JP2003159459A - 遊技機試験システム - Google Patents

遊技機試験システム

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JP2003159459A
JP2003159459A JP2001364050A JP2001364050A JP2003159459A JP 2003159459 A JP2003159459 A JP 2003159459A JP 2001364050 A JP2001364050 A JP 2001364050A JP 2001364050 A JP2001364050 A JP 2001364050A JP 2003159459 A JP2003159459 A JP 2003159459A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の遊技状態が同時に変化し得る遊技機を
試験する際に、状態信号をグループ化することなく遊技
状態の履歴を正確に記録する。 【解決手段】 遊技機試験システムは、実際に遊技が行
われる遊技機と、遊技機と接続される試験機とで構成さ
れる。遊技機には、遊技状態を示す状態信号を出力する
出力ポートが設けられる。試験機には、遊技機から出力
される全種類の状態信号が常時入力する入力ポート
(P)が設けられ、Pに入力する状態信号が一つでも変
化したときに、Pに入力する全種類の状態信号を取得し
て時系列順に記録する。出力ポートとPの間に設けられ
るI/F基板には、出力ポートから出力される状態信号
を種類毎に一時的に記憶する第1ラッチ回路と、その第
1ラッチ回路に記憶した状態信号を所定の信号出力タイ
ミングで試験機に向かって出力するとともに、それら状
態信号のレベルを次の信号出力タイミングまで保持する
第2ラッチ回路が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、試験対象となる
遊技機において所定の試験時間だけ遊技を行い、その試
験時間内における遊技状態の履歴を記録する試験を行う
遊技機試験システムに関する。
【0002】
【従来の技術】 例えば、遊技機の一種であるパチンコ
機では、所定の始動条件が成立すると図柄表示装置に図
柄が変動表示され、変動停止時の図柄の組合せが特定の
組合せとなると特別遊技状態(いわゆる、大当り状態)
に移行するものがある。大当り状態では、特定の入賞口
(例えば、大入賞口)が開放されてパチンコ球が入賞し
易い状態となり、遊技者には多くのパチンコ球が払出さ
れる。この大当り状態となるか否かの確率は、一般的に
は直前に大当り状態となったときの図柄の組合せによっ
て高確率状態(大当り状態となる確率が高い状態)と低
確率状態(大当り状態となる確率が低い状態)とに切替
えられるようになっている。したがって、この種のパチ
ンコ機において遊技者に払出されるパチンコ球の数は、
大当り状態となる確率や高確率状態となる確率等によっ
て決まることとなる。
【0003】ところで、この種のパチンコ機では、遊技
者に払出されるパチンコ球の数が妥当な範囲内となるた
めの規則(例えば、大当り状態となる確率が所定の範囲
内であること,高確率状態となる確率が所定の範囲内で
あること等)が設けられている。このため、新機種に係
るパチンコ機を販売する際は、そのパチンコ機が規則を
遵守しているか否かを判定するため、そのパチンコ機で
所定の試験時間だけ実際に遊技を行い、その際の大当り
状態となる確率や、高確率状態となる確率等を調べる試
験が行われる。この試験を行うための従来の遊技機試験
システムについて図11を参照して説明する。図11に
示すように、従来の遊技機試験システムは、遊技機A
と、遊技機Aと接続され遊技機Aの遊技状態の履歴を記
録する試験機Bにより構成される。遊技機Aは、遊技機
Aに設けられた各種電装装置を制御するCPU300を
備える。CPU300には、出力ポート302a,30
2b,302c,302dを介してコネクタ304が接
続されている。一方、試験機Bには、このコネクタ30
4とハーネスa,b,c,d・・によって接続されるコ
ネクタ306が設けられる。このコネクタ306は、入
力ポート308a,308b,308c,308dを介
して試験機BのCPU310に接続されている。上記構
成において、遊技機AのCPU300は、遊技機Aの各
遊技状態〔大当り状態,高確率状態等〕を示す状態信号
を出力ポート302a,302b,302c,302d
から試験機Bに向って出力する。出力ポート302a,
302b,302c,302dから出力された状態信号
は、コネクタ304,ハーネスa,b,c,d・・及び
コネクタ306を介して試験機Bの入力ポート308
a,308b,308c,308dに入力する。試験機
BのCPU310は、入力ポート308a,308b,
308c,308dに入力する状態信号を所定の時間間
隔でスキャンする。そして、入力ポート308a,30
8b,308c,308dに入力する状態信号のいずれ
かの信号レベルが変化すると、CPU310は入力ポー
ト308a,308b,308c,308dに入力する
全ての状態信号を取り込み時経列順に格納する。したが
って、試験機Bには、遊技機Aの遊技状態が変化すると
(すなわち、状態信号の信号レベルが変化すると)、そ
の時点の遊技機の全ての遊技状態が時経列順に格納され
ることとなる。このため、試験機Bに格納された遊技状
態の履歴を調べることによって大当り状態となる確率等
を求め、その求めた確率が規則の範囲内であるか否かが
判定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 上述したパチンコ機
においては、遊技中にパチンコ球が連続して遊技盤面に
向って発射されるため、遊技盤面上は多数のパチンコ球
が同時に流下する状態となる。このため、遊技盤面上を
流下する多数のパチンコ球が遊技盤面上に設けられた入
賞口やゲート等に同時に入賞する場合があり、この場合
にはパチンコ機の複数の遊技状態が同時に変化すること
がある。また、上述したパチンコ機では、規則によって
複数の遊技状態を同時に変化させなければならない場合
もある。例えば、大当たり状態中は低確率状態としなけ
ればならないという規則があるため、高確率状態で大当
たり状態となった場合には、通常遊技状態から大当たり
状態に変化すると同時に高確率状態から低確率状態に変
化することとなる。ここで、図11を用いて説明した遊
技機試験システムの試験機Bは、入力ポート308a,
308b,308c,308dに入力する状態信号のい
ずれか一つの信号レベルが変化すると、そのときの全て
の状態信号が取り込み格納する。したがって、複数の遊
技状態が同時に変化したときに、CPU300(遊技機
A)が仮に状態信号の出力レベルを一つずつ順に変化さ
せる(出力する)こととすると、試験機Bは状態信号が
変化する毎に状態信号を格納することとなる。このた
め、遊技機Aに生じた現象(遊技状態の変化)としては
1回であるにも関わらず、試験機Bには複数回の現象
(複数回の遊技状態の変化)として記録されることとな
る。このために、従来の技術では、同時に変化し得る遊
技状態毎に状態信号をグループ化し、グループ化された
状態信号については同時に信号レベルを切替える処理が
必要となっていた。特に、このグループ化される状態信
号の種類は、機種や仕様等によって異なる場合が有り、
この場合には、それぞれの機種・仕様等に適合したプロ
グラムが必要となる。
【0005】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、複数の遊技状態が同時に変化
し得る遊技機を試験する場合であっても、状態信号をグ
ループ化する等の処理を行うことなく遊技状態の履歴を
正確に記録できる技術を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】 上記課題を解
決するため本願発明の遊技機試験システムは、遊技中に
複数の遊技状態が同時に変化し得る遊技機と、その遊技
機において所定の試験時間だけ遊技が行われる際に、そ
の試験時間内における遊技状態の履歴を記録する試験機
とを備える。遊技機には、遊技状態を示す状態信号を出
力する状態信号出力部が設けられ、その状態信号出力部
は、異なる種類の状態信号を複数回にわたって出力する
ことで全種類の状態信号を出力することができる。試験
機には、状態信号出力部から出力される全種類の状態信
号が常時入力する状態信号入力部と、その状態信号入力
部に入力する状態信号のいずれか1つの信号レベルが変
化したときに、状態信号入力部に入力する全種類の状態
信号を取得して時系列順に格納する状態履歴格納部とが
設けられる。そして、前記状態信号出力部と前記状態信
号入力部の間にはさらにインターフェース装置が配され
る。そのインターフェース装置には、状態信号出力部か
ら出力される状態信号を種類毎に一時的に記憶する状態
信号記憶部と、その状態信号記憶部に記憶した各状態信
号を所定の信号出力タイミングで状態信号入力部に向か
って出力するとともに、それら出力される状態信号の信
号レベルを次の信号出力タイミングまで保持する状態信
号保持部とを有する。
【0007】上記のシステムでは、状態信号出力部から
出力される状態信号は、まず、インターフェース装置の
状態信号記憶部に種類毎に記憶される。状態信号記憶部
に記憶された状態信号は、所定の信号出力タイミングで
試験機の状態信号入力部に一斉に出力され、かつ、次の
信号出力タイミングまでその出力される状態信号の出力
レベルが保持される。したがって、同時に複数の遊技状
態が変化した場合に変化した遊技状態に係る状態信号を
複数回にわたって出力する場合でも、その状態信号はま
ずインターフェース装置の状態信号記憶部に種類毎に記
憶される。遊技機から状態信号が出力されている間は、
状態信号保持部が直前の信号出力タイミングにおける状
態信号の信号レベルを保持するため試験機に入力する信
号レベルは変化せず、試験機に状態信号が取り込まれる
ことは無い。そして、出力すべき状態信号を出力した後
のタイミングで、状態信号記憶部に記憶された状態信号
(複数の状態信号が変化している)を試験機に出力すれ
ば、試験機には複数の状態信号が同時に変化した状態で
取り込まれることとなる。よって、上記のシステムで
は、同時に変化する可能性がある遊技状態毎に状態信号
をグループ化する必要はなく、試験機には正確に遊技機
の遊技状態の履歴が記録される。
【0008】前記状態信号出力部からは所定のビット数
単位で状態信号が出力されるとともに、前記遊技機には
制御信号を出力する制御信号出力部がさらに設けられ、
前記状態信号記憶部は、前記状態信号出力部に並列に接
続された複数のラッチ回路からなる第1ラッチ回路群
と、その第1ラッチ回路群のいずれか一つに前記制御信
号出力部から出力された制御信号を出力するデコーダ回
路とを備え、前記デコーダ回路から出力される制御信号
が入力したラッチ回路は、制御信号が入力したタイミン
グで前記状態信号出力部から出力される状態信号をラッ
チすることが好ましい。このような構成によると、状態
信号出力部から出力される状態信号はデコーダ回路によ
り選択されたラッチ回路にラッチされる。したがって、
状態信号出力部に並列に複数のラッチ回路を接続して
も、出力される状態信号の種類毎に異なるラッチ回路に
状態信号を保持することができる。よって、状態信号出
力部から1度に出力できる状態信号のビット数を全種類
の状態信号数より少なくすることができ、遊技機の状態
信号出力部を小型化することができる。
【0009】前記状態信号保持部は、前記第1ラッチ回
路群の出力側に接続される第2ラッチ回路群を備え、そ
の第2ラッチ回路群は、第1ラッチ回路群を構成するラ
ッチ回路と同数のラッチ回路を有し、第1ラッチ回路群
の各ラッチ回路と第2ラッチ群の各クラッチ回路は、1
対1で直列に接続されていることが好ましい。このよう
な構成では、第1ラッチ回路群から出力された状態信号
は第2ラッチ回路群でラッチされ保持される。したがっ
て、第1ラッチ回路群に状態信号が複数回にわたって出
力されている間は、第2ラッチ回路群で直前の信号出力
タイミングにおける状態信号を保持することで、試験機
に入力する状態信号の信号レベルが変化することを防止
できる。
【0010】前記遊技機には、第2制御信号を出力する
第2制御信号出力部がさらに設けられ、前記第2ラッチ
回路群の各ラッチ回路は、その出力側が前記状態信号入
力部に接続されるとともに前記第2制御信号出力部に接
続され、その第2制御信号出力部から第2制御信号が出
力されるタイミングで第1ラッチ回路群にラッチされて
いる状態信号をラッチすることが好ましい。このような
構成によると、第2ラッチ回路群から出力される状態信
号が遊技機から出力される制御信号によってコントロー
ルされるため、適切なタイミングで試験機に状態信号を
出力することができる。
【0011】また、請求項1に記載の遊技機用試験シス
テムにおいては、前記状態信号出力部からはシリアル信
号形式で状態信号が出力され、前記状態信号記憶部は、
前記状態信号出力部に接続されたシフトレジスタを備え
ていることが好ましい。このような構成によると、状態
信号出力部から出力される状態信号(シリアル信号形
式)はシフトレジスタによって順に格納される。したが
って、状態信号出力部から予め決められた順序で状態信
号を出力すれば、シフトレジスタには状態信号の種類毎
に所定の順序で記憶される。また、状態信号出力部はシ
リアル信号を出力すれば良いため、状態信号出力部をよ
り小型化することができる。この場合には、前記状態信
号保持部は、前記シフトレジスタに接続されて、シフト
レジスタから出力される状態信号をラッチするラッチ回
路を備えていることが好ましい。このような構成による
と、簡易な回路によりシフトレジスタから出力される状
態信号を保持することができる。
【0012】上記課題は請求項7に記載の発明によって
も解決することができる。すなわち、請求項7に記載の
発明は、遊技中に複数の遊技状態が同時に変化し得る遊
技機と、その遊技機において所定の試験時間だけ遊技が
行われる際に、その試験時間内における遊技状態の履歴
を記録する試験機とを備え、遊技機には、遊技状態を示
す状態信号を出力する状態信号出力部が設けられ、その
状態信号出力部は、異なる種類の状態信号を複数回にわ
たって出力することで全種類の状態信号を出力すること
ができ、試験機には、状態信号出力部から出力される全
種類の状態信号が常時入力する状態信号入力部と、その
状態信号入力部に入力する状態信号のいずれか1つの信
号レベルが変化したときに、状態信号入力部に入力する
全種類の状態信号を取得して時系列順に格納する状態履
歴格納部とが設けられた遊技機試験システムにおいて、
前記状態信号出力部と前記状態信号入力部の間に配され
るインターフェース装置である。このインターフェース
装置には、状態信号出力部から出力される状態信号を種
類毎に一時的に記憶する状態信号記憶部と、その状態信
号記憶部に記憶した各状態信号を所定の信号出力タイミ
ングで状態信号入力部に向かって出力するとともに、そ
れら出力される状態信号の信号レベルを次の信号出力タ
イミングまで保持する状態信号保持部とを有する。上記
のインターフェース装置を遊技機と試験機の間に配する
ことによって、請求項1に記載の発明と同様の作用効果
を奏することができる。
【0013】上記課題は請求項8に記載の発明によって
も解決することができる。すなわち、請求項8に記載の
発明は、遊技処理を行う制御装置によって遊技状態が切
換えられるとともに、遊技結果によって複数の遊技状態
が同時に変化する遊技機である。この遊技機には、前記
制御装置に接続され、遊技状態を示す状態信号を出力す
る状態信号出力部と、その状態信号出力部から出力され
る状態信号を一時的に記憶する状態信号記憶部と、その
状態信号記憶部に記憶した状態信号を所定の信号出力タ
イミングで試験機に向かって出力するとともに、それら
出力される状態信号の信号レベルを次の信号出力タイミ
ングまで保持する状態信号保持部とを有する。上記の遊
技機では、遊技機側に状態信号記憶部と状態信号保持部
が設けられるため、制御装置から複数回にわたって出力
される状態信号は同時に試験機に入力する。これによっ
て、試験機には遊技状態の履歴が正確に記録される。な
お、この遊技機に設けられる状態信号記憶部と状態信号
保持部は、請求項2〜6に記載の構成を取ることができ
る。
【0014】なお、状態信号記憶部と状態信号保持部は
試験機側に設けられても良い。すなわち、この試験機
は、遊技状態を示す状態信号を出力する遊技機と接続さ
れ、遊技機から出力される状態信号を時系列順に格納す
ることで所定の試験時間内における遊技状態の履歴を記
憶する。この試験機には、遊技機から出力される複数種
類の状態信号を種類毎に一時的に記憶する状態信号記憶
部と、その状態信号記憶部に記憶した各状態信号を所定
の信号出力タイミングで出力するとともに、それら出力
される状態信号の信号レベルを次の信号出力タイミング
まで保持する状態信号保持部と、その信号保持部から出
力される全種類の状態信号が常時入力する状態信号入力
部と、その状態信号入力部に入力する状態信号のいずれ
か1つの信号レベルが変化したときに、状態信号入力部
に入力する全種類の状態信号を取得して時系列順に格納
する状態履歴格納部とを有する。上記の試験機では、試
験機側に状態信号記憶部と状態信号保持部が設けられる
ことで、遊技機から状態信号がグループ化されて出力さ
れなくても、正確に遊技機の遊技状態の履歴を記録する
ことができる。
【0015】上記課題は請求項9に記載の発明によって
も解決することができる。すなわち、請求項9に記載の
発明は、制御基板と、その制御基板に実装されて遊技処
理を実行する制御素子とを備え、制御素子で遊技処理が
実行されることで遊技状態が切換えられるとともに、遊
技結果によって複数の遊技状態が同時に切換えられる遊
技機である。この遊技機の制御基板には、遊技状態を示
す状態信号を出力するための出力端子が実装可能とされ
ており、その出力端子は、入力する状態信号を種類毎に
一時的に記憶し所定の出力タイミングで一斉に出力する
インターフェース装置が接続可能とされ、さらに、その
出力端子は制御基板に実装されることで制御素子に接続
される。また、この遊技機の制御素子には、前記出力端
子からインターフェース装置に状態信号を出力するため
の制御プログラムがインストール又はインストール可能
とされている。そして、その制御プログラムは、制御素
子を状態信号出力手段と、制御信号出力手段として機能
させる。すなわち、状態信号出力手段は、遊技状態が切
換えられたときに、少なくとも切換えられた遊技状態に
係る状態信号を前記出力端子からインターフェース装置
に出力して、インターフェース装置に状態信号を一時的
に記憶させる。制御信号出力手段は、前記手段によって
記憶された状態信号をインターフェース装置から一斉に
出力させるための制御信号をインターフェース装置に出
力する。
【0016】上記の遊技機は、制御基板に状態信号を出
力するための出力端子を実装し、かつ、制御素子に制御
プログラムをインストールすることで試験用の遊技機と
して用いることができ、請求項1に記載の試験システム
と同様の作用効果を奏することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を具現化した一実
施形態に係るパチンコ機用試験システムについて図面を
参照して説明する。まず、試験システムに組み込まれる
試験用のパチンコ機について図1,図2を参照して説明
する。なお、試験用のパチンコ機は、遊技状態を示す状
態信号を試験機に出力するための機能が付加されている
点のみが市販されているパチンコ機と異なり、その他の
点については市販されているパチンコ機と同一の構成を
有している。すなわち、市販されているパチンコ機は、
試験用パチンコ機の制御基板に実装されている状態信号
を出力するための電子素子(後述する出力ポート),コ
ネクタ等が取り除かれたものである〔ただし、制御基板
自体は、試験用遊技機と市販されている遊技機で共通化
されており、基板上にプリントされている配線も同一と
なる。〕。したがって、以下の説明では市販されている
パチンコ機と同一の装置,部材に付いては、その詳細な
説明を省略する。図1は、本実施形態に係るパチンコ機
2の外観を示す正面図である。図1に示すように、パチ
ンコ機2には、上皿30、下皿32、ハンドル34、ス
ピーカ31、遊技盤22が設けられている。上皿30は
賞球の受け皿であり、下皿32は上皿30が賞球でオー
バーフローしたときに賞球を貯留する受け皿である。ハ
ンドル34は、遊技者がパチンコ機2で遊技する際に操
作する部材である。スピーカ31は、遊技状態に応じて
効果音等を発生する。
【0018】遊技盤22には、その中央に図柄表示装置
4が配設され、その下方には第1種始動口44と大入賞
口40が設けられている。第1種始動口44には、始動
口センサ42が設けられている。パチンコ球が第1種始
動口44に入賞すると、始動口センサ42がそのパチン
コ球を検出し、後述する図柄表示装置4が図柄変動を開
始する。また、パチンコ球が第1種始動口44に入る
と、賞球が上皿30に払出される。大入賞口40には、
開閉蓋38と、この開閉蓋38を開閉駆動するソレノイ
ド28が備えられている。この開閉蓋38は、後述する
図柄変動が所定の図柄の組合せで停止すると所定時間
(例えば20秒間)開放される(以下、開閉蓋38が開
放される状態を大当り状態という)。開閉蓋38が開放
されると、大入賞口40にパチンコ球が入賞可能な状態
となり、大入賞口40にパチンコ球が入賞すると上皿3
0に賞球が払出される。また、大入賞口40には、Vゾ
ーン(図示省略)が設けられ、このVゾーンにはVゾー
ンセンサ36が設けられている。開閉蓋38が開放され
てVゾーンにパチンコ球が入賞すると、Vゾーンセンサ
36がそのパチンコ球を検出し、これに基づいて開閉蓋
38が所定回数(最大16回)開放される。
【0019】図柄表示装置4は、液晶表示器からなる図
柄表示器6を有する。図柄表示器6には、3つの特別図
柄、すなわち、画面左側に左特別図柄(以下、単に左図
柄という)が、画面中央に中特別図柄(以下、単に中図
柄という)が、画面右側に右特別図柄(以下、単に右図
柄という)が表示される。本実施形態においては、左図
柄、中図柄、右図柄には0〜9の数字が用いられ、これ
らの図柄は、上述した第1種始動口44にパチンコ球が
入賞すると変動を開始する。変動を開始した特別図柄
は、所定時間経過後に左図柄、右図柄、中図柄の順に変
動を停止し、変動停止時の図柄の組合せが所定の組合せ
(本実施形態では、7・7・7等のゾロ目)となると、
上述した大入賞口40の開閉蓋38が開放される。ま
た、本実施形態では、変動停止時の図柄の組合せが奇数
のゾロ目(例えば、1・1・1や3・3・3等)で大当
りとなった場合、大当りとなる確率の高い高確率状態
(いわゆる、確変状態)となる。高確率状態では、大当
りとなる確率が高くなると同時に、図柄表示器6に表示
される図柄変動は変動時間が短い変動パターンが優先的
に選択されるようになる(いわゆる、時間短縮状態)。
したがって、高確率状態では時間短縮によって図柄表示
器6に多くの図柄変動が表示され、かつ、各図柄変動が
大当りとなる確率が高くされるため、遊技者にとって有
利な遊技状態となる。なお、本実施形態のパチンコ機2
においては、特別図柄が奇数のゾロ目で大当りとなった
場合(高確率状態となる図柄の組合せで大当りになった
場合)でも大当り状態中は低確率状態とされ、大当たり
状態が終了し通常遊技状態に戻ったときに高確率状態に
切換えられる。
【0020】次に、上述したパチンコ機2の制御系の構
成について図2を参照して説明する。図2に示すよう
に、パチンコ機2の制御系は、主としてメイン制御部5
0と表示制御部70により構成される。なお、メイン制
御部50,表示制御部70は、いずれも基板上にプリン
ト配線を施し、プリント配線が施された基板(すなわ
ち、制御基板)に電子素子(CPU,出力ポート)やコ
ネクタ等の部品を実装することで構成されている。メイ
ン制御部50は、パチンコ機2の各装置の動作を統括的
に制御する制御装置であり、後述する表示制御部70の
他に、払出処理を行う払出制御部(図示省略)、スピー
カから効果音やBGMを発生させるための処理を行う音
制御部(図示省略)、遊技盤22に装着されたランプの
点灯駆動処理を行うランプ制御部(図示省略)等が接続
されている。メイン制御部50は、CPU54を中心
に、このCPU54にバス64を介して接続された入力
処理回路52、ROM56、RAM58、通信制御回路
60、駆動制御回路62、試験機通信制御回路66を備
える。CPU54は、ROM56に格納されている遊技
制御プログラムを実行してパチンコ機2で行われる遊技
を統括的に制御する遊技処理と、パチンコ機2の遊技状
態を示す状態信号を試験機200(後述する)に出力す
る状態信号出力処理を行う。RAM58には、CPU5
4が上記の処理を行う際に各種データや入出力信号が格
納される。CPU54で行われる遊技処理としては、例
えば、始動口センサ42からの検出信号を受信すると抽
選を行い、その抽選の結果に基づいて図柄表示器5に図
柄を変動表示する処理や、その抽選の結果が大当たりで
あった場合に大入賞口40を開閉する処理等がある。さ
らに、抽選の結果や所定の切替条件の成立に基づいて、
高確率状態と低確率状態とを切替えたり、時間短縮状態
と通常変動時間状態とを切替える処理を行う。なお、C
PU54で行われる遊技処理については、既に市販され
公知となっているパチンコ機と同一であるため、これ以
上の詳細な説明は省略する。CPU54の状態信号出力
処理は、上述の遊技処理が実行されることでパチンコ機
2の遊技状態が切り替わる際に実行される。すなわち、
遊技処理により切替えられた遊技状態に対応する状態信
号の出力レベルを変化させ、その状態信号を試験機20
0に出力する(状態信号出力処理の詳細な手順について
は後述する)。ここで、状態信号出力処理によってメイ
ン制御部50から試験機200に出力される状態信号の
一例を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1において、大当り中信号はパチンコ機
2が大当り状態か否かを示す信号であり、大当り状態で
あると信号レベルはHIGHレベルとなり、大当り状態
でない(すなわち、通常遊技状態である)と信号レベル
はLOWレベルとなる。高確率中信号は、パチンコ機2
が高確率状態か否かを示す信号であり、高確率状態であ
ると信号レベルはHIGHレベルとなり、高確率状態で
ない(すなわち、低確率状態である)と信号レベルはL
OWレベルとなる。特別図柄時短中信号は、パチンコ機
2が時間短縮状態か否かを示す信号であり、時間短縮状
態であると信号レベルはHIGHレベルとなり、時間短
縮状態でない(すなわち、通常変動時間状態である)と
信号レベルはLOWレベルとなる。ここで、上述した各
状態信号の信号レベルの切替えを具体的に説明するた
め、例えば、特別図柄が7・7・7(奇数のゾロ目)で
大当り状態となり、大当り状態から通常遊技状態に戻る
場合を考える。既に説明したように本実施形態では、特
別図柄が高確率状態となる図柄の組合せ(7・7・7)
で大当り状態となった場合においても大当り状態中は低
確率状態とされる。また、パチンコ機2が高確率状態に
切換えらえると同時に、パチンコ機2は時間短縮状態に
切換えられる。したがって、上述の例の場合、大当り状
態から通常遊技状態に戻るタイミングで、大当り中信号
がHIGHレベルからLOWレベルに切替えられ、同時
に高確率中信号がLOWレベルからHIGHレベルに切
替えられ、さらに、特別図柄時短中信号がLOWレベル
からHIGHレベルに切替えられる。すなわち、これら
3つの信号の信号レベルは同時に切り替えられ、試験機
200に出力されなければならないこととなる。
【0023】入力処理回路52は、始動口センサ42、
Vゾーンセンサ36等と接続され、これらのセンサから
出力された信号をメイン制御部50内で処理可能なデー
タ形式に変換する。駆動制御回路52は、ソレノイド2
8と接続され、CPU54から出力された信号に基づい
てソレノイド28の開閉駆動を行う回路である。通信制
御回路60は、表示制御部70と接続され、表示制御部
70にコマンドを送信するための回路である。試験機通
信制御回路66は、インターフェース基板100(以
下、単にI/F基板という)を介して試験機200に接
続され、CPU54の状態信号出力処理によって出力さ
れる各状態信号をI/F基板100に出力するための回
路である。
【0024】表示制御部70は、メイン制御部50と同
様、CPU74を中心に、このCPU74にバス82を
介して接続されたROM76、RAM78、通信制御回
路72、表示制御回路80、試験機通信制御回路84を
備える。CPU74は、ROM76に格納された制御プ
ログラムに従って動作し、メイン制御部50から送信さ
れたコマンドデータに基づいて図柄表示器6に画像を表
示する表示制御処理(特別図柄の変動表示等)と、図柄
表示器6に特別図柄が変動中か否か等を示す状態信号を
試験機200に出力する状態信号出力処理を行う。RO
M76には、上記制御プログラムの他に表示用の全デー
タ(特別図柄、背景図等)が格納され、RAM78に
は、メイン制御部50から送信されたコマンドデータ等
の各種データが上記制御プログラムの実行に応じて格納
される。CPU74で実行される状態信号出力処理は、
上述のメイン制御部50(CPU54)で実行される状
態信号出力処理と同一の処理であり、出力される状態信
号の種類のみが異なる。ここで、表示制御部70から試
験機200に出力される状態信号の一例を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】表2において、左図柄変動中信号(中図柄
変動中信号,右図柄変動中信号)は、左図柄(中図柄,
右図柄)が変動状態のときに出力される信号(すなわ
ち、変動状態のときにHIGHレベル)である。全図柄
変動中信号は、左図柄・中図柄・右図柄の全ての図柄が
変動中のときに出力される信号(全図柄が変動状態のと
きHIGHレベル)である。図柄確定信号は、左図柄・
中図柄・右図柄の各図柄が変動を停止して図柄が確定し
たときに所定時間出力される信号(所定時間だけHIG
Hレベルとされる信号)である。左図柄データ(中図柄
データ,右図柄データ)は、停止した図柄の種類(本実
施形態では0〜9のいずれかの数)を示す6ビットの信
号である。また、左図柄色データ(中図柄色データ,右
図柄色データ)は、上記左図柄データと同期して出力さ
れ、停止した図柄の色を示す2ビットのデータである。
なお、既に説明した内容から明らかなように、図柄変動
開始時には左図柄・中図柄・右図柄が同時に変動を開始
するため、上記の左図柄変動中信号、中柄変動中信号、
右図柄変動中信号並びに全図柄変動中信号は、図柄変動
の開始と同時に揃って試験機200に出力されなければ
ならない(すなわち、信号レベルがHIGHレベルとさ
れなければならない)。さらに、各図柄データと各図柄
色データは、同時に試験機200に出力されなければな
らない。
【0027】通信制御回路72はメイン制御部50から
送信されたコマンドデータを受信するための回路であ
る。表示制御回路80は表示用の画像データの作成や、
作成した画像データを図柄表示器6に出力するための回
路である。具体的には、表示制御回路80は、CPU7
4から出力されたコマンドを受信すると、まず、当該コ
マンドに応じた所定の表示用データをROM76から読
み込む。次に、ROM76から読み込んだ表示用データ
から図柄表示器6に所定の画像(背景図、特別図柄、キ
ャラクタ等)を表示するための画像データを作成し、そ
の画像データを図柄表示器6に出力する。これによっ
て、図柄表示器6には所定の画像(背景、特別図柄及び
キャラクタ等)が映し出されることとなる。また、試験
機通信制御回路84は、メイン制御部50に設けられた
試験機通信制御回路66と同様の回路であり、I/F基
板100を介して試験機200に接続され、CPU74
の状態信号出力処理によって出力される各状態信号をI
/F基板100(最終的には試験機200)に出力する
ための回路である。
【0028】次に、上述の試験用のパチンコ機2に接続
されるI/F基板100と試験機200の構成について
図3を参照して説明する。なお、上述の説明から明らか
なように、I/F基板100(試験機200)にはメイ
ン制御部50と表示制御部70の2つの制御部が接続さ
れる。しかしながら、メイン制御部50と表示制御部7
0の違いによって、I/F基板100及び試験機200
の回路構成に相違はない。このため、以下の説明では、
メイン制御部50とI/F基板100及び試験機200
が接続される場合の回路構成を説明する。図3に示すよ
うに、メイン制御部50のCPU54と接続された出力
ポート57a,57b(試験機通信制御回路66の一部
を構成)にはコネクタ59(請求項でいう出力端子に相
当する)が接続されており、コネクタ59はメイン制御
部50が設けられる基板上に実装されている。出力ポー
ト57aは状態信号を出力するための電子部品であり、
出力ポート57bは制御信号を出力するための電子部品
である。コネクタ59と出力ポート57aとは、8ビッ
ト信号線(状態信号が出力される信号線)で接続され、
コネクタ59と出力ポート57bは、第1チップセレク
ト信号を出力するための複数本の第1制御信号線、第2
チップセレクト信号を出力するための1本の第2制御信
号線で接続されている。コネクタ59の出力側は、8ビ
ット信号線、第1制御信号線、第2制御信号線によって
コネクタ102(I/F基板100に設けられている)
が接続されている。
【0029】コネクタ102の8ビット信号線の出力側
には、I/F基板100に設けられた複数の第1ラッチ
回路106a,106b,106c・・(東芝製TC7
4HC273)が並列に接続される。これら第1ラッチ
回路106a,106b,106c・・の出力側には、
同じくI/F基板100に設けられた第2ラッチ回路1
08a,108b,108c・・(東芝製TC74HC
273)が直列に接続される。そして、これら第2ラッ
チ回路108a,108b,108c・・の出力側は、
バッファ回路110a,110b,110c(東芝製T
CD4HC244)を介してコネクタ112(I/F基
板100の出力側のコネクタ)に接続される。したがっ
て、コネクタ112からは、第2ラッチ回路108a,
108b,108c・・から出力される複数の8ビット
信号が出力されることとなる。また、コネクタ102の
第1制御信号線の出力側は、デコーダ回路104を介し
て第1ラッチ回路106a,106b,106c・・に
接続されている。さらに、コネクタ102の第2制御信
号線の出力側は、第2ラッチ回路108a,108b,
108c・・に並列に接続されている。
【0030】上述したI/F基板100の出力側のコネ
クタ112には、コネクタ202を介して入力ポート2
04a,204b,204c・・が接続される。したが
って、試験機200の入力ポート204a,204b,
204c・・には、第2ラッチ回路108a,108
b,108c・・から出力される複数の8ビット信号が
それぞれ入力する。入力ポート204a,204b,2
04c・・には、試験機200のCPU206(制御装
置)が接続されている。CPU206は、入力ポート2
04a,204b,204c・・に入力する状態信号の
いずれかの信号レベルが変化したときに、そのときに入
力ポート204a,204b,204c・・に入力する
全ての状態信号を取り込んで時系列順に格納する処理を
行う。なお、試験機200は、従来公知の試験機と何ら
変わりがなく、その他の構成については本発明と直接関
係がないため、ここではその説明を省略する。
【0031】次に、上述のように構成される試験システ
ムにおいて、パチンコ機2の制御部から試験機200に
状態信号を出力するための処理及び試験機200による
状態信号の格納処理について図4及び図5を用いて説明
する。ここで、図4はパチンコ機2の制御部(メイン制
御部50,表示制御部70)で実行される状態信号出力
処理のフローチャートであり、図5は試験機200で実
行される状態信号格納処理のフローチャートである。な
お、既に述べたように本実施形態では、メイン制御部5
0と表示制御部70の2つの制御部から試験機200に
状態信号が出力されるが、両制御部における状態信号出
力処理は同一であるため、以下の説明ではメイン制御部
50から状態信号を出力する場合を例に説明する。
【0032】まず、メイン制御部50で実行される状態
信号出力処理について説明する。状態信号出力処理で
は、まず、図4に示すようにCPU54は、パチンコ機
2の遊技状態に変化があったか否かを判定する(S1
0)。具体的には、CPU54が並列処理している遊技
処理によってパチンコ機2の遊技状態が切替えられたか
否かを判定する。例えば、図柄表示器6に表示される図
柄変動が大当りとなる場合には、その図柄変動の終了と
同時にパチンコ機2は大当り状態に切替えられる。した
がって、図柄変動が終了しパチンコ機2が大当り状態に
切替えられたときは、上記ステップS10の判定はYE
Sとされる。パチンコ機2の遊技状態が変化していない
場合〔ステップS10でNOの場合〕には、そのまま状
態信号出力処理を終了し、パチンコ機2の遊技状態が変
化している場合〔ステップS10でYESの場合〕に
は、CPU54は試験機200に出力する状態信号を順
に作成する(S12)。具体的には、CPU54は、メ
イン制御部50から出力される全ての状態信号(変化し
ていない遊技状態を示す状態信号を含む)を決められた
順序で作成する。なお、既に説明したように、CPU5
4からI/F基板100には8ビット信号線によって状
態信号が出力される。したがって、ステップS12では
試験機200に出力される全ての状態信号を8ビット単
位で、かつ、決められた順序で作成する。ステップS1
2によって状態信号が作成されると、次に、作成された
8ビット単位毎の状態信号を決められた順に一つだけ選
択して出力ポート57aにセットする(S14)。これ
によって、出力ポート57aにセットされた状態信号
が、I/F基板100の各第1ラッチ回路106a,1
06b,106c・・に入力することとなる(図3参
照)。出力ポート57aに状態信号がセットされると、
次に、CPU54は、I/F基板100の第1ラッチ回
路106a,106b,106c・・のいずれか一つに
第1チップセレクト信号を出力する(S16)。これに
よって、第1チップセレクト信号が入力した第1ラッチ
回路は、当該第1チップセレクト信号が入力した時点
で、入力している状態信号をラッチする。したがって、
CPU54は出力ポート57aにセットする状態信号の
種類と、第1チップセレクト信号を出力する第1ラッチ
回路を制御することで、第1ラッチ回路毎に決められた
種類の状態信号をラッチさせることができる。なお、第
1ラッチ回路に状態信号がラッチされると、これによっ
て当該第1ラッチ回路に接続されている第2ラッチ回路
に入力する状態信号の状態が変化することとなる(ただ
し、第1ラッチ回路でラッチされた状態信号が変化した
遊技状態に係る状態信号でない場合には変化しない)。
第1チップセレクト信号が出力されると、次に、全ての
状態信号を出力したか否かが判断される(S18)。す
なわち、ステップS12で作成された状態信号を全て出
力したか否かが判断される。全ての状態信号が出力され
ていない場合〔ステップS18でNOの場合〕には、ス
テップS14に戻ってステップS14からの処理が繰り
返される。これによって、ステップS12で作成された
全ての状態信号が決められた第1ラッチ回路にラッチさ
れることとなる。全ての状態信号が出力された場合〔ス
テップS18でYESの場合〕には、次に、CPU54
は各第2ラッチ回路108a,108b,108c・・
に第2チップセレクト信号を出力する(S20)。これ
により、各第2ラッチ回路108a,108b,108
c・・は、入力する状態信号(すなわち、第1ラッチ回
路106a,106b,106c・・から出力される状
態信号)を同一のタイミングでラッチする。第2ラッチ
回路108a,108b,108c・・で状態信号がラ
ッチされると、そのラッチされた状態信号がそれぞれ試
験機200の入力ポート204a,204b,204c
・・に入力することとなる。
【0033】次に、試験機200のCPU206による
状態信号の格納処理について図5を参照して説明する。
図5に示すように、まず、CPU206は入力ポート2
04a,204b,204c・・に入力する状態信号を
所定時間毎に監視し、入力ポート204a,204b,
204c・・に入力する状態信号に変化があったか否か
を判定する(S22)。すなわち、第2ラッチ回路10
8a,108b,108c・・から出力される状態信号
に変化があったか否かを判定する。入力ポート204
a,204b,204c・・に入力する状態信号に変化
がない場合〔ステップS22でNOの場合〕には、その
まま状態信号格納処理を終了し、入力ポート204a,
204b,204c・・に入力する状態信号に変化があ
る場合〔ステップS22でNOの場合〕には、ステップ
S24に進む。ステップS24に進むと、CPU206
は入力ポート204a,204b,204c・・に入力
する全ての状態信号(すなわち、第2ラッチ回路108
a,108b,108c・・のそれぞれから出力される
状態信号)を取り込み(S24)、次いで、ステップS
24で取り込んだ全ての状態信号をRAMの所定のアド
レスに時系列順に格納する(S26)。したがって、試
験機200のRAMには、遊技状態が変化する毎に入力
ポート204a,204b,204c・・に入力する全
ての状態信号が格納され、この格納された状態信号の履
歴から大当り状態となる確率や高確率状態となる確率が
求められる。
【0034】上述の説明から明らかなように、パチンコ
機2の遊技状態が変化すると、全ての状態信号が8ビッ
ト単位で複数回にわたってメイン制御部50からI/F
基板200に出力され、出力された状態信号はI/F基
板200の第1ラッチ回路106a,106b,106
c・・のいずれかにラッチされる。状態信号が第1ラッ
チ回路106a,106b,106c・・にラッチされ
ると、第1ラッチ回路106a,106b,106c・
・から第2ラッチ回路108a,108b,108c・
・にラッチされた状態信号が出力される。しかしなが
ら、メイン制御部50からI/F基板200に状態信号
が出力されている間(すなわち、第1ラッチ回路106
a,106b,106c・・に状態信号がラッチされて
いる間)は、第2ラッチ回路108a,108b,10
8c・・は直前にラッチした状態信号を保持するため、
第2ラッチ回路108a,108b,108c・・から
出力される状態信号は変化しない。したがって、試験機
200に入力する状態信号の信号レベルが変わることな
く、全ての状態信号をメイン制御部50からI/F基板
200に出力することができる。上述のようにしてメイ
ン制御部50から出力された状態信号がI/F基板20
0の第1ラッチ回路106a,106b,106c・・
でラッチされると、第2ラッチ回路108a,108
b,108c・・のそれぞれにメイン制御部50から出
力された第2チップセレクト信号が同一のタイミングで
入力する。このため、第1ラッチ回路106a,106
b,106c・・から出力される各状態信号が第2ラッ
チ回路108a,108b,108c・・に同一タイミ
ングでラッチされる。したがって、試験機200の入力
ポート204a,204b,204c・・には、第1ラ
ッチ回路106a,106b,106c・・にラッチさ
れていた状態信号が同一タイミングで入力し、試験機2
00に取り込まれることとなる。すなわち、メイン制御
部50から複数回にわたって出力された状態信号が、I
/F基板100を介することで試験機200に同一タイ
ミング(第2チップセレクト信号を出力するタイミン
グ)で入力し取り込まれることとなる。
【0035】上述したI/F基板100(第1ラッチ回
路と第2ラッチ回路)の作用を図6,図7のタイミング
チャートを用いて具体的に説明する。図6はメイン制御
部50から一つの第1ラッチ回路に信号(1番目の信号
AAH,2番目の信号55H)が出力される場合におい
て、当該第1ラッチ回路と、当該第1ラッチ回路に接続
された第2ラッチ回路にラッチされるデータの時間的変
化を示す図であり、図7はメイン制御部から3回にわた
って状態信号が出力され、出力された状態信号がI/F
基板100にラッチされるタイミングと、試験機200
に取り込まれるタイミングを示す図である。まず、図6
を参照して2つのラッチ回路の作用を説明する。図6の
最上段に示すように、メイン制御部50の出力ポート5
7aにセットされる信号がAAHから55Hとなると、
第1ラッチ回路に入力する信号はAAHから55Hとな
る。ただし、入力する信号が55Hとなっても第1セレ
クト信号(図中、上から2段目に示される)が第1ラッ
チ回路に入力するまでは、第1ラッチ回路から出力され
る信号(図中、上から3段目に示される)はAAHで維
持され、第1セレクト信号が入力するタイミングで55
Hとなる。第1ラッチ回路から出力される信号が55H
でラッチされると第2ラッチ回路には信号55Hが入力
する。しかしながら、第2チップセレクト信号(図中、
上から4段目に示される)が第2ラッチ回路に入力する
までは第2ラッチ回路から出力される信号(図中、最下
段に示される)はAAHで維持され、第2チップセレク
ト信号が入力するタイミングで55Hとなる。したがっ
て、第1ラッチ回路と第2ラッチ回路を直列に接続し、
各ラッチ回路に出力するチップセレクト信号の出力タイ
ミングを制御することで、第2ラッチ回路から出力され
る信号の状態を変えることなく、第1ラッチ回路に信号
をラッチさせることができる。
【0036】次に、図7を参照してメイン制御部50か
ら出力される状態信号が試験機200に取り込まれると
きの試験システムの作用を説明する。なお、具体的に説
明するため、図柄変動が7・7・7で大当りとなり、当
該大当り遊技状態が終了したときに出力される状態信号
を例に説明する。既に説明したように、図柄変動が7・
7・7で大当りとなったときの当該大当り状態が終了す
ると(大当り状態から通常遊技状態となると)、パチン
コ機2は低確率状態から高確率状態となり、さらに通常
変動時間状態から時間短縮状態となる。したがって、大
当り中信号,高確率中信号,特別図柄時短中信号の3つ
の信号の信号レベルは同時に変化することとなる。図7
には、これら3つの信号がグループ化されること無く3
回にわたって出力されるものとして、I/F基板100
のラッチタイミングと、試験機200での状態信号の取
り込みタイミングを示している。図7に示すように、ま
ず、通常遊技状態であることを示す状態信号(大当り中
信号)がメイン制御部50から出力され、その出力され
た状態信号は1番目の第1チップセレクト信号が出力さ
れるタイミングで第1ラッチ回路106aにラッチされ
る。次に、高確率状態であることを示す状態信号(高確
率中信号)がメイン制御部50から出力され、その出力
された状態信号は2番目の第1チップセレクト信号が出
力されるタイミングで第1ラッチ回路106bにラッチ
される。最後に、時間短縮状態であることを示す状態信
号(特別図柄時短中信号)がメイン制御部50から出力
され、その出力された状態信号は3番目の第1チップセ
レクト信号が出力されるタイミングで第1ラッチ回路1
06cにラッチされる。なお、メイン制御部50から状
態信号が出力されている間は、第2チップセレクト信号
は出力されておらず、試験機200に入力する状態信号
の信号レベルには変化がない。上述したようにしてメイ
ン制御部50から出力された状態信号がI/F基板10
0の各ラッチ回路106a,106b,106cにラッ
チされると、次に第2チップセレクト信号が出力される
(図7では3番目の第1チップセレクト信号と略同時に
出力されている)。第2チップセレクト信号が出力され
ると、第1ラッチ回路106a,106b,106cに
ラッチされている信号が第2ラッチ回路108a,10
8b,108cにラッチされ、試験機200に同一タイ
ミングで入力する。試験機200に状態信号が入力する
と、その入力する状態信号の信号レベルは変化している
ため、試験機200は、これら3つの状態信号を同時に
取り込みRAMに記憶することとなる。なお、表示制御
部70も、上述したメイン制御部50と同様に試験機2
00にI/F基板100を介して接続され、また、メイ
ン制御部50と同様に状態信号が出力される。したがっ
て、表示制御部70から出力される状態信号も、時系列
順に試験機200に取込まれることとなる。
【0037】以上説明したように、本実施形態では、複
数の遊技状態が同時に変化し、変化した遊技状態に係る
状態信号がグループ化されずに複数回にわたってメイン
制御部50から出力される場合でも、変化した遊技状態
に係る状態信号は同一タイミングで試験機200に入力
し、試験機200に取込まれることとなる。このため、
パチンコ機2の遊技状態の履歴を正確に記録することが
できる。また、本実施形態では、メイン制御部50から
複数回にわたって全種類の状態信号を出力するため、メ
イン制御部50に設けられる出力端子(状態信号を出力
する端子)の数を状態信号の数より少なくされている。
このため、メイン制御部50に状態信号を出力するため
のコネクタを小さくすることができ、メイン制御部50
を小型化することができる。
【0038】(第2実施形態) 次に、本発明の第2実
施形態に係るパチンコ機用試験システムについて図8〜
図10を参照して説明する。ここで、図8は第2実施形
態に係るパチンコ機用試験システムの回路構成を示す図
であり、図9はパチンコ機の制御部で行われる状態信号
出力処理の手順を示すフローチャートであり、図10は
I/F基板に配されるシフトレジスタの作用を模式的に
示す図である。なお、第2実施形態に係る試験システム
では、(1)状態信号がシリアル信号としてパチンコ機か
ら出力される点、(2)シリアル信号として出力される状
態信号をシフトレジスタを用いて一時的に記憶する点、
の2点において第1実施形態と異なり、他の点について
は同一の構成を有する。したがって、以下の説明では第
1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0039】まず、図8を参照してパチンコ機用試験シ
ステムの回路構成を説明する。図8に示すように、第2
実施形態においてもパチンコ機の制御部90と試験機2
00はI/F基板120を介して接続される。しかしな
がら、第2実施形態においては、制御部90(詳しく
は、CPU92)からシリアル信号の形式で状態信号が
出力されるため、CPU92はシリアルI/F回路94
を介してI/F基板120に接続される。また、CPU
92からは、シリアルI/F回路94を介してI/F基
板120に向かってクロック信号が出力される。さらに
は、CPU92からは、出力ポート95を介してI/F
基板120に向かってチップセレクト信号が出力され
る。
【0040】I/F基板120には、図8に示すよう
に、CPU92から出力される状態信号を一時的に記憶
するシフトレジスタ124a,124b,124c・・
と、これらのシフトレジスタ124a,124b,12
4c・・と試験機200の入力ポート204a,204
b,204c・・との間には、ラッチ回路126a,1
26b,126c・・と、バッファ回路128a,12
8b,128c・・とが設けられる。なお、I/F基板
120に設けられるラッチ回路126a,126b,1
26c・・は第1実施形態における第2ラッチ回路10
8a,108b,108c・・と同一の構成・機能を有
し、I/F基板120に設けられるバッファ回路128
a,128b,128c・・は第1実施形態におけるバ
ッファ回路110a,110b,110c・・と同一の
構成・機能を有する。したがって、以下の説明ではシフ
トレジスタ124a,124b,124c・・について
主に説明する。
【0041】図8に示すように、シフトレジスタ124
a,124b,124c・・は汎用の電子素子(東芝製
TC74HC164)であり、1段目のシフトレジスタ
124aにはCPU92から出力された状態信号が入力
するようになっている。1段目のシフトレジスタ124
aには2段目のシフトレジスタ124bが接続され、2
段目のシフトレジスタ124bには3段目のシフトレジ
スタ124cが接続され、以下同様に上段のシフトレジ
スタには下段のシフトレジスタが接続されている。これ
によって、1段目のシフトレジスタ124aに入力した
状態信号が、順に下段のシフトレジスタ124b,12
4cにシフトされて記憶されるようになっている(シフ
トレジスタ124a,124b・・の作用については後
で詳述する。)。また、これら各シフトレジスタ124
a,124b,124c・・には、CPU92から出力
されるクロック信号が入力するようになっている。した
がって、各シフトレジスタ124a,124b,124
c・・には同一タイミングでクロック信号が入力し、各
シフトレジスタ124a,124b,124c・・の同
期がとられている。さらに、各シフトレジスタ124
a,124b,124c・・は、8ビットの信号を出力
する出力端子を備え、各出力端子にはラッチ回路126
a,126b,126c・・が接続されている。各ラッ
チ回路126a,126b,126cには、CPU92
から出力されるチップセレクト信号が入力するようにな
っている。
【0042】次に、パチンコ機のCPU92で実行され
る状態信号出力処理について図9を参照して説明する。
図9から明らかなように、第2実施形態における状態信
号出力処理も第1実施形態における状態信号出力処理
(図4参照)と略同様に行われる。すなわち、まず、遊
技状態に変化が有るか否かを判断し、変化があった場合
に状態信号を出力する。しかしながら、第2実施形態に
係るCPU92は、出力すべき全ての状態信号(シリア
ル信号形式)をクロック信号に同期させて予め決められ
た順序で出力するだけで、シフトレジスタ124a,1
24b,124c・・には順に状態信号が記憶される。
したがって、第2実施形態においては、第1実施形態で
必要とされた第1チップセレクト信号の出力処理(図4
のステップS16の処理)が不要になる点で異なる。全
ての状態信号が出力された後は、第1実施形態と同様に
チップセレクト信号がラッチ回路126a,126b,
126c・・に出力されることで、シフトレジスタ12
4a,124b,124c・・に記憶されている状態信
号が同一タイミングで試験機200の入力ポート204
a,204b,204c・・に入力することとなる。
【0043】最後に、上述のように構成されるパチンコ
機用試験システムの作用(シフトレジスタ)の作用につ
いて図10を参照して説明する。図10は、CPU92
から状態信号(シリアルデータ)が1,0,1,0,
1,1,0,1・・と出力されるときのシフトレジスタ
に格納される信号の時間的変化を示している。図10に
示すように、CPU92はクロック信号(上段に示す信
号)に同期して、状態信号を1,0,1,0,1,1,
0,1・・と出力する。CPU92から1番目の状態信
号(すなわち、‘1’)が出力され1段目のシフトレジ
スタ124aに入力すると、その入力した状態信号はシ
フトレジスタ124aの1番目の出力端子QAの出力信
号として記憶される。次に、2番目の状態信号(すなわ
ち、‘0’)が出力されシフトレジスタ124aに入力
すると、その入力した状態信号が1番目の出力端子QA
の出力信号として記憶され、先に記憶していた状態信号
は2番目の出力端子QBの出力信号として記憶される。
以下、同様にして新たな状態信号が入力すると、記憶し
ている状態信号がシフトされて記憶される。そして、1
段目のシフトレジスタ124aの出力端子の数(8個)
を超えて状態信号が入力すると、さらに2段目のシフト
レジスタ124bにシフトして記憶される。全ての状態
信号が出力されシフトレジスタ124a,124b,1
24c・・に記憶されると、チップセレクト信号(図
中、下から2番目の信号)が出力される。これによっ
て、シフトレジスタ124a,124b,124c・・
に記憶されている状態信号がラッチ回路126a,12
6b,126c・・にラッチされ、バッファ回路128
a,128b,128c・・の出力が変化する。これに
よって、試験機200では状態信号を取り込む処理が行
われ、遊技状態が記憶装置に格納されることとなる。
【0044】上述の説明から明らかなように、第2実施
形態に係る試験システムにおいても、パチンコ機と試験
機との間にI/F基板を介装することで、試験機に入力
する状態信号のレベルを変えることなくパチンコ機の制
御部から複数回にわたって状態信号を出力し、かつ、そ
の出力された状態信号を同一タイミングで試験機に出力
することができる。このため、パチンコ機の遊技状態の
履歴を正確に記録することができる。また、第2実施形
態では、パチンコ機からシリアル信号の形式で状態信号
が出力されるため、出力端子の数を大幅に少なくするこ
とができる。このため、これらの電子素子を実装するた
めのスペースが小さくなり、制御基板の小型化に大きく
寄与する。
【0045】以上、本発明の好適ないくつかの実施形態
について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本
発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施し
た形態で実施することができる。例えば、下記に説明す
る幾つかの形態で実施することも可能である。
【0046】(1)遊技機の制御部(上述した実施形態
では、メイン制御部50と表示制御部70)には、出力
される状態信号の数と同数の出力端子(コネクタ)が設
けられる。試験機の制御部にも、遊技機の制御部に設け
られた出力端子と同数の入力端子(コネクタ)が設けら
れる。そして、遊技機の出力端子と試験機の入力端子が
1対1で接続され、各出力端子と入力端子の間には状態
信号記憶回路(例えば、第1実施形態における第1ラッ
チ回路)と状態信号保持回路(例えば、第1実施形態に
おける第2ラッチ回路)が配される。このような構成に
よっても、遊技機の遊技状態の履歴を正確に記録するこ
とができる。なお、このような形態では、変化があった
遊技状態に関わる状態信号のみを出力するように構成し
ても良い。すなわち、遊技側の出力端子と試験機側の入
力端子が1対1で接続されるため、変化の無かった遊技
状態に係る状態信号は改めて出力する(すなわち、出力
ポートにセットする)必要がないためである。したがっ
て、遊技機の状態信号の出力処理に要する負担を少なく
することができる。
【0047】(2)上述した第2実施形態では、I/F
基板にシフトレジスタとラッチ回路を設けたが、このよ
うな形態とは異なり、シフトレジスタとラッチ回路の機
能を併せ持ったIC素子(東芝製;TC74HC59
5)を使うこともできる。このようなIC素子を用いる
ことで、I/F基板を小型化することができる。
【0048】なお、本明細書または図面に説明した技術
要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術
的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組
み合わせに限定されるものではない。また、本明細書ま
たは図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成する
ものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体
で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る試験用パチンコ機の外観を示
す正面図。
【図2】 図1に示す試験用パチンコ機の制御部の構成
を示すブロック図。
【図3】 試験用パチンコ機と試験機を接続するI/F
基板の回路構成を示すブロック図。
【図4】 パチンコ機の制御部で実行される状態信号出
力処理の手順を示すフローチャート。
【図5】 試験機の制御部で実行される状態信号取込処
理の手順を示すフローチャート。
【図6】 第1ラッチ回路と、第1ラッチ回路に直列に
接続された第2ラッチ回路から出力されるデータの時系
列的な変化を模式的にに示す図。
【図7】 試験用パチンコ機から出力される状態信号が
I/F基板の第1ラッチ回路にラッチされるタイミング
と、試験機に取り込まれるタイミングを併せて示すタイ
ミングチャート。
【図8】 本発明の第2実施形態に係るI/F基板の回
路構成を示すブロック図。
【図9】 第2実施形態に係る状態信号出力処理の手順
を示すフローチャート。。
【図10】 試験用パチンコ機から出力される信号がシ
フトレジスタに順に記憶されていく様子を模式的に示す
図。
【図11】 従来の遊技機用試験システムの構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
2 ・・パチンコ機 4 ・・図柄表示装置 6 ・・図柄表示器 50・・メイン制御部 70・・表示制御部 100・・I/F基板 200・・試験機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柘植 浩志 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大万内 Fターム(参考) 2C088 CA30 DA21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技中に複数の遊技状態が同時に変化し
    得る遊技機と、その遊技機において所定の試験時間だけ
    遊技が行われる際に、その試験時間内における遊技状態
    の履歴を記録する試験機とを備えた遊技機試験システム
    であって、 遊技機には、遊技状態を示す状態信号を出力する状態信
    号出力部が設けられ、その状態信号出力部は、異なる種
    類の状態信号を複数回にわたって出力することで全種類
    の状態信号を出力することができ、 試験機には、状態信号出力部から出力される全種類の状
    態信号が常時入力する状態信号入力部と、その状態信号
    入力部に入力する状態信号のいずれか1つの信号レベル
    が変化したときに、状態信号入力部に入力する全種類の
    状態信号を取得して時系列順に格納する状態履歴格納部
    とが設けられ、 前記状態信号出力部と前記状態信号入力部の間にはさら
    にインターフェース装置が配され、 そのインターフェース装置には、状態信号出力部から出
    力される状態信号を種類毎に一時的に記憶する状態信号
    記憶部と、その状態信号記憶部に記憶した各状態信号を
    所定の信号出力タイミングで状態信号入力部に向かって
    出力するとともに、それら出力される状態信号の信号レ
    ベルを次の信号出力タイミングまで保持する状態信号保
    持部とを有することを特徴とする遊技機試験システム。
  2. 【請求項2】 前記状態信号出力部からは所定のビット
    数単位で状態信号が出力されるとともに、前記遊技機に
    は制御信号を出力する制御信号出力部がさらに設けら
    れ、 前記状態信号記憶部は、前記状態信号出力部に並列に接
    続された複数のラッチ回路からなる第1ラッチ回路群
    と、その第1ラッチ回路群のいずれか一つに前記制御信
    号出力部から出力された制御信号を出力するデコーダ回
    路とを備え、 前記デコーダ回路から出力される制御信号が入力したラ
    ッチ回路は、当該制御信号が入力したタイミングで前記
    状態信号出力部から出力される状態信号をラッチするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機試験システム。
  3. 【請求項3】 前記状態信号保持部は、前記第1ラッチ
    回路群の出力側に接続される第2ラッチ回路群を備え、
    その第2ラッチ回路群は、第1ラッチ回路群を構成する
    ラッチ回路と同数のラッチ回路を有し、第1ラッチ回路
    群の各ラッチ回路と第2ラッチ群の各クラッチ回路は、
    1対1で直列に接続されていることを特徴とする請求項
    2に記載の遊技機試験システム。
  4. 【請求項4】 遊技機には、第2制御信号を出力する第
    2制御信号出力部がさらに設けられ、前記第2ラッチ回
    路群の各ラッチ回路は、その出力側が前記状態信号入力
    部に接続されるとともに前記第2制御信号出力部と接続
    され、その第2制御信号出力部から第2制御信号が出力
    されるタイミングで第1ラッチ回路群にラッチされてい
    る状態信号をラッチすることを特徴とする請求項3に記
    載の遊技機試験システム。
  5. 【請求項5】 前記状態信号出力部からはシリアル信号
    形式で状態信号が出力され、前記状態信号記憶部は、前
    記状態信号出力部に接続されたシフトレジスタを備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の遊技機試験シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記状態信号保持部は、前記シフトレジ
    スタに接続されて、シフトレジスタから出力される状態
    信号をラッチするラッチ回路を備えていることを特徴と
    する請求項5に記載の遊技機試験システム。
  7. 【請求項7】 遊技中に複数の遊技状態が同時に変化し
    得る遊技機と、その遊技機において所定の試験時間だけ
    遊技が行われる際に、その試験時間内における遊技状態
    の履歴を記録する試験機とを備え、遊技機には、遊技状
    態を示す状態信号を出力する状態信号出力部が設けら
    れ、その状態信号出力部は、異なる種類の状態信号を複
    数回にわたって出力することで全種類の状態信号を出力
    することができ、試験機には、状態信号出力部から出力
    される全種類の状態信号が常時入力する状態信号入力部
    と、その状態信号入力部に入力する状態信号のいずれか
    1つの信号レベルが変化したときに、状態信号入力部に
    入力する全種類の状態信号を取得して時系列順に格納す
    る状態履歴格納部とが設けられた遊技機試験システムに
    おいて、前記状態信号出力部と前記状態信号入力部の間
    に配されるインターフェース装置であって、 状態信号出力部から出力される状態信号を種類毎に一時
    的に記憶する状態信号記憶部と、 その状態信号記憶部に記憶した各状態信号を所定の信号
    出力タイミングで状態信号入力部に向かって出力すると
    ともに、それら出力される状態信号の信号レベルを次の
    信号出力タイミングまで保持する状態信号保持部と、を
    有することを特徴とするインターフェース装置。
  8. 【請求項8】 遊技処理を行う制御装置によって遊技状
    態が切換えられるとともに、遊技結果によって複数の遊
    技状態が同時に変化する遊技機であって、 前記制御装置に接続され、遊技状態を示す状態信号を出
    力する状態信号出力部と、 その状態信号出力部から出力される状態信号を一時的に
    記憶する状態信号記憶部と、 その状態信号記憶部に記憶した状態信号を所定の信号出
    力タイミングで試験機に向かって出力するとともに、そ
    れら出力される状態信号の信号レベルを次の信号出力タ
    イミングまで保持する状態信号保持部とを有することを
    特徴とする遊技機。
  9. 【請求項9】 制御基板と、その制御基板に実装されて
    遊技処理を実行する制御素子とを備え、制御素子で遊技
    処理が実行されることで遊技状態が切換えられるととも
    に、遊技結果によって複数の遊技状態が同時に切換えら
    れる遊技機であって、 前記制御基板には、遊技状態を示す状態信号を出力する
    ための出力端子が実装可能とされており、その出力端子
    は、入力する状態信号を種類毎に一時的に記憶するとと
    もに所定の出力タイミングで一斉に出力するインターフ
    ェース装置が接続可能で、かつ、制御基板に実装される
    ことで前記制御素子に接続され、 前記制御素子には、前記出力端子からインターフェース
    装置に状態信号を出力するための制御プログラムがイン
    ストール又はインストール可能とされており、その制御
    プログラムによって制御素子は、 遊技状態が切換えられたときに、少なくとも切換えられ
    た遊技状態に係る状態信号を前記出力端子からインター
    フェース装置に出力して、インターフェース装置に状態
    信号を一時的に記憶させる手段、 前記手段によって記憶された状態信号をインターフェー
    ス装置から一斉に出力させるための制御信号をインター
    フェース装置に出力する手段、として機能することを特
    徴とする遊技機。
  10. 【請求項10】 前記インターフェース装置は、前記出
    力端子に並列に接続された複数のラッチ回路からなるラ
    ッチ回路群を有し、 前記制御プログラムによって制御素子は、出力端子から
    出力される状態信号をラッチするラッチ回路を前記ラッ
    チ回路群の中から選択する第2制御信号を出力する手段
    としてさらに機能することを特徴とする請求項9に記載
    の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記インターフェース装置は、前記出
    力端子に接続されたシフトレジスタを有し、前記制御プ
    ログラムによって制御素子は、全種類の状態信号を予め
    決められた順序で出力することを特徴とする請求項9に
    記載の遊技機。
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