JP2003156668A - 光学ユニット、露光装置および光学機器 - Google Patents

光学ユニット、露光装置および光学機器

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JP2003156668A JP2001354891A JP2001354891A JP2003156668A JP 2003156668 A JP2003156668 A JP 2003156668A JP 2001354891 A JP2001354891 A JP 2001354891A JP 2001354891 A JP2001354891 A JP 2001354891A JP 2003156668 A JP2003156668 A JP 2003156668A
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押え環等をレンズの光学面に当接させる保持
構造では、光学面の弾性変形が大きく、光学性能が劣化
する。 【解決手段】 光学素子1と、この光学素子を保持する
素子保持部材3,4とを有する光学ユニットにおいて、
光学素子に、この光学素子の光学面とは異なる面として
の保持面を形成し、素子保持部材を上記保持面に当接さ
せることにより光学素子を保持させる。例えば、光学素
子に、光軸方向に略平行な保持面を形成し、素子保持部
材をこの保持面に光軸を中心とする周方向から当接させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体露光装置の
投影光学系やビデオ,スチルカメラといった撮影装置そ
の他の光学機器に用いられる光学ユニットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、光学素子のひとつであるレンズを
光学機器のレンズ筐体内に保持する方法としては、図7
に示すように、押え環と呼ばれるリング状の部材によっ
て押える方法が一般に用いられている。
【0003】図7において、レンズ筐体52内に固定さ
れたレンズ保持部材53の内径には、レンズ51の外周
部と嵌合する部分と、レンズ51の光学面の周辺部を支
える支持部53aとが形成されており、このレンズ保持
部材53にセットしたレンズ51の反対側の光学面を、
レンズ保持部材53の内周部に形成されたネジ部にねじ
込んだリング状の押え環54によって押さえ込む。
【0004】これにより、押え環54とレンズ保持部材
53の支持部53aとにより、レンズ51がレンズ保持
部材53内に保持される。
【0005】また、図8に示すように、押え板55をレ
ンズ51の光軸を中心とした周方向1ヶ所以上に配置
し、ビス56でレンズ保持部材53に止め付けることに
より、レンズ51を保持するという方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
7および図8に示した従来のレンズ保持方法では、レン
ズ51の光学面にレンズ保持部材53,押え環54ある
いは押え板55が所定の圧力で当接するために、レンズ
51の光学面が弾性変形し、レンズ51を含む光学系の
収差等の光学性能が劣化してしまうという問題がある。
【0007】しかも、押え環54の締め込み具合や押え
板55を止め付けるビス56の締め込み具合によって、
レンズ51の弾性変形量が変化するので、組立て具合に
よって光学系の光学性能にばらつきが生じるという問題
もある。
【0008】さらに、レンズ51はガラス材料で作られ
ることが多く、レンズ保持部材53、押え環54および
押え板55は金属材料で作られることが多い。この場
合、両者の線膨張係数に差があるため、温度が変化した
ときに、レンズ51とその他の部材との間に温度変化に
よる伸縮量に差が生じ、押え環54あるいは押え板55
によるレンズ51の押え量(もしくは押え力)が変化し
て、レンズ51の光学面の弾性変形量が変化する。この
ため、温度変化によって光学系の光学性能が変化すると
いう問題もある。
【0009】そこで本発明は、光学素子の保持構造や温
度変化に起因した光学性能の劣化を抑えることができる
ようにした光学ユニットを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、光学素子と、この光学素子を保持す
る素子保持部材とを有する光学ユニットにおいて、光学
素子に、この光学素子の光学面とは異なる面としての保
持面を形成し、素子保持部材を上記保持面に当接させる
ことにより光学素子を保持するようにしている。
【0011】具体的には、例えば、光学素子に、光軸方
向に略平行な保持面を形成し、素子保持部材をこの保持
面に光軸を中心とする周方向から当接させるようにすれ
ばよい。
【0012】また、光学素子に、光軸直交方向に略平行
な保持面を形成し、素子保持部材をこの保持面に光軸方
向から当接させるようにしてもよい。
【0013】さらに、光学素子に、この光学素子の光軸
と直交する平面に対して略平行な穴を形成し、素子保持
部材を上記穴の内面に光軸方向から当接させることによ
り光学素子を保持させるようにしてもよい。
【0014】このように、光学素子に光学面とは異なる
面として形成した保持面に素子保持部材を当接させて光
学素子を保持させることによって、光学素子の保持構造
自体に起因する光学性能に影響を与えるような光学面の
弾性変形を抑えることが可能となるとともに、組立て具
合のばらつきや温度変化に伴う各部材の伸縮量差に起因
する光学面の弾性変形量の変化を最小限に留めることが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜3には、
本発明の第1実施形態である光学ユニットを示してい
る。図1は上記光学ユニット全体を光軸方向から見た図
であり、図2は上記光学ユニットの一部を拡大して示す
図である。また、図3はレンズを保持する前の光学ユニ
ットを拡大して示す図である。
【0016】これらの図において、1は光学ユニットを
構成するレンズ(光学素子)であり、このレンズ1の光
学有効径外である周辺部の周方向3箇所には、所定の間
隔をあけて2本の溝部1aが平行に形成されている。こ
れにより、2本の溝部1aの間には、凸形状部分が残
り、この凸形状部分の周方向両端面には、光学面とは異
なる面であって、それぞれ光軸方向に略平行でありかつ
互いに平行な一対の保持面が形成される。
【0017】2はリング状のレンズ保持ベースであり、
このレンズ保持ベース2の内周部には、光軸方向に凸と
なる支持突起2aが円周方向3箇所に設けられている。
【0018】3はL字型に形成された保持具であり、レ
ンズ保持ベース2の内周部の周方向3箇所に一体的に取
り付けられている。4は保持具であり、上記L字型の保
持具3にボルト5によって連結されている。
【0019】なお、レンズ保持ベース2、保持具3,4
およびボルト5によって請求の範囲にいう素子保持部材
が構成される。
【0020】6は本実施形態の光学ユニットの本体をな
す筐体であり、レンズ保持ベース2を一体的に保持して
いる。
【0021】このように構成された光学ユニットにおい
て、レンズ1は、筐体6に保持されたレンズ保持ベース
2に設けられた3箇所の支持突起2aの上面に、その光
学面の下面周辺部を当接させて配置される。これによ
り、組立て時および組立て後におけるレンズ1の光軸方
向移動が阻止される。
【0022】そして、レンズ1の周方向3箇所に設けら
れた一対の保持面のうち一方の保持面には、L字型の保
持具3の面が当接し、他方の保持面には保持具4が当接
する。この状態で、両保持具3,4を連結するボルト5
を両保持具3,4の間隔が狭まる方向に締め込むことに
より、両保持面(つまりは溝1aの間の凸形状部分)が
両保持具3,4によって挟み込まれ、レンズ1は各保持
面と両保持具3,4との間の摩擦力によって保持され
る。
【0023】なお、各保持面と両保持具3,4との間に
摩擦力を増加させるための部材を挟むようにしてもよ
い。
【0024】こうして、レンズ1は、両保持具3,4か
ら周方向の力(挟み込み力)を受けてレンズ保持ベース
(つまりは筐体6)に対して位置決め保持される。
【0025】ここで、従来の押え環や押え板を用いた保
持方法では、レンズの光学面自体に、この光学面に交差
する方向の押え込み保持力が作用するので、この保持力
による光学面の変形が大きい。
【0026】これに対して、本実施形態では、レンズ1
の光学面に略直交する保持面に、レンズ周方向(光学面
に平行な方向)に保持力が働くので、保持力による光学
面の変形は上記従来の方法に比べてかなり小さくなる。
なお、本実施形態では、レンズ1の下面(光学面)の周
面部に支持突起2aが当接しているが、ここにはレンズ
1の自重を支える程度の当接力が作用するにすぎないの
で、従来のように押え環や押え板で光学面を押さえ込む
場合に比べて力としては小さい。
【0027】従って、本実施形態によれば、従来の押え
環や押え板を用いた保持構造自体に起因する、レンズの
光学面の弾性変形による光学性能の劣化がかなり改善さ
れる。
【0028】また、ボルト5の締め込み具合がばらつい
たり、レンズ1をガラス材料で作る一方、保持具3,
4、ボルト5およびレンズ保持ベース2からなる素子保
持部材を金属材料で作ることによって両者の温度変化に
対する伸縮量が異なったりして、保持力が変化しても、
光学面への影響は従来の保持方法に比べて小さい。
【0029】したがって、従来の保持方法において問題
となっていた、組立て具合や温度変化によって光学性能
がばらついたり変化したりすることも少ない。
【0030】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、レンズ1の保持構造自体や組立て具合および温度変
化に起因した光学性能の劣化が少なく、安定して高い光
学性能を得られる光学ユニットを実現することができ
る。
【0031】なお、本実施形態では、レンズ保持ベース
2に支持突起2aを設けた場合について説明したが、こ
の支持突起2aを設けずに保持具3,4による挟み込み
のみでレンズ1を保持するようにしてもよい。
【0032】(第2実施形態)図4には、本発明の第2
実施形態である光学ユニットを示している。図4は上記
光学ユニットの一部を拡大して示す図である。なお、本
実施形態において、第1実施形態と共通する構成要素に
は第1実施形態と同符号を付す。
【0033】本実施形態では、レンズ1’の光学有効径
外である周辺部の周方向3箇所に、溝部1bを形成す
る。これにより、この溝部1bにおける相互に対向する
2つの内面に、光学面とは異なる面であって、それぞれ
光軸方向に略平行でありかつ互いに平行な一対の保持面
が形成される。
【0034】そして、この一対の保持面のうち一方の保
持面に、レンズ保持部材2に一体的に取り付けられたL
字型の保持具7の面を当接させ、他方の保持面には保持
具8を当接させる。この状態で、両保持具7,8を連結
するボルト9を両保持具7,8の間隔を広げる方向に回
転させることにより、各保持面に各保持具3,4が押圧
され、レンズ1’は各保持面と両保持具7,8との間の
摩擦力によって保持される。
【0035】本実施形態においても、レンズ1’の光学
面に略直交する保持面に、レンズ周方向に保持力が働く
ので、保持力による光学面の変形は上記従来の方法に比
べてかなり小さくなる。
【0036】従って、本実施形態によれば、従来の押え
環や押え板を用いた保持構造自体に起因する、レンズの
光学面の弾性変形による光学性能の劣化がかなり改善さ
れる。
【0037】また、ボルト5の締め込み具合がばらつい
たり、レンズ1’をガラス材料で作る一方、保持具7,
8、ボルト9およびレンズ保持ベース2からなる素子保
持部材を金属材料で作ることによって両者の温度変化に
対する伸縮量が異なったりして、保持力が変化しても、
光学面への影響は従来の保持方法に比べて小さい。
【0038】したがって、組立て具合や温度変化によっ
て光学性能がばらついたり変化したりすることも少な
い。
【0039】(第3実施形態)図5には、本発明の第3
実施形態である光学ユニットを示している。図5は上記
光学ユニットの一部を拡大して示す図であり、(a)は
光軸方向視図である(b)中のA−A線断面を示してい
る。なお、本実施形態において、第1実施形態と共通す
る構成要素には第1実施形態と同符号を付す。
【0040】本実施形態では、レンズ1”の光学有効径
外である周辺部の周方向3箇所に、所定の間隔をあけて
2本の溝部1cが平行に形成されている。これにより、
2本の溝部1cの間には、凸形状部分が残る。そして、
この凸形状部分の厚み(光軸)方向中央には溝部1dが
形成されている。これにより、溝部1dにおける相互に
対向する2つの内面に、光学面とは異なる面であって、
それぞれ光軸直交方向に略平行であり、かつ互いに平行
な一対の保持面が形成される。
【0041】また、レンズ保持部材2の内周部における
周方向3箇所には、先端内側に突起10aを有する保持
具10が一体的に設けられており、この保持具10には
ボルト12によって、先端内側に突起11aを有する保
持金具11が連結されている。
【0042】本実施形態では、レンズ1”をレンズ保持
ベース2の内周の所定位置に配置した上で、上記一対の
保持面(溝部1d)の間に保持具10,11の突起10
a,11aを挿入し、少なくとも上側の保持面と両突起
10a,11aとを当接させ、さらに両突起10a,1
1aの先端同士が当接するまでボルト12を締め込む。
また、上記一対の保持面と突起10a,11aとの間お
よび保持具10,11の側面と溝部1cが形成された凸
形状部分の側面との間に接着剤を注入して硬化させ、レ
ンズ1”のガタつきを防止する。
【0043】本実施形態によれば、レンズ1”には、保
持具10,11の突起10a,11aと保持面との間に
おいてレンズ自重を支える力が作用するが、これ以外の
保持力は作用しない。したがって、本実施形態によれ
ば、従来の押え環や押え板を用いた保持構造自体や、ボ
ルト12の締め込み具合や、温度変化に対する各部材の
伸縮量差による光学面への影響は従来の保持方法に比べ
てきわめて小さくすることができる。
【0044】なお、本実施形態では、レンズ1”の凸形
状部分に溝部1dを形成した場合について説明したが、
図5(c)に示すように、溝部1dの代わりに、レンズ
1”の光軸と直交する平面に対して略平行な穴1eを形
成し、保持具10,11の突起10a,11aを穴1e
の内面に光軸方向から当接させるようにしてもよい。
【0045】(第4実施形態)図6には、上記第1から
第3実施形態にて説明した光学ユニットを半導体露光装
置に適用した実施形態を示すものであり、露光装置を模
式的に示している。
【0046】図6において、レチクルステージ91に搭
載されたレチクル90の一部には、照明光学系92から
の照明光が照射される。照明光学系92に内蔵された光
源(不図示)は、例えば248nm付近の発振波長を有
するKrFエキシマレーザー、193nm付近の発振波
長を有するArFエキシマレーザー、あるいは157n
m付近の発振波長を有するF2エキシマレーザーであ
る。
【0047】レチクル90は照明光学系92により、レ
チクルに描かれたパターン領域の一部をスリット状に照
射する。このスリット部分に相当するパターンは投影光
学系93によって所定の倍率(例えば、1/4あるいは
1/5)に縮小され、ウエハーステージ94に搭載され
て表面に感光材が塗布されたウエハー95上に縮小投影
される。
【0048】投影光学系93は、露光装置のフレーム9
6に搭載されており、この投影光学系93に、上記光学
ユニットが用いられている。なお、投影光学系93は、
光学ユニットの筐体内に複数段にレンズ保持ベースを配
置し、各段のレンズ保持ベースに第1から第3実施形態
にて説明した方法でレンズを保持させている。
【0049】そして、投影光学系93に対してレチクル
90とウエハー95とを走査することにより、レチクル
90のパターン領域をウエハー95上の感光材に転写す
ることができる。この走査露光はウエハー95上の複数
の転写領域(ショット)に対して繰り返し行われる。
【0050】投影光学系93は高解像性能が要求され、
レンズ保持方法として精度の高い方法が要求される。し
たがって、第1から第3実施形態にて説明した方法でレ
ンズを保持することにより、投影光学系93の安定した
高解像性能を得ることができる。
【0051】なお、本実施形態では、レチクルとウエハ
ーを同期させながら走査露光して次のショットに順次移
動させるステップ・アンド・スキャン方式の露光装置に
ついて説明したが、本発明の光学ユニットは、この方式
の露光装置以外の露光装置にも用いることができる。例
えば、レチクルパターンを順次焼付け、ステップ移動さ
せるステップ・アンド・リピート、いわゆるステッパー
方式の露光装置であってもよい。
【0052】また、投影光学系としては、複数のレンズ
を用いた屈折型投影光学系、レンズと反射面を用いた反
射屈折光学系、あるいは反射面のみで構成した反射型光
学系のいずれを用いてもよい。これら各タイプの投影光
学系内の少なくとも1つの光学素子、例えばレンズ、平
行平板状ガラス、プリズム、ミラーおよびバイナリーオ
プティクスなどに本発明を適用することができる。
【0053】また、照明光学系として、光源としてg線
(436nmの波長)、i線(365nmの波長)の光
を照射する水銀ランプなどを用いてもよい。
【0054】さらに、本発明の光学ユニットは、露光装
置以外にも、カメラ、複写機その他の光学機器の光学系
にも用いることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学素子に光学面とは異なる面として形成した保持面に
素子保持部材を当接させて光学素子を保持させるので、
光学素子の保持構造自体に起因する光学性能に影響を与
えるような光学面の弾性変形を抑えることができるとと
もに、組立て具合のばらつきや温度変化に伴う各部材の
伸縮量差に起因する光学面の弾性変形量の変化を最小限
に留めることができる。したがって、安定した光学性能
が得られる光学ユニットさらにはこれを搭載した露光装
置や光学機器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光学ユニットを光
軸方向から見た図。
【図2】上記第1実施形態の光学ユニットの部分拡大
図。
【図3】上記第1実施形態の光学ユニット(レンズ保持
前)の拡大図。
【図4】本発明の第2実施形態である光学ユニットを光
軸方向から見た図。
【図5】本発明の第3実施形態である光学ユニットの部
分拡大図。
【図6】上記第1から第3実施形態の光学ユニットを用
いた露光装置の概略構成図。
【図7】押え環を用いた従来のレンズ保持構造の側面断
面図。
【図8】押え板を用いた従来のレンズ保持構造の側面断
面図。
【符号の説明】
1,1’,1” レンズ 2 レンズ保持ベース 3,4,7,8,10,11 保持具 5,9,12 ボルト 6 筐体 51 レンズ 52 筐体 53 レンズ保持部材 54 押え環 55 押え板 56 ビス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子と、この光学素子を保持する素
    子保持部材とを有する光学ユニットであって、 前記光学素子に、この光学素子の光学面とは異なる面と
    しての保持面が形成され、 前記素子保持部材は、前記保持面に当接することにより
    前記光学素子を保持することを特徴とする光学ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記光学素子に、前記保持面として前記
    光学素子の光軸方向に略平行な面が形成されており、 前記素子保持部材は、光軸を中心とする周方向から前記
    保持面に当接することにより前記光学素子を保持するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 【請求項3】 前記光学素子に、前記保持面として前記
    光学素子の光軸方向に略平行でかつ互いに略平行な一対
    の面が形成されており、 前記素子保持部材は前記一対の保持面に当接することに
    より前記光学素子を保持することを特徴とする請求項2
    に記載の光学ユニット。
  4. 【請求項4】 前記素子保持部材により保持された前記
    光学素子の光学面の周辺部に当接して、この光学素子の
    光軸方向への移動を阻止する移動阻止手段を設けたこと
    を特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の光学ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記光学素子に、前記保持面として前記
    光学素子の光軸直交方向に略平行な面が形成されてお
    り、 前記素子保持部材は前記保持面に光軸方向から当接する
    ことにより前記光学素子を保持することを特徴とする請
    求項1に記載の光学ユニット。
  6. 【請求項6】 前記光学素子に、前記保持面として前記
    光学素子の光軸直交方向に略平行でかつ互いに略平行な
    一対の面が形成されており、 前記素子保持部材は、前記一対の保持面に当接すること
    により前記光学素子を保持することを特徴とする請求項
    5に記載の光学ユニット。
  7. 【請求項7】 前記光学素子が、光軸方向両面が光学面
    であるレンズであることを特徴とする請求項1から6の
    いずれかに記載の光学ユニット。
  8. 【請求項8】 前記光学素子に、この光学素子の光軸と
    直交する平面に対して略平行な穴が形成されており、 前記素子保持部材が前記穴の内面に光軸方向から当接す
    ることにより前記光学素子を保持することを特徴とする
    請求項1に記載の光学ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載の光学
    ユニットを投影光学系に用いたことを特徴とする露光装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1から8のいずれかに記載の光
    学ユニットを備えたことを特徴とする光学機器。
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