
れるように並設され、前記線条体の貯留時には前記各下
降および上昇プーリーがそれぞれ所定の速度をもって下
降および上昇して前記線条体の走行経路を屈曲させ、前
記貯留された線条体の吐き出し時には前記走行経路を直
線状に戻すように構成された貯線装置が使用されること
を特徴とする、請求項1の線条体の巻取方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の方法を実施するた
めの一つの装置例を説明するものである。この図1につ
いて以下、本発明の方法を説明する。
【0007】図の左端側から送られてくる線条体1は、
たとえば光ファイバ母材から線引、被覆されて次々と新
しく生成されて出てくる線条体であったり、あるいは既
に線条体としての実体が存在しているものが何らかの加
工を加えられて流れ出てくるものであったり、その種類
は問わない。
【0008】この線条体1はたとえば図示のベルトラッ
プ型キャプスタンのような適宜の引取装置2によって引
き取られ、次いで下流の、従来は設けられてなかった貯
線装置3に導入される。
【0009】貯線装置3は入口および出口にそれぞれ案
内プーリー30,30を備え、この両プーリー30,3
0を結ぶ直線状の線条体の走行経路に沿って、上側に下
降プーリー3A、下側に上昇プーリー3Bとが交互に適
宜間隔をおいて配設されたものである。
【0010】この各下降および上昇プーリー3A,3B
の設置態様は、各プーリー3A,3Bの回転面が線条体
1の走行経路直線を含む鉛直面に含まれるようにされて
いるものである。この貯線装置3によって、下降プーリ
ー3Aが下降し、上昇プーリー3Bが上昇することによ
って、線条体1の走行経路を元の直線状から破線に示す
ように波形の屈曲状に変化させて線条体1を貯留する。
【0011】図1には各下降および上昇プーリー3A,
3Bの駆動機構が例示されている。この例では、各プー
リーを回転可能に保持する支持ロッド31がガイドレー
ル32によって鉛直方向にスライド可能に設けられ、そ
の支持ロッド31に取り付けられたラック33に駆動ピ
ニオン34が噛み合い、この駆動ピニオン34は図示し
ていない適宜のモータによって回転駆動される構成であ
る。この構成から、支持ロッド31のスライドする速度
がこの貯線装置3の線条体1を貯留する速度を決定する
ことが分かる。
【0012】貯線装置3の下流には従来の巻取ラインで
も設けられているダンサプーリー装置4が配設される。
このダンサプーリー装置4は従来も設けられている普通
の形式(図示の重力式であれ、ばね式であれ)のもので
ある。換言すれば、本発明の方法を実施するための巻取
ラインでは、従来の巻取ラインにおける引取装置2とダ
ンサプーリー装置4との間に貯線装置3を新設したもの
である。
【0013】ダンサプーリー装置4の下流には、巻取ボ
ビン6のすぐ上流側に走行停止手段5を設ける。これは
線条体1を挟み固定して、巻取ボビン6に線条体1が流
入してゆくのを制止する手段であり、たとえば図示のよ
うな簡単なクリップでもいいし、適宜の基台に設置され
外部からの信号によって自動的に操作されるものでもよ
い。
【0014】巻取ボビン6の胴部に示した符号7は、巻
き始め端1Aをこの巻取ボビン6に取り付け固定する手
段、この例では貼りつけテープを示している。この巻き
始め端1Aを巻取ボビン6に固定する手段はこの他に鍔
部への挟みこみ、胴部への巻付けなど他の任意の手段を
利用してよい。
【0015】つぎに以上に説明した装置を用いた本発明
の方法を説明する。上流から連続して流れてくる線条体
1の巻き始め端1Aが巻取ボビン6を過ぎた時点で、巻
取ボビン6の上流側において線条体1を走行停止クリッ
プ5によってまず挟持固定する。
【0016】こうすると当然走行停止手段5の上流側に
おいて線条体1が下流に流れないで余分に余ってくるこ
とになるから、直ちに貯線装置3を発動させる。つまり
各下降および上昇プーリー3A,3Bの駆動ピニオン3
4をそれぞれの所定の回転方向に回転駆動を開始する。
つまり貯線装置3に線条体1の貯留を始めさせる。
【0017】ここで重要なことは図示されていない線条
体1の供給源から走行停止手段5までの間で、線条体1
の張力を変動させないように、各プーリー3A,3B等
の移動速度を設定することである。実際的には、ダンサ
プーリー装置4の可動プーリー41に注目し、これが図
示のほぼ中立位置にとどまるような速度を選ぶ。
【0018】具体的に言えば、仮に各プーリーの昇降の
速度が速すぎる場合は、上流側から供給される線条体の
量を越えてこの貯線装置3に線条体1を貯留することに
なり、当然ダンサプーリー装置4の可動プーリー41は
上昇して、巻取ライン全体にわたって線条体張力が上昇
する。このような事態は避けなければならない。
【0019】もし逆に各プーリーの昇降の速度が遅すぎ
る場合は、この貯線装置3に貯留される線条体1は上流
側から供給される線条体の量を下回り、したがって当然
ダンサプーリー装置4の可動プーリー41は下降して、
巻取ライン全体にわたって線条体張力が低下する。この
ような事態もまた避けなければならない。
【0020】線条体1の巻取ボビン6への流入を上述の
ように止め、こうして落ちついた状況の下で線条体の巻
き始め端1Aを巻取ボビン6に固定する。固定手段7に
は既に述べたように多くの種類があるが図示されている
のは貼り付けテープである。
【0021】線条体1の巻き始め端1Aの巻取ボビン6
への固定が終われば、直ちに走行停止手段5による線条
体1の挟持を解放し、次いで巻取ボビン6の巻取回転を
開始させる。このときの巻取ボビン6の回転速度は、供
給源からの線条体1の供給速度に見合うものでなく、こ
れより若干速くしてまず貯線装置3の貯留分線条体を吐
き出させるようにする。
【0022】このため各下降および上昇プーリー3A,
3Bを貯留の時と反対方向にそれぞれ元の位置まで上昇
または下降させる。この線条体の吐き出し時も、貯留時
と同様に、その経過時間中はダンサプーリー4によって
検出されるラインの線条体張力を一定に保持するような
制御が必要である。
【0023】貯線装置3内の線条体貯留分がゼロになっ
た時点で巻取ボビン6の回転速度を下げ、供給源からの
供給量と巻取ボビン6による巻取量とを一致させる。こ
れ以降この巻取ボビンの回転速度がラインの定常的な巻
取速度となる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、線条体の巻取ボビン
への流入を一旦停止させてから作業するので、巻き始め
端を落ちついて巻取ボビンに取り付け固定することがで
き、したがっていかなる取り付け固定手段を用いる場合
でも安全かつ確実に取付け固定できる効果がある。また
特に線条体が順次生成されながら巻取ボビンに巻き取る
ラインの場合に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するのに用いる装置例を示
す側断面図であり、一部斜視図で表現している。
【符号の説明】
1 線条体 2 引取装置 3 貯線装置 30 固定プーリー 3A 下降プーリー 3B 上昇プーリー 31 支持ロッド 32 ガイドレール 33 ラック 34 駆動ピニオン 4 ダンサプーリー装置 41 可動プーリー 5 走行停止クリップ 6 巻取ボビン 7 取付け固定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜の供給源から供給される線条体
    (1)を引取装置(2)によって引き取り、ダンサプー
    リー装置(4)によって張力を一定に制御しながら巻取
    ボビン(6)に巻き取る線条体の巻取方法において、前
    記線条体(1)を前記巻取ボビン(6)の適宜上流側に
    おいて適宜な走行停止手段(5)により一旦挟持してそ
    の前記巻取ボビン(6)への流入を停止させる工程と、
    前記線条体の巻き始め端(1A)を適宜な固定手段
    (7)によって前記巻取ボビン(6)に取付け固定する
    工程と、前記流入停止工程時間内に前記挟持個所より上
    流側に供給された線条体(1)を貯線装置(3)内に一
    旦貯留する工程と、その後前記挟持固定を開放して前記
    巻取ボビン(6)の巻取回転を開始させる工程と、その
    後前記貯線装置(3)内の貯留線条体を吐き出させる工
    程とを有し、この貯留および吐き出しの全工程を通じ
    て、前記貯線装置(3)の前記線条体(1)を貯留する
    速度および前記巻取ボビン(6)の巻取回転速度を、前
    記ダンサプーリー装置(4)により検出される線条体張
    力を一定に保持するように制御することを特徴とする線
    条体の巻取方法。
  2. 【請求項2】 線条体(1)に沿って、複数の下降プー
    リー(3A)と上昇プーリー(3B)とが前記線条体
    (1)の走行方向に適宜の間隔をおいて、各プーリーの
    回転面が前記線条体を含む鉛直な平面に含まれるように
    並設され、前記線条体(1)の貯留時には前記各下降お
    よび上昇プーリー(3A,3B)がそれぞれ所定の速度
    をもって下降および上昇して前記線条体(1)の走行経
    路を屈曲させ、前記貯留された線条体の吐き出し時には
    前記走行経路を直線状に戻すように構成された貯線装置
    (3)が使用されることを特徴とする、請求項1の線条
    体の巻取方法。
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