JP2003156034A - 動圧軸受及びこれを備えたスピンドルモータ並びにこのスピンドルモータを有するディスク駆動装置 - Google Patents

動圧軸受及びこれを備えたスピンドルモータ並びにこのスピンドルモータを有するディスク駆動装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑な製造工程を要することなく、所定の軸受
部に所定量のオイルを注入することを可能とすると共
に、微小間隙内へのオイル注入時にオイルと空気との交
換を容易に行う。 【解決手段】一対のラジアル動圧軸受部間に、それぞれ
各ラジアル動圧軸受部に連続する一対のテーパ状空間を
有し且つ空気が保持される気体介在部を形成する。気体
介在部に保持される空気は、一対のテーパ状空間の一方
に開口する連通孔を通じて外気と連通され、連通孔が開
口するテーパ状空間に連続する側のラジアル動圧軸受部
へのオイルの注入を、この連通孔を通じて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作動流体としてオイ
ルを使用する動圧軸受及びこれを備えたスピンドルモー
タ並びにこのスピンドルモータを有するディスク駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク等のディスク状記録媒体
を回転駆動するために使用されるスピンドルモータは、
ディスクの記憶容量の増大や記録ヘッドによるデータへ
のアクセス速度の向上にともない、これまでロータの回
転を支持するための軸受手段として主に採用されてきた
ボールベアリングの限界性能近くにまで回転速度が高速
化しつつあり、これに代わって回転時に動圧発生溝のポ
ンピングアクションによってオイル等の作動流体に誘起
される動圧を利用し、非接触状態でロータの回転を支持
することが可能な動圧軸受が採用されるようになってき
た。
【0003】このような従来の流体動圧軸受を使用する
スピンドルモータは、図5に示すとおり、ロータaと一
体をなすシャフトbの外周面と、このシャフトbが回転
自在に挿通されるスリーブcの内周面との間に、ヘリン
グボーン溝d1,d1を有する一対のラジアル動圧軸受
部d,dが構成され、またシャフトaの一方の端部外周
面から半径方向外方に突出するディスク状スラストプレ
ートeの上面とスリーブbに形成された段部の平坦面と
の間並びにスラストプレートeの下面とスリーブbの一
方の開口を閉塞するスラストブッシュfとの間に、ヘリ
ングボーングルーブg1,g1を有する一対のスラスト
動圧軸受部g,gが構成されている。
【0004】シャフトbとスリーブcとの間には、一対
のラジアル動圧軸受部d,dの間に、半径方向の隙間寸
法がラジアル動圧軸受部d,d側からそれぞれテーパ状
に拡大し、連通孔hを通じて外気に連通可能な空気が保
持される気体介在部iが形成されており、この気体介在
部によってオイルが分離されている。
【0005】この連通孔hは、オイルの内圧と外気圧と
の圧力関係に応じてオイルの界面位置を調節するオイル
バッファとしての機能と、オイル内で発生した気泡を排
出する機能とを担っている。
【0006】上記構成の動圧軸受へのオイルの注入は、
連通孔hを通じて行われる。
【0007】すなわち、シャフトb並びにスラストプレ
ートeとスリーブc並びにスラストブッシュfとからな
るベアリングアッセンブリを形成しておき、オイル注油
機を用いて連通孔hを通じて気体介在部i内にオイルを
注入する。
【0008】この状態で一時放置すると、気体介在部i
内に貯えられたオイルが毛細管力によってラジアル動圧
軸受部d,d及びスラスト動圧軸受部g,gを構成する
微小間隙内へと侵入する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、各軸受部にオイルが適切に分配されない懸念が
ある。
【0010】つまり、加工誤差等によって、各ラジアル
動圧軸受部d,dに隣接する気体介在部iのテーパ状部
分の傾斜角が不均一に形成された場合、間隙の隙間寸法
に影響される毛細管力も不均一となり、オイルはテーパ
状部分の傾斜角が小さい方に偏って移動することとなる
ためである。
【0011】特に、一対のラジアル動圧軸受部d,dの
うち、スラストプレートeから遠い側のラジアル動圧軸
受部は、スラスト動圧軸受部g,gに連続する他方のラ
ジアル動圧軸受部よりもオイルの保持量が少ないことか
ら、所定量のオイルが分配されない場合は、早期にオイ
ルの不足が生じることとなる。
【0012】また、スラストプレートeの周辺部分は構
造が複雑であり、オイル内に気泡が残留する懸念があ
る。
【0013】このようなオイル保持量の不均一や気泡の
残留は、NRRO(非繰り返し性振れ成分)の悪化や振
動の発生並びに軸受外部へのオイルの流出といった、軸
受としての信頼性や耐久性を損なう問題が発生する原因
となる。
【0014】本発明は、複雑な製造工程を要することな
く、所定の軸受部に所定量のオイルを注入することがで
きると共に、微小間隙内へのオイル注入時にオイルと空
気との交換を容易に行うことができる動圧軸受及びこれ
を備えたスピンドルモータ並びにこのスピンドルモータ
を有するディスク駆動装置を提供することを目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シャフトと、該シャフトが相対回転自在に挿通され
る円筒状スリーブと、オイルを作動流体として該シャフ
トとスリーブとの相対回転を支持する一対のラジアル動
圧軸受部とを有してなる動圧軸受であって、前記一対の
ラジアル動圧軸受部間には、それぞれ各ラジアル動圧軸
受部に連続する一対のテーパ状空間を有し且つ空気が保
持される気体介在部が形成されており、前記気体介在部
に保持される空気は、前記一対のテーパ状空間のうちい
ずれか一方に開口する連通孔を通じて外気と連通され、
前記連通孔が開口するテーパ状空間に連続する側の前記
ラジアル動圧軸受部への前記オイルの注入は、前記連通
孔を通じて行われることで、毛細管力を利用してラジア
ル動圧軸受部にオイルを確実に注入することを可能とす
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、シャフトと、該
シャフトの先端部外周面から半径方向外方に突設される
円板状のスラストプレートと、前記シャフトが挿通され
る貫通孔並びに前記スラストプレートを収納する段部と
を有する円筒状のスリーブと、該スリーブの貫通孔の一
方開口を閉塞し前記スラストプレートと軸線方向に対向
するキャップとを備えた動圧軸受であって、前記シャフ
ト並びに前記スラストプレートと前記貫通孔及び前記段
部並びに前記キャップとの間には、オイルが保持される
微小間隙が規定され、前記シャフトと前記貫通孔との間
には、一対のラジアル動圧軸受部が構成され、スラスト
プレートと前記段部との間には、一方のスラスト動圧軸
受が前記ラジアル動圧軸受に隣接して構成され、前記ス
ラストプレートと前記キャップとの間には、他方のスラ
スト動圧軸受が構成されており、前記一対のラジアル動
圧軸受部間には、各ラジアル動圧軸受部から遠離るにし
たがって前記シャフトと前記貫通孔との間に規定される
前記微小間隙の半径方向の隙間寸法が拡大する一対のテ
ーパ状空間を有し且つ空気が保持される気体介在部が形
成されており、前記気体介在部に保持される空気は、前
記スリーブの外周面と前記一対のラジアル動圧軸受部の
うち前記スラストプレートから遠い側に位置するラジア
ル動圧軸受部に隣接する前記テーパ状空間内とに開口す
る連通孔を通じて外気と連通され、前記スラストプレー
トから遠い側に位置するラジアル動圧軸受部へのオイル
注入は、前記連通孔を通じて行われ、気体介在部に保持
される空気によって分離されるオイルを作動流体とする
一対のラジアル動圧軸受部へのオイル注入を毛細管力に
よって行う場合に、スラストプレートから遠い側のラジ
アル動圧軸受部に確実に所定量のオイルを注入すること
を可能とする。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の動圧軸受であって、前記一対のラジアル動圧軸受部の
うち前記スラストプレートに近接する側に位置するラジ
アル動圧軸受部と前記一方のスラスト動圧軸受部との間
には、前記オイルが連続して保持されると共に、前記ス
リーブには、前記スラストプレートの外周面と半径方向
に対向する前記段部の内周面と前記スリーブの外周面と
に開口する第2の連通孔が複数形成され、前記一方のス
ラスト動圧軸受部と前記スラストプレートに近接する側
に位置するラジアル動圧軸受部及び他方のスラスト動圧
軸受部へのオイル注入は、該第2の連通孔を通じて行わ
れ且つ前記第2の連通孔のうち、少なくとも1つは該オ
イル注入の際に空気抜きとして利用されるので、微小間
隙内へのオイルの注入量に応じて、これと同等の空気が
空気抜きとして利用される第2の連通孔を通じて排出さ
れるため、微小間隙内でのオイルと空気の交換が同時且
つ円滑に行われ、スラストプレート周辺部分の微小間隙
内に空気が残留する危険性が可及的に小さくなる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の動圧軸受であって、前記スラストプレートの外周面と
前記段部の内周面との間には、半径方向の隙間寸法が前
記一方及び他方のスラスト動圧軸受部から遠離るにした
がって拡大する一対のテーパ状空間を有し且つ空気が保
持される第2の気体介在部が形成されており、前記第2
の連通孔は該第2の気体介在部内に開口するので、各オ
イルの界面を同じ空気圧に晒すことで、安定した軸支持
を行うことが可能となる。
【0019】請求項5に記載の発明は、ステータを保持
するブラケットと、該ブラケットに対して相対回転する
ロータと、該ロータに固着され該ステータと協働して回
転磁界を発生するロータマグネットと、該ロータの回転
を支持する動圧軸受とを備えたスピンドルモータにおい
て、前記動圧軸受は、請求項1乃至4のいずれかに記載
した動圧軸受であるので、所望の軸受部に所定量のオイ
ルを確実に注入されることとなる。
【0020】請求項6に記載の発明は、情報を記録でき
る円板状記録媒体が装着されるディスク駆動装置におい
て、ハウジングと、該ハウジングの内部に固定され該記
録媒体を回転させるスピンドルモータと、該記録媒体の
所要の位置に情報を書き込み又は読み出すための情報ア
クセス手段とを有するディスク駆動装置であって、前記
スピンドルモータは、請求項5に記載したスピンドルモ
ータであるので、高い信頼性並びに耐久性が要求される
ハードディスクを駆動するディスク駆動装置において好
適に使用可能であるが、これに限定されず、ハードディ
スク等の固定式又はCD−ROM、DVD等の着脱式の
記録媒体を駆動するディスク駆動装置においても同様に
使用可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る動圧軸受及び
これを用いたスピンドルモータ並びにこのスピンドルモ
ータを用いたディスク駆動装置の実施形態について図1
乃至図4を参照して説明するが、本発明は以下に示す実
施例に限定されるものではない。
【0022】図1において、シャフト2とこのシャフト
2の下端部の外周面から半径方向外方に同軸状に突出す
る円板状のスラストプレート4とが一体的に形成されて
いる。シャフト2の上端部は、シャフト2の外径が上方
に向かって漸次縮小するテーパ状の傾斜面を有する第1
の環状溝2aが形成されている。シャフト2の外周面の
軸線方向中間部にはシャフト2の軸線方向中央部方向に
向かって傾斜する一対の傾斜面を有する第2の環状溝2
bが形成されている。シャフト2のスラストプレート4
側の端部とは反対側の端部は、カップ状のロータハブ6
に取付けられる。ロータハブ6の内周面にはロータマグ
ネット8が装着される。
【0023】シャフト2は、固定の円筒状スリーブ10
内に設けられた貫通孔内に挿通され、貫通孔の内周面と
シャフト2の外周面との間には微小間隙が規定されてい
る。貫通孔の一方の端部には、スラストプレート4と協
働して後に詳述する上部スラスト動圧軸受部を構成する
段部が設けられている。また、スリーブ10の貫通孔の
段部が形成される側の開口は、スラストプレート4の下
面と協働して後に詳述する下部スラスト動圧軸受部を構
成するカウンタプレート12によって閉塞される。スラ
ストプレート4の上下面と段部の下面並びに内周面、そ
してカウンタプレート12の上面との間には、微小間隙
が規定されている。スリーブ10の貫通孔の上方側開口
は、シャフト2の第1の環状溝2aの傾斜面との間に規
定されるテーパ状シールS1において外気に開放されて
いる。また、スリーブ10の外周部はブラケット16に
設けられた環状の円筒壁16a内に装着される。円筒壁
16aの外周部にはステータ18が取付けられ、ロータ
マグネット8と半径方向に対向する。
【0024】スリーブ10の貫通孔の内周面は、シャフ
ト2の外周面に形成された第2の環状溝2bと半径方向
に対向して、スリーブ10の貫通孔の内周面とシャフト
2の外周面との間の半径方向の微小間隙が拡大する間隙
拡大部20が規定されている。またスリーブ10には、
間隙拡大部20を軸受外部に開放するために半径方向に
延設される第1の連通孔10aが設けられている。間隙
拡大部20には、第1の通気10aを通じて取り込まれ
た空気が保持されている。この間隙拡大部20部分の構
成は後に詳述する。
【0025】間隙拡大部20の軸線方向上下部には、シ
ャフト2の外周面とスリーブ10の貫通孔の内周面との
間に規定される微小間隙内にオイルが保持されて、それ
ぞれ上部ラジアル動圧軸受部22と下部ラジアル動圧軸
受部24とが構成されている。スリーブ10の貫通孔の
内周面のシャフト2の外周面との間に上部ラジアル動圧
軸受部22を規定する部分には、動圧発生溝22aとし
て中心位置(溝の曲折部分の位置)が上部ラジアル動圧
軸受部22の軸線方向中間位置に位置するよう形成され
る軸線方向に対称な形状のヘリングボーン溝が設けられ
ており、モータの回転時には、このヘリングボーン溝に
よって上部ラジアル動圧軸受部22に保持されたオイル
にヘリングボーン溝の両端側(軸線方向上下部側)から
溝の曲折部分に向かって作用する動圧が発生する。つま
り、上部ラジアル動圧軸受部22では、軸線方向中間位
置において圧力ピークが発生し、両端部において最も圧
力が低くなるよう構成されている。
【0026】また、スリーブ10の貫通孔の内周面のシ
ャフト2の外周面との間に下部ラジアル動圧軸受部24
を規定する部分には、動圧発生溝24aとして中心位置
(溝の曲折部分の位置)が下部ラジアル動圧軸受部24
の下方に偏倚して位置するよう形成される軸線方向に非
対称な形状のヘリングボーン溝が設けられており、モー
タの回転時には、ヘリングボーン溝によって下部ラジア
ル動圧軸受部24に保持されたオイルにヘリングボーン
溝の両端側(上下部側)から溝の曲折部分に向かって作
用する動圧が発生する。つまり、下部ラジアル動圧軸受
部24では、軸線方向下端部近傍において圧力ピークが
発生し、上端部において最も圧力が低くなるよう構成さ
れている。
【0027】上部ラジアル動圧軸受部22の上側には第
1のテーパ状シールS1が位置しており、スリーブ10
の貫通孔の内周面とシャフト2の外周面との間の間隙の
半径方向寸法が軸線方向上方に向かうにつれて漸次拡大
する。また、上部ラジアル動圧軸受部22の下側と下部
ラジアル動圧軸受部24の上側との間には、図2におい
てより詳細に図示されるとおり、シャフト2の外周面に
一対の傾斜面2b1,2b2とこれら傾斜面2b1,2
b2間に位置し、スリーブ10の貫通孔の内周面との間
に規定される間隙の半径方向の隙間寸法が実質的に変化
しない平坦面2b3とから構成される第2の環状溝2b
が位置しており、第2の環状溝2bの一対の傾斜面2b
1,2b2とスリーブ10の貫通孔の内周面との間に規
定される間隙拡大部20は、平坦面2b3から軸線方向
上下方向に向かって間隙寸法が漸次縮小し、それぞれ第
2のテーパ状シールS2と第3のテーパ状シールS3と
が規定される。上部ラジアル動圧軸受部22及び下部ラ
ジアル動圧軸受部24に保持されるオイルと間隙拡大部
20に保持される外気との気液界面は、第2のテーパ状
シールS2及び第3のテーパ状シールS3において、オ
イルに作用する外気の表面張力等の圧力がバランスする
位置に位置する。
【0028】上部ラジアル動圧軸受部22に保持される
オイルが長期間にわたる使用によって減少した場合に
は、第1のテーパ状シールS1側のオイルと空気との気
液界面と第2のテーパ状シールS2側のオイルと空気と
の気液界面とに作用する空気の表面張力による圧力が等
しくなるよう作用し、これら気液界面がそれぞれ上部ラ
ジアル動圧軸受部22側へ移動する。従って、第1及び
第2のテーパ状シールS1,S2に保持されていたオイ
ルが、上部ラジアル動圧軸受部22に補充される。
【0029】スラストプレート4の上面とこれと軸線方
向に対向するスリーブ10の段部の下面との間に規定さ
れる微小間隙内には、下部ラジアル動圧軸受部に連続し
てオイルが保持されると共に、スラストプレート4の上
面に動圧発生用溝26aとしてポンプイン型のスパイラ
ル溝が形成されて上部スラスト動圧軸受部26が構成さ
れる。
【0030】また、スラストプレート4の下面とこれと
軸線方向に対向するカウンタプレート12との間に規定
される微小間隙内にはオイルが保持されると共に、スラ
ストプレート4の下面には、動圧発生用溝28aとし
て、上部スラスト動圧軸受部26と同様にポンプイン型
のスパイラル溝が形成されて下部スラスト動圧軸受部2
8が構成される。
【0031】モータの回転時には、スパイラル溝によっ
て、上部及び下部スラスト動圧軸受部26及び28に保
持されたオイルに半径方向内方に向かって圧力が高くな
るよう作用する動圧が発生する。
【0032】上部スラスト動圧軸受部26に保持される
オイルには、モータの回転時にスパイラル溝によって半
径方向内方に作用する動圧が発生するが、スラストプレ
ート4の回転中心側にはシャフト2が位置するため、ス
パイラル溝によるオイルに対する半径方向内方への作用
は、このシャフト2によって阻止される。しかしなが
ら、上部スラスト動圧軸受部26に隣接する下部ラジア
ル動圧軸受部24には、軸線方向下端部近傍において圧
力ピークが発生するよう軸線方向にアンバランスなヘリ
ングボーン溝が形成されていると共に、下部ラジアル動
圧軸受部24と上部スラスト動圧軸受部26との間には
連続してオイルが保持されていることから、これら下部
ラジアル動圧軸受部24と上部スラスト動圧軸受部26
との境界部近傍において、オイルに作用する動圧の圧力
ピークが発生する。従って、下部ラジアル動圧軸受部2
4と上部スラスト動圧軸受部26とは、協働して回転シ
ャフト部12を支持するために必要な動圧を発生する。
【0033】また、下部スラスト動圧軸受部28におい
ては、スパイラル溝によるオイルに対する半径方向内方
への作用によってシャフト2の軸芯近傍においてオイル
に作用する動圧の圧力ピークが発生し、その分布形状は
概ね軸心に関して対称である。
【0034】上部及び下部スラスト動圧軸受部26,2
8に形成される動圧発生用溝26a,28aをスパイラ
ル溝とすることで、オイルの粘性に起因する抵抗が小さ
くなると共に、スラスト動圧軸受部の動圧発生用溝をヘ
リングボーン溝とする場合に比べて、スラストプレート
4を小径化することができるため、モータの回転時に生
じる損失(回転負荷の増加)を抑制し、モータの消費電
力を少なくすることができる。
【0035】更に、図3においてより詳細に図示される
ように、スラストプレート4の外周面には、上部スラス
ト動圧軸受部26を構成するスラストプレート4の上面
側からスラストプレート4の厚み方向(軸線方向)中央
部に向かってスリーブ10に設けられた段部の内周面と
の間に規定される半径方向の間隙の間隙寸法が拡大する
テーパ状の傾斜面と下部スラスト動圧軸受部28を構成
するスラストプレート4の下面側からスラストプレート
4の厚み方向(軸線方向)中央部に向かってスリーブ1
0に設けられた段部の内周面との間に規定される半径方
向の間隙の間隙寸法が拡大するテーパ状の傾斜面とから
構成される断面形状が略V字状の第3の環状溝4aが設
けられている。これら第3の環状溝4aを規定する一対
の傾斜面は、それぞれスラストプレート4の上面及び下
面側からスラストプレート4の厚み方向の略中央部に向
かって実質的に同一の傾斜角をもって傾斜している。
【0036】スリーブ10には、スリーブ10の段部の
内周面及びスリーブ10の外周面に開口するよう半径方
向に延設される複数の第2の連通孔10b1,10b2
が設けられており、各第2の連通孔10b1,10b2
は、ブラケット16に設けられた環状の円筒壁16aの
内周面に全周にわたって形成された環状凹溝16a1に
よって連結されている。また、この環状凹溝16a1に
連続するようにスリーブ10の外周面の一部には軸線方
向の切欠き10cが設けられており、これら切欠き10
c、環状凹溝16a1及び第2の連通孔10b1,10
b2を通じて、第3の環状溝4aとスリーブ10に設け
られた段部の内周面との間に規定される一対のテーパ状
の空間内に外気が取り入れられ保持されている。上部ス
ラスト動圧軸受部26及び下部スラスト動圧軸受部28
に保持されるオイルと外気との気液界面は、この第3の
環状溝4aとスリーブ10の段部の内周面との間に規定
される一対のテーパ状の空間において、オイルに作用す
る外気の表面張力等の圧力がバランスする位置に形成さ
れる。すなわち、第3の環状溝4aとスリーブ10の段
部の内周面との間に規定される一対のテーパ状の空間
は、それぞれ第4のテーパ状シールS4及び第5のテー
パ状シールS5とを規定する。
【0037】上記のようにスラストプレート4の外周面
に設けられた第3の環状溝4aは、実質的に同一の傾斜
角を有する一対の傾斜面から構成されるので、第4及び
第5のテーパ状シールS4,S5も実質的に同一のテー
パ角及びシール長(シール機能を発揮する領域の寸法)
を有している。また、上部スラスト動圧軸受部26に連
続してオイルが保持される下部ラジアル動圧軸受部に保
持されるオイルの端部である、第3のテーパ状シールS
3は、第4並びに第5のテーパ状シールS4,S5内に
保持されるオイルとオイルの内部圧力が等しくなるよう
バランス可能な形状を有する。従って、スラストプレー
ト4の外周部に保持されるオイルは、スラストプレート
4の厚み方向略中央部を介して実質的に均等となるよう
分離されており、そのため下部ラジアル動圧軸受部2
2,上部スラスト動圧軸受部26並びに下部スラスト動
圧軸受部28に保持されるオイルのバッファオイルとし
て機能するオイルの量にアンバランスが生じることはな
い。
【0038】尚、上部ラジアル動圧軸受部22に保持さ
れるオイルの気液界面が位置する第1のテーパ状シール
S1及び第2のテーパ状シールS2の形状は、上部ラジ
アル動圧軸受部22に保持されるオイルの量を勘案し、
下部ラジアル動圧軸受部24、上部及び下部スラスト動
圧軸受部26,28における軸受部に保持されるオイル
に対するバッファオイルが実質的に同等となるよう設定
される。これにより、スピンドルモータにおける各軸受
部で保持されるオイルの量に対するバッファオイルの量
が実質的に等しくなり、蒸発等によってオイルが減少し
た場合の各軸受部間での減少率も実質的に等しくなる。
よって、一部の軸受部のみバッファオイルとして機能す
る、テーパ状シール内に保持されるオイルの量が少なく
なり、早期に枯渇するといった軸受としての耐久性及び
信頼性を低下させる問題の発生が防止される。
【0039】この場合のテーパ状シールを構成する各傾
斜面の傾斜角は、軸受部の寸法、軸受を構成するシャフ
トやスリーブといった部材の材質、軸受部に保持される
オイルの量や粘性等を考慮し、適宜選択可能であるが、
概ね5度乃至50度、好ましくは15度から40度の範
囲に設定するのが良い。
【0040】次に、図2及び図3を参照して上記構成の
スピンドルモータにおける各動圧軸受部22,24,2
6及び28に対するオイル注入について説明する。
【0041】まず、第1の連通孔10aは環状溝2bの
うち上部ラジアル動圧軸受部22に隣接する傾斜面2b
1に対向して開口しており、この第1の連通孔10aを
通じて間隙拡大部20内の第2のテーパ状シールS2部
分にオイルが注入される。第1の連通孔10aを通じて
注入されたオイルは、一旦第2のテーパ状シールS2内
に留まったのち、毛細管力によって上部ラジアル動圧軸
受部22内に侵入し、上部ラジアル動圧軸受部22部分
に規定される微小間隙内にあった空気と入れ替わり、第
1のテーパ状シールS1に至る。その後、第1のテーパ
状シールS1内の気液界面と第2のテーパ状シールS2
内の気液界面とが同等の圧力バランスとなることで、オ
イルの移動が止まり、こうして一次注入が完了する。
【0042】オイルの一次注入が完了すると第2の連通
孔10b2を通じてスラストプレート4の外周部分にオ
イルが注入され、二次注入が行われる。スラストプレー
ト4の外周部分に注入されたオイルは、毛細管現象によ
って下部ラジアル動圧軸受部24並びに上部スラスト動
圧軸受部26側の微小間隙内及び下部スラスト動圧軸受
部28側の微小間隙内へと侵入する。その際、オイル注
入前に上部及び下部スラスト動圧軸受部26,28側の
微小間隙内に存在していた空気は、第2の連通孔10b
1を通じて外部に排出される。尚、オイルの一次注入と
二次注入とを、同時に行うことも可能である。
【0043】このように、一次注入、二次注入ともに、
微小間隙内に存在していた空気の逃がしを確保した上で
オイル注入が行われるので、オイルと空気との交換が円
滑に行われ、微小間隙内に空気が残留する危険性が可及
的に小さくなる。
【0044】また、一次注入でのオイルの注入位置を第
2のテーパ状シールS2内とすることで、注入したオイ
ルが確実に上部ラジアル動圧軸受部22側の微小間隙内
に侵入することとなるので、オイル注入量の制御も容易
となる。
【0045】上記一次注入並びに二次注入が完了する
と、モータを所定の回転数で駆動し、初期エージングを
行う。この初期エージング時に、オイルが動圧発生用溝
22a,24a,26a及び28aによるポンピングで
各軸受部に適切に配分されることとなるが、この時、モ
ータを定常回転数よりも高い回転数で駆動することで、
オイルと空気との置換をより確実且つ迅速に行うことが
可能となる。この初期エージング工程が終了すると、動
圧軸受部(ユニット)の組立が完了したこととなる。
【0046】次に、図5おいて模式的に示す一般的なデ
ィスク駆動装置50の内部構成について説明する。図5
において示すとおり、ハウジング51の内部は塵・埃等
が極度に少ないクリーンな空間を形成しており、その内
部に情報を記憶する円板状のディスク板53が装着され
たスピンドルモータ52が設置されている。加えてハウ
ジング51の内部には、ディスク板53に対して情報を
読み書きするヘッド移動機構57が配置され、このヘッ
ド移動機構57は、ディスク板53上の情報を読み書き
するヘッド56、このヘッドを支えるアーム55及びヘ
ッド56及びアーム55をディスク板53上の所要の位
置に移動させるアクチュエータ部54により構成され
る。
【0047】このようなディスク駆動装置50のスピン
ドルモータ52として図1において図示されるスピンド
ルモータを使用することで、高い回転精度並びに信頼性
・耐久性を有するディスク駆動装置を得ることが可能に
なる。
【0048】以上、本発明に従う動圧軸受及びこれを用
いたスピンドルモータ並びにディスク駆動装置の一実施
形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することな
く種々の変形乃至修正が可能である。
【0049】以上、本発明のスピンドルモータの実施形
態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定
されるものではなく、発明の範囲を逸脱することなく種
々の変形乃至修正が可能である。
【0050】例えば上記実施形態においては、スラスト
プレート4の外周部に形成される第4及び第5のテーパ
状シールS4,S5に外気を取り込むために設けられた
第2の連通孔10b1,10b2を回転軸芯に対して1
80度対向する位置に一対設けた構成を有しているが、
第2の連通孔10b1,10b2は第4及び第5のテー
パ状シールS4,S5に外気を取り込むことが可能とな
り且つオイルの二次注入時に空気の逃がしを確保するこ
とができるよう、少なくとも2つ形成されていればよ
く、また3つ以上形成することも可能である。
【0051】また、環状溝2bは、平坦部2b3は必ず
しも必要ではなく、一対の傾斜面2b1,2b2を直接
連結した構成とすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明では、毛細管力によって
動圧軸受部にオイルを確実に注入することが可能となる
ので、オイルの注入に複雑な工程を要しない。
【0053】請求項2乃至請求項4の発明では、毛細管
力を利用して各軸受部に対して所定量のオイルを確実に
且つ気泡が残留することなく注入することができるの
で、NRROの悪化や振動の発生並びに軸受外部へのオ
イルの流出といった、軸受としての信頼性や耐久性を損
なう問題の発生を防止することが可能となる。
【0054】請求項5の発明では、請求項1乃至請求項
4に係る動圧軸受を用いたスピンドルモータとすること
で、所望の軸受部に所定量のオイルを確実に注入するこ
とが可能となる。
【0055】請求項6の発明では、請求項5に係るスピ
ンドルモータを用いたディスク駆動装置とすることで、
ディスクの振れ回りによるディスクの記録面とヘッドと
の接触破壊の発生及び軸受部から流出したオイルに起因
する装置内の汚染とこれによるデータの読み書きエラー
の発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動圧軸受を用いたスピンドルモー
タを示す断面図である。
【図2】図1に図示されるスピンドルモータにおけるラ
ジアル動圧軸受部間の構成を拡大して示す、拡大部分断
面図である。
【図3】図1に図示されるスピンドルモータにおけるス
ラストプレートまわりの構成を拡大して示す、拡大部分
断面図である。
【図4】ディスク駆動装置の一般的内部構成を模式的に
示す断面図である。
【図5】従来の動圧軸受を用いたスピンドルモータを示
す断面図である。
【符号の説明】
2 シャフト 10 スリーブ 10a,10b1,10b2 連通孔 22,24 ラジアル動圧軸受部
フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA07 BA06 CA02 JA02 KA02 KA03 MA27 5D109 BA14 BA16 BA17 BB03 BB05 BB12 BB18 BB21 BB22 5H605 AA08 BB05 BB10 BB14 BB19 CC04 EB03 EB06 5H607 BB01 BB07 BB09 BB14 BB17 BB25 GG01 GG03 GG09 GG12 GG15 5H621 GA01 HH01 JK19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトと、該シャフトが相対回転自在
    に挿通される円筒状スリーブと、オイルを作動流体とし
    て該シャフトと該スリーブとの相対回転を支持する一対
    のラジアル動圧軸受部とを有してなる動圧軸受であっ
    て、 前記一対のラジアル動圧軸受部間には、それぞれ各ラジ
    アル動圧軸受部に連続する一対のテーパ状空間を有し且
    つ空気が保持される気体介在部が形成されており、 前記気体介在部に保持される空気は、前記一対のテーパ
    状空間のうちいずれか一方に開口する連通孔を通じて外
    気と連通され、 前記連通孔が開口するテーパ状空間に連続する側の前記
    ラジアル動圧軸受部への前記オイルの注入は、前記連通
    孔を通じて行われることを特徴とする動圧軸受。
  2. 【請求項2】 シャフトと、該シャフトの先端部外周面
    から半径方向外方に突設される円板状のスラストプレー
    トと、前記シャフトが挿通される貫通孔並びに前記スラ
    ストプレートを収納する段部とを有する円筒状のスリー
    ブと、該スリーブの貫通孔の一方開口を閉塞し前記スラ
    ストプレートと軸線方向に対向するキャップとを備えた
    動圧軸受であって、 前記シャフト並びに前記スラストプレートと前記貫通孔
    及び前記段部並びに前記キャップとの間には、オイルが
    保持される微小間隙が規定され、 前記シャフトと前記貫通孔との間には、一対のラジアル
    動圧軸受部が構成され、 スラストプレートと前記段部との間には、一方のスラス
    ト動圧軸受が前記ラジアル動圧軸受に隣接して構成さ
    れ、 前記スラストプレートと前記キャップとの間には、他方
    のスラスト動圧軸受が構成されており、 前記一対のラジアル動圧軸受部間には、各ラジアル動圧
    軸受部から遠離るにしたがって前記シャフトと前記貫通
    孔との間に規定される前記微小間隙の半径方向の隙間寸
    法が拡大する一対のテーパ状空間を有し且つ空気が保持
    される気体介在部が形成されており、 前記気体介在部に保持される空気は、前記スリーブの外
    周面と前記一対のラジアル動圧軸受部のうち前記スラス
    トプレートから遠い側に位置するラジアル動圧軸受部に
    隣接する前記テーパ状空間内とに開口する連通孔を通じ
    て外気と連通され、 前記スラストプレートから遠い側に位置するラジアル動
    圧軸受部へのオイル注入は、前記連通孔を通じて行われ
    ることを特徴とする動圧軸受。
  3. 【請求項3】 前記一対のラジアル動圧軸受部のうち前
    記スラストプレートに近接する側に位置するラジアル動
    圧軸受部と前記一方のスラスト動圧軸受部との間には、
    前記オイルが連続して保持されると共に、前記スリーブ
    には、前記スラストプレートの外周面と半径方向に対向
    する前記段部の内周面と前記スリーブの外周面とに開口
    する第2の連通孔が複数形成され、前記一方のスラスト
    動圧軸受部と前記スラストプレートに近接する側に位置
    するラジアル動圧軸受部及び他方のスラスト動圧軸受部
    へのオイル注入は、該第2の連通孔を通じて行われ且つ
    前記第2の連通孔のうち、少なくとも1つは該オイル注
    入の際に空気抜きとして利用されることを特徴とする請
    求項2に記載の動圧軸受。
  4. 【請求項4】 前記スラストプレートの外周面と前記段
    部の内周面との間には、半径方向の隙間寸法が前記一方
    及び他方のスラスト動圧軸受部から遠離るにしたがって
    拡大する一対のテーパ状空間を有し且つ空気が保持され
    る第2の気体介在部が形成されており、前記第2の連通
    孔は該第2の気体介在部内に開口することを特徴とする
    請求項3に記載の動圧軸受。
  5. 【請求項5】 ステータを保持するブラケットと、該ブ
    ラケットに対して相対回転するロータと、該ロータに固
    着され該ステータと協働して回転磁界を発生するロータ
    マグネットと、該ロータの回転を支持する動圧軸受とを
    備えたスピンドルモータにおいて、 前記動圧軸受は、請求項1乃至4のいずれかに記載した
    動圧軸受であることを特徴とするスピンドルモータ。
  6. 【請求項6】 情報を記録できる円板状記録媒体が装着
    されるディスク駆動装置において、ハウジングと、該ハ
    ウジングの内部に固定され該記録媒体を回転させるスピ
    ンドルモータと、該記録媒体の所要の位置に情報を書き
    込み又は読み出すための情報アクセス手段とを有するデ
    ィスク駆動装置であって、 前記スピンドルモータは、請求項5に記載したスピンド
    ルモータであることを特徴とするディスク駆動装置。
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