JP2003158810A - クランプのロック構造 - Google Patents
クランプのロック構造Info
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Abstract
れるクランプのロック構造を提供する。 【解決手段】 クランプ5は、上部のカバー部材6と下
部のベース部材11とから構成され、カバー部材6の上
壁6aとベース部材11の開口部11dとにより形成さ
れた断面略円形の空間に、ワイヤハーネス3を収納した
回転体2が回転可能に設けられる。カバー部材6を車体
に固設するためのカバー固定部材9には、ボルト挿入口
10aを備えた筒状突起10が設けられており、筒状突
起10をベース固定部材13に穿設された貫通孔14に
嵌合させ、ボルト挿入口10aに嵌装されたカラー25
にボルト30を挿入して、当該ボルト30を車体側の取
り付け床部50aに設けられたナット18に螺入する
と、カバー部材6とベース部材11とが車体に共締めさ
れて、両部材間のがたつきが防止された状態でクランプ
5が構成される。
Description
造に関し、詳細には、クランプを構成するベース部材と
カバー部材とを車体に共締めするクランプのロック構造
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、車体にスライドドアが設けられた
自動車では、スライドドア内の電装部品と電源とを接続
するために、その車体とスライドドア間に渡ってワイヤ
ハーネスが設けられている。ワイヤハーネスは、その一
端が車体側に、他端がスライドドア側に固設されるた
め、ドアが車体の前後方向にスライドするのに伴って、
車体側のドア近傍の位置で捻れてしまう可能性がある。
そのため、車体側のドア開口部近傍には、図4に示すよ
うに、ワイヤハーネス135を自由に回転可能にするた
めの回転部材140を格納したクランプ150が設けら
れている。ワイヤハーネス135は、蛇腹形状を有する
円筒形のコルゲートチューブ136によって覆われた状
態となっており、コルゲートチューブ136が円筒形の
回転部材140の内側面140aに密接することで、コ
ルゲートチューブ136を介して回転可能となってい
る。クランプ150は、上部のカバー部材105と下部
のベース部材110とを嵌合させることで構成される。
カバー部材105は、上に凸型の半円弧断面を有する上
壁105aと、上壁105aの図4における左右端部か
らそれぞれ下方に垂設された左右側壁105b,105
cとから構成されている。 【0003】また、ベース部材110は、底壁110a
と、底壁110aの図4における左右端部からそれぞれ
上方に突設された左側壁110b、右側壁110cとか
ら構成されており、断面が上方に向かって略円弧形状に
開口した形状となっている。ベース部材110は、その
底壁110aから右側に延設されたベース固定部材11
0dをさらに備えている。そして、ベース固定部材12
0dに穿設されたボルト挿入孔121に嵌装された樹脂
カラー170にボルト180を挿入し、さらにボルト1
80を車体側の取り付け板160に設けられたナット1
61に螺入して、ベース部材110を車体に固設する。
また、カバー部材105の左右側壁105b,105c
のそれぞれの下端部には、先端に係止突起108が設け
られた係止爪107が形成されており、ベース部材11
0の左右側壁110b,110cには、係止突起108
が係合する係合部112が設けられている。そして、係
止突起108が係合部112に係合することにより、カ
バー部材105とベース部材110とが組み付けられて
クランプ150が構成され、クランプ150内で、回転
部材140を介してワイヤハーネス135が回転可能と
なっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、カバー部材105に形成された係止爪1
07先端の係止突起108と、ベース部材110に設け
られた係合部112とを係合させるために、係止突起1
08と係合部112との係合後に所定の隙ができるよう
に形成されているので、係合後にカバー部材105とベ
ース部材110とががたついて、クランプ150内の回
転部材140が滑らかに回転できないという問題があっ
た。 【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、クランプ内の回転部材を滑らかに回転
させられるクランプのロック構造を提供することを目的
とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明のクランプのロック構造は、自
動車の車体に設けられ、ワイヤハーネスを回転可能な状
態で保持するクランプを構成するベース部材とカバー部
材とを嵌合させるものであって、前記カバー部材は、上
壁と当該上壁から延設された側壁とを備え、当該側壁に
は先端に係止突起を有する係止爪を形成し、前記上壁か
らは、前記ベース部材に固定するためのカバー固定部材
を延設し、さらに、当該カバー固定部材には、前記カバ
ー部材と前記ベース部材とを前記車体に固設するための
ボルトが挿入されるボルト挿入孔を備えた筒状突起を下
方に向けて凸設し、前記ベース部材は、底壁と当該底壁
から延設された側壁とを備え、当該側壁の外側面には、
前記係止突起が係合する係合部を設け、前記底壁から
は、前記車体に固定するためのベース固定部材を延設
し、さらに、当該ベース固定部材には、前記筒状突起が
嵌合する貫通孔を穿設し、当該貫通孔に前記筒状突起を
嵌合させ、前記ボルト挿入孔にボルトを挿入して、当該
ボルトを車体側に設けられたナットに締め付けることに
より、前記ベース固定部材と前記カバー固定部材とを共
締めして車体に固設することを特徴とする構成となって
いる。 【0007】この構成のクランプのロック構造では、カ
バー部材の側壁に形成した係止爪の先端に係止突起を設
けており、当該係止突起をベース部材の側壁に設けた係
合部に係合させることにより、カバー部材とベース部材
とを嵌合させることができる。また、カバー部材の上壁
から延設したカバー固定部材には、ボルト挿入孔を備え
た筒状突起を下方に向けて凸設しており、当該筒状突起
をベース部材のベース固定部材に穿設した貫通孔に嵌合
させて、さらに、ボルト挿入孔にボルトを挿入して、当
該ボルトを車体側に設けられたナットに締め付けること
により、ベース固定部材とカバー固定部材とを共締めし
て車体に固設するようになっている。これにより、ベー
ス部材とカバー部材とのがたつきが防止された状態でク
ランプが構成されるので、クランプの内部でワイヤハー
ネスが滑らかに回転することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について図面を参照して説明する。ここで、図1
は、自動車に設けられたスライド式のドア51が開くこ
とにより形成された車体50の開口部60の後方部分の
構造を示す斜視図である。図1に示すように、車体50
の前後方向(図1での左右方向)へスライド可能なドア
51が設けられた自動車では、ドア51内の電装部品と
電源とを接続するために、その車体50とドア51間に
渡って、ワイヤハーネス3(図2参照)が設けられてい
る。複数本の導線(図示外)からなるワイヤハーネス3
は、蛇腹形状を有する樹脂製のコルゲートチューブ4内
に収納されている。ワイヤハーネス3は、その一端が車
体50側に、他端がドア51側に固設されるため、ドア
51の開閉に伴って車体50とドア51との間で回転し
たり捻れたりすることがある。そこで、車体50側の開
口部60近傍に、ワイヤハーネス3を収納し、ワイヤハ
ーネス3を回転可能に保持することができるクランプ5
を設けている。 【0009】クランプ5は、図1での上側が略蒲鉾型に
なった略直方体の箱体形状を有し、その長手方向が車体
50の車幅方向(図1の奥行き方向)と略平行になるよ
うに自動車室内底部の取り付け床部50aに固設されて
いる。そして、コルゲートチューブ4に覆われたワイヤ
ハーネス3は、クランプ5の図1における手前側壁5a
及び奥側壁(図示外)、即ちクランプ5の長手方向に対
して垂直な2つの壁部を貫通して、ドア51方向に延出
している。コルゲートチューブ4に覆われたワイヤハー
ネス3は、クランプ5の内でクランプ5の長手方向と略
平行となっており、クランプ5から出た後、車体50の
前後方向に略平行となり、即ちクランプ5内のワイヤハ
ーネス3と略垂直となってドア51方向に延出してい
る。クランプ5内では、コルゲートチューブ4が、その
周方向外側に密接して設けられた回転部材2(図2参
照)と共に回転可能となっている。そして、ドア51の
開閉に伴って、コルゲートチューブ4のクランプ5内に
格納された部分を中心として、略垂直に延出したコルゲ
ートチューブ4のドア51側の部分が、車幅方向に対し
て略垂直な面上で図1の左右方向に回転可能となってい
る。コルゲートチューブ4に覆われたワイヤハーネス3
も、コルゲートチューブ4と同様に、車幅方向に対して
略垂直な面上で図1の左右方向に回転可能な状態とな
る。 【0010】次に、図2を参照して、クランプ5の構造
について説明する。ここで、図2は、図1のA−A線矢
視方向断面図である。図2に示すように、クランプ5
は、共に合成樹脂材料で一体成型された上側のカバー部
材6と下側のベース部材11とから構成されている。カ
バー部材6は、図2において上に凸型の半円弧形状断面
を有する上壁6aと、上壁6aの左右端部から水平方向
に僅かに延設された水平部6b,6cと、水平部6bの
末端から下方に垂設された左側壁6dと、水平部6cの
末端から下方に垂設された右側壁6eとを備えている。
また、左右側壁6d,6eには、その下端からさらに下
側に延設された係止爪7がそれぞれ形成されている。係
止爪7の先端には、後述するベース部材11に設けられ
た係合部12の係合壁12aに係合する係止突起8が設
けられており、係止爪7は、クランプ5の長手方向に対
して所定の間隔をおいて複数個形成されている。尚、図
示しないが、上壁6aの内側面6a1には、後述する回
転部材2の外側面2bに設けられた図示外のリブが嵌合
する凹部を形成するリブが、その長さ方向(図2の奥行
き方向)に対して所定の間隔で設けられている。 【0011】さらに、カバー部材6の水平部6cの図2
における右側端部からは、右方向に向かってカバー固定
部材9が延設されている。カバー固定部材9は、水平部
6cから水平方向に延設された水平部9aと、水平部9
aの右側端部から下方に向かって垂設された鉛直部9b
と、鉛直部9bの下端部からさらに右側に向かって垂設
された取り付け足9cとから構成されている。取り付け
足9cの底面9c1からは、筒状突起10が下方に凸設
されており、当該筒状突起10には、図2の上下方向に
貫通して、後述するボルト30が挿入されるボルト挿入
孔10aが穿設されている。 【0012】また、筒状突起10に穿設されたボルト挿
入孔10aには、ボルト30とボルト挿入孔10aとの
がたつきを防止するための樹脂製のカラー25が予め嵌
装されており、カラー25には樹脂製のワッシャ24が
一体に設けられている。カラー25は、筒状突起10と
略同一高さを持つ円筒形状を有し、所定厚を有するワッ
シャ24は、カラー25の内径と等しい内径とカラー2
5の外径よりも大きな外径とを有している。 【0013】また、ベース部材11は、図1に示すクラ
ンプ5の長手方向寸法と等しい長さを有する直方体の上
部を蒲鉾型に切り欠いた形状となっており、その底面1
1a1が車体50側の取り付け床部50aの表面50a
1に当接する底壁11aと、当該底壁11aの図2にお
ける左右端部からそれぞれ上方に突設された左右側壁1
1b,11cとを備えている。ベース部材11には、底
壁11aと左右側壁11b,11cとによって、断面が
図2の上側に略半円型に開口した開口部11dが形成さ
れており、当該略半円型の開口部11dとカバー部材6
の上壁6aとで略円形の空間が形成されるようになって
いる。尚、図示しないが、開口部11dには、後述する
回転部材2の外側面2bに設けられた図示外のリブが嵌
合する凹部を形成するリブが、その長さ方向(図2の奥
行き方向)に対して所定の間隔で設けられている。 【0014】また、左側壁11bの外側面11b1に
は、カバー部材6の左側壁6dに形成された係止爪7先
端の係止突起8が係合する係合壁12aを備えた係合部
12が設けられており、右側壁11cの外側面11c1
にも、カバー部材6の右側壁6eに形成された係止爪7
先端の係止突起8が係合する係合壁12aを備えた係合
部12が設けられている。係合部12は、左右側壁11
b,11cに対して略垂直で、係止爪7の水平方向断面
を保持する2つの側壁(図示外)と、当該側壁間に、左
右側壁11b,11cと略平行になるように渡設され、
その底断面12a1に係止突起8を係合させる係合壁1
2aとから構成されている。そして、左側壁11bの係
合部12では、左側壁11bの外側面11b1と、外側
面11b1に対して略垂直に凸設された2つの側壁と、
当該2つの側壁間に渡設された係合壁12aとに囲まれ
た領域が、係止爪7が挿入される挿入部22となってい
る。また、右側壁11cの係合部12にも、係合部12
と外側面11c1とにより係止爪7が挿入される挿入部
22が同様に形成されている。 【0015】さらに、ベース部材11の底壁11aの図
2における右側端部からは、右方向に向かってベース固
定部材13が延設されている。ベース固定部材13は、
底壁11aから水平方向に延設された板状部材である。
また、ベース固定部材13の底面13aは、底壁11a
の底面11a1と連続しており、車体50側の取り付け
床部50aの表面50a1に当接することになる。ま
た、ベース固定部材13の図2での右側端部近傍には、
カバー部材6のカバー固定部材9から下方に凸設された
筒状突起10が嵌合する貫通孔14が穿設されている。 【0016】次に、図2及び図3を参照して、カバー部
材6とベース部材11との組み付け構造及びクランプ5
の車体50への取り付け構造について説明する。ここで
図3は、カバー部材6のカバー固定部材9に設けられた
筒状突起10とベース部材11のベース固定部材13に
穿設された貫通孔14との嵌合部分を示す断面図であ
る。図2に示すように、クランプ5を構成するには、ま
ず、ベース部材11の底壁11aと左右側壁11b,1
1cとによって形成された開口部11dに、断面略円形
の筒状の回転部材2を配設する。ここで、回転部材2
は、その内側面2aに、複数本の導線(図示外)からな
るワイヤハーネス3を覆ったコルゲートチューブ4が密
接した状態となっている。また、図示しないが、回転部
材2の外側面2bには、複数のリブが長さ方向(図2で
の奥行き方向)に対して所定の間隔で凸設されており、
当該リブが、開口部11dに設けられた図示外のリブに
より形成された凹部に嵌合するようになっている。 【0017】そして、カバー部材6の左側壁6dに形成
された係止爪7を、ベース部材11の左側壁11bの外
側面11b1に設けられた係合部12に囲まれた挿入部
22に挿入し、係止爪7先端の係止突起8を、係合部1
2の係合壁12aの底断面12a1に係合させ、カバー
部材6の右側壁6eに形成された係止爪7を、ベース部
材11の右側壁11cの外側面11c1に設けられた係
合部12に囲まれた挿入部22に挿入し、係止爪7先端
の係止突起8を、係合部12の係合壁12aの底断面1
2a1に係合させて、カバー部材6とベース部材11と
を組み付ける。このとき、回転部材2の外側面2bに設
けられたリブ(図示外)が、開口部11dに設けられた
図示外のリブにより形成された凹部に嵌合しているのに
加え、カバー部材6の上壁6aの内側面6a1に設けら
れた図示外のリブにより形成された凹部にも嵌合してい
る。従って、回転部材2は、ベース部材11及びカバー
部材6に回転可能に保持された状態となっている。 【0018】また、ベース部材11は、その底壁11a
の底面11a1及びベース固定部材13の底面13aが
共に車体50側の取り付け床部50aの表面50a1に
当接した状態となっている。また、図示しないが、この
状態では、ベース部材11の左右側壁11b,11cの
上端部に、カバー部材6の上壁6aの左右端部から水平
方向に延設された水平部6b,6cが当接しており、ベ
ース部材11に形成された開口部11dとカバー部材6
の上壁6aとにより、回転部材2が収納される断面略円
形の空間が形成されている。さらに、図3に示すよう
に、ベース部材11のベース固定部材13に穿設された
貫通孔14に、カバー部材6のカバー固定部材9に設け
られた筒状突起10が嵌合している。 【0019】また、取り付け床部50aの裏面50a2
には、ボルト30が螺入されるナット18が設けられて
いる。また、取り付け床部50aには、ナット18と連
通し、取り付け床部50aを貫通した貫通孔19が穿設
されている。ベース部材11は、そのベース固定部材1
3に穿設された貫通孔14が、取り付け床部50aに穿
設された貫通孔19と同軸上になるように、取り付け床
部50a上に配設される。このとき、カバー固定部材9
に設けられた筒状突起10も取り付け床部50aに当接
した状態となっており、即ち、カバー固定部材9に設け
られた筒状突起10とベース固定部材13に穿設された
貫通孔14との嵌合部分においては、ベース固定部材1
3、筒状突起10及びカラー25の何れもが取り付け床
部50aに当接した状態となっている。 【0020】そして、ボルト30を、筒状突起10のボ
ルト挿入孔10aに嵌装されたカラー25に上方から挿
入し、取り付け床部50aの裏面50a2に設けられた
ナット18に螺入することにより、カバー部材6及びベ
ース部材11が共締めされて、両部材から構成されたク
ランプ5が車体50側の取り付け床部50aに固設され
ることになる。クランプ5を構成するカバー部材6とベ
ース部材11とを共締めして車体50に固設することに
より、両部材間のがたつきを低減できるので、クランプ
5内で、カバー部材6とベース部材11との両部材に回
転可能に保持された回転部材2は、保持部材のがたつき
により回転が妨げられるのを防止することができる。従
って、ワイヤハーネス3は、コルゲートチューブ4を介
して、クランプ5内に配設された回転部材2と共に滑ら
かに回転することができる。 【0021】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、各種の変形が可能である。例えば、本実
施の形態では、ワイヤハーネスを回転可能に収納するク
ランプを、自動車のスライドドア近傍に設けたが、クラ
ンプの位置は、不動状態の部材と、該部材に対して相対
的に移動可能な部材との間であれば、その取り付け位置
が限られることはない。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明のクランプのロック構造では、カバー部材の側壁に形
成した係止爪の先端に係止突起を設けており、当該係止
突起をベース部材の側壁に設けた係合部に係合させるこ
とにより、カバー部材とベース部材とを嵌合させること
ができる。また、カバー部材の上壁から延設したカバー
固定部材には、ボルト挿入孔を備えた筒状突起を下方に
向けて凸設しており、当該筒状突起をベース部材のベー
ス固定部材に穿設した貫通孔に嵌合させて、さらに、ボ
ルト挿入孔にボルトを挿入して、当該ボルトを車体側に
設けられたナットに締め付けることにより、ベース固定
部材とカバー固定部材とを共締めして車体に固設するよ
うになっている。これにより、ベース部材とカバー部材
とのがたつきが防止された状態でクランプが構成される
ので、クランプの内部でワイヤハーネスが滑らかに回転
することができる。
斜視図である。 【図2】図1のA−A線矢視方向断面図である。 【図3】カバー部材6のカバー固定部材9に設けられた
筒状突起10とベース部材11のベース固定部材13に
穿設された貫通孔14との嵌合部分を示す断面図であ
る。 【図4】従来のクランプ150の断面図である。 【符号の説明】 2 回転部材 3 ワイヤハーネス 5 クランプ 6 カバー部材 6a 上壁 6d 左側壁 6e 右側壁 7 係止爪 8 係止突起 9 カバー固定部材 10 筒状突起 10a ボルト挿入孔 11 ベース部材 11a 底壁 11b 左側壁 11c 右側壁 12 係合部 13 ベース固定部材 18 ナット 30 ボルト 50 車体
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車の車体に設けられ、ワイヤハーネ
スを回転可能な状態で保持するクランプを構成するベー
ス部材とカバー部材とを嵌合させるクランプのロック構
造であって、 前記カバー部材は、上壁と当該上壁から延設された側壁
とを備え、 当該側壁には先端に係止突起を有する係止爪を形成し、 前記上壁からは、前記ベース部材に固定するためのカバ
ー固定部材を延設し、 さらに、当該カバー固定部材には、前記カバー部材と前
記ベース部材とを前記車体に固設するためのボルトが挿
入されるボルト挿入孔を備えた筒状突起を下方に向けて
凸設し、 前記ベース部材は、底壁と当該底壁から延設された側壁
とを備え、 当該側壁の外側面には、前記係止突起が係合する係合部
を設け、 前記底壁からは、前記車体に固定するためのベース固定
部材を延設し、 さらに、当該ベース固定部材には、前記筒状突起が嵌合
する貫通孔を穿設し、 当該貫通孔に前記筒状突起を嵌合させ、前記ボルト挿入
孔にボルトを挿入して、当該ボルトを車体側に設けられ
たナットに締め付けることにより、前記ベース固定部材
と前記カバー固定部材とを共締めして車体に固設するこ
とを特徴とするクランプのロック構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350459A JP3908010B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | クランプのロック構造 |
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---|---|---|---|
JP2001350459A JP3908010B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | クランプのロック構造 |
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP3908010B2 (ja) |
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