JP2003156967A - 熱定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

熱定着装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003156967A
JP2003156967A JP2001356115A JP2001356115A JP2003156967A JP 2003156967 A JP2003156967 A JP 2003156967A JP 2001356115 A JP2001356115 A JP 2001356115A JP 2001356115 A JP2001356115 A JP 2001356115A JP 2003156967 A JP2003156967 A JP 2003156967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
heat
heating
peeling
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001356115A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Furukawa
利郎 古川
Tomoaki Hattori
智章 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2001356115A priority Critical patent/JP2003156967A/ja
Publication of JP2003156967A publication Critical patent/JP2003156967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離部材に付着した画像形成剤を加熱するの
に直接関係がない構成要素の耐熱性を向上させることな
く、剥離部材に画像形成剤が蓄積することが原因で発生
する記録媒体の汚れを防止する。 【解決手段】 熱定着装置18では、トナーを用紙3へ
定着させるための温度となるようにヒータ36によって
加熱される加熱ローラ26と、この加熱ローラ26を押
圧する加圧ローラ27とにより、用紙3上に転写された
トナーが熱定着される。更に、加熱ローラ26に摺接し
て用紙3を剥離させる剥離爪32が設けられており、こ
の剥離爪32が、トナーを十分に溶かすことができる温
度となるようにヒータ33によって加熱されている。よ
って、加熱ローラ26に付着したトナーは、剥離爪32
に掻き取られてそのまま付着しても、剥離爪32自体が
高温となっているため十分に溶かされ、多量に蓄積する
前に加熱ローラ26に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上の画像
を熱定着させる熱定着装置及びその熱定着装置を備える
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタや複写機など
の画像形成装置は、記録媒体としての用紙に転写された
画像形成剤としてのトナーを定着させるために、熱定着
装置を備えている。そして、熱定着装置は、用紙を加熱
するための加熱ローラと、この加熱ローラを押圧する加
圧ローラとを備えており、トナーが転写された用紙を、
加熱ローラと加圧ローラとの間に挟み込み、搬送しつつ
加熱してトナーを定着させる。そして更に、この種の熱
定着装置は、トナー定着後の用紙を加熱ローラから剥離
させるための剥離部材として、加熱ローラの表面に摺接
する剥離爪を備えている。
【0003】こうした熱定着装置では、用紙が加熱ロー
ラと加圧ローラとの間を通過する際に、用紙のトナーが
転写された側が加熱ローラに接触するようになってお
り、用紙に定着できなかったトナーが僅かではあるが加
熱ローラに付着する。こうして加熱ローラに付着したト
ナーは、剥離爪に掻き取られてそのまま剥離爪に蓄積し
ていき、ある程度の量の固まりになると剥離爪から剥が
れて加熱ローラに付着する。その結果、この固まりのト
ナーが用紙に付着して用紙汚れが発生するといった問題
がある。
【0004】そこで、上記問題を解決するため、特開平
10−149049公報には、通常の定着動作(即ち、
用紙に転写されたトナーを定着させるための動作)を行
っていない状態で加熱ローラを昇温させ、加熱ローラか
らの伝熱により剥離爪の先端に付着したトナーを溶融さ
せて剥離爪から離れやすくした後、加熱ローラ或いは専
用の清掃部材にそのトナーを転移させて除去するといっ
た技術が開示されている。
【0005】ここで、このように剥離爪の先端に付着し
たトナーを溶かして除去するには、加熱ローラの温度
を、通常の定着動作における温度よりも大幅に高くする
必要がある。即ち、通常の定着動作中には、加熱ローラ
の温度はトナーを用紙に定着させるのに適した定着温度
となっており、剥離爪の先端に付着したトナーは加熱ロ
ーラからの伝熱による熱伝導抵抗があるためローラ表面
温度より数十度低い温度にしか加熱できないため、トナ
ーを剥離爪から除去できるほど十分に溶かすことができ
ないからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、熱定着装置の各構成要素は、通常の定着動作に必要
な耐熱性しか有していないため、剥離爪に付着したトナ
ーを十分に溶かすことができる程度に加熱ローラを高温
にしようとすると、加熱ローラからの熱の影響を受ける
全ての構成要素について、耐熱性を向上させなければな
らない。このように、剥離爪に付着したトナーを溶かす
ために、それとは直接関係がない構成要素にも通常の定
着動作に必要のない過剰な耐熱性を持たせなければなら
ないのでコストアップになる。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、剥離部材に付着した画像形成剤を加熱するの
に直接関係がない構成要素の耐熱性を向上させることな
く、剥離部材に画像形成剤が蓄積することが原因で発生
する記録媒体の汚れを防止することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の熱定着装置
は、記録媒体(例えば、用紙)上の画像を熱定着させる
定着部材(例えば、加熱ローラ)を備えており、本装置
では、第1の加熱手段が、定着部材を加熱し、剥離部材
(例えば、剥離爪)が、記録媒体を定着部材から剥離さ
せる。そして更に、第2の加熱手段が、剥離部材を加熱
する。
【0009】このような請求項1の熱定着装置では、記
録媒体上の画像(即ち、記録媒体上に転写された画像形
成剤(例えば、トナー)により表される画像)を熱定着
させるため、定着部材が、第1の加熱手段により、画像
形成剤を記録媒体上に定着させるのに適した定着温度と
なるように加熱され、この定着部材により記録媒体が加
熱されて、画像が定着される。その際、記録媒体上に定
着できなかった画像形成剤は、定着部材に付着し、剥離
部材により定着部材から掻き取られるとそのまま剥離部
材に付着するが、第2の加熱手段によって剥離部材が加
熱される構成により、剥離部材に付着した画像形成剤は
加熱されて溶かされ、多量に蓄積される前に定着部材に
戻される。
【0010】従って、請求項1の熱定着装置によれば、
剥離部材に付着した画像形成剤を加熱するのに直接関係
のない構成要素の耐熱性を向上させることなく、剥離部
材の温度を、画像形成剤を十分に溶かすことができるよ
うに上記定着温度より高くして、剥離部材に画像形成剤
が多量に蓄積することを防止することができる。
【0011】つまり、従来技術として示した特開平10
−149049公報に記載の熱定着装置では、剥離爪に
付着したトナーを溶かすために加熱ローラの温度を高く
するようになっているが、このような構成では、加熱ロ
ーラからの熱の影響を受ける全ての構成要素について、
耐熱性を向上させなければならなくなる。これに対し
て、請求項1の熱定着装置では、剥離部材に付着した画
像形成剤を溶かすために剥離部材のみの温度を高くする
ようになっているため、周囲の構成要素への影響が殆ど
ない。
【0012】加えて、上記公報に記載の熱定着装置で
は、加熱ローラの温度を通常の定着動作における定着温
度より高くする必要があるが、加熱ローラは剥離爪に比
べて熱容量が大きく加熱及び冷却に時間がかかるため、
剥離爪からトナーを除去する際には、通常の定着動作を
長時間休止させなければならないといった問題が生じ
る。これに対して、請求項1の熱定着装置では、こうい
った問題が生じない。
【0013】ところで、剥離部材を加熱する第2の加熱
手段としては、請求項2に記載のように、それ自体が発
熱するものであると共に、剥離部材と一体で設けられて
いるものが考えられる。ここで、第2の加熱手段が剥離
部材と一体で設けられている構造としては、例えば、第
2の加熱手段が剥離部材に内蔵されている構造や、第2
の加熱手段が剥離部材の外面に接触した状態で設けられ
ている構造等がある。このようにすれば、第2の加熱手
段からの伝熱により、剥離部材を昇温させることができ
る。
【0014】そして、上記請求項2のようにそれ自体が
発熱する第2の加熱手段としては、例えば、請求項3に
記載のように、通電により発熱する発熱体を用いること
ができる。一方、第2の加熱手段は、それ自体が発熱す
るものに限らず、請求項4のように、電磁誘導加熱によ
り剥離部材自体を発熱させるように構成されていてもよ
い。このようにすれば、剥離部材自体を発熱させること
により昇温させることができる。
【0015】そして、上記請求項4のように電磁誘導加
熱を行う構成では、請求項5に記載のように、第1の加
熱手段が、誘導磁束を発生させる磁束発生手段を備えて
いると共に、その磁束発生手段に発生させた誘導磁束に
よる電磁誘導加熱により、定着部材自体を発熱させるよ
うに構成されており、第2の加熱手段が、磁束発生手段
により発生された誘導磁束を利用して、剥離部材の電磁
誘導加熱を行うように構成されていることが好ましい。
【0016】このような請求項5の熱定着装置によれ
ば、定着部材と剥離部材とを共通の磁束発生手段により
発熱させることができるため、低コストで構成すること
ができる。ところで、上記請求項5のように共通の磁束
発生手段により定着部材と剥離部材とを発熱させる構成
においても、剥離部材の温度は、画像形成剤を十分に溶
かすことができるように、定着部材の温度(即ち、定着
温度)より高くする必要がある。そこで、請求項6〜8
のように構成するとよい。
【0017】即ち、請求項6に記載の熱定着装置では、
第2の加熱手段が、磁束発生手段により発生された誘導
磁束の一部を、剥離部材に直接伝達する磁気回路を有し
ている。また、請求項7に記載の熱定着装置では、第2
の加熱手段が、磁束発生手段から定着部材へ誘導磁束を
導く第1の磁気回路と並列に、磁束発生手段から剥離部
材へ誘導磁束を導く第2の磁気回路を形成することで、
剥離部材の電磁誘導加熱を行うようになっている。
【0018】このような請求項6,7の熱定着装置によ
れば、磁束発生手段により発生された誘導磁束を、定着
部材と剥離部材とに一定の割合で分配することが可能と
なり、剥離部材の温度を定着部材の温度より高くするこ
とができる。即ち、剥離部材の熱容量は、定着部材に比
して極めて小さいので、少量の磁束が配分されることに
よって剥離部材の温度を定着部材の温度より高くするこ
とができる。
【0019】一方、請求項8に記載の熱定着装置では、
剥離部材の発熱部分に、定着部材の発熱部分に用いられ
ている材料より電気抵抗値の高い材料が用いられてい
る。このような請求項8の熱定着装置によれば、定着部
材に比べ剥離部材が発熱しやすくなることから、剥離部
材の温度を定着部材の温度より高くすることができる。
【0020】次に、請求項9に記載の熱定着装置では、
上記請求項1〜8の何れか1項の熱定着装置において、
第2の加熱手段が、当該熱定着装置が記録媒体上の画像
を定着させるための定着動作を行っている際に、剥離部
材を加熱するように構成されている。
【0021】このような請求項9の熱定着装置によれ
ば、剥離部材に付着した画像形成剤を、この剥離部材を
加熱して除去する際に、当該熱定着装置が行う定着動作
を休止させる必要がない。このため、剥離部材に付着し
た画像形成剤を少量の段階で除去することができ、剥離
部材から定着部材に戻り記録媒体に付着する画像形成剤
をより目立たなくすることができる。更に、剥離部材に
付着した画像形成剤を除去するためだけの除去サイクル
を省略でき、エネルギーの節約を可能とする。
【0022】また、記録媒体上に画像を形成する画像形
成装置であって、記録媒体上の画像を定着させる装置と
して、上記請求項1〜9の何れか1項の熱定着装置を備
えている請求項10の画像形成装置によれば、記録媒体
の汚れを防止して良好な画像を形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の画像形成装置としてのレーザプリンタについて、図
面を用いて説明する。図1は、第1実施形態のレーザプ
リンタ1の要部側断面図である。
【0024】図1に示すように、レーザプリンタ1は、
本体ケーシング2内に、用紙(記録媒体に相当)3を給
紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定
の画像を形成するための画像形成部5などを備えてい
る。フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着
脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に
設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端部の上
方に設けられる給紙ローラ8及び給紙パット9と、給紙
ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側(以下、用紙
3の搬送方向上流側又は下流側を、単に、上流側又は下
流側という場合がある)に設けられる搬送ローラ10及
び11と、搬送ローラ10及び11に対し用紙3の搬送
方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備え
ている。
【0025】用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタッ
ク可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部にお
いて回動可能に支持されることによって、近い方の端部
を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示し
ないばねによって上方向に付勢されている。そのため、
用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給
紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの
付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8及び
給紙パット9は、互いに対向状に配設され、給紙パット
9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パット9
が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板
7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から
図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧さ
れ、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給
紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙
された用紙3は、搬送ローラ10及び11によってレジ
ストローラ12に送られる。レジストローラ12は、1
対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジス
ト後に、画像形成部5に送るようにしている。
【0026】なお、このフィーダ部4は、更に、マルチ
パーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に
積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側給
紙ローラ15及びマルチパーパス側給紙パット15aと
を備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15及びマ
ルチパーパス側給紙パット15aは、互いに対向状に配
設され、マルチパーパス側給紙パット15aの裏側に配
設される図示しないばねによって、マルチパーパス側給
紙パット15aがマルチパーパス側給紙ローラ15に向
かって押圧されている。マルチパーパストレイ14上に
積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15
の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15とマル
チパーパス側給紙パット15aとで挟まれた後、1枚毎
に給紙される。
【0027】画像形成部5は、スキャナユニット16、
プロセスカートリッジ17、転写ローラ24及び熱定着
装置18などを備えている。スキャナユニット16は、
本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部
(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レ
ンズ20及び21、反射鏡22などを備えており、レー
ザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレー
ザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、
レンズ20、反射鏡22、レンズ21の順に通過或いは
反射させて、後述するプロセスカートリッジ17の感光
ドラム23の表面上に高速走査にて照射させている。
【0028】プロセスカートリッジ17は、スキャナユ
ニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対し
て着脱自在に装着されるように構成されている。このプ
ロセスカートリッジ17は、感光ドラム23を備えると
共に、図示しない、スコロトロン型帯電器、現像ロー
ラ、トナー収容部などを備えている。
【0029】トナー収容部には、現像剤として、正帯電
性の非磁性1成分の重合トナーが充填されており、その
トナーが、現像ローラに一定厚さの薄層として担持され
る。一方、感光ドラム23は、現像ローラと対向状に回
転可能に配設されており、ドラム本体が接地されると共
に、その表面がポリカーボネートなどから構成される正
帯電性の感光層により形成されている。
【0030】そして、感光ドラム23の表面は、感光ド
ラム23の回転に伴って、スコロトロン型帯電器により
一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレ
ーザービームの高速走査により露光され、所定の画像デ
ータに基づく静電潜像が形成され、その後、現像ローラ
と対向した時に、現像ローラ上に担持されかつ正帯電さ
れているトナーが、その感光ドラム23の表面に形成さ
れる静電潜像、即ち、一様に正帯電されている感光ドラ
ム23の表面のうち、レーザービームによって露光され
電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持され
ることによって可視像化され、これによって反転現像が
達成される。
【0031】転写ローラ24は、感光ドラム23の下方
において、本体ケーシング2側において回転可能に支持
された状態で、感光ドラム23と対向するように配置さ
れている。この転写ローラ24は、金属製のローラ軸
に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されてお
り、感光ドラム23に対して所定の転写バイアスが印加
されている。そのため、感光ドラム23上に担持された
トナーからなる可視像は、用紙3が感光ドラム23と転
写ローラ24との間を通る間に用紙3に転写される。可
視像が転写された用紙3は、搬送ベルト25を介して、
次に述べる熱定着装置18に搬送される。
【0032】熱定着装置18は、プロセスカートリッジ
17の側方下流側に配設され、次に詳述する、加熱ロー
ラ26、加熱ローラ26を押圧する加圧ローラ27、及
び、これら加熱ローラ26及び加圧ローラ27の下流側
に設けられる1対の搬送ローラ28を備えている。
【0033】そして、この熱定着装置18では、プロセ
スカートリッジ17において用紙3上に転写されたトナ
ー(記録媒体上の画像に相当)を、用紙3が加熱ローラ
26と加圧ローラ27との間を通過する間に熱定着させ
るようにしている。熱定着装置18において定着された
用紙3は、その後、熱定着装置18の下流側に設けられ
る搬送ローラ28及び29によって、排紙ローラ30に
搬送され、排紙ローラ30に送られた用紙3は、その排
紙ローラ30によって排紙トレイ31上に排紙される。
【0034】次に、熱定着装置18について、更に詳し
く説明する。熱定着装置18は、図2に示すように、加
熱ローラ26と加圧ローラ27との接触位置近傍で、且
つ、用紙3の搬送方向(矢印a)下流側となる位置に、
加熱ローラ26の表面に先端部32aが摺接する剥離爪
32を備えている。この剥離爪32は、加熱ローラ26
の軸方向(図2における奥行き方向)に一定間隔をおい
て複数設けられており、加熱ローラ26の表面に摺接し
た断面鋭角状の先端部32aにより、加熱ローラ26に
付着した用紙3を剥離させる。また、剥離爪32は、ス
テンレス製であると共に中空部が形成されており、この
中空部には当該剥離爪32を加熱するための専用のセラ
ミックヒータ33が挿入されている。
【0035】そして、図3に示すように、セラミックヒ
ータ33には、当該セラミックヒータ33に通電する駆
動回路34が接続されており、更に、この駆動回路34
には、当該駆動回路34からセラミックヒータ33への
通電のオン/オフを制御する制御回路35が接続されて
いる。
【0036】この制御回路35は、用紙3上に転写され
たトナーを定着させるための定着動作が行われている
間、駆動回路34にセラミックヒータ33への通電を行
わせるようになっている。そして、セラミックヒータ3
3が駆動回路34からの通電により発熱すると、剥離爪
32は、セラミックヒータ33からの伝熱により200
℃前後に昇温する。
【0037】一方、図2に示すように、加熱ローラ26
は、中空部が形成されたアルミニウム製の円筒状のもの
であり、その表面にはフッ素樹脂層が形成され、その中
空部には、加熱ローラ26の軸方向に沿ってハロゲンヒ
ータ36が設けられている。尚、図示しないが、本熱定
着装置18は、加熱ローラ26を図2における矢印bの
方向に回転駆動する駆動装置と、加熱ローラ26の表面
温度を検出する温度センサとを備えている。
【0038】次に、熱定着装置18の動作について説明
する。レーザプリンタ1が用紙3に画像を印刷するため
の印刷動作を行っている間、熱定着装置18では、用紙
3上に転写されたトナーを定着させるための定着動作と
して、図示しない駆動装置により加熱ローラ26が矢印
bの方向に回転駆動されると共に、ハロゲンヒータ36
により加熱ローラ26が加熱される。ここで、ハロゲン
ヒータ36の発熱量は、図示しない温度センサによる検
出温度に基づき、加熱ローラ26の温度がトナーを用紙
3へ定着させるのに適した定着温度(本実施形態では、
180℃)となるように制御される。
【0039】また、こうした定着動作中には、セラミッ
クヒータ33への通電が行われ、剥離爪32の温度が2
00℃前後となっている。そして、熱定着装置18に搬
送されて来た用紙3は、加熱ローラ26と加圧ローラ2
7との間に誘導され、当該用紙3のトナーが転写された
側が、加圧ローラ27により加熱ローラ26に押し付け
られた状態で加熱される。こうしてトナーが熱定着され
た用紙3は、加熱ローラ26と加圧ローラ27との間を
通過するが、その際、加熱ローラ26に付着した用紙3
は、剥離爪32により剥離される。
【0040】また、トナーを用紙3へ定着させる際に、
用紙3に定着できなかったトナーが加熱ローラ26に付
着するが、加熱ローラ26に付着したトナーが剥離爪3
2に掻き取られてそのまま剥離爪32に付着しても、剥
離爪32自体が高温となっているため十分に溶かされ
る。このため、剥離爪32に多量のトナーが蓄積される
前に、剥離爪32から加熱ローラ26にトナーが戻るこ
ととなる。
【0041】このような第1実施形態のレーザプリンタ
1によれば、トナーが十分に溶ける程度に剥離爪32を
高温にすることで、剥離爪32にトナーが多量に蓄積し
ないようにして、用紙3の汚れを防ぐことができる。ま
た、トナーが十分に溶ける程度に高温にするのは剥離爪
32のみであることから、他の構成要素には殆ど影響が
なく、他の構成要素の耐熱性を向上させる必要がない。
【0042】更に、定着動作中は剥離爪32を常時高温
に保つ構成により、剥離爪32に蓄積されるトナーの量
を最小限に抑えることができ、その結果、剥離爪32か
ら加熱ローラ26に戻るトナーが少量ずつとなるため、
用紙3に付着しても目立たなくすることができる。しか
も、剥離爪32に付着したトナーを除去するために、わ
ざわざ定着動作を休止する必要がないことから、印刷動
作に影響を与えない。
【0043】尚、上記第1実施形態の熱定着装置18で
は、剥離爪32の材料としてステンレスを用いたが、こ
れ以外の材料を用いてもよい。例えば、樹脂を用いるこ
とも可能ではあるが、熱伝導率や耐熱性の高さが要求さ
れるため、金属を用いることが好ましい。ステンレス以
外の金属としては、例えば、鉄やアルミニウムや銅等を
用いることができる。
【0044】また、上記第1実施形態の熱定着装置18
では、セラミックヒータ33が剥離爪32に内蔵されて
いたが、これに限ったものではなく、例えば、セラミッ
クヒータ33が剥離爪32の外面に接触した状態で設け
られていてもよい。但し、セラミックヒータ33の余分
な放熱量を少なくすることができるという面で、剥離爪
32に内蔵されている方が有利である。
【0045】一方、上記第1実施形態の熱定着装置18
では、定着動作中は常に剥離爪32を加熱するようにし
ていたが、これに限ったものではない。例えば、通常は
剥離爪32を加熱せず、定着動作中に搬送されてくる用
紙3の枚数を100枚カウントする毎に、剥離爪32を
一時的に加熱して剥離爪32に付着したトナーを除去す
るというように、定期的に行ってもよい。但し、このよ
うに定期的に行う場合には、剥離爪32に多量のトナー
が蓄積しない程度に、頻繁に行うことが好ましい。
【0046】また、上記第1実施形態では、加熱ローラ
26が、定着部材に相当し、ハロゲンヒータ36が、第
1の加熱手段に相当している。また更に、剥離爪32
が、剥離部材に相当し、セラミックヒータ33が、第2
の加熱手段に相当している。次に、第2実施形態のレー
ザプリンタについて図4を用い説明する。
【0047】本第2実施形態のレーザプリンタは、基本
的な構成については第1実施形態のレーザプリンタ1と
同一であるが、熱定着装置の構成、詳しくは熱定着装置
における剥離爪32及び加熱ローラ26を加熱するため
の構成が異なる。そのため、以下の説明ではこの相違点
について述べることとし、第1実施形態のレーザプリン
タ1と同じ構成要素については、同一の符号を付してい
るため、その説明を省略する。尚、以下の説明では、レ
ーザプリンタについても、便宜上、同じ符号を用いてい
る。
【0048】図4に示す本第2実施形態の熱定着装置4
0は、剥離爪32及び加熱ローラ26を加熱するため
に、第1実施形態の熱定着装置18のようにセラミック
ヒータ33やハロゲンヒータ36といった発熱体を用い
ておらず、電磁誘導加熱により剥離爪32及び加熱ロー
ラ26を発熱させる構成となっている。
【0049】このため、本熱定着装置40は、第1実施
形態の熱定着装置18の構成要素のうち、セラミックヒ
ータ33、駆動回路34、制御回路35及びハロゲンヒ
ータ36を備えていない。一方、本熱定着装置40は、
剥離爪32及び加熱ローラ26を電磁誘導加熱により発
熱させるための特有の構成要素を備えている。以下、本
熱定着装置40の構成について詳しく説明する。尚、本
熱定着装置40では、加熱ローラ26の金属材料として
剥離爪32と同じステンレスが用いられ、その表面には
フッ素樹脂層が形成されている。
【0050】熱定着装置40は、図4に示すように、加
熱ローラ26の軸方向一端部に近接して設けられる誘導
コイル41と、加熱ローラ26の軸方向両端部を挟み込
むように設けられる略コの字状の第1伝達部材42と、
加熱ローラ26と第1伝達部材42との間に設けられる
棒状の第2伝達部材43とを備えている。
【0051】誘導コイル41には、図示しない高周波発
生装置により高周波電流が流されるようになっており、
誘導コイル41は、高周波電流が流されることで誘導磁
束を発生させる。一方、第1伝達部材42は、各剥離爪
32を貫通して加熱ローラ26の軸方向と平行に設けら
れる棒状の長手側伝達部44と、この長手側伝達部44
の両端で該伝達部44と直角に接続され、加熱ローラ2
6側に延びる棒状の短手側伝達部45,46と、一方の
短手側伝達部45と誘導コイル41とを接続するコイル
側軸部47と、他方の短手側伝達部46から、加熱ロー
ラ26の誘導コイル41側とは反対側の端部に近接する
位置まで延びるローラ側軸部48とからなっている。
【0052】また、第2伝達部材43は、各剥離爪32
を貫通して加熱ローラ26の軸方向と平行に設けられる
棒状の部材であり、一端が誘導コイル41における加熱
ローラ26と対向する面に接続されている。そして、第
1伝達部材42及び第2伝達部材43は、ステンレスよ
り高透磁率の磁性材料(本実施形態では、フェライト)
により形成されている。
【0053】このような構成により、熱定着装置40で
は、誘導コイル41で発生した誘導磁束の磁路として、
図4にて一点鎖線の矢印で示すような、第1伝達部材4
2及び加熱ローラ26からなる第1の磁気回路と、図4
にて破線の矢印で示すような、第1伝達部材42、剥離
爪32及び第2伝達部材43からなる第2の磁気回路と
が形成される。即ち、第1の磁気回路では、誘導コイル
41で発生した誘導磁束が、第1伝達部材42により、
加熱ローラ26における誘導コイル41と対向する側と
は反対側の端部まで伝達される。また、第2の磁気回路
では、第1伝達部材42及び第2伝達部材43により、
各剥離爪32に誘導磁束が伝達される。このため、加熱
ローラ26の表面全域及び各剥離爪32の表面に誘導電
流が流れ、これらの部分がジュール熱により発熱する。
【0054】特に、本熱定着装置40では、第2の磁気
回路により、誘導コイル41で発生した誘導磁束の一部
が、加熱ローラ26を介さずに各剥離爪32に直接伝達
されるようになっているため、誘導コイル41で発生し
た誘導磁束を、剥離爪32と加熱ローラ26とに一定の
割合で分配するように設計することが可能となる。そし
て、本熱定着装置40は、誘導磁束による発熱により加
熱ローラ26の温度が180℃となっている状態で、剥
離爪32の温度が200℃前後となるように設計されて
いる。
【0055】次に、熱定着装置40の動作について説明
する。レーザプリンタ1が用紙3に画像を印刷するため
の印刷動作を行っている間、熱定着装置40では、用紙
3上に転写されたトナーを定着させるための定着動作と
して、第1実施形態の場合と同様に、図示しない駆動装
置により加熱ローラ26が回転駆動される。更に、図示
しない高周波発生装置により誘導コイル41に高周波電
流が流され、誘導コイル41で誘導磁束が発生する。こ
こで、誘導コイル41による誘導磁束の発生量は、図示
しない温度センサによる検出温度に基づき、加熱ローラ
26の温度がトナーを用紙3へ定着させるのに適した定
着温度(180℃)となるように制御される。このた
め、剥離爪32の温度は200℃前後となる。従って、
加熱ローラ26及び剥離爪32の温度が、第1実施形態
の場合と同様の条件となり、剥離爪32に多量のトナー
が蓄積することが防止される。
【0056】このような第2実施形態のレーザプリンタ
1によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、更に、
加熱ローラ26と剥離爪32とを、共通の誘導コイル4
1及び図示しない高周波発生装置を用いて発熱させてい
るため、低コストで構成することができる。しかも、こ
のように加熱ローラ26と剥離爪32とで誘導磁束の発
生源を共用しているにもかかわらず、剥離爪32の温度
を加熱ローラ26の温度より高くすることができる。
【0057】尚、上記第2実施形態では、剥離爪32及
び加熱ローラ26の金属材料(発熱部分に相当)として
ステンレスを用いたが、これに限ったものではなく、電
磁誘導加熱によって発熱しやすい電気抵抗率の高い金属
であればよい。例えば、鉄やニッケルや亜鉛等のよう
に、電気抵抗率が3×10-6[Ω・cm]以上の材料が
好ましい。
【0058】また、上記第2実施形態の熱定着装置40
では、剥離爪32の温度を加熱ローラ26の温度よりも
高くするために、誘導コイル41で発生した誘導磁束の
一部を加熱ローラ26を介さずに各剥離爪32に伝達す
るようにしたが、これ以外の方法であってもよい。
【0059】例えば、図5に示すように、第2伝達部材
43を備えていない構成(即ち、加熱ローラ26を介さ
ずに各剥離爪32を通る磁路が存在しない構成)の熱定
着装置50であっても、剥離爪32の表面に、加熱ロー
ラ26の金属材料として用いられる材料よりも電磁誘導
加熱により発熱しやすい材料を用いることで、剥離爪3
2の温度を加熱ローラ26の温度よりも高くすることが
できる。つまり、図5に示す構成では、剥離爪32を通
る磁路として、破線の矢印で示すような、第1伝達部材
42から剥離爪32の表面を通り、剥離爪32の先端部
32aを介して加熱ローラ26の表面に繋がる磁気回路
が形成される。
【0060】加えて、図5に示す構成のように、剥離爪
32の先端部32aを通過する磁路が形成されている場
合には、一番高温にしたい剥離爪32の先端部32aで
磁束が集中するため、先端部32aを選択的に発熱させ
ることができる。また、上記第2実施形態では、第1伝
達部材42と、第2伝達部材43とが、第2の加熱手段
に相当している。また更に、誘導コイル41と、図示し
ない高周波発生装置と、第1伝達部材42とが、第1の
加熱手段に相当し、誘導コイル41と、図示しない高周
波発生装置とが、磁束発生手段にも相当している。
【0061】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。例えば、加熱ローラ26の表面に摺接して、加
熱ローラ26の表面に付着したトナーを除去するクリー
ニング装置を設けてもよい。このようにすれば、剥離爪
32から加熱ローラ26に戻ったトナーを除去して、用
紙3に付着することを防ぐことができる。
【0062】また、剥離爪32の先端部32aの表面
を、フッ素樹脂などの離型性の高い材料でコーティング
してもよい。このようにすれば、剥離爪32に付着した
トナーをより効果的に除去することができる。また更
に、本発明の熱定着装置は、レーザプリンタに限らず、
例えば、複写機やファクシミリ等のように、電子写真方
式を利用した様々な画像形成装置に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のレーザプリンタの要部側断面
図である。
【図2】 第1実施形態の熱定着装置の概略構成図であ
る。
【図3】 セラミックヒータを発熱させるための構成を
表すブロック図である。
【図4】 第2実施形態の熱定着装置の概略構成図であ
る。
【図5】 第2実施形態の変形例としての熱定着装置の
概略構成図である。
【符号の説明】
1…レーザプリンタ、3…用紙、18,40,50…熱
定着装置、26…加熱ローラ、27…加圧ローラ、32
…剥離爪、32a…先端部、33…セラミックヒータ、
34…駆動回路、35…制御回路、36…ハロゲンヒー
タ、41…誘導コイル、42…第1伝達部材、43…第
2伝達部材、44…長手側伝達部、45…短手側伝達
部、46…短手側伝達部、47…コイル側軸部、48…
ローラ側軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 BA15 BA16 BA19 BA20 BA21 BA25 BA27 BA30 BB03 BB05 BB18 BB22 BB28 BE06 3K059 AB19 AB28 AD34 CD52

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上の画像を熱定着させる定着部
    材と、 前記定着部材を加熱する第1の加熱手段と、 前記記録媒体を前記定着部材から剥離させる剥離部材
    と、 を備えた熱定着装置において、 前記剥離部材を加熱する第2の加熱手段を備えたこと、 を特徴とする熱定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱定着装置において、 前記第2の加熱手段は、それ自体が発熱するものである
    と共に、前記剥離部材と一体で設けられていること、 を特徴とする熱定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の熱定着装置において、 前記第2の加熱手段は、通電により発熱する発熱体であ
    ること、 を特徴とする熱定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の熱定着装置において、 前記第2の加熱手段は、電磁誘導加熱により前記剥離部
    材自体を発熱させるように構成されていること、 を特徴とする熱定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の熱定着装置において、 前記第1の加熱手段は、誘導磁束を発生させる磁束発生
    手段を備えていると共に、該磁束発生手段に発生させた
    誘導磁束による電磁誘導加熱により、前記定着部材自体
    を発熱させるように構成されており、 前記第2の加熱手段は、前記磁束発生手段により発生さ
    れた誘導磁束を利用して、前記剥離部材の電磁誘導加熱
    を行うように構成されていること、 を特徴とする熱定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の熱定着装置において、 前記第2の加熱手段は、前記磁束発生手段により発生さ
    れた誘導磁束の一部を、前記剥離部材に直接伝達する磁
    気回路を有すること、 を特徴とする熱定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の熱定着装置において、 前記第2の加熱手段は、前記磁束発生手段から前記定着
    部材へ誘導磁束を導く第1の磁気回路と並列に、前記磁
    束発生手段から前記剥離部材へ誘導磁束を導く第2の磁
    気回路を形成することで、前記剥離部材の電磁誘導加熱
    を行うようになっていること、 を特徴とする熱定着装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の熱定着装置において、 前記剥離部材の発熱部分には、前記定着部材の発熱部分
    に用いられている材料より電気抵抗値の高い材料が用い
    られていること、 を特徴とする熱定着装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8の何れか1項に
    記載の熱定着装置において、 前記第2の加熱手段は、当該熱定着装置が前記記録媒体
    上の画像を定着させるための定着動作を行っている際
    に、前記剥離部材を加熱するように構成されているこ
    と、 を特徴とする熱定着装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体上に画像を形成する画像形成
    装置であって、 記録媒体上の画像を定着させる装置として、請求項1な
    いし請求項9の何れか1項に記載の熱定着装置を備えて
    いること、 を特徴とする画像形成装置。
JP2001356115A 2001-11-21 2001-11-21 熱定着装置及び画像形成装置 Pending JP2003156967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001356115A JP2003156967A (ja) 2001-11-21 2001-11-21 熱定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001356115A JP2003156967A (ja) 2001-11-21 2001-11-21 熱定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003156967A true JP2003156967A (ja) 2003-05-30

Family

ID=19167698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001356115A Pending JP2003156967A (ja) 2001-11-21 2001-11-21 熱定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003156967A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7551883B2 (en) 2006-08-24 2009-06-23 Sharp Kabushiki Kaisha Paper separation claw having cavity and through-hole
US7565101B2 (en) 2005-05-30 2009-07-21 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus having the same
JP2009217181A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Kyocera Mita Corp 定着装置、定着装置の制御方法、及び画像形成装置
US7616919B2 (en) 2005-02-10 2009-11-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and fixing device
US7783220B2 (en) 2006-08-24 2010-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha Roller drive control method of fixing apparatus and fixing apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7616919B2 (en) 2005-02-10 2009-11-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and fixing device
US7565101B2 (en) 2005-05-30 2009-07-21 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus having the same
US7551883B2 (en) 2006-08-24 2009-06-23 Sharp Kabushiki Kaisha Paper separation claw having cavity and through-hole
US7783220B2 (en) 2006-08-24 2010-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha Roller drive control method of fixing apparatus and fixing apparatus
JP2009217181A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Kyocera Mita Corp 定着装置、定着装置の制御方法、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8676078B2 (en) Fixing device, image forming apparatus incorporating same, and method for fixing toner image on recording medium
JP4448016B2 (ja) 像加熱装置
EP0860752B1 (en) Image forming apparatus having a fixing apparatus
US7437112B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus
JP2004085698A (ja) 画像形成装置
JP2007047674A (ja) 画像形成装置
JP2012230293A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
US20130279956A1 (en) Image heating apparatus
JP2003156967A (ja) 熱定着装置及び画像形成装置
JP2003307964A (ja) 画像形成装置
JPH11297463A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP5116350B2 (ja) 定着装置
JPH02162382A (ja) 定着装置
JP2000340337A (ja) 発熱体、像加熱装置及び画像形成装置
JPH10189218A (ja) 加熱体、加熱装置および画像形成装置
JP2019035887A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP3181755B2 (ja) 定着装置
JP2560461B2 (ja) 定着装置
JP2003282219A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP5496644B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2677729B2 (ja) 画像形成方法
JPH09325643A (ja) 画像形成装置
JP2011141389A (ja) レーザ定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2003076181A (ja) 加熱定着装置とそれを用いた画像形成装置
JPH07111606B2 (ja) 定着装置