JP2003160252A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2003160252A
JP2003160252A JP2001360304A JP2001360304A JP2003160252A JP 2003160252 A JP2003160252 A JP 2003160252A JP 2001360304 A JP2001360304 A JP 2001360304A JP 2001360304 A JP2001360304 A JP 2001360304A JP 2003160252 A JP2003160252 A JP 2003160252A
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JP
Japan
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paper
feeding
feeding device
sheet
friction member
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JP2001360304A
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Tatsufumi Mizuno
達史 水野
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙に損傷を与えることなく、又、構造の複
雑化を招くことなく、用紙の分離給紙可能な許容範囲を
拡大することができる給紙装置を提供すること。 【構成】 用紙保持部に積載された用紙中の最上位紙を
送り出す用紙送出手段と、該用紙送出手段によって送り
出された用紙が干渉する位置に位置付けられる摩擦部材
と、該摩擦部材を支持して用紙の送り出し方向に傾倒可
能な支持部材と、該支持部材の傾倒を抑制する弾性部材
を含んで給紙装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置に用いられ、厚手の用紙にも対応可能
な給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置として複写機(静電複写
機)を想定した場合、従来、複写機の対応紙種は坪量5
2〜157g/m2 程度の普通紙であるのが一般的であ
り、それ以上の厚手の用紙に対しては特殊な専用機によ
って画像形成がなされている。これに対し、近年、製本
用の表紙や紙ファイル等の厚手紙、例えば坪量210〜
465g/m2 程度で紙厚0.22〜0.55mm程度
の用紙に対し、従来の複写機を利用して手軽に複写した
いという要望が高まっている。この場合、厚手紙は普通
紙と極端に紙厚や腰の強さが異なるため、給紙、転写、
定着等の各電子写真プロセスにおいて要求される最適条
件が普通紙とは異なる。
【0003】ここで、給紙過程に着目すると、従来から
用いられている分離給紙機構のうち、比較的厚手の紙に
まで対応可能な機構として分離パッド方式(例えば、特
開平7−117882号公報参照)、紙の腰を利用する
土手分離方式(例えば、特開平1−129146号公
報、特開平3−13436号公報参照)、スリットを利
用するゲート分離方式(例えば、特開平3−13437
号公報、特開平3−13436号公報参照)、リバース
ローラを用いるERR給紙方式等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、分離パッド
方式、土手分離方式及びスリット分離方式の何れの方式
も用紙の撓みを利用して分離給紙を行う方式であるた
め、例えば坪量350g/m2 以上程度の厚手紙をそれ
らの分離給紙方式を利用して分離給紙すると、先折れや
折れ曲がり等の損傷が用紙に与えられ、後続する転写工
程や定着工程で悪影響が出たり、用紙ジャムの原因にな
ったりしてしまう。このため、それらの3つの分離給紙
方式は、厚手紙の分離給紙には対応しておらず、厚手の
紙といっても精々157g/m2 未満程度の普通紙やは
がき、封筒等を分離給紙の対象とするに過ぎない。
【0005】又、仮にそれらの3つの分離給紙方式を利
用してセッテイングにより厚手紙対応可能としたとして
も、対応可能紙が極めて狭い範囲に限定されてしまうた
め、実用的でない。
【0006】一方、ERR給紙方式によれば、普通紙か
ら厚手紙まで幅広い種類の用紙を分離給紙可能である
が、この方式の装置は構造が複雑で製造及び部品コスト
が高くなってしまうという問題がある。このため、一般
的な複写機における例えば手差給紙装置への適用には不
向きである。尚、ゲート分離方式の分離給紙原理を利用
し、スリット状を成すゲートのスリット幅を用紙の厚さ
に応じて可変自在とし、分離給紙可能な紙種の範囲を拡
大するようにした発明が特開昭60−12428号公報
に記載されている。このような発明によれば、普通紙か
ら厚手紙まで幅広い種類の用紙を分離給紙可能である。
【0007】しかし、ERR給紙方式と同様、構造が複
雑で製造及び部品コストが高くなってしまうという問題
がある。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、用紙に損傷を与えることな
く、又、構造の複雑化を招くことなく、用紙の分離給紙
可能な許容範囲を拡大することができる給紙装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、用紙保持部に積載された用紙中の最上位
紙を送り出す用紙送出手段と、該用紙送出手段によって
送り出された用紙が干渉する位置に位置付けられる摩擦
部材と、該摩擦部材を支持して用紙の送り出し方向に傾
倒可能な支持部材と、該支持部材の傾倒を抑制する弾性
部材を含んで給紙装置を構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0011】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る給紙装置の給紙機構部分の縦断側面図、図2
はその斜視図、図3は厚手紙の給紙動作を示す縦断側面
図、図4は比較的薄い厚手紙の給紙動作を示す縦断側面
図である。
【0012】先ず、用紙Pを積層状態で収納保持可能な
用紙保持部としての給紙トレイ1が設けられている。こ
の給紙トレイ1では、用紙Pは加圧底板2に載置され加
圧スプリング3によって上方に付勢されている。給紙ト
レイ1の給紙口4の近傍には用紙送出手段としての給紙
ローラ5が設けられ、この給紙ローラ5に対して最上位
の用紙である最上位紙PPが加圧スプリング3の力で押
し付けられている。
【0013】次いで、給紙トレイ1には、その給紙口4
の近傍に垂直な用紙ガイド6が設けられ、この用紙ガイ
ド6には軸9を支点として用紙の搬送方向のみに傾倒で
きるように支持部材7が取り付けられている。支持部材
7の用紙ガイド6に対する傾倒は軸9に通した捩りコイ
ルバネ10によって適度な弾性力で抑制される。弾性部
材7の上部には摩擦部材8が固定されている。この摩擦
部材8は、送り出される最上位紙PPに干渉する位置で
あって、上端が最上位紙PPの給紙搬送軌跡よりも僅か
に突出する位置となるよう位置付けられている。尚、摩
擦部材8としては、表面が或る程度滑らかである程度摩
擦係数が低いものが用いられている。
【0014】このような構成において、本実施の形態に
係る給紙装置は、例えば坪量が210〜465g/m2
で紙厚が0.22〜0.55mm程度の厚手の用紙Pの
給紙に適用される。厚手の用紙Pを給紙トレイ1に載置
し、給紙動作の開始を指示すると、給紙ローラ5が回転
し、最上位紙PPが給紙トレイ1の給紙口4より送り出
される。送り出された用紙Pは摩擦部材8に当接し、支
持部材7を傾倒させながら直進又はほぼ直進する。従っ
て、このときには摩擦部材8が最上位紙PPの給紙搬送
経路から退避している。
【0015】ここで、比較的厚い厚手紙、例えば坪量3
50g/m2 以上の用紙Pが用いられている場合、図3
に例示するように、用紙Pは直進する。これに対し、比
較的薄い厚手紙、例えば坪量350g/m2 未満の用紙
Pが用いられている場合、図4に例示するように、用紙
Pは僅かに上方に撓んでほぼ直進する。尤も、用紙Pの
損傷や円滑な給紙動作等の観点からすると、比較的薄い
厚手紙の用紙Pの場合も直進すると見なすことができ
る。
【0016】ここで、下方の用紙Pが最上位紙PPに連
れ送りされる重送が生じた場合、連れ送りされた用紙P
は摩擦部材8に当接し、摩擦部材8によって捌かれる。
これにより、用紙Pの重送が防止される。摩擦部材8に
よって分離された下側の用紙については、分離された直
後のタイミングに、例えば給紙ローラ5に連動する不図
示のカム等によって瞬間的に加圧底板2が下がる機構を
設けることにより、給紙ローラ5から退避し、給紙トレ
イ1に戻すことができる。
【0017】又、用紙ガイド6の上端と通過する最上位
紙PPの上面との間のギャップxは、給紙可能な最も厚
い用紙Pの厚みの2倍程度に設定されている(図1参
照)。本実施の形態では、給紙可能な最も厚い用紙P
は、坪量が465g/m2 、紙厚が0.55mmであ
る。このようなギャップxの寸法設定により、例えば坪
量350g/m2 以上の比較的厚い用紙Pの給紙動作に
際しては、用紙ガイド6によって用紙Pの多重送が防止
される(図3参照)。このため、多くの用紙Pが摩擦部
材8に過度な力を掛けず、これによって用紙Pの分離給
紙が確実となる。これに対し、坪量350g/m2 未満
の比較的薄い用紙Pの給紙動作に際しては、図4に示す
ように、或る程度の用紙Pの多重送が発生し得るが、こ
の場合には用紙Pの腰が弱いため、最上位紙PPが土手
分離の原理で分離給紙される。
【0018】何れにしても、用紙ガイド6は、重送され
る用紙Pの一部を規制し、極めて多くの用紙Pが多重送
されて分離給紙の確実性を損なうことを防止する。従っ
て、本実施の形態に係る給紙装置では、厚手紙のうち比
較的厚い用紙Pから比較的薄い用紙Pまで対応可能であ
り、分離給紙することができる用紙の許容範囲が広い。
【0019】又、用紙Pは直線上又はほぼ直線上に給紙
搬送されるため、用紙Pに先端折れ等の損傷が与えられ
ず、用紙Pの損傷やこれに伴う用紙ジャムの発生が防止
される。更に、構造が簡単であるため、製造が容易で製
造コストも安くなる。尚、摩擦部材8は、表面が或る程
度滑らかであるために最上位紙PPの通過が円滑とな
り、又、或る程度摩擦係数が低いために摩擦部材8に用
紙Pが突き当たった際の異音の発生が防止される。
【0020】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5及び図6に基づいて説明する。
【0021】図5は本実施の形態に係る給紙装置の給紙
部分の縦断側面図、図6は図5のA部拡大詳細図であ
り、これらの図においては実施の形態1と同一部分は同
一符号で示しており、以下、それらについての説明は省
略する。
【0022】図6において、11−a,11−b,11
−cは捩りコイルバネ10を用紙ガイド6に対して固定
するための溝であり、捩りコイルバネ10の先端をどの
溝に収めるかによってバネ圧、即ち支持部材7の傾倒に
対する反力を調整することができる。これにより、腰の
強さや厚さ、表面性やサイズ等が異なる多種類の用紙P
に対して幅広い対応が可能となる。
【0023】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図7及び図8に基づいて説明する。
【0024】図7は本実施の形態に係る給紙装置の給紙
部分の縦断側面図、図8はその斜視図である。
【0025】本実施の形態に係る給紙装置は摩擦部材を
3面有している。図7において、12は三角柱状の保持
部材であり、各側面には摩擦部材8−a,8−b,8−
cが保持されている。保持部材12は軸13を中心とし
て支持部材7に対して回転が可能である。従って、摩擦
部材8−aが耐久により摩耗、劣化し、給紙分離の機能
を十分に果たせなくなった際には、保持部材12を回転
させて摩擦部材8−aの位置に未使用の摩擦部材8−b
又は8−cをセットすることによって、容易に給紙分離
の機能を回復することが可能となる。
【0026】又、ここでは保持部材として三角柱での実
施の形態を示したが、四角柱等、任意の多角柱に応用す
れば、より多くの面に摩擦部材を設けることも可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、用紙保持部に積載された用紙中の最上位紙を送
り出す用紙送出手段と、該用紙送出手段によって送り出
された用紙が干渉する位置に位置付けられる摩擦部材
と、該摩擦部材を支持して用紙の送り出し方向に傾倒可
能な支持部材と、該支持部材の傾倒を抑制する弾性部材
を含んで給紙装置を構成したため、用紙に損傷を与える
ことなく、又、構造の複雑化を招くことなく、用紙の分
離給紙可能な許容範囲を拡大することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る給紙装置の縦断側面
図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る給紙装置の斜視図で
ある。
【図3】厚手紙の給紙動作を示す縦断側面図である。
【図4】比較的薄い厚手紙の給紙動作を示す縦断側面図
である。
【図5】本発明の実施形態2に係る給紙装置の縦断側面
図である。
【図6】図5のA部拡大詳細図である。
【図7】本発明の実施形態3に係る給紙装置の縦断側面
図である。
【図8】本発明の実施形態3に係る給紙装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 2 加圧底板 3 加圧スプリング 4 給紙口 5 用紙送出手段 6 用紙ガイド 7 支持部材 8 摩擦部材 10 捩りコイルバネ 11 捩りコイルばね固定用溝 12 三角柱状保持部材 P 用紙 PP 最上位紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙保持部に積載された用紙中の最上位
    紙を送り出す用紙送出手段と、該用紙送出手段によって
    送り出された用紙が干渉する位置に位置付けられる摩擦
    部材と、該摩擦部材を支持して用紙の送り出し方向に傾
    倒可能な支持部材と、該支持部材の傾倒を抑制する弾性
    部材を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の傾倒を抑制する弾性力が
    調整可能であることを特徴とする請求項1記載の給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦部材を各側面に配した多角柱状
    部材を前記支持部材に対して回転自在に備えることを特
    徴とする請求項1記載の給紙装置。
JP2001360304A 2001-11-27 2001-11-27 給紙装置 Pending JP2003160252A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063685A1 (ja) * 2007-11-13 2009-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha シート分離装置および給紙装置

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