JP2003157451A - 電子チケットシステムおよびそのチケット発行装置とゲート装置 - Google Patents

電子チケットシステムおよびそのチケット発行装置とゲート装置

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JP2003157451A
JP2003157451A JP2001355792A JP2001355792A JP2003157451A JP 2003157451 A JP2003157451 A JP 2003157451A JP 2001355792 A JP2001355792 A JP 2001355792A JP 2001355792 A JP2001355792 A JP 2001355792A JP 2003157451 A JP2003157451 A JP 2003157451A
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ticket
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event
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Keigo Kiyono
桂吾 清野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃却処理される廃棄物の量を減少させ、か
つ、入場者管理のために要する人員を削減できる電子チ
ケットシステムを構築する。 【解決手段】 利用者がICカード等を媒体とした電子
チケットを電子チケット発行元から供給されて所有し、
この電子チケットを用いてチケット予約装置によってチ
ケット予約情報を記載する。イベント会場においては、
チケット予約情報を基にチケット発行装置よって専用チ
ケットを発行し、この専用チケットを用いて利用者がゲ
ート装置を通過して入場する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スマートカードや
ICカード等を媒体とする電子チケットシステムおよび
そのチケット発行装置とゲート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉を媒体とする従来のチケットシステ
ムおいては、例えば、利用者が予約によってイベントの
チケットを入手する場合は、利用者が電話やインターネ
ット等によってイベントの主催者またはその代理店に連
絡し、イベント用のチケットの予約を行い、その後に利
用者がチケット販売所に行って予約番号等を基にイベン
ト用の紙のチケットを購入する。
【0003】イベント会場においては、利用者は係員に
よってチケットの確認を受け、半券等を係員が回収して
イベント会場に入場するシステムとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た紙のチケットによるチケットシステムにおいては、そ
の表面に開催日時、場所、席番号等の情報が印刷されて
おり、また、イベント会場で係員により回収された半券
や利用者のチケットは、用済み後に廃却処分されること
になる。
【0005】この紙のチケットは1つのイベントにおい
て大量に使用するため、月間ないし年間を通じれば極め
て大量であり、情報の印刷等のチケット製作費用やチケ
ットを廃棄物として処理する廃却費用が過大になるとい
う問題がある。また、イベント会場への入場の際には、
チケットの確認や実際の入場者数の把握を行う人員が必
要になり、入場者管理のために要する人員を合理化する
ことが困難であるという問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、廃却処理される廃棄物の量を減少さ
せ、かつ、入場者管理のために要する人員を削減できる
電子チケットシステムを構築することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、利用者がICカード等を媒体とした電子
チケットを所有し、この電子チケットにチケット予約装
置によってチケット予約情報を記載し、チケット予約情
報を基にチケット発行装置よって専用チケットを発行
し、この専用チケットを用いて利用者がゲート装置を通
過して入場することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
よる電子チケットシステムの実施の形態について説明す
る。 第1実施の形態例 図1は本発明の電子チケットシステムを示すブロック
図、図2は第1実施の形態のチケット予約装置を示すブ
ロック図、図3は第1実施の形態のチケット発行装置を
示すブロック図、図4は第1実施の形態のゲート装置を
示すブロック図、図5は本発明の電子チケットのデータ
構成を示す説明図である。
【0009】図1において、1は電子チケットシステム
を利用してイベント用のチケットの購入を希望する利用
者である。2は電子チケット発行元であり、電子チケッ
トシステムを統括する。3は利用者1の取引金融機関で
ある取引銀行であり、電子チケット発行元2と契約して
おり、利用者1のキャッシュカードやクレジットカード
等の口座等を管理する。
【0010】4は電子チケット発行元2と契約している
イベント主催者であり、利用者1の希望するイベントを
主催する。5は電子チケット発行元2と契約しているチ
ケット販売所であり、チケット予約装置6を提供、購入
またはリース契約によって取得し設置している。7はイ
ベント会場であり、会場事務局8が会場の運営を行う。
【0011】9はチケット発行装置であり、イベント会
場7に複数設置され、電子チケット10の情報を読込み
イベント会場7への入退場時に使用する専用チケット1
1を発行する。電子チケット10は、電子チケット発行
元2が用意する電気信号によって情報を交換する接触型
ICカードである。
【0012】なお、この電子チケット10は電波によっ
て情報を交換する非接触型ICカードやスマートカード
等の他の情報格納媒体であってもよい。また、専用チケ
ット11にはICカード等の情報格納媒体が使用され
る。12はゲート装置であり、イベント会場7に複数設
置され、利用者1がイベント会場7へ入退場する際に専
用チケット11を確認して入退場を管理する。
【0013】図2において、21はチケット予約装置6
の制御部であり、チケット予約装置6の各部位を制御す
る。22は電子チケット読取部であり、電子チケット1
0に格納された個人情報等を読取る。23は電子チケッ
ト書込部であり、利用者1が予約したチケット予約情報
を電子チケット10に書込む。
【0014】なお、この電子チケット書込部23は電子
チケット読取部22と兼用であってもよい。24は入力
部であり、オペレータ等が予約情報の検索や入力等を行
うために使用する。図3において、31はチケット発行
装置9の制御部であり、チケット発行装置9の各部位を
制御する。
【0015】32は電子チケット読取部であり、電子チ
ケット10に格納された個人情報やチケット予約情報を
読取る。33は情報記録部であり、電子チケット読取部
32で読取られた情報を記憶する。34は専用チケット
保管部であり、大人用、子供用等の券種毎にそれぞれ外
観の異なる専用チケット11を別々に収納する。
【0016】35は専用チケット書込部であり、情報記
録部33に記憶されている情報を基に専用チケット11
に必要な情報を書込む。図4において、41はゲート制
御部であり、ゲート装置12の各部位を制御する。42
は専用チケット読取部であり、専用チケット11の情報
を読取る。
【0017】43は専用チケット回収部であり、専用チ
ケット11を回収し大人用、子供用等の券種毎に分別し
て回収する。図5において、51は電子チケット10の
個人情報部であり、利用者1の取引銀行3の銀行名、店
番号、支店番号、口座番号等のカード情報や氏名、年
齢、性別、住所、電話番号、メールアドレス、職業等の
個人情報を格納する。
【0018】52はチケット情報部であり、52a〜5
2nの複数個設定されており、予約されたイベント毎に
イベント名、会場名、開催日時、券種、席種、チケット
枚数等のチケット予約情報を格納する。上述した構成の
作用について説明する。図1において、利用者1が電子
チケット10の利用を希望する場合は、電子チケット発
行元2に対して利用の申請を行う。
【0019】申請は、電子チケット発行元2が定めた申
請書に利用者1のキャッシュカード等の口座を管理する
取引銀行3の銀行名、店番号、支店番号、口座番号等の
カード情報や氏名、年齢、性別、住所、電話番号、メー
ルアドレス、職業等の個人情報を記入し、電子チケット
発行元2に提出または送付することによって行う。な
お、この申請は、電子チケット発行元2が開設するイン
ターネットのホームページ等を利用して行ってもよい。
【0020】利用者1からの申請を受付けた電子チケッ
ト発行元2は、申請書の記載内容を確認し、これに基づ
いてカード情報と個人情報を個人情報部51に書込んだ
電子チケット10を発行し、この電子チケット10を利
用者1に手渡しまたは郵送等により供給する。なお、こ
の電子チケットは、利用者1が予め所有する規格が整え
られた共通ICカードに電子チケット用の情報を追加し
て記入するようにしてもよい。
【0021】利用者1がイベント用のチケットを予約す
る場合は、チケット販売所5で利用者1が所有する電子
チケット10を提示して希望イベントのチケットの購入
手続を行う。購入手続を受付けたチケット販売所5のオ
ペレータは、図2に示すチケット予約装置6を用いて購
入手続を行う。
【0022】すなわち、利用者1の電子チケット10を
電子チケット読取部22に挿入し個人情報部51に格納
された個人情報等を読取る一方、利用者1の希望イベン
トや席種、チケット枚数等を入力部24のキーボード等
によって入力する。この時チケット予約装置6の制御部
21は、読取った利用者1の個人情報に希望イベント
名、開催日時、券種、席種、チケット枚数等の情報を添
付した予約電文を作成し、通信回線等を介してイベント
主催者4の図示しない予約端末へ送信する。
【0023】予約電文を受信したイベント主催者4の予
約端末は、予約状況を参照して空があればその情報を、
空がなければその旨をチケット販売所5のチケット予約
装置6へ返信する。返信を受取った制御部21はその内
容を画面に表示し、オペレータは利用者1に内容を通知
して確認し、利用者1が許諾すれば電子チケット10に
チケット予約情報を書込む指令を与える。許諾しなけれ
ばその旨をイベント主催者4の予約端末へ送信し購入手
続を終了する。
【0024】書込指令を受けた制御部21は、読取った
情報から利用者1の口座を管理する取引銀行3の銀行
名、店番号、支店番号、口座番号等のカード情報を抽出
し購入代金を添付して通信回線等を介して電子チケット
発行元2に設置されている図示しない情報処理装置へ送
信する一方、電子チケット書込部23によりチケット情
報部52aにイベント名、会場名、開催日時、券種、席
種、チケット枚数等のチケット予約情報を書込み、その
後に電子チケット10を利用者1へ返却して購入手続を
終了する。
【0025】この時、チケット情報部52aが既にデー
タが書込まれていれば、チケット情報部52の中から空
エリアを検索し、例えばチケット情報部52bに上記情
報を書込む。利用者1のカード情報を受取った電子チケ
ット発行元2の情報処理装置は、カード情報に基づいて
利用者1の取引銀行3を特定し、利用者1のカード情
報、購入代金およびイベント主催者4の取引銀行等の情
報を添付して利用者1の取引銀行3に対して振込依頼を
行う。
【0026】振込依頼を受けた取引銀行3は、利用者1
の口座から購入代金を引落し、イベント主催者4の取引
銀行に対して購入代金を送金し支払い処理が終了する。
なお、この場合、チケット販売所5とチケット予約装置
6は、電子チケット発行元2が運用するインターネット
のホームページとパーソナルコンピュータに接続するI
Cカードリーダライタ、ICカードリーダライタ機能を
内蔵した携帯電話等の携帯用端末、ICカードに対応し
た公衆電話端末との組合せであっても、コンビニエンス
ストアとそこに設置された専用端末等との組合せであっ
てもよく、この場合は、利用者1自身が端末等を操作し
て予約を行うようにすることも可能である。
【0027】また、電子チケット10には、複数のチケ
ット情報部52a〜52nが用意されており、同時にn
個までのイベントに対して予約することが可能である。
以上により、電子チケット10にチケット予約情報を書
込んだ利用者1は、開催日当日実際のイベント会場7に
これを持参し入場の手続を行う。すなわち、利用者1は
イベント会場7に設置されている図3に示すチケット発
行装置9の電子チケット読取部32へ持参した電子チケ
ット10を挿入する。
【0028】これを検知したチケット発行装置9の制御
部31は、電子チケット読取部32によって電子チケッ
ト10が電子チケット発行元2によって発行された正当
なものか否かの認証を行い、認証結果が正当でなければ
電子チケット10を排出して受付けを拒否する。認証結
果が正当なものであれば、制御部31は電子チケット読
取部32によって個人情報部51に格納された個人情報
等を読取ると共に、電子チケット10のチケット情報部
52に格納された複数のチケット予約情報の中からチケ
ット情報部52aに記載された当該イベントのチケット
予約情報を抽出しこれらを情報記録部33に保存する。
【0029】その一方で、制御部31は電子チケット1
0のチケット情報部52aに格納された当該チケット予
約情報を消去する。なお、チケット情報部52に格納さ
れたチケット予約情報に該当がなければ、その旨を表示
または音声等によって通知し電子チケット10を排出し
て受付けを拒否する。
【0030】次いで制御部31は、情報記録部33に保
存された情報から券種とチケット枚数の情報を読み出
し、これに基づいて専用チケット保管部34から必要な
券種および枚数の専用チケット11を取出す。専用チケ
ット11を取出した制御部31は、これらを専用チケッ
ト書込部35へ送り、情報記録部33に保存された情報
を基にイベント名、会場名、開催日時、券種、席種等の
情報を専用チケット11に書込み利用者1に対して発行
すると共に電子チケット10を返却する。
【0031】なお、利用者の操作を誘導するために、チ
ケット発行装置9に画面表示部や音声誘導装置を設け、
これらを制御部31が制御するようにしてもよい。必要
な枚数の専用チケット11を受取った利用者は、色、形
状または予め印刷された文字によって券種を区別してイ
ベント参加者である家族や友人等の同行者に手渡し、各
人が1枚の専用チケットを持参してチケット発行装置9
との共通エリア内に設置されている複数の図4に示すゲ
ート装置12へ向う。
【0032】ゲート装置12では、イベント参加者各人
が持参した専用チケット11をゲート装置12の専用チ
ケット読取部42へ挿入する。これを検知したゲート装
置2のゲート制御部41は、専用チケット読取部42に
よって専用チケット11がイベント会場7に適合したも
のか否かの認証を行い、認証結果が適合していないもの
であれば専用チケット11を排出して入場を拒否する。
【0033】認証結果が適合したものであれば、ゲート
制御部41は専用チケット読取部42によって専用チケ
ット11に格納された情報を読取り、当該イベントの情
報と一致していれば、図示しないゲートを開放すると共
に専用チケット11をイベント参加者に返却し、イベン
ト参加者は専用チケット11を受取ってイベント会場7
へ入場する。
【0034】なお、専用チケット11に格納された情報
が当該イベントの情報と一致していなければ、その旨を
表示または音声等によって通知し専用チケット11を排
出して入場を拒否する。イベントが終了しイベント参加
者がイベント会場7から退場する場合は、イベント参加
者各人が、双方向挿入が可能となっている専用チケット
読取部42に専用チケット11を挿入し、これを検知し
たゲート制御部41は入場時と同様にしてこの専用チケ
ット11を認証し、専用チケット11に格納された情報
を確認しゲートを開放してイベント参加者を退場させ
る。
【0035】この時、ゲート制御部41は、専用チケッ
ト11を専用チケット回収部43に送り、専用チケット
回収部43は、送られた専用チケット11を券種ごとに
分別して回収する。このようにして、イベントが終了し
全てのイベント参加者が退場すると、専用チケット回収
部43によって分別回収された専用チケット11は、次
のイベントで再使用するため、格納されたデータを消去
してチケット発行装置9の専用チケット保管部34に移
される。なお、この格納データの消去は再書込み時に同
時に行うようにしてもよい。
【0036】また、チケット発行装置9の情報記録部3
3に保存された情報、またはゲート装置12の専用チケ
ット11の情報を読取る毎に計数した情報を基に入場者
数を年齢別、性別等に分けて集計し、その集計データを
イベント主催者4や会場事務局8へ供給される。このチ
ケット発行装置とゲート装置を共通エリア内に設置し回
収した専用チケットを再利用することによって、イベン
ト会場内で自立的に再利用サイクルを循環させることが
できる。
【0037】また、電子チケットと専用チケットは共に
その格納情報を書換えることによって繰り返し使用する
ことが可能であるため、紙のチケットのような大量の使
用済みチケットの廃却処理が不要になり、チケット製作
に要する費用や廃却費用を大幅に削減できる。更に、イ
ベント入場者の集計データをイベント主催者や会場事務
局へ供給することによって、イベント主催者は同様の企
画の立案時に会場規模や会場設備の事前検討をより正確
に行うことができるようになり、会場事務局は同種のイ
ベントの際の会場設備、例えば女性用のトイレ数、売店
数、売店の品揃え等を検討することができ会場設備の充
実によるイベント誘致の機会を増すことができる。
【0038】なお、専用チケット11に上記に付加して
カード情報を格納し、イベント会場7内の売店等での買
物の料金を記憶させ、回収した専用チケット11の記憶
内容を基に電子チケット発行元2にこのデータを送付
し、チケット購入手続と同様にして後日決済をするよう
にしてもよく、通信回線等が使えない場合は、磁気ディ
スク等に一旦データを記憶させ、オフライン処理として
決済するようにしてもよい。
【0039】これによって、イベント参加者はキャッシ
ュレスで買物をすることができ、イベント参加者の利便
性が向上する。また、専用チケット11は磁気カードで
あってもよい。これによって専用カードの製作コストの
削減が可能となる。更に、専用チケット11の回収は入
場時に行い、退場時は別に設けた退場専用門を開門して
イベント参加者を退場させるようにしてもよい。これに
よって、退場時に集中するイベント参加者の退場処理を
円滑に行うことができる。
【0040】第2実施の形態例 図6は第2実施の形態のチケット予約装置を示すブロッ
ク図、図7は第2実施の形態のチケット発行装置を示す
ブロック図、図8は第2実施の形態の専用チケットを示
す説明図である。なお、上記第1実施の形態例と同様の
部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0041】図6において、61はリライト印字部であ
り、チケット予約装置6に設けられ、サーマルヘッド等
の熱供給源を有するリサーマル方式の印字装置である。
図7において、62はリライト印字部であり、チケット
発行装置9に設けられ、サーマルヘッド等の熱供給源を
有するリサーマル方式の印字装置である。本実施の形態
で使用される電子チケット10および専用チケット11
には、その表面にリライタブル記録媒体が貼付されてい
る。
【0042】なお、リライタブル記録媒体とは、顕減色
材と染料の組合せによって加熱制御により顕色(印字)
および退色(消去)を可逆的に繰返すことを可能にした
発色記録媒体である。本実施の形態ではこれを基材、つ
まりICカード等の情報格納媒体上に貼付したものを用
いる。上述した構成の作用について説明する。
【0043】なお、利用者1が電子チケット10を入手
して所有し、これを用いてイベント用チケットを購入し
てイベントに参加する方法は、電子チケット10および
専用チケット11が、上記リライタブル記録媒体を貼付
した電子チケット10および専用チケット11である以
外は、第1実施の形態例と同様であるので説明を省略す
る。
【0044】リライタブル記録媒体を貼付した電子チケ
ット10および専用チケット11の作用について以下に
説明する。図6に示すチケット予約装置6には、リライ
ト印字部61が設けられている。利用者1が予約内容を
許諾すると、オペレータは書込指令を発し、これを受け
た制御部21が電子チケット書込部23により電子チケ
ット10のチケット情報部52aにイベント名等のチケ
ット予約情報の書込みを行う。
【0045】その後、制御部21は電子チケット10を
リライト印字部61へ送り、リライト印字部61によっ
て、電子チケット10のうら面またはおもて面にイベン
ト名、会場名、開催日時、券種、席種、チケット枚数等
の簡略化したイベント情報、例えば、「サッカー AA
−BB戦 CC競技場 ○月△日××時 指定 4枚」
等を熱エネルギー的作用によって印字する。
【0046】これによって、イベントを予約した利用者
が予約内容を視認でき、誤認や誤操作等による予約の間
違いを防止することができる。また、複数のイベントを
予約した利用者の予約内容確認の便宜を図ることができ
る。イベント会場7には、図7に示すリライト印字部6
2が設けられたチケット発行装置9が設置されている。
【0047】なお、このチケット発行装置9の専用チケ
ット保管部34には、1種類のみのリライタブル記録媒
体を貼付した専用チケット11が保管されている。利用
者1が持参した電子チケット10を電子チケット読取部
32に挿入し、専用チケット11の発行準備が整うと、
制御部31は専用チケット保管部34から必要な枚数の
専用チケット11を取出し、専用チケット書込部35に
よって、情報記録部33に保存された情報を基にイベン
ト名等の情報を専用チケット11の記録部に書込む。
【0048】次いで制御部31は、専用チケット11を
リライト印字部62に送り、これによって図8に示すよ
うにイベント名、会場名、開催日時、「一般」「学生」
「子供」等の券種、指定席の席番号等の席種等をそれぞ
れの専用チケット11に印字し利用者1に対して発行す
る。なお、リライト印字部61、62による印字は、電
子チケット書込部23、専用チケット書込部35で書込
む前に行ってもよく、これらを兼用として同時に行うよ
うにしてもよい。
【0049】また、電子チケット10に印字された不要
になった当該イベントの印字内容をチケット発行装置9
によって消去するようにしてもよい。これによって、利
用者1は発行された専用チケット11の券種を視認によ
って区別でき、イベント参加者である家族や友人等の同
行者に容易に手渡すことが可能となる。
【0050】また、イベントにおいて座席等が指定され
る場合は、利用者1はチケット購入時の記憶またはメモ
等に依存することなく、専用チケット11に印字された
内容によって、容易にイベント参加者の席を探し出すこ
とができ、利用者の利便性を向上することができる。そ
の後のゲート装置12による作動は、第1実施の形態例
と同様であるので説明を省略する。
【0051】イベントが終了し全てのイベント参加者が
退場すると、専用チケット回収部43によって回収され
た専用チケット11は、次のイベントで再使用するた
め、格納されたデータおよびリライタブル記録媒体に印
字された印字を消去してチケット発行装置9の専用チケ
ット保管部34に移される。なお、このデータの消去は
再書込み時に同時に行うようにしてもよい。
【0052】以上述べたように、第2実施の形態例によ
れば、第1実施の形態例の効果に加えて、印字、消去が
可能なリライタブル記録媒体を電子チケットおよび専用
チケットに貼付することによって、印字がなされた1枚
の電子チケット等を複数のイベントに繰り返し使用する
ことが可能となるため、利用者の利便性を更に高めた再
利用可能な電子チケットシステムを実現することができ
る。
【0053】また、チケット発行装置の専用チケット保
管部を1個にすることができ、チケット発行装置の簡略
化による製作コストの低減を図ることが可能となる。 第3実施の形態例 図9は第3実施の形態のチケット発行装置を示すブロッ
ク図である。なお、上記第1および第2実施の形態例と
同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0054】図9において、チケット発行装置9は、第
2実施の形態例のチケット発行装置と同様であるが、専
用チケット書込部35が省略されている。また、本実施
の形態で使用される専用チケット11は、リライタブル
記録媒体をカード状に成形したものである。更に、図4
に示すゲート装置12の専用チケット読取部42は、光
学的に専用チケット11の記載内容を読取る読取装置が
備えられている。
【0055】上述した構成の作用について説明する。な
お、利用者1が電子チケット10を入手して所有し、こ
れを用いてイベント用チケットを購入してイベントに参
加する方法は、専用チケット11が上記リライタブル記
録媒体で作成された専用チケット11である以外は、第
1および第2実施の形態例と同様であるので説明を省略
する。
【0056】リライタブル記録媒体で作成された専用チ
ケット11の作用について以下に説明する。イベント会
場7には、図9に示すチケット発行装置9と上記光学的
読取装置を備えたゲート装置12が設置されている。な
お、このチケット発行装置9の専用チケット保管部34
には、1種類のみのリライタブル記録媒体で作成された
専用チケット11が保管されている。
【0057】利用者1が持参した電子チケット10を電
子チケット読取部32に挿入し、専用チケット11の発
行準備が整うと、制御部31は専用チケット保管部34
から必要な枚数の専用チケット11を取出し、これをリ
ライト印字部62に送りイベント名、会場名、開催日
時、券種、席種等の他に、イベント会場7に特有の識別
マーク等を加えてそれぞれの専用チケット11に印字し
利用者1に対して発行する。
【0058】なお、この識別マークは悪用を避けるため
イベント毎に変更して印字することが望ましいが、簡便
のため予め不滅インク等で印刷しておくようにしてもよ
い。このリライタブル記録媒体で作成された専用チケッ
ト11には、上記イベント名、会場名、開催日時、券
種、席種等が印字されており、これによって利用者1が
イベント参加者である家族や友人等の同行者にそれぞれ
の専用チケット11を容易に手渡すことができる。
【0059】また、イベントにおいて座席等が指定され
る場合は、専用チケット11に印字された内容によっ
て、容易にイベント参加者の席を探し出すことができ
る。ゲート装置12では、イベント参加者各人が持参し
た専用チケット11をゲート装置12の専用チケット読
取部42へ挿入する。これを検知したゲート装置2のゲ
ート制御部41は、専用チケット読取部42によって印
字内容を光学的に読取り、専用チケット11に印字され
ている識別マーク等によって専用チケット11がイベン
ト会場7に適合したものか否かの認証を行う。
【0060】その後のゲート装置12の作動は、第1実
施の形態例と同様であるので説明を省略する。イベント
が終了し全てのイベント参加者が退場すると、専用チケ
ット回収部43によって回収された専用チケット11
は、次のイベントで再使用するため、印字されたデータ
を消去してチケット発行装置9の専用チケット保管部3
4に移される。なお、印字データの消去は再書込み時に
同時に行うようにしてもよい。
【0061】また、この場合の入場者数等の集計データ
は、チケット発行装置9の情報記録部33に保存された
情報を基に集計し、イベント主催者4や会場事務局8へ
供給するようにする。以上述べたように、第3実施の形
態例によれば、第2実施の形態例の効果に加えて、リラ
イタブル記録媒体で作成された専用チケット用いること
によって、チケット発行装置を更に簡略化でき、これに
加えて繰り返し使用可能な専用チケットを安価に作成す
ることができるため、電子チケットシステムの運営費用
を軽減することができる。
【0062】また、本発明の電子チケットシステムは全
てのチケットを循環使用することができ、廃棄物の削減
が可能であり環境問題や資源問題に貢献することができ
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ICカ
ード等を媒体とした電子チケットや専用チケットによっ
て、チケットの予約から会場への入退場まで全て再利用
が可能なチケット類で行うため、大量のチケットを廃却
する手間と製作費用が大幅に削減できるという効果が得
られる。
【0064】また、イベント会場への入場は、自動機で
あるチケット発行装置とゲート装置によって行われるた
め、チケットの確認や実際の入場者数の把握を行う人員
の必要がなくなり、入場者管理のための人員を合理化す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子チケットシステムを示すブロック
【図2】第1実施の形態のチケット予約装置を示すブロ
ック図
【図3】第1実施の形態のチケット発行装置を示すブロ
ック図
【図4】本発明のゲート装置を示すブロック図
【図5】本発明の電子チケットのデータ構成を示す説明
【図6】第2実施の形態のチケット予約装置を示すブロ
ック図
【図7】第2実施の形態のチケット発行装置を示すブロ
ック図
【図8】第2実施の形態の専用チケットを示す説明図
【図9】第3実施の形態のチケット発行装置を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 利用者 2 電子チケット発行元 3 取引銀行 4 イベント主催者 5 チケット販売所 6 チケット予約装置 7 イベント会場 8 会場事務局 9 チケット発行装置 10 電子チケット 11 専用チケット 12 ゲート装置 21、31 制御部 22、32 電子チケット読取部 23 電子チケット書込部 24 入力部 33 情報記録部 34 専用チケット保管部 35 専用チケット書込部 41 ゲート制御部 42 専用チケット読取部 43 専用チケット回収部 51 個人情報部 52 チケット情報部 61、62 リライト印字部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が所有している電子チケットと、
    該電子チケットにチケット予約情報を記載するチケット
    予約装置と、前記チケット予約情報を基に専用チケット
    を発行するチケット発行装置と、前記専用チケットによ
    って前記利用者を入場させるゲート装置とよりなること
    を特徴とする電子チケットシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記チケット発行装置とゲート装置が、共通エリア内に
    設置されることを特徴とする電子チケットシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記電子チケットに記載されるチケット情報が、リライ
    タブル記録媒体に記載されることを特徴とする電子チケ
    ットシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3において、 前記専用チケットの記載情報が、リライタブル記録媒体
    に記載されることを特徴とする電子チケットシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4において、 前記ゲート装置が、前記専用チケットを回収することを
    特徴とする電子チケットシステム。
  6. 【請求項6】 利用者が所有している電子チケットに記
    載されたチケット予約情報を読取る読取部と、該読取部
    が読取ったチケット予約情報を記録する情報記録部と、
    専用チケットを保管する専用チケット保管部と、該専用
    チケット保管部から繰出された専用チケットに前記情報
    記録部に記録された情報を基にチケット情報を書込む専
    用チケット書込部と、前記各部位を制御する制御部とを
    備えることを特徴とするチケット発行装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記専用チケットをリライタブル記録媒体で作成し、該
    リライタブル記録媒体に前記チケット情報を印字するリ
    ライト印字部を設けることを特徴とするチケット発行装
    置。
  8. 【請求項8】 利用者が所有している電子チケットに記
    載されたチケット予約情報を基に専用チケットに記載さ
    れたチケット情報を読取る専用チケット読取部と、使用
    済みの専用チケットを回収する専用チケット回収部と、
    前記各部位を制御するゲート制御部とを備えることを特
    徴とするゲート装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019176251A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社日立情報通信エンジニアリング 認証システム及び認証方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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