JP2003155330A - エポキシ樹脂組成物及びこれを用いた半導体封止材料並びに半導体装置 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物及びこれを用いた半導体封止材料並びに半導体装置

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JP2003155330A
JP2003155330A JP2001357904A JP2001357904A JP2003155330A JP 2003155330 A JP2003155330 A JP 2003155330A JP 2001357904 A JP2001357904 A JP 2001357904A JP 2001357904 A JP2001357904 A JP 2001357904A JP 2003155330 A JP2003155330 A JP 2003155330A
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Hirotaka Nonaka
啓孝 野中
Hiroshi Hirose
浩 廣瀬
Akihiro Hirata
明広 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン系化合物やリン系難燃剤を使用する
ことなしに優れた難燃性を有するエポキシ樹脂組成物、
及びそれを用いた半導体封止材料並びに半導体装置を提
供する。 【解決手段】 1分子内に少なくとも2個のエポキシ基
を有する非ハロゲン化エポキシ樹脂(A)、及び式
(1)で表される繰り返し単位を有する化合物(B)を
必須成分とすることを特徴とするエポキシ樹脂組成物、
前記エポキシ樹脂組成物と充填剤とで、基本的に構成さ
れる半導体封止材料、及び半導体封止材料の硬化物によ
って、封止されていることを特徴とする半導体装置。 【化1】 (ただし式(1)中、Rは水素原子、炭素原子、及び酸
素原子の中から選ばれる原子で構成される官能基を示
し、nは1〜100の範囲である。なお、nの繰り返し
単位において官能基Rの種類は同一である必要はな
い。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂組成
物、及びそれを用いた半導体封止材料、更には、半導体
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等の電子部品の封止材料とし
て、金属や無機物との接着性が良いエポキシ樹脂組成物
が用いられているが、近年、火災に対する安全性を確保
するため難燃性が付与されている。エポキシ樹脂組成物
の難燃化には、従来、臭素化エポキシ樹脂などのハロゲ
ン系化合物を用いるのが、一般的であった。
【0003】これらのハロゲン系化合物は、高度な難燃
性を有するが、芳香族臭素化合物は、熱分解によって、
腐食性の臭素や臭化水素を遊離する等の環境上の安全
性、また、臭素を含有する老朽廃材やゴミ処理などが問
題視されている。
【0004】このような現状から、リン系難燃剤や金属
水酸化物など、種々の代替難燃剤が検討されてきた。そ
の中で特に、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
等の金属水酸化物は、環境対応の点から注目されている
が、これらを用いた場合には、充分な難燃性を得るため
には、多量に添加せねばならず、樹脂組成物の硬化性や
強度等の劣化を招いてしまう。従って、成形性、信頼性
において、半導体の封止用途の厳しい要求に耐えるもの
ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハロゲン系
化合物はもとより、リン系難燃剤や金属水酸化物を添加
することなく、また、半導体装置の特性に影響すること
なく、且つ、高度な難燃性を有するエポキシ樹脂組成
物、及びそれを用いた半導体封止材料並びに半導体装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エポキシ
樹脂の難燃化における前記のような問題点を解決すべ
く、鋭意検討を行なった結果、エポキシ樹脂組成物中
に、炭素−炭素ニ重結合を主鎖骨格とし、フェノール性
水酸基を側鎖に有する化合物を用いることで、該化合物
がエポキシ樹脂の硬化剤として機能すると共に、優れた
難燃性を発現することを見いだし、さらに検討を重ねて
本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、1分子内に少なくとも2
個のエポキシ基を有する非ハロゲン化エポキシ樹脂
(A)、式(1)で表される繰り返し単位を有する化合
物(B)を、必須成分として含有することを特徴とする
エポキシ樹脂組成物、また、前記エポキシ樹脂組成物と
充填剤とで基本的に構成されることを特徴とする半導体
封止材料、更には、前記半導体封止材料の硬化物によっ
て、封止されてなる半導体装置である。
【0008】
【化3】 (ただし式(1)中、Rは水素原子、炭素原子、及び酸
素原子の中から選ばれる原子で構成される官能基を示
し、nは1〜100の範囲である。なお、nの繰り返し
単位において官能基Rの種類は同一である必要はな
い。)
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いる1分子内に少なく
とも2個のエポキシ基を有する非ハロゲン化エポキシ樹
脂(A)としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型
エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エ
ポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、芳香族アミン
および複素環式窒素塩基から導かれるN-グリシジル化
合物、例えば、N,N-ジグリシジルアニリン、トリグリ
シジルイソシアヌレート、N,N,N',N'-テトラグリシ
ジル-ビス(p-アミノフェニル)-メタン等が例示され
るが、特にこれらに限定されるものではない。これら
は、1種類の単独で、又は2種類以上を組み合わせて用
いることができる。
【0010】ただし、本発明がハロゲン系化合物を用い
ない樹脂組成物を目的とする以上、臭素化ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂や臭素化ノボラック型エポキシ樹脂
などの、ハロゲン化エポキシ樹脂は除外するが、エポキ
シ樹脂の製造工程上、エピクロルヒドリンを起源とする
通常のエポキシ樹脂に含まれる塩素は、やむを得ず混入
することになる。ただし、その量は当業者に公知のレベ
ルであり、加水分解性塩素にて数百ppmのオーダーであ
る。
【0011】本発明に用いる式(1)で表される繰り返
し単位を有する化合物(B)は、炭素−炭素ニ重結合を
主鎖骨格とし、フェノール性水酸基を側鎖に有する化合
物であり、その具体例としては、式(3)〜(15)で
表される繰り返し単位を有する化合物等が挙げられる。
ただし、これらの化合物(B)は、ホモポリマーに限ら
れず、以下に例示したモノマー複数による共重合体も含
むものとする。ここで、式(1)における繰り返し数n
は1〜100の範囲である。
【0012】
【化4】
【0013】これらの内、式(1)における官能基R
が、水素、フェニル基、または式(2)で表される基で
ある化合物が好ましい。
【化5】
【0014】本発明に用いる式(1)で表される繰り返
し単位を有する化合物(B)は、一般的には、式(1
6)の構造を有する化合物を、ラジカル重合、アニオン
重合、カチオン重合、配位重合、又は熱重合により合成
することによって得ることがことができるが、これらの
合成方法に限定されない。
【0015】
【化6】 ただし、式(16)においてRは水素原子、炭素原子、
酸素原子の中から選ばれる原子で構成される官能基であ
る。
【0016】本発明において、非ハロゲン化エポキシ樹
脂(A)と、式(1)で表される化合物(B)の配合割
合は、エポキシ樹脂(A)のエポキシ当量に対する式
(1)で表される化合物(B)の水酸基当量の割合が、
0.1〜2.0の範囲で配合することが好ましい。ま
た、化合物(B)の水酸基当量の割合が、0.4〜1.
0であることが更に好ましい。
【0017】本発明に用いる式(1)で表される化合物
(B)は、単独でエポキシ樹脂硬化剤として用いてもよ
いし、当業者においてエポキシ樹脂に用いる、すべての
公知なエポキシ樹脂硬化剤と組み合わせて使用してもよ
い。
【0018】当業者においてエポキシ樹脂に用いる、公
知のエポキシ樹脂硬化剤として、特に、エチレンジアミ
ン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミンなどのC2〜C20の直鎖脂肪族
ジアミン、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジ
アミン、パラキシレンジアミン、4,4'-ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4'-ジアミノジフェニルプロパン、
4,4'-ジアミノジフェニルエーテル、4,4'-ジアミノ
ジフェニルスルホン、4,4'-ジアミノジシクロヘキサ
ン、ビス(4-アミノフェニル)フェニルメタン、1,5
-ジアミノナフタレン、メタキシレンジアミン、パラキ
シレンジアミン、1,1-ビス(4-アミノフェニル)シ
クロヘキサン、ジシアノジアミドなどのアミノ類、アニ
リン変性レゾール樹脂やジメチルエーテルレゾール樹脂
などのレゾール型フェノール樹脂、フェノールノボラッ
ク樹脂、クレゾールノボラック樹脂、tert-ブチルフェ
ノールノボラック樹脂、ノニルフェノールノボラック樹
脂などのノボラック型フェノール樹脂、ポリパラオキシ
スチレンなどのポリオキシスチレン、フェノールアラル
キル樹脂などのフェノール樹脂や酸無水物などが例示さ
れるが、特にこれらに限定されるものではない。また、
半導体封止材料において用いる硬化剤としては、耐湿
性、信頼性等の点から、1分子内に少なくとも2個のフ
ェノール性水酸基を有する化合物が好ましく、フェノー
ルノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、tert-
ブチルフェノールノボラック樹脂、ノニルフェノールノ
ボラック樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、レゾ
ール型フェノール樹脂、ポリパラオキシスチレンなどの
ポリオキシスチレン、フェノールアラルキル樹脂等が例
示される。
【0019】本発明に用いる充填剤としては、一般に半
導体封止材料に用いられているものであれば、特に制限
はなく、溶融破砕シリカ粉末、溶融球状シリカ粉末、結
晶シリカ粉末、2次凝集シリカ粉末等のシリカ粉末、ア
ルミナ、チタンホワイト、水酸化アルミニウム、タル
ク、クレー、マイカ、ガラス繊維などが挙げられる。中
でも、特に溶融球状シリカ粉末が好ましい。形状は限り
なく真球状であることが好ましく、又、粒子の大きさの
異なるものを混合することにより充填量を多くすること
ができる。
【0020】また上記の成分以外に、トリフェニルホス
フィン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−7−ウ
ンデセン、2−メチルイミダゾール等の硬化促進剤や、
必要に応じて、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン等のカップリング剤、カーボンブラック等の着色
剤、シリコーンオイル、シリコーンゴム等の低応力成
分、天然ワックス、合成ワックス、高級脂肪もしくはそ
の金属塩類、パラフィン等の離型剤、酸化防止剤等の各
種添加剤を配合することができる。
【0021】半導体封止材料における充填材の配合量と
しては、エポキシ樹脂(A)、式(1)で表される化合
物(B)の和(またはこれにその他の硬化剤を併用した
場合は、エポキシ樹脂(A)、式(1)で表される化合
物(B)及びその他の硬化剤の和)100重量部に対し
て、186〜4900重量部が好ましい。
【0022】本発明の難燃性エポキシ樹脂組成物は、成
分(A)、成分(B)を、半導体封止材料には、更に充
填剤を、また必要に応じて、それぞれエポキシ樹脂硬化
剤やその他の添加剤を、任意の組成比に選択し、ミキサ
ーなどにより十分に均一になるように混合した後、熱ロ
ールによる混練、またはコニーダなどによる混練処理を
行った後、冷却、固化させ、適当な大きさに粉砕するこ
とで得ることができる。また、分散性を向上させるため
にエポキシ樹脂(A)と式(1)で表される化合物
(B)とを、予め溶融混合して用いてもよい。
【0023】本発明の半導体装置は、上記で得られた半
導体封止材料を、トランスファー成形、射出成形などの
方法によって、半導体素子を封止、硬化させて得られ
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。ここで
は先ず、本発明において使用する式(1)で表される化
合物(B)を合成し、これを用いて、所定の配合により
半導体封止材料を調製し、その特性を評価するため、ス
パイラルフロー、バーコール硬度、および難燃性を測定
し、耐湿信頼性の試験を行なった。各特性の測定方法お
よび条件は、次の通りとした。また、特性の評価結果は
まとめて表に示した。
【0025】(1)スパイラルフロー(cm) EMMI規格に準じた金型を使用し、トランスファー成
形機により、金型温度175℃、注入圧力6.86MP
a、硬化時間120秒の条件で測定した。得られた測定
値は、大きい方が流動性が良いことを示す。
【0026】(2)バーコール硬度 トランスファー成形機により、金型温度175℃、12
0秒間で3mm厚みの成形品を成形し、金型の型開き1
0秒後の成形品のバーコール硬度で評価した。測定値が
大きい方が、硬化性が良いことを示す。
【0027】(3)難燃性 トランスファー成形機により、金型温度175℃、注入
圧力6.86MPa、硬化時間3分の条件で成形した
後、175℃で8時間の後硬化を行なって得られた、厚
さ1.6mmの難燃性測定用試験片を用いて、UL94規
格に従い垂直法により評価した。
【0028】(4)耐湿信頼性 難燃性測定用試験片と同様な成形条件によって、アルミ
模擬素子を搭載したモニターIC(16pDIP)を成
形し、これを121℃、相対湿度100%の環境で10
00時間放置した後の、不良(チップシフト等)数によ
って評価した。
【0029】(合成例1)p-ブロモフェノール5.50
g(31.85mmol)、フェニルアセチレン3.57
g(35.00mmol)、ビス(トリフェニルホスフ
ィン)ジクロロパラジウム(II) 0.067g(0.10
mmol)、ヨウ化銅0.061g(0.32mmo
l)、トリフェニルホスフィン0.26g(1.00mm
ol)を、乾燥窒素置換したガラス容器中で、トリエチ
ルアミン20mlを溶媒として、還流下、約1時間反応
させた。冷却後、トリエチルアミンを留去して水洗する
と、析出物が得られた。得られた化合物の構造を式(1
7)に示す。更にこの化合物100gを乾燥窒素置換し
たガラス容器中、200℃で1時間加熱後、そのまま冷
却すると褐色の固体が得られた。得られた化合物の構造
は式(11)に示した通りである。これを化合物Aとす
る。得られた化合物の分子量はGPC測定によると、ス
チレン換算で数平均分子量が1080であった。
【0030】
【化7】
【0031】(合成例2〜4)合成例1において、フェ
ニルアセチレンの代わりに、トリメチルシリルアセチレ
ン3.12g(31.85mmol)、2−メチル−3
ブチン−2−オール2.68g(31.85mmo
l)、アセチレンガス713ml[25℃、1atm]
(31.85mmol)をそれぞれ用いた以外は合成例
1と同様にして、それぞれ化合物B[分子量860](化学
式(3))、化合物C[分子量690](化学式(8))、
化合物D[分子量470](化学式(12))を合成した。
【0032】(実施例1)球状溶融シリカ(平均粒径2
0μm、最大粒径75μm)84.5重量部、化合物Aを
7.2重量部、ビフェニル型エポキシ樹脂(油化シェル
エポキシ社製、商品名YX-4000H、エポキシ当量
190g/eq)7.2重量部、トリフェニルホスフィン
0.3重量部、離型剤(天然カルナバワックス)0.3重
量部、着色剤(カーボンブラック)0.2重量部、及び
シランカップリング剤0.3重量部を配合し、熱ロール
を用いて混練し、冷却した後粉砕して、半導体封止材料
を得た。
【0033】(実施例2〜5)実施例1において用いた
化合物Aに加えて、フェノールアラルキル樹脂(三井化
学製、商品名XL-225、水酸基当量170g/eq)
を、表1に従って配合した以外は、実施例1と同様にし
て半導体封止材料を調製し、スパイラルフロー、硬化
性、難燃性、及び耐湿信頼性の評価に供した。評価結果
は、まとめて表1に示した。
【0034】(実施例6〜8)実施例1において用いた
化合物Aに代えて、化合物B、C、Dを、表1に従って
配合した以外は、実施例1と同様にして半導体封止材料
を調製し、スパイラルフロー、硬化性、難燃性、及び耐
湿信頼性の評価に供した。評価結果は、まとめて表1に
示した。
【0035】
【表1】
【0036】(比較例1〜4)表2に従い配合した以外
は、実施例1と同様の操作により半導体封止材料を調整
し、評価した。なお、比較例に用いた難燃剤は、水酸化
アルミニウム(住友化学(株)製、商品名CL303)、
クレジルジフェニルホスフェート(大八化学(株)製、商
品名CDP)、トリフェニルホスフィンオキシド(大八
化学(株)製、商品名TPP)である。
【0037】
【表2】
【0038】表からわかるように、実施例1〜5は、い
ずれも耐燃性がUL94V−0で、流動性、硬化性に低
下することなく、更に信頼性試験でも不良品がほとんど
なく良好な結果であった。また、化合物B、C、Dを用
いた実施例6〜8においても、耐燃性、流動性、硬化
性、信頼性試験において半導体封止材料としての条件を
満たす良好な結果であった。
【0039】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物及びこれを
用いた半導体封止材料は、ハロゲン系化合物やリン系難
燃剤を添加することなく、半導体装置の特性を悪化させ
ずに、且つ、高い難燃性(UL94V−0)を示し、半
導体用材料として耐水性、信頼性に優れる。また、半導
体素子の封止材料以外にも、電子部品や電機部品の封止
材料、被膜材料、絶縁材料、積層板、金属張り積層板な
どにも好適に使用されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CD031 CD051 CD061 CD131 CD141 DE136 DE146 DJ016 DJ036 DJ046 DJ056 DL006 FD016 GQ05 4J036 AA01 AA02 AB17 AD07 AD08 AD21 AF05 AF06 AF08 AH07 FB06 FB07 JA07 4M109 AA01 CA21 EA02 EB03 EB04 EB13 EC20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子内に少なくとも2個のエポキシ基
    を有する非ハロゲン化エポキシ樹脂(A)、及び式
    (1)で表される繰り返し単位を有する化合物(B)を
    必須成分とすることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。 【化1】 (ただし式(1)中、Rは水素原子、炭素原子、及び酸
    素原子の中から選ばれる原子で構成される官能基を示
    し、nは1〜100の範囲である。なお、nの繰り返し
    単位において官能基Rの種類は同一である必要はな
    い。)
  2. 【請求項2】 式(1)における官能基Rが、水素、フ
    ェニル基、または式(2)で表される基である、請求項
    1記載のエポキシ樹脂組成物。 【化2】
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたエポキシ樹
    脂組成物と充填剤とで、基本的に構成されることを特徴
    とする半導体封止材料。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体封止材料の硬化物
    によって、封止されていることを特徴とする半導体装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8492507B2 (en) 2008-09-23 2013-07-23 Nexam Chemical Ab Acetylenic polyamide

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