JP2003158838A - 永久磁石型同期機 - Google Patents
永久磁石型同期機Info
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Abstract
速度をより高速に設定可能な永久磁石型同期機を提供す
る。 【解決手段】 永久磁石型同期モータ1は、周方向に略
沿って所定角度ごとに穿設された複数の磁束障壁11,
12を有するロータ3を備える。磁束障壁11,12の
周方向一側及び他側には磁束障壁11,12を区画して
磁束障壁11,12の周方向一側及び他側にそれぞれ第
1磁束障壁11a,12aを形成するとともに両第1磁
束障壁11a,12a間に第2磁束障壁11b,12b
を形成する保持壁15,16が設けられている。そし
て、第2磁束障壁11b,12bには永久磁石17,1
8が埋設されている。各保持壁15,16の第1磁束障
壁11a,12a側の壁面は、接線が永久磁石17,1
8よりも外周側で交差するように形成された面部21,
23を有する。
Description
(同期電動機及び同期発電機)に係り、特にロータに永
久磁石が埋設された永久磁石型同期機に関するものであ
る。
側に、永久磁石の埋設されたロータを設けた永久磁石型
同期機が知られている(例えば、「’98モータ技術シ
ンポジウム ’98.4.22〜4.24」P.B2−
1−2)。こうした永久磁石型同期機において、例えば
電動機ではステータに回転磁界を発生させることでロー
タは同磁界に従って回転する。
えるロータ構造の一例を示す平面図である。同図に示さ
れるように、この永久磁石型同期機が備えるロータ91
は、積層鋼板で構成される略円柱体の鉄心構造を形成し
ており、周方向に略沿って所定角度ごとに穿設された複
数(図13においては1つのみ図示)の磁束障壁92を
有している。そして、この磁束障壁92の内、外周側は
各磁気通路部97,93を形成している。この磁束障壁
92の周方向一側及び他側には、同磁束障壁92を区画
してその周方向一側及び他側にそれぞれ第1磁束障壁9
2aを形成するとともに両第1磁束障壁92a間に第2
磁束障壁92bを形成する保持壁94が設けられてい
る。そして、第2磁束障壁92bには永久磁石95が埋
設されている。従って、上記磁気通路部93を形成する
外周側の構造体(及び永久磁石95)は、上記保持壁9
4及びロータ91の外周面と第1磁束障壁92aとの間
に形成される外周側保持壁96によって保持されてい
る。
は永久磁石95が発生する磁束とこれに直交するq軸成
分の電流との電磁作用により磁石トルクを発生する。ま
た、q軸成分の電流による上記磁気通路部93,97を
通過する磁束とこれに直交するd軸成分の電流との電磁
作用によりリラクタンストルクを発生する。これら磁石
トルク及びリラクタンストルクによりロータ91は回転
駆動される。
路部93として形成される構造体(及び永久磁石95)
には、ロータ91の回転時において遠心力が加わること
になる。従って、上述の保持壁94,96は、遠心力に
抗して当該構造体を保持している。
力の作用による応力分布を示す解析図である。これは、
例えば有限要素法による解析にて求めたものである。同
図から明らかなように、遠心力の作用により上記保持壁
94において著しい応力集中及び最大応力が発生してい
ることがわかる。特に、保持壁94の第1磁束障壁92
a側の壁面にあっては内周側に、同保持壁94の第2磁
束障壁92b側の壁面にあっては外周側に著しい応力集
中及び最大応力が発生していることがわかる。従って、
最高回転速度がより高速に設定される回転用途に当該ロ
ータ91を供するためには、保持壁94に対して遠心力
に耐え得る対策を講ずる必要がある。
く拡幅した場合、同期機特性が劣化することがある。こ
れは、保持壁94が拡幅されることで、例えば電動機に
あっては本来、トルク発生に寄与すべき磁束が当該保持
壁94を通って漏れやすくなり、トルク特性が劣化して
しまうことによる。
ことなく、最高回転速度をより高速に設定可能な永久磁
石型同期機を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、周方向に略沿って所定
角度ごとに穿設された複数の磁束障壁を有するロータを
備え、該磁束障壁の周方向一側及び他側には該磁束障壁
を区画して該磁束障壁の周方向一側及び他側にそれぞれ
第1磁束障壁を形成するとともに両第1磁束障壁間に第
2磁束障壁を形成する保持壁が設けられ、該第2磁束障
壁には永久磁石が埋設された永久磁石型同期機におい
て、前記各保持壁の前記第1磁束障壁側の壁面は、接線
が前記埋設された永久磁石よりも外周側で交差するよう
に形成された面部を有することを要旨とする。
の永久磁石型同期機において、前記面部は、前記保持壁
の前記第1磁束障壁側の壁面の内周側に配置されたこと
を要旨とする。
て所定角度ごとに穿設された複数の磁束障壁を有するロ
ータを備え、該磁束障壁の周方向一側及び他側には該磁
束障壁を区画して該磁束障壁の周方向一側及び他側にそ
れぞれ第1磁束障壁を形成するとともに両第1磁束障壁
間に第2磁束障壁を形成する保持壁が設けられ、該第2
磁束障壁には永久磁石が埋設された永久磁石型同期機に
おいて、前記各保持壁の前記第2磁束障壁側の壁面は、
接線が前記埋設された永久磁石よりも外周側で交差する
ように形成された面部を有することを要旨とする。
の永久磁石型同期機において、前記面部は、前記保持壁
の前記第2磁束障壁側の壁面の外周側に配置されたこと
を要旨とする。
いずれかに記載の永久磁石型同期機において、前記面部
は、平面状又は曲面状に形成されたことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記
載の永久磁石型同期機において、前記保持壁は前記磁束
障壁の周方向中心部を通る径線に対して略対称に配置さ
れ、前記面部は接線が該径線上で交差するように形成さ
れたことを要旨とする。
いずれかに記載の永久磁石型同期機において、前記保持
壁の前記第2磁束障壁側の壁面と前記埋設された永久磁
石との間に非磁性部を設けたことを要旨とする。
いずれかに記載の永久磁石型同期機において、前記磁束
障壁は、径方向に複数層を形成してなり、内周側の層に
配置された前記面部の接線は、外周側の層に配置された
前記面部の接線よりも外周側で交差することを要旨とす
る。
れば、各保持壁の第1磁束障壁側の壁面は、接線が上記
埋設された永久磁石よりも外周側で交差するように形成
された面部を有している。すなわち、各保持壁の第1磁
束障壁側の壁面は、上記面部において外径方向に狭まる
形状となっている。ここで、磁束障壁(第1及び第2磁
束障壁)の外周側に磁気通路部として形成される構造体
(及び永久磁石)には、ロータ回転時において遠心力が
加わることになる。このとき、各保持壁の第1磁束障壁
側の壁面を上記態様で形成することで、例えば各保持壁
の第1磁束障壁側の壁面が略一様に外径方向に平行に伸
びたり拡がる形状である場合に比べて同保持壁への応力
集中が緩和されるとともにその最大応力が低減されるこ
とが本発明者らによって解析的に確認されている。これ
は、遠心力に抗して上記保持壁が当該構造体等を保持す
る際、このときの荷重が2方向に分散されるためと考え
られる。
大許容応力を変えることなく、各保持壁の第1磁束障壁
側の壁面が一様に外径方向に平行に伸びたり拡がる形状
である場合に比べて、最高回転速度がより高速に設定さ
れる回転用途に当該ロータを供することが可能となる。
また、各保持壁の最小幅が変わらないため、同保持壁を
通る磁束漏れも同等であって同期機特性(例えば電動機
にあってはトルク特性)の劣化も回避される。
た回転用途に当該ロータを供するとして、ロータ回転時
の遠心力の作用による同保持壁への応力集中が緩和され
るとともに最大応力が低減される分、同保持壁を縮幅で
きロータの小型化、ひいては同期機自体の小型化が可能
となる。また、上記保持壁が縮幅されることで、同保持
壁を通る磁束漏れが低減されて同期機特性が向上され
る。
保持壁の第2磁束障壁側の壁面は、接線が上記埋設され
た永久磁石よりも外周側で交差するように形成された面
部を有している。すなわち、各保持壁の第2磁束障壁側
の壁面は、上記面部において外径方向に狭まる形状とな
っている。ここで、磁束障壁(第1及び第2磁束障壁)
の外周側に磁気通路部として形成される構造体(及び永
久磁石)には、ロータ回転時において遠心力が加わるこ
とになる。このとき、各保持壁の第2磁束障壁側の壁面
を上記態様で形成することで、例えば各保持壁の第2磁
束障壁側の壁面が略一様に外径方向に平行に伸びたり拡
がる形状である場合に比べて同保持壁への応力集中が緩
和されるとともにその最大応力が低減されることが本発
明者らによって解析的に確認されている。これは、遠心
力に抗して上記保持壁が当該構造体等を保持する際、こ
のときの荷重が2方向に分散されるためと考えられる。
大許容応力を変えることなく、各保持壁の第2磁束障壁
側の壁面が一様に外径方向に平行に伸びたり拡がる形状
である場合に比べて、最高回転速度がより高速に設定さ
れる回転用途に当該ロータを供することが可能となる。
また、各保持壁の最小幅が変わらないため、同保持壁を
通る磁束漏れも同等であって同期機特性(例えば電動機
にあってはトルク特性)の劣化も回避される。
た回転用途に当該ロータを供するとして、ロータ回転時
の遠心力の作用による同保持壁への応力集中が緩和され
るとともに最大応力が低減される分、同保持壁を縮幅で
きロータの小型化、ひいては同期機自体の小型化が可能
となる。また、上記保持壁が縮幅されることで、同保持
壁を通る磁束漏れが低減されて同期機特性が向上され
る。
は、平面状又は曲面状に形成される。なお、上記面部が
平面状であるときの接線とは、当該ロータの平面図にお
ける面部のなす直線である。また、上記面部が曲面状で
あるとして同面部は、例えば一般的に構造体の角部にお
いて応力緩和用に設定されるR形状とは明確に区別され
るべきものである。換言すると、上記面部が曲面状であ
る場合には、同面部はこのR形状が設定される角部以外
の位置で定義される。
壁は磁束障壁の周方向中心部を通る径線に対して略対称
に配置され、上記面部は接線が径線上で交差するように
形成される。従って、ロータ回転時の遠心力の作用によ
り両保持壁に加わる荷重は略均等となり、全体としての
強度が向上される。
壁の第2磁束障壁側の壁面と上記埋設された永久磁石と
の間に非磁性部が設けられる。ここで、磁性部である上
記保持壁と永久磁石とが接近している場合には、コイル
通電による逆磁界が強くなって同磁石を減磁してしま
う。特に、上記永久磁石の角部では磁気抵抗が小さいた
め、上記逆磁界による減磁が著しくなる。しかしなが
ら、上記保持壁の第2磁束障壁側の壁面と永久磁石との
間に非磁性部を設けたことで、この非磁性部を介してこ
れら保持壁と永久磁石(角部)とが離隔される分、上述
の逆磁界による永久磁石の減磁が抑制される。
障壁は、径方向に複数層を形成してなり、内周側の層に
配置された面部の接線は、外周側の層に配置された面部
の接線よりも外周側で交差する。ここで、各層に配置さ
れた面部の接線が上述の態様となるように同面部を形成
することで、例えば各層に配置された面部の接線が略平
行に伸びたり外周側の層に配置された面部の接線が内周
側の層に配置された面部の接線よりも外周側で交差する
場合に比べてロータ回転時の遠心力の作用による同保持
壁への応力集中が緩和されるとともにその最大応力が低
減されることが本発明者らによって解析的に確認されて
いる。
容応力を変えることなく、最高回転速度が更に高速に設
定される回転用途に当該ロータを供することが可能とな
る。あるいは、所定の最高回転速度が設定された回転用
途に当該ロータを供するとして、ロータ回転時の遠心力
の作用による同保持壁への応力集中が緩和されるととも
にその最大応力が低減される分、同保持壁を縮幅でき更
なるロータの小型化、ひいては同期機自体の小型化が可
能となる。また、上記保持壁が縮幅されることで、同保
持壁を通る磁束漏れが低減されて同期機特性が更に向上
される。
具体化した第1実施形態について図1〜図4に従って説
明する。
しての永久磁石型同期モータ1を示す平面図である。こ
の永久磁石型同期モータ1は、例えば3相交流による駆
動タイプであって、ステータ2と、ロータ3とを備えて
いる。
(図示略)が施されて回転磁界を発生させる。このステ
ータ2の内側には、ロータ3が設けられている。上記ロ
ータ3は、積層鋼板で構成される略円柱体の鉄心構造を
形成しており、周方向に略沿って所定角度ごとに穿設さ
れた極数(8極)分の複数(8つ)の磁束障壁11,1
2を有している。これら磁束障壁11,12は、それぞ
れロータ3の外周面との間で概ね閉空間を形成するよう
にその周方向両側が外周側に伸びている。これら磁束障
壁11,12は、略同一の径方向に複数層(2層)を形
成しており、磁束障壁11が外周側の層を、磁束障壁1
2が内周側の層をそれぞれ形成している。そして、これ
ら磁束障壁11,12の外周側(磁束障壁12では磁束
障壁11との間の外周側)はそれぞれ磁気通路部13,
14を形成している。磁束障壁11,12の周方向一側
及び他側には、それぞれ同磁束障壁11,12を区画す
る保持壁15,16が設けられている。そして、磁束障
壁11は、上記保持壁15により区画されてその周方向
一側及び他側にそれぞれ第1磁束障壁11aを形成する
とともに両第1磁束障壁11a間に第2磁束障壁11b
を形成する。また、磁束障壁12は、上記保持壁16に
より区画されてその周方向一側及び他側にそれぞれ第1
磁束障壁12aを形成するとともに両第1磁束障壁12
a間に第2磁束障壁12bを形成する。そして、第2磁
束障壁11b,12bにはそれぞれ永久磁石17,18
が埋設されている。なお、2層をなす上記永久磁石1
7,18は、径方向に異極が対向するように着磁されて
いる。また、永久磁石17,18は、それぞれ周方向に
異極が隣接するように着磁されている。従って、上記磁
気通路部13,14を形成する外周側の構造体(及び永
久磁石17,18)は、上記保持壁15,16及びロー
タ3の外周面と第1磁束障壁11a,12aとの間にそ
れぞれ形成される外周側保持壁19,20によって保持
されている。
モータ1は、永久磁石17,18が発生する磁束とこれ
に直交するq軸成分の電流との電磁作用により磁石トル
クを発生する。また、q軸成分の電流による上記磁気通
路部13,14を通過する磁束とこれに直交するd軸成
分の電流との電磁作用によりリラクタンストルクを発生
する。これら磁石トルク及びリラクタンストルクにより
ロータ3は回転駆動される。そしてこのとき、上記保持
壁15,16及び外周側保持壁19,20は、遠心力に
抗して上記磁気通路部13,14を形成する外周側の構
造体(及び永久磁石17,18)を保持している。
す部分平面図である。同図に示されるように、各磁束障
壁11はその周方向中心部を通る径線(ロータ3の回転
中心と磁束障壁11の周方向中心部を通る径方向の直
線)rに対して略対称に形成されている。そして、第1
及び第2磁束障壁11a,11b、永久磁石17、保持
壁15及び外周側保持壁19は、上記径線rに対して略
対称に配置されている。
略直交して伸びる長孔形状をなしている。そして、上記
各保持壁15の第2磁束障壁11b側の壁面は、角部を
形成するR形状間においてそれぞれ平面状に形成された
面部21を有している。この平面図において各面部21
がなす直線t1,t2(接線)は、当該第2磁束障壁1
1bに埋設された永久磁石17よりも外周側で交差する
ように設定されている。
束障壁11bの周方向各外側においてロータ3の外周面
寄りにそれぞれ配置されている。そして、上記各保持壁
15の第1磁束障壁11a側の壁面は、角部を形成する
R形状間においてそれぞれ平面状に形成された面部22
を有している。この平面図において各面部22がなす直
線t3,t4(接線)も、当該第2磁束障壁11bに埋
設された永久磁石17よりも外周側で交差するように設
定されている。
対称に配置されているため、上記直線t1,t2及び直
線t3,t4はそれぞれ径線r上で交差するように設定
されている。すなわち、これら直線t1,t2及び直線
t3,t4の各交点はそれぞれ径線r上に存在する。ま
た、本実施形態では直線t1,t3及び直線t2,t4
はそれぞれ平行に設定されている。
rに略直交して伸びる長孔形状をなしている。そして、
上記各保持壁16の第2磁束障壁12b側の壁面も、角
部を形成するR形状間においてそれぞれ平面状に形成さ
れた面部23を有している。この平面図において各面部
23がなす直線t5,t6(接線)は、当該第2磁束障
壁12bに埋設された永久磁石18よりも外周側で交差
するように設定されている。
束障壁12bの周方向各外側においてロータ3の外周面
近傍まで伸びる長孔形状を有してそれぞれ配置されてい
る。そして、上記各保持壁16の第1磁束障壁12a側
の壁面は、角部を形成するR形状間においてそれぞれ平
面状に形成された面部24を有している。この平面図に
おいて各面部24がなす直線t7,t8(接線)も、当
該第2磁束障壁12bに埋設された永久磁石18よりも
外周側で交差するように設定されている。
対称に配置されているため、上記直線t5,t6及び直
線t7,t8はそれぞれ径線r上で交差するように設定
されている。すなわち、これら直線t5,t6及び直線
t7,t8の各交点はそれぞれ径線r上に存在する。ま
た、本実施形態では直線t5,t7及び直線t6,t8
はそれぞれ平行に設定されている。
なす傾斜角度は、直線t1〜t4のなす傾斜角度よりも
小さく設定されている。そして、内周側の層に配置され
た面部23,24の直線t5,t6及び直線t7,t8
は、外周側の層に配置された前記面部21,22の直線
t1,t2及び直線t3,t4よりも外周側で交差す
る。つまり、永久磁石18から内周側の層に配置された
面部23,24の直線t5,t6及び直線t7,t8が
なす交点の位置までの最短距離が、永久磁石17から外
周側の層に配置された前記面部21,22の直線t1,
t2及び直線t3,t4がなす交点の位置までの最短距
離よりも大きく設定されている。
それぞれ第2磁束障壁11b,12bの長さよりも短く
設定されており、従って保持壁15,16の第2磁束障
壁11b,12b側の壁面と永久磁石17,18との間
にそれぞれ非磁性部としての空隙25,26が設けられ
ている。
3の回転時の遠心力の作用による応力分布を示す解析図
である。また、図4は、本実施形態に類似する従来のロ
ータ31において、その回転時の遠心力の作用による応
力分布を示す解析図である。これは、例えば有限要素法
による解析にて求めたものである。いうまでもなく、こ
れら応力分布はロータ3,31が互いに同等の回転速度
で回転しているとして解析したものである。図3の凡例
Aの数値は図4の凡例Aの数値に概ね対応しており、各
凡例間の変動幅は図3の方が図4よりも小さく設定され
ている。これは、本実施形態での応力が全体的に小さい
ことに対応して応力分布の表示を好適に行うためであ
る。なお、ロータ31は、各保持壁32,33の第1磁
束障壁34a,35a側の壁面及び第2磁束障壁34
b,35b側の壁面が略一様に外径方向に平行に伸びた
形状であることが本実施形態のロータ3と大きく異な
る。ちなみに、保持壁32,33の最小幅は保持壁1
5,16の最小幅と同等に設定されている。
1において、保持壁15,16,32,33での応力が
大きくなっている。しかしながら、保持壁32,33に
比べて本実施形態での保持壁15,16への応力集中が
緩和されるとともにその最大応力が低減されることがわ
かる。例えば保持壁15,16に発生する最大応力を
「1」として保持壁32,33に発生する最大応力の比
率を計算すると、「1.63」であることが発明者らに
よって求められている。これは、遠心力に抗して上記保
持壁15,16が磁気通路部13,14及び永久磁石1
7,18(構造体等)を保持する際、このときの荷重が
2方向に分散されるためと考えられる。
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、各保持壁15,16の第2磁束
障壁11b,12b側の壁面は、直線(接線)t1,t
2、直線(接線)t5,t6が永久磁石17,18より
も外周側で交差するように形成された面部21,23を
それぞれ有している。すなわち、各保持壁15,16の
第2磁束障壁11b,12b側の壁面は、それぞれ上記
面部21,23において外径方向に狭まる形状となって
いる。また、各保持壁15,16の第1磁束障壁11
a,12a側の壁面は、直線(接線)t3,t4、直線
(接線)t7,t8が永久磁石17,18よりも外周側
で交差するように形成された面部22,24をそれぞれ
有している。すなわち、各保持壁15,16の第1磁束
障壁11a,12a側の壁面は、それぞれ上記面部2
2,24において外径方向に狭まる形状となっている。
このとき、ロータ3の回転時において、例えば各保持壁
の第1磁束障壁側の壁面若しくは第2磁束障壁側の壁面
が略一様に外径方向に平行に伸びたり拡がる形状である
場合に比べて同保持壁15,16への応力集中が緩和さ
れるとともにその最大応力が低減される。
最小幅・最大許容応力を変えることなく、各保持壁の第
1磁束障壁側の壁面若しくは第2磁束障壁側の壁面が一
様に外径方向に平行に伸びたり拡がる形状である場合に
比べて、最高回転速度がより高速に設定される回転用途
に当該ロータ3を供することが可能となる。また、各保
持壁15,16の最小幅が変わらないため、同保持壁1
5,16を通る磁束漏れも同等であってモータ特性(ト
ルク特性)の劣化も回避できる。
た回転用途に当該ロータ3を供するとして、ロータ3の
回転時の遠心力の作用による同保持壁15,16への応
力集中が緩和されるとともに最大応力が低減される分、
同保持壁15,16を縮幅できロータ3の小型化、ひい
てはモータ自体の小型化が可能となる。また、上記保持
壁15,16が縮幅されることで、同保持壁15,16
を通る磁束漏れが低減されてモータ特性(トルク特性)
を向上できる。
16は径線rに対して略対称に配置され、上記面部21
〜24は直線(接線)t1〜t8が径線r上で交差する
ように形成される。従って、ロータ3の回転時の遠心力
の作用により両保持壁15,16に加わる荷重は、作用
力の対称性により略均等となり、全体としての強度を向
上できる。
16の第2磁束障壁11b,12b側の壁面と永久磁石
17,18との間にそれぞれ非磁性部となる空隙25,
26が設けられる。ここで、磁性部(積層鋼板)である
上記保持壁15,16と永久磁石17,18とが接近し
ている場合には、コイル通電による逆磁界が強くなって
同磁石17,18を減磁してしまう。特に、上記永久磁
石17,18の角部では磁気抵抗が小さいため、上記逆
磁界による減磁が著しくなる。しかしながら、上記保持
壁15,16の第2磁束障壁11b,12b側の壁面と
永久磁石17,18との間に空隙25,26を設けたこ
とで、この空隙25,26を介してこれら保持壁15,
16と永久磁石17,18(角部)とが離隔される分、
上述の逆磁界による永久磁石17,18の減磁を抑制で
きる。
された面部23,24の直線(接線)t5〜t8は、外
周側の層に配置された面部21,22の直線(接線)t
1〜t4よりも外周側で交差する。このとき、例えば各
層に配置された面部の直線(接線)が略平行に伸びたり
外周側の層に配置された面部の直線(接線)が内周側の
層に配置された面部の直線(接線)よりも外周側で交差
する場合に比べてロータ3の回転時の遠心力の作用によ
る同保持壁15,16への応力集中が緩和されるととも
にその最大応力が低減される。
幅・最大許容応力を変えることなく、最高回転速度が更
に高速に設定される回転用途に当該ロータ3を供するこ
とが可能となる。
た回転用途に当該ロータ3を供するとして、ロータ3の
回転時の遠心力の作用による同保持壁15,16への応
力集中が緩和されるとともにその最大応力が低減される
分、同保持壁15,16を縮幅でき更なるロータ3の小
型化、ひいてはモータ自体の小型化が可能となる。ま
た、上記保持壁15,16が縮幅されることで、同保持
壁15,16を通る磁束漏れが低減されてモータ特性
(トルク特性)を更に向上できる。
抜きによる極めて簡易な製法で成形した積層鋼板にてロ
ータ3を構成することができる。すなわち、磁束障壁1
1,12(第1磁束障壁11a,12a、第2磁束障壁
11b,12b)、磁気通路部13,14及び保持壁1
5,16等をプレス打ち抜きに併せて同時に成形するこ
とができる。
た第2実施形態について図5及び図6に従って説明す
る。
す部分平面図である。同図に示されるように、本実施形
態において、外周側の層に配置された各保持壁41の第
2磁束障壁11b側の壁面、内周側の層に配置された各
保持壁42の第2磁束障壁12b側の壁面は、それぞれ
外径方向(径線r)に平行に伸びる平面部43,44
と、同平面部43,44のロータ外周側において角部を
形成するR形状間に平面状に形成された面部45,46
とを有していることが第1実施形態と異なる。また、上
記各保持壁41の第1磁束障壁11a側の壁面、各保持
壁42の第1磁束障壁12a側の壁面は、それぞれ外径
方向(径線r)に平行に伸びる平面部47,48と、同
平面部47,48のロータ内周側において角部を形成す
るR形状間に平面状に形成された面部49,50とを有
していることも第1実施形態と異なる。
線t11,t12(接線)、各面部49がなす直線t1
3,t14(接線)は、それぞれ当該第2磁束障壁11
bに埋設された永久磁石17よりも外周側で交差するよ
うに設定されている。また、各面部46がなす直線t1
5,t16(接線)、各面部50がなす直線t17,t
18(接線)は、それぞれ当該第2磁束障壁12bに埋
設された永久磁石18よりも外周側で交差するように設
定されている。
3,t15,t17及び直線t12,t14,t16,
t18は、それぞれ平行に設定されている。そして、こ
れら直線t11,t12、直線t13,t14、直線t
15,t16及び直線t17,t18の各交点はそれぞ
れ径線r上に存在する。
3の回転時の遠心力の作用による応力分布を示す解析図
である。これは、例えば有限要素法による解析にて求め
たものである。これら応力分布は、ロータ3が前記従来
例(ロータ31)と同等の回転速度で回転しているとし
て解析したものである。図6の凡例Aの数値は図4の凡
例Aの数値に概ね対応している。これは、本実施形態で
の応力が従来例に比べて全体的に小さいことに対応して
応力分布の表示を好適に行うためである。ちなみに、保
持壁41,42の最小幅は保持壁32,33の最小幅と
同等に設定されている。
保持壁41,42での応力が大きくなっている。しかし
ながら、従来例(図4参照)に比べて本実施形態での保
持壁41,42への応力集中が緩和されるとともにその
最大応力が低減されることがわかる。例えば第1実施形
態の保持壁15,16に発生する最大応力を「1」とし
て保持壁41,42に発生する最大応力の比率を計算す
ると、「1.42」であることが発明者らによって求め
られている。
ば、前記第1実施形態における(1)〜(3)、(5)
の効果と同様の効果が得られるようになる。 (第3実施形態)以下、本発明を具体化した第3実施形
態について図7及び図8に従って説明する。
す部分平面図である。同図に示されるように、本実施形
態では、平面図において外周側の層に配置された各保持
壁51の第1磁束障壁11a側及び第2磁束障壁11b
側の面部52,53、内周側の層に配置された各保持壁
56の第1磁束障壁12a側及び第2磁束障壁12b側
の面部57,58がなす直線(接線)が互いに平行であ
ることが第1実施形態と異なる。
3の回転時の遠心力の作用による応力分布を示す解析図
である。これは、例えば有限要素法による解析にて求め
たものである。これら応力分布は、ロータ3が前記従来
例(ロータ31)と同等の回転速度で回転しているとし
て解析したものである。図8の凡例Aの数値は図4の凡
例Aの数値に概ね対応している。これは、本実施形態で
の応力が従来例に比べて全体的に小さいことに対応して
応力分布の表示を好適に行うためである。ちなみに、保
持壁51,56の最小幅は保持壁32,33の最小幅と
同等に設定されている。
保持壁51,56での応力が大きくなっている。しかし
ながら、従来例(図4参照)に比べて本実施形態での保
持壁51,56への応力集中が緩和されるとともにその
最大応力が低減されることがわかる。例えば第1実施形
態の保持壁15,16に発生する最大応力を「1」とし
て保持壁51,56に発生する最大応力の比率を計算す
ると、「1.73」であることが発明者らによって求め
られている。
ば、前記第1実施形態における(1)〜(3)、(5)
の効果と同様の効果が得られるようになる。 (第4実施形態)以下、本発明を具体化した第4実施形
態について図9及び図10に従って説明する。
す部分平面図である。同図に示されるように、本実施形
態では、内周側の層に配置された磁束障壁12及び周辺
構造(磁気通路部14、永久磁石18など)を割愛した
1層の磁束障壁11としたことが第1実施形態と異な
る。
タ3の回転時の遠心力の作用による応力分布を示す解析
図である。これは、例えば有限要素法による解析にて求
めたものである。これら応力分布は、ロータ3が前記従
来例(ロータ91)と同等の回転速度で回転していると
して解析したものである。なお、図14において、各保
持壁94の第1磁束障壁92a側の壁面及び第2磁束障
壁92b側の壁面は、略一様に外径方向に平行に伸びた
形状になっている。図10の凡例Bの数値は図14の凡
例Bの数値に概ね対応しており、各凡例間の変動幅は図
10の方が図14よりも小さく設定されている。これ
は、本実施形態での応力が従来例に比べて全体的に小さ
いことに対応して応力分布の表示を好適に行うためであ
る。ちなみに、保持壁15の最小幅は保持壁94の最小
幅と同等に設定されている。
保持壁15での応力が大きくなっている。しかしなが
ら、従来例(図14参照)に比べて本実施形態での保持
壁15への応力集中が緩和されるとともにその最大応力
が低減されることがわかる。例えば本実施形態の保持壁
15に発生する最大応力を「1」として保持壁94に発
生する最大応力の比率を計算すると、「1.74」であ
ることが発明者らによって求められている。
ば、前記第1実施形態における(1)〜(3)、(5)
の効果と同様の効果が得られるようになる。 (第5実施形態)以下、本発明を具体化した第5実施形
態について図11及び図12に従って説明する。
示す部分平面図である。同図に示されるように、本実施
形態では、内周側の層に配置された磁束障壁12及び周
辺構造(磁気通路部14、永久磁石18など)を割愛し
た1層の磁束障壁11としたことが第2実施形態と異な
る。なお、本実施形態では、各保持壁41の第1磁束障
壁11a側の壁面は、略一様に外径方向に平行に伸びた
形状になっている。
タ3の回転時の遠心力の作用による応力分布を示す解析
図である。これは、例えば有限要素法による解析にて求
めたものである。これら応力分布は、ロータ3が前記従
来例(ロータ91)と同等の回転速度で回転していると
して解析したものである。なお、図14において、図1
2の凡例Bの数値は図14の凡例Bの数値に概ね対応し
ており、各凡例間の変動幅は図12の方が図14よりも
小さく設定されている。これは、本実施形態での応力が
従来例に比べて全体的に小さいことに対応して応力分布
の表示を好適に行うためである。ちなみに、保持壁41
の最小幅は保持壁94の最小幅と同等に設定されてい
る。
保持壁41での応力が大きくなっている。しかしなが
ら、従来例(図14参照)に比べて本実施形態での保持
壁41への応力集中が緩和されるとともにその最大応力
が低減されることがわかる。例えば第4実施形態の保持
壁15に発生する最大応力を「1」として保持壁41に
発生する最大応力の比率を計算すると、「1.33」で
あることが発明者らによって求められている。
ば、前記第1実施形態における(1)〜(3)、(5)
の効果と同様の効果が得られるようになる。なお、本発
明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではな
く、次のように変更してもよい。
は、角部を形成するR形状間において各保持壁15,1
6,51,56の第1磁束障壁11a,12a側の壁
面、同各保持壁15,16,51,56の第2磁束障壁
11b,12b側の壁面にそれぞれ平面状に形成された
面部21〜24を設けた。これに対して、角部を形成す
るR形状間において各保持壁15,16,51,56の
第1磁束障壁11a,12a側の壁面若しくは同各保持
壁15,16,51,56の第2磁束障壁11b,12
b側の壁面のいずれかに曲面状に形成された面部を設け
てもよい。このように変更をしても、上記面部の接線の
交差を同様に設定することで前記第1、第3、第4実施
形態とそれぞれ同様の効果が得られる。
面部43,44のロータ外周側と角部を形成するR形状
との間において各保持壁41,42の第1磁束障壁11
a,12a側の壁面、同各保持壁41,42の第2磁束
障壁11b,12b側の壁面にそれぞれ平面状に形成さ
れた面部46,47,49,50を設けた。これに対し
て、平面部43,44のロータ外周側と角部を形成する
R形状との間において各保持壁41,42の第1磁束障
壁11a,12a側の壁面若しくは同各保持壁41,4
2の第2磁束障壁11b,12b側の壁面のいずれかに
曲面状に形成された面部を設けてもよい。このように変
更をしても、上記面部の接線の交差を同様に設定するこ
とで前記第2、第5実施形態とそれぞれ同様の効果が得
られる。
5,16,41,42,51,56の第2磁束障壁11
b,12b側の壁面と永久磁石17,18との間に非磁
性部となる空隙25,26を設けた。これに対して、保
持壁15,16,41,42,51,56の第2磁束障
壁11b,12b側の壁面と永久磁石17,18との間
に非磁性材料を充填してもよい。このように変更するこ
とで、前記各実施形態と同様の効果に加えて、永久磁石
17,18の固定を併せ行うことができる。
11,12及びその周辺構造を当該径線rに対して略対
称に形成したが、必ずしも対象である必要はない。例え
ば、対となる保持壁の面部がなす直線の傾斜角度が互い
に異なっていてもよい。このように変更をしても前記実
施形態の(1)、(3)、(5)と同様の効果が得られ
る。
層若しくは2層をなす磁束障壁11,12(磁気通路部
13,14)を備えたロータ3としたが、径方向に3つ
以上の層をなす磁束障壁(磁気通路部)を備えたロータ
としてもよい。
期モータ1のスロット数(48スロット)及び極数(8
極)は一例であってその他のスロット数及び極数を採用
してもよい。
及びリラクタンストルクを併用してロータ3を回転駆動
する永久磁石型同期モータ1に本発明を適用したが、磁
石トルクのみを使用してロータを回転駆動する永久磁石
型同期モータであってもよい。
ータ)として使用される永久磁石型同期機に本発明を適
用したが、発電機として使用される永久磁石型同期機で
あってもよい。
のいずれかに記載の発明によれば、同期機特性を劣化さ
せることなく、最高回転速度をより高速に設定すること
ができる。
転時の遠心力の作用により両保持壁に加わる荷重は略均
等となり、全体としての強度を向上できる。請求項7に
記載の発明によれば、コイル通電による逆磁界によって
永久磁石が減磁されることを抑制できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 周方向に略沿って所定角度ごとに穿設
された複数の磁束障壁を有するロータを備え、該磁束障
壁の周方向一側及び他側には該磁束障壁を区画して該磁
束障壁の周方向一側及び他側にそれぞれ第1磁束障壁を
形成するとともに両第1磁束障壁間に第2磁束障壁を形
成する保持壁が設けられ、該第2磁束障壁には永久磁石
が埋設された永久磁石型同期機において、 前記各保持壁の前記第1磁束障壁側の壁面は、接線が前
記埋設された永久磁石よりも外周側で交差するように形
成された面部を有することを特徴とする永久磁石型同期
機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の永久磁石型同期機に
おいて、 前記面部は、前記保持壁の前記第1磁束障壁側の壁面の
内周側に配置されたことを特徴とする永久磁石型同期
機。 - 【請求項3】 周方向に略沿って所定角度ごとに穿設
された複数の磁束障壁を有するロータを備え、該磁束障
壁の周方向一側及び他側には該磁束障壁を区画して該磁
束障壁の周方向一側及び他側にそれぞれ第1磁束障壁を
形成するとともに両第1磁束障壁間に第2磁束障壁を形
成する保持壁が設けられ、該第2磁束障壁には永久磁石
が埋設された永久磁石型同期機において、 前記各保持壁の前記第2磁束障壁側の壁面は、接線が前
記埋設された永久磁石よりも外周側で交差するように形
成された面部を有することを特徴とする永久磁石型同期
機。 - 【請求項4】 請求項3に記載の永久磁石型同期機に
おいて、 前記面部は、前記保持壁の前記第2磁束障壁側の壁面の
外周側に配置されたことを特徴とする永久磁石型同期
機。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の永久
磁石型同期機において、 前記面部は、平面状又は曲面状に形成されたことを特徴
とする永久磁石型同期機。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の永久
磁石型同期機において、 前記保持壁は前記磁束障壁の周方向中心部を通る径線に
対して略対称に配置され、前記面部は接線が該径線上で
交差するように形成されたことを特徴とする永久磁石型
同期機。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の永久
磁石型同期機において、 前記保持壁の前記第2磁束障壁側の壁面と前記埋設され
た永久磁石との間に非磁性部を設けたことを特徴とする
永久磁石型同期機。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の永久
磁石型同期機において、 前記磁束障壁は、径方向に複数層を形成してなり、 内周側の層に配置された前記面部の接線は、外周側の層
に配置された前記面部の接線よりも外周側で交差するこ
とを特徴とする永久磁石型同期機。
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