JP2003155757A - 移動式土壌改良装置 - Google Patents
移動式土壌改良装置Info
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Abstract
原料土と土質改良材を適当な比率で均一に混合可能であ
る移動式土壌改良装置を提供すること。 【解決手段】 移動可能な台車A上に、エプロンコンベ
ア1と、該エプロンコンベアの一方の端部の上方に設け
た原料土3のホッパ4と、コンベア上で搬送される原料
土の量を均等にする均し装置6と、該均し装置の下流に
設けた原料土計量装置7と、該計量装置の下流に設けた
土質改良材9の供給装置Bと、コンベア上の原料土と土
質改良材とを解砕混合する撹拌パドル14と、混合土の
排出口17とからなり、上記計量装置7によって検出さ
れる原料土の量の信号を上記土質改良材の供給装置に伝
達して、土質改良材の供給量が自動的に設定されるよう
に構成されている土壌改良装置Cが設けられていること
を特徴とする移動式土壌改良装置。
Description
壌改良装置に関し、さらに詳しくは建設・土木工事現場
などで発生する土壌の解砕および土質改良材との混合を
連続的に行い、改良土として再利用するための土壌改良
装置に関する。
場で発生する土は、そのまま埋め戻しするか、土盛りな
どに再利用するのが望ましいとされている。しかしなが
ら、発生土が粘土質などの軟弱土である場合は、土質改
良を行ってから再利用されている。土壌改良処理として
は、石灰やセメントなどを主成分とする土質改良材を軟
弱土と混合して、脱水および固化させるものである。
方法としては、ミキシング方式と回転打撃子や回転カッ
タを使用する解砕方式が知られている。土壌改良装置と
しては、リテラBZ200(KOMATSU)やSR−P12
00(日立建機)などがあり、リテラBZ200は、回
転カッタおよび回転打撃子を併用した解砕方式であり、
SR−P1200は、二軸パドルミキサーによるミキシ
ング方式を採用している。
は、土質改良が必要な不良土を土質改良材と効率的に混
合・攪拌し、高品質の再生土を製造することが望まれて
いる。しかしながら、発生場所によって土壌の土質が大
きく異なり、ミキシング方式や解砕方式のいずれにして
も、不良土と土質改良材との混合・攪拌状態に十分満足
の行く結果が得られていない。また、土質改良材は通常
は粉体であるため、土壌改良装置のホッパに供給する時
などに土質改良材が周辺に飛散し、環境に悪影響を及ぼ
している。従って本発明の目的は、発生場所および土質
の性状にもかかわらず、原料土と土質改良材とを適当な
比率でかつ均一に混合可能である移動式土壌改良装置を
提供することである。
によって達成される。すなわち、本発明は、移動可能な
台車A上に、エプロンコンベア1と、該エプロンコンベ
アの一方の端部の上方に設けた原料土3のホッパ4と、
コンベア上で搬送される原料土の量を均等にする均し装
置6と、該均し装置の下流に設けた原料土計量装置7
と、該計量装置の下流に設けた土質改良材9の供給装置
Bと、コンベア上の原料土と土質改良材とを解砕混合す
る撹拌パドル14と、混合土の排出口17とからなり、
上記計量装置7によって検出される原料土の量の信号を
上記土質改良材の供給装置に伝達して、土質改良材の供
給量が自動的に設定されるように構成されている土壌改
良装置Cが設けられていることを特徴とする移動式土壌
改良装置を提供する。
1を参照して本発明をさらに具体的に説明する。本発明
の土壌改良装置は、図1に示すように、台車A上に、幾
つかの装置が連動するように構成されている。台車A
は、適当な車輪Dによって移動可能であり、図示の台車
は、牽引車(例えば、トラックなど)によって任意の処
理場所に移動可能になっているが、該台車Aは自走式で
あってもよい。
って支持され、不図示の動力源によって駆動するエプロ
ンコンベア1が載置されており、両端のローラ2,2に
よって矢印方向に回転するようになっている。該エプロ
ンコンベア1のサイズは特に限定されないが、例えば、
幅約0.5〜3mで長さが約1〜10m程度が一般的で
ある。また、材質も特に限定されないが、土壌改良の目
的から鉄を主体とする金属などの剛性のあるものによっ
て形成されていることが好ましい。また、エプロンコン
ベアのベルトが中央部で撓むことがないように不図示の
支持板を内包している。
方には、原料土3をコンベア1上に供給するホッパ4が
設けられ、該ホッパ4は、原料土3が外部に漏れないよ
うにハウジング5に連結している。ホッパ4に供給され
た原料土3はコンベア1上に落下および堆積して搬送さ
れるが、コンベア1上で搬送される原料土の量を均等に
する目的で、均し装置6が設けられている。この均し装
置6は通常鉄製のローラであり、その直径は約100〜
500mmで、該均し装置6は不図示の駆動源により矢
印方向に回転し、エプロンコンベア1上の原料土3の量
を略一定にする。また、この均し装置6は上下動可能
で、コンベア1上で搬送される原料土の量を変えること
ができるようになっている。
置7が設けられ、該装置7はローラ状であって、前記で
均された原料土3の表面の高低に従って上下動し、該上
下動の信号量によって、コンベア1上の原料土の量を電
気的に検出し、該検出された電気信号が後述の土質改良
材の供給装置Bに伝達され、該信号に従って適切な量の
土質改良材が原料土上に供給される。これらの電気信号
の処理および伝達は任意の場所に設けられた制御パネル
8によって行なわれる。
供給装置Bが設けられている。該装置Bは、土質改良材
9を投入するホッパ10と、土質改良材9を搬送するス
クリューシリンダ11と定量供給装置12とシュート1
3とから構成されており、制御パネル8からの信号に従
って土質改良材の供給量が定量供給装置12によって制
御され、コンベア上の原料土3に必要量供給される。
14が設けられ、該パドル14の回転によってコンベア
上の原料土3と土質改良材9とが均一に混合される。こ
のパドル14はロール状または円筒形状であって、その
表面には多数の解砕刃15(カッタ)が設けられ、矢印
方向に回転して原料土と土質改良材とを解砕および混合
するとともに、混合土16をさらに下流に送る。上記解
砕刃15は、種々の種類の形態のものを用意しておくこ
とによって、多種多様の性状の原料土に対応可能にして
おくことが好ましい。
排出口17から排出されて、その後の処理過程に回され
る。この際、コンベア1の端部から落下する混合土16
の混合をさらに均一にするために、落下途中に二次撹拌
パドル18を設けておくことが好ましい。この二次撹拌
パドル18は前記一次撹拌パドル14と同様な構成でよ
い。このように二次撹拌パドル18を設けることによ
り、混合土が落下する重力エネルギーを利用して二次解
砕混合を行うことにより、省エネルギーで混合土をさら
に均一に混合でき、高品質の土壌に再生することが可能
となる。
一次撹拌パドル14および二次撹拌パドル18には、混
合土が付着してそれらの機能が低下する場合があるの
で、これらのパドルの清掃や整備のために、これらのパ
ドルが存在する位置のハウジング5は、その部分で開閉
式にしておくか、完全にオープン状態にしておくことが
好ましい。
ら、土質改良材が周囲に飛散しないように、別途土質改
良材のサイロを設けておき、該サイロとホッパ10を連
結しておくことにより、ジェットパック車から直接サイ
ロに土質改良材を注入でき、閉鎖的環境下で土質改良材
を取り扱うことができ、土質改良材の飛散を防止でき
る。また、上記コンベア1は原料土の詰まりや、コンク
リート片などの硬い塊による非常事態を回避するため
に、コンベア1を逆回転可能にしておくことも好まし
い。
れないが、そのままでは再使用が好ましくない粘土質な
どの軟弱土において本発明の装置が特に有用である。ま
た、使用する土壌改良材としては、公知の土質改良材、
例えば、石灰、セメント、砂などを主成分とする土質改
良材が挙げられる。
原料土に土質改良材を均一に混合でき、良質の再生土と
することができる。また、処理量は、原料土の性状にも
よるが、一時間当たり最高200m3の原料土を高速で
かつ高率良く処理することができる。さらに請求項2の
発明では、排出口下部に二次撹拌パドルを設けることに
より、混合土が落下する重力エネルギーを有効利用する
ことにより、省エネルギーで混合土をさらに均一に混合
することができる。
に説明する図。
Claims (2)
- 【請求項1】 移動可能な台車(A)上に、エプロンコ
ンベア(1)と、該エプロンコンベアの一方の端部の上
方に設けた原料土(3)のホッパ(4)と、コンベア上
で搬送される原料土の量を均等にする均し装置(6)
と、該均し装置の下流に設けた原料土計量装置(7)
と、該計量装置の下流に設けた土質改良材(9)の供給
装置(B)と、コンベア上の原料土と土質改良材とを解
砕混合する撹拌パドル(14)と、混合土の排出口(1
7)とからなり、上記計量装置(7)によって検出され
る原料土の量の信号を上記土質改良材の供給装置に伝達
して、土質改良材の供給量が自動的に設定されるように
構成されている土壌改良装置(C)が設けられているこ
とを特徴とする移動式土壌改良装置。 - 【請求項2】 エプロンコンベア(1)の下流端部と排
出口(17)との間に、二次撹拌パドル(18)が設け
られている請求項1に記載の移動式土壌改良装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356523A JP3631195B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 移動式土壌改良装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001356523A JP3631195B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 移動式土壌改良装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003155757A true JP2003155757A (ja) | 2003-05-30 |
JP3631195B2 JP3631195B2 (ja) | 2005-03-23 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753870B1 (ko) | 2006-07-12 | 2007-08-31 | 한국콘베어공업주식회사 | 폐기물 이송장치 |
JP2010270501A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 土壌処理構造 |
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2001
- 2001-11-21 JP JP2001356523A patent/JP3631195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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