JP2003159030A - 食品用組成物 - Google Patents
食品用組成物Info
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Abstract
に効果のある食品用組成物を提供する。 【解決手段】 本発明は、キャッツクロー及びデビルズ
クローからなる食品用組成物に関する。さらに、これら
の成分を特定の比率で組み合わせた食品用組成物にも関
する。
Description
びデビルズクローからなる食品用組成物に関する。
など老年者に見られやすい痛みや炎症を伴う疾患に苦し
む者が増加している。このような疾患状態の改善のため
には、種々の医薬品が開発されているが、これらの医薬
品は、特に長期の服用において、種々の副作用を有する
ことが知られている。
痛みに対する改善効果を有することが注目されており、
ペルー等の医療機関においてその研究が進められてい
る。従来は、キャッツクロー及びデビルズクローそれぞ
れを単独でか、又はキャッツクロー及びデビルズクロー
を他の薬草と組み合わせた食品が知られている。
患の予防及び症状改善に効果のある食品用組成物を提供
する。
題を解決し、さらに優れた機能を有する食品用組成物を
得るために鋭意努力した結果、キャッツクロー及びデビ
ルズクローを組み合わせることによって、さらには、こ
れらの成分を特定の比率で組み合わせることによって、
特に顕著な効果を奏することを見出し、本発明を完成す
るにいたった。したがって、本発明は、キャッツクロー
及びデビルズクローからなる食品用組成物に関する。さ
らに、これらの成分を特定の比率で組み合わせた食品用
組成物にも関する。
(Uncaria tomentosa))は、アカネ科カギカズラ属の
植物であり、原産地は南米ペルー等のアンデス山麓であ
る。これまでにペルーをはじめとする諸外国で民間生薬
又は健康食品として幅広く用いられており、その薬効・
安全性については高い評価を得ている。また、薬理学的
にも、数種類のアルカロイド等の存在が明らかにされて
おり、抗炎症作用、抗菌作用など多くの約理作用を有す
ることも証明されている。
カムベンス(Harpagophytum procumbens))は、ゴマ科シ
デシヤジ属の植物であり、原産地はアフリカのカラハリ
砂漠及びナンビア草原である。キャッツクロー同様に、
薬理学的にも、数種類のアルカロイド等の存在が明らか
にされており、抗炎症作用、抗菌作用などの薬理作用を
有することが証明されている。
ズクローは、乾燥物、粉末、エキス、エキス末等の形態
であることができる。本発明でエキスとは、上記植物の
溶媒抽出物であることを意味する。抽出に用いる溶媒と
しては、本発明の抗炎症作用、抗菌作用などの薬理作用
を示す成分が抽出される溶媒であれば何でもよいが、例
えば、水、低級アルコール(メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール等)、ケトン(アセトン、メ
チルエチルケトン等)、アセトニトリル、エステル(酢
酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素(ヘキサン、ヘプ
タン、流動pラフィン等)、エーテル(エチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)、クロ
ロホルム、ジクロロメタン等が挙げられる。水、上記低
級アルコール及びケトン等の極性溶媒が好ましい。これ
らの溶媒は、1種又は2種以上を混合して用いることも
できる。抽出は、常温で、または加温して行うことがで
き、得られたエキスを必要に応じてさらに精製、濃縮、
濾過等を行うこともできる。場合により、これらの操作
を減圧下で行うこともできる。また、上記植物のエキス
は、抽出した溶液のままでもよく、凍結乾燥、噴霧乾
燥、濃縮乾燥等の処理を行うことによって、乾燥物にす
ることもできる。使用時における形態はいかなる形態で
あることもできる。
菌作用などの薬理作用を示すことができる成分が含まれ
ていることに特徴があり、上記植物の裁断物、破砕物、
粉砕物を含有させたものであることができるが、溶媒で
抽出した抽出物やその乾燥物を含有させることがより好
ましい。
いが、例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、ガ
ム、チョコレート、飴、麺、パン、ケーキ、ビスケッ
ト、調理油、ドレッシング、缶詰、レトルト食品、飲
料、ティーバッグ等の通常の食品形態を採用することが
できる。
とは、任意の割合で配合することができるがキャッツク
ローとデビルズクローとの混合比が1:0.4の割合で
配合することが好ましい。
を記載するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
又は合剤での抗炎症作用を検討した。キャッツクロー末
については、低濃度(1.28〜28ng/ml)において
マクロファージのTNF(腫瘍壊死因子)産生を抑制す
る能力を有することが報告されており(Wagner H. et a
l., Planta Medica 5;419-423 1985)、その抗炎症作用
の主な機序は、炎症性サイトカインであるTNF産生の
抑制と推定されている。また、動物実験においては、Aq
uinoらが、マウス足蹠にカラゲナンを投与することによ
って誘発される浮腫をキャッツクロー成分が抑制するこ
とを示している(Rita Aquino et al., Journal of Nat
ural Products Vol.54, No.2, Mar-Apr,1991)。このカ
ラゲナン浮腫に対する、上記の各標品の単剤又は合剤で
の投与の効果を検討した。
ーより購入した。カラゲナン−ラムダは、シグマ社より
購入し、キャッツクローエキス末及びデビルズクローエ
キス末は、TTC社より供与されたものを使用した。
液(10mg/ml)を0.05ml注入し、炎症を生じさ
せ、浮腫を誘発させた。このカラゲナン誘導浮腫モデル
実験系においては、誘導された足浮腫が、カラゲナン投
与後3時間から48時間まで持続すること、そしてこの
誘導された足浮腫が抗リウマチ作用の強い合成副腎皮質
ホルモンであるプレドニゾロンによって抑制されること
が知られている。したがって、カラゲナン投与前1時
間、及びカラゲナン投与後1、23及び25時間後にキ
ャッツクローエキス末及びデビルズクローエキス末それ
ぞれの単材又はその合剤を強制経口投与した。浮腫に対
する抑制効果は、。カラゲナン投与の3時間、24時間
及び48時間後に足蹠像をデジタルカメラで撮影し、撮
影された像から計測した足厚(mm)によって浮腫の大き
さを計測することによって行った(図1参照)。対照群
として蒸留水を投与した群を設けた。各試験標品を、蒸
留水に溶解又は懸濁し、ゾンデを用いてマウス胃内に強
制的に投与した。得られた結果は、スチューデントのt
検定を用いて統計解析した。危険率は、5%とした。
C)の各エキス末のカラゲナン誘発炎症(足蹠反応)抑
制効果 CC及びDCの各エキス末を投与したマウスにおけるカ
ラゲナン誘発炎症抑制効果を下記表1に示した。対照群
においては、カラゲナン投与後、3、24及び48時間
後に、足蹠の厚さの増加で認められ、明らかな炎症の誘
発が観察された。CCの0.125、0.5又は2.0
g/kg投与群においては、明らかなカラゲナン誘発炎症抑
制効果は認められなかったが、CCの2.0g/kg投与群
においては、3時間後の足蹠の厚さの増加が、0.82
mmであり、統計的には有意ではないが対照群に比べて底
い値を示した。また、DCの2.0g/kg投与群では、カ
ラゲナン誘発炎症抑制効果は認められなかった。したが
って、これら標品のCC単剤の経口投与によるカラゲナ
ン誘発炎症抑制効果は、本実験系においては、明確には
検出されなかった。
発炎症抑制効果 単剤投与で若干のカラゲナン誘発炎症抑制効果を示した
CCに加えて、DCを加えた合剤として、カラゲナン誘
発炎症抑制効果を調べた。その結果、CC+DC投与群
においては、投与3時間後の足蹠の厚さが表2に示すよ
うに対照群に比べて有意に低下すること、そしてその抑
制効果は有意ではないが投与後24及び48時間におい
ても持続していることが認められた。さらに、CC及び
DC合剤によるカラゲナン誘発炎症抑制効果を確認する
ために、同一試験条件下で追試験を行った。その結果、
下記表2に示すように、カラゲナン投与3時間後の炎症
を抑制することが確認され、その効果は48時間後まで
持続することが観察された。
ン誘発浮腫抑制試験において、キャッツクローエキス末
(2g/kg)及びデビルズクローエキス末(0.8g/kg)
の合剤投与がカラゲナン誘発浮腫を有効に抑制すること
ができることが明らかとなった。
ある。肉眼的にも対照群(蒸留水投与群)のマウスに比
べて、CC及びDC投与群のマウスでは炎症が抑制され
ていることが明らかである。
Claims (2)
- 【請求項1】 キャッツクロー及びデビルズクローから
なる食品用組成物。 - 【請求項2】 キャッツクローとデビルズクローとの混
合比が1:0.4である、請求項1の食品用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001362708A JP2003159030A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 食品用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001362708A JP2003159030A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 食品用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003159030A true JP2003159030A (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=19173165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001362708A Pending JP2003159030A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 食品用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003159030A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009132634A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Nippon Menaade Keshohin Kk | 抗肥満剤 |
CN104306851A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-01-28 | 河南省四知堂制药有限公司 | 一种治疗腰椎间盘突出症的药酒的制备方法 |
CN104352917A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-02-18 | 河南省四知堂制药有限公司 | 一种治疗乳腺增生病的药酒的制备方法 |
CN109381583A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-02-26 | 莫留臣 | 一种治疗风湿骨病的膏药及其制备方法 |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001362708A patent/JP2003159030A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009132634A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Nippon Menaade Keshohin Kk | 抗肥満剤 |
CN104306851A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-01-28 | 河南省四知堂制药有限公司 | 一种治疗腰椎间盘突出症的药酒的制备方法 |
CN104352917A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-02-18 | 河南省四知堂制药有限公司 | 一种治疗乳腺增生病的药酒的制备方法 |
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