JP2003155286A - 蛍光性ジケトピロロピロール化合物 - Google Patents

蛍光性ジケトピロロピロール化合物

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JP2003155286A
JP2003155286A JP2001352573A JP2001352573A JP2003155286A JP 2003155286 A JP2003155286 A JP 2003155286A JP 2001352573 A JP2001352573 A JP 2001352573A JP 2001352573 A JP2001352573 A JP 2001352573A JP 2003155286 A JP2003155286 A JP 2003155286A
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organic
light emitting
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Application number
JP2001352573A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Suda
康政 須田
Hiroyuki Yanai
宏幸 矢内
Ryuichiro Kurata
隆一郎 倉田
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、固体状態において高い蛍光発
光特性を示し、熱及び光安定性に優れた新規のジケトピ
ロロピロール化合物の提供にある。 【解決手段】下記一般式[1]で示される蛍光性ジケト
ピロロピロール化合物。 一般式[1] 【化1】 (式中、R1乃至R6は、それぞれ独立に無置換もしくは
置換基を有する、アルキル基、アリール基あるいは複素
環基を表す。)上記蛍光性ジケトピロロピロール化合物
を含んでなる有機エレクトロルミネッセンス用材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体状態で赤乃至
赤橙色の蛍光特性を有することを特徴とする新規のジケ
トピロロピロール化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1,4-ジケトピロロ(3,4-c)ピロール及び
その誘導体のいくつかは公知の化合物であり、例えばJo
urnal of Coatings Technology,60,37(1988)には新規複
素環系顔料として、その合成法、化学構造、結晶構造、
粒径制御技術及び物性に関しての詳細が報告されてい
る。
【0003】近年、フラット・パネル・ディスプレイの
一つとしてエレクトロ・ルミネッセンス・ディスプレイ
(ELディスプレイ)の開発が行われている。有機物質を
使用したEL素子は、固体発光型の安価な大面積フルカ
ラー表示素子としての用途が有望視され、多くの開発が
行われている。このディスプレイの開発には、赤、青、
緑各色の有機系発光材料が不可欠であるが、これらの材
料中、とりわけ赤色発光材料の開発は遅れているのが現
状である。この原因の一つには、赤色蛍光の色純度、強
度及び効率の何れをも満足する材料、とりわけ色純度を
満足させる有力な材料が見出されていないことが挙げら
れる。この様な状況から、赤色の蛍光発光材料、特に有
機ELディスプレイに応用し得る発光材料の開発が期待さ
れている。
【0004】1,4-ジケトピロロ(3,4-c)ピロール類は赤
色の顔料として広く用いれらいている。本発明者らは、
この顔料が高い色純度と蛍光特性を有しているという特
徴に着目し、有機ELディスプレイ材料としての応用の可
能性も高いものと考え、本発明に着手した。
【0005】一般にEL素子は、発光層及び該層を挟ん
だ一対の対向電極から構成されている。この素子におけ
る発光は次の様な機構に基づくものである。すなわち、
両電極間に電界が印加されると陰極側から電子、陽極側
から正孔が注入され、これらが発光層において再結合
し、エネルギー準位が伝導帯から価電子帯に戻る際にエ
ネルギーを光として放出する機構である。
【0006】従来の有機EL素子は、無機EL素子に比
べて駆動電圧が高く、発光輝度や発光効率も低かった。
また、特性劣化も著しく実用化には至らなかった。
【0007】近年、10V以下の低電圧で発光する高い蛍光
量子効率を持った有機化合物を含有した薄膜を積層した
有機EL素子が報告され、関心を集めている。(Applied
Physics Letters、51巻、913ページ、1987年を参照) この方法では、金属キレート錯体を蛍光体層、アミン系
化合物を正孔注入層に使用して高輝度の緑色発光が得ら
れている。6〜7Vの直流電圧で輝度は100cd/m2、最大発光
効率は1.5lm/Wを達成し、ほぼ実用領域に近い性能を示
している。しかしながら、現在までの有機EL素子は構成
の改善により発光強度は改良されているが、未だ十分な
発光輝度は有していない。また、繰り返し使用時の安定
性に欠けるという重大な問題を有している。
【0008】ジケトピロロピロール化合物の応用例とし
ては、特開平2-296891号公報において、次の式1で示さ
れる1,4-ジケトピロロ(3,4-c)ピロール誘導体を発光層
の材料とする電界発光素子が開示されている。
【0009】式1
【0010】
【化2】
【0011】式1において、A、Bは各々独立に置換また
は無置換のアルキル基、シクロアルキル基またはアリー
ル基、R1及びR2は水素原子、置換または無置換のアル
キル基、アリール基を表し、Xは酸素原子または硫黄原
子を表す。素子は、酸化錫インジウム(ITO)薄膜を陽
極、銀/マグネシウム合金の薄膜を陰極として、式1の
化合物から成る発光層の薄膜をこれらの電極で挟んだ構
造をしている。この素子からは橙色の発光が長時間にわ
たり確認されたことが記述されている。
【0012】特開平5-320633号公報においては、素子を
構成する発光層の材料としてトリス(8-キノリナト)アル
ミニウムに、式2で表される1,4-ジケトピロロ(3,4-c)
ピロール誘導体を添加剤として用いる例が開示されてい
る。
【0013】式2
【0014】
【化3】
【0015】式2において、R1及びR2はそれぞれ独立
に水素、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜14の
アリール基から選ばれた基、Ar1、Ar2はそれぞれ独立に
炭素数6〜14のアリール基または炭素数4〜12の複素環化
合物基から選ばれた基、XはO、SまたはSeを示す。この
素子の陽極及び陰極は特開平2-296891号公報と同様であ
り、緑色の均一な電界発光が観測されている。なお、こ
の特許中の比較例では、1,4-ジケトピロロ(3,4-c)ピロ
ール誘導体の単独薄膜を発光層とする素子においては発
光が認められないことが記載されている。
【0016】特開2001-139940号公報では1,4-ジケトピ
ロロ(3,4-c)ピロール誘導体あるいは次の式3で表され
る化合物を発光物質として含む発光層とする黄色、橙色
または赤色の光を発する電界発光素子が開示されてい
る。
【0017】式3
【0018】
【化4】
【0019】式3において、R1及びR2はC1〜C25のア
ルキル等の特定の基、Ar1、Ar2は置換フェニル基、置換
ナフチル基等の特定のアリール基、Zは単結合、アルキ
ル、アルコキシ、アルキレン、フェニレンまたはナフチ
レンを表す。
【0020】特開2001-257077号公報では、次の式4に
示す化合物と蛍光ピーク波長が580nm以上720nm以下の有
機蛍光物質を含むことを特徴とする発光素子が開示され
ている。
【0021】式4
【0022】
【化5】
【0023】式4において、Aは有機蛍光性骨格、BはA
に対する等方回転がA−B間またはB−B間の立体反発によ
り制限されている置換基、nは1〜4の自然数である。当
該公報では、輝度及び色純度の高い発光を得るための発
光材料の一つとして、式4のAが1,4-ジケトピロロ(3,4-
c)ピロールである化合物を挙げ、具体的な化合物例を記
載している。それらの化合物例は何れも、既に式4の説
明として述べられている様に、置換基が相互に分子内で
立体反発を生じて自由回転を妨げられた構造となってい
る。
【0024】一方、固相での蛍光発光を特徴とする1,4-
ジケトピロロ(3,4-c)ピロールの新規誘導体としては、
特開平7-292273号公報において、次の式5に示す化合物
が開示されている。
【0025】式5
【0026】
【化6】
【0027】式5中、XとYはN-CNまたはOであり、X及び
Yの少なくとも一つはN-CNでなければならない。この化
合物は高度の固相蛍光を特徴とし、高分子有機材料の着
色材としてきわめて好適であると述べられている。特に
プラスチック、塗料または印刷インキ用の黄色から赤色
までの着色材として優れた化合物であることが記載され
ている。
【0028】また、特開2001-97975号公報には熱安定性
及び光安定性が高く、プラスチック着色材として使用可
能な、赤色または橙色の蛍光ジケトピロロピロール類が
開示されている。この化合物の化学構造を次の式6に示
す。
【0029】式6
【0030】
【化7】
【0031】式6で、R1及びR2はC1−C25のアルキル、
置換アリル、置換フェニルなどを意味し、Ar1、Ar2は置
換フェニル、置換ナフチルなどを意味する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、固体
状態において高い蛍光発光特性を示し、熱及び光安定性
に優れた新規のジケトピロロピロール化合物の提供にあ
る。本発明者らが鋭意検討した結果、一般式[1]で示
される化合物がこれらの性質を有していることを見出し
本発明に至った。
【0033】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記一般式[1]で示される蛍光性ジケトピロロピロール
化合物に関する。 一般式[1]
【0034】
【化8】
【0035】(式中、R1乃至R6は、それぞれ独立に無
置換もしくは置換基を有する、アルキル基、アリール基
あるいは複素環基を表す。) また、本発明は、R1及びR2がそれぞれ独立に無置換も
しくは置換基を有するアルキル基であり、R3乃至R6
それぞれ独立に無置換もしくは置換基を有するアリール
基である上記蛍光性ジケトピロロピロール化合物に関す
る。
【0036】また、本発明は、R1及びR2がそれぞれ独
立に無置換もしくは置換基を有するベンジル基であり、
3乃至R6がそれぞれ独立に無置換もしくは置換基を有
するアリール基である上記蛍光性ジケトピロロピロール
化合物に関する。
【0037】また、本発明は、R1及びR2がベンジル
基、R3乃至R6が何れもp-トリル基である上記蛍光性ジ
ケトピロロピロール化合物に関する。
【0038】また、本発明は、上記蛍光性ジケトピロロ
ピロール化合物を含んでなる有機エレクトロルミネッセ
ンス用材料に関する。
【0039】また、本発明は、二つの電極間に発光層を
含む有機薄膜層からなる有機エレクトロルミネッセンス
素子において、前記有機薄膜層が上記蛍光性ジケトピロ
ロピロール化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス
素子に関する。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の一般式[1]で表される
化合物において、R1乃至R6は、それぞれ独立にアルキ
ル基、アリール基あるいは複素環基を表わし、それら
は、無置換であってもよいし、置換基を有してもよい。
ここで置換基とはアルキル基、アリール基、アルコキシ
基、アルキルチオ基、アリールオキシ基、アリールチオ
基、アルキルカルボニル、アミノ基、シアノ基を表す。
【0041】本発明でいうアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、ヘ
キシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、
ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリ
デシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデ
シル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル
基等がある。
【0042】アリール基としては、フェニル基、ビフェ
ニリル基、ターフェニリル基、クオーターフェニリル
基、o−、m−、およびp−トリル基、キシリル基、o
−、m−、およびp−クメニル基、メシチル基、ペンタ
レニル基、インデニル基、ナフチル基、ビナフタレニル
基、ターナフタレニル基、クオーターナフタレニル基、
アズレニル基、ヘプタレニル基、ビフェニレニル基、イ
ンダセニル基、フルオランテニル基、アセナフチレニル
基、アセアントリレニル基、フェナレニル基、フルオレ
ニル基、アントリル基、ビアントラセニル基、ターアン
トラセニル基、クオーターアントラセニル基、アントラ
キノリル基、フェナントリル基、トリフェニレニル基、
ピレニル基、クリセニル基、ナフタセニル基、プレイア
デニル基、ピセニル基、ペリレニル基、ペンタフェニル
基、ペンタセニル基、テトラフェニレニル基、ヘキサフ
ェニル基、ヘキサセニル基、ルビセニル基、コロネニル
基、トリナフチレニル基、ヘプタフェニル基、ヘプタセ
ニル基、ピラントレニル基、オバレニル基等がある。
【0043】複素環基としては、チエニル基、ベンゾ
[b]チエニル基、ナフト[2,3−b]チエニル基、チア
ントレニル基、フリル基、ピラニル基、イソベンゾフラ
ニル基、クロメニル基、キサンテニル基、フェノキサチ
イニル基、2H−ピロリル基、ピロリル基、イミダゾリル
基、ピラゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミ
ジニル基、ピリダジニル基、インドリジニル基、イソイ
ンドリル基、3H−インドリル基、インドリル基、1H−イ
ンダゾリル基、プリニル基、4H−キノリジニル基、イソ
キノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジ
ニル基、キノキサニリル基、キナゾリニル基、シンノリ
ニル基、プテリジニル基、4aH−カルバゾリル基、カル
バゾリル基、β−カルボリニル基、フェナントリジニル
基、アクリジニル基、ペリミジニル基、フェナントロリ
ニル基、フェナジニル基、フェナルサジニル基、イソチ
アゾリル基、フェノチアジニル基、イソキサゾリル基、
フラザニル基、フェノキサジニル基、イソクロマニル
基、クロマニル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、イ
ミダゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピラゾリジニル
基、ピラゾリニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、
インドリニル基、イソインドリニル基、キヌクリジニル
基、モルホリニル基等がある。
【0044】アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、イソプロポキシ
基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ
基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、イソペンチ
ルオキシ基等がある。
【0045】アルキルチオ基としては、メチルチオ基、
エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、イソプ
ロピルチオ基、イソブチルチオ基、sec-ブチルチオ基、
tert-ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ
基、イソペンチルチオ基等がある。
【0046】アリールオキシ基としては、フェニルオキ
シ基、ビフェニリルオキシ基、ターフェニリルオキシ
基、クオーターフェニリルオキシ基、o−、m−、および
p−トリルオキシ基、キシリルオキシ基、o−、m−、
およびp−クメニルオキシ基、メシチルオキシ基、ペン
タレニルオキシ基、インデニルオキシ基、ナフチルオキ
シ基、ビナフタレニルオキシ基、ターナフタレニルオキ
シ基、クオーターナフタレニルオキシ基、アズレニルオ
キシ基、ヘプタレニルオキシ基、ビフェニレニルオキシ
基、インダセニルオキシ基、フルオランテニルオキシ
基、アセナフチレニルオキシ基、アセアントリレニルオ
キシ基、フェナレニルオキシ基、フルオレニルオキシ
基、アントリルオキシ基、ビアントラセニルオキシ基、
ターアントラセニルオキシ基、クオーターアントラセニ
ルオキシ基、アントラキノリルオキシ基、フェナントリ
ルオキシ基、トリフェニレニルオキシ基、ピレニルオキ
シ基、クリセニルオキシ基、ナフタセニルオキシ基、プ
レイアデニルオキシ基、ピセニルオキシ基、ペリレニル
オキシ基、ペンタフェニルオキシ基、ペンタセニルオキ
シ基、テトラフェニレニルオキシ基、ヘキサフェニルオ
キシ基、ヘキサセニルオキシ基、ルビセニルオキシ基、
コロネニルオキシ基、トリナフチレニルオキシ基、ヘプ
タフェニルオキシ基、ヘプタセニルオキシ基、ピラント
レニルオキシ基、オバレニルオキシ基等がある。
【0047】アリールチオ基としては、フェニルチオ
基、ビフェニルチオ基、ターフェニルチオ基、クオータ
ーフェニル基、o−、m−、及びp−トリルチオ基、キシ
リルチオ基、o−、m−、及びp−クメニルチオ基、メ
シチルチオ基、ペンタレニルチオ基、インデニルチオ
基、ナフチルチオ基、ビナフタレニルチオ基、ターナフ
タレニルチオ基、クオーターナフタレニルチオ基、アズ
レニルチオ基、ヘプタレニルチオ基、ビフェニレニルチ
オ基、インダセニルチオ基、フルオランテニルチオ基、
アセナフチレニルチオ基、アセアントリレニルチオ基、
フェナレニルチオ基、フルオレニルチオ基、アントリル
チオ基、ビアントラセニルチオ基、ターアントラセニル
チオ基、クオーターアントラセニルチオ基、アントラキ
ノリルチオ基、フェナントリルチオ基、トリフェニレニ
ルチオ基、ピレニルチオ基、クリセニルチオ基、ナフタ
セニルチオ基、プレイアデニルチオ基、ピセニルチオ
基、ペリレニルチオ基、ペンタフェニルチオ基、ペンタ
セニルチオ基、テトラフェニレニルチオ基、ヘキサフェ
ニルチオ基、ヘキサセニルチオ基、ルビセニルチオ基、
コロネニルチオ基、トリナフチレニルチオ基、ヘプタフ
ェニルチオ基、ヘプタセニルチオ基、ピラントレニルチ
オ基、オバレニルチオ基等がある。
【0048】アルキルカルボニル基としては、アセチル
基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、イソ
プロピルカルボニル基、ブチルカルボニル基、sec−ブ
チルカルボニル基、tert−ブチルカルボニル基、ペンチ
ルカルボニル基、イソペンチルカルボニル基、ネオペン
チルカルボニル基、tert−ペンチルカルボニル基、ヘキ
シルカルボニル基、イソヘキシルカルボニル基、ヘプチ
ルカルボニル基、オクチルカルボニル基、ノニルカルボ
ニル基、デシルカルボニル基、ウンデシルカルボニル
基、ドデシルカルボニル基、トリデシルカルボニル基、
テトラデシルカルボニル基、ペンタデシルカルボニル
基、ヘキサデシルカルボニル基、ヘプタデシルカルボニ
ル基、オクタデシルカルボニル基、ノナデシルカルボニ
ル基等がある。
【0049】置換アミノ基としてはジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピ
ルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジ(sec−ブチル)アミ
ノ基、ジ(tert−ブチル)アミノ基、ジペンチルアミノ
基、ジイソペンチルアミノ基、ジネオペンチルアミノ
基、ジ(tert−ペンチル)アミノ基、ジヘキシルアミノ
基、ジイソヘキシルアミノ基、ジヘプチルアミノ基、ジ
オクチルアミノ基、ジノニルアミノ基、ジデシルアミノ
基、ジウンデシルアミノ基、ジドデシルアミノ基、ジト
リデシル基、ジテトラデシルアミノ基、ジペンタデシル
アミノ基、ジヘキサデシルアミノ基、ジヘプタデシルア
ミノ基、ジオクタデシルアミノ基、ジノナデシルアミノ
基、ジフェニルアミノ基、ジビフェニリルアミノ基、ビ
ス(ターフェニリル)アミノ基、ビス(クオーターフェニ
リル)アミノ基、ジ(o−トリル)アミノ基、ジ(m−トリ
ル)アミノ基、ジ(p−トリル)アミノ基、ジキシリルア
ミノ基、ジ(o−クメニル)アミノ基、ジ(m−トリル)ア
ミノ基、ジ(p−クメニル)アミノ基、ジメシチルアミノ
基、ジペンタレニルアミノ基、ジインデニルアミノ基、
ジナフチルアミノ基、ビス(ビナフタレニル)アミノ基、
ビス(ターナフタレニル)アミノ基、ビス(クオーターナ
フタレニル)アミノ基、ジアズレニルアミノ基、ジヘプ
タレニルアミノ基、ビス(ビフェニレニル)アミノ基、ジ
インダセニルアミノ基、ジフルオランテニルアミノ基、
ジアセナフチレニルアミノ基、ビス(アセアントリレニ
ル)アミノ基、ジフェナレニルアミノ基、ジフルオレニ
ルアミノ基、ジアントリルアミノ基、ビス(ビアントラ
セニル)アミノ基、ビス(ターアントラセニル)アミノ
基、ビス(クオーターアントラセニル)アミノ基、ビス
(アントラキノリル)アミノ基、ジフェナントリルアミノ
基、ジトリフェニレニルアミノ基、ジピレニルアミノ
基、ジクリセニルアミノ基、ジナフタセニルアミノ基、
ジプレイアデニルアミノ基、ジピセニルアミノ基、ジペ
リレニルアミノ基、ビス(ペンタフェニル)アミノ基、ジ
ペンタセニルアミノ基、ビス(テトラフェニレニル)アミ
ノ基、ビス(ヘキサフェニル)アミノ基、ジヘキサセニル
アミノ基、ジルビセニルアミノ基、ジコロネニルアミノ
基、ビス(トリナフチレニル)アミノ基、ビス(ヘプタフ
ェニル)アミノ基、ジヘプタセニルアミノ基、ジピラン
トレニルアミノ基、ジオバレニルアミノ基、メチルエチ
ルアミノ基、メチルプロピルアミノ基、メチルブチル
基、メチルペンチルアミノ基、メチルヘキシルアミノ
基、エチルプロピルアミノ基、エチルブチルアミノ基、
エチルペンチルアミノ基、エチルヘキシルアミノ基、プ
ロピルブチルアミノ基、プロピルペンチルアミノ基、プ
ロピルヘキシルアミノ基、ブチルペンチルアミノ基、ブ
チルヘキシルアミノ基、ペンチルヘキシルアミノ基、フ
ェニルビフェニリルアミノ基、フェニルターフェニリル
アミノ基、フェニルナフチルアミノ基、フェニルアント
リルアミノ基、フェニルフェナントリルアミノ基、ビフ
ェニリルナフチルアミノ基、ビフェニリルアントリルア
ミノ基、ビフェニリルフェナントリルアミノ基、ビフェ
ニリルターフェニリルアミノ基、ナフチルアントリルア
ミノ基、ナフチルフェナントリルアミノ基、ナフチルタ
ーフェニリルアミノ基、アントリルフェナントリルアミ
ノ基、アントリルターフェニリルアミノ基、メチルフェ
ニルアミノ基、メチルビフェニリルアミノ基、メチルナ
フチルアミノ基、メチルアントリルアミノ基、メチルフ
ェナントリルアミノ基、メチルターフェニリルアミノ
基、エチルフェニルアミノ基、エチルビフェニリルアミ
ノ基、エチルナフチルアミノ基、エチルアントリルアミ
ノ基、エチルフェナントリルアミノ基、エチルターフェ
ニリルアミノ基、プロピルフェニルアミノ基、プロピル
ビフェニリルアミノ基、プロピルナフチルアミノ基、プ
ロピルアントリルアミノ基、プロピルフェナントリルア
ミノ基、プロピルターフェニリルアミノ基、ブチルフェ
ニルアミノ基、ブチルビフェニリルアミノ基、ブチルナ
フチルアミノ基、ブチルアントリルアミノ基、ブチルフ
ェナントリルアミノ基、ブチルターフェニリルアミノ
基、ペンチルフェニルアミノ基、ペンチルビフェニリル
アミノ基、ペンチルナフチルアミノ基、ペンチルアント
リルアミノ基、ペンチルフェナントリルアミノ基、ペン
チルターフェニリルアミノ基、ヘキシルフェニルアミノ
基、ヘキシルビフェニリルアミノ基、ヘキシルナフチル
アミノ基、ヘキシルアントリルアミノ基、ヘキシルフェ
ナントリルアミノ基、ヘキシルターフェニリルアミノ
基、ヘプチルフェニルアミノ基、ヘプチルビフェニリル
アミノ基、ヘプチルナフチルアミノ基、ヘプチルアント
リルアミノ基、ヘプチルフェナントリルアミノ基、ヘプ
チルターフェニリルアミノ基、オクチルフェニルアミノ
基、オクチルビフェニリルアミノ基、オクチルナフチル
アミノ基、オクチルアントリルアミノ基、オクチルフェ
ナントリルアミノ基、オクチルターフェニリルアミノ基
等がある。
【0050】本発明において、一般式[1]で表される
化合物は、例えば次のような方法で合成することができ
る。
【0051】次の式7で表されるベンゾニトリル誘導体
とコハク酸ジエステルとの反応により、次の式8で表さ
れる化合物を合成する。
【0052】式7
【0053】
【化9】
【0054】式7において、Xはハロゲン原子を表す。
【0055】式8
【0056】
【化10】
【0057】この式8で表される化合物と式9で表され
るハロゲン化物を有機溶媒中、塩基存在下で反応させる
ことにより次の式10で表される化合物を得る。
【0058】式9
【0059】
【化11】
【0060】式10
【0061】
【化12】
【0062】式10において、Xはハロゲン原子、R1
既に記した一般式[1]におけるR 1と同様である。
【0063】式10で表される化合物と次の式11で表
されるハロゲン化物を有機溶媒中、塩基存在下で反応さ
せることにより次の式12で表される化合物を得る。
【0064】式11
【0065】
【化13】
【0066】式12
【0067】
【化14】
【0068】式12において、Xはハロゲン原子、R2
一般式[1]におけるR2と同様である。
【0069】式12で表される化合物と次の式13で表
されるアミンを有機溶媒中、銅紛及び塩基存在下で反応
させることにより次の式14で表される化合物を得る。
【0070】式13
【0071】
【化15】
【0072】式14
【0073】
【化16】
【0074】次に、式14で表される化合物と次の式1
5で表されるアミンを有機溶媒中、銅紛及び塩基存在下
で反応させることにより一般式[1]で表される化合物
を得ることが出来る。
【0075】式15
【0076】
【化17】
【0077】1,4-ジケトピロロ(3,4-c)ピロールは固体
状態において蛍光特性を示さない。本発明の一般式
[1]で表される化合物は1,4-ジケトピロロ(3,4-c)ピ
ロールに含まれるアミド水素がアルキル基、アリール基
あるいは複素環基により置換された構造をしている。こ
の置換基の存在により、本発明の化合物は分子間水素結
合に基づく会合構造の形成が著しく妨げられる。この効
果により、分子が吸収したエネルギーが、分子間の伝達
過程において無輻射過程へと遷移する、所謂濃度消光現
象の寄与は著しく低減するものと考えられる。更に本発
明の化合物は、構造中のベンゼン環がアミノ基で置換さ
れている。このアミノ基は、立体的効果としては分子間
の密な積層構造の形成を妨げ、電子的効果としては分子
の吸収波長の長波長化を引き起こす。これらの置環基効
果、すなわち、アミド水素の置環基による分子間水素結
合の阻害、ベンゼン環のアミノ基による密な分子間積層
構造の形成阻害及び吸収波長の長波長化等の相乗的な効
果により、本発明の化合物の分子集合体に供与されたエ
ネルギーが無輻射過程へと遷移する確率は著しく低減化
され、励起状態を経た後に比較的長波長の光放出を伴う
失活過程を経る確率、すなわち、蛍光の量子収率が高く
なることになる。その結果、本発明の化合物は強度の赤
乃至赤橙色の蛍光発光を示すものと考えられる。
【0078】本発明の化合物の代表例を以下に具体的に
例示するが、本発明は以下の代表例に限定されるもので
はない。
【0079】化合物1
【0080】
【化18】
【0081】化合物2
【0082】
【化19】
【0083】化合物3
【0084】
【化20】
【0085】化合物4
【0086】
【化21】
【0087】化合物5
【0088】
【化22】
【0089】化合物6
【0090】
【化23】
【0091】化合物7
【0092】
【化24】
【0093】化合物8
【0094】
【化25】
【0095】化合物9
【0096】
【化26】
【0097】化合物10
【0098】
【化27】
【0099】化合物11
【0100】
【化28】
【0101】化合物12
【0102】
【化29】
【0103】化合物13
【0104】
【化30】
【0105】以下、本発明の化合物の用途の一つである
EL素子について説明する。
【0106】有機EL素子は、陽極と陰極間に一層もし
くは多層の有機化合物薄膜を形成した素子である。一層
型の場合、陽極と陰極との間に発光層を設けている。発
光層は、発光材料を含有し、それに加えて陽極から注入
した正孔もしくは陰極から注入した電子を発光材料まで
輸送させるために正孔注入材料、正孔輸送材料もしくは
電子注入材料、電子輸送材料を含有しても良い。電子注
入材料とは陰極から電子を注入され得る能力を持つ材料
であり、電子輸送材料とは注入された電子を発光層へ輸
送する能力を持つ材料である。正孔注入材料とは、陽極
から正孔を注入され得る能力を持つ材料であり、正孔輸
送材料とは、注入された正孔を発光層へ輸送する能力を
持つ材料である。多層型としては、陽極/正孔注入帯域
/発光層/陰極、陽極/発光層/電子注入帯域/陰極、
陽極/正孔注入帯域/発光層/電子注入帯域/陰極の多
層構成で積層した有機EL素子がある。
【0107】本発明の一般式[1]で示される化合物
は、固体状態において強い蛍光を持つ化合物であり、電
界発光性に優れているので、発光材料として発光層内で
使用することができる。また、一般式[1]の化合物
は、発光層内においてドーピング材料として発光層中に
て最適の割合でドーピングすることにより、高い発光効
率および発光波長の選択が可能である。更に、一般式
[1]の化合物は、正孔もしくは電子等のキャリアを輸
送することが出来るが、正孔輸送性がより優れているの
で、正孔注入層として使用することが出来る。正孔注入
帯域が二層以上で構成される場合、何れの正孔注入層に
も使用することが出来る。
【0108】発光層のホスト材料に、ドーピング材料
(ゲスト材料)として一般式[1]の化合物を使用し
て、発光輝度が高い有機EL素子を得ることもできる。
一般式[1]の化合物は、発光層内において、ホスト材
料に対して0.001重量%〜50重量%の範囲で含有
されていることが望ましく、更には0.01重量%〜1
0重量%の範囲がより効果的である。
【0109】一般式[1]の化合物と併せて使用できる
ホスト材料としては、キノリン金属錯体、オキサジアゾ
ール、ベンゾチアゾール金属錯体、ベンゾオキサゾール
金属錯体、ベンゾイミダゾール金属錯体、トリアゾー
ル、イミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、
スチルベン、ブタジエン、ベンジジン型トリフェニルア
ミン、スチリルアミン型トリフェニルアミン、ジアミン
型トリフェニルアミンフルオレノン、ジアミノアントラ
セン型トリフェニルアミン、ジアミノフェナントレン型
トリフェニルアミン、アントラキノジメタン、ジフェノ
キノン、チアジアゾール、テトラゾール、ペリレンテト
ラカルボン酸、フレオレニリデンメタン、アントラキノ
ジメタン、トリフェニレン、アントロン等とそれらの誘
導体、ポリビニルカルバゾール、ポリシラン等の導電性
高分子の高分子材料等がある。
【0110】更に、一般式[1]の化合物をホスト材料
として、他のドーピング材料を使用して発光色を変化さ
せることも可能である。一般式[1]も化合物と共に使
用されるドーピング材料としては、アントラセン、ナフ
タレン、フェナントレン、ピレン、テトラセン、コロネ
ン、クリセン、フルオレセイン、ペリレン、フタロペリ
レン、ナフタロペリレン、ペリノン、フタロペリノン、
ナフタロペリノン、ジフェニルブタジエン、テトラフェ
ニルブタジエン、クマリン、オキサジアゾール、アルダ
ジン、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、ピラジ
ン、シクロペンタジエン、キノリン金属錯体、アミノキ
ノリン金属錯体、イミン、ジフェニルエチレン、ビニル
アントラセン、ジアミノカルバゾール、ピラン、チオピ
ラン、ポリメチン、メロシアニン、イミダゾールキレー
ト化オキシノイド化合物、キナクリドン、ルブレン等お
よびそれらの誘導体等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0111】発光層には、発光材料およびドーピング材
料に加えて、必要があれば正孔注入材料や電子注入材料
を使用することもできる。
【0112】有機EL素子は、多層構造にすることによ
りクエンチングによる輝度や寿命の低下を防ぐことがで
きる。また、必要があれば、発光材料、ドーピング材
料、キャリア注入を行う正孔注入材料や電子注入材料を
二種類以上組み合わせて使用することも出来る。更に、
正孔注入層、発光層および電子注入層はそれぞれ二層以
上の層構成により形成されていてもよく、正孔もしくは
電子が効率よく電極から注入され、効率よく層中で輸送
され得る素子構造が選択される。
【0113】有機EL素子の陽極に使用される導電性材
料としては、4eVより大きな仕事関数を持つものが適し
ており、炭素、アルミニウム、バナジウム、鉄、コバル
ト、ニッケル、タングステン、銀、金、白金、パラジウ
ム等およびそれらの合金、ITO基板、NESA基板と
称される酸化スズ、酸化インジウム等の酸化金属、更に
はポリチオフェンやポリピロール等の有機導電性樹脂が
用いられる。
【0114】陰極に使用される導電性材料としては、4e
Vより小さな仕事関数を持つものが適しており、マグネ
シウム、カルシウム、錫、鉛、チタニウム、イットリウ
ム、リチウム、ルテニウム、マンガン等およびそれらの
合金が用いられる。合金としては、マグネシウム/銀、
マグネシウム/インジウム、リチウム/アルミニウム等
が代表例として挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。合金の比率は、加熱の温度、雰囲気、真空度
により制御され適切な比率が選択される。陽極及び陰極
は、必要があれば二層以上の層構成により形成されてい
ても良い。
【0115】有機EL素子では、効率良く発光させるた
めに、用いられる陽極、陰極のうち少なくとも一方は素
子の発光波長領域において十分透明であることが望まし
く、基板もまた透明であることが望ましい。透明電極
は、上記の導電性材料を使用して、蒸着やスパッタリン
グ等の方法で所定の透光性を確保するように設定する。
発光面の電極は、光透過率を10%以上にすることが望ま
しい。
【0116】基板は、機械的、熱的強度を有し、透明で
あれば限定されるものではない。例としては、ガラス基
板、ポリエチレン板、ポリエーテルサルフォン板、ポリ
プロピレン板等の透明性樹脂が挙げられる。
【0117】本発明に係わる有機EL素子の各層の形成
は、真空蒸着、スパッタリング等の乾式成膜法やスピン
コーティング、ディッピング等の湿式成膜法の何れの方
法でも適用することができる。膜厚は特に限定されるも
のではないが、各層は適切な膜厚に設定する必要があ
る。膜が厚すぎる場合には、一定の光出力を得るために
大きな印加電圧が必要になり、その結果として効率が悪
くなる。また、膜が薄すぎる場合には、ピンホール等が
発生し、電圧を印加しても十分な発光輝度が得られな
い。通常用いられる膜厚としては5nmから10μmの範囲が
適しているが、10nmから0.2μmの範囲が更に好ましい。
【0118】湿式成膜法の場合には、各層を形成する材
料をクロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
の適切な溶媒に溶解あるいは分散することにより有機化
合物薄膜を形成する。
【0119】乾式あるいは湿式成膜法から調製される何
れの薄膜においても、成膜性の向上、ピンホール防止等
の目的の為に適切な樹脂あるいは添加剤を使用してもよ
い。この様な樹脂としては、ポリスチレン、ポリカーボ
ネート、ポリアリレート、ポリエステル、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリスルフォン、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリメチルアクリレート、セルロース等の絶縁性
樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の
光導電性樹脂、ポリチオフェン、ポリピロール等の導電
性樹脂を挙げることができる。また、添加剤としては、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤等を挙げることがで
きる。
【0120】正孔注入材料としては、正孔を注入する能
力を持ち、発光層または発光材料に対して優れた正孔注
入効果を有し、発光層で生成した励起子の電子注入層ま
たは電子注入材料への移動を防止し、かつ薄膜形成能の
優れた化合物が挙げられる。具体的な例としては、フタ
ロシアニン系化合物、ナフタロシアニン系化合物、ポル
フィリン系化合物、オキサジアゾール、トリアゾール、
イミダゾール、イミダゾロン、イミダゾールチオン、ピ
ラゾリン、ピラゾロン、テトラヒドロイミダゾール、オ
キサゾール、オキサジアゾール、ヒドラゾン、アシルヒ
ドラゾン、ポリアリールアルカン、スチルベン、ブタジ
エン、ベンジジン型トリフェニルアミン、スチリルアミ
ン型トリフェニルアミン、ジアミン型トリフェニルアミ
ン等と、それらの誘導体、およびポリビニルカルバゾー
ル、ポリシラン、導電性高分子等の高分子材料等が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0121】電子注入材料としては、電子を注入する能
力を持ち、発光層または発光材料に対して優れた電子注
入効果を有し、発光層で生成した励起子の正孔注入層ま
たは正孔注入材料への移動を防止し、かつ薄膜形成能の
優れた化合物が挙げられる。例としては、キノリン金属
錯体、オキサジアゾール、ベンゾチアゾール金属錯体、
ベンゾオキサゾール金属錯体、ベンゾイミダゾール金属
錯体、フルオレノン、アントラキノジメタン、ジフェノ
キノン、チオピランジオキシド、オキサジアゾール、チ
アジアゾール、テトラゾール、ペリレンテトラカルボン
酸、フレオレニリデンメタン、アントラキノジメタン、
アントロン等とそれらの誘導体等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0122】また、正孔注入材料に電子受容性物質、電
子注入材料に電子供与性物質を添加することによる増感
も可能である。
【0123】本発明により得られた有機EL素子の温
度、湿度、雰囲気等に対する安定性の向上の為に素子の
表面に保護層を設けたり、シリコンオイル等を封入して
素子全体を保護することも可能である。
【0124】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳細に説
明する。
【0125】先ず、本発明の化合物の合成方法の例を示
す。
【0126】(実施例1) 化合物1の合成方法 tert-ペンチルアルコール159ml中、攪拌下にtert-ブト
キシカリウム33.6g(300mmol)及びp-ブロモベンゾニトリ
ル54.6g(300mmol)を室温で添加する。その後、97〜99
℃まで加熱昇温し、この温度においてコハク酸ジイソプ
ロピル20.2g(100mmol)を滴下した。この時、反応物の温
度は97乃至99℃を保った。滴下終了後、副生するイソプ
ロピルアルコールを系外に除去しながら、同温度におい
て4時間攪拌を行った。その後90℃まで冷却し、この温
度においてベンジルブロマイド51.3g(300mmol)を滴下
し、滴下終了後に90℃において3時間攪拌を行った。次
に室温まで冷却した後濃塩酸100mlを徐々に添加し、室
温下において1時間攪拌した。沈殿物をろ過により除
き、ろ液をメタノール480ml中に注入して析出する赤
橙色結晶をろ過した。少量のメタノールで洗浄した後に
乾燥することにより赤橙色粉末22.6gを得た。この物質
が次の式16で表される化合物であることを質量分析
法、プロトンに関する核磁気共鳴分光法、赤外分光法及
び炭素、水素、窒素に関する元素分析の結果から確認し
た。赤外分光分析からは、カルボニル基の特性吸収帯が
1665cm-1に観測された。元素分析の結果を表1に示す。
【0127】 式16
【0128】
【化31】
【0129】1,3-Dimethl-2-imidazolidinone170ml中
に、上記の方法により得られた式16で表される化合物
18.8g(30mmol)、p,p'-Ditolylamine23.6g(120mmol)、
炭酸カリウム16.6g(120mmol)及び銅紛末0.2gを添加
し、200℃において8時間攪拌を行った。次に、室温まで
冷却した後に氷水860ml中に注入した。析出した赤色結
晶をろ過した後、水洗、乾燥を施した。乾燥した赤色粉
末を、シリカゲルを充填剤、クロロホルムを溶離液とし
たカラムクロマトグラフィーを用いて精製することによ
り赤色粉末15.1gを得た。この粉末を2×10-4mmHgの圧
力下、300℃において昇華精製した。この物質が前記化
合物1であることを質量分析法、プロトンに関する核磁
気共鳴分光法、赤外分光法及び炭素、水素、窒素に関す
る元素分析の結果から確認した。赤外分光分析からは、
カルボニル基の特性吸収帯が1664cm-1に観測された。元
素分析の結果を表2に示す。
【0130】
【0131】化合物1は融点が384.0℃、クロロホルム
溶液での極大吸収波長が557.0nmであった。また、この
化合物は固体状態及びクロロホルム溶液の何れにおいて
も強い赤色の蛍光を発した。
【0132】前記化合物2〜13についても上記実施例
と同様あるいは既に、特許の詳細な説明の項で述べた方
法により合成を行った。これらの化合物のクロロホルム
溶液での極大吸収波長及び融点をまとめて表3に示す。
【0133】表3
【0134】
【表1】
【0135】(比較例1)本発明の化合物はその構造中
にアミノ基を含み、この基の存在による長波長での光吸
収とそれに基づく赤乃至赤橙色の蛍光発光を特徴として
いる。特に本発明の化合物中、化合物1は赤色粉末であ
り、実施例で述べた様にクロロホルム溶液は極大吸収波
長が557nmを示すと共に非常に強い赤色蛍光を発する。
【0136】「従来の技術」の項で引用した各公報中に
例示されているジケトピロロピロール誘導体溶液の極大
吸収波長あるいは結晶色と本発明の化合物1との比較を
表4に示す。
【0137】表4
【0138】
【表2】
【0139】表4から、本発明の化合物は結晶色、溶液
の吸収波長の何れにおいても、これまでに特許公報で開
示されている例示化合物と比較して著しく長波長に位置
する性質を有していることが分かる。
【0140】以下に本発明の化合物を用いた有機EL素
子評価の実施例を示す。本例では、特に断りのない限
り、混合比は全て重量比を示す。また、電極面積2mm
×2mmの有機EL素子の特性を測定した。使用したI
TO電極の抵抗値は10オーム/□である。蒸着時の真
空度は10-6(Torr)である。
【0141】(実施例2)洗浄したITO電極付きガラ
ス板上に、発光材料として化合物1、2,5−ビス(1
−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール、ポリカ
ーボネート樹脂(帝人化成:パンライトK−1300)
を1:2:10の重量比でテトラヒドロフランに溶解さ
せ、スピンコーティング法により膜厚100nmの発光
層を得た。その上に、マグネシウムと銀を10:1(重
量比)で共蒸着して膜厚150nmの電極を形成して有
機EL素子を得た。この素子の発光特性は、直流電圧1
0Vでの発光輝度50(cd/m2)、最大発光輝度5
50(cd/m2)、発光効率0.12(lm/W)の
赤色発光が得られた。
【0142】(実施例3)洗浄したITO電極付きガラ
ス板上に、N,N’―(3―メチルフェニル)―N,
N’―ジフェニル―1,1’―ビフェニル-4,4’―
ジアミン(TPD)とポリビニルカルバゾール(PV
K)を1:1の重量比で1,2−ジクロロエタンに溶解
させ、スピンコーティング法により膜厚60nmの正孔
注入層を得た。次いで、化合物2を蒸着し膜厚60nm
の発光層を作成し、その上に、マグネシウムと銀を1
0:1(重量比)で混合した合金で膜厚100nmの電
極を形成して有機EL素子を得た。この素子の発光特性
は、直流電圧10Vでの発光輝度1500(cd/
2)、最大発光輝度3400(cd/m2)、発光効率
0.70(lm/W)の赤色発光が得られた。
【0143】(実施例4)洗浄したITO電極付きガラ
ス板上に、TPDとポリビニルカルバゾール(PVK)
を1:1の重量比で1,2−ジクロロエタンに溶解さ
せ、スピンコーティング法により膜厚60nmの正孔注
入層を得た。次いで、化合物3とトリス(8−ヒドロキ
シキノリナート)アルミニウム錯体(Alq3)との
1:50の重量比からなる混合物を蒸着し、膜厚60n
mの電子注入型発光層を作成し、その上に、マグネシウ
ムと銀を10:1(重量比)で混合した合金で膜厚10
0nmの電極を形成して有機EL素子を得た。この素子
の発光特性は、直流電圧10Vでの発光輝度2000
(cd/m2)、最大発光輝度6500(cd/m2)、
発光効率1.1(lm/W)の赤色発光が得られた。
【0144】(実施例5)洗浄したITO電極付きガラ
ス板上に、α−NPDを蒸着して膜厚60nmの正孔注
入層を得た。次いで、化合物4とトリス(8−ヒドロキ
シキノリナート)アルミニウム錯体(Alq3)との
1:50の重量比からなる混合物を共蒸着し、膜厚60
nmの電子注入型発光層を作成し、その上に、マグネシ
ウムと銀を10:1(重量比)で混合した合金で膜厚1
00nmの電極を形成して有機EL素子を得た。この素
子の発光特性は、直流電圧10Vでの発光輝度3800
(cd/m2)、最大発光輝度10500(cd/
2)、発光効率1.3(lm/W)の赤色発光が得ら
れた。
【0145】(実施例6)洗浄したITO電極付きガラ
ス板上に、α−NPDを蒸着して膜厚60nmの正孔注
入層を得た。次いで、化合物4とトリス(8−ヒドロキ
シキノリナート)アルミニウム錯体(Alq3)との
1:50の重量比からなる混合物を共蒸着して膜厚60
nmの発光層を得た。次いで、Alq3を蒸着して膜厚
60nmの電子注入層を得た。その上に、フッ化リチウ
ム(LiF)を1nm、続いてAlを200nm蒸着し
て電極を形成し有機EL素子を得た。この素子の発光特
性は、直流電圧10Vでの発光輝度8000(cd/m
2)、最大発光輝度21000(cd/m2)、発光効率
2.2(lm/W)の赤色発光が得られた。
【0146】(実施例7)洗浄したITO電極付きガラ
ス板上に、銅フタロシアニンを蒸着して膜厚40nmの
正孔注入層を得た。次いで、α−NPDを蒸着して膜厚
30nmの正孔輸送層を得た。さらに、化合物5を真空
蒸着して膜厚50nmの発光層を得た。次いで、ビス
(2−メチル−8−ヒドロキシキノリナート)(p−シ
アノフェノラート)ガリウム錯体を真空蒸着して膜厚3
0nmの電子注入層を作成し、その上に、酸化リチウム
(LiO2)を1nm、続いてAlを200nm蒸着し
て電極を形成し有機EL素子を得た。この素子は、直流
電圧5Vでの発光輝度2800(cd/m2)、最大発
光輝度23400(cd /m2)、発光効率1.5(l
m/W)の赤色発光が得られた。
【0147】(実施例8)発光層を化合物6とAlq3
を1:20の重量比で共蒸着して膜厚40nmの発光層
を作成する以外は実施例7と同様の方法で有機EL素子
を作製した。この素子は直流電圧5Vでの発光輝度は4
600(cd/m2)、最大発光輝度32400(cd
/m2)、発光効率2.5(lm/W)の赤色発光が得
られた。
【0148】また、実施例2〜8で得られた有機EL素
子を、初期発光輝度500(cd/m2)から窒素雰囲
気中で定電流駆動した結果、表5で示す輝度半減寿命が
得られた。この結果、この発光材料を使用した有機EL
素子は実用可能な輝度半減寿命があることが分かった。
【0149】表5 各素子の輝度半減寿命 ──────────────────── 実施例 輝度半減寿命 ──────────────────── 実施例2 360時間 実施例3 460時間 実施例4 1500時間 実施例5 1350時間 実施例6 3500時間 実施例7 5200時間 実施例8 4300時間 ────────────────────
【0150】(比較例2)化合物6の代わりに表4の化
合物特開平2−296891号で記載された化合物を使
用した以外は、実施例8と同様の方法で有機EL素子を
作製した。この素子は直流電圧5Vでの発光輝度は11
0(cd/m2)、最大発光輝度2400(cd /
2)、発光効率0.71(lm/W)の黄色発光が得
られた。また、本比較例の有機EL素子の輝度半減寿命
は30時間であり充分なものではなかった。
【0151】以上述べた実施例から明らかなように、本
発明の有機EL素子は発光効率、発光輝度の向上と長寿
命化を達成するものであり、併せて使用される発光材
料、ドーピング材料、正孔注入材料、電子注入材料、増
感剤、樹脂、電極材料等および素子作製方法を限定する
ものではない。
【0152】
【発明の効果】本発明により、固体状態において高い蛍
光発光特性を示し、熱及び光安定性に優れた新規のジケ
トピロロピロール化合物が提供された。本発明の化合物
は、例えば、EL素子の赤色発光材料として有効である
ことが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】式16で示される化合物の赤外吸収スペクトル
【図2】化合物1の赤外吸収スペクトル
【図3】化合物1のプロトンNMRスペクトル
フロントページの続き Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB04 AB11 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 4C050 AA01 BB04 CC04 EE02 FF05 GG03 HH01 HH04 4H056 DD03 DD29 EA16 FA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[1]で示される蛍光性ジケト
    ピロロピロール化合物。 一般式[1] 【化1】 (式中、R1乃至R6は、それぞれ独立に無置換もしくは
    置換基を有する、アルキル基、アリール基あるいは複素
    環基を表す。)
  2. 【請求項2】R1及びR2がそれぞれ独立に無置換もしく
    は置換基を有するアルキル基であり、R3乃至R6がそれ
    ぞれ独立に無置換もしくは置換基を有するアリール基で
    ある請求項1記載の蛍光性ジケトピロロピロール化合
    物。
  3. 【請求項3】R1及びR2がそれぞれ独立に無置換もしく
    は置換基を有するベンジル基であり、R3乃至R6がそれ
    ぞれ独立に無置換もしくは置換基を有するアリール基で
    ある請求項1記載の蛍光性ジケトピロロピロール化合
    物。
  4. 【請求項4】R1及びR2がベンジル基、R3乃至R6が何
    れもp-トリル基である請求項1記載の蛍光性ジケトピロ
    ロピロール化合物。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4何れか記載の蛍光性ジケト
    ピロロピロール化合物を含んでなる有機エレクトロルミ
    ネッセンス用材料。
  6. 【請求項6】二つの電極間に発光層を含む有機薄膜層か
    らなる有機エレクトロルミネッセンス素子において、前
    記有機薄膜層が請求項1乃至4何れか記載の蛍光性ジケ
    トピロロピロール化合物を含む有機エレクトロルミネッ
    センス素子。 【0000】
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4832437B2 (ja) * 2004-08-18 2011-12-07 クラリアント・プロドゥクテ(ドイチュラント)ゲーエムベーハー 部分結晶性プラスチックの歪みのない着色のための方法
CN104403351A (zh) * 2014-12-02 2015-03-11 中国科学院化学研究所 基于对称的吡咯并吡咯二酮为共轭桥的有机光敏染料

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JP4832437B2 (ja) * 2004-08-18 2011-12-07 クラリアント・プロドゥクテ(ドイチュラント)ゲーエムベーハー 部分結晶性プラスチックの歪みのない着色のための方法
CN104403351A (zh) * 2014-12-02 2015-03-11 中国科学院化学研究所 基于对称的吡咯并吡咯二酮为共轭桥的有机光敏染料

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