JP2003159721A - 射出成形品およびその製造装置、製造方法 - Google Patents

射出成形品およびその製造装置、製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】射出成形を利用して、メッシュ部材同士を複数
のリブ部によって連結してなる製品を極力簡単に製造で
きるようにする。 【解決手段】射出成形品は、互いに間隔をあけて所定方
向に伸びるメッシュ部材1同士を、複数のリブ部3によ
って連結したものとされる。メッシュ部材1は、本体型
13とスライド型14との間の保持空間20に配設され
て、両型13と14とで押圧、挟持される。この状態
で、第1キャビティ17に樹脂が射出されて、2つのメ
ッシュ部材1同士を連結するリブ部3が成形される(図
9)。第2キャビティ22を形成して、リブ部3の成形
時に、メッシュ部材1の一端部に沿う補強用縁部6を形
成することもできる。上述の射出成形品の2組につい
て、その端部にあるメッシュ部材1同士を成形型にセッ
トしてリブ部3を射出成形することを繰り返すことによ
り、メッシュ部材1を多数有する射出成形品を得ること
ができる(図1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形品およびそ
の製造装置、製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば植物栽培のためのプランタとし
て、あるいはフィルタ素子を担持するためのフィルタ素
子担持製品として次のような構造のものが開発されつつ
ある。すなわち、それぞれ多数の目を有すると共に細長
いシート状とされた合成樹脂製の複数のメッシュ部材
が、所定方向に伸ばした状態で互いに相対向された状態
で配列され、前記各メッシュ部材はそれぞれ、隣合う他
のメッシュ部材に対して、前記所定方向に間隔をあけて
配列された直線状に伸びる複数のリブ部によって連結さ
れており、前記各メッシュ部材は、その長手方向におい
て所定ピッチ毎に屈曲形成されて、隣合う一対のメッシ
ュ部材と隣合う一対のリブ部とでもって囲まれる空間が
例えばハニカム形状とされている、ものがある。
【0003】上述のような構造の製品にあっては、隣合
う一対のメッシュ部材と隣合う一対のリブ部とで囲まれ
る例えばハミカム形状とされた多数の開口部内に、例え
ばフィルタ素子担持製品として用いる場合は例えば所定
粒径とされた活性炭等のフィルタ素子が充填され、そし
て、メッシュ部材の多数の目は、濾過対象物となる例え
ばエアや水等が通過される通路となる。また、上述の構
造の製品を例えばプランタとして用いる場合は、前記開
口部内に栽培用の土が充填される。そして、メッシュ部
材の多数の目は、栽培用の水や栄養液が通過される通路
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、複数のメッシュ部材同士をリブ部で連結してなる
構造体を製造する場合、いかに簡単に製造するかが問題
となる。例えば、メッシュ部材に相当する部分とリブ部
に相当する部分とを一挙に射出成形することが考えられ
るが、射出成形時にメッシュ部材の目に相当する部分
が、射出される合成樹脂によってつぶされて(覆われ
て)しまうことになり、採用できないものとなる。
【0005】このため、あらかじめメッシュ部材とリブ
部とを別途形成しておいて、リブ部をメッシュ部材に対
して接着していくことが考えられるが、製造に多大の手
間を要してしまうことになる。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その第1の目的は、射出成形を利用して、
メッシュ部材同士を複数のリブ部によって連結してなる
製品を極力簡単に製造できるようにした射出成形品の製
造方法を提供することにある。本発明の第2の目的は、
上記第1の目的を達成するための製造方法に用いる製造
装置を提供することにある。本発明の第3の目的は、上
記製造方法あるいは製造装置によって形成された射出成
形品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における製造方法
にあっては、基本的に次のようにしてある。すなわち、
あらかじめ用意された一対のメッシュ部材を、互いに間
隔をあけてつまり所定位置関係となるように成形型に保
持させるようにしたこと、メッシュ部材を保持した成形
型によるリブ部の射出成形と共に、溶融状態にあるリブ
部が一対のメッシュ部材に接触して溶融接合されるよう
にしたこと、である。
【0008】具体的には、本発明における射出成形品の
製造方法にあっては、次のような解決手法を採択してあ
る。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載
のように、それぞれ多数の目を有すると共に細長いシー
ト状とされた一対のメッシュ部材同士を、所定方向に伸
ばした状態で互いに相対向させて成形型に保持し、前記
成形型のキャビティに供給された樹脂によって、前記所
定方向と交差する方向に伸びると共に前記一対のメッシ
ュ部材に対して溶融接合されたリブ部を、該所定方向に
間隔をあけて複数形成する、ようにしてある。このよう
に、本発明によれば、メッシュ部材そのものはリブ部の
射出成形時に合わせて射出成形する必要がないので、メ
ッシュ部材が有する目が、射出された合成樹脂によって
つぶされる事態が防止あるいは低減されることになる。
【0009】上記解決手法を前提とした好ましい態様
は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとお
りである。すなわち、前記メッシュ部材がその厚さ方向
に強く押圧された状態で前記成形型に保持されて、前記
キャビティに供給される樹脂が、前記メッシュ部材とリ
ブ部との溶融接合部分を介して該メッシュ部材の面に沿
って前記所定方向に流れることが規制される、ようにす
ることができる(請求項2対応)。これにより、メッシ
ュ部材の目が、射出される合成樹脂によってつぶされる
事態がより確実に防止されることになる。
【0010】前記一対のメッシュ部材は、隣り合う前記
一対のリブ部と共働して所定形状の開口部を画成するよ
うな形状となるように、前記所定方向に沿って繰り返し
屈曲された形状でもって前記成形型に保持される、よう
にすることができる(請求項3対応)。これにより、成
形型そのものが、メッシュ部材を所定形状に屈曲される
屈曲形状付与機能をも兼用することになる。
【0011】前記所定形状がハニカム形状とされる、よ
うにすることができる(請求項4対応)。これにより、
各開口部を剛性の優れた形状とすることができる。
【0012】前記成形型のキャビティに供給された樹脂
によって、前記メッシュ部材の長手方向全長に渡って伸
びると共に、該メッシュ部材の幅方向端部に対して溶融
接合された補強用縁部を形成する、ようにすることがで
きる(請求項5対応)。これにより、メッシュ部材を所
定の屈曲形状とする場合に、射出成形された補強用縁部
によってこの所定の屈曲形状を長期に渡って保持するこ
とができる。
【0013】前記補強用縁部が、前記リブ部と一体に形
成されている、ようにすることができる(請求項6対
応)。これにより、所定形状の開口部の形状保持のため
の剛性をより向上させる上で好ましいものとなる。ま
た、合成樹脂のキャビティへの射出口(供給口)を、リ
ブ部形成用のキャビティに対してのみ設けることが可能
となり、補強用縁部形成用の別のキャビティ専用の射出
口を不用にすることが可能となる。
【0014】前記メッシュ部材は、前記成形型に保持さ
れる前の外力が作用しない自由状態ではほぼ直線状とさ
れ、前記メッシュ部材は、閉じられた状態の前記成形型
によって、前記屈曲された形状に強制的に変形された状
態で保持される、ようにすることができる(請求項7対
応)。これにより、あらかじめ用意するメッシュ部材
は、屈曲されている必要がなく、市販の汎用品を利用す
る等の上で好ましいものとなる。
【0015】前記成形型による前記メッシュ部材の前記
屈曲された形状の保持が、最初に該メッシュ部材の長手
方向略中間部について行われ後、該中間部付近から該メ
ッシュ部材の長手方向各端部に向かう方向へと順次遅れ
て行われる、ようにすることができる(請求項8対
応)。これにより、成形型によって直線状のメッシュ部
材を屈曲させていく過程において、メッシュ部材に部分
的に無理な引張力が作用することが防止されて、成形型
の閉型過程においてメッシュ部材が破損してしまう事態
を防止する上で好ましいものとなる。
【0016】前記一対のメッシュ部材同士を前記複数の
リブ部によって互いに連結してなる第1射出成形品の2
組について、各組の一方のメッシュ部材同士を、所定方
向に伸ばした状態で互いに相対向させて成形型に保持
し、前記成形型のキャビティに供給された樹脂によっ
て、前記所定方向と交差する方向に伸びると共に前記各
組における前記一方のメッシュ部材に対して溶融接合さ
れたリブ部を、該所定方向に間隔をあけて複数形成す
る、ようにすることができる(請求項9対応)。これに
より、リブ部によって連結された一対のメッシュ部材を
有する射出成形品から、合計で4つのメッシュ部材を有
する製品(第2射出成形品)を得ることができる。
【0017】前記2組の第1射出成形品同士を前記複数
のリブ部によって連結してなる第2射出成形品における
端部にある第1メッシュ部材と、前記第1射出成形品と
第2射出成形品とのいずれか1つの射出成形品の端部に
ある第2メッシュ部材とを、所定方向に伸ばした状態で
互いに相対向させて成形型に保持し、前記成形型のキャ
ビティに供給された樹脂によって、前記所定方向と交差
する方向に伸びると共に前記各組における前記一方のメ
ッシュ部材に対して溶融接合されたリブ部を、該所定方
向に間隔をあけて複数形成する、ようにすることができ
る(請求項10対応)。これにより、合計で6つまたは
8つのメッシュ部材を有する製品(第3射出成形品)を
得ることができる。
【0018】前記2組の第2射出成形品同士を前記複数
のリブ部によって連結してなる第3射出成形品における
端部にある第1メッシュ部材と、前記第1射出成形品と
第2射出成形品と第3射出成形品とのいずれか1つの射
出成形品の端部にある第2メッシュ部材とを、所定方向
に伸ばした状態で互いに相対向させて成形型に保持し、
前記成形型のキャビティに供給された樹脂によって、前
記所定方向と交差する方向に伸びると共に前記各組にお
ける前記第1メッシュ部材と第2メッシュ部材に対して
溶融接合されたリブ部を、該所定方向に間隔をあけて複
数形成する、ようにすることができる(請求項11対
応)。これにより、合計で8、10、12、14あるい
は16のメッシュ部材を有する製品を得ることができ
る。なお、メッシュ部材の配列方向のうちもっとも端に
位置するメッシュ部材が不用な場合は、後に不用となる
端のメッシュ部材を切断等によりカットすればよい。
【0019】射出成形される前記リブ部によって連結さ
れるべき前記一対のメッシュ部材がその厚さ方向に強く
押圧された状態で前記成形型に保持されて、前記キャビ
ティに供給される樹脂が、前記メッシュ部材とリブ部と
の溶融接合部分を介して該メッシュ部材の面に沿って前
記所定方向に流れることが規制される、ようにすること
ができる(請求項12対応)。
【0020】本発明における射出成形品の製造装置にあ
っては、基本的に、2つの成形型の一方を、本体型と一
対のスライド型との分割構成として、この本体型と一対
のスライド型とで、一対のメッシュ部材を保持するよう
にしてある。そして、本体型に形成されたキャビティに
よってリブ部を成形するようにして、このリブ部形成用
の合成樹脂が、保持された一対のメッシュ部材と接触し
て、溶融接合されるようにしてある。
【0021】具体的には、本発明における製造装置にあ
っては次のような解決手法を採択してある。すなわち、
特許請求の範囲における請求項13に記載のように、第
1成形型と、該第1成形型に対して開閉される第2成形
型とを有し、前記第1成形型は、本体型と該本体型に対
してスライド可能に保持された一対のスライド型とを有
し、前記本体型は、互いに間隔をあけて所定方向に伸び
る一対の保持面と、該所定方向に間隔をあけて形成され
てそれぞれ該一対の保持面および前記第2成形型に対向
する面がそれぞれ開口された複数のキャビティとを有
し、前記スライド型の一方が、前記一対の保持面の一方
に対して近接、離間可能とされ、前記スライド型の他方
が、前記一対の保持面の他方に対して近接、離間可能と
され、前記第2成形型が離型位置から前記本体型に当接
する閉型位置へと変化したとき、前記各スライド型が対
応する前記保持面に対して離間位置から近接位置へとス
ライドされて該保持面とスライド型とで共働して薄幅の
保持空間を画成するように、該第2成形型と各スライド
型とが連動されている、ようにしてある(請求項1の製
造方法対応)。これにより、離型時において本体型と各
スライド型との間に形成される保持空間にそれぞれメッ
シュ部材を配置した後、閉型して、キャビティに合成樹
脂を射出することにより、リブ部が射出成形されると共
に、この射出成形されたリブ部が一対のメッシュ部材に
溶融接合されてなる製品が得られることになる。
【0022】上記解決手法を前提として、次のような解
決手法を合わせて採択することができる。すなわち、前
記一対の保持面に対して前記各スライド型が離間位置と
されて前記保持空間の開口幅が大きくされた状態では、
該各保持空間に対して、多数の目を有すると共に細長い
シート状とされたほぼ直線状のメッシュ部材が配置可能
なように設定され、前記第2成形型が閉型状態となった
ときに、前記スライド型が所定以上の押圧力でもって前
記メッシュ部材を対応する前記保持面に押圧して、該メ
ッシュ部材が強制的に薄くなるように変形される、よう
にしてある(請求項14対応)。これにより、市販の汎
用品を利用したメッシュ部材を用いることができ、また
メッシュ部材を押圧しておくことにより、リブ部を成形
するための合成樹脂がメッシュ部材の目をつぶしてしま
う事態を確実に防止することができる。
【0023】前記一対の保持面にはそれぞれ、前記所定
方向において所定ピッチ毎に第1凹凸部が形成されてお
り、前記各スライド型の前記保持面に対向する対向面に
は、前記第1凹凸部と整合される第2凹凸部が形成され
ており、前記本体型に形成された前記キャビティが、前
記各保持面のうち前記第1凹凸部における所定位置同士
を連通させように直線形状として形成されている、よう
にすることができる(請求項15対応)。これにより、
成形型が、メッシュ部材を所定の屈曲形状に形状付与す
る機能をも果たすことになる。
【0024】前記第1凹凸部および第2凹凸部はそれぞ
れ、所定ピッチ毎に三角形状の凹部と凸部とが繰り返さ
れるノコギリ歯状に形成されており、前記本体型に形成
された前記キャビティが、前記各保持面に形成されてい
る三角形状とされた凹部の底部同士を連通させように形
成されている、ようにすることができる(請求項16対
応)。これにより、隣合う一対のメッシュ部材と隣合う
一対のリブ部とで画成される開口部を、剛性の優れたハ
ニカム形状とすることができる。
【0025】成形型が、閉型状態のときに、前記本体型
に形成された複数のキャビティにそれぞれ連通される別
のキャビティを画成するように設定されており、前記別
のキャビティは、前記保持空間のうち前記第2成形型側
の端部に連通されると共に、該保持空間の伸び方向全長
に渡って伸びる形状とされている、ようにすることがで
きる(請求項17対応)。これにより、メッシュ部材の
幅方向一端部に補強用縁部が射出成形によって一体化さ
れて、メッシュ部材の屈曲形状を保持する機能が向上さ
れた製品を得ることができる。
【0026】前記別のキャビティは、前記スライド型が
前記近接位置とされた状態での前記保持空間の開口幅よ
りも大きい幅を有するように設定されている、ようにす
ることができる(請求項18対応)。これにより、補強
用縁部そのものの剛性、つまりメッシュ部材の屈曲形状
を維持する機能がより高められた製品を得ることができ
る。
【0027】前記各スライド型が、前記所定方向におい
て複数の分割スライド型に分割されて、前記各分割スラ
イド型は、成形型が離型状態から閉型状態へと変化する
とき、前記所定方向ほぼ中間位置にある特定のスライド
型がもっとも早く前記近接位置となるようにスライドさ
れ、該特定のスライド型から近い方から遠い順に他の分
割スライド型が順次前記近接位置へとスライドされるよ
うに設定されている、ようにすることができる(請求項
19対応)。これにより、成形型を閉型していく過程に
おいて、メッシュ部材に無理な引張力が作用することが
防止されて、メッシュ部材の破損防止の上で好ましいも
のとなる。
【0028】前記各スライド型はそれぞれ、前記所定方
向全長に渡って一体にスライドされる、ようにすること
ができる(請求項20対応)。これにより、隣り合うメ
ッシュ部材同士が互いにリブ部によって連結された射出
成形品を連結して、より多くのメッシュ部材(より多く
のリブ部)を有する射出成形品を得るときに用いる製造
装置が提供される。
【0029】本発明における射出成形品にあっては、次
のようになっている。すなわち、特許請求の範囲におけ
る請求項21に記載のように、それぞれ多数の目を有す
ると共に細長いシート状とされた合成樹脂製の複数のメ
ッシュ部材が、所定方向に伸ばした状態で互いに相対向
された状態で配列され、前記各メッシュ部材はそれぞ
れ、隣合う他のメッシュ部材に対して、前記所定方向に
間隔をあけて配列された直線状に伸びる複数のリブ部に
よって連結されており、前記各メッシュ部材の幅方向一
端部には、該メッシュ部材の全長に渡って伸びる補強縁
部が形成されており、前記リブ部と補強縁部とがそれぞ
れ、合成樹脂を射出成形することにより形成されてい
る、ようにしてある。本射出成形品は、あらかじめ用意
されたメッシュ部材に対して、リブ部と共に補強用縁部
をも射出成形するようにした本発明の製造方法あるいは
製造装置に対応した射出成形品となる。
【0030】上記射出成形品を前提として、次のように
することもできる。前記各メッシュ部材は、前記所定方
向に沿って繰り返し屈曲された屈曲形状とされ、前記各
補強用縁部は、前記各メッシュ部材の屈曲形状に対応し
て屈曲形状とされている、ようにすることができる(請
求項22対応)。これにより、メッシュ部材の屈曲形状
の維持機能が向上された射出成形品が提供される。
【0031】前記補強用縁部は、前記リブ部と一体に形
成されると共に、その幅が前記メッシュ部材の厚さより
も十分厚くなるように形成されている、ようにすること
ができる(請求項23対応)。これにより、補強用縁部
とリブ部とが同時に射出成形され、しかも補強用縁部の
剛性が十分に高められた射出成形品が提供される。
【0032】前記各メッシュ部材の屈曲形状が、該隣り
合う一対のメッシュ部材と隣り合う一対の前記リブ部と
で画成される開口部の形状がハニカム形状となるように
設定されている、ようにすることができる(請求項24
対応)。これにより、隣合う一対のメッシュ部材と隣合
う一対のリブ部とで画成される開口部の形状が十分に剛
性を有する射出成形品が提供される。
【0033】隣り合う一対の前記メッシュ部材と隣り合
う一対の前記リブ部とで画成される各開口部に対してそ
れぞれフィルタ素子が充填されるフィルタ素子担持部材
とされている、ようにすることができる(請求項25対
応)。これにより、フィルタ素子担持部材となる射出成
形品が提供される。
【0034】
【発明の効果】本発明による製造方法あるいは製造装置
によれば、メッシュ部材同士をリブ部で連結してなる製
品をより簡単に製造することができる。また、本発明に
よる射出成形品によれば、メッシュ部材同士をリブ部で
連結してなる製品において、補強用縁部によって、メッ
シュ部材の剛性向上やメッシュ部材が屈曲形状とされて
いる場合にその形状保持機能が高いものとなる。また、
本発明による製造方法あるいは製造装置によって製造す
ることができる製品ともなる。
【発明の実施の形態】図1は、本発明によって製造され
る射出成形品Sの一例を示し、実施形態ではエアフィル
タ装置におけるフィルタ素子担持製品となっている。射
出成形品Sは、互いに間隔をあけて配列された複数のメ
ッシュ部材1を有する。各メッシュ部材1は、多数の目
を有していて、それぞれ所定方向に細長く伸びており、
所定ピッチ毎に屈曲が繰りかえされた凹凸部2を有する
ものとなっている。すなわち、凹凸部2は、三角形状の
凹部と凸部とを交互に有するようにされて、全体として
はノコギリ歯状とされている。
【0035】隣合うメッシュ部材1同士は、所定方向つ
まりメッシュ部材1の長手方向に間隔をあけた複数のリ
ブ部3によって互いに連結されている。このリブ部3
は、上述の凹凸部2のうち、互いにもっとも近接する頂
部同士を連結している。隣合う一対のメッシュ部材1と
隣合う一対のリブ部3とで画成される開口部4は、全体
として多数形成されるが、各開口部4は、ハニカム形状
とされている。
【0036】図2は、メッシュ部材1を直線状に展開し
て示すものであり、図3に示すように、細幅の薄い構造
とされている。メッシュ部材1は、その多数の目1aを
有する合成樹脂製とされて、ほぼ直線状とされたものを
前述のように凹凸部2を有するように屈曲させることに
より構成される。このようなメッシュ部材1は、例え
ば、複数の横線部と複数の縦線部とをより合わせて構成
したもの(例えば網目構造)、あるいは1枚のシートを
加工して多数の孔を形成したもの等、適宜の市販の汎用
品を利用して構成することができる。
【0037】前述のリブ部3の詳細が、図4〜図6に示
されている。リブ部3は、後述のように射出成形される
ものであり、互いに平行で、複数のメッシュ部材1の配
列方向に直線的に伸びている。リブ部3の高さ(幅)
は、メッシュ部材1の高さ(幅)よりも若干高くされて
いる。リブ部3のうち、メッシュ部材1の長手方向端部
に位置するリブ部3の外側面には、枠体(図示略)への
取付用となる突起状の係合部5が一体に形成されてい
る。メッシュ部材1の長手方向端部に位置するリブ部3
の高さ方向端面は平坦面とされる一方(図6参照)、そ
の他のリブ部3の高さ方向端面は、丸みを付けられてい
る(図5参照)。
【0038】メッシュ部材1の高さ方向一端面には、図
7に示すように、補強用縁部6が形成されている。この
補強用縁部6は、後述するように、リブ部3の射出成形
時に合わせて射出成形されるものである。補強用縁部6
は、その射出成形時に、メッシュ部材1に溶融接合され
るものである。補強用縁部6の幅(図7左右方向長さ)
は、メッシュ部材1の厚さよりも十分大きくされて、メ
ッシュ部材1の表面および裏面の両方に対して突出して
いる。
【0039】補強用縁部6は、メッシュ部材1の全長に
渡って存在している。つまり、補強用縁部6は、メッシ
ュ部材1の屈曲形状に対応して屈曲されている。そし
て、補強用縁部6を含めたメッシュ部材1の高さが、リ
ブ部3の高さと同一となるように設定されている。
【0040】射出成形品Sは、メッシュ部材1の配列方
向の各端部には、メッシュ部材1が存在しないようにさ
れている。このような射出成形品Sの各開口部4には、
所定粒径とされた活性炭等のフィルタ素子が充填され
る。射出成形品Sの表面および裏面(図1において紙面
手前側および裏面側)には、その全範囲に渡って、例え
ば濾過膜(図示略)が配置される(各開口部4の各開口
端が濾過膜によって施蓋される)。
【0041】濾過されるべきエアは、例えば図1の上方
から供給される。供給されたエアは、下方へと流れて、
開口部4に充填されたフィルタ素子によって濾過され
る。所定粒径以上の汚物が除去されたエアは、濾過膜を
通して外部へ排出される。すなわち、供給されたエア
は、メッシュ部材1の目1aを通して、上方に位置する
開口部4から下方にある開口部4へと順次流れることに
なる。つまり、メッシュ部材1の目1aが、エアを次の
開口部4へと流すためのものとされる。そして、フィル
タ機能を有する濾過膜を通過できなかったエアは、最終
的に射出成形品Sの下方から排出されることになる。な
お、開口部4の表面側あるいは裏面側から濾過後のエア
を通過させる必要のないときは、この開口部4の表面
側、裏面側を遮蔽部材としての蓋部材で施蓋しておけば
よい。
【0042】図1に示す射出成形品Sを得るための製造
方法の概略について、図8〜図12を参照しつつ説明す
る。まず、図8一点鎖線で示すように、ほぼ直線状とさ
れた一対のメッシュ部材1があらかじめ用意され、この
直線状のメッシュ部材1が、後述する成形型にセットさ
れる。メッシュ部材1の成形型へのセットは、成形型が
離型されている状態で行われるが、セット直後の状態で
は、メッシュ部材1はほぼ直線状態を維持したままであ
る。この状態から、成形型を閉型させることによって、
メッシュ部材1が所定位置に保持されつつ、凹凸部2を
形成するように成形型そのものによって屈曲された状態
に変形される(成形型によるメッシュ部材1への屈曲形
状付与機能)。
【0043】成形型内のキャビティに合成樹脂を射出す
ることにより、前述したリブ部3と補強用縁部6とが射
出成形される(図9参照)。なお、図8では、リブ部3
を成形するためのキャビティが簡略的に破線で示され
る。屈曲された一対のメッシュ部材1が、複数のリブ部
3によって連結されてなる第1射出成形品S1が、図9
に示すものとなる。
【0044】次に、上述の第1射出成形品S1を2組
(一対)用意して、第1成形型を成形した成形型とは別
の成形型にセットする。図10には、このセット状態が
示され、一方の第1射出成形品S1における1つのメッ
シュ部材1と、他方の第1射出成形品S2における1つ
のメッシュ部材1とが、互いに離間して相対向する状態
とされる。この図10においても、キャビティが簡略的
に破線で示される。キャビティに合成樹脂を射出するこ
とにより、一対の第1射出成形品S1同士が複数のリブ
部3によって連結された第2射出成形品S2が得られる
(図11参照)。図11に示すように、第2射出成形品
S2は、合計4つのメッシュ部材1を有するものとな
る。
【0045】上述ようにして得られた第2射出成形品S
2の2組(一対)を、第2射出成形品S2を得るときに
用いた成形型にセットして、射出成形することにより、
第3射出成形品が得られる。図12には、一対の第2射
出成形品S2を成形型にセットした状態が示され、この
図12においてもリブ部3形成用のキャビティが簡略的
に破線で示される。そして、第3射出成形品は、図12
において破線で示すキャビティ部分がリブ部3となった
ものに相当する(メッシュ部材1を合計で8個有す
る)。
【0046】図12のようにして得られた第3射出成形
品に対して、第2射出成形品S2を射出成形されるリブ
部3によって連結する工程を数回行い、最後に、配列方
向もっとも端部に位置する2つのメッシュ部材1を除去
する(リブ部3を除去されるメッシュ部材1付近でカッ
トする)ことにより、図1に示す射出成形品Sが得られ
る。
【0047】次に、図13〜図16を参照しつつ、図9
に示す第1射出成形品S1を製造(射出成形)するため
の製造装置つまり成形型について説明する。
【0048】まず、成形型は、第1成形型11と第2成
形型12(図16参照)とを有する。第1成形型11
は、本体型13と本体型13に対してスライドされる一
対のスライド型14とから構成されている。各スライド
型14は、それぞれ、所定方向においてさらに複数(実
施形態では5個)の分割スライド型14a〜14eの分
割構成とされている。なお、スライド型14のスライド
方向は、本体型13と第2成形型12との接近、離間方
向に対して直交する方向とされている。
【0049】本体型13は、第2成形型12に向けて突
出された突起形状とされて、所定方向に長く伸びてい
る。本体型13における長く伸びる一対の側面は、それ
ぞれ、保持面15とされている。各保持面15は、メッ
シュ部材1に要求される屈曲形状に対応する形状となる
凹凸部(第1凹凸部)16が形成されている。実施形態
では、三角形状の凹部と凸部とが交互に形成されて、全
体としてノコギリ歯状となるように形成されている。
【0050】本体型13には、複数の第1キャビティ1
7が形成されている。この第1キャビティ17は、所定
方向に間隔をあけて複数形成されて、それぞれ所定方向
と交差する方向(実施形態では直交する方向)に直線状
に形成されている。第1キャビティ17の上端、つまり
第2成形型12に対向して臨む面は、開口されている。
また、第1キャビティ17の各側端部は、それぞれ保持
面15に開口されている。第1キャビティ17の保持面
15に開口する位置は、保持面15に形成されている凹
凸部16のうち、凹部の底部に相当する部分となってい
る。
【0051】一方のスライド型14は、一方の保持面1
5に対して近接、離間されるもので、その保持面15に
対向する面には、保持面15に形成された凹凸部16の
形状に対応した(整合する)凹凸部(第2凹凸部)18
が形成されている。すなわち、一方のスライド型14を
対応する保持面15に近接させた図15の状態では、小
間隔をあけた状態でその凹凸部16と18とが嵌合され
た状態となる。他方のスライド型14と他方の保持面1
5との関係も同様となっているので、その重複した説明
は省略する。
【0052】スライド型14と保持面15との間に形成
される空間がメッシュ部材1がセットされる保持空間2
0とされ、スライド型14が後退して保持空間20の開
口幅が大きくされた状態では、この保持空間20に対し
て、メッシュ部材1が直線状態のままセット可能とされ
る(図14参照)。
【0053】成形型が閉じた閉型状態となる図16にお
いて、補強用縁部6を成形するための合計2つの第2キ
ャビティ22が構成される。各第2キャビティ22は、
閉型時において、保持空間20に沿うように保持空間2
0の全長に渡って伸びている。すなわち、閉型時におけ
る保持空間20は、凹凸部16、18の形状に対応して
屈曲形状とされるが、第2キャビティ22もこの屈曲形
状に沿うように屈曲して形成される。このような第2キ
ャビティ22は、保持空間20のうち第2成形型2側の
端部に連通するように形成され、実施形態では、第2成
形型22に屈曲された溝状の凹部を形成することにより
構成される。そして、第2キャビティ22は、第1キャ
ビティ17の端部にも連通されている。
【0054】本体型13には、第1キャビティ17に合
成樹脂を射出するための射出口23が形成されている。
第2キャビティ22への合成樹脂供給は、第1キャビテ
ィ17を介して行われる関係上、第2キャビティ17用
の射出口が別途専用には設けられていない(別途専用に
設けることも可能である)。
【0055】前述した複数に分割された分割スライド型
14a〜14eについて、一方のスライド型14に着目
して説明する。まず、各分割スライド型14〜14eに
は、それぞれ第2成形型12に対向する位置において、
カム面25a〜25eが形成されている。各カム面25
a〜25eは、離型状態にある第2成形型12が閉型の
ために接近したときに押圧されて、対応する保持面15
に近接する方向にスライド(変位)される。なお、第2
成形型12に形成されてカム面25a〜25eに当接し
てこれを押圧するための押圧部は図示を略す。
【0056】第2成形型12が離型状態から閉型状態へ
と移行するとき、まず分割スライド型14a〜14eの
うち中間部に位置する特定の分割スライド型14aが、
保持面15に対する近接位置(閉型状態対応位置)とさ
れる。この後遅れて、特定の分割スライド型14aのす
ぐ隣にある2つの分割スライド型14bと14cとが、
保持面15に対する近接位置とされる。さらに遅れて、
中間部にある特定の分割スライド型14aからもっとも
遠い位置にある2つの分割スライド型14dと14eと
が、保持面15に対する近接位置とされる。
【0057】各分割スライド型14a〜14eが全て近
接位置となったとき、つまり保持空間20がその開口幅
がもっとも小さくなる最小開口幅となったとき、この最
小開口幅は、成形型へのセット前において外力を受けな
い自由状態にあるメッシュ部材1の厚さの半分程度の大
きさとなるように設定されている。つまり、射出成形時
には、成形型にセットされたメッシュ部材1が、その厚
さが薄くなるように強制的に弾性変形されるようになっ
ている。
【0058】上述した各分割スライド型14aと14
b、14cと14d14eとの近接位置となる時間差
は、カム面25a〜25eの形成位置の相違設定やその
傾斜度合いの相違設定、さらには第2成形型12に設け
るカム面押圧用の押圧部の位置や長さの相違設定等のい
ずれか1つあるいは任意の組み合わせによって得られ
る。
【0059】なお、図13に示すように、分割スライド
型14a〜14eにはそれぞれ、スライドをガイドする
ために、例えばガイドピン27とガイドピン27がスラ
イド可能に嵌合される細長いガイド孔28とが形成され
ている。また、各分割スライド型14a〜14eは、リ
ーンスプリング29によって離型方向(離間方向)に付
勢されている。なお、図13では、各要素27、28、
29は、分割スライド型14bに対してのみ示されてい
る。
【0060】次に、図13〜図16に示す成形型を用い
て、図9に示す第1射出成形品S1を成形する手順につ
いて説明する。まず、離型状態となる図14において、
開口幅が大きくされた各保持空間20に対して、一点鎖
線で示すようにメッシュ部材1をほぼ直線状態のままセ
ットする。この状態で、閉型動作を進めて閉型状態へと
移行させる。閉型状態となる過程において、まず中間部
に位置する特定の分割スライド型14aが近接位置とさ
れ、次にその隣の分割スライド型14bと14cとが近
接位置とされ、最後に分割スライド型14dと14eと
が近接位置とされて、最終的に、図13、図15、図1
6に示す閉型状態となる。勿論、第2成形型12によっ
て、図16に示すように、各キャビティ17と22とが
完全に閉じられた状態となる。
【0061】ほぼ直線状態で保持空間20にセットされ
たメッシュ部材1は、閉型によって最終的に、図1に示
すように開口部4がハニカム形状となるように屈曲形状
に保持される(メッシュ部材1の屈曲形状については特
に図15参照)。メッシュ部材1の屈曲状態への変形
が、その長手方向中間部から端部へと順次時間的な遅れ
をもって行われるため、メッシュ部材1は無理な引張力
を受けることなく、その破損が防止される。
【0062】閉型状態において、射出口23から第1キ
ャビティ17に合成樹脂が射出される。この合成樹脂の
射出によって、第1キャビティ17に対応したリブ部3
が成形されると共に、溶融状態にあるリブ部3が一対の
メッシュ部材1に接触する。つまり、リブ部3は、冷え
て固まった状態では、メッシュ部材1に対して溶融接合
された状態となる。
【0063】第1キャビティ17に射出された合成樹脂
は、第2キャビティ22へと流れて、第2キャビティ2
2に対応した補強用縁部6が成形されると共に、メッシ
ュ部材1の幅方向端部に接触する。つまり、補強用縁部
6は、冷えて固まった状態では、メッシュ部材1に対し
て溶融接合された状態となる。第1キャビティ17と第
2キャビティ22とが連通されている関係上、成形され
されリブ3と補強用縁部6とは互いに連なる一体化状態
となる。
【0064】第1キャビティ17から第2キャビティ2
2へと合成樹脂が流れるとき、メッシュ部材1はその厚
さが薄くなるように押圧されているため、リブ部3や補
強用縁部6に対する接合部分以外には、メッシュ部材1
の面に沿って合成樹脂が流れるような事態が確実に防止
され、メッシュ部材1の目1aが合成樹脂によってつぶ
されてしまう事態が防止される。
【0065】図17、図18は、第2射出成形品S2
(図11)や第3射出成形品(図12対応)を成形する
ときに用いる成形型を示すものであり、図13〜図16
に示す成形型と同一部材には同一符号を付してその重複
した説明は省略する。図17、図18に示す成形型にお
いては、第1成形型11と第2成形型12とを有し、さ
らに第1成形型11が本体型13とスライド型14との
分割構成とされている点においては、図13〜図16に
示す成形型と同じである。
【0066】図13〜図16に示す成形型とは相違する
点は、次の部分である。まず、メッシュ部材1がすでに
所定の屈曲形状となるように補強用縁部6によって補強
されていることから、スライド型14が全体として一体
のものとされて分割スライド型とされていないことであ
る。次の相違点は、補強用縁部6形成用の第2キャビテ
ィ22を有しないことである。さらなる相違点は、スラ
イド型14には、射出成形品S1、S2等の開口部4が
がたつきなく嵌合される位置決め用の突起部31が別途
形成されていることである。
【0067】図17は、図11に示す第2射出成形品S
2同士を連結する場合を示している。2組(一対)の第
2射出成形品S2は、図18に示す離型状態においてあ
らかじめ、各スライド型14の位置決め用突起部31に
対してその開口部4が嵌合された状態でセットされる。
図17の閉型状態において、キャビティ16に合成樹脂
を射出することにより、リブ部3が形成されると共に、
形成されたリブ部3によって、セットされた2つの第2
射出成形品S2の互いに隣り合うメッシュ部材1同士が
連結されることになる。
【0068】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。本発明における製造方法あるいは製造装置は、プラ
ンタやフィルタ素子担持製品以外の製品を成形する場合
にも適用でき、例えば電気脱イオン装置における脱塩室
区画部材(特開2001−25647号公報)を成形す
る場合等、適宜の製品を成形する場合に適用できるもの
である。メッシュ部材1の屈曲形状は、隣合う一対のリ
ブ部3の間において、複数の凸部(複数の凹部)を有す
る形状等、適宜選択できるものである(開口部4の形状
はハニカム状に限定されない)。さらに、リブ部3は、
直線状に限らず、例えば円弧状等適宜の形状とすること
ができる。
【0069】図12に相当する第3射出成形品に対して
連結されるべき別の射出成形品を、図9の第1射出成形
品S1としたり、図11の第2射出成形品S2としたり
する等、組み合わせる射出成形品の選択は自由である。
例えば、図11の第2射出成形品S2に対して、図9の
第1射出成形品S1を連結することもできる。メッシュ
部材1としては、成形型へのセット前の状態においてあ
らかじめ所定形状に屈曲形成されたものを利用すること
ができる。2成形型12と分割スライド型14a〜14
eとの連動は、カムを利用する場合に限らず、リンク機
構を利用する等、その連動機構としては適宜のものを用
いることができる。
【0070】実施形態では本体型13とスライド型14
とを有する第1成形型を固定型としたが、この第1成形
型11を可動型とすることもできる。もっとも、可動さ
れるスライド型14を有する第1成形型11を固定型と
しておくのが、成形型全体としての構造の複雑化を避け
る等の意味で好ましいものとなる。本発明の目的は、明
記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点
として表現されたものを提供することをも暗黙的に含む
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって得られる射出成形品の一例を示
す平面図。
【図2】メッシュ部材の一例を示す平面図。
【図3】図2のX3−X3線相当の簡略断面図。
【図4】図1のA部分を拡大して示す拡大平面図。
【図5】図4のX5−X5線相当断面図。
【図6】図4のX6−X6線相当断面図。
【図7】図4のX7−X7線相当断面図。
【図8】一対のメッシュ部材同士をリブ部でもって連結
した射出成形品を得る過程を示す簡略平面図。
【図9】一対のメッシュ部材をリブ部によって連結して
なる第1射出成形品を示す平面図。
【図10】図9に示す第1射出成形品同士をリブ部でも
って連結する過程を示す簡略平面図。
【図11】図9に示す第1射出成形品同士がリブ部によ
って連結されてなる第2射出成形品を示す平面図。
【図12】図11に示す第2射出成形品同士をリブ部で
もって連結する過程を示す簡略平面図。
【図13】図9に示す第1射出成形品を得るための成形
型のうち、本体型とスライド型とからなる第1成形型を
示すもので、閉型時の状態を示す平面図。
【図14】図13に示す第1成形型が離型された状態を
示す平面図。
【図15】図16のX15−X15線相当断面図。
【図16】図15のX16−X16線相当断面図。
【図17】第1射出成形品同士や第2射出成形品同士リ
ブ部によって連結するために用いる成形型を示す平面図
で、図13に対応するもの。
【図18】図17の成形型の離型時の状態を示す平面
図。
【符号の説明】
1:メッシュ部材 1a:目 2:凹凸部(メッシュ部材) 3:リブ部 4:開口部(ハニカム形状) 6:補強用縁部 11:第1成形型 12:第2成形型 13:本体型 14:スライド型 14a〜14e:分割スライド型 15:保持面 16:凹凸部(保持面) 17:第1キャビティ(リブ部形成用) 18:凹凸部(スライド型) 20:保持空間 22:第2キャビティ(補強用縁部形成用) 23:射出口 25a〜25e:カム面(第1成形型と分割スライド型
との連動用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森部 隆行 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 大村 愼一 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 荒瀬 文夫 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AD18 AD21 AD23 AG15 AH81 AK03 CA11 CB01 CB12 CK54 4F206 AD08 AD16 AG18 AG28 AR07 JA07 JB12 JQ06 JQ81

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ多数の目を有すると共に細長いシ
    ート状とされた一対のメッシュ部材同士を、所定方向に
    伸ばした状態で互いに相対向させて成形型に保持し、 前記成形型のキャビティに供給された樹脂によって、前
    記所定方向と交差する方向に伸びると共に前記一対のメ
    ッシュ部材に対して溶融接合されたリブ部を、該所定方
    向に間隔をあけて複数形成する、ことを特徴とする射出
    成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記メッシュ部材がその厚さ方向に強く押圧された状態
    で前記成形型に保持されて、前記キャビティに供給され
    る樹脂が、前記メッシュ部材とリブ部との溶融接合部分
    を介して該メッシュ部材の面に沿って前記所定方向に流
    れることが規制される、ことを特徴とする射出成形品の
    製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 前記一対のメッシュ部材は、隣り合う前記一対のリブ部
    と共働して所定形状の開口部を画成するような形状とな
    るように、前記所定方向に沿って繰り返し屈曲された形
    状でもって前記成形型に保持される、ことを特徴とする
    射出成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記所定形状がハニカム形状とされる、ことを特徴とす
    る射出成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4において、 前記成形型のキャビティに供給された樹脂によって、前
    記メッシュ部材の長手方向全長に渡って伸びると共に、
    該メッシュ部材の幅方向端部に対して溶融接合された補
    強用縁部を形成する、ことを特徴とする射出成形品の製
    造方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記補強用縁部が、前記リブ部と一体に形成されてい
    る、ことを特徴とする射出成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項3ないし請求項6のいずれか1項に
    おいて、 前記メッシュ部材は、前記成形型に保持される前の外力
    が作用しない自由状態ではほぼ直線状とされ、 前記メッシュ部材は、閉じられた状態の前記成形型によ
    って、前記屈曲された形状に強制的に変形された状態で
    保持される、ことを特徴とする射出成形品の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記成形型による前記メッシュ部材の前記屈曲された形
    状の保持が、最初に該メッシュ部材の長手方向略中間部
    について行われ後、該中間部付近から該メッシュ部材の
    長手方向各端部に向かう方向へと順次遅れて行われる、
    ことを特徴とする射出成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれか1項に
    おいて、 前記一対のメッシュ部材同士を前記複数のリブ部によっ
    て互いに連結してなる第1射出成形品の2組について、
    各組の一方のメッシュ部材同士を、所定方向に伸ばした
    状態で互いに相対向させて成形型に保持し、 前記成形型のキャビティに供給された樹脂によって、前
    記所定方向と交差する方向に伸びると共に前記各組にお
    ける前記一方のメッシュ部材に対して溶融接合されたリ
    ブ部を、該所定方向に間隔をあけて複数形成する、こと
    を特徴とする射出成形品の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記2組の第1射出成形品同士を前記複数のリブ部によ
    って連結してなる第2射出成形品における端部にある第
    1メッシュ部材と、前記第1射出成形品と第2射出成形
    品とのいずれか1つの射出成形品の端部にある第2メッ
    シュ部材とを、所定方向に伸ばした状態で互いに相対向
    させて成形型に保持し、 前記成形型のキャビティに供給された樹脂によって、前
    記所定方向と交差する方向に伸びると共に前記各組にお
    ける前記一方のメッシュ部材に対して溶融接合されたリ
    ブ部を、該所定方向に間隔をあけて複数形成する、こと
    を特徴とする射出成形品の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項10において、 前記2組の第2射出成形品同士を前記複数のリブ部によ
    って連結してなる第3射出成形品における端部にある第
    1メッシュ部材と、前記第1射出成形品と第2射出成形
    品と第3射出成形品とのいずれか1つの射出成形品の端
    部にある第2メッシュ部材とを、所定方向に伸ばした状
    態で互いに相対向させて成形型に保持し、 前記成形型のキャビティに供給された樹脂によって、前
    記所定方向と交差する方向に伸びると共に前記各組にお
    ける前記第1メッシュ部材と第2メッシュ部材に対して
    溶融接合されたリブ部を、該所定方向に間隔をあけて複
    数形成する、ことを特徴とする射出成形品の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項9ないし請求項11のいずれか1
    項において、 射出成形される前記リブ部によって連結されるべき前記
    一対のメッシュ部材がその厚さ方向に強く押圧された状
    態で前記成形型に保持されて、前記キャビティに供給さ
    れる樹脂が、前記メッシュ部材とリブ部との溶融接合部
    分を介して該メッシュ部材の面に沿って前記所定方向に
    流れることが規制される、ことを特徴とする射出成形品
    の製造方法。
  13. 【請求項13】第1成形型と、該第1成形型に対して開
    閉される第2成形型とを有し、 前記第1成形型は、本体型と該本体型に対してスライド
    可能に保持された一対のスライド型とを有し、 前記本体型は、互いに間隔をあけて所定方向に伸びる一
    対の保持面と、該所定方向に間隔をあけて形成されてそ
    れぞれ該一対の保持面および前記第2成形型に対向する
    面がそれぞれ開口された複数のキャビティとを有し、 前記スライド型の一方が、前記一対の保持面の一方に対
    して近接、離間可能とされ、 前記スライド型の他方が、前記一対の保持面の他方に対
    して近接、離間可能とされ、 前記第2成形型が離型位置から前記本体型に当接する閉
    型位置へと変化したとき、前記各スライド型が対応する
    前記保持面に対して離間位置から近接位置へとスライド
    されて該保持面とスライド型とで共働して薄幅の保持空
    間を画成するように、該第2成形型と各スライド型とが
    連動されている、ことを特徴とする射出成形品の製造装
    置。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記一対の保持面に対して前記各スライド型が離間位置
    とされて前記保持空間の開口幅が大きくされた状態で
    は、該各保持空間に対して、多数の目を有すると共に細
    長いシート状とされたほぼ直線状のメッシュ部材が配置
    可能なように設定され、 前記第2成形型が閉型状態となったときに、前記スライ
    ド型が所定以上の押圧力でもって前記メッシュ部材を対
    応する前記保持面に押圧して、該メッシュ部材が強制的
    に薄くなるように変形される、ことを特徴とする射出成
    形品の製造装置。
  15. 【請求項15】請求項13または請求項14において、 前記一対の保持面にはそれぞれ、前記所定方向において
    所定ピッチ毎に第1凹凸部が形成されており、 前記各スライド型の前記保持面に対向する対向面には、
    前記第1凹凸部と整合される第2凹凸部が形成されてお
    り、 前記本体型に形成された前記キャビティが、前記各保持
    面のうち前記第1凹凸部における所定位置同士を連通さ
    せように直線形状として形成されている、ことを特徴と
    する射出成形品の製造装置。
  16. 【請求項16】請求項15において、 前記第1凹凸部および第2凹凸部はそれぞれ、所定ピッ
    チ毎に三角形状の凹部と凸部とが繰り返されるノコギリ
    歯状に形成されており、 前記本体型に形成された前記キャビティが、前記各保持
    面に形成されている三角形状とされた凹部の底部同士を
    連通させように形成されている、ことを特徴とする射出
    成形品の製造装置。
  17. 【請求項17】請求項13ないし請求項16のいずれか
    1項において、 成形型が、閉型状態のときに、前記本体型に形成された
    複数のキャビティにそれぞれ連通される別のキャビティ
    を画成するように設定されており、 前記別のキャビティは、前記保持空間のうち前記第2成
    形型側の端部に連通されると共に、該保持空間の伸び方
    向全長に渡って伸びる形状とされている、ことを特徴と
    する射出成形品の製造装置。
  18. 【請求項18】請求項17において、 前記別のキャビティは、前記スライド型が前記近接位置
    とされた状態での前記保持空間の開口幅よりも大きい幅
    を有するように設定されている、ことを特徴とする射出
    成形品の製造装置。
  19. 【請求項19】請求項15または請求項16において、 前記各スライド型が、前記所定方向において複数の分割
    スライド型に分割されて、 前記各分割スライド型は、成形型が離型状態から閉型状
    態へと変化するとき、前記所定方向ほぼ中間位置にある
    特定のスライド型がもっとも早く前記近接位置となるよ
    うにスライドされ、該特定のスライド型から近い方から
    遠い順に他の分割スライド型が順次前記近接位置へとス
    ライドされるように設定されている、ことを特徴とする
    射出成形品の製造装置。
  20. 【請求項20】請求項15または請求項16において、 前記各スライド型はそれぞれ、前記所定方向全長に渡っ
    て一体にスライドされる、ことを特徴とする射出成形品
    の製造装置。
  21. 【請求項21】それぞれ多数の目を有すると共に細長い
    シート状とされた合成樹脂製の複数のメッシュ部材が、
    所定方向に伸ばした状態で互いに相対向された状態で配
    列され、 前記各メッシュ部材はそれぞれ、隣合う他のメッシュ部
    材に対して、前記所定方向に間隔をあけて配列された直
    線状に伸びる複数のリブ部によって連結されており、 前記各メッシュ部材の幅方向一端部には、該メッシュ部
    材の全長に渡って伸びる補強縁部が形成されており、 前記リブ部と補強縁部とがそれぞれ、合成樹脂を射出成
    形することにより形成されている、ことを特徴とする射
    出成形品。
  22. 【請求項22】請求項21において、 前記各メッシュ部材は、前記所定方向に沿って繰り返し
    屈曲された屈曲形状とされ、 前記各補強用縁部は、前記各メッシュ部材の屈曲形状に
    対応して屈曲形状とされている、ことを特徴とする射出
    成形品。
  23. 【請求項23】請求項22において、 前記補強用縁部は、前記リブ部と一体に形成されると共
    に、その幅が前記メッシュ部材の厚さよりも十分厚くな
    るように形成されている、ことを特徴とする射出成形
    品。
  24. 【請求項24】請求項22または請求項23において、 前記各メッシュ部材の屈曲形状が、該隣り合う一対のメ
    ッシュ部材と隣り合う一対の前記リブ部とで画成される
    開口部の形状がハニカム形状となるように設定されてい
    る、ことを特徴とする射出成形品。
  25. 【請求項25】請求項21ないし請求項24のいずれか
    1項において、 隣り合う一対の前記メッシュ部材と隣り合う一対の前記
    リブ部とで画成される各開口部に対してそれぞれフィル
    タ素子が充填されるフィルタ素子担持部材とされてい
    る、ことを特徴とする射出成形品。
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